JP6512629B2 - ガスコンロ - Google Patents

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Description

本発明は、ガスコンロに関し、更に詳しくは、コンロバーナを有する加熱部と、前記コンロバーナにガスを供給するためのガス流路と、このガス流路に配設されるラッチ式電磁弁と、このラッチ式電磁弁に対する通電を制御する制御部とを備えるガスコンロに関する。
このようなガスコンロとして、ガス流路の途中に大火用の流路と小火用の流路とを並列に設けて、大火用の流路に大火力/小火力切替用のラッチ式電磁弁を配設して、大火力/小火力切替用のラッチ式電磁弁が開弁したときに大火力となり、大火力/小火力切替用のラッチ式電磁弁が閉弁したときに小火力となるように構成されたガスコンロが知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1のガスコンロでは、大火力と小火力とがラッチ式電磁弁の開閉によって切替えられるものであるから、例えば、ガス流路の途中に設けた開口部におけるガス通過量を増減する閉子をステッピングモータなどのモータにより駆動して火力の大小を切替えるように構成した場合に比べて、低コストでガスコンロが構成できるものである。
また、ラッチ式電磁弁は、ラッチ式電磁弁を閉から開、または、開から閉に駆動するときにラッチ式電磁弁駆動用のコイルに通電し、ラッチ式電磁弁を閉から開、または、開から閉に駆動した後は、通電を停止しても開状態、または、閉状態を維持できるものであるから、ガスコンロの消費電力が抑制できる。
特開2011−047531号公報
しかしながら、特許文献1のようなガスコンロでは、ラッチ式電磁弁が閉弁した小火力の状態からラッチ式電磁弁が開弁した大火力の状態に切替える際に、ラッチ式電磁弁に備える弁体の位置が時間の経過と共に急変し、コンロバーナの火力が小火力から大火力に急変するものであるから、急激なコンロバーナへのガス供給量の増大に対するコンロバーナへの一次空気の供給の追従が遅れることに起因して、一時的にコンロバーナの火炎にイエローが生じるおそれがあり、また、小火力から大火力に急変するときにコンロバーナに形成される炎が急に広がることになって使用者が驚くおそれがあり、改善が望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、ガス流路に配設されるラッチ式電磁弁の弁体の位置が瞬時に変化することに起因するコンロバーナの火炎のイエロー発生や炎の急激な広がりといった不具合を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。
(1)本発明のガスコンロは、コンロバーナを有する加熱部と、前記コンロバーナにガスを供給するためのガス流路と、このガス流路に配設されるラッチ式電磁弁と、このラッチ式電磁弁に対する通電を制御する制御部と、を備えるガスコンロにおいて、
前記ラッチ式電磁弁は、前記ガス流路の開閉を行う弁体が止着された可動磁性体と、該可動磁性体を移動可能に収容する筒状の収容部と、前記可動磁性体を、前記弁体が開弁する方向へ吸引する永久磁石と、前記可動磁性体を、前記弁体が閉弁する方向へ付勢する第1付勢部材と、前記制御部によって通電が制御されると共に、該通電によって発生する磁力で前記可動磁性体を、筒状の前記収容部に沿って前記開弁する方向又は前記閉弁する方向へ移動させるコイルと、を備え、
前記弁体が閉弁した閉弁状態で前記コイルに開弁用電流を通電することによって前記可動磁性体が移動して前記弁体が開弁した開弁状態に移行し、前記開弁用電流の通電停止後は、前記永久磁石の磁力による吸引力が前記第1付勢部材による付勢力を上回ることで前記開弁状態を維持し、該開弁状態で前記コイルに閉弁用電流を通電することによって前記可動磁性体が移動して前記閉弁状態に移行し、前記閉弁用電流の通電停止後は、前記第1付勢部材による付勢力が前記永久磁石の磁力による吸引力を上回ることで前記閉弁状態を維持するように構成され、
前記可動磁性体は、前記収容部の内周面に当接する当接部材と、該当接部材を、前記内周面へ向けて付勢する第2付勢部材とを備え、前記当接部材が、球体であり、前記第2付勢部材が、スプリングである。
本発明によると、閉弁状態のラッチ式電磁弁の弁体を開弁するときに、弁体が止着された可動磁性体が、開弁する方向へ筒状の収容部内を移動するのであるが、可動磁性体には、第2付勢部材によって収容部の内周面に向けて付勢されて、該内周面に当接する当接部材が備えられているので、可動磁性体が筒状の収容部内を移動する際に、該可動磁性体の前記当接部材と収容部の内周面との間で摩擦抵抗が生じる。このため、可動磁性体の開弁方向への移動速度が抑制されることになり、弁体の開度は、閉弁状態から開弁状態に急変することがなく、コンロバーナへのガス供給量の急激な増大が抑制される。
このように、コンロバーナへのガス供給量の急激な増大が抑制されるから、急激なコンロバーナへのガス供給量の増大に対するコンロバーナへの一次空気の供給の追従が遅れることに起因するコンロバーナの火炎のイエロー発生が抑制されると共に、炎の急激な広がりが抑制される。
さらに、当接部材が球体で、また、第2付勢部材がスプリングでそれぞれ構成されているので、スプリングによって球体を、収容部の内周面に向けて付勢し、球体を収容部の内周面に当接させることができ、可動磁性体が、筒状の収容部内を移動する際には、可動磁性体の球体と収容部の内周面との間に、転がり摩擦等の摩擦抵抗が生じ、可動磁性体の移動速度が抑制される。
(2)本発明の好ましい実施態様では、前記可動磁性体は、前記収容部の内周面に当接する前記当接部材を、前記収容部の周方向に沿って等しい間隔をあけて複数備える。
この実施態様によると、可動磁性体は、当接部材を周方向に沿って等しい間隔をあけて複数備えているので、当接部材と収容部の内周面との間に生じる摩擦抵抗が、可動磁性体の全周としてはバランスが取れることになり、可動磁性体が、偏ることなく、筒状の収容部の軸線に沿って移動することができる。
(3)本発明の好ましい実施態様では、ガス流量制限部を備えたバイパス流路が、前記ラッチ式電磁弁が配設される前記ガス流路に並列に接続され、前記制御部は、前記ラッチ式電磁弁の前記弁体の開閉を制御して前記コンロバーナの火力を、大火力と小火力とに切替える。
この実施態様によると、ガス流量制限部を備えたバイパス流路が、ラッチ式電磁弁が配設されるガス流路に並列に接続され、ラッチ式電磁弁の弁体の開閉によってコンロバーナの火力が、大火力と小火力とに切替えられるものであるから、例えば、ガス流路の途中に設けた開口部におけるガス通過量を増減する閉子をステッピングモータなどのモータにより駆動して火力の大小を切替えるように構成した場合に比べて低コストでガスコンロが構成できる。
すなわち、この実施態様によれば、コンロバーナの火力を大火力と小火力とに切替えられるガスコンロを低コストで構成でき、火力の切替え時にコンロバーナの火炎のイエロー発生を抑制すると共に、炎の急激な広がりを抑制することができる。
(4)本発明の他の実施態様では、前記コンロバーナによって加熱される調理容器の温度を検出する温度検出部を備え、前記調理容器の温度を所定の設定温度に維持すべく、前記制御部は、前記温度検出部の検出温度に基づいて、前記ラッチ式電磁弁の前記弁体の開閉を制御して前記コンロバーナの火力を、大火力と小火力とに切替える。
この実施態様によると、温度検出部の検出温度に基づいてコンロバーナの火力を、大火力と小火力とに切替えられるガスコンロを低コストで構成できると共に、火力の切替え時にコンロバーナの火炎のイエロー発生を抑制すると共に、炎の急激な広がりを抑制することができる。
本発明によれば、筒状の収容部に収容されて、開弁方向及び閉弁方向に移動可能な可動磁性体は、収容部の内周面に向けて付勢されて、該内周面に当接する当接部材を備えているので、閉弁状態のラッチ式電磁弁の弁体を開弁するときに、可動磁性体の開弁方向への移動速度が、該可動磁性体の当接部材と収容部の内周面との間で生じる摩擦抵抗によって抑制されることになる。
これによって、弁体が、閉弁状態から開弁状態に急変することがなく、コンロバーナへのガス供給量の急激な増大が抑制され、急激なコンロバーナへのガス供給量の増大に対するコンロバーナへの一次空気の供給の追従が遅れることに起因するコンロバーナの火炎のイエロー発生が抑制されると共に、炎の急激な広がりが抑制される。
本発明の一実施形態のガスコンロの全体斜視図である。 図1のガスコンロの調理設定部の正面図である。 図1のガスコンロのコンロバーナおよびグリルバーナへのガス供給の説明図である。 図1のガスコンロのガス弁ブロックの概略断面図である。 図1のガスコンロのコンロバーナの断面図である。 図1のガスコンロのラッチ式電磁弁の開弁状態と閉弁状態を表す概略断面図である。 図6のプランジャーの要部の水平断面図である。 図6のラッチ式電磁弁の動作を説明するためのタイムチャートである。 従来例の図8に対応するタイムチャートである。 他の実施形態の図7に対応する水平断面図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態に係るガスコンロを説明する。本発明の一実施形態のガスコンロとして、コンロ部とグリルとを備えたビルトイン型のガスコンロ1について、添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ガスコンロ1の天面部を構成するトッププレート11には複数の加熱部2が設けてある。本実施形態では図1に示すように、向かって左側および右側に加熱部2として高火力のコンロバーナ31を備えたコンロ部2aが設けてある。トッププレート11の上面には、各コンロバーナ31を中心にして五徳21が設けてあり、前記コンロバーナ31と五徳21と、点火装置23及び点火検知装置24(図3参照)とで、加熱部2としてのコンロ部2aが構成される。
なお、点火装置23は、入力回路(高圧トランスの1次側巻き線を含む)が一つに対して出力回路(高圧トランスの2次側巻き線)が各バーナの数だけ備えられ、一つの前記入力回路への通電により各々の前記出力回路(高圧トランスの2次側巻き線)に高電圧が発生し、各バーナの全てに点火用放電のための高電圧が供給される。
各コンロ部2aには、図5に示すように、五徳21上に載置される調理容器を検知する容器検知手段25と、調理容器の下面の温度を検知する温度センサ26とが設けてある。容器検知手段25は、ガスコンロ1に固定される支持部25aと、支持部25aに上下方向に移動自在に支持される可動部25bと、可動部25bの上下位置を検知する検知スイッチ25cと、で構成される。可動部25bは、ばね等の付勢手段(図示せず)により上方に付勢され、その上端部は五徳21よりも上方に突出する。この状態で五徳21上に調理容器が載置されると、可動部25bの上端部が調理容器の下面によって押し下げられ、可動部25bの下動に伴い検知スイッチ25cにより下動が検知され、制御部(図示せず)に認識される。そして、可動部25bの上端部に上記温度センサ26が設けられ、調理容器が五徳21上に載置された時に調理容器の下面に当接して温度を検出し、検出温度は上記制御部に認識される。
また、ガスコンロ1には、図1に示すように、加熱部2としてのグリル2bが設けてある。グリル2bは、ガスコンロ1の本体内の中央部に形成されるグリル庫と、グリル庫内に設けられる加熱手段としてのグリルバーナ(図示せず)と、点火装置23及び点火検知装置24とで構成され、グリル2bの前端は、ガスコンロ1の前面部12に開口していてグリル扉28によって開閉自在に閉塞される。
点火装置23は、イグナイタ(図示せず)で発生させる高圧パルスにより、コンロバーナ31及びグリルバーナの燃料ガスの吐出口に設けられる点火プラグに放電を起こさせて点火するもので、イグナイタは上記制御部により制御される。
点火検知装置24は、コンロバーナ31及びグリルバーナに設けられる熱電対からなるもので、点火されると火炎の熱により発生する熱起電力が上記制御部に認識される。
グリル扉28の両側には、図1に示すように、グリル扉28とともにガスコンロ1の前面部12を構成する前面パネルP1、P2が設けてあり、左側の前面パネルP1の上側には、左側のコンロバーナ31を点火/消火するための点消火ボタン14aが設けてあり、右側の前面パネルP2の上側には、グリルバーナを点火/消火するための点消火ボタン14b、右側のコンロバーナ31を点火/消火するための点消火ボタン14cとが設けてある。これら点消火ボタン14(14a〜14c)が、加熱部2での加熱の開始/加熱の停止を手動で行うための加熱/停止手動操作部となっている。また前面部12には、各加熱部2の加熱量を手動で調節するための加熱量手動操作部となる火力調節レバー15(15a〜15c)がそれぞれ各点消火ボタン14a〜14cの上に設けてある。
図3は、ガスコンロ1のコンロバーナ31およびグリルバーナへのガス供給の説明図であり、図4は、ガスコンロ1のガス弁ブロック6の概略断面図である。
ガス弁ブロック6は、器具栓本体60に、内部のガス流路61と、ガス流路61の上流端となる導入口61a及び下流端となる導出口61bとが設けてある。内部のガス流路61には、上流側より安全弁62用の弁孔、メイン弁63用の弁孔が設けてある。メイン弁63用の弁孔の下流側は、大火用の流路61cと小火用の流路61dとが並列に設けてあり、大火用の流路61cに大火力/小火力切替用のラッチ式電磁弁LB1用の弁孔が設けてあり、小火用の流路61dにラッチ式電磁弁LB2用の弁孔が設けてある。
ラッチ式電磁弁LB1の弁孔の下流側と、ラッチ式電磁弁LB2の下流側に位置する小火用オリフィスof2の下流側とで、大火用の流路61cと小火用の流路61dとが合流し、さらにその下流側には、火力調節レバー15と連動する流量制御弁65用の弁孔が設けてある。
因みに、上述した容器検知手段25により調理容器が検知されていない時に点消火ボタン14を操作した場合には、上記制御部によりラッチ式電磁弁LB1及びラッチ式電磁弁LB2が閉止されて、加熱を開始しないようにする容器検知制御が行われるもので、五徳21上に調理容器が載置されていない場合にはコンロバーナ31に炎が形成されないように構成してある。
また、ガス流路61には、前記ラッチ式電磁弁LB1及びラッチ式電磁弁LB2を設けた部分をバイパスするバイパス流路BPが設けてあり、このバイパス流路BPにバイパス用オリフィスof1が設けてある。バイパス用オリフィスof1は、ガス弁ブロック6を複数機種で共用するために設けられるもので、ガス弁ブロック6を他の機種への応用において使用する時には開口される場合があるが、本実施例においては、バイパス用オリフィスof1は閉塞体(図示せず)により閉塞されている。
火力調節レバー15を中火から大火の間の位置に設定しておいたときに、ラッチ式電磁弁LB1とラッチ式電磁弁LB2との開・閉の組み合わせに応じて、コンロバーナ31の火力は下記表1に示されるように、上記制御部により調整制御される。
Figure 0006512629
なお、ラッチ式電磁弁LB1、LB2は、開弁用の極性のパルス電流の通電により開放状態に移行し、その後は通電を停止した後にも開弁状態を維持し、閉弁用の極性(開弁用とは逆極性)の電流の通電により閉弁状態に移行し、その後は通電を停止した後にも閉弁状態を維持する。このとき開弁用の電流のパルス幅は200〜300m秒に設定されており、閉弁用の電流のパルス幅は、閉弁を確実に行うために開弁用の電流のパルス幅より長く、0.3秒から0.5秒に設定されており、コンロの火力を種々の状態に維持する場合にも省電力であるから、機器の電源として乾電池が用いられる場合に特に好適に用いられる。
なお、ラッチ式電磁弁LB1については、後に詳述する。
流量制御弁65用の弁孔の下流側は、コンロバーナ31にガスを供給するための導出口に至る。
器具栓本体60には、スライダ66が前後方向に移動自在に取り付けてあり、スライダ66は前端面が点消火ボタン14に組み込まれたチャイルドロック用スライド部(図示せず)により後方に押圧されることで後退するようになっている。
チャイルドロック用スライド部が内部に組み込まれた点消火ボタン14は、前後動自在に設けられるもので、前記点消火ボタン14の指で押される部分よりも上側の部分がコンロ本体側に枢支されて指で押される部分が前後動し、スライダ66の前端面を後方に押圧する。スライダ66には、例えば既存のハート型カム等からなる前位置と後位置の切替機構(図示せず)が設けてあり、前記点消火ボタン14を押し操作する毎に、スライダ66が後位置から前進して前位置に位置したり、前位置から後退して後位置に位置して、前位置と後位置とが切り替わって保持される。
また、スライダ66の進退に伴って進退するバルブロッド67が設けてある。バルブロッド67の先端側はガス流路61内に挿入され、その先端部は後方すなわち下流側より上流側に向けて、メイン弁63用の弁孔と安全弁62用の弁孔とに挿通されている。バルブロッド67は、スライダ66が前位置から後位置に切り替わる際、一旦後位置よりも後方の最後位置に後退してから後位置にまで前進するが、この最後位置に移動した時に、安全弁62用の弁孔を上流側より閉止している安全弁62の弁体を上流側に移動させて、安全弁62用の弁孔を開放する。安全弁62は電磁弁からなり、弁体が前方すなわち下流側に前進することで安全弁62用の弁孔を後方より閉止し、弁体が後方すなわち上流側に後退することで安全弁62用の弁孔を開放する。
安全弁62は、点火検知装置24により火炎が検知されている場合にのみ上記制御部により開放状態が維持され、火炎が検知されなくなると上記制御部による開放状態の維持が停止して閉止される。これにより、煮こぼれや風により立ち消えが起こって点火検知装置24の火炎が検知されなくなった場合に、燃料ガスの流出が防止される。また、温度センサ26により検出された調理容器の下面の温度が所定の温度(例えば250℃)に達すると、空焚きや焦げ付き等の異常が発生していると判定して、安全弁62を閉止する。このように、安全弁62、点火検知装置24、温度センサ26により異常検知手段が構成されている。
バルブロッド67の途中には、メイン弁63用の弁孔を開閉するメイン弁体が設けてある。そして、スライダ66が前位置に位置している時にはメイン弁体がメイン弁63用の弁孔を後方より閉止し、スライダ66が後位置に位置している時には、メイン弁体がメイン弁63用の弁孔より後方に位置してメイン弁63用の弁孔を開放する。
流量制御弁65用の弁孔は、火力調整用のニードル65aの前後方向の移動により開度が自在に調節される。ニードル65aは、火力調節レバー15を操作することで、開度の調節がなされ、火力調節レバー15が右に行く程、燃料ガスの供給量が多くなるように調節される。
点消火ボタン14又はスライダ66の位置によりON/OFFが切り替わる器具栓スイッチが設けてある。器具栓スイッチは、点消火ボタン14(又はスライダ66)が前位置に位置している時にはOFFとなり、後位置(最後位置も含む)に位置している時にONとなる。
コンロバーナ31、グリルバーナの点火を行うには、点消火ボタン14を押し操作して、スライダ66を前位置から後位置に後退させる。スライダ66とともに後退したバルブロッド67により、安全弁62が開放されると共にメイン弁63が開放され、燃料ガスがコンロバーナ31、グリルバーナに供給される。また、スライダ66が後退することにより器具栓スイッチがONとなり、上記制御部への給電がONとなって制御部が動作を開始する。
点消火ボタン14が押し操作されて、加熱が開始されると、火力調節レバー15を操作することで、所望の火力が得られる。なお、左側のコンロバーナ31を備えたコンロ部2aの火力調節レバー15は、該コンロ部2aの操作部を操作して点火を行う時、操作部の操作と連動して火力が中火力側に移動するようになっていて、点火時には中程度の火力となっている。
全ての点消火ボタン14のスライダ66を前位置にすると、メイン弁63が閉止して消火し、器具栓スイッチがOFFになり、安全弁62が閉止すると共に電源保持信号の出力が停止して制御部への給電が終了する。
次に、自動調理について説明する。ガスコンロ1の左側の前面パネルP1の下側には、図2に示すように、コンロ用の調理設定部7が設けてある。なお、ガスコンロ1の右側の前面パネルP2の右下の左側には、グリル用の調理設定部が設けてあるが細部については詳述しない。また、ガスコンロ1の右側の前面パネルP2の右下の右側には、マイクロコンピュータからなる上記制御部の電源となる電池が収容される電池ケース13が設けてある。
コンロ用の調理設定部7は、揚げもの、湯わかし、炊飯の自動調理のメニュー(オートメニュー)を設定するための一組のオートメニュー設定部71及びオートメニュー表示部72と、調理時間を設定するためのタイマ入力部73及びタイマ表示部74とを備えている。オートメニュー設定部71として、揚げものスイッチ71aと、湯わかしスイッチ71bと、炊飯スイッチ71cと、が設けてある。
揚げものモードは、コンロバーナ31の点火後、使用者により設定された温度に達するようにコンロバーナ31の火力を自動調節する自動調理モードであり、揚げものスイッチ71aは、何回押すかで200℃、180℃、160℃といった複数種類の揚げものの調理の中から目的とする温度の揚げもの調理が設定できると共に、揚げもの表示部72aに前記設定が表示されるようになっている。
また、湯わかしモードや炊飯モードは、コンロバーナ31の点火後、予め設定された燃焼条件で燃焼させ、湯わかしや炊飯の完了が予測される時点で自動的にコンロバーナ31を消火する自動調理モードである。湯わかしスイッチ71bは、何回押すかで自動消火、5分保温といった、湯わかし後にすぐ消火するか、あるいは一定時間保温するかといった湯わかしを選択して設定できると共に、湯わかし表示部72bに前記設定が表示されるようになっている。また、炊飯スイッチ71cは、何回押すかでごはん、おかゆといった複数種類の炊飯の調理の中から目的とする炊飯の調理が設定できると共に、炊飯表示部72cに前記設定が表示されるようになっている。
揚げものモードを選択して、上記制御部によって揚げものモードが実行される場合を一例として、ラッチ式電磁弁LB1について詳しく説明する。なお、ラッチ式電磁弁LB2の構成等はラッチ式電磁弁LB1と同様であるので本明細書においてラッチ式電磁弁LB2に関しては詳細な説明を省略する。
揚げものスイッチ71aを押し操作し、揚げものモードを選択してコンロバーナ31に点火すると制御部によって揚げものモードが実行され、制御部は、温度センサ26により検出される調理容器の温度を設定された温度(200℃、180℃、160℃の何れか。)に維持すべく、ラッチ式電磁弁LB1を開閉し、コンロバーナ31の火力が大火力と小火力とに切替えられる。
詳述すると、温度センサ26により検出される調理容器の温度が設定された温度より大きいときはラッチ式電磁弁LB1を閉弁して、図3、図4に示す小火用オリフィスof2を備えた小火用の流路61dのみからコンロバーナ31にガスが供給されて、コンロバーナ31の火力が小火力になり、また、温度センサ26により検出される調理容器の温度が設定された温度より小さいときはラッチ式電磁弁LB1を開弁して、図3、図4に示すバイパス小火用オリフィスof2を備えた小火用の流路61dとラッチ式電磁弁LB1を備えた大火用の流路61cの両方の流路からコンロバーナ31にガスが供給されて、コンロバーナ31の火力が大火力になる。
以下、ラッチ式電磁弁LB1、および、制御部(図示せず)によるラッチ式電磁弁LB1の駆動について図6を参照して説明する。
図6は、ラッチ式電磁弁LB1の概略断面図であり、この図6では、その閉弁状態を中心線(一点鎖線)の右側に示し、その開弁状態を中心線(一点鎖線)の左側に示している。なお、開弁状態を示す中心線(一点鎖線)の左側では、プランジャー52に形成された軸線方向に延びる凹部52a及びこの凹部52aに挿入された第1スプリング54を示しているが、閉弁状態を示す中心線(一点鎖線)の右側では、凹部52a及びこの凹部52内の第1スプリング54は図示していない。
ラッチ式電磁弁LB1は、弁体51が連結部52bを介して止着された磁性体からなるプランジャー52と、その下方の磁性体からなるコア59と、プランジャー52を、弁体51が開弁する方向(図6の下方)へ吸引するマグネット(永久磁石)55と、プランジャー52を、弁体51が閉弁する方向(図6の上方)へ付勢する上記第1スプリング(付勢部材)54と、制御部によって通電が制御されると共に、この通電によって発生する磁力でプランジャー52を、開弁する方向又は閉弁する方向へ移動させるソレノイド(コイル)53と、それらを収納するように設けられる磁性体からなるヨーク56とを備え、ヨーク56は、プランジャー52の上部が挿通する挿通孔を有する。
可動磁性体としてのプランジャー52は、コイル53が巻回されたボビンの円筒状の収容部83内に、上下方向に移動可能に収容されている。プランジャー52の下方のコア59には、収容部83の内周面に圧接されてガス漏れを防止するシール部材58が設けられている。
この実施形態では、コンロバーナ31の火力を小火力の状態から大火力の状態に切替えたときに、急激なコンロバーナ31へのガス供給量の増大に対するコンロバーナ31への一次空気の供給の追従が遅れることに起因するコンロバーナ31の火炎のイエロー発生を抑制できると共に、コンロバーナ31に形成される炎の急激な広がりを抑制できるように、次のように構成している。
すなわち、筒状の収容部83に収容された円柱状のプランジャー52には、図6及び図7の水平断面図に示すように、軸線方向(図6の上下方向)の中央付近に、直径方向に貫通する円形の収納孔84が形成され、この収納孔84内に、一対の当接部材としてのステンレス等からなる球体81と、これら球体81を、互いに離反する方向である、収容部83の内周面へ向けて付勢する付勢部材としての第2スプリング82とを収納している。
プランジャー52は、該プランジャー52の収納孔84内に、第2スプリング82を圧縮して、該第2スプリング82及び一対の球体81を収納した状態で、筒状の収容部83内に収容されている。
したがって、一対の球体81が、第2スプリング82の付勢力によって、収納孔84外に突出して筒状の収容部83の内周面にそれぞれ当接する。
これによって、プランジャー52が、収容部83に沿って上下方向に移動する際に、球体81と収容部83の内周面との間で転がり摩擦や滑り摩擦といった摩擦抵抗が生じ、プランジャー52の移動速度が抑制される。
この実施形態のラッチ式電磁弁LB1においては、図6の右側に示す閉弁状態では、第1スプリング54の付勢力によって、その閉弁状態が維持される。そして、この閉弁状態から、マグネット(永久磁石)55により形成される磁界の方向と同じ方向の磁界を形成するように、ソレノイド(コイル)53に開弁用電流を通電すると、形成される磁界の磁気力によって、プランジャー52とコア59との間で吸引力が大となり、第1スプリング54の付勢力に抗してプランジャー52が吸引されて下方のコア59側へ移動する。
このとき、プランジャー52の収納孔84に収納された一対の球体81が、収容部83の内周面に当接しているので、摩擦抵抗が作用してプランジャー52の下方への移動速度が抑制される。
下方へ移動したプランジャー52がコア59に吸着されて、弁体51が弁座50から離間して図6の左側に示す開弁状態となる。プランジャー52がコア59に一旦吸着されると、ソレノイド(コイル)53への通電が無くなっても、マグネット(永久磁石)55により形成される磁界の磁気力により吸着状態、すなわち、開弁状態が維持されることになる。
この開弁状態から、マグネット(永久磁石)55により形成される磁界の方向とは逆方向の磁界を形成するように、ソレノイド(コイル)53に、開弁用電流とは逆極性の閉弁用電流を通電すると、マグネット(永久磁石)55にて形成される磁界の磁気力が弱められ、プランジャー52とコア59との間で吸引力が小となり、第1スプリング54の付勢力によって、プランジャー52がコア59から離間して上方へ移動する。
このとき、プランジャー52の収納孔84に収納された一対の球体81が、収容部83の内周面に当接しているので、摩擦抵抗が作用してプランジャー52の上方への移動速度が抑制される。
プランジャー52が上方へ移動して前記閉弁状態に切替わると、第1スプリング54の付勢力によって、ソレノイド(コイル)53への通電が停止してもその状態が維持される。
図8は、ラッチ式電磁弁LB1の上記動作を示すタイムチャートであり、(a)はラッチ式電磁弁LB1の開閉状態を、(b)はソレノイド(コイル)53への供給電圧を、(c)はプランジャー52の位置を、(d)は弁開度を、(e)はラッチ式電磁弁LB1を通過するガスの流量をそれぞれ示している。同図(c)のプランジャー位置において、「上」はラッチ式電磁弁LB1が閉弁状態となる位置であり、「下」はラッチ式電磁弁LB1が開弁状態となる位置である。
コイル供給電圧が0Vである閉弁状態から、図8(b)に示すように、コイル供給電圧が3Vとされてソレノイド(コイル)53に開弁用電流が通電される。これによって、プランジャー52とコア59との間で吸引力が大となり、第1スプリング54の付勢力に抗してプランジャー52が吸引されて下方のコア59側へ移動するのであるが、上記のようにプランジャー52の収納孔84に収納された一対の球体81が、収容部83の内周面に当接しているので、摩擦抵抗が作用してプランジャー52の下方への移動速度が抑制され、プランジャー52の位置が、図8(c)に示すように下方向に徐々に移動し、これに伴いラッチ式電磁弁LB1の弁開度が、図8(d)に示すように、全閉状態から全開状態へ徐々に開いていき、コンロバーナ31へのガス供給量が、図8(e)に示すように徐々に増加する。なお、プランジャー52が、コア59に吸着される直前では、プランジャー52の移動速度が速まる。
このようにプランジャー52の移動速度が抑制されるので、ラッチ式電磁弁LB1を用いてコンロバーナ31の火力を小火力の状態から大火力の状態に切替えたときに、コンロバーナ31へのガス供給量の急激な増大が抑制され、一次空気の供給の追従が遅れることに起因するコンロバーナ31の火炎のイエロー発生を抑制すると共に、炎の急激な広がりを抑制することができる。
つまり、コンロバーナ31へのガス供給量の急激な増大が抑制され、コンロバーナ31への一次空気の供給の追従が遅れることに起因するコンロバーナ31の火炎のイエロー発生が抑制され、小火力から大火力への火力増大時にコンロバーナ31に形成される炎の急激な広がりが抑制されたガスコンロ1となっている。
図8(a)に示すコイル供給電圧が0Vでは、ラッチ式電磁弁LB1のソレノイド(コイル)53に通電されず、図8(d)に示されるように、ラッチ式電磁弁LB1が開弁状態に維持される。
ラッチ式電磁弁LB1の開弁状態から、図8(a)に示すように、コイル供給電圧が0Vから−3Vとされて閉弁用電流が通電されると、プランジャー52とコア59との間で吸引力が小となり、第1スプリング54の付勢力によって、プランジャー52がコア59から離間して上方へ移動するのであるが、上記のようにプランジャー52の収納孔84に収納された一対の球体81が、収容部83の内周面に当接しているので、摩擦抵抗が作用してプランジャー52の上方への移動速度が抑制され、プランジャー52の位置が、図8(c)に示すように、コア59から離間した瞬間以降、上方に徐々に移動し、これに伴いラッチ式電磁弁LB1の弁開度が、図8(d)に示すように、全開から全閉方向へ徐々に閉じていき、コンロバーナ31へのガス供給量が、図8(e)に示すように徐々に減少する。
これによって、コンロバーナ31の火力を大火力の状態から小火力の状態に切替えたときにも、プランジャー52の移動速度が抑制されて、コンロバーナ31へのガス供給量の急激な減少が抑制され、コンロバーナ31への一次空気の供給の追従が遅れることに起因するコンロバーナ31の火炎吹き消えが抑制される。
これに対し、プランジャーに、球体81及び第2スプリング82を備えていない従来のラッチ式電磁弁では、図9のタイムチャートに示すように、開弁用電圧の印加(開弁電流の通電)によって、その弁開度が、図9(d)に示すように、全閉状態から全開状態にステップ状に急激に変化し、閉弁用電圧の印加(閉弁電流の通電)によって、その弁開度が、図9(d)に示すように、全開状態から全閉状態にステップ状に急激に変化するものであり、コンロバーナへのガス供給量が急激に増大し、または、コンロバーナへのガス供給量が急激に減少するものである。
このようにコンロバーナへのガス供給量が急激に増大するので、コンロバーナへの一次空気の供給の追従が遅れることに起因して、火炎にイエローが生じ、炎の急激な広がりが生じる。または、コンロバーナへのガス供給量が急激に減少するので、コンロバーナ31への一次空気の供給の追従が遅れることに起因するコンロバーナ31の火炎吹き消えが生じる。
本実施形態では、上記のように、コンロバーナ31へのガス供給量の急激な増大が抑制されるので、火炎のイエロー発生を抑制すると共に、炎の急激な広がりを抑制することができ、また、コンロバーナ31へのガス供給量の急激な減少が抑制されるので、コンロバーナ31の火炎吹き消えを抑制することができる。
[その他の実施形態]
(1)上記実施形態では、収納孔84を貫通孔とし、この貫通孔内に一対の球体81及び第2スプリング82を収納したが、例えば、図10に示すように、非貫通の収納孔84を、円周方向に沿って等間隔に複数形成し、各収納孔84内に、球体81及びこの球体81を径方向外方へ付勢する第2スプリング82を収納してもよい。
(2)上記実施形態では、ガスコンロ1を、グリルを備えたビルトイン型のガスコンロ1として説明したが、ガスコンロ1は、コンロ台などに載置して設置される据え置き型のテーブルコンロであってもよい。またグリルは備えなくてもよい。
(3)上記実施形態では、ラッチ式電磁弁LB1及びラッチ式電磁弁LB2を閉止することで、コンロバーナ31へのガスの供給を遮断するように構成されていたが、ラッチ式電磁弁LB2は備えず、ラッチ式電磁弁LB1の開閉によって、ガス量の大小のみを切替えるように構成してもよい。
(4)上記実施形態では、ソレノイド(コイル)53に開弁用電流を通電することで開弁し、ソレノイド(コイル)53に閉弁用電流を通電することで閉弁するように構成されるが、開弁用ソレノイド(コイル)と閉弁用ソレノイド(コイル)とを夫々設け、開弁用ソレノイド(コイル)に通電することで開弁し、閉弁用ソレノイド(コイル)に通電することで閉弁するように構成してもよい。
1 ガスコンロ
24 点火検知装置
25 容器検知手段
26 温度センサ
50 弁座
51 弁体
52 プランジャー
53 ソレノイド(コイル)
54 第1スプリング
55 永久磁石
56 ヨーク
59 コア
81 球体(当接部材)
82 第2スプリング
83 収容部
84 収納孔
LB1 ラッチ式電磁弁
LB2 ラッチ式電磁弁

Claims (4)

  1. コンロバーナを有する加熱部と、前記コンロバーナにガスを供給するためのガス流路と、このガス流路に配設されるラッチ式電磁弁と、このラッチ式電磁弁に対する通電を制御する制御部と、を備えるガスコンロにおいて、
    前記ラッチ式電磁弁は、前記ガス流路の開閉を行う弁体が止着された可動磁性体と、該可動磁性体を移動可能に収容する筒状の収容部と、前記可動磁性体を、前記弁体が開弁する方向へ吸引する永久磁石と、前記可動磁性体を、前記弁体が閉弁する方向へ付勢する第1付勢部材と、前記制御部によって通電が制御されると共に、該通電によって発生する磁力で前記可動磁性体を、筒状の前記収容部に沿って前記開弁する方向又は前記閉弁する方向へ移動させるコイルと、を備え、
    前記弁体が閉弁した閉弁状態で前記コイルに開弁用電流を通電することによって前記可動磁性体が移動して前記弁体が開弁した開弁状態に移行し、前記開弁用電流の通電停止後は、前記永久磁石の磁力による吸引力が前記第1付勢部材による付勢力を上回ることで前記開弁状態を維持し、該開弁状態で前記コイルに閉弁用電流を通電することによって前記可動磁性体が移動して前記閉弁状態に移行し、前記閉弁用電流の通電停止後は、前記第1付勢部材による付勢力が前記永久磁石の磁力による吸引力を上回ることで前記閉弁状態を維持するように構成され、
    前記可動磁性体は、前記収容部の内周面に当接する当接部材と、該当接部材を、前記内周面へ向けて付勢する第2付勢部材とを備え、
    前記当接部材が、球体であり、前記第2付勢部材が、スプリングである、
    ことを特徴とするガスコンロ。
  2. 前記可動磁性体は、前記収容部の内周面に当接する前記当接部材を、前記収容部の周方向に沿って等しい間隔をあけて複数備える、
    請求項に記載のガスコンロ。
  3. ガス流量制限部を備えたバイパス流路が、前記ラッチ式電磁弁が配設される前記ガス流路に並列に接続され、前記制御部は、前記ラッチ式電磁弁の前記弁体の開閉を制御して前記コンロバーナの火力を、大火力と小火力とに切替える、
    請求項1または2に記載のガスコンロ。
  4. 前記コンロバーナによって加熱される調理容器の温度を検出する温度検出部を備え、前記調理容器の温度を所定の設定温度に維持すべく、前記制御部は、前記温度検出部の検出温度に基づいて、前記ラッチ式電磁弁の前記弁体の開閉を制御して前記コンロバーナの火力を、大火力と小火力とに切替える、
    請求項に記載のガスコンロ。
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