JP4505667B2 - ガスこんろ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バーナへの供給ガス量を調節するためのガス量調節装置を備えたガスこんろに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ガスこんろ等のガス機器においては、火力の調節、つまりこんろバーナへのガス流量(インプット)を調節するためのガス量調節装置が設けられている。この装置では、火力調節レバーを操作することで、ガス流路内に設けられたニードルを移動させて流路面積を変更し、ノズルへのガスの供給圧を変化させてガス流量を調節している。一般的に、ノズルからの噴出ガス量は、ノズル内圧の平方根に比例することが知られている。また、ノズルから噴出するガスの勢いによって、そのまわりに形成された吸気口からバーナ本体へ一次空気が吸引される。そして、この時の一次空気比は、良好な燃焼が維持できるように設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ガス量調節装置を操作して急激に供給ガス圧を絞ると、ノズルから噴出されるガス量の減少に対して、吸引される空気量の減少が追いつかないために、一次空気比がくずれてしまい、逆火しやすい状態になってしまうことがあり使い勝手が悪かった。
特に、温度調節機能(温調機能)付きこんろでは、バーナへのガス流路としてメイン流路とバイパス流路とを設けて、電磁弁でメイン流路を開閉することによりインプットの大小の切替を行っているため、電磁弁の速い閉止動作により急激に供給ガス圧が絞られてしまい、上述した逆火現象が大きな課題となっていた。そこで、こうした温調機能付きこんろでは、逆火を防止するために、能力小時のインプットをある程度大きくしておかなければならなかった。このため、容量が小さい鍋を使用した時には、電磁弁を閉じて能力小に切り替えても鍋の温度が上がり続けてしまい、温調機能が十分に効果を発揮できないといった不具合が起こり得た。
【0004】
また、図6に示すように、火力調節レバーの操作枠として、段差があるものを用いて、火力調節レバーを強火から弱火へと操作する過程でいったん停止させることによって、ノズルへの供給ガス圧の急激な減少を防止しているガスこんろも知られている。しかしながら、このような段差があるために、火力調節レバーをスムーズに操作できないので使用感が悪いものであったし、ぼんやり操作していると強火から弱火に操作したと思っていても、実際には中火である等の不具合が起こり得た。
本発明のガスこんろは上記課題を解決し、ガス量調節装置で急激に供給ガス量を絞った時でも逆火しないようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項1記載のガスこんろは、
燃料を燃焼するためのバーナと、該バーナへ燃料ガスを噴出するノズルと、該ノズルを介して該バーナへ供給するガス量を調節するガス量調節装置と、
上記ガス量調節装置と上記ノズルとを接続し、ガス量調節装置により調節された量の燃料ガスを上記ノズルに導く接続路と、
当該接続路の途中に設けられる加圧補助装置と
を備えるガスこんろであって、
上記加圧補助装置は、上記接続路の途中に所定の容積を有して形成され上記ガス量調節手段から燃料ガスが送られるガス室を有するとともに、当該ガス室に、ガス流圧が作用するように張設されて上記ガス室の外側に向け膨出するゴム膜を備え、
上記ガス量調節装置により供給ガス量の絞り動作がなされた時には、上記ガス室の圧力変動に応じて上記弾性体が上記ガス室の内側に向けて変形してガス室内の燃料ガスを上記ノズルに向けて流出させ、一時的に上記ノズルへの供給ガス圧の降下を抑制することを要旨とする。
【0007】
また、本発明の請求項2記載のガスこんろは、上記請求項1記載のガスこんろにおいて、上記ガス量調節装置として、電磁弁への通電制御により供給ガス量を少なくとも大小2段階に切り替えるガス量切替手段を備え、鍋底温度センサーの出力に基づいて、上記電磁弁を通電制御して鍋底温度を所定範囲に保つ温調機能を有するガスこんろに適用したことを要旨とする。
【0008】
上記構成を有する本発明の請求項1記載のガスこんろによれば、ガス量調節装置によりバーナへの供給ガス量の絞り動作がなされると、加圧補助装置がノズルへの供給ガス圧の降下を一時的に抑制して、急激なガス圧の低下を防ぎ、ノズルから噴出されるガス量の減少量と吸引される1次空気の減少量の比のバランスが崩れるのを防止して、逆火するのを防ぐ。
【0009】
さらに、ガス室に流入するガス圧が高い場合には、ゴム膜等の弾性体は大きく変形し、ガス圧が低い場合には、ゴム膜等の弾性体の変形は小さい。このため、ガス室に流入するガス圧が急激に絞られると、ゴム膜等の弾性体が変形するので、変形した分の体積のガスがガス室から流出していく間は、ガス室から出て行くガス圧の急激な低下を防ぐことができる。ゴム膜等の弾性体の変形が終わり一定の形となった後には、このような加圧動作が終了して、ノズルへの供給ガス圧はガス量調節装置で調節されたガス圧と等しくなり、バーナは所望の火力となる。
【0010】
また、本発明の請求項2記載のガスこんろによれば、電磁弁の開閉により供給ガス量を切り替えて鍋底温度を所定範囲に保つが、電磁弁の速い閉止動作に対して、加圧補助装置がガス圧の降下を一時的に抑制して、急激なノズルへの供給ガス圧の低下を防ぎ、逆火を防止する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明のガスこんろの好適な一実施形態について図1〜図5を用いて説明する。
【0012】
図5は、温調機能付きガスこんろの外観図を示している。
ガスこんろ1は、トッププレート2に2組のこんろバーナ30a,30bが設けられ、それらの周囲に設けた五徳4a,4b上に図示しない調理鍋を載せ、ガスこんろ1の前面に設けられる操作ボタン5a,5bを押すことによりそれぞれのこんろバーナ30a,30bが点火され、調理鍋が加熱されるものである。こんろバーナ30a,30bの火力は、火力調節レバー17a,17bを左右に操作することによって調節できる。また、こんろバーナ30aには、鍋底の温度を測定する温度センサーとしてのサーミスタ6が備えられている。
こんろバーナ30a,30b間の器体の中心部には、魚等の被調理物を焼くためのグリル7が設けられ、操作ボタン5cを押して点火し加熱調理が行なわれる。グリル7の火力は、火力調節レバー17cを左右に操作することによって調節できる。
【0013】
器具前面左下には、温調スイッチ8が設けられており、こんろバーナ30aで熱する油等の温度がこの温調スイッチ8で設定した温度範囲となるように、こんろバーナ30aの燃焼は制御される。
【0014】
ガスこんろ1の概略構成図を図4に示す。
ガスこんろ1は、操作ボタン5aと、操作ボタン5aに押されて揺動する揺動部材11と、揺動部材11に押され横方向に摺動してガス流路12内のスピンドル13を押す摺動部材14と、スピンドル13に固着され操作ボタン5aの操作によりガス流路12を開閉するメイン弁15と、同じく点火操作によりガス流路12を開き燃焼時にのみ開状態に保持されるマグネット弁16と、火力調節レバー17aと、火力調節レバー17aの操作に連動して上下動しその位置に応じたガス流量に調節するニードル弁40と、インプットを絞る過程で一時的にガス圧の降下を抑制する加圧補助装置60(後述)と、流量調節されたガスと燃焼用空気とを混合して燃焼を行うこんろバーナ30aと、鍋底の温度を測定するためのサーミスタ6とを備える。また、ガスこんろ1内には、燃焼を制御するためのコントローラ18と、コントローラ18に電源を供給するための乾電池23が設けられる。
こんろバーナ30aは、ノズル31と、ノズル31から噴出するガス及びその際吸引される一次空気からなる混合ガスを流入させるバーナ本体32と、バーナ本体32上に載置されバーナ本体32との間に多数の炎口を形成するバーナキャップ33とにより構成され、バーナ本体32には、一次空気を吸引するための吸気口34が設けられる。こんろバーナ30a近傍には、図示しない熱電対が備えられ、この熱電対が炎を感知すると、コントローラ18を通して、乾電池23からマグネット弁16に通電され、マグネット弁16は開状態に保持される。
【0015】
さらに、メイン弁15とニードル弁40との間のガス流路12には、バイパスニードル50が設けられ、ガス流路12がメイン流路51とバイパスニードル50のバイパス孔52を通るバイパス流路53とに分けられ、メイン流路51を開閉するための自己保持型の電磁弁54が設けられる。この電磁弁54は、サーミスタ6で測定された鍋底の温度が設定値以上となるとメイン流路51を閉じて火力を弱くし、設定温度以下となるとメイン流路51を開けて火力を強くするように、コントローラ18で制御される。これによって、鍋底の温度が、温調スイッチ8で設定した温度範囲となるように制御することが可能となるものである。
バイパスニードル50の下流に設けられるニードル弁40は、弁体が上下動して、その位置に応じてノズル31への供給ガス圧を決めるものであり、弁体中心部には、弁体が下に移動してシート面に当接した際に、最小流量を確保するバイパス孔41が設けられている。
尚、摺動部材14には、点火時の操作ボタン5aの押し操作の間オンするマイクロスイッチ19が設けられる。このマイクロスイッチ19がオンしている間、イグナイタ20が高電圧を発生し、こんろバーナ30a近傍に設けられる電極21が連続的にスパークする。
【0016】
このガスこんろ1には、点火時の押圧操作により摺動部材14が初期位置から終端位置まで到達してメイン弁15とマグネット弁16とを開弁し、手を離すと付勢バネ22の力によって所定位置まで戻り、係止されメイン弁15を開弁保持、マグネット弁16を閉弁可能状態とし(燃焼位置)、もう一度押して摺動部材14を係止解除位置まで押し込んで手を離すと摺動部材14の係止が解除され付勢バネ22によって初期位置まで戻り、メイン弁15を閉弁するプッシュプッシュ機構が備えられる。
【0017】
次に、加圧補助装置60について詳述する。
図1に示すように、加圧補助装置60は、ガス流路12に形成されたガス室61に、ガス流圧が作用するようにゴム膜62が張設され、ゴム膜62の反対側には、中央部に低い筒状部63を有する蓋体64が設けられる構成である。この蓋体64の筒状部63の中心にバネ圧調整ネジ65が設けられ、このバネ圧調整ネジ65とゴム膜62に当設するように設けられた平板円盤状のバネ受け66との間に、ゴム膜62に荷重を加えるための調圧バネ67が予圧を与えて装着される。このため、ゴム膜62は図面左方向に変形している。調圧バネ67の弾性力は、バネ受け66によってゴム膜62全体に均一にかかる。また、蓋体64には、開口68が設けられており、蓋体64内の圧力は、大気圧となっている。
【0018】
このような加圧補助装置60では、例えば、メイン流路51が開いており火力調節レバー17aが強火位置にあって、ガス室61に導入されるガス圧が高い(火力強)場合には、ゴム膜62は、ガス室61内の圧力が高いわけであるから、図2に示すように、蓋体64側(図面右方向)に大きく変形する(火力強位置)。そして、電磁弁54がメイン流路51を閉じて、ガス圧が低く(火力弱)なると、ゴム膜62は、ゴム膜62自体のバネ性及び調圧バネ67の力により、図3に示すように、ガス圧が高いときとは逆の方向(図面左方向)に変形する(火力弱位置)。このため、ガス室61に導入されるガス圧が急激に絞られても、ゴム膜62が火力強位置から火力弱位置に動くので、その移動分の体積のガスがガス室61から流出していく間は、ガス室61から出て行くガス圧の急激な低下を防ぐことができる。ゴム膜62が変形しきって一定の形となった後には、このような加圧動作が終了して、ノズル31への供給ガス圧はガス量調節装置60で調節されたガス圧と等しくなり、こんろバーナ30aは所望の火力となる。
【0019】
上述したガスこんろ1では、メイン弁15とマグネット弁16とが共に閉弁している状態で操作ボタン5aがいっぱいまで押されると、揺動部材11と摺動部材14とを介してスピンドル13が移動してメイン弁15が開弁し、スピンドル13の先端でマグネット弁16が押し開かれてガス流路12が形成されて、ガスが矢印に沿って流れて、ガスがこんろバーナ30aに供給される。この時、マイクロスイッチ19がオンされてイグナイタ20が作動し、電極からの連続スパークによりこんろバーナ30aに直接点火される。そして、図示しない熱電対が炎を検知すると、マグネット弁16の開弁状態が保持される。
【0020】
ここで、ガス流量の調節方法について説明する。
調理中にガスこんろ1の使用者が、こんろバーナ30aの火力を強火や弱火にしたい場合には、火力調節レバー17aを左右に操作するとそれに連動して、ニードル弁40が上下動して流路面積を変化させて火力を調節する。ニードル弁40が上に移動すると、流路面積が大きくなって、ノズル31へのガスの供給圧が増大しこんろバーナ30aへのガス噴出量が増えて強火になる。下に移動すると、流路面積が小さくなって、ノズル31へのガスの供給圧が低下しガス噴出量が減って弱火となる。また、ニードル弁40が、シート面に当接するまで下げられると、流路面積はバイパス孔41の面積となる。
【0021】
次に、温調機能について説明する。
こんろバーナ30aに設けられたサーミスタ6によって測定された鍋底の温度が、温調スイッチ8で設定した温度以上になると、乾電池23から電磁弁54へ離脱(閉弁)方向に一時的に通電され、弁が閉じてバイパスニードル50のバイパス孔52のみのガス流路12となり、火力が弱になる。そして、鍋中の油等の温度が下がってきて、サーミスタ6で測定された鍋底の温度が設定温度以下となると、電磁弁54に吸着(開弁)方向に通電し、弁が開き火力が強になる。このような制御をコントローラ18が行うことにより、調理鍋内の油等の温度を設定温度範囲に保つことができる。尚、温調機能を使う場合には、火力調節レバー17aは強火位置にしておく。
【0022】
このような電磁弁54の開閉は、メイン流路51を全開にするか全閉にするかのどちらかなので、電磁弁54を閉じると急激なガス圧の低下が生じる。また、上述した火力調節レバー17aで火力を調節する場合にも、火力調節レバー17aを能力大から能力小へ急速に操作すると、ガス圧は急激に低下させられる。しかしながら、電磁弁54やニードル弁40のガス流路12の下流側に加圧補助装置60が設けられているので、ノズル31への供給ガス圧の急激な低下を防ぐことができる。従って、ノズル31から噴出されるガス量は急激に減少せず、ノズル31から吸引される一次空気量の減少量とガス量の減少量のバランスがくずれることを防止できるので、こんろバーナ30aでの燃焼は、逆火することなく良好な状態を保つことができる。
【0023】
以上説明したガスこんろ1によれば、以下の効果を奏する。
(1)上記のような電磁弁54やニードル弁40でインプットを急激に絞っても、加圧補助装置60が、一時的にガス圧の降下を抑制するために、こんろバーナ30aの炎が逆火し、消火してしまうことを防止できて使い勝手が良くなる。さらに、逆火してバーナ本体32の吸気口34から炎が吹き出るといった危険も防止でき安全に使用できる。また、逆火して消火する時に発生する「ポン」といった消火音も発生しないため、使用者が余計な不快感を感じることもない。
(2)電磁弁54でインプットの大小を切り替えても、急激なガス圧の低下を防止できるので、能力小の時のインプットを従来のものに比べて小さくできる。このため、容量の小さな鍋等を用いて調理している場合においても、温調機能の性能を十分に発揮することが可能となる。
(3)火力調節レバー17aを絞り操作する時に、いったん停止させる機構を用いなくとも、ノズル31への供給ガス圧の急激な低下を防止できるので、火力調節レバー17aをスムーズに操作できて操作感が良好である。さらに、途中で停止させた位置を強火や弱火の位置と勘違いしてしまう不具合も解消できる。
(4)ガス室61にゴム膜62を張設し、ゴム膜62に調圧バネ67を設けただけの簡単な構成で加圧補助装置60を作製しているために、ガスこんろ1を生産する工程が複雑化せず、製造コストを抑えることができる。
【0024】
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、ゴム膜62に荷重を加えるための調圧バネ67を設けずに、ゴム膜62のバネ性だけでゴム膜62の変形を調節してもかまわない。
また、ゴム膜62の材料としては、ゴムに限らず合成樹脂や金属であっても良く、弾性変形する膜であればよい。
また、ゴム膜62の形状は、膜に限らずベローズのような形状でも良いし、弾性体でなくてもピストンとシリンダーのような構造でも良い。
【0025】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1記載のガスこんろによれば、ガス量調節装置によりバーナへの供給ガス量の急激な絞り動作がなされても、加圧補助装置が、一時的にノズルへの供給ガス圧の降下を抑制するために逆火を防止できる。このため、逆火による消火を防止でき、使い勝手が良く安全である。さらに、逆火して消火する時に発生する消火音も発生しないため、使用者が余計な不快感を感じることも防止できる。
【0026】
更に、ガス流路に形成したガス室にゴム膜等の弾性体を張設するだけの簡単な構成で加圧補助装置を作製することができるために、ガスこんろを生産する工程が複雑化せず、製造コストを抑えることができる。
【0027】
更に、本発明の請求項2記載のガスこんろによれば、電磁弁で供給ガス量の大小をすばやく切り替えても、急激な供給ガス圧の低下を防止できるので、能力小時の火力を従来のものに比べて小さくできる。このため、容量の小さな鍋等を用いて調理している場合においても、温調機能の性能を十分に発揮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態としての加圧補助装置を側面から見た断面図である。
【図2】電磁弁が開いている時の本実施形態としての加圧補助装置を側面から見た断面図である。
【図3】電磁弁が閉じている時の本実施形態としての加圧補助装置を側面から見た断面図である。
【図4】本実施形態としてのガスこんろの概略構成図である。
【図5】本実施形態としてのガスこんろの外観図である。
【図6】従来例としての火力調節レバーの操作枠の外観図である。
【符号の説明】
1…ガスこんろ、6…サーミスタ、12…ガス流路、30a…こんろバーナ、31…ノズル、40…ニードル弁、50…バイパスニードル、51…メイン流路、53…バイパス流路、54…電磁弁、60…加圧補助装置、61…ガス室、62…ゴム膜、67…調圧バネ。

Claims (2)

  1. 燃料を燃焼するためのバーナと、該バーナへ燃料ガスを噴出するノズルと、該ノズルを介して該バーナへ供給するガス量を調節するガス量調節装置と、
    上記ガス量調節装置と上記ノズルとを接続し、ガス量調節装置により調節された量の燃料ガスを上記ノズルに導く接続路と、
    当該接続路の途中に設けられる加圧補助装置と
    を備えるガスこんろであって、
    上記加圧補助装置は、上記接続路の途中に所定の容積を有して形成され上記ガス量調節手段から燃料ガスが送られるガス室を有するとともに、当該ガス室に、ガス流圧が作用するように張設されて上記ガス室の外側に向け膨出するゴム膜を備え、
    上記ガス量調節装置により供給ガス量の絞り動作がなされた時には、上記ガス室の圧力変動に応じて上記弾性体が上記ガス室の内側に向けて変形してガス室内の燃料ガスを上記ノズルに向けて流出させ、一時的に上記ノズルへの供給ガス圧の降下を抑制することを特徴とするガスこんろ。
  2. 上記ガス量調節装置として、電磁弁への通電制御により供給ガス量を少なくとも大小2段階に切り替えるガス量切替手段を備え、
    鍋底温度センサーの出力に基づいて、上記電磁弁を通電制御して鍋底温度を所定範囲に保つ温調機能を有するガスこんろに適用したことを特徴とする請求項1記載のガスこんろ。
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