JP5377191B2 - ガスコンロ - Google Patents

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本発明は、バーナヘッドがバーナボディに対して正しくセットされているか否かを検知する機能を備えたガスコンロに関するものである。
ガスコンロに組み込まれる一般的なガスバーナのバーナヘッドは、メンテナンス性を考慮して、バーナボディから容易に取り外すことができるように構成されているが、バーナヘッドがバーナボディに対して正しくセットされていない場合、炎孔に安定した炎が形成されないから、良好な加熱性能を発揮できない。そこで、従来のガスコンロにおいて、バーナヘッドがバーナボディに対して正しくセットされているか否かを検知する機能、所謂、バーナヘッドの誤セット検知機能を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図13は、バーナヘッドの誤セット検知機能を備えた従来のガスコンロ6であり、本体ケース6Aの天板60に開設されたバーナ用開口部600に、ガスバーナ7が臨んでいる。ガスバーナ7は、バーナボディ71の中央上部に環状のバーナヘッド73が着脱自在に載置された構成であり、このバーナボディ71の下方には、バーナヘッド73の下端に形成された検出片75が所定位置に存するか否かを検知する誤セット検知スイッチ85が設けられている。
ガスバーナ7を点消火させる操作ボタン61の裏側には、その点火操作を阻止可能なロック機構86が設けられており、誤セット検知スイッチ85が検出片75を検知していない場合は、本体ケース6A内に組み込まれた制御回路80によってそのロック機構86を作動させ、操作ボタン61の操作を阻止するように構成されている。
従って、このものでは、バーナヘッド73がバーナボディ71に対して正しくセットされておらず、誤セット検知スイッチ85が検出片75を検知していない場合は、ロック機構86によって操作ボタン61の操作が禁止される。これにより、炎孔に安定した炎が形成されない状態であるにもかかわらず、継続的にガスバーナ7が使用されるのを防止できる。
特開2006−029612号公報
しかしながら、上記従来のガスコンロ6では、煮こぼれがバーナヘッド73の上方から本体ケース6A内へ侵入し、誤セット検知スイッチ85に付着堆積すれば、その働きが阻害され、バーナヘッド73が正しくセットされているか否かを正確に検知できなくなる恐れがあった。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、バーナヘッドの誤セット検知機能を長期的に亘って維持できるガスコンロを提供することを課題とする。
本発明に係るガスコンロは、
バーナボディの上部にバーナヘッドが着脱自在に載置されるとともに、バーナヘッドの下部にはバーナボディ内部の分布室との隔壁を成す筒部が連設されたガスバーナと、ガスバーナの燃焼制御を行う制御手段とを備えたガスコンロであって、
筒部の側壁には、バーナヘッドがバーナボディへ正しくセットされていない誤セット状態において、前記分布室と筒部内部とを繋ぐ連通口が設けられ、
バーナヘッドには、筒部内部の温度を検知する温度検知手段が配設され、
制御手段は、ガスバーナ点火後の温度検知手段の検知温度が異常状態を示した場合に、バーナヘッドの誤セットと判定してガスバーナの燃焼を停止させる制御構成を備えたものである。
このものでは、バーナヘッドがバーナボディへ正しくセットされていない誤セット状態でガスバーナの点火操作がなされた場合、バーナボディ内部の分布室へ供給された混合ガスが、バーナヘッドの筒部に設けられた連通口から筒部内部へ導かれて燃焼するが、このときの筒部内部の温度状態に基づいてバーナヘッドの誤セットを判定するから、煮こぼれの影響を受け難い。即ち、ガスコンロの本体ケース内へ煮こぼれが侵入しても、バーナヘッドの誤セット検知機能が阻害され難い。
制御手段は、ガスバーナ点火後における温度検知手段の検知温度の単位時間あたりの温度上昇値が基準温度上昇値以上を示す異常状態である場合に、バーナヘッドの誤セットと判定する制御構成であるのが好ましい。
この構成によれば、バーナヘッドが誤セット状態である場合、筒部内部へ導かれた混合ガスの燃焼熱によって筒部内部の温度が短時間で上昇するが、このものでは、温度検知手段の検知温度の単位時間あたりの温度上昇値に基づいてバーナヘッドの誤セットを判定するから、バーナヘッドの誤セットを速やかに検知することが可能である。
バーナヘッドの筒部内部に貫設されたセンサ挿通孔の上方へ突設される鍋底温度センサを備え、
鍋底温度センサのセンサケース内には、前記温度検知手段となる第1温度検知素子と、ガスバーナの上方へ載置される鍋の底面の温度を検知する第2温度検知素子とが設けられ、
制御手段は、ガスバーナ点火後の第1温度検知素子の検知温度が第2温度検知素子の検知温度より高い異常状態である場合に、バーナヘッドの誤セットと判定する制御構成であっても良い。
この構成によれば、センサケースによって煮こぼれが第1温度検知素子の表面に直接的に付着するのを防止できるから、バーナヘッドの誤セット検知機能が一層阻害され難い。
また、バーナヘッドが誤セット状態である場合、センサ挿通孔へ導かれた混合ガスの燃焼熱によってセンサ挿通孔の温度が鍋の底面の温度より高くなるが、このものでは、第1温度検知素子と第2温度検知素子との検知温度差からバーナヘッドの誤セットを判定するから、第1温度検知素子の検知温度が単に鍋からの輻射熱によって上昇したのか、センサ挿通孔へ導かれた混合ガスの燃焼熱によって上昇したのかを判別できる。従って、バーナヘッドの誤セットを正確に検知することが可能である。
バーナヘッドの筒部内部に貫設されたセンサ挿通孔の上方へ突設される鍋底温度センサを備え、
鍋底温度センサのセンサケース内には、前記温度検知手段となる第1温度検知素子と、ガスバーナの上方へ載置される鍋の底面の温度を検知する第2温度検知素子とが設けられ、
制御手段は、ガスバーナ点火後の第1温度検知素子と第2温度検知素子との検知温度差が予め設定された基準値以上を示す異常状態である場合に、バーナヘッドの誤セットと判定する制御構成であっても良い。
このものでは、ガスバーナ点火後の第1温度検知素子と第2温度検知素子との検知温度差が予め設定された基準値以上である場合に、バーナヘッドの誤セットと判定するから、上記同様、バーナヘッドの誤セットを正確に検知することが可能である。
制御手段は、前記異常状態が所定時間以上続いたことを条件としてバーナヘッドの誤セットと判定するものであるのが望ましい。
このものでは、温度検知手段(第1温度検知素子)周辺の温度が、風であおられたガスバーナの燃焼熱によって一時的に上昇したのか、筒部内部へ導かれた混合ガスの燃焼熱によって上昇したのかを判別できるから、バーナヘッドの誤セットを一層正確に検知することが可能である。
本発明は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。
本体ケース内へ煮こぼれが侵入しても、その煮こぼれによってバーナヘッドの誤セット検知機能が阻害され難いから、バーナヘッドの誤セット検知機能を長期に亘って維持することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係るガスコンロの概略構成図。 本発明の第1の実施形態に係るガスコンロのバーナヘッドの誤セット状態を示す説明図。 本発明の第1の実施形態に係るガスコンロのバーナヘッド周辺の概略構成図。 本発明の第1の実施形態に係るガスコンロのガスバーナ点火後の温度変化を示すグラフ。 本発明の第1の実施形態に係るガスコンロの誤セット判定動作を示す作動フローチャート。 本発明の第2の実施形態に係るガスコンロの誤セット判定動作を示す作動フローチャート。 本発明の第3の実施形態に係るガスコンロのガスバーナ点火後の温度変化を示すグラフ。 本発明の第3の実施形態に係るガスコンロの誤セット判定動作を示す作動フローチャート。 本発明の第4の実施形態に係るガスコンロの誤セット判定動作を示す作動フローチャート。 本発明の他の実施形態に係るガスコンロのバーナヘッド周辺の縦断面概略図。 本発明の他の実施形態に係るガスコンロのバーナヘッド周辺の縦断面概略図。 本発明の他の実施形態に係るガスコンロのバーナヘッド周辺の概略構成図。 従来のガスコンロの概略構成図。
次に、上記した本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係るガスコンロ1は、本体ケース1Aの上部に外炎式のガスバーナ2を配設したものであり、本体ケース1Aの正面側には、ガスバーナ2を点消火させる操作ボタン11と、後述する鍋Pの異常加熱やバーナヘッド23の誤セットを報知する複数のランプ12A,12Bとが配設されている。また、本体ケース1A上面の天板10には、ガスバーナ2の臨むバーナ用開口100が開設されており、さらにそのバーナ用開口100の周縁部には、五徳13が載置されている。
本体ケース1A内には、操作ボタン11の点消火操作に連動してガスバーナ2へのガスの供給や遮断を行うバルブユニット14が組み込まれている。このバルブユニット14は、操作ボタン11が押される毎に開閉する主弁14Aと、操作ボタン11が押された際に開き、後述する炎検知器31の起電力が低下した際に閉じる電磁安全弁14Bとを備えている。また、バルブユニット14の下流側には、ガス配管から供給されたガスをガスバーナ2の混合管22(後述する)へ噴射するノズル15が設けられており、上記主弁14Aおよび電磁安全弁14Bは、この順序でノズル15の上流側に配設されている。
ガスバーナ2は、環状のバーナボディ21を備えており、そのバーナボディ21の内部には、バーナボディ21内側の空間へ開放する混合ガスの通路(以下、「分布室」という)S1が形成されている。また、バーナボディ21の外周面には、上記ノズル15の噴射口へ向かって開放するベンチュリー形状の混合管22が形成されており、ノズル15から噴射されたガスは、この混合管22内へ燃焼用の空気とともに送り込まれ、混合ガスとしてバーナボディ21内部の分布室S1からバーナボディ21内側の空間へ導かれる。
バーナボディ21は、天板10のバーナ用開口100から上方へ露出した状態で配設されており、そのバーナボディ21上には、環状のバーナヘッド23が着脱自在に載置されている。
バーナヘッド23上部の外周には、バーナボディ21内側の空間へ繋がる複数の炎孔231が形成されており、バーナヘッド23がバーナボディ21に対して正しくセットされていれば、分布室S1内へ導かれた混合ガスは、この炎孔231からバーナヘッド23の外周へ放出される。
バーナヘッド23の中央には、上下に開放するセンサ挿通孔S2が開設されており、このセンサ挿通孔S2の上端開放部に後述する鍋底温度センサ4が配設されている。
バーナヘッド23の下部には、上記センサ挿通孔S2の外郭を構成し、バーナボディ21の内周下縁の開口部(以下、「嵌合孔」という)210へ嵌挿される円筒部230が形成されており、この円筒部230の周壁がバーナボディ21内の分布室S1とバーナヘッド23のセンサ挿通孔S2との隔壁を成している。
また、円筒部230の外周面の上端側には、位置決め用の凸部232が設けられている一方、バーナボディ21の嵌合孔210の上縁には、位置決め用の凹入部212が設けられている。そして、バーナヘッド23をバーナボディ21に対して予め設定された正しい向きでセットすれば、この凸部232が凹入部212へ嵌挿される。
さらに、円筒部230の周壁下部で且つバーナボディ21の嵌合孔210の下縁より下方位置には、バーナヘッド23がバーナボディ21に対して予め設定された正しい向きでセットされていない誤セット状態において、バーナボディ21内の分布室S1とバーナヘッド23中央のセンサ挿通孔S2とを繋ぐ凹部(以下、「連通口」という)233が設けられており(図2参照)、この誤セット状態でガスバーナ2を点火した場合には、分布室S1へ送り込まれた混合ガスが上記連通口233からセンサ挿通孔S2にも流れ込んで燃焼し、センサ挿通孔S2の異常な温度上昇を引き起こす。
図1に戻って、バーナヘッド23の上面には、環状のバーナキャップ24が固定されており、後述する鍋底温度センサ4は、このバーナキャップ24の中央に開設されたセンサ用開口240から五徳13の上面より上方へ突出した状態で配設されている。
また、バーナボディ21の外周には、点火電極(図示しない)および炎検知器31が配設されている。図示しないが、点火電極は、本体ケース1A内に組み込まれた制御回路30へ電気的に接続されており、操作ボタン11の点火操作がなされた際、イグナイタ(図示しない)から高電圧が印加され、バーナヘッド23の炎孔231周辺へ火花放電する。
一方、炎検知器31は、電磁安全弁14Bへ電気的に接続されており、炎孔231に炎が形成されている間、所定の起電力を発生させて電磁安全弁14Bを開状態で維持する。従って、煮こぼれやバーナヘッド23の外れ等によって失火すれば、炎検知器31の起電力が低下し、電磁安全弁14Bが閉じられる。その結果、ガスバーナ2へのガスの供給が強制的に停止される。
また、炎検知器31と電磁安全弁14Bとの間には、制御回路30からの指示に応じてオンオフする遮断スイッチ32が設けられており、この遮断スイッチ32がオフになれば、炎検知器31の起電力によって開状態に維持されていた電磁安全弁14Bが閉じ、この場合もガスバーナ2へのガスの供給が強制的に停止される。
さらに、バーナボディ21内側の空間の中心には、五徳14上に載置された鍋Pの底面温度を検知する鍋底温度センサ4が立設されている。この鍋底温度センサ4は、円筒状のセンサケース40内に、鍋Pの底面の温度を検知するための温度検知素子(以下、「第2温度検知素子」という)41を収容したものであり、そのセンサケース40は、本体ケース1A内に固定された支持パイプ42に対して上下に摺動可能な状態で支持されている。
具体的には、図3に示すように、センサケース40内の上方には、環状のバネ受け板400が固設されている一方、支持パイプ42の上端には、円筒状の支持リング420が固設されている。そして、これらバネ受け板400の下面と支持リング420の上面との間には、圧縮コイルバネ43が配設されており、センサケース40は、この圧縮コイルバネ43を介して支持パイプ42に支持されている。また、第2温度検知素子41は、集熱板401の裏面に密着した状態で設けられている。従って、鍋Pを五徳13上に載置すれば、そのセンサケース40上面の集熱板401は、圧縮コイルバネ43の復元力によってその鍋Pの底面に圧接し、その際、第2温度検知素子41は、この集熱板401を介して伝達される鍋Pの底面温度を検知する。
さらに、センサケース40内で且つ上記バネ受け板400と集熱板401との間隙には、センサ挿通孔S2の温度を検知するための温度検知素子(以下、「第1温度検知素子」という)44が配設されている。この第1温度検知素子44は、センサケース40の側壁(以下、「ケース側壁」という)402の内面に密着した状態で設けられており、センサ挿通孔S2の上域からケース側壁402へ伝達される温度を検出する。尚、上記第1温度検知素子44が、既述発明特定事項としての「温度検知手段」に対応する。
第2温度検知素子41および第1温度検知素子44は、制御回路30へ電気的に接続されており、制御回路30には、図示しないが、この第2温度検知素子41の検知温度に基づいて鍋Pの異常加熱を判定する鍋温度判定動作の実行回路と、第2温度検知素子41および第1温度検知素子44の検知温度差に基づいてバーナヘッド23の誤セットを判定する誤セット判定動作の実行回路とが組み込まれている。
上記誤セット判定動作について詳述すると、ガスバーナ2を点火した後のセンサ挿通孔S2の上域の雰囲気温度、即ち、ケース側壁402の温度(T1)は、バーナヘッド23がバーナボディ21に対して正しい向きでセットされていれば、ガスバーナ2によって加熱されている鍋Pの底面温度(T2)より低くなる(図4のグラフAおよびグラフB参照)が、バーナヘッド23がバーナボディ21に対して正しい向きでセットされていなければ、上述したように、センサ挿通孔S2へ導かれた混合ガスの燃焼熱によって加熱され、鍋Pの底面温度(T2)より高くなる異常状態を示す(図4のグラフAおよびグラフC参照)。従って、ガスバーナ2を点火してから所定時間Ms経過後の第2温度検知素子41の検知温度T2と第1温度検知素子44の検知温度T1との差T3が予め設定された基準温度差Ts以上である場合は、バーナヘッド23が誤セット状態であると判定する。
さらに、制御回路30には、図示しないが、鍋温度判定動作によって鍋Pが異常加熱状態であると判定された場合、或いは、誤セット判定動作によってバーナヘッド23が誤セット状態であると判定された場合に、遮断スイッチ32をオフにして電磁安全弁14Bを閉じる強制消火動作の実行回路と、鍋温度判定動作によって鍋Pが異常加熱状態であると判定された場合にランプ12Aを点灯もしくは点滅させ、誤セット判定動作によってバーナヘッド23の誤セットが判定された場合にランプ12Bを点灯もしくは点滅させるエラー報知動作の実行回路とが組み込まれている。
[誤セット判定動作の実際]
次に、制御回路30による鍋温度判定動作や誤セット判定動作等の制御について、図5の作動フローチャートに従って説明する。
まず、操作ボタン11を押す点火操作がなされ、主弁14Aおよび電磁安全弁14Bが開かれると、図示しない点火電極からバーナヘッド23へ向けて火花放電させ、ガスバーナ2を点火するとともに、制御回路30に組み込まれた図示しないタイマを作動させる(ST1〜ST2)。
そして、ガスバーナ2を点火した時点からの経過時間M1が所定時間Ms(例えば、300秒)に達するまでの間、第1温度検知素子44の検知温度(以下、「第1検知温度」という)T1から第2温度検知素子41の検知温度(以下、「第2検知温度」という)T2を差し引いた値(以下、「検知温度差」という)T3が、バーナヘッド23の誤セットを示す値として予め設定された基準温度差Ts(例えば、200℃)以上であるか否か、第2検知温度T2が鍋Pの異常加熱を示す値として予め設定された基準温度Th(例えば、300℃)以上であるか否か、および、操作ボタン11による消火操作がなされたか否かを判定する(ST3〜ST6)。
上記ST3からST6のステップにて、操作ボタン11を再び押す消火操作がなされ、主弁14Aが閉じられた場合(ST6)は、ガスバーナ2へのガスの供給が停止し、消火される。さらに、そのガスバーナ2の消火に伴って炎検知器31の起電力が低下すれば、電磁安全弁14Bも閉じられる。そして、図示しないタイマを停止し、ガスバーナ2の燃焼制御を終了する(ST7〜ST8)。
また、上記ST3からST6のステップにて、第2検知温度T2が基準温度Thに達した場合(ST5)には、鍋Pが異常加熱状態であると認められるから、遮断スイッチ32をオフにして電磁安全弁14Bを閉じ、ガスバーナ2へのガスの供給を強制的に停止する。そして、図示しないタイマを停止するとともに、鍋Pが異常加熱状態であることを示すランプ12Aを点灯もしくは点滅させる(ST9〜ST11)。これにより、異常加熱状態である鍋Pがさらに加熱され続けるのを防止できるし、鍋Pが異常加熱状態であることを使用者へ速やかに知らせることも可能である。
一方、上記ST3からST6のステップにて、上記検知温度差T3が基準温度差Ts以上である場合、即ち、第1検知温度T1が第2検知温度T2より高く、且つ、第1検知温度T1および第2検知温度T2相互の検知温度差T3が基準温度差Ts以上である場合(ST4)は、バーナヘッド23の誤セットにより、センサ挿通孔S2へ導かれた混合ガスの燃焼熱でケース側壁402が鍋Pの底面よりも高温になっている状態であると認められるから、遮断スイッチ32をオフにして電磁安全弁14Bを閉じ、ガスバーナ2へのガスの供給を強制的に停止する。そして、図示しないタイマを停止するとともに、バーナヘッド23が誤セット状態であることを示すランプ12Bを点灯もしくは点滅させる(ST9〜ST11)。
これにより、バーナヘッド23の誤セットが原因で炎が安定しない状態であるにもかかわらず、継続的にガスバーナ2が使用されるのを防止できるし、バーナヘッド23が誤セット状態であることを使用者へ速やかに知らせることも可能である。
尚、上記ST3からST6のステップにて、経過時間M1が所定時間Msに達した場合(ST3)には、上記ST4のステップを行わないで、ST3およびST5、ST6のステップを繰り返す。
このように、上記第1の実施形態に係るガスコンロ1では、バーナヘッド23のセンサ挿通孔S1の上域の温度状態に基づいてバーナヘッド23の誤セットを検知する構成であるから、本体ケース1A内へ煮こぼれが侵入しても、その煮こぼれの影響を受け難い。即ち、バーナヘッド23の誤セット検知機能が阻害され難い。これにより、バーナヘッド23の誤セット検知機能を長期に亘って維持できる。
また、第1温度検知素子44を鍋底温度センサ4のセンサケース40内に設けたことによって、煮こぼれが第1温度検知素子44の表面に直接的に付着しないから、バーナヘッド23の誤セット検知機能が一層阻害され難い。これにより、バーナヘッド23の誤セット検知機能を一層長期に亘って維持できる。
さらに、第1温度検知素子44と第2温度検知素子41との検知温度差T3からバーナヘッド23の誤セットを判定することによって、第1温度検知素子44の検知温度が単に鍋からの輻射熱によって上昇したのか、センサ挿通孔S2へ導かれた混合ガスの燃焼熱によって上昇したのかを判別できるから、バーナヘッド23の誤セットを正確に検知することも可能である。
[第2の実施形態]
尚、上記第1の実施形態における誤セット判定動作では、第1温度検知素子44と第2温度検知素子41との検知温度差に基づいてバーナヘッド23の誤セットを判定しているが、第1検知温度T1の単位時間あたりの温度上昇値ΔT1に基づいてバーナヘッド23の誤セットを判定しても良い。
この第2の実施形態に係るガスコンロ1の制御回路30には、第1の実施形態で説明した誤セット判定動作の実行回路に代えて、第1検知温度T1の単位時間あたりの温度上昇値ΔT1に基づいてバーナヘッド23の誤セットを判定する誤セット判定動作の実行回路が組み込まれている。
上記誤セット判定動作について詳述すると、ガスバーナ2を点火した後のセンサ挿通孔S2の上域の雰囲気温度、即ち、ケース側壁402の温度(T1)は、バーナヘッド23がバーナボディ21に対して正しい向きでセットされていれば、比較的緩やかな上昇勾配を示す(図4のグラフB参照)が、バーナヘッド23がバーナボディ21に対して正しい向きでセットされていなければ、上述したように、センサ挿通孔S2へ導かれた混合ガスの燃焼熱によって加熱され、短時間で上昇する異常状態を示す(図4のグラフC参照)。従って、ガスバーナ2を点火してから所定時間Ms経過後の単位時間あたりの第1温度検知素子44の温度上昇値ΔT1が、予め設定された基準温度上昇値ΔTs以上である場合は、バーナヘッド23が誤セット状態であると判定する。
この制御回路30による制御動作について、図6の作動フローチャートに従って説明すると、ST101からST103のステップについては、上記第1の実施形態におけるST1からST3のステップと同様の制御を行う(ST101〜ST103)。
そして、ガスバーナ2を点火した時点からの経過時間M1が所定時間Msに達していないのを確認した上で、単位時間(例えば、3秒)あたりの第1検知温度T1の温度上昇値ΔT1を算出し、その温度上昇値ΔT1が、バーナヘッド23の誤セットを示す値として予め設定された基準温度上昇値ΔTs以上であるか否かを判定する(ST104)。
このとき、上記温度上昇値ΔT1が基準温度上昇値ΔTs未満であれば、第1の実施形態におけるST5以降のステップと同様の制御を行う(ST105〜ST108)が、温度上昇値ΔT1が基準温度上昇値ΔTs以上である場合は、センサ挿通孔S2へ導かれた混合ガスの燃焼熱によって、ケース側壁402が鍋Pの底面よりも高温になっている状態、即ち、バーナヘッド23が誤セット状態であると認められるから、この場合は、第1の実施形態におけるST9からST11のステップと同様、ガスバーナ2へのガスの供給を強制的に停止し、さらに、図示しないタイマを停止するとともに、ランプ12Bを点灯もしくは点滅させる(ST109〜ST110)。
これにより、バーナヘッド23の誤セットが原因で炎が安定しない状態であるにもかかわらず、継続的にガスバーナ2が使用されるのを防止できるし、バーナヘッド23が誤セット状態であることを使用者へ速やかに知らせることも可能である。
尚、上記ST103のステップにて、経過時間M1が所定時間Msに達した場合には、上記ST104のステップを行わないで、ST103およびST105、ST106のステップを繰り返す。
このように、上記第2の実施形態に係るガスコンロ1では、バーナヘッド23のセンサ挿通孔S1の上域の温度状態に基づいてバーナヘッド23の誤セットを検知する構成であるから、上記第1の実施形態と同様、煮こぼれによってバーナヘッド23の誤セット検知機能が阻害され難く、バーナヘッド23の誤セット検知機能を長期に亘って維持できる。
また、上記第1の実施形態と同様、センサケース40によって煮こぼれが第1温度検知素子44の表面に直接的に付着しないから、バーナヘッド23の誤セット検知機能を一層長期に亘って維持できる。
さらに、バーナヘッド23が誤セット状態である場合に、センサ挿通孔S2へ導かれた混合ガスの燃焼熱によって比較的短時間で上昇する第1温度検知素子44の検知温度の温度上昇値ΔT1に基づいてバーナヘッド23の誤セットを判定するから、バーナヘッド23の誤セットを速やかに検知することが可能である。
[第3の実施形態]
また、上記第1の実施形態における誤セット判定動作では、ガスバーナ2を点火してから所定時間Msが経過するまでの間に、第1検知温度T1と第2検知温度T2との検知温度差T3が基準温度差Ts以上(第2の実施形態における誤セット判定動作では第1検知温度T1の温度上昇値ΔT1が基準温度上昇値ΔTs以上)を示す異常状態であれば、バーナヘッド23の誤セットと判定したが、この異常状態が所定時間Mr(例えば、20秒)以上続いた場合に、バーナヘッド23の誤セットと判定する制御構成としても良い。
この第3の実施の形態に係るガスコンロ1の制御回路30には、第1の実施形態で説明した誤セット判定動作の実行回路に代えて、第1温度検知素子44と第2温度検知素子41の検知温度差T3が基準温度差Ts以上であり且つその状態が所定時間Mr以上継続した場合に、バーナヘッド23の誤セットと判定する誤セット判定動作の実行回路が組み込まれている。
上記誤セット判定動作について詳述すると、バーナヘッド23が誤セット状態である場合は、上述したように、センサ挿通孔S2へ導かれた混合ガスの燃焼熱によってケース側壁402が鍋Pの底面よりも高温となり、この状態はガスバーナ2を消火するまで続く(図7のグラフC参照)。従って、検知温度差T3が基準温度差Ts以上である状態が所定時間Mr以上続けば、バーナヘッド23が誤セット状態であると判定する。一方、バーナヘッド23が正常にセットされているにもかかわらず、炎孔231から放出される混合ガスの燃焼熱が風であおられてセンサケース40側へ導かれた場合、ケース側壁402が鍋Pの底面よりも高温となるが、この現象は上記所定時間Mrに満たない一時的なものである(図7のグラフD参照)。従って、検知温度差T3が基準温度差Ts以上である状態が所定時間Mr以上続かなければ、バーナヘッド23が誤セット状態であると判定しない。
この制御回路30による制御動作について、図8の作動フローチャートに従って説明する。まず、操作ボタン11を押す点火操作がなされると、ガスバーナ2を点火した後、第1検知温度T1から第2検知温度T2を差し引いた値(検知温度差)T3が基準温度差Ts以上であるか否かを判定する(ST201〜ST202)。
その際、検知温度差T3が基準温度差Ts以上であれば、制御回路30に組み込まれた図示しないタイマを作動し、その検知温度差T3が基準温度差Ts以上になった時点からの経過時間M2が所定時間Mr(例えば、20秒)に達するまでの間、検知温度差T3が継続して基準温度差Ts以上であるか否かを監視する(ST203〜ST205)。
上記ST203からST205のステップにて、経過時間M2が所定時間Mrに達した場合(ST205)は、バーナヘッド23が誤セット状態であると認められるから、上記第1の実施形態におけるST9からST11のステップと同様、ガスバーナ2へのガスの供給を停止するとともに、ランプ12Bを点灯もしくは点滅させ、バーナヘッド23の誤セットを報知する(ST210〜ST212)。
一方、上記ST203からST205のステップにて、経過時間M2が所定時間Mrに達するまでの間に、検知温度差T3が基準温度差Ts未満となれば、風であおられたガスバーナ2の燃焼熱によってセンサケース40が一時的に加熱された状態であると認められるから、この場合は、タイマを停止し、上記第1の実施形態におけるST5からST7のステップと同様、第2検知温度T2が基準温度Th以上であるか否か、および、操作ボタン11による消火操作がなされたか否かを判定する(ST206〜ST208)。
そして、ST207のステップにて、第2検知温度T2が基準温度Thに達した場合には、ガスバーナ2へのガスの供給を停止するとともに、ランプ12Aを点灯もしくは点滅させ、鍋Pの異常加熱を報知する(ST210〜ST212)。一方、ST208のステップにて、操作ボタン11を再び押す消火操作がなされ、主弁14Aが閉じられた場合には、上記第1の実施形態におけるST7のステップと同様、ガスバーナ2が消火される。
このように、上記第3の実施形態に係るガスコンロ1では、検知温度差T3が基準温度差Ts以上である状態が所定時間Mr以上続いた場合に、バーナヘッド23が誤セット状態であると判定するから、センサケース40が、風であおられたガスバーナ2の燃焼熱によって一時的に上昇したのか、分布室S1から連通口233を介してセンサ挿通孔S2へ導かれた混合ガスの燃焼熱によって上昇したのかを判別できる。これにより、バーナヘッド23の誤セットを一層正確に検知することが可能である。
[第4の実施形態]
尚、上記第3の実施形態に係るガスコンロ1では、第1温度検知素子44と第2温度検知素子41との検知温度差T3に基づいてバーナヘッド23の誤セットを判定したが、第1検知温度T1の単位時間あたりの温度上昇値ΔT1に基づいてバーナヘッド23の誤セットを判定しても良い。
この第4の実施形態に係るガスコンロ1の制御回路30には、第3の実施形態で説明した誤セット判定動作の実行回路に代えて、第1検知温度T1の単位時間あたりの温度上昇値ΔT1が基準温度上昇値ΔTs以上であり且つその状態が所定時間Mr以上継続した場合に、バーナヘッド23の誤セットと判定する誤セット判定動作の実行回路が組み込まれている。そして、図9の作動フローチャートに示すように、ST302およびST304のステップでは、第1温度検知素子44と第2温度検知素子41との検知温度差T3が基準温度差Ts以上であるか否かを判定する代わりに、第1検知温度T1の単位時間あたりの温度上昇値ΔT1が基準温度上昇値ΔTs以上であるか否かを判定する。
これによれば、検知温度T1の温度上昇値ΔT1が基準温度上昇値ΔTs以上である状態が所定時間Mr以上続いた場合に、バーナヘッド23が誤セット状態であると判定するから、上記第3の実施形態と同様、バーナヘッド23の誤セットを一層正確に検知することが可能である。
[その他]
尚、上述した第1および第2の実施形態では、ガスバーナ2を点火してから所定時間(Ms)が経過するまでの間のみ、バーナヘッド23の誤セットを判定しているが(図5のST3および図6のST3等参照)、ガスバーナ2を点火した時点(ST1)から消火されるまで継続的にバーナヘッド23の誤セット判定動作(ST4もしくはST104)を実行する制御構成にしても良い。
また、上述した第1から第4の実施形態では、ケース側壁402へ直接的に伝達されるセンサ挿通孔S2の上域の雰囲気温度を第1温度検知素子44によって検知する構成であるが、図10に示すように、ケース側壁402をさらに円筒状の外カバー45で覆い、センサ挿通孔S2の上域からこの外カバー45を介してケース側壁402へ伝達される温度を、第1温度検知素子44によって検知するように構成しても良い。
このものでは、炎孔231から放出される混合ガスの燃焼熱が風であおられても、その燃焼熱によってケース側壁402が直接的に加熱されるのを防止できるから、バーナヘッド23がバーナボディ21へ正しくセットされているにもかかわらず、第1検知温度T1が異常な上昇を示すといった問題を生じ難い。これにより、バーナヘッド23の誤セットを正確に検知できる。
また、図11に示すように、ケース側壁402をさらに円筒状の外カバー45で覆い、このケース側壁402と外カバー45との間隙S3に第1温度検知素子44を設けても良い。
このものでは、集熱板401から比較的離れた位置に第1温度検知素子44が配設されているから、鍋Pの底面温度の影響を受け難く、センサ挿通孔S2の上域の雰囲気温度を正確に検知することが可能である。これにより、バーナヘッド23の誤セットを一層正確に検知できる。
上述した第2および第4の実施形態では、鍋底温度センサ4のセンサケース40内に組み込まれた第1温度検知素子44の検知温度に基づいてバーナヘッド23の誤セットを判定するものを説明したが、図12に示すように、鍋底温度センサ4に代えて、第1温度検知素子44を円筒状のセンサケース50で覆った誤セット検知センサ5を設け、この誤セット検知センサ5に組み込まれた第1温度検知素子44の検知温度に基づいて(例えば、第1温度検知素子44の検知温度が基準値以上になった場合、或いは、第1温度検知素子44の検知温度の単位時間あたりの温度上昇値が基準温度上昇値以上になった場合)バーナヘッド23が誤セット状態であると判定するものであっても良い。
また、上述した各実施形態では、バーナヘッド23が誤セット状態である場合に分布室S1からセンサ挿通孔S2へ混合ガスを導くため、バーナヘッド23の円筒部230の周壁下部に凹部(連通口233)を設けたものを説明したが、その凹部に代えて、矩形や円形の貫通孔を円筒部230の周壁下部に設けたものであっても良い。
上述した第1および第3の実施形態では、第1検知温度T1から第2検知温度T2を差し引いた検知温度差T3が基準温度差Ts以上である場合に、バーナヘッド23の誤セットと判定したが、第2検知温度T2から第1検知温度T1を差し引いた値が予め設定された基準値(例えば、−200℃)以下である場合に、バーナヘッド23の誤セットと判定する制御構成であっても良い。
1・・・ガスコンロ
1A・・・本体ケース
2・・・ガスバーナ
21・・・バーナボディ
210・・・嵌合孔
23・・・バーナヘッド
230・・・円筒部(筒部)
233・・・連通口
30・・・制御回路(制御手段)
4・・・鍋底温度センサ
40・・・センサケース
401・・・集熱板
402・・・ケース側壁
41・・・第2温度検知素子
44・・・第1温度検知素子(温度検知手段)
S1・・・分布室
S2・・・センサ挿通孔(筒部内部)

Claims (5)

  1. バーナボディの上部にバーナヘッドが着脱自在に載置されるとともに、バーナヘッドの下部にはバーナボディ内部の分布室との隔壁を成す筒部が連設されたガスバーナと、ガスバーナの燃焼制御を行う制御手段とを備えたガスコンロであって、
    筒部の側壁には、バーナヘッドがバーナボディへ正しくセットされていない誤セット状態において、前記分布室と筒部内部とを繋ぐ連通口が設けられ、
    バーナヘッドには、筒部内部の温度を検知する温度検知手段が配設され、
    制御手段は、ガスバーナ点火後の温度検知手段の検知温度が異常状態を示した場合に、バーナヘッドの誤セットと判定してガスバーナの燃焼を停止させる制御構成を備えた、ガスコンロ。
  2. 請求項1に記載のガスコンロにおいて、
    制御手段は、ガスバーナ点火後における温度検知手段の検知温度の単位時間あたりの温度上昇値が基準温度上昇値以上を示す異常状態である場合に、バーナヘッドの誤セットと判定する制御構成とした、ガスコンロ。
  3. 請求項1に記載のガスコンロにおいて、
    バーナヘッドの筒部内部に貫設されたセンサ挿通孔の上方へ突設される鍋底温度センサを備え、
    鍋底温度センサのセンサケース内には、前記温度検知手段となる第1温度検知素子と、ガスバーナの上方へ載置される鍋の底面の温度を検知する第2温度検知素子とが設けられ、
    制御手段は、ガスバーナ点火後の第1温度検知素子の検知温度が第2温度検知素子の検知温度より高い異常状態である場合に、バーナヘッドの誤セットと判定する制御構成とした、ガスコンロ。
  4. 請求項1または3に記載のガスコンロにおいて、
    バーナヘッドの筒部内部に貫設されたセンサ挿通孔の上方へ突設される鍋底温度センサを備え、
    鍋底温度センサのセンサケース内には、前記温度検知手段となる第1温度検知素子と、ガスバーナの上方へ載置される鍋の底面の温度を検知する第2温度検知素子とが設けられ、
    制御手段は、ガスバーナ点火後の第1温度検知素子と第2温度検知素子との検知温度差が予め設定された基準値以上を示す異常状態である場合に、バーナヘッドの誤セットと判定する制御構成とした、ガスコンロ。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のガスコンロにおいて、
    制御手段は、前記異常状態が所定時間以上続いたことを条件としてバーナヘッドの誤セットと判定することを特徴とする、ガスコンロ。
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