JP5175766B2 - ガスコンロ - Google Patents
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Description
ガスバーナの点火操作時に手動で開弁される手動開閉弁を備えた器具栓をガスバーナへガス供給するガス通路に設置するガスコンロにおいて、
ガスバーナ上における調理容器の有無を検知する調理容器検知手段と、
ガス通路又は器具栓に設けてガスバーナへのガス供給を遮断する閉弁手段と、
点火操作時の動作を制御する点火制御手段とを設け、
上記点火制御手段は、手動で器具栓の手動開閉弁を開弁させる点火操作が開始されると閉弁手段へ閉信号を出力し、その後に調理容器検知手段により調理容器無しが検知されている場合は閉弁手段を閉弁保持してガスバーナへのガス供給を遮断して点火させないように制御する構成としたものである。
これにより、点火操作開始時に直ちに閉弁手段が閉弁制御されても、その後に調理容器有が検知されている場合は閉弁手段を開弁させるので、閉弁手段によってガスバーナへのガス供給が遮断されることはない。従って、ガスバーナ上に調理容器が有るときは、点火操作を行うことによりガスバーナを点火させることができる。
上記点火制御手段は、位置検出手段が1段目の手動操作位置を検出すると閉弁手段へ閉信号を出力し、その後に調理容器検知手段の検知信号により調理容器有無を判定し、
調理容器無しの場合は、閉弁手段を閉弁保持してガスバーナへのガス供給を遮断して点火させないように制御し、
調理容器有りの場合は、位置検出手段が2段目の手動操作位置を検出するまでの間に閉弁手段へ開信号を出力して閉弁手段を開弁させるようにし、2段目の手動操作位置を検出すると火花放電させて点火する制御構成とするのが望ましい。
図1に示すように、ガスコンロ1は、矩形箱状のコンロ本体10を有し、コンロ本体10の上面の天板にはガスバーナ11を臨ませ且つ五徳12を配置する2口(複数)のコンロ部13が設けられている。各コンロ部13の中央には、先端の感熱部が鍋等の調理容器Aの底部に接触して調理容器底温度を検出する調理容器温度センサ14が設けられている。この調理容器温度センサ14は、昇降自在に支持されており、そして、図2に示すように、調理容器温度センサ14の基端部には、この調理容器温度センサ14の昇降状態を検知するマイクロスイッチ等の調理容器検知手段15が設けられている。調理容器検知手段15は、調理容器温度センサ14の上下動可能な軸部に設けた突起部15aと、この突起部15aが所定位置に下降したときオン動作するスイッチ部15bとを備え、ガスバーナ11上の調理容器Aの有無を検知する。つまり、調理容器検知手段15は、五徳12に調理容器Aが無いときは調理容器温度センサ14が上昇位置にあって突起部15aがスイッチ部15bに接触せずオフされ(図2(a)参照)、五徳12に調理容器Aが有るときは調理容器温度センサ14が下降位置にあって突起部15aがスイッチ部15bに接触してオンされる(図2(b)参照)。従って、この調理容器検知手段15のオンオフ信号よりガスバーナ11上の調理容器Aの有無が検知される。
そして、熱電対(TC)が炎を検知して着火レベル以上になると(S13)、イグナイタへの電圧の印加を停止する(S14)。その後、点消火ボタン3の押込みを解除すると、点消火ボタン3が保持位置で保持され、器具栓2の元ガス弁24及び電磁安全弁25が開弁保持されるとともに、ガス遮断弁7が開弁保持され、ガスバーナ11の燃焼が継続される(S15)。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものでなく本発明の範囲内で種々の変更を施すことができる。
例えば、上記実施形態では、手動開閉弁として、元ガス弁24と電磁安全弁25とのセットで構成したが、電磁安全弁25を廃止して元ガス弁24のみで手動開閉弁を構成してもよい。この場合、ガスバーナ11の失火時には閉弁手段であるガス遮断弁7を閉弁させればよい。
器具栓2の手動操作位置を2段階で検出する位置検出手段(マイクロスイッチ5)を設けるが、最初の1段目の手動操作位置だけ検出するものでもよい。この場合、図5のフローチャートにおいて2段目の手動操作位置の検出動作(S11)を省略して動作させればよい。
点消火ボタン3は、押し込み式に限らず、回転式でもよい。
2 器具栓
3 点消火ボタン
5 マイクロスイッチ
6 ガス量調整弁
7 ガス遮断弁(閉弁手段)
8 制御装置
11 ガスバーナ
15 調理容器検知手段
24 元ガス弁
25 電磁安全弁
81 点火制御手段
A 調理容器
Claims (3)
- ガスバーナの点火操作時に手動で開弁される手動開閉弁を備えた器具栓をガスバーナへガス供給するガス通路に設置するガスコンロにおいて、
ガスバーナ上における調理容器の有無を検知する調理容器検知手段と、
ガス通路又は器具栓に設けてガスバーナへのガス供給を遮断する閉弁手段と、
点火操作時の動作を制御する点火制御手段とを設け、
上記点火制御手段は、手動で器具栓の手動開閉弁を開弁させる点火操作が開始されると閉弁手段へ閉信号を出力し、その後に調理容器検知手段により調理容器無しが検知されている場合は閉弁手段を閉弁保持してガスバーナへのガス供給を遮断して点火させないように制御する構成としたガスコンロ。 - 請求項1に記載のガスコンロにおいて、
上記点火制御手段は、調理容器検知手段により調理容器有りが検知されている場合は閉弁手段へ開信号を出力して閉弁手段を開弁させてガスバーナへのガス供給が行われるように制御する構成としたガスコンロ。 - 請求項1又は2に記載のガスコンロにおいて、
上記器具栓の手動操作位置を2段階で検出する位置検出手段を設け、
上記点火制御手段は、位置検出手段が1段目の手動操作位置を検出すると閉弁手段へ閉信号を出力し、その後に調理容器検知手段の検知信号により調理容器有無を判定し、
調理容器無しの場合は、閉弁手段を閉弁保持してガスバーナへのガス供給を遮断して点火させないように制御し、
調理容器有りの場合は、位置検出手段が2段目の手動操作位置を検出するまでの間に閉弁手段へ開信号を出力して閉弁手段を開弁させるようにし、2段目の手動操作位置を検出すると火花放電させて点火する制御構成としたガスコンロ。
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