JPH045898Y2 - - Google Patents

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JPH045898Y2
JPH045898Y2 JP1986187878U JP18787886U JPH045898Y2 JP H045898 Y2 JPH045898 Y2 JP H045898Y2 JP 1986187878 U JP1986187878 U JP 1986187878U JP 18787886 U JP18787886 U JP 18787886U JP H045898 Y2 JPH045898 Y2 JP H045898Y2
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pilot
valve
gas
burner
pilot burner
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、各種ガス器具の着火に有用な着火装
置ユニツトに関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の着火装置ユニツトとして第7図
及び第8図に示すものがある。この着火装置ユニ
ツトは、パイロツトバーナへのガス供給と点火を
制御するボデイ1と、パイロツトバーナ10と、
熱電対30と、点火プラグ60とから構成されて
おり、パイロツトバーナ10、熱電対30及び点
火プラグ60を図示省略のメインバーナの近傍に
配置されている。
ボデイ1は弁口を挟んで上下2室に区画され、
上側室にはパイロツトバーナ10へのガス流通を
制御するパイロツトバルブ20が設けられ、また
ガスが吸入される下側室には熱電対30の起電力
により弁体47によつて弁口を開放する電磁弁4
0を設けられている。パイロツトバルブ20は、
Oリング22を有する弁体21を備えており、該
弁体21の先端を上側室内に突出している。ま
た、パイロツトバーナ10はガス流量を絞るノズ
ル部11を有しており、上端の炎口12a,12
bから微量のガスを噴出できるようになつてい
る。
また、ボデイ1には、パイロツトバルブ20の
開閉制御を行なう操作ダイヤル50が設けられて
いる。この操作ダイヤル50は、押上げバネ52
により上方に付勢された操作摘み51と、該操作
摘み51を上端に固定され、上側室上面に回動且
つ押込み自在に貫通配置されたダイヤル軸52
と、ダイヤル軸52に下部に設けられ、上記パイ
ロツトバルブ20を開閉作動するカム53とから
成り、閉鎖位置からの押込みを可能とし、該位置
から口火位置及び開放位置に連続して回動できる
ようになつている。
上述の着火装置ユニツトでは、閉鎖位置にある
操作摘み51を押込むと、ダイヤル軸52の下端
によつて弁体41が押下げられて弁口が開放し、
またカム53によつてパイロツトバルブ20の弁
体21の先端が押込まれて該パイロツトバルブ2
0が開放する。これにより、ボデイ1の下側室か
らのガスが弁口及びパイロツトバルブ20を通じ
てパイロツトバーナ10に送り込まれ、ノズル部
11で絞られた微量のガスが炎口12a,12b
から噴出される。
この押込み状態から操作摘み51を口火位置に
回動させると、その回動途中で図示省略の圧電着
火機構が作動して点火プラグ60がスパークし、
パイロツトバーナ10から噴出したガスが着火さ
れる。そして、このパイロツトバーナ10の炎に
よつて熱電対30が加熱され、該熱電対30の起
電力によつて電磁弁40が作動して弁体41が引
込まれ、弁口が開放状態に保持される。つまり、
電磁弁40が作動した後は、操作摘み51の押込
みを解いてもパイロツトバーナ10へのガス供給
は継続する。
パイロツトバーナ10が着火している口火状態
で操作摘み51を口火位置から開放位置に回動さ
せると、図示省略のメインバーナのバルブが開放
し、パイロツトバーナ10の炎によつて該メイン
バーナが着火し定常燃焼が開始される。
ところで、この種の着火装置ユニツトでは、操
作摘み51を開放位置から閉鎖位置に戻しメイン
バーナ及びパイロツトバーナ10の燃焼を停止し
ても、しばらくの間はメインバーナの輻射熱によ
り周囲の温度が上昇しているため、パイロツトバ
ーナ10内の残留ガスが炎口12a,12bから
外部に引出されて該パイロツトバーナ10内に空
気が流入する現象が生じる。
特に、上述のようにパイロツトバーナ10から
のガス噴出量を小さく設定し口火状態で熱電対3
0が必要以上に加熱されないようにした着火装置
ユニツトでは、再着火時にパイロツトバーナ10
内に流入した空気を追い出すまでに相当の時間が
要し、着火操作が数回に及ぶ欠点がある。
(考案が解決しようとする課題) 上記の問題点に係り、メインバーナの近傍に2
つのパイロツトバーナを設け、点火操作後に一方
のパイロツトバーナからのガス噴出を停止させる
ようにしたものがある(実公昭54−25716号公報
参照)。
また、2つのパイロツトバーナを連絡管で連通
させ、主パイロツトバーナの弁孔が開かれたとき
に該バーナ内のガス及び空気を副パイロツトバー
ナに誘導して排出するようにしたものである(特
公昭44−10239号公報) しかし、前者の装置では、2つのパイロツトバ
ーナから噴出されるガスを利用して着火を行なえ
るので着火が確実に行なえる利点を有するもの
の、メインバーナの燃焼を停止した後に両パイロ
ツトバーナ内の残留ガスが外部に引出されて空気
が流入すると、先に述べたものと同様に再着火性
が著しく悪化する欠点がある。
また、後者の装置では、主パイロツトバーナ内
のガス及び空気を連絡管を介して副パイロツトバ
ーナから排出しているので、排出に要する時間が
長くそれ分着火が遅れる欠点がある。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、再着火を1回の操作で
迅速に行なえるガス器具用着火装置を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案では、弁口を
挟んでガス吸入室とガス圧調整室とを有するボデ
イと、ボデイのガス吸入室に配置され弁体によつ
て弁口を閉鎖する電磁弁と、ボデイのガス圧調整
室に設けられたパイロツトバルブと、ボデイのガ
ス吸入室側に回動且つ押込み自在に配置され、閉
鎖位置からの押込みで弁体を押圧開放し、該位置
から口火位置及び開放位置に連続して回動可能な
操作手段と、操作手段に設けられ該操作手段が押
込まれた状態から口火位置及び開放位置にかけて
パイロツトバルブを開放させる作動部材と、パイ
ロツトバルブと連通しメインバーナの近傍に配置
されたパイロツトバーナと、パイロツトバーナの
加熱による起電力で電磁弁を作動させ弁口を開放
させる熱電対と、操作手段が押込まれた状態から
口火位置に回動する途中で作動してパイロツトバ
ーナの点火を行なう点火プラグとを具備したガス
器具用着火装置ユニツトにおいて、第2のパイロ
ツトバルブをボデイのガス圧調整室に設け、該第
2のパイロツトバルブと連通し、上記のパイロツ
トバーナよりも多量のガスを噴出可能な第2のパ
イロツトバーナをメインバーナの近傍に配置する
と共に、操作手段が押込まれた状態から口火位置
に至るまで第2のパイロツトバルブを開放させる
第2の作動部材を該操作手段に設けている。
(作用) 本考案の着火装置ユニツトは、閉鎖位置にある
操作手段を押込むと、該操作手段によつて弁体が
押圧されて弁口が開放し、また該操作手段に設け
られた2つの作動部材によつて両パイロツトバル
ブが開放する。これにより、ガス吸入室からのガ
スが弁口及び両パイロツトバルブを通じてパイロ
ツトバーナ夫々から噴出される。このとき一方の
パイロツトバーナからは他方のパイロツトバーナ
よりも多量のガスが噴出される。
この押込み状態から操作手段を口火位置に回動
させると、その回動途中で点火プラグがスパーク
して両パイロツトバーナから噴出したガスが着火
される。そして、この両パイロツトバーナの炎に
よつて熱電対が加熱され、該熱電対の起電力によ
つて電磁弁が作動して弁体が引込まれ、弁口は開
放状態に保持される。
両パイロツトバーナが着火した後に、操作手段
の押込みを解いて該操作手段を口火位置から開放
位置に回動させると、ガス噴出量が多いパイロツ
トバーナに対応したパイロツトバルブが閉鎖し、
該パイロツトバーナへのガス供給が停止する。ガ
ス噴出量が少ないパイロツトバーナには継続して
ガスが供給される。
つまり、上記の着火装置ユニツトでは、2つの
パイロツトバーナから噴出される多めのガスを利
用して着火を行なうことができ、また両パイロツ
トバーナが着火された後はガス噴出量が多いパイ
ロツトバーナへのガス供給を停止し、ガス噴出量
が少ないパイロツトバーナでのみで燃焼を継続さ
せているので、口火状態で熱電対が必要以上に加
熱されることがない。
また、点火時には一方のパイロツトバーナより
も多量のガスが他のパイロツトバーナから噴出さ
れるので、燃焼停止後に両パイロツトバーナ内に
空気が流入しても、ガス噴出量がパイロツトバー
ナに流入した空気を他方のパイロツトバーナより
も素早く排出して再着火を迅速に行なえる。
(実施例) 第1図乃至第6図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は操作ダイヤルが閉鎖位置にある状
態を示すボデイの断面図、第2図は操作ダイヤル
を閉鎖位置で押下げた状態を示すボデイの断面
図、第3図は操作ダイヤルが口火位置にある状態
を示すボデイの断面図、第4図は操作ダイヤルが
開放位置にある状態を示すボデイの断面図、第5
図は操作ダイヤルの平面図、第6図はパイロツト
バーナ等の取付け状態を示す平面図である。本実
施例では第7図及び第8図に示した従来例と構成
を同じくする部分に同一符号を用いてある。
まず、第1図、第5図及び第6図を参照して、
着火装置ユニツトの構成について説明する。同図
において、1はボデイ、10は第1パイロツトバ
ーナ、20は第1パイロツトバルブ、30は熱電
対、40は電磁弁、50は操作ダイヤル、60は
点火プラグ、70は第2パイロツトバーナ、80
は第2パイロツトバルブである。
ボデイ1は上部にガス圧調整室1aを、下部に
ガス吸入室1bを有し、両室間に弁口2を有して
いる。ガス吸入室1bには電磁弁40が配置さ
れ、該電磁弁40の弁体41は押上げバネ42に
よつて上方に付勢され、弁口2を閉鎖している。
また、電磁弁40には、その起電力によつて該電
磁弁40を作動させる熱電対30が接続されてい
る。
また、ガス圧調整室1aの側面には外方に突出
した接続筒3が設けられ、該接続筒3には第1パ
イロツトバーナ10に連通する接続金具4が設け
られている。また、ガス圧調整室1aの上面に
は、上下に延びる貫通孔6と、一端が該貫通孔6
の途中に、他端が第2パイロツトバーナ70に
夫々連通する接続筒7が設けられている。
第1パイロツトバルブ20は、ボデイ1の接続
筒3内に摺動自在に配置され先端をガス圧調整室
1a内に突出した弁体21と、弁体21の突出端
近傍に嵌着されたOリング22と、弁体21の鍔
23と接続金具4との間に張設された押しバネ2
5とから構成されている。また、弁体21の突出
端の外周面には、複数のガス流通溝24が形成さ
れている。
この第1パイロツトバルブ20は、押しバネ2
5によつてOリング22を接続筒3の内側端部に
圧接することで閉鎖され、また弁体21の突出端
を外方に押圧されることで開放する。
第2パイロツトバルブ80は、ボデイ1の貫通
孔6内に摺動自在に配置され上下端をガス圧調整
室1a内外に突出した弁体81と、弁体81の下
方突出端の鍔82の内側に嵌着されたOリング8
3と、貫通孔6内にあつて弁体81の位置を規制
する上下一対の規制リング84a,84bと、弁
体81の上方突出端に設けられたバネ止めリング
85と、上側の規制リング84aとバネ止めリン
グ85との間に張設された押しバネ86とから構
成されている。
この第2パイロツトバルブ80は、押しバネ8
6によつてOリング83を貫通孔6の下端開口に
圧接することで閉鎖され、またガス圧調整室1a
外に突出した弁体81の上端を下方に押圧される
ことで開放する。
操作ダイヤル50は第1、第2パイロツトバル
ブ20,80の開閉を制御するためのもので、操
作摘み51と、操作摘み51を上端に固定され、
ガス圧調整室1aの上面中央に回動且つ押込み自
在に貫通配置されたダイヤル軸52と、ダイヤル
軸51の下部に設けられ、第1パイロツトバルブ
20を開閉作動するカム53と、ダイヤル軸52
を上方に付勢する押上げバネ54と、ダイヤル軸
51の上部に設けられ、第2パイロツトバルブ8
0を開閉作動する作動板55とから構成されてい
る。
カム53は円柱部材をダイヤル軸52に同軸に
取付けて構成され、操作摘み51が閉鎖位置にあ
る第1図の状態で第1パイロツトバルブ20の弁
体21の突出端を受け入れる切欠き部53aを外
周面の下側一部に有している。また、カム53の
上面には、ボデイ1の内側上面に設けられた凹部
5に閉鎖位置のみ係合する回止め用の爪53bが
2個形成されている。また、作動板55は円板部
材をダイヤル軸52に取付けて構成され、その下
面を第2パイロツトバルブ80の弁体81の上方
突出端に間隔をおいて対峙している。
この操作ダイヤル50は、閉鎖位置で操作摘み
51を押下げてカム53の爪53bが凹部5から
抜け出たところで回動を可能とし、該位置から口
火位置及び開放位置に90°間隔で連続して往復回
動させることができる。また、操作摘み51を押
下げることにより、ダイヤル軸52の下端で弁体
41を押下げて弁口2を開放できると共に、カム
53の外周面で弁体21の突出端を外方に押圧し
て第1パイロツトバルブ20を開放し、また作動
板55の下面で弁体81の上方突出端を下方に押
圧して第2パイロツトバルブ80を開放すること
ができる。
第1パイロツトバーナ10はボデイ1の接続金
具4に連通し、取付金具90に固定され図示省略
のメインバーナの近傍に配置されている。この第
1パイロツトバーナ10はガス流量を絞るノズル
部11を有しており、上端の炎口12a,12b
から微量のガスを噴出できるようになつている。
熱電対30はボデイ1内の電磁弁40に接続さ
れ、取付金具90に固定され上記第1パイロツト
バーナ10の一側に配置されている。この熱電対
30は両パイロツトバーナ10,70の加熱によ
る起電力で電磁弁40を開放方向に作動させるこ
とができる。
点火プラグ60はパイロツトバーナの点火を行
なうためのもので、取付金具90に固定され上記
第1パイロツトバーナ10の他側に配置されてい
る。この点火プラグ60は、操作摘み51が押下
げられた状態から口火位置に回動する際に作動す
る図示省略の圧電着火装置からの電力でスパーク
を発生する。
第2パイロツトバーナ70はボデイ1の接続筒
7に連通し、取付金具90に固定され上記熱電対
30の一側に配置されている。この第2パイロツ
トバーナ70は、第1パイロツトバーナ10のよ
うなノズル部を有しておらず、該第1パイロツト
バーナ10よりも多量のガスを噴出できるように
なつている。
次に、第2図乃至第4図を参照して、上述の着
火装置ユニツトの着火操作について説明する。
まず、操作摘み51が閉鎖位置にある第1図の
状態で該操作摘み51を押上げバネ54の付勢力
に抗して押下げる(第2図参照)。この押下げに
より、カム53の爪53bがボデイ1の凹部7か
ら抜け出て操作ダイヤル50の回動が可能となる
と共に、ダイヤル軸52の下端で弁体41が押下
げられて弁口2が開放する。同時に、降下するカ
ム53の外周面で第1パイロツトバルブ20の弁
体21の突出端が外方に押圧され、該第1パイロ
ツトバルブ20が開放し、また降下する作動板5
5の下面で第2パイロツトバルブ80の弁体81
の上方突出端が下方に押圧され、該第2パイロツ
トバルブ80が開放する。
これにより、ガス吸入室1bからのガスが弁口
2及び両パイロツトバルブ20,80を通じてパ
イロツトバーナ10,70夫々から噴出される。
先に述べたように第1パイロツトバーナ10から
は微量のガスが噴出され、第2パイロツトバーナ
80からは第1パイロツトバーナ10よりも多量
のガスが噴出される。
次いで、第2図の状態のまま操作摘み51を口
火位置に回動させる(第3図参照)。この回動途
中では図示省略の圧電着火装置が作動し、点火プ
ラグ60がスパークして両パイロツトバーナ1
0,70から噴出したガスが着火される。そし
て、この両パイロツトバーナ10,70の炎によ
つて熱電対30が加熱され、該熱電対30の起電
力によつて電磁弁40が作動して弁体41が引込
まれ、弁口2は開放状態に保持される。つまり、
電磁弁40が作動した後は、操作摘み51の押下
げを解いてもパイロツトバーナ10へのガス供給
は継続されることになる。
両パイロツトバーナ10,70が着火した後
は、第3図の状態から操作摘み51の押下げを解
除し、操作摘み51を開放位置に回動させる(第
4図参照)。操作摘み51の押下げを解除したと
ころでは、作動板55による第2パイロツトバル
ブ80の弁体81への押圧も同時に解除され、弁
体81は押上げバネ86の付勢力で復帰して該第
2パイロツトバルブ80が閉鎖し、第2パイロツ
トバーナ70へのガス供給が停止する。第1パイ
ロツトバルブ20の弁体21は同状態でもカム5
3の押圧を受けており、第1パイロツトバーナ1
0へは継続してガスが供給される。押下げ解除後
に操作摘み51を開放位置に回動させると、図示
省略のメインバーナのバルブが開放して、第1パ
イロツトバーナ10の炎によつて該メインバーナ
が着火し定常燃焼が開始される。
つまり、上記の着火装置ユニツトでは、点火時
には2つパイロツトバーナ10,70からガスを
噴出させ、多めの噴出ガスを利用して着火を行な
えるので、噴出ガス量が少ないものに比べて着火
を確実に行なうことができる。
また、両パイロツトバーナ10,70の炎によ
つて熱電対30を加熱できるので、着火してから
電磁弁40が作動するまでの時間が短くて済み、
着火操作を簡単且つ容易に行なうことができる。
更に、着火後はガス噴出量が多い第2パイロツ
トバーナ70へのガス供給を停止し、ガス噴出量
が少ない第1パイロツトバーナ10のみを燃焼さ
せるようにしたので、口火状態で熱電対30が必
要以上に加熱されて故障を生じることがなく、ガ
ス消費量を低減することができる。
更にまた、点火時には第1パイロツトバーナ1
0よりも多量のガスが第2パイロツトバーナ70
から噴出されるので、燃焼停止後に両パイロツト
バーナ10,70内に空気が流入しても、第2パ
イロツトバーナ70に流入した空気を第1パイロ
ツトバーナ10よりも素早く排出することがで
き、着火に必要なガスの噴出を速やかに行なつて
再着火を1回の操作を迅速に行なうことができ
る。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、点火時
には2つのパイロツトバーナからガスを噴出さ
せ、多めの噴出ガスを利用して着火を行なえるの
で、噴出ガス量が少ないものに比べて着火を確実
に行なうことができる。
また、両パイロツトバーナの炎によつて熱電対
を加熱できるので、着火してから電磁弁が作動す
るまでの時間が短くて済み、着火操作を簡単且つ
容易に行なうことができる。
更に、着火後はガス噴出量が多いパイロツトバ
ーナへのガス供給を停止し、ガス噴出量が少ない
パイロツトバーナのみを燃焼させるようにしたの
で、口火状態で熱電対が必要以上に加熱されて故
障を生じることがなく、ガス消費量を低減するこ
とができる。
更にまた、点火時には一方のパイロツトバーナ
よりも多量のガスが他方のパイロツトバーナから
噴出されるので、燃焼停止後に両パイロツトバー
ナ内に空気が流入しても、ガス噴出量が多い方の
パイロツトバーナに流入した空気を他方のパイロ
ツトバーナよりも素早く排出することができ、着
火に必要なガスの噴出を速やかに行なつて再着火
を1回の操作で迅速に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の一実施例を示すも
ので第1図は操作ダイヤルが閉鎖位置にある状態
を示すボデイの断面図、第2図は操作ダイヤルを
閉鎖位置で押下げた状態を示すボデイの断面図、
第3図は操作ダイヤルが口火位置にある状態を示
すボデイの断面図、第4図は操作ダイヤルが開放
位置にある状態を示すボデイの断面図、第5図は
操作ダイヤルの平面図、第6図はパイロツトバー
ナ等の取付け状態を示す平面図である。第7図及
び第8図は従来例を示すもので、第7図は操作ダ
イヤルが閉鎖位置にある状態を示すボデイの断面
図、第8図はパイロツトバーナ等の取付け状態を
示す平面図である。 図中、1……ボデイ、1a……ガス圧調整室、
1b……ガス吸入室、2……弁口、10……第1
パイロツトバーナ、20……第1パイロツトバル
ブ、30……熱電対、40……電磁弁、41……
弁体、50……操作ダイヤル、51……操作摘
み、52……ダイヤル軸、53……カム、55…
…作動板、60……点火プラグ、70……第2パ
イロツトバーナ、80……第2パイロツトバル
ブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 弁口を挟んでガス吸入室とガス圧調整室とを有
    するボデイと、ボデイのガス吸入室に配置され弁
    体によつて弁口を閉鎖する電磁弁と、ボデイのガ
    ス圧調整室に設けられたパイロツトバルブと、ボ
    デイのガス吸入室側に回動且つ押込み自在に配置
    され、閉鎖位置からの押込みで弁体を押圧開放
    し、該位置から口火位置及び開放位置に連続して
    回動可能な操作手段と、操作手段に設けられ該操
    作手段が押込まれた状態から口火位置及び開放位
    置にかけてパイロツトバルブを開放させる作動部
    材と、パイロツトバルブと連通しメインバーナの
    近傍に配置されたパイロツトバーナと、パイロツ
    トバーナの加熱による起電力で電磁弁を作動させ
    弁口を開放させる熱電対と、操作手段が押込まれ
    た状態から口火位置に回動する途中で作動してパ
    イロツトバーナの点火を行なう点火プラグとを具
    備したガス器具用着火装置ユニツトにおいて、 第2のパイロツトバルブをボデイのガス圧調整
    室に設け、 該第2のパイロツトバルブと連通し、上記のパ
    イロツトバーナよりも多量のガスを噴出可能な第
    2のパイロツトバーナをメインバーナの近傍を配
    置すると共に、 操作手段が押込まれた状態から口火位置に至る
    まで第2のパイロツトバルブを開放させる第2の
    作動部材を該操作手段に設けた、 ことを特徴とするガス器具用着火装置ユニツト。
JP1986187878U 1986-12-08 1986-12-08 Expired JPH045898Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986187878U JPH045898Y2 (ja) 1986-12-08 1986-12-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986187878U JPH045898Y2 (ja) 1986-12-08 1986-12-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6397060U JPS6397060U (ja) 1988-06-23
JPH045898Y2 true JPH045898Y2 (ja) 1992-02-19

Family

ID=31138741

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010276009A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Keun Ji Hyo 真空自吸ポンプ

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5322288A (en) * 1976-07-20 1978-03-01 Inst Nat Pentoru Kureateie Sut Strong container for pneumatic pressure transportation
JPS5425716U (ja) * 1977-07-25 1979-02-20

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JPS6397060U (ja) 1988-06-23

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