JP6124704B2 - ガスコンロ - Google Patents
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Description
ガス噴出用のノズル孔を備えたガスノズルと、
前記ガスノズルに接続され、前記ガスノズルに燃料ガスを供給する管状のガス供給路と、
前記ガスノズルから噴出する燃料ガスと、燃料ガスが噴出されることによるエジェクター効果により吸引される燃焼用空気とを混合する混合部と、前記混合部にて混合された混合気を燃焼させる火炎形成部とを有するコンロバーナと、
前記ガス供給路の上流側に配設され、燃料ガスの通過抵抗を増減させることで前記ガス供給路に流入する燃料ガスの流量を調節するガス量調節部と
を備えたガスコンロにおいて、
前記ガス量調節部と前記ガス供給路とを接続する第一接続部と、前記ガス供給路と前記ガスノズルを接続する第二接続部の間の前記ガス供給路の内部に、前記第一接続部から前記第二接続部に向かって通流する燃料ガスの通過断面積を縮小させる通過断面積縮小体が、前記ガス供給路内に、燃料ガスの通流方向に沿って配設されており、かつ、
前記通過断面積縮小体が、可撓性を有する材料からなる可撓管であり、前記第一接続部を通過した燃料ガスが、前記可撓管の内部を通過した後、前記第二接続部を通過して前記ガスノズルに供給されるように構成されていること
を特徴としている。
また、通過断面積縮小体として可撓管を用いているので、該可撓管が内部に配設されるガス供給管が直管でない場合にも、容易にガス供給管の内部に配設することができて好ましい。
以下、本発明の一実施形態(実施形態1)にかかるガスコンロについて、添付図面を参照しつつ説明を行う。なお、この実施形態1にかかるガスコンロは、コンロ部とグリルを備えたビルトイン型のガスコンロである。
容器検知手段25は、ガスコンロ1に固定される支持部25aと、支持部25aに上下方向に移動自在に支持される可動部25bと、可動部25bの上下位置を検知する検知スイッチ25cとにより構成されている。
また前面部12には、各加熱部2の加熱量を手動で調節するための加熱量手動操作部となる火力調節レバー15(15a〜15c)が、それぞれ各点消火ボタン14a〜14cの上に設けられている。
ラッチ式電磁弁LB1の弁孔の下流側と、ラッチ式電磁弁LB2の下流側に位置する小火用オリフィスof2の下流側で大火用の流路61cと小火用の流路61dとが合流するように構成されており、さらにその下流側には、火力調節レバー15と連動する流量制御弁65用の弁孔が設けられている。
安全弁62は電磁弁からなり、弁体が前方すなわち下流側に前進することで安全弁62用の弁孔を後方より閉止し、弁体が後方すなわち上流側に後退することで安全弁62用の弁孔を開放する。
また、点消火ボタン14またはスライダ66の位置によりON/OFFが切り替わる器具栓スイッチ(図示せず)が設けられている。器具栓スイッチは、点消火ボタン14(またはスライダ66)が前位置に位置しているときにはOFFとなり、後位置(最後位置も含む)に位置しているときにONとなる。
また、スライダ66が後退することにより器具栓スイッチがONとなり、制御部への給電がONとなって制御部が動作を開始する。
上述のように、ガスコンロ1は、ガス噴出用のノズル孔を備えたガスノズル32を備えており、ガスノズル32には上述のガス弁ブロック6からガスノズル32に向けて延設された管状のガス供給路35から都市ガスやLPガスなどの燃料ガスが供給される(図5)。
また、ガス供給路35の、上記第二接続部36とは反対側の端部である第一接続部33は、ガス弁ブロック6と接続されており、具体的には、ガス弁ブロック6の導出口61bと接続されている。つまり、ガス供給路35の上流側には、ガス量調節部としてのガス弁ブロック6が配設されている。
さらに、ガスノズル32から噴出する燃料ガスの流量が大火力時の定常状態の流量より大きくなる上述のオーバーシュートとあいまって、火炎がコンロバーナ31の火炎形成部において適正状態より一層広がりやすい炎あふれが生じることになる。
この実施形態1のガスコンロ1では、上述の炎あふれを抑制するために、図6に示すように、第一接続部33と、第二接続部36の間のガス供給路35内に、第一接続部33と第二接続部36の間を通過する燃料ガスの通過断面積を縮小させるための通過断面積縮小体37を備えている。
また、通過断面積縮小体(樹脂管)37の他方の端部37bには、ガス供給路35に対して上記他方の端部37bを位置決めする位置決め部34を備えていることから、通過断面積縮小体(樹脂管)37の他方の端部37bの位置を適正位置に維持して、炎あふれの発生を抑制することができる。
すなわち、LPガスの発熱量は都市ガスより大きく、大火力時の燃料ガスの時間当たりの消費体積はLPガスの発熱量は都市ガスより小さいため、例えば、LPガスを燃料とする場合において、都市ガスを燃料とする場合に較べて通過断面積縮小体(樹脂管)37の内径を小さくすることにより、炎あふれを抑制する効果をよりよく発現させることができる。
図7は、本発明が関連する発明の実施形態である実施形態2において用いたコイルばね状の通過断面積縮小体37がガス供給路35の内部に収容されている状態を示す図である。なお、図7において、図6と同一符号を付した部分は同一または相当する部分を示す。
すなわち、この実施形態2においては、通過断面積縮小体37として機能する可撓性を有する可撓体として、図7に示すように、金属線材を螺旋状に加工したり、あるいは、樹脂を螺旋状に射出成型したりすることにより形成されるコイルばね状の可撓体が用いられている。
なお、他の部分の構成は上記実施形態1のガスコンロの場合と同様である。
2 加熱部
2a コンロ部
2b グリル
6 ガス弁ブロック(ガス量調節部)
7 コンロ用の調理設定部
11 トッププレート
12 前面部
13 電池ケース
14 点消火ボタン
15 火力調節レバー
21 五徳
23 点火装置
24 点火検知装置
25 容器検知手段
26 温度センサ
28 グリル扉
31 コンロバーナ
32 ガスノズル
33 第一接続部
34 位置決め部
35 ガス供給路
36 第二接続部
37 通過断面積縮小体
37a 通過断面積縮小体の一方の端部
37b 通過断面積縮小体の他方の端部
60 器具栓本体
61 ガス流路
61a 導入口
61b 導出口
61c 大火用の流路
61d 小火用の流路
62 安全弁
63 メイン弁
65 流量制御弁
66 スライダ
67 バルブロッド
BP バイパス流路
LB1、LB2 ラッチ式電磁弁
Claims (3)
- ガス噴出用のノズル孔を備えたガスノズルと、
前記ガスノズルに接続され、前記ガスノズルに燃料ガスを供給する管状のガス供給路と、
前記ガスノズルから噴出する燃料ガスと、燃料ガスが噴出されることによるエジェクター効果により吸引される燃焼用空気とを混合する混合部と、前記混合部にて混合された混合気を燃焼させる火炎形成部とを有するコンロバーナと、
前記ガス供給路の上流側に配設され、燃料ガスの通過抵抗を増減させることで前記ガス供給路に流入する燃料ガスの流量を調節するガス量調節部と
を備えたガスコンロにおいて、
前記ガス量調節部と前記ガス供給路とを接続する第一接続部と、前記ガス供給路と前記ガスノズルを接続する第二接続部の間の前記ガス供給路の内部に、前記第一接続部から前記第二接続部に向かって通流する燃料ガスの通過断面積を縮小させる通過断面積縮小体が、前記ガス供給路内に、燃料ガスの通流方向に沿って配設されており、かつ、
前記通過断面積縮小体が、可撓性を有する材料からなる可撓管であり、前記第一接続部を通過した燃料ガスが、前記可撓管の内部を通過した後、前記第二接続部を通過して前記ガスノズルに供給されるように構成されていること
を特徴とするガスコンロ。 - 前記通過断面積縮小体を複数種類用意しておき、複数種類の前記通過断面積縮小体から一の通過断面積縮小体を選択して前記ガス供給路内に配設することにより、前記第一接続部と前記第二接続部の間を通流する燃料ガスの体積を変更することができるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のガスコンロ。
- 前記通過断面積縮小体の一方の端部が前記第二接続部に固着され、前記第二接続部には、前記固着された前記通過断面積縮小体の種類を識別する識別表示部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のガスコンロ。
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