JP6060681B2 - 樹脂組成物、および樹脂成形体 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂組成物、および樹脂成形体に関する。
従来、樹脂組成物としては種々のものが提供され、各種用途に使用されている。特に家電製品や自動車の各種部品、筐体等に使用されたり、また事務機器、電子電気機器の筐体などの部品にも樹脂組成物が使用されている。
例えば、特許文献1には、「(A)成分と(B)成分の合計に対して(A)熱可塑性ポリエステル樹脂95〜5重量%及び(B)その他の熱可塑性樹脂5〜95重量%を配合してなる樹脂組成物であり、(A)成分と(B)成分の分散構造において、(A)成分中に(B)成分が5%以上含有する構造及び/又は(B)成分中に(A)成分が5%以上含有する相構造を持つことを特徴とする樹脂組成物」が提案されている。
また、特許文献2には、「(A)ポリ乳酸樹脂100重量部に対し、(B)芳香環を有するホスホン酸金属塩0.05〜30重量部を配合してなる樹脂組成物に対し、さらに(C)結晶化促進剤、(D)ポリ乳酸樹脂以外の熱可塑性樹脂、(E)充填剤、(F)安定剤、(G)離型剤および(H)反応性末端封鎖剤から選ばれる少なくとも1種を配合してなる樹脂組成物」が提案されている。
また、特許文献3には、「ポリ乳酸、可塑剤及び結晶核剤を含む高結晶性ポリ乳酸系樹脂と、ポリオレフィンと、相溶化剤とを含む自動車内装部品用の射出成形材料」が提案されている。
特開2007−246845号公報 特開2008−156616号公報 特開2011−74327号公報
本発明の課題は、得られる樹脂成形体の難燃性を損なうことなく耐熱性が向上する樹脂組成物を提供することにある。
上記課題は、以下の手段により解決される。即ち、
請求項1に係る発明は、
ポリカーボネート樹脂と、
アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂と、
ポリ乳酸樹脂と、
縮合リン酸エステル及びホスファゼン化合物から選択される少なくとも1種の難燃剤と、
酸変性されたタルクと、
を含む樹脂組成物。
請求項に係る発明は、
前記ポリカーボネート樹脂、前記アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂及び前記ポリ乳酸樹脂の全量のうち、
前記ポリカーボネート樹脂が、50質量%以上80質量%以下で含まれ、
前記アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂が、10質量%以上30質量%以下で含まれ、
前記ポリ乳酸樹脂が、10質量%以上40質量%以下で含まれ、
前記ポリカーボネート樹脂、前記アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂及び前記ポリ乳酸樹脂の全量に対して、
前記難燃剤が、5質量%以上40質量%以下で含まれ、
前記タルクが、1質量%以上20質量%以下で含まれる請求項1に記載の樹脂組成物。
請求項に係る発明は、
ポリカーボネート樹脂と、
アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂と、
結晶化されたポリ乳酸樹脂と、
縮合リン酸エステル及びホスファゼン化合物から選択される少なくとも1種の難燃剤と、
酸変性されたタルクと、
を含む樹脂成形体。
請求項に係る発明は、
前記ポリカーボネート樹脂、前記アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂及び前記ポリ乳酸樹脂の全量のうち、
前記ポリカーボネート樹脂が、50質量%以上80質量%以下で含まれ、
前記アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂が、10質量%以上30質量%以下で含まれ、
前記ポリ乳酸樹脂が、10質量%以上40質量%以下で含まれ、
前記ポリカーボネート樹脂、前記アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂及び前記ポリ乳酸樹脂の全量に対して、
前記難燃剤が、5質量%以上40質量%以下で含まれ、
前記タルクが、1質量%以上20質量%以下で含まれる請求項3に記載の樹脂成形体。
請求項に係る発明によれば、ポリカーボネート樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、及びポリ乳酸樹脂を含む系において、上記特定の難燃剤及びタルクを含まない場合に比べ、得られる樹脂成形体の難燃性を損なうことなく耐熱性が向上する樹脂組成物を提供できる。
請求項に係る発明によれば、ポリカーボネート樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、及びポリ乳酸樹脂を含む系において、上記特定の難燃剤及びタルクを含まない場合に比べ、難燃性を損なうことなく耐熱性が向上した樹脂成形体を提供できる。
以下、本発明の一例である実施形態について説明する。
[樹脂組成物]
本実施形態に係る樹脂組成物は、ポリカーボネート樹脂(以下「PC樹脂」と称する)と、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(以下「ABS樹脂」と称する)と、ポリ乳酸樹脂(以下「PLA樹脂」と称する)と、縮合リン酸エステル及びホスファゼン化合物から選択される少なくとも1種の難燃剤(以下「特定難燃剤」と称する)と、酸変性されたタルク(以下「酸変性タルク」と称する)と、を含んで構成されている。
ここで、従来、環境性を考慮し、PLA樹脂と他の石油由来の樹脂を混合した樹脂組成物を樹脂成形体の原料として使用することが知られている。このような樹脂組成物には、得られる樹脂成形体に難燃性と共に耐熱性を付与することが要求される。
しかし、難燃性を確保するためには、難燃剤が必要となり、難燃剤を添加した結果、耐熱性が低下、特に高荷重をかけた時の耐熱性が低下することがある。
また、結晶核剤により、PLA樹脂を結晶化させ、耐熱性を向上させる技術も知られているが、難燃性と共に、十分な耐熱性が得られていないのが現状である。
これに対して、本実施形態に係る樹脂組成物では、PC樹脂、ABS樹脂、及びPLA樹脂を含む混合樹脂の系において、特定難燃剤及び酸変性タルクを配合することにより、得られる樹脂成形体の難燃性を損なうことなく耐熱性が向上する樹脂組成物が実現される。
この理由は定かではないが、以下に示す理由によるものと考えられる。
まず、上記混合樹脂の系において、特定難燃剤の配合により優れた難燃性が付与されると考えられる。一方で、特定難燃剤は、可塑剤としても機能するものであり、通常、耐熱性が低下する傾向がある。
しかし、このように特定難燃剤と共に、酸変性タルクを配合することにより、PLA樹脂を結晶化させた状態でも、耐熱性の低下が抑制されると考えられる。
この理由としては、酸変性タルクによるPLA樹脂の結晶構造が、高い弾性率を持っているためと考えられる点が挙げられる。
これに加え、ABS樹脂中のAS樹脂成分(アクリロニトリル・スチレン樹脂)とPLA樹脂とは相溶化し易く、また酸変性されていることで酸変性タルク自体の分散性も向上しており、樹脂組成物中に、PLA樹脂及び酸変性タルクが共に高い分散状態で配合されていると考えられる。つまり、酸変性タルクによるPLA樹脂の結晶構造が高い分散状態で、樹脂組成物中に存在していると考えられる。
このため、酸変性タルクにより、優れた耐熱性が付与されると考えられる。なお、未酸変性のタルクは、高い分散性を実現することが難しい。また、表面がアルカリ性を示すためPLA樹脂の分解を促進する。
以上から、本実施形態に係る樹脂組成物は、難燃性を損なうことなく耐熱性が向上した樹脂成形体が得られると考えられる。
なお、PLA樹脂は、植物由来であり、環環境負荷低減(具体的にはCO2排出量削減、石油使用量削減)が実現される。
一方、PC樹脂及びABS樹脂は、得られる樹脂成形体の強度を確保する機能も有するものであるが、PC樹脂及びABS樹脂の混合樹脂は、2回以上成形された履歴を持つリサイクル材を利用してもよく、その場合、より効果的に、環境負荷低減(具体的にはCO2排出量削減、石油使用量削減)も実現される。
以下、各成分について詳細に説明する。
(樹脂)
−PC樹脂−
PC樹脂は、特に限定されるものではなく、例えば、繰り返し単位として、(−O−R−OCO−)を有するものが挙げられる。なお、Rは、ジフェニルプロパン、P−キシレンなどが挙げられる。−O−R−Oは、ジオキシ化合物であれば特に限定されるものではない。
PC樹脂として具体的には、例えば、ビスフェノールA型ポリカーボネート、ビスフェノールS型ポリカーボネート、ビフェニル型ポリカーボネート等の、芳香族ポリカーボネートが挙げられる。
PC樹脂は、シリコーンや、ウンデカ酸アミドとの共重合体であってもよい。
PC樹脂の重量平均分子量は、例えば、5000以上30000以下であることがよく、望ましくは10000以上25000以下である。
PC樹脂の重量平均分子量が低すぎると、流動性が過剰となり加工性が低下する場合がある一方、高すぎると、流動性が不足して加工性が低下する場合がある。
なお、重量平均分子量の測定は、ゲルパーミッションクロマトグラフ(GPC)により測定される。GPCによる分子量測定は、測定装置として東ソー社製、HLC−8320GPCを用い、東ソー製カラム・TSKgel GMHHR−M+TSKgel GMHHR−M(7.8mmI.D.30cm)を使用し、クロロホルム溶媒で行われる。重量平均分子量は、この測定結果から単分散ポリスチレン標準試料により作製した分子量校正曲線を使用して算出される。重量平均分子量の測定については、以下、同様である。
PC樹脂は、PC樹脂、ABS樹脂及びPLA樹脂の全量のうち、50質量%以上80質量%以下(望ましくは55質量%以上75質量%以下、より望ましくは60質量%以上70質量%以下)で含むことがよい。
PC樹脂の含有量が上記範囲内であると、樹脂成形体の耐熱性に優れる。
−ABS樹脂−
ABS樹脂は、特に限定されるものではなく、例えば、その成分比(アクリロニトリル:ブタジエン:スチレン)が質量比で、20:5:40乃至30:40:70である樹脂が挙げられる。
なお、ABS樹脂は、共重合だけでなく、ポリマーブレンド法で製造されたものであってもよい。
ABS樹脂の重量平均分子量は、例えば、1000以上100000以下であることがよく、望ましくは5000以上50000以下である。
ABS樹脂の重量平均分子量が小さすぎると、流動性が過剰となり加工性が低下する場合があり、ABS樹脂の重量平均分子量が大きすぎる場合には流動性が不足して加工性が低下する場合がある。
ABS樹脂は、PC樹脂、ABS樹脂及びPLA樹脂の全量のうち、10質量%以上30質量%以下(望ましくは10質量%以上25質量%以下、より望ましくは10質量%以上20質量%以下)で含むことがよい。
ABS樹脂の含有量が上記範囲内であると、樹脂成形体の耐衝撃性、耐熱性に優れる。
−PLA樹脂−
PLA樹脂としては、乳酸の縮合体であれば、特に限定されるものではなく、高分子鎖の末端(つまり主鎖の末端)に少なくともカルボキシル基を有していればよく、L−体であっても、D−体であっても、その混合物(例えばポリ−L乳酸樹脂とポリ−D乳酸樹脂とを混合したステレオコンプレックスや、L−乳酸ブロックとD−乳酸ブロックとの両者を構造中に含むポリ乳酸樹脂)であってもよい。
PLA樹脂は、合成したものを用いてもよいし、市販品を用いてもよい。前記市販品としては、例えば、ユニチカ(株)製のテラマックTE4000、TE7000、TE8000、三井化学(株)製のレイシアH100等が挙げられる。
PLA樹脂は、1種単独で用いてもよいし2種以上を併用してもよい。
なお、PLA樹脂は、乳酸モノマーと他のモノマーとの共重合体であってもよい。共重合し得る他のモノマーとしては、例えば、ジカルボン酸類として、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フマル酸、2,2−ジメチルグルタル酸、スベリン酸、1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,4−ジシクロヘキサン−ジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、ジグリコール酸、イタコン酸、マレイン酸、2,5−ノルボルナンジカルボン酸、およびこれらのエステル形成誘導体等が挙げられる。また、ジオール類として、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2,2−トリメチル−1,6−ヘキサンジオール、チオジエタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジ−、トリ−、テトラ−プロピレングリコール等が挙げられる。他のモノマーは、1種単独で用いてもよいし2種以上を併用してもよい。
PLA樹脂の重量平均分子量は、例えば、30000以上200000以下であることがよく、望ましくは50000以上150000以下である。
PLA樹脂は、PC樹脂、ABS樹脂及びPLA樹脂の全量のうち、10質量%以上40質量%以下(望ましくは15質量%以上35質量%以下、より望ましくは20質量%以上40質量%以下)で含むことがよい。
PLA樹脂の含有量が上記範囲であると、樹脂成形体の耐熱性に優れる。
PC樹脂とABS樹脂の合計量は、PC樹脂、ABS樹脂及びPLA樹脂の全量のうち、60質量%以上90質量%以下(望ましくは60質量%以上85質量%以下)で含むことがよい。PC樹脂とABS樹脂を合計した含有量が上記範囲であると、樹脂成形体の耐熱性に優れる。
(その他の樹脂)
本実施形態に係る樹脂組成物は、効果を損なわない範囲であれば、必要に応じて他の一般的な樹脂を含んでもよい。
(特定難燃剤)
特定難燃剤は、縮合リン酸エステル及びホスファゼン化合物から選択される少なくとも1種の難燃剤である。
・縮合リン酸エステル
縮合リン酸エステルとしては、例えば、ビスフェノールA型、ビフェニレン型、イソフタル型などの芳香族縮合リン酸エステルが挙げられ、具体的には、例えば、下記一般式(I)または一般式(II)で表される縮合リン酸エステルが挙げられる。


一般式(I)中、Q1、Q2、Q3およびQ4はそれぞれ独立に、炭素数1以上6以下のアルキル基を表し、Q5およびQ6はそれぞれ独立に、メチル基を表し、Q7およびQ8はそれぞれ独立に、水素原子またはメチル基を表し、m1、m2、m3およびm4はそれぞれ独立に、0以上3以下の整数を示し、m5およびm6はそれぞれ独立に、0以上2以下の整数を表し、n1は、0以上10以下の整数を表す。


一般式(II)中、Q9、Q10、Q11およびQ12はそれぞれ独立に、炭素数1以上6以下のアルキル基を表し、Q13は、メチル基を表し、m7、m8、m9およびm10はそれぞれ独立に、0以上3以下の整数を表し、m11は0以上4以下の整数を表し、n2は、0以上10以下の整数を表す。
縮合リン酸エステルは合成品でも市販品でもよい。縮合リン酸エステルの市販品として、具体的には、例えば、大八化学社製の市販品(「PX200」、「PX201」、「PX202」、「CR741」等)、アデカ社製の市販品(「アデカスタブFP2100」、「FP2200」等)等が挙げられる。
これらの中でも、縮合リン酸エステルとしては、下記構造式(1)で示される化合物(例えば大八化学社製「PX200」)、および下記構造式(2)で示される化合物(例えば大八化学社製「CR741」)から選択される少なくとも1種であることがよい。
・ホスファゼン化合物
ホスファゼン化合物としては、例えば、環状の[−P(OR)2=N−]n構造を持つシクロホスファゼン化合物や、鎖状の[−P(OR)2=N−]m構造を持つポリホスファゼン化合物等が挙げられる。
ここで、Rは、アルキル基、アリール基、又はアルキルアリール基を示す。n及びmは、3以上20以下の整数を示す。また、2つのRは同一であっても異なっていてもよい。

Rが示すアルキル基としては、例えば、炭素数1以上18以下のアルキル基が挙げられ、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチル基等が挙げられる。
Rが示すアリール基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基等が挙げられる。
Rが示すアルキルアリール基としては、例えば、アルキル基部分の炭素数が1以上18以下のアルキル基で置換されたアリール基が挙げられ、具体的には、メチルフェニル基、エチルフェニル基、プロピルフェニル基、ブチルフェニル基、オクチルフェニル基、ジメチルフェニル基、ジエチルフェニル基、エチルメチルフェニル基などのアルキルアリール基等が挙げられる。
なお、Rが示すアルキル基及びアルキルアリール基は、アルキル部分が直鎖であっても分岐鎖であってもよい。
その他、ホスファゼン化合物としては、例えば、分子中に−P=N−結合を有するホスファゼン化合物が挙げられ、環状フェノキシホスファゼン、鎖状フェノキシホスファゼン、フェノキシホスファゼン、架橋フェノキシホスファゼンが用いられる。中でも耐湿熱の観点から、環状フェノキシホスファゼン等が望ましい。
ホスファゼン化合物は合成品でも市販品でもよい。ホスファゼン化合物の市販品として、具体的には、例えば、伏見製薬工業株式会社製の市販品(「FP−110」、「FP−200」等)、大塚化学工業製の市販品(「SPS−100」、「SPH−100」等)等が挙げられる。
・特定難燃剤の含有量
特定難燃剤は、PC樹脂、ABS樹脂及びPLA樹脂の全量に対して、5質量%以上40質量%以下(望ましくは10質量%以上20質量%以下、より望ましくは10質量%以上15質量%以下)で含むことがよい。
特定難燃剤の含有量が上記範囲内であると、耐熱性に優れ、特定難燃剤の染み出し現象(ブリードアウト)も抑制される。
(酸変性タルク)
酸変性タルクは、表面を酸変性したタルクである。
タルク自体は、例えば、滑石という鉱石を粉砕した無機粉末で、含水珪酸マグネシウム[Mg3Si4O10(OH)2]で、SiO2約60%、MgO約30%と結晶水4.8%が主成分である無機粉末である。
一方、タルクの表面へ酸変性する処理法は、例えば、飽和脂肪酸(例えばステアリン酸等)、不飽和脂肪酸(例えば、オレイン酸、リノール酸等)を用いて、ニーダー(ラボプラストミル40C、東洋精機(株)製)にて、混練して表面処理する方法が挙げられる。
なお、酸変性する処理において、脂肪酸は、タルクに対して0.1質量%以上10質量%以下(望ましくは0.5質量%以上5質量%以下)で使用することがよい。
酸変性タルクは、PC樹脂、ABS樹脂及びPLA樹脂の全量に対して、1質量%以上20質量%以下(望ましくは3質量%以上15質量%以下、より望ましくは5質量%以上10質量%以下)で含むことがよい。
酸変性タルクの含有量が上記範囲内であると、樹脂成形体の耐熱性に優れ、耐衝撃性の低下も抑制される。
(その他添加剤)
本実施形態に係る樹脂組成物は、必要に応じて、耐衝撃改質剤、酸化防止剤、充填剤、加水分解防止剤等の周知の添加剤を含んでもよい。
なお、これらの他の添加剤の含有量は、PC樹脂、ABS樹脂及びPLA樹脂の全量に対して、それぞれ5質量%以下であることがよい。
(樹脂組成物の製造)
本実施形態に係る樹脂組成物は、上記各成分を混練して製造される。
この混練は、例えば、2軸混練装置(東芝機械製、TEM58SS)、簡易ニーダー(東洋精機製、ラボプラストミル)等の公知の混練装置を用いて行う。
[成形体]
本実施形態に係る樹脂成形体は、上記本実施形態に係る樹脂組成物を含んで構成されている。但し、ポリ乳酸樹脂は結晶化された状態で含まれる。
具体的には、本実施形態に係る樹脂成形体は、例えば、本実施形態に係る樹脂組成物を成形機により成形することにより得られる。なお、成形機による成形方法は、例えば、射出成形、押し出し成形、ブロー成形、熱プレス成形、カレンダ成形、コーテイング成形、キャスト成形、ディッピング成形、真空成形、トランスファ成形などが挙げられる。
ここで、射出成形は、例えば、日精樹脂工業製NEX150、日精樹脂工業製NEX70000、東芝機械製SE50D等の市販の装置を用いて行ってもよい。
この際、シリンダ温度としては、170℃以上280℃以下とすることが望ましく、180℃以上270℃以下とすることがより望ましい。また、金型温度としては、40℃以上110℃以下とすることが望ましく、50℃以上110℃以下とすることがより望ましい。
なお、本実施形態に係る樹脂成形体は、酸変性タルクによりPLA樹脂が結晶化された状態となっている。
このPLA樹脂を結晶化させる処理は、成形過程において、PLA樹脂が結晶化する温度まで金型温度を上昇させる処理(所謂金型内結晶化処理)であってもよいし、樹脂成形体を成形後、PLA樹脂が結晶化する温度まで加熱(アニール)する処理であってもよい。
本実施形態に係る樹脂成形体は、電子・電気機器、家電製品、容器、自動車内装材などの用途に好適に用いられる。より具体的には、家電製品や電子・電気機器などの筐体、各種部品など、ラッピングフィルム、CD−ROMやDVDなどの収納ケース、食器類、食品トレイ、飲料ボトル、薬品ラップ材などであり、中でも、電子・電気機器の部品に好適である。
特に、電子・電気機器の部品は、複雑な形状を有しているものが多く、また重量物であるので機械的強度が要求されるが、本実施形態に係る樹脂成形体によれば、このような要求特性が十分満足される。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。なお、以下において「部」および「%」は、特に断りのない限り質量基準である。
[実施例1〜15、比較例1〜5]
<樹脂組成物の作製>
表1に示す材料および組成の原材料を2軸混練装置(ラボプラストミル、東洋精機社製)に投入し、シリンダ温度220℃で混練して樹脂組成物(コンパウンド)を得た。
<樹脂成形体(試験片)の作製>
次に、得られた樹脂組成物を用いて射出成形装置(NEX150E、日精樹脂社製)にて、成形温度(シリンダ温度220℃)で、且つ表1に従った下記処理方法A〜Cのいずれかの操作にて射出成形を行い、長さ方向の両側にゲートを設けて成形した試験片(ISO527引張試験及びISO178曲げ試験に対応:試験部長さ100mm、幅10mm、厚み4mm)、及びUL94におけるVテスト用UL試験片(長さ125mm、幅13mm、厚さ2.0mm)を得た。
・A:金型内処理(PLA樹脂の結晶化有り):金型温度を110℃として各試験片を得た。PLA樹脂の結晶化を行った各試験片は、金型温度を60℃まで低下させた後に金型から取り出した。
・B:アニール処理(PLA樹脂の結晶化有り):金型温度を60℃として各試験片を得た。成形後の各試験片は、80℃の恒温チャンバー内に静置して、PLA樹脂の結晶化を行った。
・C:処理なし(PLA樹脂の結晶化無し):金型温度を60℃として各試験片を得た。すなわち、各試験片はPLA樹脂を結晶化する処理を行っていない。
[評価]
得られた各成形体(試験片)について、以下の試験を行い評価した。結果を表1に示す。
<PLA樹脂の結晶化>
PLA樹脂の結晶化の評価は、示差走査熱量計(DSC、例えば「DSC−60」((株)島津製作所製)を使用した。結晶化していないPLA樹脂は、数mgをアルミパンに封じ、200℃から5−20℃/分で降温すると、結晶化による発熱ピークが観測される。この結晶化温度Tc付近に見られる発熱ピークの最大値をTc−maxと定義し、発熱ピークの有無で、各試験片のPLA樹脂が結晶化の有無を評価した。
<耐熱試験>
長さ方向の両側にゲートを設けて成形した試験片を用い、ISO178曲げ試験に準拠して、HDT測定装置(東洋精機社製、HDT−3)を用にて、1.8MPaの荷重における荷重たわみ温度(℃)を測定し、これを耐熱温度として評価した。
<難燃試験>
UL−94におけるVテスト用UL試験片を用い、UL−94の方法でUL−Vテストを実施した。UL−Vテストの基準は以下のとおりである。
V−0 : 最も難燃性が高い
V−1 : V−0に次いで難燃性が高い
V−2 : V−1に次いで難燃性が高い
V−Not: V−2よりも難燃性に劣る
上記結果から、本実施例は、耐熱試験及び難燃試験について、共に良好な結果が得られたことがわかる。
実施例2に対して難燃剤の含有量のみ変更した実施例13は、実施例2の評価結果との差はほとんど見られなかったがC1の染み出し現象(ブリードアウト)が見られた。また実施例2に対して難燃剤の含有量のみ変更した実施例14は、実施例2に比べて難燃性が低下した。
実施例2に対してタルクの含有量のみ変更した実施例11は、実施例2に比べて耐熱性が若干低下し難燃性が低下した。また実施例2に対してタルクの含有量のみ変更した実施例14は、実施例2の評価結果との差はほとんど見られなかったが、耐衝撃性が低下していた。
比較例1は、特定難燃剤を含まないため、難燃試験の結果が悪いことがわかる。比較例2は、酸変性タルクを含まないため、耐熱試験及び難燃試験の結果が劣ることがわかる。比較例3は、PLA樹脂を結晶化していないため、耐熱試験及び難燃試験の結果が劣ることがわかる。比較例4、5は、タルクを含むが酸変性タルクではないため、耐熱試験及び難燃試験の結果が劣ることがわかる。
なお、実施例2,4,8,10において、さらに、「カルボジライトLA−1(日清紡)」2質量部、「bioadmide 100 (ラインケミー社製)」2質量部を添加して樹脂組成物を作製し、それを用いて樹脂成形体を得て、評価したところ、同様の結果が得られたことが確認された。
表1中に示した各成分の略称についての詳細は、以下の通りである。
−PLA樹脂−
・A1 :「3001D(NatureWorksLLC社製)」、重量平均分子量15万、結晶核剤未配合
・A2 :「テラマックTE7000(ユニチカ社製)、重量平均分子量10万、結晶核剤入りPLA樹脂
−PC・ABS混合樹脂−
・B1 :「パンライトTN7300(帝人化成社製)」、PC樹脂/ABS樹脂=質量比3/1
・B2 :B1の「パンライトTN7300(帝人化成社製)」を用いて作製した各試験片を粉砕し、粉砕物を原料として再度各試験片を作製する工程を5回繰り返して得られた各試験片の破砕物、PC樹脂/ABS樹脂=質量比3/1
−難燃剤−
・C1 :「PX200(大八化学社製)」、縮合リン酸エステル
・C2 :「CR741(大八化学社製)」、縮合リン酸エステル
・C3 :「ラビトルFP−110(伏見製薬株式会社製)」、ホスファゼン化合物
−タルク−
・D1 :酸変性タルク
(製法:無水マレイン酸およびタルクを、ニーダー中(ラボプラストミル40C、 東洋精機(株)製)に入れ、80℃の温度で、3分混練して作製した酸変性タルク)
・D2 :酸変性タルク
(製法:オレイン酸およびタルクを、ニーダー中(ラボプラストミル40C、東洋精機(株)製)に入れ、60℃の温度で、5分混練して作製した酸変性タルク)
・D3 :「エコプロモート(日産化学社製)」、未酸変性タルク
・D4 :「P3タルク(日本タルク社製)」、未酸変性タルク
−酸化防止剤−
・E1 :「Irganox245(BASF社製)」

Claims (2)

  1. ポリカーボネート樹脂と、
    アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂と、
    ポリ乳酸樹脂と、
    縮合リン酸エステル及びホスファゼン化合物から選択される少なくとも1種の難燃剤と、
    酸変性されたタルクと、
    を含み、
    前記ポリカーボネート樹脂、前記アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂及び前記ポリ乳酸樹脂の全量のうち、
    前記ポリカーボネート樹脂が、50質量%以上80質量%以下で含まれ、
    前記アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂が、10質量%以上30質量%以下で含まれ、
    前記ポリ乳酸樹脂が、10質量%以上40質量%以下で含まれ、
    前記ポリカーボネート樹脂、前記アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂及び前記ポリ乳酸樹脂の全量に対して、
    前記難燃剤が、5質量%以上40質量%以下で含まれ、
    前記タルクが、1質量%以上20質量%以下で含まれる樹脂組成物。
  2. ポリカーボネート樹脂と、
    アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂と、
    結晶化されたポリ乳酸樹脂と、
    縮合リン酸エステル及びホスファゼン化合物から選択される少なくとも1種の難燃剤と、
    酸変性されたタルクと、
    を含み、
    前記ポリカーボネート樹脂、前記アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂及び前記ポリ乳酸樹脂の全量のうち、
    前記ポリカーボネート樹脂が、50質量%以上80質量%以下で含まれ、
    前記アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂が、10質量%以上30質量%以下で含まれ、
    前記ポリ乳酸樹脂が、10質量%以上40質量%以下で含まれ、
    前記ポリカーボネート樹脂、前記アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂及び前記ポリ乳酸樹脂の全量に対して、
    前記難燃剤が、5質量%以上40質量%以下で含まれ、
    前記タルクが、1質量%以上20質量%以下で含まれる樹脂成形体。
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