JP6061966B2 - 食品用容器および加熱調理器 - Google Patents
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また、本発明の一つの態様の食品用容器において、前記固形物は、複数が串に刺された状態で収容され、前記底部には、複数の固形物の外形に合わせた複数の窪みが設けられ、前記窪みは、前記串が延びる方向に並んで配置されていてもよい。
以下、第1実施形態の食品用容器1について説明する。
図1は、第1実施形態の食品用容器1の斜視図である。また、図2は、第1実施形態の食品用容器1の断面図である。
本明細書において、上側とは、本体10に対して、蓋体20が設けられている方向を指すものであって、使用時における食品用容器1の姿勢を制限するものではない。また、本明細書中の平面視とは、食品用容器1を上側から見た状態を意味する。
なお、本明細書において、半調理とは、食べることが可能な状態まで調理された後に冷まされた状態を意味し、再度加熱して暖かい状態で食べることが推奨される状態である。
蓋体20は、蒸気孔21aが設けられた蓋部材21と、蒸気孔21aを覆うシール部25と、を有する。蓋部材21とシール部25は、ともにシート状の部材である。
シール部25は、外縁から突出する把持部25aを有している。把持部25aは、蓋部材21と接着されていない。調理者は、把持部25aを把持して、容易にシール部25を剥がすことができる。
シール部25の材質は、金属材料であっても樹脂材料であってもよい。
蓋体20を構成する金属材料は、本体10と同様に、加工性、価格、重量を鑑みて、アルミニウム合金とすることが好ましい。特に蓋部材21としては、アルミニウム合金からなる箔を用いることが好ましい。
食品用容器1の製造に当たっては、本体10と蓋体20とは、それぞれ別工程で成形される。
本体10は、例えばプレス成形により製造できる。
蓋体20の製造手順は、まず、金属箔に、蒸気孔21aを穿孔するとともに所定形状に切断した蓋部材21を用意する。さらに、蓋部材21の蒸気孔21aの周囲に、一面に接着剤が塗布されたシール部25を貼付する。これにより、蓋体20を製造できる。
以上の手順を経て、内容物30が収容された食品用容器1を製造することができる。食品用容器1は、内部が密閉されているために、通常の運送手段により運送しても、液状調味料33が漏れ出すことがない。
図4に、食品用容器1を加熱するためのオーブン(加熱調理器)6の斜視図を示す。なお、図4では、オーブン6としてオーブンレンジ(電子レンジ機能を備えたオーブン)を図示するが、ここではオーブン機能のみを用いるものとする。
加えて、串31の端部31aが溝13aに収容されているために、取り出す際に串31の端部31aに付着する液状調味料33の量を低減できる。これにより、串31の端部31aを把持して内容物30を取り出す際に、液状調味料33によって手を汚しにくい。
次に第1実施形態の変形例の食品用容器1Aについて説明する。
図3は、変形例の食品用容器1Aの斜視図である。変形例の食品用容器1Aは、上述した第1実施形態と比較して、本体10Aの形状が異なる。
本変形例において、底部11Aは、串31が延びる方向を長辺とする平面視矩形状の平板である。また、側壁部12Aは、底部11Aの各辺から上側に延びる。即ち、底部11Aおよび側壁部12Aに囲まれる収容領域の形状は、略直方体となる。本変形例において、本体10Aの形状は、固形食品32の形状に沿っていない。
次に、第2実施形態の食品用容器2について説明する。
図5は、第2実施形態の食品用容器2の断面図である。第2実施形態の食品用容器2は、第1実施形態と比較して、フィルム部材122を有している点が主に異なる。なお、上述の第1実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
フィルム部材122は、透明であるために、フィルム部材122を介して本体110の内部の内容物30を視認できる。
蓋部材121は、金属材料からなる。蓋部材121は、本体110の縁部113と重なるフィルム部材122の上面に、第2接着剤124により、接着されている。即ち、蓋部材121は、本体110の縁部113に、フィルム部材122を介して接着されている。
蓋部材121には、蒸気孔121aが設けられている。蓋体120の蒸気孔121aとフィルム部材122の蒸気孔122aとは、平面視で同じ場所に位置している。即ち、蒸気孔121a、122aは、連通して、蓋部材121とフィルム部材122を上下方向に貫通する。また、シール部125は、蓋部材121の蒸気孔121aの周囲に貼り付けられ、蒸気孔121aを閉塞する。
まず、食品用容器2のシール部125を剥がして蒸気孔121aを露出させる。次に、食品用容器2をオーブン6(図4参照)の内部に格納して、内容物30を食品用容器2とともに加熱する。内容物30を所定の温度に達するまで加熱した後に、オーブン6から食品用容器2を取り出す。取り出した後に、食品用容器2の本体110から蓋部材121を剥がす。これにより、フィルム部材122が本体110に貼り付けられて本体110に収容された内容物30が、視認できる状態となる。内容物30は、例えばこの状態で陳列され、販売される。購入された後には、販売者または購入者によってフィルム部材122が剥がされ、内容物30が取り出される。
加えて、本実施形態の食品用容器2によれば、陳列時において、本体110の開口がフィルム部材122により覆われているために、空気中の埃が内容物30に付着しにくい。また、本体110の開口がフィルム部材122により覆われているために、陳列時および購入後においても、本体110に収容された液状調味料33が、本体110の外に飛び出しにくい。このため、陳列時においては陳列棚を、また購入者の持ち帰り時においては包装袋を、液状調味料33により汚しにくくすることができる。
また、本実施形態の食品用容器2によれば、フィルム部材122が透明であるために、購入者に内容物30を視認させ、購入意欲を高めさせる効果を奏する。
次に、第3実施形態の食品用容器3について、図6を用いて説明する。
図6は、第3実施形態の食品用容器3の斜視図である。
第3実施形態の食品用容器3は、第2実施形態と類似した構成を有するが、単一の蓋体220に対して、複数の本体210および複数のフィルム部材222を有する点が異なる。なお、上述の第1実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
本体210は、底部211と、底部211の周囲から上側に延びる側壁部212と、側壁部212の上端に位置する縁部213と、を有している。複数の本体210には、それぞれ内容物30が収容されている。
また、フィルム部材222は、本体210の縁部213に接着剤により気密に接着されている。フィルム部材222には、後述する蓋体220の蒸気孔221aと重なる蒸気孔(図示略)が設けられている。
蓋部材221は、複数の本体210に跨って配置され、複数の本体210の縁部213に、フィルム部材222を介して、それぞれ接着されている。したがって、複数の本体210は、蓋部材221を介して連結されている。蓋部材221を本体210から剥がすことで、複数の本体210は、分離される。
まず、食品用容器3のシール部225を剥がして蒸気孔221aを露出させる。次に、食品用容器3をオーブン6(図4参照)の内部に格納して、内容物30を食品用容器3とともに加熱する。食品用容器3は、複数の本体210を有しているために、複数の本体210内の複数の内容物30が、同時に加熱される。さらに、オーブン6から食品用容器3を取り出し、食品用容器3の本体210から蓋部材221を剥がす。これにより、蓋部材221により連結されていた本体210が分離される。分離されたそれぞれの本体210には、フィルム部材222が貼り付けられており、内容物30の漏れ出しを抑制しつつ内容物30を確認できる状態となる。
図7は、オーブン6の内部に食品用容器3を収容した状態の一例を示す、模式図である。図7において、オーブン6は、前扉6aを開けて加熱庫7を開放した状態である。なお、図7における食品用容器3は、1つの蓋体220が、6つの本体210を連結する場合について例示している。
複数の食品用容器3を積載して加熱庫7に格納する場合には、蓋体220の上に本体210が搭載されることとなるため、重なり合う部分で熱の伝わりにムラが生じる虞がある。これに対し、図7に示すように、上下の食品用容器3同士の間に隙間8を形成することで、食品用容器3の周囲から効率よく均一に加熱できる。即ち、加熱庫7内の収容空間を有効に使いつつ、食品用容器3に収容される内容物30を高速に、また均一に加熱することができる。
図7に示すオーブン6内の搭載方法は、オーブン6として過熱水蒸気により加熱庫7内の加熱を行う加熱形態を採用したものである場合に、特に有用である。加熱庫7内の過熱水蒸気は、食品用容器3同士の隙間8に流れ込んで、食品用容器3を周囲から均一に加熱することができる。
また、各実施形態において、蓋体は蒸気孔を備えが、内容物の調理温度によっては、蒸気孔を備えていなくてもよい。
Claims (7)
- 固形物および液状物からなる食品を格納する食品用容器であり、
金属材料からなる箱型の本体と、
少なくとも一部が金属材料からなり、前記本体の開口周縁に接着されて気密に覆うシート状の蓋体と、を備え、
前記蓋体の厚さは、前記本体の厚さよりも薄く、
前記本体は、前記固形物の外形に沿って湾曲した底部および側壁部を有し、
前記底部および前記側壁部と前記固形物との間に前記液状物を充填させる隙間が設けられており、
前記固形物は、複数が串に刺された状態で収容され、
前記底部には、複数の固形物の外形に合わせた複数の窪みが設けられ、
前記窪みは、前記串が延びる方向に並んで配置されている、
食品用容器。 - 前記本体は、開口周縁に縁部を有しており、
前記蓋体は、前記縁部に接着されている、
請求項1に記載の食品用容器。 - 前記固形物は、串に刺された状態で前記本体に収容され、
前記本体の前記縁部には、前記串の端部を収容する溝が設けられている、
請求項2に記載の食品用容器。 - 前記蓋体は、蒸気孔が設けられた蓋部材と、前記蒸気孔を覆うシール部と、を有する、請求項1〜3の何れか一項に記載の食品用容器。
- 複数の前記本体を有し、複数の前記本体が単一の前記蓋体により覆われ、前記蓋体を前記本体から剥がすことで複数の前記蓋体が互いに分離される、
請求項1〜4の何れか一項に記載の食品用容器。 - 前記本体をなす金属材料が、アルミニウム合金であり、
前記蓋体の少なくとも一部をなす金属材料が、アルミニウム合金である、
請求項1〜5の何れか一項に記載の食品用容器。 - 請求項1〜6の何れか一項に記載の食品用容器に収容された食品を調理する加熱調理器であって、
前記食品用容器を格納する加熱庫内を有し、前記加熱庫内で、前記食品用容器と食品用容器に収容された食品を加熱する、加熱調理器。
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