JP6075616B2 - 端部シール及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、回転体の軸方向端部側に接触する端部シール、及び画像形成装置に関する。
電子写真式の画像形成装置においては、潜像担持体としての感光体の表面を帯電器で一様に帯電した後、原稿画像に基づいて露光装置が感光体の帯電面を露光して潜像を形成し、この潜像に現像装置によってトナーを付着させて、トナー画像を形成する。そして、転写装置によって感光体上のトナー画像が紙又は中間転写体に転写された後、感光体上に残留するトナーをクリーニング装置によって除去するようにしている。
感光体上の残留トナーを除去するクリーニング装置としては、クリーニングブレードを用いた方式が広く採用されている。中でも、クリーニングブレードの先端を、感光体の表面移動方向に対して反対方向、いわゆるカウンタ方向に接触させる構成が一般的である。
また、この種のクリーニング装置を用いた構成において、感光体との摩擦によるクリーニングブレードの捲れを防止するために、感光体の表面に潤滑剤を塗布して、クリーニングブレードと感光体との間の摩擦力を小さくする方法が知られている(特許文献1参照)。
また、特許文献2では、感光体の表面を研磨部材によって粗面化することで、クリーニングブレードと感光体との間の摩擦力を小さくする方法が開示されている。
上記のように、クリーニングブレードと感光体との間の摩擦力を小さくすることで、クリーニングブレードの捲れを抑制することはできるが、潤滑剤を塗布する方法の場合、潤滑剤が消費されて無くなってしまうと、捲れ抑制効果が大きく低下するといった問題がある。また、研磨部材を用いて感光体の表面を粗面化する方法は、部品点数が増えることによるコストアップや部品配置のレイアウトが制限されるといった問題がある。
そこで、本発明は、斯かる事情に鑑み、部品点数を増やさずに、クリーニング部材と回転体との間の摩擦を低減することを可能にする端部シール、及び画像形成装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、本発明は、表面に画像形成用の粉体を付着させる第一の回転体と、前記第1の回転体に付着した粉体が表面に転移される第2の回転体と、前記第2の回転体の表面に接触して当該表面をクリーニングするクリーニング手段とを備える画像形成装置の、前記第1の回転体の軸方向端部側の表面に接触すると共に、少なくとも一部が前記クリーニング手段の端部に対応する位置よりも軸方向内側に配設される端部シールであって、前記第1の回転体の軸方向内側に配設される部分を、軸方向外側に配設される部分よりもシール性が低く、かつ、第1の回転体との間に粉体の侵入を許容する程度のシール性を有するように構成したことを特徴とする。
本発明によれば、第1の回転体の端部をシールしつつ、当該端部上に粉体を付着させることができるので、その付着した粉体により、クリーニング手段と第2の回転体との接触部における摩擦を低減することができる。しかも、本発明によれば、部品点数を増やすことなく、クリーニング手段と第2の回転体との間の摩擦を低減することができるので、部品点数が増えることによるコストアップや部品配置のレイアウトが制限されることもない。
本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 プロセスユニットの概略断面図である。 (a)は現像装置を現像容器の開口部側から見た断面図、(b)は現像装置を上方から見た断面図である。 本発明の第1実施形態に係る端部シールを用いた現像装置の断面図である。 第1実施形態に係る端部シールの断面図である。 第1実施形態に係る端部シールを用いた場合の現像ローラ上のトナー付着量を示すイメージ図である。 第1実施形態の構成を、発泡していない弾性層を有する端部シールに適用した場合の図である。 第1実施形態の構成において、端部シールを構成の異なる3つの部分に分けた場合の図である。 図8に示す端部シールを用いた場合の現像ローラ上のトナー付着量を示すイメージ図である。 本発明の第2実施形態に係る端部シールの断面図である。 第2実施形態に係る端部シールを用いた現像装置の断面図である。 第2実施形態の構成を、発泡していない弾性層を有する端部シールに適用した場合の図である。 第2実施形態の構成において、端部シールの厚さを3段階に設定した場合の図である。 第2実施形態の構成において、端部シールの厚さを軸方向の内端から外端に向かって漸増させた場合の図である。 図14に示す端部シールを用いた場合の現像ローラ上のトナー付着量を示すイメージ図である。 第2実施形態の構成において、端部シールの接触面を傾斜面と平行面とで構成した場合の図である。 本発明の第3実施形態に係る端部シールの断面図である。 毛倒れ方向を説明するための図である。 第3実施形態に係る端部シールを用いた現像装置の断面図である。 本発明の第4実施形態に係る端部シールを用いた現像装置を現像容器の開口部側から見た断面図である。 現像ローラを端部シール側から見た図である。 第4実施形態の構成において、内側部が段差状に切り欠かれたような形状に形成した場合の図である。 表層を有する端部シールの例を示す図である。 従来の端部シールを用いた場合の現像ローラ上のトナー付着量を示すイメージ図である。 本発明の第5実施形態の構成を示す図である。 無圧縮状態の端部シールを示す図である。 第5実施形態における端部シールの接触圧分布を示す図である。 本発明の第6実施形態の構成を示す図である。 第6実施形態における端部シールの接触圧分布を示す図である。 第6実施形態の変形例を示す図である。 第6実施形態の変形例における端部シールの接触圧分布を示す図である。 切れ込みが形成された端部シールの図である。 切れ込みが形成された端部シールを取り付けた状態を示す図である。 本発明の第7実施形態の構成を示す図である。 第7実施形態における端部シールの接触圧分布を示す図である。 現像ローラの一端部と、それに接触する端部シール、及び現像容器の端部シールを取り付ける部分の斜視図である。 (a)は本発明の第8実施形態に係る取付面の斜視図、(b)はその取付面を現像ローラの軸方向と直交する方向から見た図である。 (a)は本発明の第9実施形態に係る取付面の斜視図、(b)はその取付面を現像ローラの軸方向と直交する方向から見た図である。 (a)は本発明の第10実施形態に係る取付面の斜視図、(b)はその取付面を現像ローラの軸方向と直交する方向から見た図である。 (a)は本発明の第11実施形態に係る取付面の斜視図であり、(b)はその取付面を現像ローラの軸方向と直交する方向から見た図、(c)はその取付面を軸方向から見た図である。 (a)は本発明の第12実施形態に係る取付面の斜視図であり、(b)はその取付面を現像ローラの軸方向と直交する方向から見た図、(c)はその取付面を軸方向から見た図である。 従来の取付面構造を示す図である。 従来のシール取付構造における端部シールの接触圧分布を示す図である。 感光体の軸方向両端部に端部シールを設けた構成を示す図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施形態について説明する。なお、各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置としてのカラーレーザープリンタの概略構成図、図2は、本実施形態のプリンタに設けられたプロセスユニットの側面断面図である。まず、図1及び図2を参照して、カラーレーザープリンタの基本構成及び動作について説明する。
図1に示すように、カラーレーザープリンタの装置本体(画像形成装置本体)100には、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の異なる色の画像を形成する画像形成ユニットとしての4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkが着脱可能に装着されている。各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、表面に現像剤像を担持する像担持体(潜像担持体)としての感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2上の潜像を可視画像化する現像手段としての現像装置4と、感光体2の表面をクリーニングするためのクリーニング手段としてのクリーニングブレード5とを備える。なお、図1では、イエロー画像用のプロセスユニット1Yが備える感光体2、帯電ローラ3、現像装置4、クリーニング装置5のみに符号を付しており、その他のプロセスユニット1C,1M,1Bkにおいては符号を省略している。
図2に示すように、現像装置4は、内部にトナーTを収容する現像容器40と、表面にトナー(現像剤又は画像形成用の粉体)を担持する現像剤担持体としての現像ローラ41と、現像ローラ41の表面にトナーを供給する現像剤供給部材としての供給ローラ42と、供給ローラ42へトナーを搬送する搬送部材としての2つの搬送スクリュー43,44と、現像ローラ41に供給されたトナー層の厚みを規制する規制部材としての規制ブレード45と、現像容器40の開口部40aの縁と現像ローラ41の間からのトナーの漏出を防止する入口シール46と、現像ローラ41の軸方向端部側からのトナー漏出を防止する端部シール47とを備えている。また、クリーニングブレード5は、感光体2の回転時の表面移動方向に対してカウンタ方向に接触している。
また、図1に示すように、装置本体100の上部には、各感光体2の表面に潜像を形成する潜像形成手段としての露光装置6が配設されている。露光装置6は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を有し、画像データに基づいて各感光体2の表面へレーザー光を照射するようになっている。
また、各感光体2の下方には、転写装置7が配設されている。転写装置7は、転写体としての無端状のベルトから成る中間転写ベルト8と、中間転写ベルト8を張架する駆動ローラ9及び従動ローラ10と、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ11と、二次転写手段としての二次転写ローラ12を備える。中間転写ベルト8は、駆動ローラ9が図示しない駆動源によって図の反時計回りに回転することにより、図の矢印に示す方向に周回走行(回転)するようになっている。
4つの一次転写ローラ11は、それぞれ中間転写ベルト8を介して感光体2に接触している。これにより、各感光体2と中間転写ベルト8とが互いに接触し、両者の間にトナー画像を転写するための一次転写ニップが形成されている。また、各一次転写ローラ11は、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が一次転写ローラ11に印加されるようになっている。
二次転写ローラ12は、中間転写ベルト8を介して駆動ローラ9に接触している。これにより、二次転写ローラ12と中間転写ベルト8との間にトナー画像を転写するための二次転写ニップが形成されている。また、二次転写ローラ12は、一次転写ローラ11と同様に、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が二次転写ローラ12に印加されるようになっている。
また、転写装置7の図の右側の箇所には、中間転写ベルト8の表面をクリーニングするベルトクリーニング装置13が設けられている。また、転写装置7の下方に、廃トナー収容器14が設けられており、この廃トナー収容器14の入口部には、ベルトクリーニング装置13から延びた図示しない廃トナー移送ホースが接続されている。
装置本体100の下部には、記録媒体としての用紙Pを収容した給紙トレイ15や、給紙トレイ15から用紙Pを給送する給紙ローラ16等が設けてある。なお、記録媒体には、普通紙以外に、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート等が含まれる。
また、装置本体100内には、用紙Pを給紙トレイ15から二次転写ニップを通過させて装置外へ排出するための搬送路Rが配設されている。この搬送路Rにおいて、給紙ローラ16の位置と二次転写ローラ12の位置との間には、タイミングローラ対であるレジストローラ対17が設けられている。また、搬送路Rにおいて、二次転写ローラ12の位置よりも用紙搬送方向下流側には、用紙Pに転写された未定着画像を定着するための定着装置20が設けてある。さらに、搬送路Rの終端には、用P紙を装置外へ排出するための排紙ローラ対18が設けられ、装置本体100の上面部に、装置外に排出された用紙Pをストックするための排紙トレイ19が設けられている。
上記画像形成装置は以下のように動作する。
作像動作が開始されると、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体2が図1の時計回りに回転駆動され、帯電ローラ3によって各感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。図示しない読取装置やコンピュータ等からの画像情報に基づいて、露光装置6からの露光により、各感光体2の帯電面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。そして、各感光体2上に形成された静電潜像に、各現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像がトナー画像として顕像化(可視像化)される。
詳しくは、現像装置4では、図2示す供給ローラ42が回転することにより、現像ローラ41上へトナーが供給される。そして、現像ローラ41上のトナーは、規制ブレード45によって厚さが規制され、現像ローラ41と感光体2との対向位置である現像領域に搬送され、現像領域において、トナーが現像ローラ41から感光体2上の静電潜像へ静電的に転移することによりトナー画像が形成される。
また、作像動作が開始されると、中間転写ベルト8を張架する駆動ローラ9が回転駆動することにより、中間転写ベルト8が図の矢印の方向に周回走行される。また、各一次転写ローラ11に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加されることによって、各一次転写ローラ11と各感光体2との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。
その後、各感光体2の回転に伴い、感光体2上の各色のトナー画像が一次転写ニップに達したときに、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、各感光体2上のトナー画像が中間転写ベルト8上に順次重ね合わせて転写される。かくして、中間転写ベルト8の表面にフルカラーのトナー画像が担持される。また、中間転写ベルト8に転写しきれなかった各感光体2上のトナーは、クリーニングブレード5によって除去される。
画像形成装置の下部では、給紙ローラ16が回転駆動を開始し、給紙トレイ15から用紙Pが搬送路Rに送り出される。搬送路Rに送り出された用紙Pは、レジストローラ対17によってタイミングを計られて、二次転写ローラ12と駆動ローラ9との間の二次転写ニップに送られる。このとき二次転写ローラ12には、中間転写ベルト8上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、二次転写ニップに転写電界が形成されている。
その後、中間転写ベルト8の周回走行に伴って、中間転写ベルト8上のトナー画像が二次転写ニップに達したときに、上記二次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト8上のトナー画像が用紙P上に一括して転写される。また、このとき用紙Pに転写しきれなかった中間転写ベルト8上の残留トナーは、ベルトクリーニング装置13によって除去され、廃トナー収容器14へ回収される。
その後、用紙Pは定着装置20へと搬送され、定着装置20によって用紙P上のトナー画像が当該用紙Pに定着される。そして、用紙Pは、排紙ローラ対18によって装置外へ排出され、排紙トレイ19上にストックされる。
以上の説明は、記録媒体にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニットを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
以下、本実施形態の特徴部分の構成について説明する。
図3において、(a)は現像装置を現像容器の開口部側から見た断面図、(b)は現像装置を上方から見た断面図である。
図3に示すように、現像ローラ41の軸方向両端部側の表面には、それぞれ端部シール47が接触するように配設されている。これにより、現像ローラ41と現像容器40との隙間がシールされている。ここで、端部シール47において、現像ローラ41の軸方向内側に配設される部分を内側部47aと称し、軸方向外側に配設される部分を外側部47bと称すると、端部シール47の内側部47aと外側部47bとでは構成が異なっている。
図4に示す本発明の第1実施形態に係る端部シール47は、発泡弾性材で形成された発泡弾性層51と、端部シール47を現像容器40に貼り付けるための粘着層52とを有しているが、この発泡弾性層51の内側部47aと外側部47bとで構成が異なる。具体的に、本実施形態では、内側部47aにおける発泡弾性層51aの密度を、外側部47bにおける発泡弾性層51bの密度よりも低くなるように構成している。例えば、各発泡弾性層51a,51bの密度を、内側部47aでは20〜40kg/m3の範囲内に設定し、外側部47bでは40〜80kg/m3の範囲内に設定する。
なお、ここで言う密度とは、端部シール47が外力を受けない無圧縮状態、すなわち、図5に示すように、端部シール47が現像ローラ41と現像容器40との間に取り付けられ圧縮される前の状態における密度のことを言う。また、本実施形態では、無圧縮状態(取付前)での発泡弾性層51の厚さは、内側部47aと外側部47bとで同じ厚さt1,t2となっている。
発泡弾性層51において疎の部分と密の部分を形成するには、材料又は発泡セル径の異なる複数種類の発泡弾性材を組み合わせることで実現できる。あるいは、1種類の発泡弾性材を用いた場合でも、その内側部47aと外側部47bとで成形時の圧縮率を異ならせることにより、疎の部分と密の部分を形成することが可能である。
図4に示すように、第1実施形態に係る端部シール47を、現像容器40に貼り付け、現像ローラ41を現像容器40に組み付けた状態にすると、端部シール47の発泡弾性層51は現像ローラ41によって厚さ方向に圧縮された状態で保持される。この場合、取付前の発泡弾性層51の厚さは内側部47aでも外側部47bでも同じであるので、発泡弾性層51は内側部47aと外側部47bとで同じ圧縮量で圧縮される。このため、発泡弾性層51が圧縮された状態でも、内側部47aでは疎となり、外側部47bでは密となる。
一般的に、発泡弾性材は、密度が疎となっているよりも密となっている方が、現像ローラ41の表面に対する弾性反発力が強くなるため、密着度が増し、シール性が高い。従って、本実施形態において、取付後の圧縮状態では、密度の高い外側部47bの方が、密度の低い内側部47aよりもシール性が高い状態となる。すなわち、外側部47bは、内側部47aよりもシール性が高い高シール部となり、内側部47aは、外側部47bよりもシール性が低い低シール部となっている。そして、内側部47aのシール性は、現像ローラ41との間にトナーの侵入を許容する程度となっている。これに対し、外側部47bでは、軸方向外側へのトナー漏れを防止可能な高いシール性を有するように構成されている。
そのため、第1実施形態に係る端部シール47を用いて現像動作を行うと、内側部47aでは、トナーが現像ローラ41との間に侵入する。一方、外側部47bでは、シール性が高い状態で保持されているので、現像ローラ41との間にトナーは侵入しない。
図6は、第1実施形態に係る端部シールを用いた場合の現像ローラ上のトナー付着量を示すイメージ図である。
図6に示すように、現像ローラ41上の現像領域Gでは、感光体の表面に供給するためのトナーが均一な厚さで付着している。しかし、現像領域Gよりも外側の端部シール47を配設した領域E1,E2では、そのリール性により、現像領域Gに比べて、現像ローラ41上のトナー付着量が少なくなる。ただし、内側部47aに対応する領域E1では、端部シール47と現像ローラ41との間へのトナーの侵入が許容されるため、微量のトナーが現像ローラ41上に付着する。一方、外側部47bに対応する領域E2では、内側部47aに対応する領域E1よりもシール性が高いため、現像ローラ41上のトナー付着量はさらに少なくなり、ほとんど0の状態(トナーの付着が無い状態)となる。
図24は、従来の端部シールを用いた場合の現像ローラ上のトナー付着量を示すイメージ図である。
図24に示す従来例では、端部シール47の内側部と外側部とで構成を異ならせておらず、全体に渡って均一なシール性を発揮するように構成されている。このような構成では、端部シール全体として高いシール性を発揮させ、現像ローラ41の端部側からのトナー漏れを防止する必要がある。そのため、図24に示すように、現像ローラ41上の端部シール47に対応する領域E4では、そのリール性により、現像ローラ41上のトナー付着量がほとんど0の状態(トナーの付着が無い状態)となる。
ところで、上記実施形態のように、クリーニングブレードを感光体に対してカウンタ方向に接触させる構成においては、クリーニングブレードと感光体との接触部で生じる摩擦力が大きくなると、クリーニングブレードの捲れが生じやすくなる問題がある。ただ、現像領域においては、画像転写後の感光体上に僅かながら残るトナーによって、クリーニングブレードと感光体との間の摩擦力が低減されることが知られている(例えば、特開2008−112088号公報参照)。
しかしながら、上記従来例の場合、現像ローラ41上の現像領域G外の両端部(領域E4)では、トナー付着量がほとんど0となるため、当該領域E4に対応する感光体の両端部側においてもトナーの付着がほとんど無い。このため、感光体の両端部側においては、上記のようなトナーによる摩擦力低減効果がほとんど得られないため、特にクリーニングブレードの両端部において、感光体との摩擦によるブレードの捲れが生じる虞がある。
これに対し、本発明の第1実施形態の場合は、端部シール47の内側部47aにおいて、現像ローラ41上へのトナーの付着を許容することができるので、感光体上の現像領域外にも微量のトナーを付着させることができる。これにより、感光体の両端部側において、トナーの摩擦力低減効果が得られるようになるので、クリーニングブレードの両端部における捲れを抑制することが可能となる。一方、端部シール47の外側部47bでは、その高いシール性により、端部シール47と現像ローラ41との間へのトナーの侵入を防止することができるため、外部へのトナー漏れを防ぐことができる。
上記第1実施形態では、端部シール47の内側部47aと外側部47bとでシール性を異ならせるためのパラメータとして発泡弾性層の密度に着目したが、各部47a,47bにおける発泡弾性層の硬度を異ならせることでもシール性を管理できる。具体的には、外側部47bにおける発泡弾性層51bの硬度を高くし、内側部47aにおける発泡弾性層51aの硬度を低くする。
これにより、硬度の高い外側部47bは、硬度の低い内側部47aよりも、現像ローラ41の表面に対する弾性反発力が強くなり、高いシール性を有する高シール部となる。一方、硬度の低い内側部47aは、外側部47bに比べてシール性の低い低シール部となる。また、内側部47aのシール性は、上記と同様に、現像ローラ41との間にトナーの侵入を許容する程度となるようにする。この場合も、上記と同様に、内側部47aにおいて、現像ローラ41との間にトナーの侵入を許容しつつ、外側部47bでは、現像ローラ41との間へのトナーの侵入を防止して外部へのトナー漏れを防ぐことができる。
また、端部シール47として、上記のような発泡弾性層51を有するものではなく、図7に示すように、粘着層52と、発泡していない弾性材で形成された弾性層53を有するものを用いてもよい。この場合、内側部47aにおける弾性層53aの硬度と、外側部47bにおける弾性層53bの硬度を異ならせることで、上記と同様に、内側部47aにおいてはトナーの侵入を許容するが、外側部47bにおいてはトナーの侵入を防ぐシール性を得ることができる。
また、図8に示すように、端部シール47を、内側部47aと、外側部47bと、それらの間の中間部47cとの、互いに構成の異なる3つの部分に分けて構成してもよい。図8の(a)に示す例は、発泡弾性層51を有する構成であり、内側部47aから中間部47c、外側部47bへと順に、発泡弾性層51の密度又は硬度を高くなるようにしている。また、図8の(b)に示す例は、発泡していない弾性層53を有する構成であり、同様に、内側部47aから中間部47c、外側部47bへと順に、弾性層53の硬度を高くなるようにしている。
図9に、図8に示す端部シールを用いた場合の現像ローラ上のトナー付着量を示すイメージ図を示す。
この場合、端部シール47の内側部47aから中間部47c、外側部47bへと順に、シール性が高くなるので、端部シール47と現像ローラ41との間に侵入するトナー量が段階的に少なくなる。詳しくは、中間部47cでは、内側部47aよりも、現像ローラ41との間に侵入するトナーが少なくなり、最もシール性の高い外側部47bでは、さらに侵入するトナー量が少なくなってほとんど0の状態となる。このように、端部シール47を、互いに構成の異なる3つの部分に分けて構成した場合は、現像ローラ41との間に侵入するトナー量を段階的に調整することが可能である。
なお、図示省略するが、端部シール47を、現像ローラの軸方向に渡って4つ以上に分けて、シール性を段階的に異ならせることも可能である。
図10は、本発明の第2実施形態に係る端部シールの断面図である。
図10に示すように、第2実施形態に係る端部シール47は、内側部47aと外側部47bとで発泡弾性層51の厚さが異なる。ここでは、取付前の無圧縮状態で、端部シール47の内側部47aにおける発泡弾性層51の厚さt1を、外側部47bにおける発泡弾性層51の厚さt2よりも薄くなるように構成している。また、発泡弾性層51の密度又は硬度は、全体に渡って同じとなっている。
図11に、本発明の第2実施形態に係る端部シールを現像容器に取り付けた状態を示す。
図11に示すように、第2実施形態に係る端部シール47を現像容器40に取り付け、さらに、現像ローラ41を組み付けた状態では、端部シール47の厚く形成された外側部47bが、薄く形成された内側部47aよりも大きく圧縮された状態で保持される。その結果、圧縮前では全体的に均一な密度の端部シール47が、圧縮後に、外側部47bにおいて内側部47aよりも発泡弾性層51の密度が高くなる。このため、圧縮状態で密度の高い外側部47bが、密度の低い内側部47aに比べて、シール性が高くなる。このように、第2実施形態では、無圧縮状態での発泡弾性層51の厚さを内側部47aと外側部47bとで異ならせることで、圧縮時において密度差を生じさせ、シール性を異ならせている。
また、第2実施形態においても、圧縮された状態での内側部47aにおけるシール性は、上記実施形態と同様に、現像ローラ41との間にトナーの侵入を許容する程度となっている。従って、この場合も、端部シール47の内側部47aでは、現像ローラ41と端部シール47との間にトナーの侵入を許容することができるので、現像ローラ41上へ微量のトナーを付着させることができる。これにより、上記と同様に、その付着させたトナーによって感光体とクリーニングブレードとの各端部間の摩擦力を低減することができ、クリーニングブレードの両端部における捲れを抑制することができる。一方、外側部47bでは、外側へのトナー漏れを防止可能なシール性を有するように構成されており、その高いシール性により、外部へのトナー漏れを防ぐことができる。
また、同様に、図12に示す発泡していない弾性層53を有する端部シール47においても、弾性層53の外側部47bの厚さt2を内側部47aの厚さt1よりも厚くすることで、上記と同様の作用・効果が得ることができる。
また、図13の(a)又は(b)に示すように、端部シール47の厚さを3段階に設定してもよい。図13の(a)に示す例は、発泡弾性層51を有する構成であり、内側部47aから中間部47c、外側部47bへと順に、発泡弾性層51が厚くなるように構成している(t1<t3<t2)。また、図13の(b)に示す例は、発泡していない弾性層53を有する構成であり、同様に、内側部47aから中間部47c、外側部47bへと順に、弾性層53が厚くなるようにしている(t1<t3<t2)。この場合、現像ローラ41との間に侵入するトナー量を段階的に調整することができる。
また、端部シール47の厚さを4段階以上に設定し、シール性をさらに多段階に異ならせるようにしてもよい。
また、図14に示すように、端部シール47を、軸方向の内端470aから外端470bに向かって厚さtを漸増させるように構成してもよい。図14に示す端部シール47が現像容器40と現像ローラ41との間で圧縮保持された状態では、内端470aから外端470bに向かって圧縮量が増すため、弾性反発力が徐々に強くなる。
従って、図15に示すイメージ図のように、この場合は、現像ローラ41上の端部シール47に対応する領域E5において、内端470a側の低シール部では、現像ローラ41との間にトナーの侵入を許容するが、外端470b側の高シール部に向かってトナーの侵入量は徐々に減少する。そして、現像ローラ41の端部に達する前に、侵入するトナー量がほとんど0の状態となる。
図14に示す例では、端部シール47の現像ローラとの接触面(図の上面)が、全体に渡って軸方向に対し傾斜する傾斜面で形成されているが、図16に示す例のように、端部シール47の接触面を、軸方向に傾斜する傾斜面と、軸方向に平行な平行面とで構成してもよい。また、図14及び図16に示す構成は、発泡弾性層51を有する端部シール47に限らず、発泡していない弾性層53を有する端部シール47においても、同様に適用可能である。
図17は、本発明の第3実施形態に係る端部シールの断面図である。
図17に示す端部シール47は、端部シール47を現像容器40に貼り付けるための粘着層52と、粘着層52の表面に配設された基材54と、基材54から突出した多数の繊維から成る繊維層55とを有する。繊維層55を構成する多数の繊維は、予め決められた方向に毛倒し加工が施されているが、内側部47aと外側部47bとでその毛倒れ方向を異ならせている。
具体的には、図18に示すように、内側部47aでは、毛倒れ方向A1が現像ローラ41の表面移動方向Bに向かって軸方向外側を向くようにし、外側部47bでは、毛倒れ方向A2が現像ローラ41の表面移動方向Bに向かって軸方向内側を向くようにしている。
上記の如く構成された端部シール47を現像装置に装着し、現像ローラ41を駆動させると、図19に示すように、内側部47aでは、毛倒れ方向が軸方向外側を向いているので、現像容器40内のトナーを軸方向外側へ誘導する力が作用する。一方、外側部47bでは、毛倒れ方向が軸方向内側を向いているので、内側部47aとは反対に、トナーを軸方向内側へ誘導する力が作用する。すなわち、内側部47aは、現像ローラ41との間にトナーが侵入しやすい低シール部となっており、外側部47bは、現像ローラ41との間へのトナーの侵入を防ぐ高シール部となっている。
上記のように、低シール部としての内側部47aでは、現像ローラ41との間にトナーの侵入が許容されることで、現像領域外における現像ローラ41上への微量トナーの付着が可能となる。これにより、上記と同様に、トナーによって感光体とクリーニングブレードとの各端部間の摩擦力を低減することができ、クリーニングブレードの両端部における捲れを抑制することができる。一方、高シール部としての外側部47bでは、内側部47aから侵入してきたトナーを軸方向内側へ戻す力が作用することで、外部へのトナーの漏出を防止することができる。
なお、トナー漏出の抑止力が十分であれば、外側部47bの毛倒れ方向は、必ずしも軸方向内側を向く必要はなく、例えば、現像ローラ41の表面移動方向Bと平行な方向を向くようにしてもよい。
図20は、本発明の第4実施形態に係る端部シールを用いた現像装置を現像容器の開口部側から見た断面図である。
図20に示す第4実施形態では、内側部47aの内端470aが、部分的に切り欠かれたような形状に形成されている。ここでは、内側部47aが、その長手方向(現像ローラ41の表面移動方向)における中間部から両端部に向かって斜めに切り欠かれており、端部シール47の幅(図の横方向の寸法)が、長手方向の両端部から中央部に向かって漸増するように形成されている。
図21は、現像ローラを端部シール側から見た図である。
第4実施形態に係る端部シール47を用いた場合、内側部47aの切り欠き状に形成された部分の内側(図21の斜線で示す部分)では、現像領域G外に端部シール47が存在しないので、その部分において現像ローラ41上へのトナーの付着を許容することができる。これにより、現像ローラ41上の現像領域G外にもトナーを付着させることができるようになり、上記と同様に、その付着させたトナーによってクリーニングブレードの両端部における摩擦力が低減され、捲れを抑制することができる。
また、図22に示すように、内側部47aが段差状に切り欠かれたような形状であってもよい。この場合も、切り欠き状に形成された部分の内側(図22の斜線で示す部分)において、現像ローラ41上へのトナーの付着を許容することができ、クリーニングブレードの捲れ抑制効果が得られる。さらに、内側部47aを、複数の段差部から成る切り欠き形状に形成してもよい。
また、第4実施形態に係る端部シール47は、発泡弾性層51を有するタイプ、発泡しない弾性層53を有するタイプ、あるいは、繊維層55を有するタイプのいずれを採用することも可能である。
また、上述の実施形態では、内側部47aと外側部47bとのシール性を異ならせるために、無圧縮状態での密度(又は硬度)か厚さの一方を異ならせるようにしているが、密度(又は硬度)と厚さの両方を異ならせることも可能である。
また、図23の(a)(b)に示すように、端部シール47は、粘着層52と、発泡弾性層51(又は発泡していない弾性層53)以外に、現像ローラ41の表面に接触する表層56を有するものであってもよい。特に、表層56の材質としては、現像ローラ41との摩擦を低減できる低摩擦性の材料が望ましい。
以上のように、上記各実施形態においては、端部シールの構成を工夫することにより、クリーニングブレードの捲れを抑制しているが、端部シールを取り付ける現像装置の構成を工夫することによっても、クリーニングブレードの捲れを抑制することが可能である。
以下、現像装置側の構成に特徴部分を有する実施形態について説明する。
図25は、本発明の第5実施形態であって、現像ローラの一端部側の端部シールのシール取付構造を示す図である。なお、シール取付構造は、現像ローラの両端部側において軸方向に対称となっている以外は基本的に同様であるので、一端部側の構成についてのみ説明する。また、他の実施形態においても同様である。
図25に示すように、第5実施形態では、現像装置4の端部シール47を取り付ける取付面60を、軸方向外側(図の左側)から軸方向内側(図の右側)に向かって現像ローラ41の表面から離間するように傾斜させている。また、この場合、端部シール47には、図26に示すように、無圧縮状態で全体に渡って一定の厚さtに形成されたものを用いている。
図27は、図25のx1からy1までの範囲における現像ローラに対する端部シールの接触圧分布を示す図である。
図25に示す構成では、取付面60が上記の如く傾斜しているので、端部シール47は現像ローラ41に対してx1側(軸方向外側)で強く接触し、y1側(軸方向内側)で弱く接触する。その結果、図27に示すように、現像ローラ41に対する端部シール47の接触圧の分布は、x1側からy1側に向かって漸減するようになる。
図42は、従来の取付面構造を示す図である。
図42に示す従来例では、端部シール47を取り付ける取付面60は傾斜しておらず、軸方向外側(図の左側)から軸方向内側(図の右側)に向かって現像ローラ41の表面から等距離に配設されている。この取付面60に、上記と同様に、均一な厚さの端部シール47を取り付けると、図のx0側からy0側における現像ローラ41に対する端部シール47の接触圧の分布は、図43に示すように、軸方向に渡って一定となる。
このように、接触圧が軸方向に渡って一定となる構成の従来例においては、接触圧をトナーの侵入を防止するのに必要な閾値(下限値)Q以上に設定しなければならないが、そうすると、現像ローラの端部側でのトナー付着量はほとんど0となる。その結果、感光体の両端部側において、トナーによる摩擦力低減効果がほとんど得られないため、上述のように、クリーニングブレードの両端部において、感光体との摩擦によるブレードの捲れが生じる虞がある。
これに対し、上記第5実施形態の場合は、接触圧が軸方向に渡って漸減(又は漸増)するようになっているため、接触圧を、軸方向外側でトナーの侵入を防止するのに必要な閾値Q以上に設定し、反対に、軸方向内側では当該閾値Qより小さく設定することができる。これにより、軸方向外側では現像装置からのトナー漏れを防止しつつ、軸方向内側では端部シール47と現像ローラ41との間にトナーの侵入を許容することができるので、クリーニングブレードの両端部における捲れを抑制することが可能となる。
図28は、本発明の第6実施形態の構成を示す図である。
図28示す第6実施形態では、取付面60が、現像ローラ41の軸方向と平行な平行面部61と、現像ローラ41の軸方向に対して傾斜した傾斜面部62とで構成されている。平行面部61は軸方向外側に配設され、傾斜面部62は軸方向内側に配設されている。また、傾斜面部62は、軸方向外側(図の左側)から軸方向内側(図の右側)に向かって現像ローラ41の表面から離間するように傾斜している。また、この場合、端部シール47には、上記第5実施形態と同様に、無圧縮状態で全体に渡って一定の厚さtに形成されたものを用いている。
図29は、図28のx2からy2までの範囲における現像ローラに対する端部シールの接触圧分布を示す図である。
図28に示す構成では、取付面60が平行面部61と傾斜面部62とで構成されているので、図29に示すように、平行面部61では接触圧が一定となり、傾斜面部62では接触圧がx2側からy2側に向かって漸減する。また、x2側(軸方向外側)で接触圧をトナーの侵入を防止するのに必要な閾値Q以上に設定し、反対に、y2側(軸方向内側)で接触圧を当該閾値Qより小さく設定している。これにより、上記と同様に、軸方向外側では現像装置からのトナー漏れを防止しつつ、軸方向内側では端部シール47と現像ローラ41との間にトナーの侵入を許容することができ、クリーニングブレードの両端部における捲れを抑制することが可能となる。
また、図30に示すように、平行面部61と傾斜面部62の配置を入れ換えてもよい。すなわち、平行面部61を軸方向内側に配設し、傾斜面部62を軸方向外側に配設する。従って、この場合の現像ローラに対する端部シールの接触圧分布は、図31に示すようになる。この場合も、x2側(軸方向外側)で接触圧をトナーの侵入を防止するのに必要な閾値Q以上に設定し、反対に、y2側(軸方向内側)で接触圧を当該閾値Qより小さく設定することで、クリーニングブレードの両端部における捲れを抑制することができる。
また、上記のように、平行面部61と傾斜面部62とで構成された取付面60の場合は、図32(a)に示すような切れ込み48が形成された端部シール47を用いるのがよい。この場合、図33に示すように、切れ込み48の開口側を取付面60側に向け、かつ、切れ込み48が取付面60の平行面部61と傾斜面部62との境界D上に配設されるように、端部シール47を取り付ける。このように、切れ込み48のある端部シール47を取り付けることで、圧縮量の異なる内側部47aと外側部47bとで端部シール47が独立して変形することができるので、狙いの値の接触圧が得られやすくなる。
また、図32(b)に示すように、複数のシール部材を組み合わせることで、上記切れ込み48を形成したものと同様の端部シール47を構成することもできる。具体的には、第1のシール部材471と第2のシール部材472を、それぞれベースとなる第3のシール部材473に接着などにより固定する。ただし、第1のシール部材471と第2のシール部材472との間は接着しない。これにより、第1のシール部材471と第2のシール部材472とが互いに独立して変形することができるので、上記切れ込み48のある端部シール47と同様の作用・効果が得られる。なお、第1のシール部材471、第2のシール部材472及び第3のシール部材473は、それぞれ同じ材質でもよいが、材質を異ならせてもよい。
図34は、本発明の第7実施形態の構成を示す図である。
図34示す第7実施形態では、取付面60を段差状に形成し、軸方向外側(図の左側)よりも軸方向内側(図の右側)において現像ローラ41の表面から離間するように構成している。この場合、端部シール47は、取付面60の段差境界に対して軸方向内側と軸方向外側とで圧縮量が異なるので、端部シール47は、図32(a)に示すような切れ込み48のあるものを用いるのが好ましい。具体的には、図34に示すように、切れ込み48の開口側を取付面60側に向け、かつ、切れ込み48が取付面60の段差境界J上に配設されるように、端部シール47を取り付ける。また、図32(b)に示す複数のシール部材を組み合わせたものを用いることも可能である。なお、端部シール47は、無圧縮状態では全体に渡って厚さが一定に形成されている。
図35は、図34のx4からy4までの範囲における現像ローラに対する端部シールの接触圧分布を示す図である。
図34に示す構成では、取付面60が段差状に構成されているので、図35に示すように、接触圧もx4側からy4側に向かって段差状に減少する。また、x4側(軸方向外側)で接触圧をトナーの侵入を防止するのに必要な閾値Q以上に設定し、反対に、y4側(軸方向内側)で接触圧を当該閾値Qより小さく設定している。これにより、軸方向外側では現像装置からのトナー漏れを防止しつつ、軸方向内側では端部シール47と現像ローラ41との間にトナーの侵入を許容することができ、クリーニングブレードの両端部における捲れを抑制することが可能となる。
以上のように、図25〜図35に示す各実施形態では、軸方向外側よりも軸方向内側において、取付面60を現像ローラ41の表面から離間させることで、軸方向外側ではトナー漏れを防止し、軸方向内側ではトナーの侵入を許容することを可能にしている。このように、端部シールを取り付ける現像装置の構成を工夫することによっても、クリーニングブレードの捲れを抑制することが可能である。
また、現像容器40の形状変更が小規模な場合は、成形時間や材料費の変動はほとんどなく、初期的な金型変更に要するコストのみでよいため、現像容器40の形状変更に伴うコストアップが少なく、クリーニングブレードの捲れ対策を安価に実現できる。また、この場合、モールド品である現像容器40の形状変更による対策のため、端部シール47の形状変更による対策よりも、より複雑な形状を実現することが可能である。また、端部シール47自体は、従来と同様のもの(軸方向外側と内側とで形状、材質等が同じもの)を用いることができるため、端部シール47を取り付ける際に軸方向外側と内側の向きを反対にして取り付ける間違いも生じない。
以下、本発明のさらに別の実施形態の構成について説明する。
図36は、現像ローラ41の一端部と、それに接触する端部シール47、及び現像容器40の端部シール47を取り付ける部分の斜視図である。また、図37において、(a)は図36の現像ローラ41及び端部シール47を除き、現像容器40の取付面60を露出させた斜視図であり、(b)はその取付面60を現像ローラ41の軸方向Vと直交する方向から見た図である。まず、図37に基づき、本発明の第8実施形態の構成について説明する。
図37に示すように、第8実施形態では、図28に示す第6実施形態と同様に、取付面60を平行面部61と傾斜面部62とで構成している。さらに、この実施形態では、傾斜面部62に長手状の凸部63を複数設けている。各凸部63は、現像ローラ41の表面移動方向Bに向かって軸方向外側を向くように配設されている。
図37に示す第8実施形態では、図28に示す第6実施形態と同様に、取付面60を平行面部61と傾斜面部62とで構成しているので、軸方向外側ではトナー漏れを防止しつつ、軸方向内側ではトナーの侵入を許容することができる。さらに、この実施形態では、傾斜面部62に複数の凸部63を設けているので、各凸部63の箇所で、現像ローラ41に対する端部シール47の接触圧が大きくなる。これにより、現像ローラ41が回転した際、端部シール47の軸方向内側において、トナーを軸方向外側へ誘導する力が作用する。その結果、端部シール47の軸方向の内側において、現像ローラ41との間にトナーを侵入させやすくなり、クリーニングブレードの両端部における捲れをより一層抑制できるようになる。
なお、トナーを軸方向外側へ誘導する力を効果的に発揮させるには、凸部63と表面移動方向Bとが成す角度θ1を、30°以上60°以下の範囲内に設定することが望ましい。また、図示省略するが、傾斜面部62に、凸部63に代えて溝状の凹部を設けてもよい。この場合も、同様に、トナーを軸方向外側又は軸方向内側に誘導する力を作用させる端部シール47の圧力分布を構成することが可能である。
図38に、本発明の第9実施形態に係る取付面の構成を示す。なお、図38において、(a)は取付面60の斜視図、(b)は取付面60を現像ローラ41の軸方向Vと直交する方向から見た図である。
図38に示す第9実施形態では、上記図37に示す第8実施形態の構成に加え、さらに、平行面部61にも長手状の凸部64を複数設けている。平行面部61に設けられた各凸部64は、傾斜面部62に設けられた凸部63とは反対に、現像ローラ41の表面移動方向Bに向かって軸方向内側を向くように配設されている。
このように、第9実施形態では、平行面部61にも複数の凸部64を設けているので、上記第8実施形態の作用・効果に加え、さらに、平行面部61側(軸方向外側)で、傾斜面部62(軸方向内側)とは反対に、トナーを軸方向内側へ誘導する力が作用する。これにより、端部シール47の軸方向外側では、軸方向内側から侵入してきたトナーが軸方向内側へ戻されるようになり、外部へのトナーの漏出をより確実に防止できるようになる。
なお、トナーを軸方向内側へ戻す力を効果的に発揮させるには、平行面部61側の凸部64と表面移動方向Bとが成す角度θ2を、30°以上60°以下の範囲内に設定することが望ましい。また、この場合も、平行面部61と傾斜面部62に、凸部63,64に代えて溝状の凹部を設けてもよい。
図39に、本発明の第10実施形態に係る取付面の構成を示す。なお、図39において、(a)は取付面60の斜視図、(b)は取付面60を現像ローラ41の軸方向Vと直交する方向から見た図である。
図39に示す第10実施形態では、取付面60全体を、現像ローラ41の軸方向と平行な1つの平面で構成している。この取付面60の軸方向内側の領域には、上記傾斜面部62に設けたのと同様の凸部63を複数設け、軸方向外側の領域には、上記平行面部61に設けたのと同様の凸部64を複数設けている。
この場合は、現像ローラ41が回転することで、軸方向内側では、トナーを軸方向外側へ誘導する力が作用し、反対に、軸方向外側では、トナーを軸方向内側へ誘導する力が作用する。これにより、軸方向内側では、端部シール47と現像ローラ41との間にトナーの侵入を許容することができ、軸方向外側では、外部へのトナーの漏出を防止することが可能である。なお、この場合も、凸部63,64の代わりに、溝状の凹部を設けてもよい。
図40に、本発明の第11実施形態に係る取付面の構成を示す。図40において、(a)は取付面60の斜視図であり、(b)は取付面60を現像ローラ41の軸方向Vと直交する方向から見た図、(c)は取付面60を軸方向Vから見た図である。
図40に示す第11実施形態では、取付面60を、段差状に形成し、軸方向外側の部分Sよりも軸方向内側の部分Uにおいて、現像ローラ41の表面から離間するように形成している。さらに、軸方向内側の部分Uの表面高さHを、現像ローラ41の表面移動方向Bに渡って異ならせている。ここで言う「軸方向内側の部分の表面高さ」とは、平面状に形成された軸方向外側の部分Sと平行な仮想面Z(図40(c)参照)を基準とした場合の高さHである。具体的に、図40に示す実施形態では、軸方向内側の部分Uの表面高さHを、表面移動方向Bにおける中央部u1側から両端部u2,u3側に向かって徐々に低くなるように傾斜させている。さらに詳しくは、中央部u1側を表面移動方向Bに渡る所定範囲で同じ高さの平面状に形成し、その平面状の部分から両端部u2,u3側に向かって直線状に傾斜する面で構成している。なお、軸方向内側の部分Uの表面を、現像ローラ41の表面移動方向Bに渡って曲面、あるいは段差面などに形成してもよい。
この場合も、取付面60を段差状に形成しているので、上記図34に示す第7実施形態と同様に、軸方向外側では現像装置からのトナー漏れを防止しつつ、軸方向内側では端部シール47と現像ローラ41との間にトナーの侵入を許容することができる。さらに、本実施形態では、軸方向内側の部分Uの表面高さを、現像ローラ41の表面移動方向Bに渡って異ならせているため、端部シール47の軸方向内側における現像ローラ41に対する接触圧を現像ローラ41の表面移動方向Bに渡って調整することができる。特に、本実施形態では、高さの低い両端部u2,u3側において接触圧が小さくなるので、端部シール47と現像ローラ41との間にトナーを侵入させ、クリーニングブレードの両端部における捲れを抑制することができる。
また、図41に、本発明の第12実施形態に係る取付面の構成を示す。なお、図41において、(a)は取付面60の斜視図であり、(b)は取付面60を現像ローラ41の軸方向Vと直交する方向から見た図、(c)は取付面60を軸方向Vから見た図である。
図41に示すように、第12実施形態では、取付面60を、段差状に形成し、軸方向外側の部分Sよりも軸方向内側の部分Uにおいて、現像ローラ41の表面から離間するように形成している。さらに、この実施形態では、軸方向内側の部分Uの表面高さHを、現像ローラ41の軸方向Vと、現像ローラ41の表面移動方向Bとの両方に渡って異ならせている。具体的には、軸方向内側の部分Uを、軸方向外側から軸方向内側に向かって現像ローラ41の表面から離間するように傾斜させ、かつ、表面移動方向Bにおける中央部u1側から両端部u2,u3側に向かって徐々に低くなるように傾斜させている。なお、ここでも、「軸方向内側の部分Uの表面高さ」とは上記と同様の意味である。
このように、本実施形態では、軸方向内側の部分Uの表面高さHを、現像ローラ41の軸方向Vと、現像ローラ41の表面移動方向Bとの両方に渡って異ならせているため、現像ローラ41に対する端部シール47の接触圧をさらに細かく調整することができる。これにより、軸方向外側におけるトナー漏れ防止効果と、軸方向内側におけるトナー侵入によるクリーニングブレードの捲れ抑制効果とを、より高度に発揮させることが可能となる。
また、上記本発明の構成は、感光体の軸方向両端部に設けられる端部シール又はその取付面の構成にも適用可能である。すなわち、上記実施形態では、現像ローラ41を、表面に画像形成用の粉体を付着させる第一の回転体とし、感光体2を、第1の回転体に付着した粉体が表面に転移される第2の回転体として、本発明の構成について説明したが、第1の回転体が感光体2であり、第2の回転体が中間転写ベルト8であってもよい。
図44に、感光体の軸方向両端部に端部シールを設けた構成を示す。
図44に示すように、感光体2の軸方向両端部には、それぞれ端部シール71が感光体2の表面に接触するように配設されている。各端部シール71は、クリーニングブレード5を保持するクリーナーケース70の取付面72に取り付けられている。また、図44において、符号22に示すのは、中間転写ベルト8の表面をクリーニングするベルトクリーニング装置13が有するクリーニングブレードである。このクリーニングブレード22は、中間転写ベルト8に対してカウンタ方向に接触している。
上記感光体2の端部シール71又はその取付面72に、上述の本発明の各実施形態の構成を適用することで、感光体2の軸方向における各端部シール47の内側において、感光体2の表面との間にトナーの侵入を許容することが可能となる。これにより、端部シール47の内側の部分に対応する感光体2上(図のハッチング部K)に、トナーを付着させることができる。そして、このトナーを感光体2から中間転写ベルト8へ転写することにより、ベルトクリーニング装置13のクリーニングブレード(クリーニング手段)22の両端部へトナーを供給することが可能となる。その結果、クリーニングブレード22の両端部において、上記と同様のトナーによる摩擦力低減効果が得られるようになり、ブレードの捲れを抑制することができる。一方、端部シール71の軸方向外側では、上記実施形態と同様に、端部シール71と感光体2との間へのトナーの侵入を防止することができるため、外部へのトナー漏れを防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
また、本発明に係る画像形成装置は、上述の実施形態に示すようなプリンタに限らない。その他のプリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等にも、本発明の構成を適用することは可能である。
以上のように、本発明によれば、端部シールの構成又は現像装置の取付面の構成を工夫することにより、第1の回転体の軸方向端部からの粉体漏れを防止しつつ、第2の回転体とクリーニング手段との間の摩擦力を低減することができる。これにより、特に、クリーニング手段を第2の回転体の表面移動方向に対してカウンタ方向に接触させる構成において、クリーニング手段の捲れを抑制することが可能となる。また、本発明は、クリーニング手段の先端を、第2の回転体の表面移動方向と同方向、いわゆるトレーリング方向に接触させる構成においても適用可能である。この場合も、クリーニング手段と第2の回転体との摩擦力を低減することができるので、両者間の摩耗を抑制する効果などが得られる。
また、本発明によれば、部品点数を増やすことなく、クリーニング手段と第2の回転体との間の摩擦を低減することができるので、部品点数が増えることによるコストアップや部品配置のレイアウトが制限されることもない。従って、本発明の構成を採用することで、低コスト化及び小型化に有利な構成とすることができる。
1Y,1C,1M,1Bk プロセスユニット
2 感光体(像担持体)
4 現像装置
5 クリーニングブレード(クリーニング手段)
8 中間転写ベルト(転写体)
22 クリーニングブレード
40 現像容器
41 現像ローラ(現像剤担持体)
47 端部シール
47a 内側部
47b 外側部
48 切れ込み
51 発泡弾性層
53 弾性層
55 繊維層
60 取付面
61 平行面部
62 傾斜面部
63 凸部
64 凸部
71 端部シール
72 取付面
A1 内側部の毛倒れ方向
A2 外側部の毛倒れ方向
B 現像ローラの表面移動方向
H 高さ
J 段差境界
S 軸方向外側の部分
t 端部シールの厚さ
t1 内側部の厚さ
t2 外側部の厚さ
U 軸方向内側の部分
特開2005−70306号公報 特開2000−284661号公報

Claims (9)

  1. 表面に画像形成用の粉体を付着させる第一の回転体と、
    前記第1の回転体に付着した粉体が表面に転移される第2の回転体と、
    前記第2の回転体の表面に接触して当該表面をクリーニングするクリーニング手段とを備える画像形成装置の、
    前記第1の回転体の軸方向端部側の表面に接触すると共に、少なくとも一部が前記クリーニング手段の端部に対応する位置よりも軸方向内側に配設される端部シールであって、
    前記第1の回転体の軸方向内側に配設される部分を、軸方向外側に配設される部分よりもシール性が低く、かつ、第1の回転体との間に粉体の侵入を許容する程度のシール性を有するように構成したことを特徴とする端部シール。
  2. 発泡弾性材で形成された発泡弾性層を有し、
    前記軸方向内側に配設される部分における前記発泡弾性層の密度を、前記軸方向外側に配設される部分よりも低くなるように構成した請求項1に記載の端部シール。
  3. 弾性材で形成された弾性層を有し、
    前記軸方向内側に配設される部分における前記弾性層の硬度を、前記軸方向外側に配設される部分よりも低くなるように構成した請求項に記載の端部シール。
  4. 弾性材で形成された弾性層を有し、
    前記軸方向内側に配設される部分における前記弾性層の厚さを、前記軸方向外側に配設される部分よりも薄くなるように構成した請求項に記載の端部シール。
  5. 前記第1の回転体と接触する面に、基材から多数の繊維が突出した繊維層を有し、
    前記軸方向内側に配設される部分における前記繊維層の毛倒れ方向を、前記第1の回転体の表面移動方向に向かって軸方向外側を向くように構成した請求項1に記載の端部シール。
  6. 前記軸方向外側に配設される部分における前記繊維層の毛倒れ方向を、前記第1の回転体の表面移動方向に向かって軸方向内側を向くように構成した請求項5に記載の端部シール。
  7. 前記第1の回転体が、表面に現像剤を担持する現像剤担持体であって、
    前記第2の回転体が、前記現像剤担持体上の現像剤が転移されて表面に現像剤像が形成される像担持体である請求項1から6のいずれか1項に記載の端部シール。
  8. 前記体1の回転体が、表面に現像剤像を担持する像担持体であって、
    前記第2の回転体が、前記像担持体上の現像剤像が転写される転写体である請求項1から6のいずれか1項に記載の端部シール。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の端部シールを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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