JP2015126445A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通常動作モード及び省エネルギーモードの両モードにおいて、主制御部への電力の供給を遮断可能にする。
【解決手段】主制御部により動作する通常動作モードと、主制御部への電力を遮断して副制御部に電力を供給する省エネルギーモードの制御を行うモード制御部101と、省エネルギーモード時に電力供給が必要なオプション機器を、オプション機器からの通知により識別する識別部102と、省エネルギーモード時に、識別されたオプション機器に応じて主制御部から副制御部による制御に切り替える切替制御部103と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関するものである。
近年、情報機器には通常動作モードと省エネルギーモードなど複数の動作モードが用意されており、それぞれのモードにおいて、電源供給の方法を切り替え、基板上の部品レベルでの電力消費を抑制する手法がとられている。また、工場出荷後に取り付け可能なオプション機器(ボード)のインターフェイスとしてPCI Express(登録商標)の規格が採用されている。この構成は機器内部でASICやCPUなどのルートコンプレックス(制御側)とオプションのエンドポイント(非制御側)をポイント・トゥー・ポイントで接続し、同時に複数の制御側につなげないものである。なお、PCI Expressは登録商標であり、以下、(登録商標)の記載については省略する。
なお、ASICは、application specific integrated circuit、CPUは、central processing unitの略称である。また、PCI Expressは、I/Oシリアルインターフェイスの一種であり、PCleとも表記される。
メインCPUの電源を省エネルギーモード時にOFFし、省エネルギーモードにおいてもホストPCとの情報享受にも対応可能な画像処理装置を提供する下記技術が開示されている。例えば、MFP(multi function printer)などのエンジン系統を持った画像処理装置において、PC側からのアクセスを省エネルギーモード時にはサブCPUをもつI/Oインターフェイス専用のASICにより、可能な処理を実施する。そして、メインCPUを動作させる必要がある処理と判断した場合にはメインCPUとエンジン系統などの必要な部分を起動する。そしてCPUがレディ状態になったところで、サブCPUからメインCPUに処理を移行し、サブCPUはスリープモードに移行するという構成が開示されている(特許文献1参照)。
また、PCI Expressスイッチを含むシステムにおいて、用途に最適な経路を設定することを可能にしたデータ転送システムを提供する下記技術が開示されている。例えば、ルートコンプレックスにパケットSWが接続され、そのスイッチによって複数のアドインカードを接続できる構成が開示されている。ここでは、データ転送でパケットSWを介する経路と、パケットSWを経由せずに直接ルートコンプレックスに接続できる経路とを、アドインカードの性能に応じて選択する(特許文献2参照)。
しかしながら、上記に示されるような従来の技術にあっては、下記のような問題があった。PCI Express接続などのオプションを省エネルギーモード移行時に利用したい場合は、PCIeはポイント・トゥー・ポイント接続のため、それを制御するルートコンプレックスを持つASICの電源を遮断することができない。
また、複数の処理を行うASICを持った情報機器で、通常動作モード時には画像処理やメモリーへのアクセスなど特定の機能を行うASIC(以降、メイン処理ICと記述する)などに接続する必要があるが、省エネルギーモード時には省エネ専用のASIC(以降、サブ処理ICと記述する)が行う処理で十分な場合もある。そのため、メイン処理ICにオプションを接続する構成である場合、省エネルギーモード時に電力供給を遮断するオプションが存在するときにもメイン処理ICに電力を投入する必要があるため電力消費が大きくなるという問題があった。
また、特許文献1に開示されている技術にあっては、パケットスイッチを介した経路と、パケットスイッチを経由しない経路を選択するものの、上述したパケットスイッチの繋がれているASICの電源を省エネルギーモード時に遮断することができなかった。また、特許文献2では、省エネルギーモード時にサブCPUで処理を行うものの、上述したPCIeなどのポイント・トゥー・ポイントの制御側を切り替えたいという課題と、装着されるオプションに対応した適切な電力制御ができないという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、通常動作モード及び省エネルギーモードの両モードにおいて、主制御部への電力の供給を遮断可能にすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、主制御部により動作する通常動作モードと、前記主制御部への電力を遮断して副制御部に電力を供給する省エネルギーモードの制御を行うモード制御部と、前記省エネルギーモード時に電力供給が必要なオプション機器を、前記オプション機器からの通知により識別する識別部と、前記省エネルギーモード時に、識別された前記オプション機器に応じて前記主制御部から前記副制御部による制御に切り替える切替制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明は、通常動作モード時と省エネルギーモード時の両モードともに、主制御部への電力の供給を遮断することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる画像形成装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、図1におけるメイン制御基板の構成及び通常動作モード時の信号ラインを示すブロック図である。 図3は、オプションの種類を示すブロック図である。 図4は、実施の形態にかかる機能構成を示すブロック図である。 図5は、信号SW切り替え生成器の構成例を示すブロック図である。 図6は、図5におけるAND回路の論理積を示す図表である。 図7は、信号線切り替えSWの構成例を示すブロック図である。 図8は、図2の通常動作モードから省エネルギーモードに移行した後の電力供給状態を示すブロック図である。 図9は、通常動作モードから省エネルギーモードへ移行する際の制御動作(1)を示すフローチャートである。 図10は、通常動作モードから省エネルギーモードへ移行する際の条件例を示す図表である。 図11は、サブ処理ICが行う基本動作リスト、基本動作設定情報A,B、動作リストA、設定情報A,Bの具体例を示す図表である。 図12は、通常動作モードから省エネルギーモードへ移行する際の制御動作(2)を示すフローチャートである。 図13は、Ethernet(登録商標)のパケットフレームを示す説明図である。 図14は、省エネルギーモードから通常動作モードへ移行する際の制御動作を示すフローチャートである。 図15は、省エネルギーモード時における基本動作を示すフローチャートである。 図16は、OSI基本参照モデルの各層を示す図表である。 図17は、ネットワークパケットの分類とプロトコルの対応を示す図表である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムの一実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
本実施の形態は、省エネルギーモード時に動作を行う必要があるオプション機器の処理を、サブ処理ICに切り替える。すなわち、複数の処理ICを有する装置において、省エネルギーモード時に出力される信号とオプション機器の状態識別信号から、接続されているオプション機器の信号線を切り替え器で物理的にメイン処理ICからサブ処理ICに切り替えて処理を行う。以下、図面を参照して具体的に説明する。なお、「省エネルギーモード」については適宜、「省エネ」と記述する。
図1は、実施の形態にかかる画像形成装置1の構成例を示すブロック図である。本実施の形態では情報処理装置の中でも画像形成装置1に適用した一例を説明する。本発明を適用する画像形成装置1は図1のような構成であり、一般にMFP(multi function printer)などと呼ばれ、コピー、プリンタ、スキャナなどの機能を備える複合機である。
画像形成装置1には、パーソナルコンピューター(PC)2、PC/外部機器10が接続されている。画像形成装置1は、メイン制御基板3、操作部4、HDD(hard disk drive)5、エンジンボード6、オプション(A)〜(C)7a〜7c、プロッタ8、スキャナ9などを有する。
画像形成装置1に接続されるものとして下記の例が一般的である。1つは、LANケーブルで接続されたネットワークを介してパーソナルコンピューター(PC)2などと接続される場合である。もう1つは、USB(universal serial bus)の規格により画像形成装置1側がUSBのデバイス機器、PC2側がUSBのホスト機器となり、接続される。また、外部と接続するインターフェイスはオプションとして用意されているものも多くある。一例としてLANポートを増やすオプションの場合にはネットワークを介し、PC2との接続のほかにも、画像形成装置1を外部から制御する高機能コントローラなどと接続されることもある。なお、LANはlocal area networkの略称、PCはpersonal computerの略称である。
メイン制御基板3は、機器全体を制御するためのプログラムとその処理を行う演算回路を有するメインの制御基板である。これはエンジンボード6と同一の基板の場合などもありうる。
操作部4は、ユーザーからの情報を入力するためのキー入力装置及び、メイン制御基板3から出力されるユーザーに対する指示や、状態を表示する液晶もしくはLCD(液晶)の画面を持つ。
HDD5は、メイン制御基板3に接続される外部記憶装置の一つであり、データの読み書きを演算回路の指示で行う。接続形態は様々で画像形成装置1の外部から接続される場合もある。
エンジンボード6は、プロッタ8、スキャナ9などのメカ的な制御を行う制御基板である。ここでは、エンジンボード6は、スキャナ9から入力された画像をメイン制御基板3に送るための画像処理や、メイン制御基板3から送られてきた画像を処理しプロッタ8へ送る機能を持つ。
オプション(A)〜(C)7a〜7cは、本システムにおいてメイン制御基板3と接続される。オプションの種類に関しては図3で説明を行う。
プロッタ8は、画像形成装置1において、エンジンボード6の制御指示に基づいて記録紙に対する印字を行う機能を有する。この画像形成のプロセスに関しては、電子写真プロセスに基づくトナーを用いたものであっても、インクを用いたインクジェット方式であってもよい。
スキャナ9は、画像形成装置1において、原稿のアナログデータをディジタルの画像データとして取り込みができる機能を有する。これは複合機上のコンタクトガラス板上に原稿を置き、光学系の走査によるCCD(固体撮像素子)での読み取る方式でもよいし、自動原稿送り装置などによる原稿読み取り式でもよい。
図2は、図1におけるメイン制御基板3の構成及び通常動作モード時の信号ラインを示すブロック図である。メイン制御基板3は、メイン処理IC301、CPU302,サブ処理IC303、エンジンI/F CN305、SATA CN309、LAN CN307、USB−D CN308、オプションI/F CN321〜323を備える。
メイン処理IC301にはCPU302、PCI Express x1 パケットSW IC310が接続されている。CPU302には、不揮発性メモリー304、揮発性メモリー314、操作部I/F316、電力制御部315が接続されている。PCI Express x1 パケットSW IC310には、オプションI/F CN322,323が接続され、また、オプションI/F CN321が信号線切り替えSW311を介して接続されている。なお、PCI Express x1 パケットSW IC310については、適宜、単に、パケットSW−IC310と記述する。
サブ処理IC303は、メイン処理IC301と接続され、さらにGiga PHY IC(ギガビット イーサネット(登録商標))306、不揮発性メモリー313、信号線切り替えSW311、SW切り替え信号生成器312が接続されている。
メイン処理IC301は、オプションI/F3011、SATA−I/F3012、エンジンI/F3013、CPU I/F3014、サブ処理IC I/F3015を備える。
サブ処理IC303は、サブCPU3031、省エネ復帰制御部3032、オプションI/F3033、省エネモード通知信号出力端子3034、NIC3035、USB(2.0)3036、メイン処理IC I/F3037を備える。
この図2において通常動作モード、省エネルギーモードといった機器の動作モードに応じて、電力を供給するデバイスを切り替えることができる。図中のハッチングで示す部品、及び線は電力供給がされていない状態を示す。通常動作モード状態を示す図2においてはサブ処理IC303中のサブCPU3031のみが電力を供給されていない状態となっている。この電力供給の制御はCPU302において行われる。
なお、図2において黒太線はPCI Express x4信号ライン、中太線はPCI Express x1信号ライン、細実線はその他の信号ラインである。
メイン処理IC301は、CPU−I/F3014に接続されたCPU302の指示により、エンジンI/F3013、SATA−I/F3012、オプションI/F3011、サブ処理IC−I/F3015を制御する機能を有する。
CPU−I/F3014及びエンジンI/F3013は、PCI Express x4により、接続されている。オプションI/F3011,サブ処理IC−I/F3015はPCI Express x1により、接続されている。
CPU−I/F3014は、PCI Expressのエンドポイント(非制御側)である。オプションI/F3011、エンジンI/F3013、サブ処理IC−I/F3015は、PCI Expressのルートコンプレックス(制御側)である。
また、上記の各I/FはPCI Expressに限定するものではなく、通信機能が満たせるものであればよい。オプションI/F3011は1to1で接続されているPCI Expressのルートコンプレックス(制御側)であり、オプションを制御する。本構成ではCPU302が別に接続されているが、これは一例であり、メイン処理IC301とCPU302で一つのICで構成して主制御部の機能を実現するものであってもよい。また、オプションI/F3011はPCI Expressのレーン数はx1で構成しているが、x16まで任意のものでよい。
CPU302は、メイン処理IC301を制御する機能を有し、機器の起動や各I/Fを制御するためのプログラムを格納する不揮発性メモリー304と、処理実行時の高速化や一時記憶を行うための揮発性メモリー314が接続されている。また、CPU302は一部の電力を受けており、サブ処理IC303からの省エネルギーモード時に復帰するための信号を受けられる。また、CPU302に起因する省エネ復帰の場合には省エネ復帰をサブ処理IC303に通知することができる。CPU302は、省エネ復帰信号の受信時にはCPU302自身の電力を復帰し、電力制御部315に指示を送り、メイン制御基板3上の必要な電力の供給を行う。
サブ処理IC303は、CPU302より低スペックの処理能力を有するサブCPU3031を内部に有し、通常起動時はPCI Express x4のエンドポイントであるメイン処理IC−I/F3037を介してCPU302により制御される。また、サブ処理IC303は、省エネルギーモード時などではサブCPU3031によって処理を行うことができる。
サブ処理IC303は、下記ブロックを有する。オプションI/F3033は、PCI Express x1のルートコンプレックスである。省エネ復帰制御部3032は、省エネルギーモードからの復帰信号をCPU302との間で送受信できる。省エネモード通知信号出力端子3034は、省エネルギーモードの通知信号をSW切り替え信号生成器312に出力する。USB2.0のデバイスポートは、PC2と接続するUSB2.0−D C/N308に接続される。
サブ処理IC303は、ネットワークを介して他の機器と接続するLAN C/N307にGiga PHY IC306を介してNIC(network interface card)3035へと接続されている。また、サブ処理IC303は、不揮発性メモリー313につながれており、サブ処理IC303で処理するプログラムや設定情報などを読みだして処理を行う。
不揮発性メモリー304は、機器全体を制御するために必要なプログラムや設定情報を保持するメモリーであり、NANDメモリーなど電力供給が止まっても記憶情報を保持できるデバイスを用いる。読み書きはCPU302のみが行う。
エンジンI/F−CN305は、エンジンボード6に接続され、エンジン側から送られてくるスキャナ9のスキャン画像が転送されてくるほか、CPU302のプログラムにより処理された画像がプロッタに送られプリントされる。
Giga PHY IC306は、ネットワーク通信を行う物理層を形成する機能を持つICである。これはサブ処理IC303に含まれる機能であってもよい。物理層の信号として形成されたものをLAN C/N307を介して外部とやり取りを行う。
LAN C/N307は、機器外部に出ているC/Nであり、HUB(hub:集線装置)などにつなぎネットワークに接続する。
USB−D C/N308は、機器外部に出ているC/Nであり、PCなどUSB2.0のホストポートを持った機器に接続される。
SATA C/N309は、機器の内部で用いられるC/Nで、主にHDD(hard disk drive)やSSD(半導体ディスク)といった記憶装置を接続する。通信はSATAの規格に準ずるものとする。SATA(Serial ATA)は、コンピュータとHDDや光学ドライブなどの記憶装置を接続するIDE(ATA)規格の拡張仕様の一つである。
PCI Express x1 パケットSW IC310は、ルートコンプレックス一つに対して複数のエンドポイントが接続できるようにするためのSWである。
信号線切り替えSW311は、2つのルートコンプレックスと、1つのエンドポイントを接続し、切り替え信号の論理に応じてルートコンプレックスに接続されている信号線を物理的に切り替えることで実現している。
SW切り替え信号生成器312は、下記の信号を生成し、出力する。すなわち、オプションI/F CNに入力されるオプションからのSW切り替え可否通知信号と、サブ処理IC303から出力される省エネルギーモード通知信号とから、信号線切り替えSW311を切り替えるための信号を生成し、出力する。
不揮発性メモリー313は、サブ処理IC303が行う処理のプログラム及び設定情報が記録されているメモリーであり、NANDメモリーなど電力供給が遮断されても記憶情報を保持できるデバイスを用いる。不揮発性メモリー313は、CPU302及びサブCPU3031により読み書きが行われる。不揮発性メモリー313は、通常動作モード時にはCPU302側からサブ処理IC303が行う動作のリストや設定情報(図11参照)などを書き込み、省エネルギーモード時にはサブCPU3031が動作リストや設定情報を読み込み、処理を実施する。
また、不揮発性メモリー313は、省エネルギーモードから通常動作モードへの移行時にはサブ処理IC303が引き継ぎ用の動作リストや設定情報を書き込む。そして、不揮発性メモリー313は、通常動作モードに切り替わった際にCPU302がその情報を読み込み、引き続きの処理を行えるようにする。本実施の形態では省エネルギーモード時のオプション用動作を記述する動作リストA(図11参照)、その動作に必要な設定情報Aを(図11参照)CPU302が不揮発性メモリー313に書き込む。また、省エネルギーモード復帰時にはサブ処理IC303で設定情報B(図11参照)を不揮発性メモリー313に書き込む。
また、省エネルギーモード時の基本動作は工場出荷時などに、後述の図11に示す基本動作リストと基本動作設定情報Aとして不揮発性メモリー313に書き込まれているものとする。そして、省エネルギーモード復帰時にCPU302が処理可能なように基本設定情報Bを不揮発性メモリー313に書き込む。
揮発性メモリー314は、CPU302が処理を行う際に処理の高速化や、一時的な情報の保存などを行うために用意された一時記憶装置である。例えば、DDR(double-Data-Rate)などのSDRAM(synchronous dynamic random-access-memory)を利用する。
電力制御部315は、メイン制御基板301上で、通常動作モードと省エネルギーモードのどのモードのときに、どの電力を遮断するかをあらかじめ設定しておくか、あるいはボード上の配線で固定するか、プログラムなどでの設定ができるようにしてもよい。また、電力制御部315は、CPU302によりそれを切り替え電源供給のパターンを切り替える。本実施の形態では通常動作モード時を図2に、省エネルギーモード時を図8に示すような電力の供給状態となる。
操作部I/F316は、ユーザーインターフェイスである操作部4のキー操作部と液晶(LCD)表示部が接続される。また、キー操作部には省エネ専用のキー(不図示)があり、省エネ移行と省エネからの復帰をCPU302に指示することができる。操作部I/F316が接続される部分はCPU302の電力は保持され、常に信号を受けられる状態にある。
図3は、オプションの種類を示すブロック図である。図3に示すようにオプション機器のオプションの種類は大きく分けて、以下の(i)、(ii)の二種類がある。
(i)オプションの例1
オプション(A)7aは省エネ移行時にサブ処理IC303との通信を行うためのオプションであり、省エネ移行可否信号を生成する省エネ移行可否信号通知部703aを有する。本実施の形態ではこのオプションをオプション(A)7aに接続する。また、オプションのアプリケーションとしてはLANポートの拡張が可能なものを説明する。
このオプションの用途としては、2つの独立したネットワークとの接続を行いたい場合や、ネットワークを介さずに外部の高機能コントローラなどの別な機器との接続を行う際に用いられる。構成としてはメイン制御基板3と接続されるオプションI/F701a、Giga PHY IC704a、LAN−C/N705aを持つ。なお、オプションの種類はLANポート拡張用のオプションに限らず、外部に向けたI/Fを持つものであればよい。LAN拡張ポート以外で実施する場合においても、後述の図11に示すリストA、設定情報Aといったサブ処理IC303による処理を指示してやることにより実現可能である。
(ii)オプションの例2
オプションB(7b)は、省エネ移行時にサブ処理IC303との通信を行わないオプションであり、省エネ移行可否信号の代わりに常にLOW信号レベルを保つ。これにより、省エネルギーモード時にはサブ処理IC303への接続は行われない。オプションのアプリケーションとしては例えばCPU302の画像処理の補助機能を担うための画像処理回路704bをもち通常動作モード時のみに画像処理を行う。構成としてはオプションI/F701b、画像処理回路704bを有する。
なお、本実施の形態は、省エネ移行可否信号通知部703a、接地703bのように省エネ対応が必要なオプションに関してはHIGHを出力し、そうでないオプションではLOWを出力する構成になっている。しかし、メイン制御基板3上で省エネ移行可否信号をPull upしておき、省エネ移行可否信号通知部703aを接地し、接地703bを接続しないオープンとすることで、HIGHとLOWを反転させた信号通知が可能となる。これにより、省エネ移行可否信号通知部703aが必要でなくなる構成とすることも可能である。
図4は、実施の形態にかかる機能構成を示すブロック図である。メイン処理IC301は主制御部の機能を有する。また、サブ処理IC303は副制御部の機能を有する。メイン処理IC301とサブ処理IC303とを制御するCPU302は、モード制御部101、識別部102、切替制御部103の機能を有する。
モード制御部101は、主制御部(メイン処理IC301)により動作する通常動作モードと、主制御部(メイン処理IC301)への電力を遮断して副制御部(サブ処理IC303)に電力を供給する省エネルギーモードの制御を行う。
識別部102は、省エネルギーモード時に電力供給が必要なオプション機器を、オプション機器からの通知により識別する。識別部102は、例えば、図3の(i)で示すように、オプション(A)7aの省エネ移行可否信号通知部703aからの信号から、省エネルギーモード時に電力供給が必要なオプションの識別判断を行う。
切替制御部103は、省エネルギーモード時に、識別されたオプション機器に応じて主制御部(メイン処理IC301)から副制御部(サブ処理IC303)による制御に切り替える。すなわち、識別部102において省エネルギーモード時であっても電力供給が必要なオプション機器に対しては電力供給を遮断しない制御を行う。
また、主制御部は、CPUまたはASICであってもよい。すなわち、オプションとの接続が処理機能を持つCPUなどではなく間にASICなどを介した構成でも処理を可能にする。これにより、CPUの機能を拡張する場合にASICを用いた場合にASICとCPUと共に電力を遮断することで省エネルギー化が図られる。
また、副制御部は、主制御部の処理能力に対して低処理能力のものを用いる。すなわち、サブ処理IC303に対して、I/Fの応答や省エネルギーモード時等の動作などの限定的な動作を可能にする範囲で、サブ処理IC303のスペックは低くてもよい。
また、主制御部は、副制御部で実行可能な前記オプション機器の処理を可能とする。すなわち、サブ処理IC303が処理できるオプションの情報をメイン処理IC301によって指示可能とする。これにより、メイン処理IC301のソフトウェアのアップデートなど、接続できるオプションの拡張性がある。
また、主制御部とオプション機器とは、PCI Expressを用いたポイント・トゥー・ポイントのインターフェイスで接続される。すなわち、メイン処理IC301とオプションとが接続されるポイント・トゥー・ポイントのI/FでPCI Expressで構成される。これにより、カードエッジ接続などの接続形態として採用しやすくなる。
また、切替制御部103は、複数の差動信号の接続切り替えが可能な伝送路を有するシリアルインターフェイスにおいて、上記複数の差動信号を同時に切り替えられる手段を有する。例えば、伝送路(レーン)を複数束ねた構成のPCI Expressのシリアルインターフェイスを用いた場合、送信用の信号線一組と受信用の信号線一組についての差動信号を、+側と−側の差動信号のレベルに従って接続を切替える手段を有する。これについては図7において後述する。これにより、単線のインターフェイスのみでなく差動通信を行うシリアルインターフェイスでも切り替えができる。
また、切替制御部103は、主制御部による制御対象となる電力供給部分が分散されている場合、電力供給部分への電力供給の可否を決定する。すなわち、電力制御部315は、CPU302のプログラムにより電力供給の可否を決めることもできる。電力供給の部品を切り替えることで、CPU302と処理ICが分かれている場合にも必要なタイミングで電力供給を切り替えることができる。
また、切替制御部103は、省エネルギーモードに移行する前に、段階的に電力供給を行う部分を変更する。電力供給を行う部分を変えることで、複数の動作モード切り替えに対応することが可能になる。これにより、省エネルギーモードに移行する前に、段階的に移行するなどでより省エネルギー化が図られる。
なお、上述した各機能を、CPU302を用いてソフトウェア(プログラム)により実現する代わりに、これら各部の全部または一部をハードウェア回路により実現してもよい。すなわち、モード制御部101、識別部102、切替制御部103を、全部または一部をハードウェア回路により実現してもよい。
図5は、SW切り替え信号生成器312の構成例を示すブロック図である。図6は、図5におけるAND回路3121の論理積を示す図表である。図5において、オプション(A)7aから出力される省エネ移行可否信号と、サブ処理IC303から出力される省エネモード通知信号とをAND回路3121に入力し、その出力された信号をSW切り替え信号として出力する。この際の論理は図6のようになる。
図6では、オプション(A)7aの省エネ移行可否信号、サブ処理IC303の省エネモード通知信号、SW切り替え信号のLOWレベルとHIGHレベルの状態に応じてメイン処理IC301、サブ処理IC303の接続状態を切替えることを示している。図6において、入力された2つの信号が共にHIGHとなった場合にメイン処理IC301からサブ処理IC303へと信号を切り替え、メイン処理IC301とは非接続、サブ処理IC303とは接続の状態にする。その他の入力ではメイン処理IC301と接続し、他方、サブ処理IC303とは非接続の状態にする。
なお、この切り替えるオプションのI/Fに関しては本実施の形態ではオプション(A)7aのみを切り替えるが、オプション(B)7b,(C)7cにおいても切り替えられるようにしてもよい。この場合は排他的な制御を行いオプションのどれかをサブ処理IC303に接続する構成とする。また、本例の論理はHIGHとLOWを逆転しNANDを用いる構成でもよい。
図7は、信号線切り替えSW311の構成例を示すブロック図である。ここでは、図7に示すように、PCI Expressの信号線はx1の1つあたりで、差動の送信用線一組と、受信用線一組がある。そのため、信号線を切り替えるためには図7のように4本の線(TX+、TX−、RX+、RX−)を切り替える必要がある。信号線を切り替えるSWはMOS(metal-oxide semiconductor)スイッチなどを利用し、IC内で切り替えればよい。なお、x4など複数のレーンに関して切り替えを行う場合には、すべてのレーンに関して切り替えられるようにすればよい。これにより、単線だけでなく複数の線をもつ差動信号のインターフェイスでも容易に切り替えられる。なお、図7におけるTX+は送信信号線の差動対+、TX−は送信信号線の差動対−、RX+は受信信号線の差動対+、RX−は受信信号線の差動対−である。
図7において、SW切り替え信号がLOWの場合には、インバーター3111で信号をHIGHに反転し、信号線3112a〜3112dに入力して接続状態とする。そして、LOWの信号を信号線3113a〜3113dに入力し、非接続状態としてメイン処理IC301とオプションI/F3011を接続する。
一方、SW切り替え信号がHIGHの場合には、インバーター3111で信号をLOWに反転し、信号線3112a〜3112dに入力して非接続状態とする。そして、HIGHの信号を信号線3113a〜3113dに入力し、接続状態としてサブ処理IC303とオプションI/F3011を接続する。
図8は、図2の通常動作モードから省エネルギーモードに移行した後の電力供給状態を示すブロック図である。省エネルギーモード時には電力制御部315により、CPU302及びメイン処理IC301、パケットSW IC310、揮発性メモリー314、不揮発性メモリー304には電力の供給を行わない。
なお、図8において黒太線はPCI Express x4信号ライン、中太線はPCI Express x1信号ライン、細実線はその他の信号ラインである。
次に本システムで通常動作モード(図2参照)から省エネルギーモード(図8参照)へ移行する際の動作について説明する。本実施の形態では省エネルギーモードが1つの場合を示すが、その限りではなく、複数の省エネルギーモード、例えばエンジン制御部分のみの電源を遮断する省エネルギーモードなども考えられる。
図9は、通常動作モードから省エネルギーモードへ移行する際の制御動作(1)を示すフローチャートである。図9に示すフローチャートの例は、機器はすでに起動し、通常動作モードで動作している状態を開始とする。まず、図10に示す省エネルギーモードへの移行条件を満たしているか否かを判断する(ステップS1)。ステップS1において判断がNoであればステップS1を繰り返し処理する。一方、ステップS1において判断がYesの場合にはステップS2へ移行する。
図10は、通常動作モードから省エネルギーモードへ移行する際の条件例を示す図表である。図10に示すように、省エネ移行条件は、一定時間以上、操作部4のキー操作がない場合、操作部4の省エネボタン(不図示)が押された場合などである。また、省エネ復帰条件は、サブ処理IC303で処理できないパケットが入ってきた場合、操作部4の省エネボタンが押されたなどの場合である。なお、移行条件に関してはこの内容に限らない。この省エネ復帰条件に関しては不揮発性メモリー313に情報を保持しておくことによりサブ処理IC303による起動復帰処理が可能となる。
次に、図9のステップS2では、CPU302は、省エネルギーモード移行時にサブ処理IC303が制御する必要があるオプションが接続されているか否かを判断する。ステップS2において判断がNoであればステップS3の処理に移行し、一方、ステップS2において判断がYesであればステップS4に移行する。ステップS3では、サブ処理IC303を起動し、ステップS9へ移行する。
ステップS4では、CPU302は、サブ処理IC303で行える処理の動作リストAを作成する。動作リストAの例は図11に示す。また、動作リストAに記載される処理の種類に関しては、接続されているオプションに応じてあらかじめメイン処理IC301を制御するためのプログラムに用意されているものとする。また、動作リストAの動作に必要な設定情報Aも合わせて作成し、それを不揮発性メモリー313に書き込み、それが完了するとステップS5に移行する。
ステップS5では、CPU302は、機器の省エネルギーモードへの移行プログラムを実行し、サブCPU3031をスリープ状態から復帰させる。この際、操作部4は省エネボタン(不図示)のみの点灯となり、表示画面は消え、ステップS6へ移行する。
ステップS6では、CPU302は、メイン処理IC301とオプション(A)〜(C)7a〜7c、PCI Express x1 パケットSW IC310との接続を切断し、ステップS7へ移行する。ステップS7では、サブCPU3031が省エネ移行信号をHIGHに設定し、信号線切り替えSW311を切り替えて、ステップS8へ移行する。
ステップS8では、サブCPU3031がサブ処理IC303とオプション(A)7aとの接続を行い、ステップS9へ移行する。ステップS9では、CPU302の指示で電力制御部315により、メイン処理IC301、PCI Express x1 パケットSW−IC310、不揮発性メモリー304、揮発性メモリー314の電力供給を遮断する。なお、CPU302は内部で電力が分離されており、省エネ復帰信号を受け取る部分は電力供給がされているものとする。上記制御により、省エネルギーモードへの移行が完了する。その後、省エネ対応オプションの有無に応じて後述する次処理へ移る。
図12は、通常動作モードから省エネルギーモードへ移行する際の制御動作(2)を示すフローチャートである。この図12に示すフローチャートは、省エネルギーモードに移行時にLANポート拡張が付加されている場合について示している。すなわち、省エネルギーモード移行状態でオプション(A)7aをサブ処理IC303で処理を行う場合で、そのオプションのアプリケーションはLANポートの拡張であり、Ethernet(登録商標)のフレームワークに従うパケットの送受信を行う例である。
まず、ステップS11では、サブ処理IC303のサブCPU3031で、不揮発性メモリー313から処理を行う動作リストA(図11参照)と設定情報A(図11参照)を読み込み、実行可能な処理を判別してステップS12に移行する。
ステップS12では、省エネルギーモードから通常動作モードへの移行条件を満たしているか否かを判断する。ステップS12において判断Yesであれば、ステップS17に移行する。ステップS12において判断NoであればステップS13へ移行する。
ステップS13では、LANのネットワークで受信するパケットの監視を常時行い、パケットが送信されてきた際にはどのようなプロトコルのものが送られてきているかを判断する。代表例としてEthernet(登録商標)のフレームワークを図13に図示するが、このプロトコル記述を読み取る。ステップS13において判断Noであれば、ステップS12の処理を繰り返し、一方、ステップS13において判断YesであればステップS14に移行する。
ステップS14では、設定情報A(図11参照)で設定されているパケット・プロトコルと比較し、サブ処理IC303は、パケットでの処理が可能なものであるか否かを判断する。ステップS14において判断YesであればステップS15へ移行し、判断NoであればステップS17へ移行する。なお、ステップS14において判断Noの場合にはサブ処理IC303はパケットの受信を続け、設定情報B(図11参照)としてパケットを取得し続け、その応答をパケット送信元に返す。
ステップS15では、パケット毎に設定された処理をサブ処理IC303内のサブCPU3031により行い、処理が完了次第、ステップS16へ移行する。詳細な処理に関しては図13にて説明する。
ステップS16では、基本動作リストで定められたI/F制御の動作を実施する。ステップS17では、通常動作モードへ移行する。
図14は、省エネルギーモードから通常動作モードへ移行する際の制御動作を示すフローチャートである。この省エネルギーモード時に処理を開始する。
まず、ステップS21では、省エネルギーモードでサブ処理IC303が制御しているオプションがある否かを判断する。ステップS21において判断Noの場合にはステップS22へ移行する。一方、ステップS21において判断Yesの場合にはステップS23に移行する。
ステップS22では、サブ処理IC303から省エネ復帰信号をCPU302へ出力し、CPU302が電力制御部315に制御信号を送り、各部への電力供給を復帰し、ステップS27へ移行する。
ステップS23では、サブ処理IC303から省エネ復帰信号をCPU302へ出力し、メイン制御IC301の電力を供給して起動し、ステップS24へ移行する。なお、CPU302の起因での省エネ復帰を行った場合にはCPU302からサブ処理IC303へその旨が省エネ復帰制御部3032に伝えられた場合にはこの制御処理を行わずに、ステップS24から実施する。
ステップS24では、サブCPU3031で処理していた処理経過の情報を基本動作設定情報B、設定情報B(図11参照)としてそれぞれ不揮発性メモリー313へ書き込み、ステップS25へ移行する。ステップS25では、サブ処理IC303がオプション(A)7aとの接続を切断し、ステップS26へ移行する。
ステップS26では、サブ処理IC303からSW切り替え信号生成器312に入力する省エネ移行信号をLOW(デフォルト値)に設定し、信号線切り替えSW311を切り替え、ステップS27に移行する。
ステップS27では、CPU302により、メイン処理IC301とパケットSW IC310、オプション(A)〜(C)7a〜7cを接続し、ステップS28へ移行する。この際、操作部4の表示部分は点灯し、画面が表示される。なお、ユーザーへの機器が復帰したことを通知する方法は他でもよいし、タイミングはこの限りではなく、他のフローで実施してもよい。
ステップS28では、サブ処理IC303のサブCPU3031をスリープ状態にして、ステップS29へ移行する。ステップS29では、CPU302でサブ処理IC303が記録した設定情報B、基本設定情報B(図11参照)を読み取り、継続の必要な処理を実施し、通常動作モードへの移行が完了する。
図15は、省エネルギーモード時における基本動作を示すフローチャートである。この動作は、省エネ移行状態において開始される。
図15において、ステップS31では、サブ処理IC303のサブCPU3031で、不揮発性メモリー313から処理を行う基本動作リストと基本動作設定情報A(図11参照)を読み込み、実行可能な処理を判別してステップS32に移行する。
ステップS32では、省エネルギーモードから通常動作モードへの移行条件を満たしている否かを判断する。ステップS32において判断Yesであれば、ステップS39(前述した通常動作モードへの移行処理)に移行する。判断NoであればステップS33へ移行する。
ステップS33では、基板上に実装されたLANのネットワークで受信するパケットの監視を常時行い、パケットがきた際にはどのようなプロトコルのものが送られてきているか判断する。基本的な動作はステップS12と同様である。ステップS33において判断NoであればステップS36へ移行し、判断YesであればステップS34に移行する。
ステップS34では、基本動作設定情報A(図11参照)で設定されているパケット・プロトコルと比較し、サブ処理IC303のパケットでの処理が可能なものであるかを判断する。ステップS34において判断YesであればステップS35へ移行し、判断NoであればステップS39へ移行する。
ステップS35では、パケット毎に設定された処理をサブ処理IC303内のサブCPU3031により行い、処理が完了次第、ステップS36へ移行する。パケット処理の詳細は図13で説明する。
ステップS36では、メイン制御基板3の実装のUSBデバイスポートでPC2側からのデータ受信があるか否かを判断する。ステップS36において判断Yesの場合にはUSBはサブ処理IC303の動作リストで、起動復帰要因となっているためステップS39へ移行し省エネルギーモードからの復帰を行う。ステップS36において判断Noの場合にはステップS37へ移行する。
ステップS37では、オプション(A)7aがサブ処理IC303に接続されているか否かを判断する。ステップS37において判断Yesの場合にはステップS38へ移行する。ステップS37において判断Noの場合にはステップS32に戻り、基本動作リスト(図11参照)の項目の確認を行う。
ステップS38では、省エネ移行時オプションにLANポート拡張が付いている場合のフローチャートへ移行する。ステップS39では、通常動作モードへの移行のフローチャートを実行する。
図11は、サブ処理IC303が行う基本動作リスト、基本動作設定情報A,B、動作リストA、設定情報A,Bの具体例を示す図表である。この図11は、省エネルギーモード時にサブ処理IC303が実行することができる動作やその設定情報を記載したものである。
図11において行える動作はこの限りではない。特に対応できるプロトコルの種類は動作リストに記載することで、CPU302の処理が必要なもの(HDDアクセスや、画像処理など)以外はサブ処理IC303として実行することができる。省エネルギーモード時に必要なリストAの動作と設定情報Aの中身はオプション毎に異なる。このため、オプションの情報を不揮発メモリー304に保存しておき、実際に接続されているオプションの処理内容をCPU302により選択し、動作リストA、設定情報Aを生成する。
また、オプションの情報は外部からPC2等により不揮発性メモリー304内にあらかじめ保存しておく方式をとる。また、基本動作リスト、基本動作設定情報Aに関しては工場出荷時に不揮発性メモリー313に書き込んでおけばよい。この場合には、拡張性を持たせるために、メイン処理IC301に適用されるプログラムのアップデートで、あとからユーザーにより書き換える形式でもよい。設定情報Bと基本動作設定情報Bはサブ処理IC303により、省エネ復帰時にCPU302への引継ぎ情報としてパケットの情報を受信しておき、切り替わった際に処理を円滑に行えるようにするためのものである。
図11において、基本動作リストは、サブ処理IC303が省エネルギーモード時に行う基本動作と、オンボード上のI/Fを制御するための動作リストである。また、基本動作設定情報Aは、基本動作リストで行う動作に必要な情報を記録する。また、基本動作設定情報Bは、サブ処理IC303が処理できないパケットを受信しておき、CPU302に切り替わった際の処理を可能にするためのパケット情報である。
また、図11において、動作リストAは、オプションがサブ処理IC303に接続されている場合のオプション毎の対応動作を記述する。また、設定情報Aは、動作リストAの動作を実施する場合に必要な設定情報を記載する。また、設定情報Bは、サブ処理IC303が処理できないパケットを受信しておき、CPU302に切り替わった際の処理を可能にするためのパケット情報である。
図13は、Ethernet(登録商標)のパケットフレームを示す説明図である。このEthernet(登録商標)のパケットフレームはEthernet(登録商標)の規格に基づいて図13のように構成される。
図13において、プリアンブルは、LANに接続されているインターフェイスにEthernet(登録商標)フレームを送信することを知らせ、同期タイミングを取るために用いられるフィールドである。また、あて先アドレスは、あて先となるインターフェイスのMAC(Media Access Control)アドレスが設定されているフィールドである。また、送信元アドレスは、フレームを送信したインターフェイスのMACアドレスが設定されているフィールドである。また、プロトコルタイプは、送られてくるデータがどのプロトコルタイプのものであるかが設定されているフィールドである。また、データは、送られてくるデータが格納されているフィールドである。また、FSC(Frame Check Sequence)は、フレームのエラーを検出するためのフィールドである。
本実施の形態においてのサブ処理IC303のサブCPU3031で可能な動作の詳細について説明する。このフレームワーク中のプロトコルタイプの2バイトと後述する図17(ネットワークパケットの分類とプロトコルの対応)とを参照し、どのようなパケット処理であるかを確認する。
例えば、このプロトコルタイプの値が0x0806であれば、図17でのディスカバリーとステータス応答のパケットであることがわかる。ここで、ARP(Address Resolution Protocol)とは外部の機器から本実施の形態の装置に対して、IP(Internet Protocol)アドレスを確認するためのコマンドである。つまり、設定情報A(図11参照)にIPアドレスをあらかじめ記載しておき、動作リストA(図11参照)で、設定情報A(図11参照)のIPアドレスをパケットのデータに埋め込む。そして、あて先のアドレスと、送信元のアドレスを逆にしてパケット応答を行うことを規定しておけば、サブ処理IC303でも応答することができる。
また、本実施例の装置から定期的にネットワーク上にパケットを送信するプロトコルもある。例えば、DHCP(Dynamic Host Protocol)の場合には、割り当てられたアドレスの利用を続けるために、定期的にサーバーへアドレスの利用延長の信号を送信する必要がある。この場合にも動作リストA(図11参照)に一定周期毎に設定情報A(図11参照)に記載された情報を送るように設定しておくことにより、サブ処理IC303のサブCPU3031によっても処理を行うことができる。
しかし、HDDアクセスを行いデータ送受信する必要があるようなプロトコルを受信した場合など、動作リストA(図11参照)に規定されていないプロトコルを受信した際には、CPU302に省エネ復帰信号を出力する。
図16は、OSI基本参照モデルの各層を示す図表である。図16は一般的に知られているOSI(Open Systems Interconnection)参照モデルである。OSIモデルは、図示するように、物理層、データリンク層、ネットワーク層、トランスポート層、セッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層が含まれる。
物理層(第1層)は、物理的な接続であり、コネクタのピンの数、コネクタ形状の規定等、銅線−光ファイバ間の電気信号の変換等を行うための層である。データリンク層(第2層)は、直接的(隣接的)に接続されている通信機器間の信号の受け渡しを行うための層である。ネットワーク層(第3層)は、ネットワークにおける通信経路の選択(ルーティング)、データ中継を行うための層である。トランスポート層(第4層)は、ネットワークの端から端までの通信管理(エラー訂正、再送制御等)を行うための層である。セッション層(第5層)は、通信プログラム間の通信の開始から終了までの手順(接続が途切れた場合、接続の回復を試みる)を行うための層である。プレゼンテーション層(第6層)は、データの表現方法(例えばEBCDICコードのテキストファイルをASCIIコードのファイルへ変換する)の層である。アプリケーション層(第7層)は、具体的な通信サービス(例えばファイル・メールの転送、遠隔データベースアクセスなど)を提供、HTTPやFTP等の通信サービスを行うための層である。
図17は、ネットワークパケットの分類とプロトコルの対応を示す図表である。ネットワークパケットの分類はデータ受信、ディスカバリーとステータス応答、定期的な送信の3つに分類できる。それに対応するプロトコルは図17に示すようなものがある。一つのプロトコルに関してでも複数の分類に該当する場合もある。本実施の形態ではデータ受信はCPU302による処理が行われる。ステータス応答に関しては、あらかじめステータス情報と返答方法をCPU302から指示しておくことにより、サブ処理IC303においても実行可能である。また、定期的な送信に関しても、送信情報とあて先などを事前にCPU302から指示することによりサブ処理IC303においても実行可能となる。
したがって、上述した実施の形態によれば、複数の処理ICを持ち、省エネルギーモードなど動作モードが移行する情報機器において以下のような効果を奏する。省エネルギーモード時に出力される信号とオプション機器の状態識別信号から、接続されているオプション機器の信号線を切り替え器で物理的にメイン処理IC301からサブ処理IC303に切り替えて処理を行う。そして、情報機器の通常動作モード時と省エネルギーモード時ともに、電源を遮断できないオプション機器を接続する処理ICをメイン処理IC301からサブ処理IC303に信号線の接続を物理的にスイッチで切り替える処理をサブ処理IC303で行う。このような制御処理を行うことで、省エネルギーモードにおいてメイン処理IC301の電力を遮断することができる。
すなわち、省エネルギーモード時に利用する必要があるオプション(A)7aが繋がっている際に、物理的に接続線を切り替え、処理の一部をサブ処理IC303(サブCPU3031)によって代替の処理を実施する。これにより、CPU302、メイン処理IC301、パケットSW−IC310、CPU302に接続される不揮発性メモリー304、揮発性メモリー314の電源を遮断することが可能となり、省エネ制御を行いながらオプション機器への対応が実現できる。
ところで、本実施の形態で実行されるプログラムは、ROM(不揮発性メモリー304)に予め組み込まれて提供するものとしているが、これに限定されるものではない。本実施の形態で実行されるプログラムを、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータプログラムプロダクトとして提供してもよい。たとえば、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
また、本実施の形態で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施の形態で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
本実施の形態で実行される不揮発性メモリー304のプログラムは、上述したモード制御部101、識別部102、切替制御部103を含むモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしてはCPU302(プロセッサ)が上記記録媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が揮発性メモリー314等の主記憶装置上にロードされる。そして、上記プログラムが主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
なお、上述した実施の形態では、情報処理装置を、複合機などの画像形成装置で実現した例を説明したがこの限りではない。上述したメイン制御基板3と同等の機能を備える装置であれば、例えば、プロジェクタやテレビ会議システムといった画像処理装置へも適用可能である。
1 画像形成装置
3 メイン制御基板
4 操作部
7a〜7c オプション(A)〜(C)
101 モード制御部
102 識別部
103 切替制御部
301 メイン処理IC
302 CPU
303 サブ処理IC
304 不揮発性メモリー
311 信号線切り替えSW
312 SW切り替え信号生成器
314 揮発性メモリー
315 電力制御部
特開2005−94679号公報 特許第5111236号公報

Claims (10)

  1. 主制御部により動作する通常動作モードと、前記主制御部への電力を遮断して副制御部に電力を供給する省エネルギーモードの制御を行うモード制御部と、
    前記省エネルギーモード時に電力供給が必要なオプション機器を、前記オプション機器からの通知により識別する識別部と、
    前記省エネルギーモード時に、識別された前記オプション機器に応じて前記主制御部から前記副制御部による制御に切り替える切替制御部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記主制御部は、CPUまたはASICであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記副制御部は、前記主制御部の処理能力に対して低処理能力であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記主制御部は、前記副制御部で実行可能な前記オプション機器の処理が可能であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記主制御部と前記オプション機器とは、PCI Expressを用いたポイント・トゥー・ポイントのインターフェイスで接続されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記切替制御部は、複数の差動信号の接続切り替えが可能な伝送路を有するシリアルインターフェイスにおいて、前記複数の差動信号を同時に切り替えられる手段を有することを特徴とする請求項1または5に記載の情報処理装置。
  7. 前記切替制御部は、前記主制御部による制御対象となる電力供給部分が分散されている場合、前記電力供給部分への電力供給の可否を決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記切替制御部は、前記省エネルギーモードに移行する前に、段階的に電力供給を行う部分を変更することを特徴とする請求項1または5に記載の情報処理装置。
  9. 主制御部により動作する通常動作モードと、前記主制御部への電力を遮断して副制御部に電力を供給する省エネルギーモードの制御を行うモード制御工程と、
    前記省エネルギーモード時に電力供給が必要なオプション機器を、前記オプション機器からの通知により識別する識別工程と、
    前記省エネルギーモード時に、識別された前記オプション機器に応じて前記主制御部から前記副制御部による制御に切り替える切替制御工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. 主制御部により動作する通常動作モードと、前記主制御部への電力を遮断して副制御部に電力を供給する省エネルギーモードの制御を行うモード制御ステップと、
    前記省エネルギーモード時に電力供給が必要なオプション機器を、前記オプション機器からの通知により識別する識別ステップと、
    前記省エネルギーモード時に、識別された前記オプション機器に応じて前記主制御部から前記副制御部による制御に切り替える切替制御ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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