JP2009264610A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】圧電点火装置13を具備したガスコンロ1において、メインガス通路5を開閉するマグネット電磁弁9への通電を制御する制御部20を設けて、制御部20は、操作ツマミ12による点火操作をマイクロスイッチ19を介して検出すると、マグネット電磁弁9に通電させてマグネット電磁弁9を所定時間強制的に開弁保持させるようにした。
【選択図】図1
Description
こうしてメインバーナに炎が形成されると、メインバーナの近傍に設置した燃焼検出手段としての熱電対がこれを感知して熱起電力を発生し、安全弁を開弁保持させる。よって、操作ツマミから手を離してもそのままメインバーナの燃焼は維持されることになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、点火不良が発生した際の燃料ガスの放出を最小限に抑えるために、制御部は、点火操作が所定回数行われても燃焼検出手段によるバーナの燃焼の検出ができない場合は、その後の点火操作の際に安全弁への通電を行わないようにしたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、点火不良が発生した際の燃料ガスの放出を最小限に抑えるために、制御部は、所定時間より長い第2の所定時間内で点火操作が所定回数行われても燃焼検出手段によるバーナの点火燃焼の検出ができない場合は、その後の第2の所定時間内での点火操作の際に安全弁への通電を行わないようにしたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、点火不良が発生した際に点火操作を繰り返しても、燃料ガスの放出を最小限に抑えて爆着点火を防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、点火不良が発生した際に第2の所定時間内で点火操作を繰り返し行っても、燃料ガスの放出を最小限に抑えて爆着点火を防止することができる。
図1は、加熱調理器の一例であるガスコンロの概略図で、ガスコンロ1は、メインバーナ2と、メインバーナ2に火移り点火させるパイロットバーナ3と、メインバーナ2及びパイロットバーナ3に燃料ガスを供給するコック本体4とを備える。コック本体4内には、メインバーナ2へのガス導管6が接続されるメインガス通路5と、その下流側でパイロットバーナ3へのガス導管8が接続されるパイロットガス通路7とが併設されると共に、両通路5,7よりも上流側に、メインガス通路5の開閉を行う安全弁としてのマグネット電磁弁9が設けられている。
また、コック本体4内には、回転によりメインガス通路5とパイロットガス通路7とを開閉させる閉子10と、回転方向で閉子10に連結され、軸方向へ移動可能な操作軸11とが夫々収容されて、操作軸11の先端に操作ツマミ12が固着されている。
まず、S1で操作ツマミ12を前方へ押し込むと、S2でマイクロスイッチ19がONするため、このON信号を得た制御部20は、マグネット電磁弁9への通電を開始する。このとき操作ツマミ12の押し込みによって操作軸11が前進してマグネット電磁弁9の弁体が強制的に開弁方向へ後退し、メインガス通路5を開放するため、通電によってそのまま吸着して開弁保持される。この通電は所定時間(例えば4秒)維持される。
図3に示すフローチャートにおいては、S11での最初の点火操作(操作ツマミ12の押し回し)では、S12でマグネット電磁弁9への通電を所定時間継続して開弁保持する強制吸着を実行する。そして、S13で熱電対21の熱起電力が1.8mV以上か否かを判別し、1.8mV以上であれば、メインバーナ2への点火が正常に行われたとして、S14でそのままマグネット電磁弁9への通電を継続して立ち消えを監視する通常動作へ移行する。一方、S13の判別で熱起電力が1.8mVを下回っていれば、S15で点火不良(1回目)が発生したとして、制御部20内の図示しない記憶部に点火操作の回数(1回目)を記憶する。
一方、S23の判別で熱起電力が1.8mVを下回っていれば、S25で点火不良が発生したとして、その後はS26で点火操作を行っても強制吸着を行わず、S22〜26の処理が繰り返されるが、メインバーナ2への点火が正常に行われればS24の通常動作へ移行する。
なお、強制開弁保持を行わない点火操作の回数は2回に限らず、適宜増減して差し支えないし、点火不良が所定回数に達した場合は、ブザーやランプの点滅等による報知手段によってユーザーに知らせるようにするのが望ましい。
まず、S31で初回の点火操作が行われると、S32で強制吸着を実行する。次に、S33で熱起電力が1.8mV以上か否かを判別し、1.8mV以上であれば、S34で通常動作へ移行する。一方、S33の判別で熱起電力が1.8mVを下回っていれば、S35で点火不良となる。
そして、S36で次回の点火操作が行われると、S37で、その点火操作が初回の点火操作から5秒以内か否かを判別する。ここで5秒以内であると、S38で強制吸着をOFFして、S39で熱起電力が1.8mV以上か否かを判別する。ここで1.8mV以上であれば、メインバーナ2への点火が正常に行われたとして、S34の通常動作へ移行する。
一方、S37又はS41の判別で初回の点火操作から5秒を越えていれば、S43で強制吸着を実行し、S44で熱起電力が1.8mV以上か否かを判別する。5秒を超えていれば、メインバーナ2付近での燃料ガスの滞留は少ないと考えられるからである。そして、S44の判別で1.8mV以上であれば、S34で通常動作へ移行し、1.8mVを下回っていれば、S45で点火不良として、S42以降の処理を繰り返すことになる。
なお、この点火制御においても、第2の所定時間は適宜増減可能であるし、当該所定時間経過後の点火操作が所定回数に達したら、強制吸着をOFFしたり、報知手段によって報知したりしてもよい。
まず、S51で初回の点火操作が行われると、S52で強制吸着を実行する。次に、S53で熱起電力が1.8mV以上か否かを判別し、1.8mV以上であれば、S54でメインバーナへの点火が正常に行われたとして通常動作へ移行する。S53で熱起電力が1.8mVを下回っていれば、S55で点火不良としてその回数(1回目)を記憶する。
次に、S56で2回目の点火操作が行われると、S57で強制吸着を実行し、S58で熱起電力が1.8mV以上か否かを判別する。ここで1.8mV以上であれば、S59で通常動作へ移行して点火不良の記憶回数をリセットする。S58の判別で熱起電力が1.8mVを下回っていれば、S60で点火不良(2回目)として記憶する。
そして、S66で4回目以降の点火操作が行われると、S63からの処理が繰り返される。すなわち、強制吸着のOFF状態で点火操作が行われる。
なお、この点火制御においても、強制吸着をOFFする回数や時間を増減したり、時間経過後の強制吸着をOFFしたり、報知手段を採用したり等の設計変更は可能である。
Claims (3)
- バーナと、そのバーナへのガス通路に設けられ、操作ツマミの点火操作によって強制的に開弁して前記ガス通路を開放させる安全弁と、前記操作ツマミの点火操作によって作動するハンマーと、そのハンマーによって打撃されて前記バーナに点火する圧電素子と、前記操作ツマミの点火操作を検出する点火操作検出手段と、前記バーナの燃焼を検出する燃焼検出手段とを備えた加熱調理器であって、
前記安全弁への通電を制御する制御部を設けて、前記制御部は、前記操作ツマミによる点火操作を前記点火操作検出手段を介して検出すると、前記安全弁に通電して前記安全弁を所定時間強制的に開弁保持させることを特徴とする加熱調理器。 - 前記制御部は、前記点火操作が所定回数行われても前記燃焼検出手段による前記バーナの燃焼の検出ができない場合は、その後の前記点火操作の際に前記安全弁への通電を行わないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
- 前記制御部は、前記所定時間より長い第2の所定時間内で前記点火操作が所定回数行われても前記燃焼検出手段による前記バーナの点火燃焼の検出ができない場合は、その後の前記第2の所定時間内での前記点火操作の際に前記安全弁への通電を行わないようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008111602A JP2009264610A (ja) | 2008-04-22 | 2008-04-22 | 加熱調理器 |
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JP2008111602A Pending JP2009264610A (ja) | 2008-04-22 | 2008-04-22 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2008
- 2008-04-22 JP JP2008111602A patent/JP2009264610A/ja active Pending
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