JP6060549B2 - 画像形成装置および画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
公報記載の従来技術として、原稿の画像を読み取るためのスキャナ制御部と、画像を像担持体上に書き込むための書込制御部と、装置全体の制御を行うための主制御部と、を備えたデジタル複写機において、内部インターフェースとして、高速シリアルインターフェースを使用するものが存在する(特許文献1参照)。
特開2001−16382号公報
本発明は、画像形成装置における制御系の接続を簡素化するとともに、その消費電力を低減することを目的とする。
請求項1記載の発明は、画像読取に関する処理および画像読取動作の制御を行う読取処理部と、当該読取処理部に接続される読取接続部とを含む画像読取制御部と、画像形成に関する処理および画像形成動作の制御を行う形成処理部と、当該形成処理部に接続される形成接続部とを含む画像形成制御部と、画像表示に関する処理および画像表示動作の制御を行う表示処理部と、当該表示処理部に接続される表示接続部とを含む画像表示制御部と、画像読取に関する処理、画像形成に関する処理および画像表示に関する処理を行うとともに画像読取動作、画像形成動作および画像表示動作の制御を統括して行う統括処理部と、当該統括処理部に接続される統括接続部とを含む統括制御部と、前記統括制御部と前記画像読取制御部、前記画像形成制御部および前記画像表示制御部との間でのデータの授受と、当該統括制御部から前記読取接続部、前記形成接続部および前記表示接続部への給電とを行うために、当該統括接続部、当該読取接続部、当該形成接続部および当該表示接続部をデイジーチェーン接続する接続手段とを備え、前記統括処理部は、電源が投入されたときに、前記接続手段とは異なる系統にて、前記表示処理部、前記読取処理部および前記形成処理部への給電を開始させることで当該表示処理部、当該読取処理部および当該形成処理部のそれぞれが初期化を行った後、当該表示処理部への給電を続行させるとともに当該読取処理部および当該形成処理部への給電を停止させた状態において、前記統括接続部から当該接続手段を介して前記読取接続部、前記形成接続部および前記表示接続部に給電を行わせることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2記載の発明は、前記統括処理部は、画像複写動作の指示を受け付けた後に、前記接続手段とは異なる前記系統にて、前記表示処理部への給電を続行させるとともに前記読取処理部および前記形成処理部への給電を開始させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3記載の発明は、画像形成に関する処理および画像形成動作の制御を行う形成処理部と、当該形成処理部に接続される形成接続部とを含む画像形成制御部と、画像表示に関する処理および画像表示動作の制御を行う表示処理部と、当該表示処理部に接続される表示接続部とを含む画像表示制御部と、画像形成に関する処理および画像表示に関する処理を行うとともに画像形成動作および画像表示動作の制御を統括して行う統括処理部と、当該統括処理部に接続される統括接続部とを含む統括制御部と、前記統括制御部と前記画像形成制御部および前記画像表示制御部との間でのデータの授受と、当該統括制御部から前記形成接続部および前記表示接続部への給電とを行うために、当該統括接続部、当該形成接続部および当該表示接続部をデイジーチェーン接続する接続手段とを備え、前記統括処理部は、電源が投入されたときに、前記接続手段とは異なる系統にて、前記表示処理部および前記形成処理部への給電を開始させることで当該表示処理部および当該形成処理部のそれぞれが初期化を行った後、当該表示処理部への給電を続行させるとともに当該形成処理部への給電を停止させた状態において、前記統括接続部から当該接続手段を介して前記形成接続部および前記表示接続部に給電を行わせることを特徴とする画像形成装置である。
請求項4記載の発明は、前記統括処理部は、画像形成動作の指示を受け付けた後に、前記接続手段とは異なる前記系統にて、前記表示処理部への給電を続行させるとともに前記形成処理部への給電を開始させることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置である。
請求項5記載の発明は、画像読取に関する処理および画像読取動作の制御を行う読取処理部と、当該読取処理部に接続される読取接続部とを含む画像読取制御部と、画像表示に関する処理および画像表示動作の制御を行う表示処理部と、当該表示処理部に接続される表示接続部とを含む画像表示制御部と、画像読取に関する処理および画像表示に関する処理を行うとともに画像読取動作および画像表示動作の制御を統括して行う統括処理部と、当該統括処理部に接続される統括接続部とを含む統括制御部と、前記統括制御部と前記画像読取制御部および前記画像表示制御部との間でのデータの授受と、当該統括制御部から前記読取接続部および前記表示接続部への給電とを行うために、当該統括接続部、当該読取接続部および当該表示接続部をデイジーチェーン接続する接続手段とを備え、前記統括処理部は、前記接続手段とは異なる系統にて、前記表示処理部および前記読取処理部への給電を開始させることで当該表示処理部および当該読取処理部のそれぞれが初期化を行った後、当該表示処理部への給電を続行させるとともに当該読取処理部への給電を停止させた状態において、前記統括接続部から当該接続手段を介して前記読取接続部および前記表示接続部に給電を行わせることを特徴とする画像読取装置である。
請求項6記載の発明は、前記統括処理部は、画像読取動作の指示を受け付けた後に、前記接続手段とは異なる前記系統にて、前記表示処理部への給電を続行させるとともに前記読取処理部への給電を開始させることを特徴とする請求項5記載の画像読取装置である。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、画像形成装置における制御系の接続を簡素化するとともに、その消費電力を低減することができる。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、消費電力の増加を抑制しつつ、画像複写動作を行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、画像形成装置における制御系の接続を簡素化するとともに、その消費電力を低減することができる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、消費電力の増加を抑制しつつ、画像形成動作を行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、画像読取装置における制御系の接続を簡素化するとともに、その消費電力を低減することができる。
請求項6記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、消費電力の増加を抑制しつつ、画像読取動作を行うことができる。
実施の形態1における多機能複写機の構成の一例を示す図である。 実施の形態1の多機能複写機を構成する各コントローラの電源系統を説明するための図である。 サンダーボルトコントローラの内部構成を説明するための図である。 複数のサンダーボルトコントローラによるデータの授受を説明するための図である。 多機能複写機における給電設定手順を説明するためのフローチャートである。 実施の形態1のウェイトモードにおける給電対象およびデータの流れを説明するための図である。 実施の形態1のプリントモードにおける給電対象およびデータの流れを説明するための図である。 実施の形態1のスキャンモードにおける給電対象およびデータの流れを説明するための図である。 実施の形態1のコピーモードにおける給電対象およびデータの流れを説明するための図である。 ジョブの対象となる画像データを、タッチパネルディスプレイに表示させる手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2における多機能複写機の構成の一例を示す図である。 実施の形態2の多機能複写機を構成する各コントローラの電源系統を説明するための図である。 実施の形態2のウェイトモードにおける給電対象およびデータの流れを説明するための図である。 実施の形態2のプリントモードにおける給電対象およびデータの流れを説明するための図である。 実施の形態2のスキャンモードにおける給電対象およびデータの流れを説明するための図である。 実施の形態2のコピーモードにおける給電対象およびデータの流れを説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1における多機能複写機1の構成の一例を示す図である。
画像形成装置の一例としての多機能複写機1は、コピー機能(複写機能)に加え、スキャン機能、プリント機能さらにはファクシミリ機能(ファクシミリ送信機能およびファクシミリ受信機能)を有するものであり、ネットワーク2を介して、外部に設けられた各種機器(図示せず)に接続されている。ここで、ネットワーク2としては、LAN(Local Area Network)、インターネット回線、電話回線等が挙げられる。
本実施の形態の多機能複写機1は、原稿に記録された画像を読み取るスキャナ10と、紙等の記録材に画像を形成するプリントエンジン20と、ユーザから、スキャン機能、プリント機能、コピー機能およびファクシミリ機能を用いた動作に関連する指示を受け付けるとともに、ユーザに対してメッセージ等の映像情報を表示するタッチパネルディスプレイ30とを備えている。また、多機能複写機1は、多機能複写機1全体の動作を制御するメインコントローラ50と、メインコントローラ50による制御の下でスキャナ10の動作を制御するスキャンコントローラ60と、メインコントローラ50による制御の下でプリントエンジン20の動作を制御するプリントコントローラ70と、メインコントローラ50による制御の下でタッチパネルディスプレイ30の動作を制御するUIコントローラ80とをさらに備えている。
本実施の形態では、多機能複写機1を構成するメインコントローラ50、スキャンコントローラ60、プリントコントローラ70およびUIコントローラ80を、高速汎用データ伝送技術として知られるThunderbolt(サンダーボルト:登録商標、以下では「TB」と表記する)で接続している。すなわち、この多機能複写機1では、メインコントローラ50とUIコントローラ80とをサンダーボルトケーブル(TBケーブルと呼ぶ)40で接続し、UIコントローラ80とプリントコントローラ70とをTBケーブル40で接続し、プリントコントローラ70とスキャンコントローラ60とをTBケーブル40で接続している。したがって、この多機能複写機1では、メインコントローラ50、UIコントローラ80、プリントコントローラ70およびスキャンコントローラ60が、この順番で、3本のTBケーブル40を用いてデイジーチェーン接続されている。
ではここで、Thunderbolt(TB)について簡単に説明しておく。
TBは、ホスト機器にさまざまな周辺機器を接続するためのバス規格の1つである。
TBでは、エンベデッド・クロック方式を用いてパケット化されたデータを、平衡接続された伝送経路を用い、シリアル転送方式且つ全二重線通信方式にて、ポイント・ツー・ポイントで伝送する。また、TBでは、異なるプロトコル(バス規格)で規定された複数のデータを、TBのプロトコルに変換し、変換後のデータ(TBのプロトコルで規定されたデータ)にて、機器間での伝送を行う。なお、現時点において、TBで利用できるプロトコルは、高速汎用バス規格の1つであるPCIExpress(登録商標、以下では、「PCIe」と表記する)、および、映像出力規格の1つであるDisplayPort(商標、以下では、「DP」と表記する)、の2つである。このように、TBでは、PCIeによる伝送対象となる汎用データと、DPによる伝送対象となる映像データとを、混在させて伝送できるようになっている。ただし、理論上は、PCIeやDPの他に、USB(Universal Serial Bus)やSATA(Serial Advanced Technology Attachment)、さらにはHDMI(High-Definition Multimedia Interface)なども、TBによる伝送が可能である。
また、TBは、既知の高速シリアルバス規格の1つであるIEEE1394と同様に、スター接続およびデイジーチェーン接続に対応するとともに、プラグ&プレイおよびホットプラグにも対応している。
さらに、TBでは、TBケーブル40として、銅線を用いたものと、光ファイバを用いたものとが存在するが、TBケーブル40として銅線を用いた場合においては、TBケーブル40を介した給電が行える。なお、本実施の形態では、上記TBケーブル40として、銅線を有するものを用いている。TBにおける給電能力(現時点で最大10W)は、USBにおける給電能力(例えばUSB3.0において最大4.5W)よりも強力である。このように、本実施の形態のTBは、給電を行うための給電部と、データ伝送を行うための伝送部とを有している。
次に、メインコントローラ50、スキャンコントローラ60、プリントコントローラ70およびUIコントローラ80のそれぞれの構成について、順に説明を行う。
まず、全体制御部の一例としてのメインコントローラ50は、種々の演算を実行することによって、多機能複写機1の各部を制御するMCU(Micro Control Unit)51と、MCU51に接続され、他のコントローラ(スキャンコントローラ60、プリントコントローラ70、UIコントローラ80)との間において、TBの規格に準拠したデータの授受の制御を行うM−TBC(Thunderbolt Controller)52とを備えている。また、MCU51には、HDD(Hard Disk Drive)53およびRAM(Random Access Memory)54が接続されており、さらに上述したネットワーク2も接続されている。したがって、本実施の形態の多機能複写機1は、メインコントローラ50を介して、外部のネットワーク2に接続されている。
メインコントローラ50に設けられるMCU51は、多機能複写機1を構成する各部の動作を制御する制御データ、スキャナ10によって原稿から読み取られた画像データ(スキャンデータと呼ぶ:読取画像データに対応)およびプリントエンジン20を用いて記録材に形成する画像データ(プリントデータと呼ぶ:形成画像データに対応)、UIコントローラ80を介してタッチパネルディスプレイ30に表示させる画像データ(ディスプレイデータと呼ぶ:表示画像データに対応)に関する処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、および、メインコントローラ50の外部に設けられたネットワーク2、HDD53、RAM54との間でデータの授受を行うとともに、メインコントローラ50の内部に設けられたM−TBC52との間でデータの授受を行うための各種入出力回路を内蔵している。ここで、統括制御手段の一例としてのMCU51は、例えばEthernet(登録商標)によってネットワーク2に接続され、例えばSATA(Serial Advanced Technology Attachment)によってHDD53に接続され、例えばDDR3(Double-Data-Rate3)によってRAM54に接続される。そして、MCU51は、PCIeおよびDPの両者によってM−TBC52に接続される。
また、メインコントローラ50に設けられる、統括接続部の一例としてのM−TBC52は、MCU51から送られてくる、PCIeの規格に準拠するデータ(PCIeデータと呼ぶ)と、DPの規格に準拠するデータ(DPデータと呼ぶ)とを、TB規格に準拠するデータ(TBデータと呼ぶ)に変換し、UIコントローラ80に向けて出力する。さらに、M−TBC52は、UIコントローラ80からMCU51を対象(宛先)として入力されてくるTBデータを、PCIeデータおよびDPデータに変換し、MCU51に向けて出力する。
ここで、本実施の形態では、上述した制御データ、スキャンデータおよびプリントデータが、PCIeデータ(あるいはPCIeデータに基づくTBデータ)として伝送される。これに対し、上述したディスプレイデータは、DPデータ(あるいはDPデータに基づくTBデータ)として伝送される。
本実施の形態のメインコントローラ50は、図示しない配線基板に、MCU51およびM−TBC52を実装してなる実装基板で構成されている。なお、この例では、HDD53およびRAM54を、メインコントローラ50の外部に配置しているが、これらを、MCU51およびM−TBC52とともにメインコントローラ50に実装してもかまわない。
次に、画像読取制御部の一例としてのスキャンコントローラ60は、スキャナ10に接続され、スキャナ10の動作を制御するとともに、スキャナ10から入力されてくる画像データ(スキャンデータ)に各種処理を施すS−ASIC(Application Specific Integrated Circuit)61と、S−ASIC61に接続され、他のコントローラ(メインコントローラ50、プリントコントローラ70、UIコントローラ80)との間において、TBデータの授受を行うS−TBC62とを備えている。
スキャンコントローラ60に設けられるS−ASIC61は、スキャンコントローラ60の外部に設けられたスキャナ10との間でデータの授受を行うとともに、スキャンコントローラ60の内部に設けられたS−TBC62との間でデータの授受を行うための各種入出力回路(図示せず)を内蔵している。ここで、画像読取制御手段の一例としてのS−ASIC61は、例えばPCIeによってスキャナ10に接続され、PCIeによってS−TBC62に接続される。
また、スキャンコントローラ60に設けられる、読取接続部の一例としてのS−TBC62は、S−ASIC61から送られてくるPCIeデータをTBデータに変換し、プリントコントローラ70に向けて出力する。さらに、S−TBC62は、プリントコントローラ70からS−ASIC61を対象(宛先)として入力されてくるTBデータをPCIeデータに変換し、S−ASIC61に向けて出力する。
本実施の形態では、S−ASIC61においてDPのデータを使用する必要がないため、S−ASIC61とS−TBC62とをPCIeのみで接続している。ただし、必要に応じて、S−ASIC61とS−TBC62とを、さらにDPで接続するようにしてもかまわない。
本実施の形態のスキャンコントローラ60は、図示しない配線基板に、S−ASIC61およびS−TBC62を実装してなる実装基板で構成されている。なお、スキャンコントローラ60を、スキャナ10に内蔵させてもかまわない。
さらに、画像形成制御部の一例としてのプリントコントローラ70は、プリントエンジン20に接続され、プリントエンジン20の動作を制御するとともに、メインコントローラ50から入力されてくる画像データ(プリントデータ)に各種処理を施すP−ASIC71と、P−ASIC71に接続され、他のコントローラ(メインコントローラ50、スキャンコントローラ60、UIコントローラ80)との間において、TBデータの授受を行うP−TBC72とを備えている。
プリントコントローラ70に設けられるP−ASIC71は、プリントコントローラ70の外部に設けられたプリントエンジン20との間でデータの授受を行うとともに、プリントコントローラ70の内部に設けられたP−TBC72との間でデータの授受を行うための各種入出力回路(図示せず)を内蔵している。ここで、画像形成制御手段の一例としてのP−ASIC71は、例えばPCIeによってプリントエンジン20に接続され、PCIeによってP−TBC72に接続される。
また、プリントコントローラ70に設けられる、形成接続部の一例としてのP−TBC72は、P−ASIC71から送られてくるPCIeデータをTBデータに変換し、UIコントローラ80またはスキャンコントローラ60に向けて出力する。さらに、P−TBC72は、UIコントローラ80またはスキャンコントローラ60からP−ASIC71を対象(宛先)として入力されてくるTBデータをPCIeデータに変換し、P−ASIC71に向けて出力する。さらにまた、P−TBC72は、スキャンコントローラ60(あるいはUIコントローラ80)からP−ASIC71以外を対象(宛先)として入力されてくるTBデータを、そのまま、UIコントローラ80(あるいはスキャンコントローラ60)に向けて出力(転送)する。
本実施の形態では、P−ASIC71においてDPのデータを使用する必要がないため、P−ASIC71とP−TBC72とをPCIeのみで接続している。ただし、必要に応じて、P−ASIC71とP−TBC72とを、さらにDPで接続するようにしてもかまわない。
本実施の形態のプリントコントローラ70は、図示しない配線基板に、P−ASIC71およびP−TBC72を実装してなる実装基板で構成されている。なお、プリントコントローラ70を、プリントエンジン20に内蔵させてもかまわない。
続いて、画像表示制御部の一例としてのUIコントローラ80は、タッチパネルディスプレイ30に接続され、タッチパネルディスプレイ30の動作を制御するとともに、メインコントローラ50から入力されてくる画像データ(ディスプレイデータ)に各種処理を施すU−ASIC81と、U−ASIC81に接続され、他のコントローラ(メインコントローラ50、スキャンコントローラ60、プリントコントローラ70)との間において、TBデータの授受を行うU−TBC82とを備えている。
UIコントローラ80に設けられるU−ASIC81は、UIコントローラ80の外部に設けられたタッチパネルディスプレイ30との間でデータの授受を行うとともに、UIコントローラ80の内部に設けられたU−TBC82との間でデータの授受を行うための各種入出力回路(図示せず)を内蔵している。ここで、画像表示制御手段の一例としてのU−ASIC81は、例えばPCIeおよびDPの両者によってタッチパネルディスプレイ30に接続され、PCIeおよびDPの両者によってU−TBC82に接続される。このとき、PCIeの代わりにDPのサイドバンドCHを用いて、タッチパネルディスプレイ30の制御信号等の伝送を行ってもかまわない。
また、UIコントローラ80に設けられる、表示接続部の一例としてのU−TBC82は、U−ASIC81から送られてくるPCIeデータおよびDPデータをTBデータに変換し、メインコントローラ50またはプリントコントローラ70に向けて出力する。さらに、U−TBC82は、メインコントローラ50あるいはプリントコントローラ70からU−ASIC81を対象(宛先)として入力されてくるTBデータをPCIeデータおよびDPデータに変換し、U−ASIC81に向けて出力する。さらにまた、U−TBC82は、メインコントローラ50(あるいはプリントコントローラ70)からU−ASIC81以外を対象(宛先)として入力されてくるTBデータを、そのまま、プリントコントローラ70(あるいはメインコントローラ50)に向けて出力(転送)する。
本実施の形態のUIコントローラ80は、図示しない配線基板に、U−ASIC81およびU−TBC82を実装してなる実装基板で構成されている。なお、UIコントローラ80を、タッチパネルディスプレイ30に内蔵させてもかまわない。
ここで、TBの観点からみた場合、メインコントローラ50が「ホスト機器」となり、スキャンコントローラ60、プリントコントローラ70およびUIコントローラ80がそれぞれ「周辺機器」となる。また、PCIeの観点からみた場合、メインコントローラ50が「ルートコンプレックス」となり、スキャンコントローラ60、プリントコントローラ70およびUIコントローラ80がそれぞれ「エンドポイント」となる。さらに、DPの観点からみた場合、メインコントローラ50が「ソースデバイス」となり、UIコントローラ80(タッチパネルディスプレイ30)が「シンクデバイス」となる。
図2は、実施の形態1の多機能複写機1を構成する各コントローラの電源系統を説明するための図である。
本実施の形態の多機能複写機1は、多機能複写機1を構成する各部に給電を行う電源ユニット100と、各部に対する給電/非給電を設定する電源スイッチ101とをさらに備えている。
電源スイッチ101は、メインコントローラ50(MCU51、M−TBC52、HDD53およびRAM54)に対する給電/非給電の設定を行う第1スイッチ101aと、タッチパネルディスプレイ30およびUIコントローラ80におけるU−ASIC81に対する給電/非給電の設定を行う第2スイッチ101bと、プリントエンジン20およびプリントコントローラ70におけるP−ASIC71に対する給電/非給電の設定を行う第3スイッチ101cと、スキャナ10およびスキャンコントローラ60におけるS−ASIC61に対する給電/非給電の設定を行う第4スイッチ101dとを備えている。そして、電源スイッチ101に設けられた第1スイッチ101a〜第4スイッチ101dのON/OFFは、メインコントローラ50に設けられたMCU51が制御する。
ここで、本実施の形態では、メインコントローラ50におけるM−TBC52が、電源ユニット100から直接に電源供給を受けている。これに対し、UIコントローラ80におけるU−TBC82、プリントコントローラ70におけるP−TBC72、およびスキャンコントローラ60におけるS−TBC62は、TBの給電機能を利用し、M−TBC52およびTBケーブル40を介して、間接的に電源供給を受けている。より具体的に説明すると、U−TBC82はM−TBC52から電源供給を受け、P−TBC72は、U−TBC82を介してM−TBC52から電源供給を受け、S−TBC62は、U−TBC82およびP−TBC72を介してM−TBC52から電源供給を受けるようになっている。したがって、メインコントローラ50ではMCU51とM−TBC52とが一括して給電制御されるのに対し、UIコントローラ80ではU−ASIC81とU−TBC82とが独立して給電制御され、プリントコントローラ70ではP−ASIC71とP−TBC72とが独立して給電制御され、スキャンコントローラ60ではS−ASIC61とS−TBC62とが独立して給電制御されるようになっている。
図3は、メインコントローラ50、スキャンコントローラ60、プリントコントローラ70およびUIコントローラ80のそれぞれに設けられるサンダーボルトコントローラ(TBC)の内部構成を説明するための図である。ここで、図3(a)は、スキャンコントローラ60(図1参照)に設けられるS−TBC62の内部構成を示しており、図3(b)は、UIコントローラ80(図1参照)に設けられるU−TBC82の内部構成を示している。
まず、図3(a)に示すS−TBC62は、PCIeデータを授受するPCIeインタフェース(以下では、「PCIeIF」と表記する)91と、DPデータを授受するDPインタフェース(以下では、「DPIF」と表記する)92と、TBデータを授受するTBインタフェース(以下では、「TBIF」と表記する)93と、PCIeIF91、DPIF92、TBIF93とそれぞれ接続され、PCIeデータおよびDPデータにプロトコル変換を施してTBデータを作成し、且つ、TBデータにプロトコル変換を施してPCIeデータおよびDPデータを作成するとともに、TBIF93を介した給電設定を行うプロトコル変換/給電設定部94とを備えている。
これに対し、図3(b)に示すU−TBC82は、上述したPCIeIF91、DPIF92、TBIF93およびプロトコル変換/給電設定部94に加え、TBIF93とは別個にTBデータを授受する他のTBIF95を備えている。ここで、U−TBC82では、PCIeIF91、DPIF92およびTBIF93に加えて、他のTBIF95も、プロトコル変換/給電設定部94に接続されている。そして、U−TBC82におけるプロトコル変換/給電設定部94は、TBIF93および他のTBIF95を介した給電設定を行う。
すなわち、図3(a)に示すS−TBC62では、TBの入出力が1系統(1ポート:TBIF93)であるのに対し、図3(b)に示すU−TBC82では、TBの入出力が2系統(2ポート:TBIF93および他のTBIF95)である点が異なる。なお、本実施の形態では、図3(a)に示すS−TBC62とメインコントローラ50に設けられるM−TBC52(図1参照)とが共通の内部構成(1ポート)を有しており、図3(b)に示すU−TBC82とプリントコントローラ70に設けられるP−TBC72(図1参照)とが共通の内部構成(2ポート)を有している。
ここで、図3(a)に示すS−TBC62は、PCIeIF91およびDPIF92を有しているが、上述したように、S−ASIC61ではDPのデータを使用する必要がない。このため、S−TBC62において、PCIeIF91はS−ASIC61との接続に用いる一方、DPIF92はS−ASIC61との接続に用いない。
他方、図3(b)に示すU−TBC82と共通の構成を有するP−TBC72は、PCIeIF91およびDPIF92を有しているが、上述したように、P−ASIC71ではDPのデータを使用する必要がない。このため、P−TBC72において、PCIeIF91はP−ASIC71との接続に用いる一方、DPIF92はP−ASIC71との接続に用いない。
また、図3(b)に示すU−TBC82(P−TBC72)では、図1を用いて説明したように、TBIF93を介して入力されてくるTBデータを、プロトコル変換/給電設定部94を素通りさせて、そのまま他のTBIF95を介して外部に出力(転送)できるようになっており、また、他のTBIF95を介して入力されてくるTBデータを、プロトコル変換/給電設定部94を素通りさせて、そのままTBIF93を介して外部に出力(転送)できるようになっている。つまり、U−TBC82およびP−TBC72は、リピータとしての機能も有している。
なお、この例では、S−TBC62およびM−TBC52として、図3(a)に示す1ポート構造のものを用いているが、図3(b)に示す2ポート構造のものを用いてもかまわない。
図4は、複数のサンダーボルトコントローラ(TBC)によるデータの授受を説明するための図である。ここで、図4(a)は2つのサンダーボルトコントローラ(TBC−A201およびTBC−B202)によるデータの授受を示しており、図4(b)は3つのサンダーボルトコントローラ(TBC−A201、TBC−B202およびTBC−C203)によるデータの授受を示している。そして、図4(a)は、TBC−A201からTBC−B202にデータを送る場合を例示しており、図4(b)は、TBC−A201からTBC−B202を介してTBC−C203にデータを送る場合を例示している。
ここで、図4(a)に示す例においては、TBC−A201およびTBC−B202の両者を、1ポートのTBC(図3(a)参照)あるいは2ポートのTBC(図3(b)参照)で構成することができる。また、図4(b)に示す例においては、TBC−A201およびTBC−C203の両者を、1ポートのTBC(図3(a)参照)あるいは2ポートのTBC(図3(b)参照)で構成することができ、TBC−B202については、2ポートのTBC(図3(b)参照)で構成することができる。
最初に、図4(a)を参照しつつ、TBC−A201から、TBC−B202を宛先としてデータを送る場合について説明を行う。
TBC−A201には、第1プロトコルの一例としてのPCIeによってPCIeデータD(PCIe)が入力され、第2プロトコルの一例としてのDPによってDPデータD(DP)が入力される。ここで、第1シリアルデータの一例としてのPCIeデータD(PCIe)は、エンベデッド・クロック方式を用いてパケット化されたシリアルデータで構成され、第2シリアルデータの一例としてのDPデータD(DP)も、エンベデッド・クロック方式を用いてパケット化されたシリアルデータで構成される。
次に、TBC−A201では、入力されてくるPCIeデータD(PCIe)およびDPデータD(DP)に、第3プロトコルの一例としてのTBによるプロトコル変換を施し、両者を含む第3シリアルデータの一例としてのTBデータD(TB)を作成する。ここで、TBデータD(TB)は、元となるPCIeデータD(PCIe)およびDPデータD(DP)を混在してなるシリアルデータで構成される。このとき、TBC−A201は、TBデータD(TB)を構成する各パケットに、宛先の情報を付加する。この例では、TBデータD(TB)を構成する各パケットに、宛先がTBC−B202であることを示す情報が付加されることになる。
そして、TBC−A201は、作成したTBデータD(TB)を、TBケーブル40を介してTBC−B202に向けて出力する。
続いて、TBC−B202は、TBC−A201からTBケーブル40を介して入力されてくるTBデータD(TB)を受け取る。次に、TBC−B202では、受け取ったTBデータD(TB)の各パケットを参照し、その宛先が自分(TBC−B202)であるか否かの判別を行う。そして、TBC−B202は、受け取ったTBデータD(TB)のうち、自分宛に送られてきたパケットを抽出してプロトコル変換を施し、PCIeデータD(PCIe)およびDPデータD(DP)に復元する。なお、この例では、TBC−A201から送られてくるTBデータD(TB)の宛先がすべてTBC−B202となっていることから、TBC−B202は、受け取ったTBデータD(TB)を構成する全パケットに対しプロトコル変換を施す。
そして、TBC−B202は、復元によって得られたPCIeデータD(PCIe)をPCIeによって出力し、復元によって得られたDPデータD(DP)をDPによって出力する。
以上により、TBC−A201から、TBC−B202を宛先とするデータの受渡が完了する。
次に、図4(b)を参照しつつ、TBC−A201から、TBC−C203を宛先としてデータを送る場合について説明を行う。
TBC−A201には、PCIeによってPCIeデータD(PCIe)が入力され、DPによってDPデータD(DP)が入力される。
次に、TBC−A201では、入力されてくるPCIeデータD(PCIe)およびDPデータD(DP)にプロトコル変換を施し、両者を含むTBデータD(TB)を作成する。このとき、TBC−A201は、TBデータD(TB)を構成する各パケットに、宛先の情報を付加する。この例では、TBデータD(TB)を構成する各パケットに、宛先がTBC−C203であることを示す情報が付加されることになる。
そして、TBC−A201は、作成したTBデータD(TB)を、TBケーブル40を介してTBC−B202に向けて出力する。
続いて、TBC−B202は、TBC−A201からTBケーブル40を介して入力されてくるTBデータD(TB)を受け取る。次に、TBC−B202では、受け取ったTBデータD(TB)の各パケットを参照し、その宛先が自分(TBC−B202)であるか否かの判別を行う。そして、TBC−B202は、受け取ったTBデータD(TB)のうち、自分宛に送られてきたパケットを抽出してプロトコル変換を施し、PCIeデータD(PCIe)およびDPデータD(DP)に復元する。なお、この例では、TBC−A201から送られてくるTBデータD(TB)の宛先がすべてTBC−C203となっていることから、TBC−B202は、受け取ったTBデータD(TB)を構成する全パケットに対しプロトコル変換を施すことなく、そのまま、TBケーブル40を介してTBC−C203に出力(転送)する。
さらに続いて、TBC−C203は、TBC−B202からTBケーブル40を介して入力されてくるTBデータD(TB)を受け取る。次に、TBC−C203では、受け取ったTBデータD(TB)の各パケットを参照し、その宛先が自分(TBC−C203)であるか否かの判別を行う。そして、TBC−C203は、受け取ったTBデータD(TB)のうち、自分宛に送られてきたパケットを抽出してプロトコル変換を施し、PCIeデータD(PCIe)およびDPデータD(DP)に復元する。なお、この例では、TBC−A201から送られてくるTBデータD(TB)の宛先がすべてTBC−C203となっていることから、TBC−C203は、受け取ったTBデータD(TB)を構成する全パケットに対しプロトコル変換を施す。
そして、TBC−C203は、復元によって得られたPCIeデータD(PCIe)をPCIeによって出力し、復元によって得られたDPデータD(DP)をDPによって出力する。
以上により、TBC−A201から、TBC−C203を宛先とするデータの受渡が完了する。
次に、図1等に示す多機能複写機1における給電制御について説明する。
図5は、本実施の形態の多機能複写機1における給電設定手順を説明するためのフローチャートである。
多機能複写機1に設けられた主電源がオンされると(ステップ10)、電源スイッチ101に設けられた第1スイッチ101a〜第4スイッチ101dがすべてオンされる。これに伴い、電源ユニット100から、第1スイッチ101aを介してメインコントローラ50(MCU51、M−TBC52、HDD53およびRAM54)に対する給電が開始され、第2スイッチ101bを介してタッチパネルディスプレイ30、UIコントローラ80のU−ASIC81に対する給電が開始され、第3スイッチ101cを介してプリントエンジン20、プリントコントローラ70のP−ASIC71に対する給電が開始され、第4スイッチ101dを介してスキャナ10、スキャンコントローラ60のS−ASIC61に対する給電が開始される。また、メインコントローラ50に設けられたM−TBC52に対する給電が開始されるのに伴い、TBケーブル40を介してUIコントローラ80のU−TBC82に対する給電が開始され、U−TBC82からTBケーブル40を介してプリントコントローラ70のP−TBC72に対する給電が開始され、P−TBC72からTBケーブル40を介してスキャンコントローラ60のS−TBC62に対する給電が開始される。
続いて、メインコントローラ50、スキャンコントローラ60、プリントコントローラ70およびUIコントローラ80は、それぞれにおいて初期化を行う(ステップ20)。そして、各コントローラの初期化が完了した後、メインコントローラ50は、サンダーボルト(TB)を初期化し(ステップ30)、メインコントローラ50に設けられたM−TBC52と、スキャンコントローラ60に設けられたS−TBC62と、プリントコントローラ70に設けられたP−TBC72と、UIコントローラ80に設けられたU−TBC82との間での通信を確立させる。また、U−ASIC81とタッチパネルディスプレイ30との間の通信、P−ASIC71とプリントエンジン20との間の通信、さらには、S−ASIC61とスキャナ10との間の通信が、それぞれ確立される。これにより、多機能複写機1は、コピー動作、スキャン動作、プリント動作およびファクシミリ送受信動作を実行可能な状態に設定される。
次に、メインコントローラ50に設けられたMCU51は、電源スイッチ101に設けられた第3スイッチ101cおよび第4スイッチ101dの両者をオンからオフに切り換えることで、プリントコントローラ70に設けられたP−ASIC71およびスキャンコントローラ60に設けられたS−ASIC61に対する給電を停止させる(ステップ40)。なお、ステップ40では、プリントエンジン20およびスキャナ10に対する給電も、併せて停止される。
これに伴い、多機能複写機1を構成する各コントローラのうち、メインコントローラ50(MCU51、M−TBC52、HDD53およびRAM54)、UIコントローラ80(U−ASIC81、U−TBC82)、プリントコントローラ70におけるP−TBC72およびスキャンコントローラ60におけるS−TBC62には給電が行われる一方、プリントコントローラ70におけるP−ASIC71およびスキャンコントローラ60におけるS−ASIC61には給電が行われない状態へと移行する。なお、この状態を、「ウェイトモードWM(待機モードに対応)」と呼ぶ。ここで、ウェイトモードWMでは、コピー動作、スキャン動作、プリント動作あるいはファクシミリ送受信動作等を直ちに実行することは不可能であるものの、M−TBC52、U−TBC82、P−TBC72およびS−TBC62を用いた、各コントローラ間の通信を行うことは可能な状態となっている。
その後、メインコントローラ50に設けられたMCU51は、例えばネットワーク2を介したプリント指示(あるいはファクシミリ受信指示)や、タッチパネルディスプレイ30を介したコピー指示(あるいはスキャン指示やファクシミリ送信指示)などを含む、ジョブ開始指示を受け付けたか否かを判断する(ステップ50)。なお、このとき、多機能複写機1では、メインコントローラ50およびUIコントローラ80への給電が続行されているため、ウェイトモードWMであっても、これらのジョブ開始指示を受け付けることが可能となっている。
ステップ50において否定の判断(NO)を行った場合、メインコントローラ50は、引き続きジョブ開始指示の受け付けを待つ。一方、ステップ50において肯定の判断(YES)を行った場合、メインコントローラ50は、受け付けたジョブ開始指示の内容がプリント指示またはファクシミリ受信指示であったか否かを判断する(ステップ60)。
ステップ60において肯定の判断(YES)を行った場合、メインコントローラ50は、電源スイッチ101に設けられた第3スイッチ101cをオフからオンに切り換えることで、プリントコントローラ70に設けられたP−ASIC71に対する給電を再開させ(ステップ70)、続いて、P−ASIC71と、プリントエンジン20との間の通信を再確立させる(ステップ80)。なお、ステップ70では、プリントエンジン20に対する給電も、併せて再開される。
これに伴い、多機能複写機1を構成する各コントローラのうち、メインコントローラ50(MCU51、M−TBC52、HDD53およびRAM54)、UIコントローラ80(U−ASIC81、U−TBC82)、プリントコントローラ70(P−ASIC71、P−TBC72)およびスキャンコントローラ60におけるS−TBC62には給電が行われる一方、スキャンコントローラ60におけるS−ASIC61には給電が行われない状態へと移行する。なお、この状態を「プリントモードPM(画像形成モードに対応)」と呼ぶ。
そして、ウェイトモードWMからプリントモードPMへの移行が完了した後、メインコントローラ50は、ステップ50で受け付けたジョブ(この場合はプリントまたはファクシミリ受信)を開始させる(ステップ140)。
一方、ステップ60において否定の判断(NO)を行った場合、メインコントローラ50は、次に、受け付けたジョブ開始指示の内容が、スキャン指示あるいはファクシミリ送信指示であったか否かを判断する(ステップ90)。
ステップ90において肯定の判断(YES)を行った場合、メインコントローラ50は、電源スイッチ101に設けられた第4スイッチ101dをオフからオンに切り換えることで、スキャンコントローラ60に設けられたS−ASIC61に対する給電を再開させ(ステップ100)、続いて、S−ASIC61とスキャナ10との間の通信を再確立させる(ステップ110)。なお、ステップ100では、スキャナ10に対する給電も、併せて再開される。
これに伴い、多機能複写機1を構成する各コントローラのうち、メインコントローラ50(MCU51、M−TBC52、HDD53およびRAM54)、UIコントローラ80(U−ASIC81、U−TBC82)、スキャンコントローラ60(S−ASIC61、S−TBC62)およびプリントコントローラ70におけるP−TBC72には給電が行われる一方、プリントコントローラ70におけるP−ASIC71には給電が行われない状態へと移行する。なお、この状態を「スキャンモードSM(画像読取モードに対応)」と呼ぶ。
そして、ウェイトモードWMからスキャンモードSMへの移行が完了した後、メインコントローラ50は、ステップ50で受け付けたジョブ(この場合はスキャンまたはファクシミリ送信)を開始させる(ステップ140)。
一方、ステップ90において否定の判断(NO)を行った場合すなわちジョブ開始指示の内容がコピー指示であった場合、メインコントローラ50は、電源スイッチ101に設けられた第3スイッチ101cおよび第4スイッチ101dの両者をオフからオンに切り換えることで、スキャンコントローラ60に設けられたS−ASIC61およびプリントコントローラ70に設けられたP−ASIC71に対する給電を再開させ(ステップ120)、続いて、S−ASIC61とスキャナ10との間の通信およびP−ASIC71とプリントエンジン20との間の通信を再確立させる(ステップ130)。なお、ステップ120では、スキャナ10およびプリントエンジン20に対する給電も、併せて再開される。
これに伴い、多機能複写機1を構成する各コントローラのうち、メインコントローラ50(MCU51、M−TBC52、HDD53およびRAM54)、UIコントローラ80(U−ASIC81、U−TBC82)、スキャンコントローラ60(S−ASIC61、S−TBC62)およびプリントコントローラ70(P−ASIC71およびP−TBC72)に給電が行われる。なお、この状態を「コピーモードCM(複写モードに対応)」と呼ぶ。
そして、ウェイトモードWMからコピーモードCMへの移行が完了した後、メインコントローラ50は、ステップ50で受け付けたジョブ(この場合はコピー)を開始させる(ステップ140)。
図6は、ウェイトモードWMにおける給電対象およびデータの流れを説明するための図である。
ジョブを実行しないウェイトモードWMでは、図中においてハッチングを付した部位に給電が行われる。そして、ウェイトモードWMでは、タッチパネルディスプレイ30に映像を表示させるのに用いられるディスプレイデータ(図中に二点鎖線で示す)が流れる。ディスプレイデータは、メインコントローラ50におけるMCU51で作成されるとともにM−TBC52を通過し、UIコントローラ80に向けて出力される。UIコントローラ80に入力されるディスプレイデータは、UIコントローラ80におけるU−TBC82およびU−ASIC81を通過し、タッチパネルディスプレイ30に出力される。このとき、U−ASIC81は、通過するディスプレイデータに各種処理を施す。
このように、ウェイトモードWMにおいて、プリントコントローラ70に設けられたP−ASIC71およびスキャンコントローラ60に設けられたS−ASIC61にはデータが流れないことから、P−ASIC71およびS−ASIC61に対する給電は不要となる。
図7は、プリントモードPMにおける給電対象およびデータの流れを説明するための図である。
ジョブとしてプリントあるいはファクシミリ受信を実行するプリントモードPMでは、図中においてハッチングを付した部位に給電が行われる。そして、プリントモードPMでは、上述したディスプレイデータ(図中に二点鎖線で示す)に加えて、プリントデータ(図中に一点鎖線で示す)が流れる。プリントデータは、ネットワーク2からメインコントローラ50に入力され、メインコントローラ50におけるMCU51およびM−TBC52を通過し、UIコントローラ80に向けて出力される。このとき、MCU51は、通過するプリントデータに各種処理を施す。UIコントローラ80に入力されるプリントデータは、UIコントローラ80におけるU−TBC82を通過し、そのままプリントコントローラ70に向けて出力される。プリントコントローラ70に入力されるプリントデータは、プリントコントローラ70におけるP−TBC72およびP−ASIC71を通過し、プリントエンジン20に出力される。このとき、P−ASIC71は、通過するプリントデータに各種処理を施す。
このように、プリントモードPMにおいて、スキャンコントローラ60に設けられたS−ASIC61にはデータが流れないことから、S−ASIC61に対する給電は不要となる。
図8は、スキャンモードSMにおける給電対象およびデータの流れを説明するための図である。
ジョブとしてスキャンあるいはファクシミリ送信を行うスキャンモードSMでは、図中においてハッチングを付した部位に給電が行われる。そして、スキャンモードSMでは、上述したディスプレイデータ(図中に二点鎖線で示す)に加え、スキャンデータ(図中に破線で示す)が流れる。スキャンデータは、スキャナ10からスキャンコントローラ60に入力され、スキャンコントローラ60におけるS−ASIC61およびS−TBC62を通過し、プリントコントローラ70に向けて出力される。このとき、S−ASIC61は、通過するスキャンデータに各種処理を施す。プリントコントローラ70に入力されるスキャンデータは、プリントコントローラ70におけるP−TBC72を通過し、そのままUIコントローラ80に向けて出力される。UIコントローラ80に入力されるスキャンデータは、UIコントローラ80におけるU−TBC82を通過し、そのままメインコントローラ50に向けて出力される。メインコントローラ50に入力されるスキャンデータは、メインコントローラ50におけるM−TBC52およびMCU51を通過し、ネットワーク2に出力される。このとき、MCU51は、通過するスキャンデータに各種処理を施す。
このように、スキャンモードSMにおいて、プリントコントローラ70に設けられたP−ASIC71にはデータが流れないことから、P−ASIC71に対する給電は不要となる。
図9は、コピーモードCMにおける給電対象およびデータの流れを説明するための図である。
ジョブとしてコピーを実行するコピーモードCMでは、図中においてハッチングを付した部位に給電が行われる。そして、コピーモードCMでは、上述したディスプレイデータ(図中に二点鎖線で示す)に加えて、コピーデータ(図中に実線で示す)が流れる。コピーデータは、スキャナ10からスキャンコントローラ60に入力され、スキャンコントローラ60におけるS−ASIC61およびS−TBC62を通過し、プリントコントローラ70に向けて出力される。このとき、S−ASIC61は、通過するコピーデータに各種処理を施す。プリントコントローラ70に入力されるコピーデータは、プリントコントローラ70におけるP−TBC72を通過し、そのままUIコントローラ80に向けて出力される。UIコントローラ80に入力されるコピーデータは、UIコントローラ80におけるU−TBC82を通過し、そのままメインコントローラ50に向けて出力される。メインコントローラ50に入力されるコピーデータは、メインコントローラ50におけるM−TBC52およびMCU51を通過し、さらに再度M−TBC52を通過し、UIコントローラ80に向けて出力される。このとき、MCU51は、通過するコピーデータに各種処理を施す。UIコントローラ80に入力されるコピーデータは、UIコントローラ80におけるU−TBC82を通過し、そのままプリントコントローラ70に向けて出力される。プリントコントローラ70に入力されるコピーデータは、プリントコントローラ70におけるP−TBC72およびP−ASIC71を通過し、プリントエンジン20に出力される。このとき、P−ASIC71は、通過するコピーデータに各種処理を施す。
このように、コピーモードCMにおいては、プリントコントローラ70に設けられたP−ASIC71およびスキャンコントローラ60に設けられたS−ASIC61にデータが流れることから、P−ASIC71およびS−ASIC61に対する給電が必要となる。
そして、本実施の形態では、UIコントローラ80を、プリントデータ、スキャンデータおよびコピーデータが必ず通過することを利用して、ジョブの対象となる画像データ(プリントデータ、スキャンデータおよびコピーデータ)を、UIコントローラ80に接続されたタッチパネルディスプレイ30に表示させることができるようになっている。
図10は、ジョブの対象となる画像データを、タッチパネルディスプレイ30に表示させる手順の一例を示すフローチャートである。
ジョブが開始されると(ステップ210、図5に示すステップ140に対応)、メインコントローラ50は、タッチパネルディスプレイ30等を介してジョブの対象となる画像データの表示要求があったか否かを判断する(ステップ220)。ステップ220において否定の判断(NO)を行った場合は、この処理を終了する。
一方、ステップ220において肯定の判断(YES)を行った場合、メインコントローラ50は、現在のモードがスキャンモードSMであるか否かを判断する(ステップ230)。ステップ230において肯定の判断(YES)を行った場合、メインコントローラ50は、UIコントローラ80のU−TBC82に、U−TBC82を通過するスキャンデータを取得させ(ステップ240)、取得したスキャンデータをU−ASIC81にて処理させることにより、タッチパネルディスプレイ30に、取得したスキャンデータに基づくスキャン画像を表示させる(ステップ250)。
これに対し、ステップ230において否定の判断(NO)を行った場合、メインコントローラ50は、現在のモードがプリントモードPMであるか否かを判断する(ステップ260)。ステップ260において肯定の判断(YES)を行った場合、メインコントローラ50は、UIコントローラ80のU−TBC82に、U−TBC82を通過するプリントデータを取得させ(ステップ270)、取得したプリントデータをU−ASIC81にて処理させることにより、タッチパネルディスプレイ30に、取得したプリントデータに基づくプリント画像を表示させる(ステップ280)。
一方、ステップ260において否定の判断(NO)を行った場合すなわち現在のモードがコピーモードCMであった場合、メインコントローラ50は、UIコントローラ80のU−TBC82に、U−TBC82を通過するコピーデータ(スキャンデータおよび/または)を取得させ(ステップ290)、取得したコピーデータをU−ASIC81で処理させることにより、タッチパネルディスプレイ30に、取得したスキャンデータに基づくスキャン画像および/または取得したプリントデータに基づくプリント画像を表示させる(ステップ300)。
なお、スキャン画像あるいはコピー画像をタッチパネルディスプレイ30に表示させた後、そのまま、スキャンデータの出力あるいはプリントデータに基づく画像形成を行うようにしてもよいし、例えばタッチパネルディスプレイ30を介してユーザによる確認を受け付けた後に、スキャンデータの出力あるいはプリントデータに基づく画像形成を行うようにしてもよい。
<実施の形態2>
本実施の形態は、実施の形態1と基本的に同じであるが、メインコントローラ50、スキャンコントローラ60、プリントコントローラ70およびUIコントローラ80の接続順番が、実施の形態1とは異なる。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図11は、実施の形態2における多機能複写機1の構成の一例を示す図である。
本実施の形態の多機能複写機1も、スキャナ10と、プリントエンジン20と、タッチパネルディスプレイ30と、メインコントローラ50と、スキャンコントローラ60と、プリントコントローラ70と、UIコントローラ80とを備えている。ただし、本実施の形態の多機能複写機1では、メインコントローラ50とスキャンコントローラ60とをサンダーボルトケーブル(TBケーブルと呼ぶ)40で接続し、メインコントローラ50とUIコントローラ80とをTBケーブル40で接続し、UIコントローラ80とプリントコントローラ70とをTBケーブル40で接続している点が実施の形態1とは異なる。したがって、この多機能複写機1では、スキャンコントローラ60、メインコントローラ50、UIコントローラ80およびプリントコントローラ70が、この順番で、3本のTBケーブル40を用いてデイジーチェーン接続されている。そして、このような接続順番とすることに伴い、メインコントローラ50に設けられたM−TBC52が2ポート構成(図3(b)参照)となっており、プリントコントローラ70におけるP−TBC72が1ポート構成(図3(a)参照)となっている点も、実施の形態1とは異なる。
図12は、実施の形態1の多機能複写機1を構成する各コントローラの電源系統を説明するための図である。
本実施の形態では、S−TBC62およびU−TBC82の両者が、それぞれM−TBC52から電源供給(TBの給電機能による)を受け、P−TBC72は、U−TBC82を介してM−TBC52から電源供給(TBの給電機能による)を受けるようになっている。
そして、本実施の形態の多機能複写機1においても、図5に示すフローチャートにしたがって、給電状態(ウェイトモードWM、プリントモードPM、スキャンモードSMおよびコピーモードCM)の設定が行われる。
図13は、ウェイトモードWMにおける給電対象およびデータの流れを説明するための図である。
ジョブを実行しないウェイトモードWMでは、図中においてハッチングを付した部位に給電が行われる。そして、ウェイトモードWMでは、タッチパネルディスプレイ30に映像を表示させるのに用いられるディスプレイデータ(図中に二点鎖線で示す)が流れる。ディスプレイデータは、メインコントローラ50におけるMCU51で作成されるとともにM−TBC52を通過し、UIコントローラ80に向けて出力される。UIコントローラ80に入力されるディスプレイデータは、UIコントローラ80におけるU−TBC82およびU−ASIC81を通過し、タッチパネルディスプレイ30に出力される。このとき、U−ASIC81は、通過するディスプレイデータに各種処理を施す。
このように、ウェイトモードWMにおいて、プリントコントローラ70に設けられたP−ASIC71およびスキャンコントローラ60に設けられたS−ASIC61には、データが流れないことから、P−ASIC71およびS−ASIC61に対する給電は不要となる。
図14は、プリントモードPMにおける給電対象およびデータの流れを説明するための図である。
ジョブとしてプリントあるいはファクシミリ受信を実行するプリントモードPMでは、図中においてハッチングを付した部位に給電が行われる。そして、プリントモードPMでは、上述したディスプレイデータ(図中に二点鎖線で示す)に加えて、プリントデータ(図中に一点鎖線で示す)が流れる。プリントデータは、ネットワーク2からメインコントローラ50に入力され、メインコントローラ50におけるMCU51およびM−TBC52を通過し、UIコントローラ80に向けて出力される。このとき、MCU51は、通過するプリントデータに各種処理を施す。UIコントローラ80に入力されるプリントデータは、UIコントローラ80におけるU−TBC82を通過し、そのままプリントコントローラ70に向けて出力される。プリントコントローラ70に入力されるプリントデータは、プリントコントローラ70におけるP−TBC72およびP−ASIC71を通過し、プリントエンジン20に出力される。このとき、P−ASIC71は、通過するプリントデータに各種処理を施す。
このように、プリントモードPMにおいて、スキャンコントローラ60に設けられたS−ASIC61には、データが流れないことから、S−ASIC61に対する給電は不要となる。
図15は、スキャンモードSMにおける給電対象およびデータの流れを説明するための図である。
ジョブとしてスキャンあるいはファクシミリ送信を行うスキャンモードSMでは、図中においてハッチングを付した部位に給電が行われる。そして、スキャンモードSMでは、上述したディスプレイデータ(図中に二点鎖線で示す)に加え、スキャンデータ(図中に破線で示す)が流れる。スキャンデータは、スキャナ10からスキャンコントローラ60に入力され、スキャンコントローラ60におけるS−ASIC61およびS−TBC62を通過し、メインコントローラ50に向けて出力される。このとき、S−ASIC61は、通過するスキャンデータに各種処理を施す。メインコントローラ50に入力されるスキャンデータは、メインコントローラ50におけるM−TBC52およびMCU51を通過し、ネットワーク2に出力される。このとき、MCU51は、通過するスキャンデータに各種処理を施す。
このように、スキャンモードSMにおいて、プリントコントローラ70に設けられたP−ASIC71にはデータが流れないことから、P−ASIC71に対する給電は不要となる。
図16は、コピーモードCMにおける給電対象およびデータの流れを説明するための図である。
ジョブとしてコピーを実行するコピーモードCMでは、図中においてハッチングを付した部位に給電が行われる。そして、コピーモードCMでは、上述したディスプレイデータ(図中に二点鎖線で示す)に加えて、コピーデータ(図中に実線で示す)が流れる。コピーデータは、スキャナ10からスキャンコントローラ60に入力され、スキャンコントローラ60におけるS−ASIC61およびS−TBC62を通過し、メインコントローラ50に向けて出力される。このとき、S−ASIC61は、通過するコピーデータに各種処理を施す。メインコントローラ50に入力されるコピーデータは、メインコントローラ50におけるM−TBC52およびMCU51を通過し、さらに再度M−TBC52を通過し、UIコントローラ80に向けて出力される。このとき、MCU51は、通過するコピーデータに各種処理を施す。UIコントローラ80に入力されるコピーデータは、UIコントローラ80におけるU−TBC82を通過し、そのままプリントコントローラ70に向けて出力される。プリントコントローラ70に入力されるコピーデータは、プリントコントローラ70におけるP−TBC72およびP−ASIC71を通過し、プリントエンジン20に出力される。このとき、プリントコントローラ70は、通過するコピーデータに各種処理を施す。
このように、コピーモードCMにおいては、プリントコントローラ70に設けられたP−ASIC71およびスキャンコントローラ60に設けられたS−ASIC61にデータが流れることから、P−ASIC71およびS−ASIC61に対する給電が必要となる。
1…多機能複写機、2…ネットワーク、10…スキャナ、20…プリントエンジン、30…タッチパネルディスプレイ、40…TBケーブル、50…メインコントローラ、51…MCU、52…M−TBC、53…HDD、54…RAM、60…スキャンコントローラ、61…S−ASIC、62…S−TBC、70…プリントコントローラ、71…P−ASIC、72…P−TBC、80…UIコントローラ、81…U−ASIC、82…U−TBC、91…PCIeIF、92…DPIF、93…TBIF、94…プロトコル変換/給電設定部、95…他のTBIF、100…電源ユニット、101…電源スイッチ、D(PCIe)…PCIeデータ、D(DP)…DPデータ、D(TB)…TBデータ、WM…ウェイトモード、PM…プリントモード、SM…スキャンモード、CM…コピーモード

Claims (6)

  1. 画像読取に関する処理および画像読取動作の制御を行う読取処理部と、当該読取処理部に接続される読取接続部とを含む画像読取制御部と、
    画像形成に関する処理および画像形成動作の制御を行う形成処理部と、当該形成処理部に接続される形成接続部とを含む画像形成制御部と、
    画像表示に関する処理および画像表示動作の制御を行う表示処理部と、当該表示処理部に接続される表示接続部とを含む画像表示制御部と、
    画像読取に関する処理、画像形成に関する処理および画像表示に関する処理を行うとともに画像読取動作、画像形成動作および画像表示動作の制御を統括して行う統括処理部と、当該統括処理部に接続される統括接続部とを含む統括制御部と、
    前記統括制御部と前記画像読取制御部、前記画像形成制御部および前記画像表示制御部との間でのデータの授受と、当該統括制御部から前記読取接続部、前記形成接続部および前記表示接続部への給電とを行うために、当該統括接続部、当該読取接続部、当該形成接続部および当該表示接続部をデイジーチェーン接続する接続手段とを備え、
    前記統括処理部は、電源が投入されたときに、前記接続手段とは異なる系統にて、前記表示処理部、前記読取処理部および前記形成処理部への給電を開始させることで当該表示処理部、当該読取処理部および当該形成処理部のそれぞれが初期化を行った後、当該表示処理部への給電を続行させるとともに当該読取処理部および当該形成処理部への給電を停止させた状態において、前記統括接続部から当該接続手段を介して前記読取接続部、前記形成接続部および前記表示接続部に給電を行わせること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記統括処理部は、画像複写動作の指示を受け付けた後に、前記接続手段とは異なる前記系統にて、前記表示処理部への給電を続行させるとともに前記読取処理部および前記形成処理部への給電を開始させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 画像形成に関する処理および画像形成動作の制御を行う形成処理部と、当該形成処理部に接続される形成接続部とを含む画像形成制御部と、
    画像表示に関する処理および画像表示動作の制御を行う表示処理部と、当該表示処理部に接続される表示接続部とを含む画像表示制御部と、
    画像形成に関する処理および画像表示に関する処理を行うとともに画像形成動作および画像表示動作の制御を統括して行う統括処理部と、当該統括処理部に接続される統括接続部とを含む統括制御部と、
    前記統括制御部と前記画像形成制御部および前記画像表示制御部との間でのデータの授受と、当該統括制御部から前記形成接続部および前記表示接続部への給電とを行うために、当該統括接続部、当該形成接続部および当該表示接続部をデイジーチェーン接続する接続手段とを備え、
    前記統括処理部は、電源が投入されたときに、前記接続手段とは異なる系統にて、前記表示処理部および前記形成処理部への給電を開始させることで当該表示処理部および当該形成処理部のそれぞれが初期化を行った後、当該表示処理部への給電を続行させるとともに当該形成処理部への給電を停止させた状態において、前記統括接続部から当該接続手段を介して前記形成接続部および前記表示接続部に給電を行わせることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記統括処理部は、画像形成動作の指示を受け付けた後に、前記接続手段とは異なる前記系統にて、前記表示処理部への給電を続行させるとともに前記形成処理部への給電を開始させることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 画像読取に関する処理および画像読取動作の制御を行う読取処理部と、当該読取処理部に接続される読取接続部とを含む画像読取制御部と、
    画像表示に関する処理および画像表示動作の制御を行う表示処理部と、当該表示処理部に接続される表示接続部とを含む画像表示制御部と、
    画像読取に関する処理および画像表示に関する処理を行うとともに画像読取動作および画像表示動作の制御を統括して行う統括処理部と、当該統括処理部に接続される統括接続部とを含む統括制御部と、
    前記統括制御部と前記画像読取制御部および前記画像表示制御部との間でのデータの授受と、当該統括制御部から前記読取接続部および前記表示接続部への給電とを行うために、当該統括接続部、当該読取接続部および当該表示接続部をデイジーチェーン接続する接続手段とを備え、
    前記統括処理部は、前記接続手段とは異なる系統にて、前記表示処理部および前記読取処理部への給電を開始させることで当該表示処理部および当該読取処理部のそれぞれが初期化を行った後、当該表示処理部への給電を続行させるとともに当該読取処理部への給電を停止させた状態において、前記統括接続部から当該接続手段を介して前記読取接続部および前記表示接続部に給電を行わせることを特徴とする画像読取装置。
  6. 前記統括処理部は、画像読取動作の指示を受け付けた後に、前記接続手段とは異なる前記系統にて、前記表示処理部への給電を続行させるとともに前記読取処理部への給電を開始させることを特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
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