JP6067313B2 - ガスコンロ - Google Patents

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Description

本発明は、 外周に炎孔が形成された環状のバーナ部の中央を上下に貫通する貫通孔を下から上に貫通して温度センサを前記バーナ部の上方に臨ませて前記温度センサが調理容器の底部に当接してこの調理容器の温度を検出する温度センサを備えたガスコンロに関する。
この種のガスコンロとして、バーナ部の中央に設けられた貫通孔との間に隙間を存して立設されて調理容器の底部に当接してこの調理容器の温度を検知する鍋底の温度を検出する温度センサを備え、バーナ部の貫通孔内の上部には、内径を小さくした小径段部が設けられ、鍋底の温度を検出する温度センサの側面部には、全周にわたって外方へ延びた庇部が設けられ、庇部は、鍋底の温度を検出する温度センサが調理容器が載置されて押下げられた状態では貫通孔の小径段部から離間され、鍋底の温度を検出する温度センサが調理容器に当接されず上方へ付勢移動された状態では貫通孔の小径段部に当接して貫通孔と鍋底の温度を検出する温度センサとの間の隙間を塞ぐように構成されたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
特開2012−102938号公報
特許文献1の構成では、ガスコンロを使用しないときにはバーナ部の中央に設けられた貫通孔と温度センサとの間に形成される隙間を塞ぐことでバーナ外部からの飛翔物のガスコンロ内への侵入を防止できるものであるが、調理容器が載置されて温度センサが下方に押し下げられた状態において、つまり通常のガスコンロの使用時においては、バーナ部の中央に設けられた貫通孔と温度センサとの間の隙間が塞がれないため、たとえば、調理容器から煮汁が吹きこぼれた場合には、吹きこぼれた煮汁が調理容器の底を伝って温度センサ周辺に落下した時などに、煮汁がバーナ部の中央に設けられた貫通孔と温度センサとの間の隙間からガスコンロの内部に浸入する虞があるものであった。
また、特許文献1の構成では、調理容器から吹きこぼれた煮汁が調理容器の底を伝って温度センサ周辺に落下した後に、ガスコンロの使用を終えて調理容器を移動させたときには、バーナ部の中央に設けられた貫通孔と温度センサとの間に形成される隙間が塞がれる、すなわち、バーナ部の中央に設けられた貫通孔の小径段部と温度センサの側面部の全周にわたって外方へ延びた庇部とが当接するものであるから、この当接箇所に煮汁が付着した状態で相当時間が経過した場合など、この当接箇所において、バーナ部の中央に設けられた貫通孔の小径段部と温度センサの側面部の全周にわたって外方へ延びた庇部とを固着させてしまい、温度センサの円滑な上下動に支障を来たす虞があるものでもあった。
本発明の目的は、外周に炎孔が形成された環状のバーナ部の中央を上下に貫通する貫通孔を下から上に貫通して温度センサをバーナ部の上方に臨ませて温度センサが調理容器の底部に当接してこの調理容器の温度を検出する温度センサを備えたガスコンロに関し、ガスコンロの未使用時におけるガスコンロ外部からの飛翔物のガスコンロ内への侵入が防止でき、また、調理容器から吹きこぼれた煮汁が調理容器の底を伝って温度センサ周辺に落下した時などにも、煮汁がガスコンロの内部に浸入することが抑制され、さらに、温度センサ周辺に煮汁が付着した状態で相当時間が経過した場合などにも温度センサ周辺における固着の発生が抑制され、温度センサの円滑な上下動に支障を来たすことがない、ガスコンロ内部が清潔に保たれ、かつ、信頼性の高いガスコンロを提供する点にある。
本発明に係るガスコンロは、外周に炎孔が形成された環状のバーナ部の中央を上下に貫通する貫通孔を下から上に貫通して温度センサを前記バーナ部の上方に臨ませて前記温度センサが調理容器の底部に当接して、この調理容器の温度を検出する温度センサを備えたガスコンロであって、その第1特徴構成は、前記バーナ部の上面には、前記貫通孔の径内側の全周に亘って連続して突出する庇部が形成されると共に、前記温度センサの外周には、その外径が前記庇部の内径より大きい円環状の汁受け部が前記庇部の下方に形成されており、前記汁受け部と前記庇部の内周縁との当接を規制する当接規制部を備えており、前記汁受け部の外周縁から上方に堰部が立設され、前記庇部の前記内周縁より外側において前記庇部の下面に当接する前記堰部の上端が前記当接規制部を構成する点にある。
第1特徴構成によれば、ガスコンロの未使用時においてガスコンロ外部から飛翔物が温度センサ周辺に落下した場合にも、貫通孔の径内側の全周に亘って連続して突出する庇部、または、温度センサの外周に形成されその外径が前記庇部の内径より大きい円環状の汁受け部の何れかによってこの飛翔物が受け止められるので、この飛翔物がガスコンロ内部に侵入することが防止され、また、調理容器から吹きこぼれた煮汁が調理容器の底を伝って温度センサ周辺に落下した時などにも、貫通孔の径内側の全周に亘って連続して突出する庇部、または、温度センサの外周に形成されその外径が前記庇部の内径より大きい円環状の汁受け部の何れかによってこの煮汁が受け止められるからこの煮汁がガスコンロ内部に侵入することが抑制されてガスコンロ内部が清潔に保たれる。
さらに、温度センサ周辺に煮汁が付着した状態で相当時間が経過した場合などにも、当接規制部によって前記汁受け部と前記庇部の内周縁との当接が規制されるから、前記汁受け部と前記庇部の内周縁との固着の発生がなく、温度センサの円滑な上下動に支障を来たすことがないものとなり、信頼性の高いガスコンロとすることができる。
要するに、第1特徴構成によれば、煮汁がガスコンロ内部に侵入することが抑制されてガスコンロ内部が清潔に保たれ、かつ、温度センサの円滑な上下動に支障を来たすことがないものとなり、信頼性の高いガスコンロとすることができるに至った。
第1特徴構成によれば、当接規制部として特に別体の構造物を必要とせず、汁受け部の外周縁から上方に堰部を立設するだけで簡単に当接規制部が構成できる。
つまり、第1特徴構成によれば、ガスコンロが簡単に構成できる。
本発明の第2特徴構成は、前記堰部の上縁には複数の凹部が形成され、前記複数の凹部間に凸部を形成し、この凸部の上端が前記当接規制部を構成する点にある。
第2特徴構成によれば、庇部の下面に当接する堰部の上端の長さを小さくすることができるから、もし、堰部の上端に煮汁が付着した状態で相当時間経過してこの煮汁が乾燥した場合であっても、調理容器を載置した場合に堰部の上端と庇部の下面との間の固着力が軽減されるから、堰部の上端が庇部の下面から離脱しやすいものとなり、温度センサの円滑な上下動に支障を来たし難いものとなり、いっそう信頼性の高いガスコンロとすることができる。
因みに、第2特徴構成によって、堰部の上縁に形成される複数の凹部を経て、外部からの液体がガスコンロ内部に侵入することが懸念されるが、複数の凹部の上下方向の寸法を適正に保つことで、一般に水などの液体が幅狭の隙間を水封して水などの液体が幅狭の隙間に留まろうとするのと同様に、外部からの液体は凹部にて堰部と庇部の下面との間に形成される隙間に留まろうとするから、容易に外部からの液体が複数の凹部を経てガスコンロ内部に侵入することはない。
つまり、第2特徴構成によれば、いっそう信頼性の高いガスコンロとすることができる。
本発明の第3特徴構成は、請求項1または請求項2に記載のガスコンロにおいて、
前記バーナ部の上面に所定の間隔を隔てて前記バーナ部の上面を覆い、前記貫通孔に対応する位置に前記温度センサが挿通する挿通孔を穿設したバーナカバーを配置して、このバーナカバーにおける前記挿通孔周縁部分が前記庇部を構成する点にある。
第3特徴構成によれば、バーナ部の上面に所定の間隔を隔ててバーナ部の上面を覆い、前記貫通孔に対応する位置に前記温度センサが挿通する挿通孔を穿設したバーナカバーを配置する場合に、このバーナカバーにおける前記挿通孔周縁部分が前記庇部を構成するものであるから、ガスコンロの構成が簡素化できる。つまり、バーナカバーと庇部を共用できる。
以上のように、本発明の第1特徴構成によれば、煮汁がガスコンロ内部に侵入することが抑制されてガスコンロ内部が清潔に保たれ、かつ、温度センサの円滑な上下動に支障を来たすことがないものとなり、信頼性の高いガスコンロとすることができる。また、ガスコンロが簡単に構成できる。第2特徴構成によれば、いっそう信頼性の高いガスコンロとすることができる。第3特徴構成によれば、ガスコンロの構成が簡素化できる。
コンロの平面図 実施形態におけるガスコンロの要部を示す断面図 同上のバーナ部付近の構成を示す断面図 同上のバーナ部付近の構成を示す断面図 同上のバーナ部付近の構成を示す拡大断面図 同上の庇部と堰部付近の構成を示す拡大正面図 バーナカバーを具備するバーナキャップの構成を示す斜視図
以下、図面に基づいて、本発明に係るガスコンロの実施形態の一例を説明する。
図1には、鍋底の温度を検出する温度センサ50を備えるガスコンロ10を示し、このガスコンロ10は、コンロ本体12の上面を覆う天板13にバーナ用開口13a(図2参照)が配設され、コンロ本体12内に配置したガスバーナ20をバーナ用開口13aに臨ませている。天板13上には、ガスバーナ20を囲むように五徳11が載置される。また、ガスバーナ20には、鍋底の温度を検出する温度センサ50が付設されている。そして、このガスコンロ10は、五徳11上に載置した調理容器A(図4参照)をガスバーナ20の炎で加熱し、また、温度センサ50が調理容器Aの底部に当接して調理容器Aの温度を検知するようにしている。
なお、本実施形態におけるガスコンロ10は、その左右方向中央に図示しないグリル40を備えるグリル付ガステーブルコンロであり、グリル40の前面にはグリル40の前面に備えるグリル扉を開閉するグリル扉取っ手44を備え、天板13の後方には、グリル40からの排ガスを排出するグリル排気口45が配設されている。また、ガスコンロ10の前面には、左側コンロ用ガスバーナ20の点消火を行うための点消火操作部41、および、右側コンロ用ガスバーナ20の点消火を行うための点消火操作部42、および、図示しないグリル40に備えるグリルバーナ(図示せず)の点消火を行うための点消火操作部43が配設されている。
なお、本実施形態として、グリル付ガステーブルコンロを一例として説明するが、本発明はグリル付ガステーブルコンロに限定されるものではなく、グリルを備えていないガスコンロやキッチンカウンターの上部に設けた開口に設置されるドロップインタイプのガスコンロに対しても適用可能である。
図2を参照して、ガスバーナ20は、燃料としてのガスと一次空気とを混合する混合管22と、混合管22に連なる環状のバーナ本体(バーナ部)23と、バーナ本体23上に載置されるバーナキャップ(バーナ部)21とにより構成される。バーナ本体23の外周面は、天板13のバーナ用開口13aに取り付けられるバーナリング15のバーナ嵌入孔15aに嵌入される。バーナ本体23上には、その外周側面に炎孔21a(図7参照)が多数形成されたバーナキャップ21(図7参照)が着脱自在に載置され、バーナ本体23とバーナキャップ21とでバーナ部を構成する。
図7に示すようにバーナキャップ21は、略円板状に形成され、その中央に貫通孔33が設けられており、この貫通孔33内に鍋底の温度を検出する温度センサ50が下から上に挿通される。バーナキャップ21は、下面に放射状に多数のガス整流用溝34が形成されており、バーナキャップ21がバーナ本体23に載置された状態で、バーナ本体23から供給された混合気がガス整流用溝34を通ってこのガス整流用溝34のバーナキャップ21における外周側面における端部から噴出して燃焼させ炎が形成される。つまり、バーナキャップ21の下面に放射状に形成されるガス整流用溝34のバーナキャップ21における外周側面における端部が炎孔21aを構成する。なお、本実施形態においては炎孔21aはバーナキャップ21に設けてあるがバーナ本体23側に設けたものでもよい。また、バーナキャップ21の周囲には、炎検知器としての熱電対(図示せず)や点火プラグ80(図2参照)が配設される。
図2、図3、図4に示すように、鍋底の温度を検出する温度センサ50は、バーナキャップ21の中央の貫通孔33に挿通され、この貫通孔33との間に隙間を存して立設される。この温度センサ50は、上端が五徳11の上面より高く配置されて五徳11に載置する調理容器Aの底部に当接してその温度を検出する。温度センサ50は、バーナ本体23の内方空間に立設した支持パイプ51と、支持パイプ51の上端に設けた感熱部52とで構成される。支持パイプ51は、ガスバーナ20用の支持板(図示せず)に固定される。調理容器Aの底部に当接する感熱部52は、感熱部52を囲ってガスバーナ20の熱を遮るカバー体53を備える。感熱部52内部には、調理容器Aの温度を検知するサーミスタ等の感熱素子(図示せず)が取付けられている。感熱部52によって検出される調理容器Aの検出温度信号は図示しないリード線を介して図示しない制御部82に入力される。制御部82は、感熱部52によって検出される調理容器Aの検出温度信号に基づいて、ガスバーナ20の火力制御を行う。
また、支持パイプ51は図示しないスプリングによって上方向に付勢されており、五徳11に調理容器Aが載置されていないときには、図2に示すように温度センサ50の上端つまり感熱部52の上端位置は、五徳11の上端より高い、調理容器不在位置に位置する。そして、調理容器Aを五徳11に載置したときには、図4に示すように感熱部52が図4において破線で示される調理容器Aの底部に当接して図示しない上述のスプリングによる付勢力に抗して押し下げられ、温度センサ50の上端つまり感熱部52の上端位置は、図2に示す五徳11の上端とほぼ同じ高さの、調理容器存在位置に位置することになる。
因みに、図2に示すように、支持パイプ51の上下位置に応じてON/OFFするスイッチ81を備えており、五徳11への調理容器Aの載置、非載置に応じて温度センサ50が上下動することに対応して、スイッチ81がON/OFFし、スイッチ81のON/OFF信号が図示しない制御部82に入力され、制御部82は調理容器Aの五徳11への載置、非載置を検出し、制御部82は載置、非載置の検出に応じて、ガスバーナ20の消火や火力制御を行う。
ここで、本実施形態におけるガスコンロ10は、五徳11上に調理容器Aが配置されないコンロバーナ未使用時に、種々の飛翔物がバーナキャップ21に設けた貫通孔33からコンロ本体12内部に浸入しないようにしてあり、この点に関し以下に説明する。
図2に示すように、バーナキャップ21の上面には、バーナキャップ21から所定の間隔を隔ててバーナキャップ21の上面を覆い、バーナキャップ21に設けた貫通孔33に対応する位置に温度センサ50が挿通する挿通孔61を穿設したバーナカバー60を配置してあり、挿通孔61の周縁部分が貫通孔33の径内側に延びる形態で、貫通孔33の全周に亘って連続する庇部62を構成している。
また、図3、図4、図5に示すように、温度センサ50の外周には、ガスバーナ20の熱が輻射などによって感熱部52に伝わることを抑制するカバー体53を設けてある。そして、カバー体53の下端縁から径外方向に、円環状の汁受け部54が延設されて形成されている。なお、汁受け部54の外径は庇部62の内径より大きく構成されている。また、汁受け部54の外周縁の全周には上方に向けて堰部55が延設されており、調理容器Aの非載置状態において、温度センサ50が上方に付勢されたときに堰部55の上端55aが、挿通孔61の外周縁、つまり、庇部62の内周縁63より径外の位置で庇部62の下面と当接して、それ以上の温度センサ50の上方向への移動が規制され、汁受け部54と庇部62の内周縁63との間に隙間が存在するようにし、汁受け部54と庇部62の内周縁63との当接が規制される。つまり、堰部55の上端55aが庇部62の下面と当接することで汁受け部54と庇部62の内周縁63との当接を規制する当接規制部56を構成する。
また、本実施形態においては、図6に示すように、堰部55の上縁に複数の凹部57が形成され、複数の凹部57の間には凸部58を形成し、この凸部58の上端が庇部62の下面と当接することで汁受け部54と庇部62の内周縁63との当接を規制する当接規制部56を構成する。
以上のように構成されているから、ガスコンロ10の未使用状態である調理容器Aの非載置状態において、飛翔物が温度センサ50周辺に落下した場合にも、庇部62、または、汁受け部54の何れかによってこの飛翔物が受け止められるからこの飛翔物がガスコンロ10内部に侵入することが防止され、また、ガスコンロ10の使用状態である調理容器Aの載置状態において調理容器Aから吹きこぼれた煮汁が調理容器Aの底を伝って温度センサ50の周辺に落下した時などにも、庇部62、または、汁受け部54の何れかによってこの煮汁が受け止められるからこの煮汁がガスコンロ10内部に侵入することが抑制されてガスコンロ10内部が清潔に保たれる。
さらに、温度センサ50周辺に煮汁が付着した状態で相当時間が経過した場合などであっても、当接規制部56によって汁受け部54と庇部62の内周縁63との当接が規制されるから、汁受け部54と庇部62の内周縁63との固着の発生がないので、温度センサ50の円滑な上下動に支障を来たすことがなく、信頼性の高いガスコンロとなっている
また、堰部55の上縁には凹部57と凸部58を形成し、庇部62の下面に当接する堰部55の上端55aの長さを短くしてあるから、もし、堰部55の上端55aに煮汁が付着した状態で相当時間経過してこの煮汁が乾燥した場合であっても、調理容器Aを五徳11上に載置した場合に堰部55の上端55aと庇部62の下面との間の固着力が軽減でき、堰部55の上端55aは庇部62の下面から離脱しやすいものとなり、温度センサ50の円滑な上下動に支障を来たし難いものとなり、いっそう信頼性の高いガスコンロとなっている。
因みに、調理容器Aの非載置状態において、堰部55の上縁に形成される複数の凹部57を経て、挿通孔61を通過した液体がガスコンロ10内部に侵入しようとした場合にも、一般に水などの液体が幅狭の隙間を水封して水などの液体が幅狭の隙間に留まろうとするのと同様に、煮汁が凹部57にて堰部55と庇部62の下面との間に形成される隙間に留まることで、容易に煮汁が複数の凹部57を経てガスコンロ10内部に侵入することはないように、複数の凹部57の上下方向の寸法を決めてある。
また、バーナキャップ21の上面に間隔を隔ててバーナキャップ21の上面を覆い温度センサ50が挿通する挿通孔61を穿設したバーナカバー60を配置し、挿通孔61の周縁部分によって庇部62を構成してあるから、バーナカバー60によってバーナキャップ21への飛翔物の付着が抑制されると共に、バーナキャップ21と一体にアルミダイキャストなどによって庇部62を形成する場合に比べて、バーナキャップ製造用のダイキャスト金型の構成が簡素化され、ガスコンロの設計が容易に行われるものである。
また、五徳11上に調理容器Aが載置されない調理容器Aの非載置状態において、上面視において汁受け部54が挿通孔61を塞ぐので、挿通孔61からコンロ本体12の内部が見え難く、ガスコンロ10の見栄えがよい。
さらに説明すると、図4に示すように、調理容器Aの載置状態においてガスコンロ10の使用時には、温度センサ50が調理容器Aにより押下げされて堰部55の上端55aが庇部62の下面から離間され、コンロ本体12内の空気が、図4中の矢印に示すように、貫通孔33を経て、堰部55と庇部62の下面との間および、カバー体53と庇部62との間を流れるから、カバー体53が冷却され、ガスバーナ20からの熱で温度センサ50の側面が過熱されることが防止されて、温度センサ50による調理容器Aの温度の誤検知を防止することができる。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列挙する。
(1)上記実施形態では、堰部55の上縁に凹部57および凸部58を形成してあるが、凹部57および凸部58を形成せず、調理容器Aの非載置状態において、堰部55の全周に連続して形成される上端55aが庇部62の下面と当接するように構成してもよい。
(2)本実施形態においては庇部62をバーナキャップ21とは別体のバーナカバー60によって形成するものであるが、庇部62をバーナカバー60によって形成するのではなく、庇部62をバーナキャップ21と一体にアルミダイキャストにより形成してもよい。
本実施形態においては、汁受け部54がカバー体53の下端縁から延設して形成されているが、これに代えて、汁受け部54をカバー体53とは別体に形成してもよい。また、カバー体53を温度センサ50に対して着脱自在に構成するなど、汁受け部54を温度センサ50に対して着脱自在に構成してもよい。
10 ガスコンロ
11 五徳
12 コンロ本体
13 天板
13a バーナ用開口
15 バーナリング
15a バーナ嵌入孔
20 ガスバーナ
21 バーナキャップ(バーナ部)
21a 炎孔
22 混合管
23 バーナ本体(バーナ部)
33 貫通孔
34 ガス整流用溝
40 グリル
41 点消火操作部
42 点消火操作部
43 点消火操作部
44 グリル扉取っ手
45 グリル排気口
50 温度センサ
51 支持パイプ
52 感熱部
53 カバー体
54 汁受け部
55 堰部
55a 堰部の上端
56 当接規制部
57 凹部
58 凸部
60 バーナカバー
61 挿通孔
62 庇部
63 庇部の内周縁
80 点火プラグ
81 スイッチ
82 制御部
A 調理容器

Claims (3)

  1. 外周に炎孔が形成された環状のバーナ部の中央を上下に貫通する貫通孔を下から上に貫通して温度センサを前記バーナ部の上方に臨ませて前記温度センサが調理容器の底部に当接して、この調理容器の温度を検出する温度センサを備えたガスコンロであって、
    前記バーナ部の上面には、前記貫通孔の径内側の全周に亘って連続して突出する庇部が形成されると共に、
    前記温度センサの外周には、その外径が前記庇部の内径より大きい円環状の汁受け部が前記庇部の下方に形成されており、
    前記汁受け部と前記庇部の内周縁との当接を規制する当接規制部を備えており、
    前記汁受け部の外周縁から上方に堰部が立設され、前記庇部の前記内周縁より外側において前記庇部の下面に当接する前記堰部の上端が前記当接規制部を構成することを特徴とするガスコンロ。
  2. 前記堰部の上縁には複数の凹部が形成され、前記複数の凹部間に凸部を形成し、この凸部の上端が前記当接規制部を構成することを特徴とする請求項1に記載のガスコンロ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のガスコンロにおいて、
    前記バーナ部の上面に所定の間隔を隔てて前記バーナ部の上面を覆い、前記貫通孔に対応する位置に前記温度センサが挿通する挿通孔を穿設したバーナカバーを配置して、このバーナカバーにおける前記挿通孔周縁部分が前記庇部を構成することを特徴とするガスコンロ。
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