JP7303097B2 - ガスコンロ - Google Patents

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Description

本発明は、天板に開設したバーナ用開口に臨むコンロバーナと、バーナ用開口を囲うようにして天板上に設置される五徳と、コンロバーナの点火操作及び消火操作を行う手動の操作部材と、コンロバーナの火力を調節する火力調節弁と、五徳上の調理容器の有無を検知する調理容器検知手段とを備えるガスコンロに関する。
従来、この種のガスコンロとして、特許文献1により、操作部材による点火操作時に、調理容器検知手段で調理容器無しを検知した場合は、点火電極でのスパークを中止してコンロバーナに点火させないようにすると共に、コンロバーナへのガス供給を停止して、生ガスが放出されないようにしたものが知られている。ここで、特許文献1に記載のものにおいて、火力調節弁は、コンロバーナへのガス供給路に、コンロバーナの最小火力を規定するオリフィスと並列に介設したラッチ式電磁弁で構成されており、火力調節弁を閉弁してもコンロバーナへのガス供給を停止できない。
そこで、特許文献1に記載のものでは、火力調節弁とは別に、コンロバーナへのガス供給を停止する遮断弁を設け、操作部材による点火操作時に、調理容器検知手段で調理容器無しを検知した場合は、遮断弁を閉弁させて、コンロバーナへのガス供給を停止している。然し、特許文献1に記載のものは、火力調節弁に加えて遮断弁が必要になるため、コストが高くなる不具合がある。
また、電動モータで駆動される電動式火力調節弁も公知である。そして、電動式火力調節弁として、コンロバーナへのガス供給を停止する全閉状態に切換え自在なものも知られている。従って、全閉状態に切換え自在な電動式火力調節弁を用い、操作部材による点火操作時に、調理容器検知手段で調理容器無しを検知した場合は、電動式火力調節弁を全閉状態に切換えて、コンロバーナへのガス供給を停止することも考えられる。これによれば、上述した遮断弁が不要になり、コストダウンを図ることができる。
ところで、電動式火力調節弁を用いる場合、点火操作時は、電動式火力調節弁を、コンロバーナの火力を点火に適した火力、例えば、最大火力とする状態に切換える必要がある。そこで、従来、操作部材による消火操作時に、電動式火力調節弁を最大火力状態に切換えて次の点火操作まで待機させ、点火操作時にコンロバーナに直ちに点火させることができるようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
然し、次の点火操作まで電動式火力調節弁が最大火力状態になっていると、点火操作時に、調理容器検知手段で調理容器無しを検知した場合、電動式火力調節弁を全閉状態に切換えるまでに時間がかかり、その間に生ガスが放出されてしまう。この場合、電動式火力調節弁に加えて上記特許文献1に記載の遮断弁を設ければ、生ガスの放出を防止できるが、これではコストが高くなってしまう。
特開2010-139189号公報 特開2015-169378号公報
本発明は、以上の点に鑑み、点火操作時に調理容器無しを検知した場合の生ガスの放出を遮断弁を設けずに防止でき、且つ、点火操作時に調理容器有りを検知した場合は、応答性よく点火できるようにしたガスコンロを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、天板に開設したバーナ用開口に臨むコンロバーナと、バーナ用開口を囲うようにして天板上に設置される五徳と、コンロバーナの点火操作及び消火操作を行う手動の操作部材と、コンロバーナの火力を調節する電動式火力調節弁と、五徳上の調理容器の有無を検知する調理容器検知手段とを備えるガスコンロであって、操作部材による点火操作時に、調理容器検知手段で調理容器無しを検知した場合は、コンロバーナへのガス供給を停止するものにおいて、電動式火力調節弁は、コンロバーナへのガス供給を停止する全閉状態に切換え自在であって、付勢手段により開き方向に付勢され、電動モータにより連動機構を介して駆動される直動部材により付勢手段の付勢力に抗して全閉状態に切換えられるようにし、操作部材による点火操作時に、調理容器検知手段で調理容器有りを検知した場合は、電動式火力調節弁をコンロバーナの火力を点火に適した火力とする状態に切換え、調理容器検知手段で調理容器無しを検知した場合は、電動式火力調節弁を全閉状態に切換えて、コンロバーナへのガス供給を停止するようにし、操作部材による消火操作時は、電動式火力調節弁を所定の待機状態に切換えて次の点火操作まで待機させるようにし、この待機状態は、全閉状態又は全閉状態の近傍の状態に設定されることを特徴とする。
本発明によれば、点火操作が行われるまで電動式火力調節弁は全閉状態又は全閉状態の近傍の状態で待機しているため、点火操作時に調理容器無しを検知した場合、電動式火力調節弁を直ちに全閉状態にすることができる。従って、点火操作時に調理容器無しを検知した場合の生ガスの放出を遮断弁を設けずに防止でき、コストダウンを図ることができる。また、電動式火力調節弁は、付勢手段により開き方向に付勢されているため、電動式火力調節弁を開き方向に動作させる際に殆ど負荷は係らず、電動モータを高速回転させることができる。従って、点火操作時に調理容器有りを検知した場合は、電動式火力調節弁を電動モータの高速回転で待機状態(全閉状態又は全閉状態の近傍の状態)から点火に適した火力となる状態に速やかに切換えて、コンロバーナに応答性よく点火することができる。
尚、電動式火力調節弁の待機状態を全閉状態とした場合、全閉状態において連動機構に直動部材を介して作用する閉弁反力により連動機構での食付きを生ずる可能性がある。かかる食付きを防止する上で、待機状態は、全閉状態の近傍であって、コンロバーナの火力を最小とする最小火力状態であることが望ましい。
本発明の実施形態のガスコンロの斜視図。 実施形態のガスコンロのガス配管を示す回路図。 実施形態のガスコンロに設けられるコンロバーナ用バルブユニットの切断側面図。 コンロバーナ用バルブユニットに設けられる電磁安全弁と元弁の操作部材による動作を示す要部の切断側面図。 コンロバーナ用バルブユニットに設けられる操作部材の位置検出のためのマイクロスイッチの作動を示す説明図。 コンロバーナ用バルブユニットに設けられる電動式火力調節弁の拡大切断側面図。 実施形態のガスコンロに設けられる調理容器検知手段の動作を模式的に示す説明図。 実施形態のガスコンロにおける電動式火力調節弁の制御内容を示すフロー図。
図1に示す本発明の実施形態のガスコンロは、コンロ本体1の上面を覆う天板2に開設した左右一対のバーナ用開口(図示せず)に臨む左右一対のコンロバーナ3,3と、左右夫々のバーナ用開口を囲うようにして天板2上に載置される左右一対の五徳4,4と、コンロ本体1に組み込んだグリル5とを備えている。コンロ本体1の前面パネル11には、左右のコンロバーナ用の点消火キー12,12と、これら点消火キー12,12の上方に位置するコンロバーナ用の火力調節レバー13,13と、グリル用の点消火キー14と、その上方に位置するグリル5の上火バーナ用と下火バーナ用の上下一対の火力調節レバー15、15とが設けられている。
図2を参照して、ガス供給路6は、左右のコンロバーナ3,3にガスを供給するコンロバーナ用の一対のガス供給路6a,6aとグリル5の上火バーナ51と下火バーナ52とにガスを供給するグリル用のガス供給路6bとに分岐されている。各コンロバーナ用のガス供給路6aには、電磁安全弁71と元弁72と電動式火力調節弁73と火力調節レバー13に連動する手動式火力調節弁74とを備えるコンロバーナ用のバルブユニット7が介設され、グリル用のガス供給路6bには、電磁安全弁81と元弁82と上火バーナ用の火力調節レバー15に連動する手動式の上火バーナ用火力調節弁83と下火バーナ用の火力調節レバー15に連動する手動式の下火バーナ用火力調節弁83とを備えるグリル用のバルブユニット8が介設されている。
以下、図3を参照して、コンロバーナ用のバルブユニット7について詳述する。尚、グリル用のバルブユニット8の電磁安全弁81、元弁82及び手動式火力調節弁83,83は、コンロバーナ用のバルブユニット7の後述する電磁安全弁71、元弁72及び手動式火力調節弁74と同様の構造になっており、その説明は省略する。
コンロバーナ用のバルブユニット7は、コンロバーナ用ガス供給路6aの上流側部分を接続する流入口70aとコンロバーナ用ガス供給路6aの下流側部分を接続する流出口70bとを有するバルブケーシング70を備えており、このバルブケーシング70内に、上流側から順に、電磁安全弁71と元弁72と電動式火力調節弁73と手動式火力調節弁74とが組み込まれている。
電磁安全弁71は、弁座711と、弁座711に上流側たる後方(図3で左方)から着座可能な弁体712と、弁体712に後方にのびる弁軸712aを介して連結されるアーマチュア713と、弁体712が弁座711から離隔した所定の開弁位置に変位したときにアーマチュア713が当接する電磁石714と、弁体712を弁座711に着座する閉弁位置(図3に示す位置)に付勢する弁バネ715とを備えている。元弁72は、弁座721と、弁座721に後方から着座可能で、後述する操作ロッド76に固定された弁体722と、弁体722を弁座721に着座する閉弁位置(図3に示す位置)に付勢する弁バネ723とを備えている。
また、バルブユニット7は、バルブケーシング70の前端に取付けたガイドブロック751に前後方向に摺動自在に支持される手動の操作部材75を備えている。操作部材75は、バネ752で前方に付勢されて点消火キー12の裏面に当接しており、点消火キー12を介して前端の消火位置(図3に示す位置)から後端の点火位置まで押し操作される。更に、操作部材75は、ハート形のカム溝753aとこれに係合する係合子753bとから成るプッシュプッシュ機構753により、点火位置での押圧解除で消火位置と点火位置との間の所定の燃焼位置に移動して係止され、燃焼位置での押し操作後の押圧解除で消火位置に戻される。
また、操作部材75の後方に対向する操作ロッド76がバルブケーシング70内に前後方向に進退自在に挿入されている。操作部材75を消火位置から押し操作すると、操作部材75に押されて操作ロッド76が後方に移動し、操作ロッド76に固定した元弁72の弁体722が弁バネ723の付勢力に抗して弁座721から離れ、元弁72が開弁される。操作ロッド76が更に後方に移動すると、電磁安全弁71の弁体712に操作ロッド76が当接して、弁体712が弁バネ715の付勢力に抗して後方に押動される。そして、操作部材75を点火位置まで押し操作したとき、図4(a)に示す如く、アーマチュア713が電磁石714に当接する開弁位置まで弁体712が押動されて電磁安全弁71が強制開弁されるようにしている。また、操作部材75を点火位置での押圧解除で弁バネ723及びバネ752の付勢力により燃焼位置に戻すと、図4(b)に示す如く、元弁72は開弁状態に維持されるが、操作ロッド76の後端が電磁安全弁71の弁座711よりも前方に変位して、電磁安全弁71の強制開弁が解除される。更に、操作部材75を燃焼位置での押し操作後の押圧解除で弁バネ723及びバネ752の付勢力により消火位置に戻すと、元弁72が閉弁される。
図5を参照して、ガイドブロック751には、操作部材75の位置を検出するマイクロスイッチ77が設けられている。このマイクロスイッチ77は、第1と第2の2つの接点771,772を有している。操作部材75が消火位置に存するときは、図5(a)に示す如く、第1と第2の両接点771,772がオフしているが、操作部材75が燃焼位置に存するときは、図5(b)に示す如く、操作部材75に設けた第1のカム部754に押されて第1接点771がオンし、操作部材75が点火位置に存するときは、図5(c)に示す如く、操作部材75に設けた第2のカム部754に押されて、第1接点771に加えて第2接点772がオンする。
第1と第2の各接点771,772のオンオフ信号は、制御手段たる図外のコントローラに入力される。コントローラは、操作部材75の消火位置からの押し操作で、操作部材75が燃焼位置に到達して第1接点771がオンしたときに、電磁安全弁71の電磁石714への通電を開始し、操作部材75が点火位置に到達して第2接点772がオンしたときに、コンロバーナ3に付設した点火電極31でのスパークを行い、コンロバーナ3に点火する。点火後、操作部材75を燃焼位置に戻すことで第2接点772がオフしたときは、点火電極31でのスパークを終了するが、第1接点771がオンしてから所定の待ち時間が経過するまでは電磁安全弁71の電磁石714への通電を継続して、電磁安全弁71を開弁保持する。この待ち時間の間に、コンロバーナ3に付設した火炎検知素子たる熱電対32の起電力が所定レベル以上に上昇すれば、コントローラは、以後、コンロバーナ3の失火で熱電対32の起電力が所定レベルを下回るまで電磁石714への通電を継続する。操作部材75を消火位置に戻すことで、第1接点771がオフしたときは、電磁石714への通電を停止し、元弁72に加えて電磁安全弁71を閉弁させる。
手動式火力調節弁74は、流出口70bに連なるバルブケーシング70の上部の弁孔741に上流側たる前方(図3の右方)から挿入可能なニードル弁体742を備えている。ニードル弁体742のバルブケーシング70外に突出する前端部には、上方にのびるピン743が固定されている。また、火力調節レバー13は、バルブケーシング70の上端面に突設したボス部701により、横方向に揺動自在に軸支されている。更に、火力調節レバー13には、前後方向に対し横方向に傾斜した長孔状のカム孔131が形成されている。そして、ピン743を、バルブケーシング70の上端に固定のガイド板702に形成した前後方向に長手のガイド孔702aを通してカム孔131に係合させている。これにより、火力調節レバー13の横方向への揺動で、カム孔131を介してピン743、即ち、ニードル弁体742が前後方向に進退し、コンロバーナ3の火力が調節される。また、操作部材75を点火位置まで押し操作する点火操作時は、図外の連動機構を介して火力調節レバー13を火力を大きくする方向に揺動させ、手動式火力調節弁74をコンロバーナ3の火力を最大にする最大火力状態(図3に示す状態)に切換える。
電動式火力調節弁73は、コンロバーナ3へのガス供給を停止する全閉状態に切換え自在であって、付勢手段734により開き方向に付勢され、ステッピングモータ等から成る電動モータ735により連動機構736を介して駆動される直動部材737により付勢手段734の付勢力に抗して全閉状態に切換えられるように構成されている。図6を参照して、より具体的に説明すれば、電動式火力調節弁73は、弁座731と、弁座731に接近する閉じ方向(図6の右方)と弁座731から離隔する開き方向(図6の左方)とに移動自在な主弁体732と、主弁体732に対し開き方向に対向する、直動部材737に当接する副弁体733とを備えている。主弁体732は、弁座731に開設した弁孔731aに挿入可能なニードル部732aと、弁座731に着座可能な弾性材料製の閉塞部732bと、閉塞部732bが弁座731に着座した状態でも主弁体732の上流側から下流側にガスを流すオリフィス孔732cと、副弁体733が着座可能で、オリフィス孔732cが開口する副弁座732dとを有している。副弁体733には、副弁座732dに着座した状態でのシール性を向上するため、副弁座732dに対向する弾性材料製のパッキン733aが取付けられている。
付勢手段734は、主弁体732を開き方向に付勢する第1の付勢手段734aと、主弁体732に対し副弁体733を第1の付勢手段734aよりも強い力で開き方向に付勢する第2の付勢手段734bとで構成されている。また、主弁体732に対する副弁体733の開き方向への移動を定位置で制止するストッパ手段738を備えている。このストッパ手段738は、副弁体733を囲う主弁体732の筒部732eに形成した窓孔738aと、副弁体733の外周面に突設した、窓孔738aに遊びを持って挿入される爪部738bとで構成されている。そして、窓孔738aの開き方向の端縁に爪部738bが係合したところで、副弁体733が主弁体732に対しそれ以上開き方向に移動しないようにしている。
連動機構736は、電動モータ735の出力軸735aに連結される雄ねじ736aと、雄ねじ736aが螺合する、回り止めされた摺動子736bとから成る送りねじ機構で構成されている。摺動子736bは、連動機構736の配置部をガスシールするダイヤフラム737aに当接しており、このダイヤフラム737aに直動部材737を連結している。
図6に示す如く、主弁体732の閉塞部732bが弁座731に着座すると共に、副弁体733が主弁体732の副弁座732dに着座してオリフィス孔732cを閉塞する状態が、電動式火力調節弁73の全閉状態であって、コンロバーナ3へのガス供給が停止される。この全閉状態から電動モータ735により連動機構736を介して直動部材737を開き方向に移動させると、副弁体733が第2の付勢手段734bの付勢力により直動部材737に追従して開き方向に移動する。主弁体732に対する副弁体733の開き方向への移動がストッパ手段738で制止されるまでは、主弁体732の開き方向への移動が第2の付勢手段734bの付勢力によって阻止されて、主弁体732の閉塞部732bが弁座731に着座した状態に維持されると共に、副弁体733が副弁座732dから離隔して、オリフィス孔732cが開放され、電動式火力調節弁73は、コンロバーナ3の火力をオリフィス孔732cで規定される最小火力とする最小火力状態になる。主弁体732に対する副弁体733の開き方向への移動がストッパ手段738で制止された後、副弁体733を更に開き方向に移動させれば、主弁体732が第1の付勢手段734aの付勢力により副弁体733に追従して開き方向に移動し、主弁体732の閉塞部732bが弁座731から離隔して、コンロバーナ3の火力が次第に増加する。
コンロバーナ3には、五徳4上の調理容器の底面に当接する鍋底温度センサ33が付設されている。そして、コントローラは、温調モードでの調理が選択されたとき、鍋底温度センサ33の検出温度が所定の設定温度になるよう電動式火力調節弁73を介してコンロバーナ3の火力を最小火力と最大火力との間で調節する温調制御を行う。
また、本実施形態のガスコンロは、五徳4上の調理容器の有無を検知する調理容器検知手段9を備えている。具体的には、鍋底温度センサ33を利用して調理容器検知手段9を構成している。ここで、鍋底温度センサ33は、昇降自在に支持されている。そこで、図7に示す如く、鍋底温度センサ33と一緒に昇降する部材に取付けたドグ92と協働するマイクロスイッチ91を設け、これらマイクロスイッチ91とドグ92により調理容器検知手段9を構成している。五徳4上に調理容器が無いときは、図7(a)に示す如く、鍋底温度センサ33が上昇して、マイクロスイッチ91はオフとなり、五徳4上に調理容器Pが有るときは、図7(b)に示す如く、鍋底温度センサ33が下降して、マイクロスイッチ91はドグ92に押されてオンになる。
ここで、安全性を確保するには、五徳4上に調理容器が無い状態でコンロバーナ3に点火することを阻止する必要がある。そこで、操作部材75による点火操作時に、調理容器検知手段9で調理容器無しを検知した場合は、点火電極31でのスパークを中止し、更に、電動式火力調節弁73を全閉状態に切換えて、コンロバーナ3から生ガスが放出されないようにしている。以下、コントローラによる電動式火力調節弁73の制御内容を図8を参照して説明する。
電動式火力調節弁73の制御では、先ず、STEP1において、操作部材75による点火操作が行われたか否か、具体的には、操作部材75が点火位置まで押し込まれてマイクロスイッチ77の第1と第2の両接点771,772がオンしたか否かを判別する。そして、操作部材75による点火操作時は、STEP2に進み、マイクロスイッチ91のオンオフで五徳4上の調理容器の有無を検知する。マイクロスイッチ91がオンし、調理容器有りを検知した場合は、STEP3に進み、電動式火力調節弁73をコンロバーナ3の火力を点火に適した火力とする状態(点火火力状態)、例えば、最大火力とする状態に切換える。
次に、STEP4に進み、操作部材75が燃焼位置に戻されたか否か、具体的には、マイクロスイッチ77の第1接点771がオンで、第2接点772がオフになったか否かを判別する。操作部材75が燃焼位置に戻されると、STEP5に進み、電動式火力調節弁73の通常制御を行う。この通常制御は、温調モードの選択時は、鍋底温度センサ33の検出温度に基づく電動式火力調節弁73の制御であり、温調モードが選択されていないときは、電動式火力調節弁73を最大火力状態として、手動式火力調節弁74による火力調節を可能とする制御である。
次に、STEP6に進み、操作部材75による消火操作が行われたか否か、具体的には、操作部材75が消火位置に戻されて、マイクロスイッチ77の第1と第2の両接点771,772がオフしたか否かを判別する。消火操作が行われるまでは、STEP5に戻って、電動式火力調節弁73の通常制御を継続する。そして、操作部材75による消火操作時は、STEP7で電動式火力調節弁73を所定の待機状態に切換えた後STEP1に戻り、次の点火操作まで電動式火力調節弁73を待機状態で待機させる。
ここで、待機状態は、全閉状態又は全閉状態の近傍の状態、好ましくは、全閉状態の近傍であって、コンロバーナ3の火力を最小とする最小火力状態に設定される。その理由は、以下の通りである。即ち、電動式火力調節弁73の待機状態を全閉状態に設定した場合、全閉状態において連動機構736に直動部材737を介して作用する閉弁反力により連動機構736での食付き(摺動子736bに対する雄ネジ736aの食付き)を生じ、点火操作時に電動式火力調節弁73を速やかに点火火力状態に切換えられなくなる可能性がある。これに対し、電動式火力調節弁73の待機状態を最小火力状態に設定すれば、かかる不具合を生じず、有利である。
STEP2において、マイクロスイッチ91がオフのままで、調理容器無しを検知した場合は、STEP8に進んで電動式火力調節弁73を全閉状態に切換え、更に、STEP9で調理容器無しであることを報知するエラー表示を行う。このように電動式火力調節弁73を全閉状態に切換えれば、点火操作時に電磁安全弁71と元弁72とが開弁されていても、コンロバーナ3にガスは供給されない。次に、STEP10で操作部材75による点火操作が終了したか否か、具体的には、操作部材75が点火位置での押圧解除で燃焼位置に戻されてマイクロスイッチ77の第2接点772がオフされたか否かを判別し、点火操作が終了するまでは、STEP9に戻ってエラー表示を継続する。そして、点火操作が終了したときに、STEP7に進んで電動式火力調節弁73を待機状態に切換える。
上記の制御によれば、点火操作が行われるまで電動式火力調節弁73は待機状態(全閉状態又は全閉状態の近傍の状態)で待機しているため、点火操作時に調理容器無しを検知した場合、電動式火力調節弁73を直ちに全閉状態にすることができる。従って、点火操作時に調理容器無しを検知した場合の生ガスの放出を上述した特許文献1に記載の如き遮断弁を設けずに防止でき、コストダウンを図ることができる。
また、電動式火力調節弁73は、付勢手段734により開き方向に付勢されているため、電動式火力調節弁73を開き方向に動作させる際に殆ど負荷は係らず、電動モータ735を高速回転させることができる。従って、点火操作時に調理容器有りを検知した場合は、電動式火力調節弁73を電動モータ735の高速回転で待機状態から点火火力状態(例えば、最大火力状態)に速やかに切換えて、コンロバーナ3に応答性よく点火することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態では、電動式火力調節弁73を主弁体732と副弁体733とを備えるものとしているが、単一の弁体を備える型式の電動式火力調節弁を用いることも可能である。また、電動式火力調節弁73に設けられる連動機構736をラックピニオン機構やカム機構等の送りねじ機構以外のもので構成してもよい。更に、上記実施形態では、調理容器検知手段9を、五徳4上の調理容器の有無を鍋底温度センサ33の昇降を利用して検知するように構成しているが、光学センサ等の他の手段で調理容器検知手段9を構成することも可能である。
2…天板、3…コンロバーナ、4…五徳、73…電動式火力調節弁、734…付勢手段、735…電動モータ、736…連動機構、737…直動部材、75…操作部材、9…調理容器検知手段。

Claims (2)

  1. 天板に開設したバーナ用開口に臨むコンロバーナと、バーナ用開口を囲うようにして天板上に設置される五徳と、コンロバーナの点火操作及び消火操作を行う手動の操作部材と、コンロバーナの火力を調節する電動式火力調節弁と、五徳上の調理容器の有無を検知する調理容器検知手段とを備えるガスコンロであって、操作部材による点火操作時に、調理容器検知手段で調理容器無しを検知した場合は、コンロバーナへのガス供給を停止するものにおいて、
    電動式火力調節弁は、コンロバーナへのガス供給を停止する全閉状態に切換え自在であって、付勢手段により開き方向に付勢され、電動モータにより連動機構を介して駆動される直動部材により付勢手段の付勢力に抗して全閉状態に切換えられるようにし、
    操作部材による点火操作時に、調理容器検知手段で調理容器有りを検知した場合は、電動式火力調節弁をコンロバーナの火力を点火に適した火力とする状態に切換え、調理容器検知手段で調理容器無しを検知した場合は、電動式火力調節弁を全閉状態に切換えて、コンロバーナへのガス供給を停止するようにし、
    操作部材による消火操作時は、電動式火力調節弁を所定の待機状態に切換えて次の点火操作まで待機させるようにし、この待機状態は、全閉状態又は全閉状態の近傍の状態に設定されることを特徴とするガスコンロ。
  2. 前記待機状態は、全閉状態の近傍であって、コンロバーナの火力を最小とする最小火力状態であることを特徴とする請求項1記載のガスコンロ。
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