JP3687809B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はガスこんろ等の加熱調理器に関し、詳しくは加熱調理器の使用にあたり、バーナ炎による衣服の袖への引火又は火傷等の事故を防止する加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近のガスこんろ等の加熱調理器においては、インプットが大きくなっており、たとえば、回転コック式点滅器のものでは、点火時には必ず強火になって点火する構造となっており、また、加熱調理器の使用中に(こんろに火をつけたままで、以下同じ)こんろ上の鍋を移動したり、除去してもバーナの火力には何の関係もない構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の加熱調理器では点火時に大きな火炎となるため、バーナ炎による衣服の袖への引火又は火傷等の不慮の事故が起きており、また、使用中に鍋を移動したり、除去するときも同様にバーナ炎による衣服の袖への引火又は火傷等の不慮の事故が起きていた。これらの事故は、特に、強火力のバーナを備えた加熱調理器において顕著であった。
【0004】
この発明の加熱調理器は上記課題を解決し、加熱調理器の使用にあたり、バーナ炎による衣服の袖への引火又は火傷等の不慮の事故を未然に防止して安全に使用できる加熱調理器の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するこの発明の第1の加熱調理器は、バーナへの燃料ガス供給路に、点火時に対応してバーナへの燃料ガス供給量を増減してバーナ炎による衣服の袖への引火又は火傷等の事故を防止するガス制御手段を備え、点火時は予め決められた点火可能な中火程度のガス量に絞り、点火後は強火のガス量にゆっくりと増量することを特徴とする。
上記構成を有するこの発明の第1の加熱調理器は、点火時にはバーナへの燃料ガス供給量が増減制御されてバーナ炎を安全な中火又は弱火程度の火炎とするほか、ゆっくりと強火にする。この結果、点火時とか使用中の鍋の載せ降ろし時には衣服の袖に引火したり、火傷等のおそれのない安全な火炎を形成する。
【0006】
そして、この発明の第の加熱調理器は、点火時にはバーナへの供給ガス量が点火可能な中火程度のガス量に絞られるから、点火時の火炎は中火程度の火炎となり、また、点火後はゆっくりと強火のガス量に増量されるから、点火後の火炎はゆっくりと大きくなる。この結果、点火時又は点火後のバーナ炎は衣服の袖に引火したり、バーナ炎による火傷等のおそれのない安全な火炎を形成する。
【0007】
この発明の第の加熱調理器は、バーナへの燃料ガス供給路に、使用中の鍋の載せ降ろしの使用状態の変化に対応してバーナへの燃料ガス供給量を増減してバーナ炎による衣服の袖への引火又は火傷等の事故を防止するガス制御手段を備え、使用中における鍋の移動、除去時は予め決められた弱火程度のガス量にすばやく絞り、鍋を載せた時は強火のガス量にゆっくりと増量することを特徴とする。
上記構成を有するこの発明の第の加熱調理器は、使用中にこんろ上の鍋を移動させたり、除去した時は、バーナへの供給ガス量が弱火程度のガス量にすばやく絞られるので、使用中に鍋を移動したり、除去すると、火炎はすばやく弱火程度の大きさとなり、また、鍋をこんろ上に載せた時は、ゆっくりと強火のガス量に増量されるので、鍋を載せた後の火炎はゆっくりと大きくなる。この結果、使用中の鍋の載せ降ろし時のバーナ炎は衣服の袖に引火したり、バーナ炎による火傷等のおそれのない安全な火炎を形成する。
【0008】
この発明の第の加熱調理器は、上記第1又は第2の加熱調理器におけるガス制御手段が、予め決められたガス量に絞る流量制限孔と発条による一定の押動力でスロータイミングのもとに移動してガス量をゆっくり増量するニードル弁とを備え、上記ニードル弁の移動を液体ダンパーにてスロータイミングとした構成であることを特徴とする。
上記構成を有するこの発明の第の加熱調理器は、点火時とか使用中に鍋を移動したり、除去した時は流量制限孔によりバーナ炎は衣服の袖に引火したり、バーナ炎による火傷等のおそれのない安全な火炎を形成し、その後、ニードル弁が発条による一定の押動力でスロータイミングのもとに移動するから、点火後又は使用中に鍋を再び載せた際のバーナへの供給ガス量の増量をゆっくりと行う。この結果、点火時とか使用中に鍋を移動したり、除去した時又は点火後とか使用中に鍋を再び載せた時のバーナ炎は衣服の袖に引火したり、バーナ炎による火傷等のおそれのない安全な火炎を形成する。
【0009】
この発明の第の加熱調理器は、バーナへの燃料ガス供給路に、点火時又は使用中の鍋の載せ降ろし等の使用状態の変化に対応してバーナへの燃料ガス供給量を増減してバーナ炎による衣服の袖への引火又は火傷等の事故を防止するガス制御手段を備え、ガス制御手段は予め決められたガス量に絞る流量制限孔と発条による一定の押動力でスロータイミングのもとに移動してガス量をゆっくり増量するニードル弁とを備え、上記ニードル弁の移動を液体ダンパーによりスロータイミングとしたことを特徴とする。
上記構成を有するこの発明の第の加熱調理器は、一定の押動力によるニードル弁の移動が液体ダンパーによる抑制力でゆっくりとなる。この結果、点火後又は使用中に鍋を載せた際のバーナへの供給ガス量の増量がゆっくりとなり、バーナ炎もゆっくりと大きくなる。
【0010】
この発明の第の加熱調理器は、上記第3又は第4の加熱調理器におけるガス制御手段の液体ダンパーにおいて、熱膨張率の小さい液体を封入したことを特徴とする。
上記構成を有するこの発明の第の加熱調理器は、熱膨張率の小さい液体をダンパーにしているから、一定の押動力によるニードル弁のスロータイミングでの移動が常に正確に行いうる。この結果、点火後又は使用中に鍋を載せた時のバーナへの供給ガス量の増量がゆっくりと適正に行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明の加熱調理器では、たとえば、回転コック式点滅装置を備えたガスこんろ等の加熱調理器において、バーナへの燃料ガス供給路に、予め決められた一定のガス量に絞るオリフィス孔を有するニードル弁が発条のバネ力による一定の押動力で開方向に移動するとき、ニードル弁の移動が液体ダンパーにより抑制されてスロータイミングで移動しニードル弁の開度を徐々に拡げ、発条のバネ力による一定の押動力が解除されると、ニードル弁は閉方向にすばやく移動してバーナへの供給ガス量を増減制御するガス制御装置を備え、該ガス制御装置をコック軸と連動するカムにより作動する構造として、点火時はオリフィス孔により予め決められた点火可能な中火程度のガス量に絞り、点火後はニードル弁のスロータイミングでの移動により強火のガス量へ徐々に増量して点火時又は点火後のバーナ炎による衣服の袖への引火事故を防ぐようにしている。
【0012】
また、たとえば、プッシュ、プッシュ式点滅装置を備えたガスこんろ等の加熱調理器において、上記ガス制御装置をこんろ上に鍋があるか否かにより作動する構造として、使用中にこんろ上の鍋を移動したり、除去した時はオリフィス孔により予め決められた弱火程度のガス量にすばやく絞り、鍋を再び載せた時はニードル弁のスロータイミングでの移動により強火のガス量へ徐々に増量して鍋の載せ降ろしの際のバーナ炎による衣服の袖への引火事故を防ぐようにしている。
【0013】
以上この発明の実施の形態の一例について説明したが、この発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施しうること勿論である。
【0014】
以上説明したこの発明の構成、実施の形態を一層明確にするために、この発明の加熱調理器を具体的に示した実施例について図面を参照して以下に説明する。
【0015】
【実施例】
図1〜図3に示した実施例は回転コック式点滅装置を備えたガスこんろに適用したものであって、この回転コック式点滅装置Eを備えたガスこんろは、点火時に点火ツマミ1を押すと、マグネット弁2、パイロット弁3が押し開かれ、その後、点火ツマミ1を押したまま「開」の位置まで回すと、コック4が開の状態となりパイロットバーナ5、メインバーナ6にガスが供給され、同時に圧電器7が作動してパイロットバーナ5に点火しメインバーナ6に火移りする。その後、点火ツマミ1を離すと、点火ツマミ1は元の位置に後退しパイロット弁3は閉じパイロットバーナ5は消火するが、マグネット弁2は熱電対8によりバーナ炎fを感知して電磁石9により開の状態に吸着保持されるからメインバーナ6は燃焼を継続する。
【0016】
消火時は点火ツマミ1を「止」の位置まで回すと、コック4によりガス通路が閉じられメインバーナ6は消火し、メインバーナ6の消火を熱電対8が感知してマグネット弁2も閉じる。なお、メインバーナ6の火力調節は点火後点火ツマミ1を左右に回転することによりコック4でメインバーナ6への供給ガス量を増減してメインバーナ6の火力を変化させる。上記ガスこんろにおいて、5aはパイロットノズル、6aはバーナ本体、6bはバーナヘッド、6cはメインノズル、7aは圧電素子、7bはハンマー、10はガス入口、11はこんろの受皿である。
【0017】
上記回転コック式点滅装置Eを備えたガスこんろにおいて、メインバーナ6へのガス通路12に、点火時においてメインバーナ6へのガス供給量を増減変化するガス制御装置Gを備え、このガス制御装置Gは上記点火ツマミ1と一体のコック軸に回転方向にのみ固定的に備えられた作動用カム14により上記点滅装置Eと連動して作動するように設けられている。
【0018】
上記作動用カム14はカムの高さとコック回転角との関係が、たとえば、図2に示されているように、カムの高さとコックの開度とがA→B→C→Dの関係に構成されており、この間に後述のガス制御装置Gを点火時に作動用カム14で作動する。
【0019】
上記ガス制御装置Gは、コック4の出口からメインノズル6cに至るガス供給路12に備えられ、たとえば、図3に示されている構造となっている。
【0020】
上記ガス制御装置Gは、上記回転コック式点滅装置Eのガス供給路12における上記コック4の出口側通路12aに接続されるガス流入管15とガス流入孔16を介して連通する上部弁室17と、上記メインノズル6cに通ずるガス通路12bに接続されるガス流出管18とガス流出孔19を介して連通する下部弁室20とを中央の弁シート21を挟んで上下に有し、上部弁室17の上部に筒状部22を連設するとともに、下部弁室20の下部には筒部23と調圧室24とをスロータイミング調節孔25を有する仕切壁26を挟んで上下に連設し、後述するニードル弁の下端面と仕切壁26との間の筒部23に液体封入室34を形成する構造の弁筐Fを設ける。
【0021】
上記弁筐Fの上下の弁室17、20にはニードル弁Vが上下摺動自由に装備され、ニードル弁Vが上下動することによりその斜状弁部27と弁シート21との間の開度が広狭に調節されるようになっており、また、このニードル弁Vには予め決められた中火程度のガス量に絞って流量制限するオリフィス孔29を備えて、ニードル弁Vが図示上限位置にある全閉時はガス流入管15からガス流入孔16を経て上部弁室17に流入したガスはニードル弁Vの流入孔28から中央縦孔28aを経てオリフィス孔29で中火程度のガス量に絞られてガス流出孔19からガス流出管18に流れるようになっている。
【0022】
そして、上記ニードル弁Vの上部に摺動筒体30を一体に備え、この摺動筒体30内に押動軸31の基端側を挿入し、この押動軸31を摺動筒体30内に装着された所定のバネ力をもった第1バネ32で上方に付勢して摺動筒体30と押動軸31とを同一軸線を保って連設し、上記摺動筒体30は弁筐Fの上部弁室17と一体の筒状部22に摺動自由に挿入され、押動軸31の先端部は筒状部22の上部を貫挿して上方に突出させ、この押動軸31の先端部は上記コック軸13に備えられた作動用カム14に当接されている。
【0023】
上記ニードル弁Vの下部には摺動軸部33が延設され、この摺動軸部33は弁筐Fの筒部23にOリング34を介在して気密に挿入され、この摺動軸部33の下端面と仕切壁26との間に液体封入室35を形成し、この液体封入室35に熱膨張率の小さい液体(たとえば、シリコンオイル)36を封入し、さらに、調圧室24には調圧弁37をOリング38を介在して気密に装備し、この調圧弁37を所定のバネ力をもった第2バネ39で上方に付勢して構成された液体ダンパーHを備えた構造となっている。
【0024】
上記構成において、この発明の加熱調理器を回転コック式点滅装置を備えたガスこんろに適用した場合の具体的な作用を図3を参照しながら以下に説明する。
【0025】
点火操作にあたり、点火ツマミ1を一定のストロークだけ押して後「開」の位置まで回すと、メインバーナ6に点火されるが、このとき、コック軸13に回転方向にのみ固定的に備えられている作動用カム14も回転して、先ず、その斜状カム面A→B間でガス制御装置Gの押動軸31を所定のストローク(a→b)押し下げ、押動軸31で第1バネ32を圧縮する。この時点ではニードル弁Vは液体ダンパーHの抑制力に規制されてすぐには動かずニードル弁Vの開度は全閉の状態にある(図3のAの状態からBの状態参照)。したがって、カム面がA→Bに至った時点ではコック4の開度は中火となっているもののコック4は引き続き回転する。しかし、ガス入口からコック4の出口側通路12aを経てガス流入管15に至るガスはガス流入孔16→上部弁室17→ニードル弁Vの流入孔28→中央縦孔28aの経路をたどりオリフィス孔29によってそのガス量を点火可能な中火程度のガス量に絞って下部弁室20からガス流出孔19→ガス流出管18→ガス通路12bを経てメインノズル6cからメインバーナ6に供給されるため、メインバーナ6には中火程度のガス量で点火される。
【0026】
その後、作動用カム14のカム面がB→C→Dに至る間に押動軸31で圧縮されている第1バネ32のバネ力による一定の押動力でニードル弁Vは押し下げられるが、このとき、液体ダンパーHによる抑制力でニードル弁Vの下降はゆっくりとなる。すなわち、第1バネ32のバネ力による一定の押動力でニードル弁Vが押し下げられると、その押し下げ力で液体封入室35に封入されている熱膨張率の小さい液体36は仕切壁26のスロータイミング調節孔25から調圧室24内に流れ込み調圧弁を第2バネ39に抗して押し下げる。したがって、第1バネ32による一定の押動力は液体ダンパーHによって抑制されるため、第1バネ32のバネ力によるニードル弁Vの押し下げスピードはゆっくりとなり、ニードル弁Vの斜状弁部27と弁シート21との間の開度は徐々に広くなる(図3のCの状態からDの状態参照)。そこで、ニードル弁閉止時のオリフィス孔29による中火程度のガス量で点火された後は、中火程度のガス量にニードル弁Vの開度が徐々に広がることによるガス量がスロータイミングのもとに増量されて加わり遂にはコック4の全開と併せて強火のガス量に達し、メインバーナ6は中火燃焼から強火燃焼に移行する。
【0027】
消火操作にあたり、点火ツマミ1を「止」の位置まで回すと、コック軸13とともに作動用カム14も回転してそのカム面がD→C→B→Aと変位するので、押動軸31による押し下げ力は解かれる。したがって、押動軸31は第2バネ39のバネ力で液体ダンパーHを介してニードル弁Vとともに上昇し元の位置(図3のA参照)に戻り、次の点火動作に備える。
【0028】
次に、図4及び図5に示した実施例はプッシュ、プッシュ式点滅装置を備えたガスこんろにおいて、使用中の鍋の載せ降ろし等の使用状態の変化によりガス制御装置Gが作動して安全を期す構造としたものであって、プッシュ、プッシュ式点滅器を備えたガスこんろは、点火時に点火ボタン101をいっぱい押すと、メイン弁102、マグネット弁103が同時に開き、マイクロスイッチSがONしてイグナイター(図示せず)が作動してメインバーナ104に着火する。熱電対105がバーナ炎fを検知するとマグネット弁103が電磁石106′により開の状態に吸着保持される。その後、点火ボタン101を離すと、点火ボタン101は僅かに戻ってロックされ、メイン弁102、マグネット弁103は開状態にあり、メインバーナ104は燃焼を継続する。
【0029】
消火時は点火ボタン101を再度押すと、ロックが外れて元の位置に戻り、メイン弁102は閉じメインバーナ104は消火する。メインバーナ104の消火を熱電対105が感知するとマグネット弁103も閉じる。なお、メインバーナ104の火力調節は火力調節レバー106を左右に動かすと、ニードル弁107が移動してメインバーナ104への供給ガス量を調節し、最小ガス量はニードル弁107に設けたバイパス孔108にて確保され、かつ、火力調節レバー106が「弱」の状態で点火操作したときは戻しレバー109が火力調節レバー106を「中」の位置に動かし「中」の火力で点火するようになっている。上記ガスこんろにおいて、110はメインバーナ104のバーナ本体、111はバーナヘッド、112はこんろの五徳、113はメインノズル、114はガス入口、115は鍋である。
【0030】
上記プッシュ、プッシュ式点滅装置を備えたガスこんろにおいて、ガス制御装置Gはメインバーナ104のバーナヘッド部の中央二次空気孔116内に設置され、その押動軸31は五徳112の上に鍋115を載せ降ろしすることにより、その鍋底による押し下げ及び押し下げの解除で一定のストロークだけ上下動するように配設され、かつ、点滅器117からのガス通路118にガス流入管15を接続するとともに、メインノズル113へのガス通路119にはガス流出管18を接続している。なお、上記ガス制御装置Gの構造は、ニードル弁Vに設けられているガスの流量を予め決められた流量に制限するオリフィス孔29が弱火程度のガス量に絞る開口面積となっている以外は、先の実施例のガス制御装置とその他の構造は同一であるので、同一部分に同一符号を付してその説明は省略する。
【0031】
上記構成において、この発明の加熱調理器をプッシュ、プッシュ式点滅装置を備えたガスこんろに適用した場合の具体的な作用を図5を参照しながら以下に説明する。
【0032】
五徳112上に鍋115を載せ強火の火力でこんろを使用している時は、ガス制御装置Gの押動軸31は鍋115の底面で一定のストローク(a→b)だけ押し下げられてニードル弁Vの開度は図5に示されているように全開となっている。
【0033】
そこで、こんろに火をつけたままで五徳112上の鍋115をこんろ上から移動させたり、除去した時は、ガス制御装置Gの押動軸31の鍋底による押下げが解かれるため、押動軸31は第2バネ39のバネ力で液体ダンパーHを介してニードル弁Vとともにすばやく上昇して元の位置(図5のAの状態参照)に戻るので、ニードル弁Vの開度は全閉となり、オリフィス孔29からの弱火程度のガス量だけでメインバーナ104は燃焼する。したがって、メインバーナ104は弱火程度の火力となる。
【0034】
鍋115を再び五徳112上に載せると、鍋115の底面でガス制御装置Gの押動軸31は一定のストローク(a→b)だけ押し下げられ、押動軸31で第1バネ32を圧縮する。この時点ではニードル弁Vは液体ダンパーHの抑制力に規制されてすぐには動かず、ニードル弁Vの開度は全閉の状態にある(図5のAの状態からBの状態参照)。したがって、メインバーナ104は五徳112上に鍋115を載せた当初は弱火程度の火力で燃焼する。
【0035】
すなわち、ガス入口114からのガスは点滅器117のガス通路118からガス流入管15を経てガス制御装置Gに至り、ガス流入孔16→上部弁室17→ニードル弁Vの流入孔28→中央縦孔28aの経路をたどりオリフィス孔29によってそのガス量を弱火程度のガス量に絞って下部弁室20からガス流出孔19→ガス流出管18→ガス通路119を経てメインノズル113からメインバーナ104に供給されるため、メインバーナ104はこんろ上に鍋115を載せた当初は弱火程度の火力で燃焼する。
【0036】
その後、押動軸31で圧縮されている第1バネ32のバネ力による一定の押動力でニードル弁Vは押し下げられるが、このとき、液体ダンパーHによる抑制力でニードル弁Vはゆっくりと降下する。すなわち、第1バネ32による一定の押動力でニードル弁Vが押動されると、液体封入室35内の熱膨張率の小さい液体36が仕切壁26のスロータイミング調節孔25から調圧室24内に流れ込み調圧弁37を第2バネ39に抗して押し下げる。したがって、第1バネ32による一定の押動力は液体ダンパーHによって抑制されるため、第1バネ32のバネ力によるニードル弁Vの押し下げスピードは液体ダンパーHの抑制力に抗してゆっくりと行われ、ニードル弁Vの斜状弁部27と弁シート21との間の開度は徐々に広げられる(図5のCの状態からDの状態参照)。したがって、使用中にガスこんろの五徳112上に再び鍋115を載せると、載せた当初は弱火程度の火力であるが、その後、徐々に強火燃焼の火力になる。
【0037】
以上説明したガス制御装置Gによる中火点火後ゆっくり強火になる動作と、使用中にこんろから鍋を移動したり、除去したときはすばやく弱火の火力とし鍋を再び載せた時はゆっくりと強火になる動作とは、短かい時間の連続動作で行われるから、使用上何ら問題は生じない。
【0038】
なお、上記液体ダンパーHによる抑制力はスロータイミング調節孔25の開口面積で決められるが、実験の結果、8φの液体封入室35の場合、スロータイミング調節孔25はφ0.25程度が適当であった。また、第1バネ32と第2バネ39の許容バネ力は、上記各々のガス制御が確実に行いうるバネ力に設定するものである。
【0039】
【発明の効果】
この発明の加熱調理器は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0040】
この発明の第1および第2の加熱調理器は、点火時とか使用中の鍋の載せ降ろし時には、バーナへの燃料ガス供給量を制御してバーナ炎が衣服の袖に引火したり火傷等をするのおそれのない安全な火炎にするから、使用上安全であり、特に、老人、障害者等においても常に安全に使用できる。
【0041】
この発明の第の加熱調理器は、点火時はバーナ炎を点火可能な中火程度の火炎とし、点火後はゆっくりと強火の火炎にするから、点火時又は点火後にバーナ炎が衣服の袖に引火したり、バーナ炎で火傷等をすることのない安全なバーナ炎が形成され、使用上安全である。
【0042】
この発明の第の加熱調理器は、使用中においてこんろ上から鍋を移動したり、除去したときは、弱火程度の火炎とし、鍋を再び載せた時は、弱火からゆっくりと強火の火炎にするから、こんろに火がついたままで鍋の載せ降ろしをしてもバーナ炎が衣服の袖に引火したり、バーナ炎で火傷等をすることのない安全なバーナ炎が形成され、使用上安全である。
【0043】
この発明の第の加熱調理器は、上記第1又は第2の加熱調理器におけるガス制御手段が、予め決められたガス量に絞る流量制限孔と発条による一定の押動力でスロータイミングのもとに移動してガス量をゆっくり増量するニードル弁とを備えたものであるから、点火時とか使用中に鍋を移動したり、除去した時は、流量制限孔によりバーナ炎は衣服の袖に引火したり、バーナ炎による火傷等のおそれのない安全な火炎を形成し、点火後又は使用中に再び鍋を載せた際にはニードルのスロータイミングによる移動でゆっくりと強火の火炎になるため、点火後又は使用中に鍋を載せた時にもバーナ炎が衣服の袖に引火したり、バーナ炎で火傷等をすることのない安全なバーナ炎が形成され、使用上安全である。
【0044】
この発明の第の加熱調理器は、一定の押動力によるニードル弁の移動を液体ダンパーでスロータイミングとしたから、強火への火炎形成がゆっくり行われるので安全である。
【0045】
この発明の第の加熱調理器は、上記第3又は第4の加熱調理器のガス制御手段における液体ダンパーに熱膨張率の小さい液体を封入したから、ニードル弁の抑制力が常にむらがなくなり、ゆっくりした強火への火炎形成が常に正確に行いうる。
【0046】
以上説明したように、この発明の加熱調理器によれば、最近のガスこんろ等の加熱調理器ではインプットが大きくなったこともあって、加熱調理器の使用にあたり、バーナ炎による衣服の袖への引火事故又は手先の火傷事故等のような不慮の事故が多く発生していたが、このような事故が未然に防止でき常時安全に使用できる加熱調理器が提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の加熱調理器を回転コック式点滅装置を備えたガスこんろに適用した実施例の概略構成図である。
【図2】カムの高さとコック回転角との関係を示した線図である。
【図3】ガス制御装置の作動状態を示した断面図である。
【図4】この発明の加熱調理器をプッシュ、プッシュ式点滅装置を備えたガスこんろに適用した実施例の概略構成図である。
【図5】ガス制御装置の作動状態を示した断面図である。
【符号の説明】
G…ガス制御装置、V…ニードル弁、H…液体ダンパー、1…点火ツマミ、4…コック、14…作動カム、112…五徳、112…鍋、31…押動軸、6、114…こんろバーナ。

Claims (5)

  1. バーナへの燃料ガス供給路に、点火時に対応してバーナへの燃料ガス供給量を増減してバーナ炎による衣服の袖への引火又は火傷等の事故を防止するガス制御手段を備え、
    点火時は予め決められた点火可能な中火程度のガス量に絞り、点火後は強火のガス量にゆっくりと増量することを特徴とする加熱調理器。
  2. バーナへの燃料ガス供給路に、使用中の鍋の載せ降ろしの使用状態の変化に対応してバーナへの燃料ガス供給量を増減してバーナ炎による衣服の袖への引火又は火傷等の事故を防止するガス制御手段を備え、
    使用中における鍋の移動、除去時は予め決められた弱火程度のガス量にすばやく絞り、鍋を載せた時は強火のガス量にゆっくりと増量することを特徴とする熱調理器。
  3. 予め決められたガス量に絞る流量制限孔と発条による一定の押動力でスロータイミングのもとに移動してガス量をゆっくり増量するニードル弁とを備え、上記ニードル弁の移動を液体ダンパーにてスロータイミングとした請求項1又は2に記載の加熱調理器。
  4. バーナへの燃料ガス供給路に、点火時又は使用中の鍋の載せ降ろし等の使用状態の変化に対応してバーナへの燃料ガス供給量を増減してバーナ炎による衣服の袖への引火又は火傷等の事故を防止するガス制御手段を備え、
    ガス制御手段は予め決められたガス量に絞る流量制限孔と発条による一定の押動力でスロータイミングのもとに移動してガス量をゆっくり増量するニードル弁とを備え、上記ニードル弁の移動を液体ダンパーにてスロータイミングとしたことを特徴とする加熱調理器。
  5. 熱膨張率の小さい液体を封入した液体ダンパーである請求項3又は4記載の加熱調理器。
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