JP2008085778A - 情報通信システムおよび受信装置および送信装置および受信制御プログラムおよび送信制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】
複数の通信手段を切り換えて効率よくデータ通信を行うようにした情報通信システムおよび受信装置および送信装置および受信制御プログラムおよび送信制御プログラムを提供する。
【解決手段】
クライアントPC10が印刷装置20に対して、各通信インターフェースに設けられたバッファの使用状態情報の取得要求を行い、印刷装置20がバッファのバッファの使用状態情報を読み取る。読み取った情報をクライアントPC10に応答し、クライアントPC10では、取得したバッファの使用状態情報を元にバッファの使用率や空き容量を演算して印刷データを送信する通信インターフェースを決定する。
【選択図】図1
複数の通信手段を切り換えて効率よくデータ通信を行うようにした情報通信システムおよび受信装置および送信装置および受信制御プログラムおよび送信制御プログラムを提供する。
【解決手段】
クライアントPC10が印刷装置20に対して、各通信インターフェースに設けられたバッファの使用状態情報の取得要求を行い、印刷装置20がバッファのバッファの使用状態情報を読み取る。読み取った情報をクライアントPC10に応答し、クライアントPC10では、取得したバッファの使用状態情報を元にバッファの使用率や空き容量を演算して印刷データを送信する通信インターフェースを決定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報通信システムおよび受信装置および送信装置および受信制御プログラムおよび送信制御プログラムに関する。
ネットワークに接続された情報処理機器には、ネットワークを構成する各ノードとの相互通信を制御する通信コントローラ(「通信インターフェース」ともいう)が搭載され、この通信コントローラで受信したデータを処理する。
この情報処理機器が搭載する複数の通信コントローラでデータを受信することが可能である場合、情報処理機器と接続されたノードが通信コントローラを選択し、選択した通信コントローラから情報処理機器にデータを送信する。この際、選択した通信コントローラに障害が発生し、データ通信が行えない状態となると、別の通信コントローラに切り換えてデータ通信を行うようにした従来技術が特許文献1に開示されている。
この特許文献1に示す従来技術では、信頼性の向上のためにバックアップ回線を接続するために複数の通信コントローラを搭載している。
また、特許文献2では、印刷装置に搭載する複数の通信コントローラでそれぞれ印刷ジョブを受信し、各印刷ジョブの優先順位を判断する。そして、最も優先順位の高い印刷ジョブを受信した通信コントローラからの印刷ジョブを優先的に処理する技術である。
特開平05−221095
特開2002−225398
本発明は、複数の通信手段を切り換えて効率よくデータ通信を行うようにした情報通信システムおよび受信装置および送信装置および受信制御プログラムおよび送信制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、通信手段を介して電子情報を送信する送信装置と、複数の通信手段を有し、前記送信装置から送られてきた電子情報を受信する受信装置とを具備し、前記受信装置は、前記複数の通信手段の利用状況情報をそれぞれ検出する検出手段を具備し、前記送信装置は、前記検出手段で検出した前記複数の通信手段の利用状況情報を前記受信装置から取得する取得手段と、前記取得手段によって取得した前記利用状況情報に基づき前記電子情報の送信に用いる前記通信手段を選択する選択手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記利用状況情報は、前記通信手段の有する記憶領域の使用率であり、前記選択手段は、前記使用率が最も小さい前記通信手段を選択することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記利用状況情報は、前記通信手段の記憶領域に記憶した電子情報の処理完了時間であり、前記選択手段は、前記処理完了時間が最も早い通信手段を選択することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記利用状況情報は、前記通信手段の記憶領域の残記憶容量であり、前記選択手段は、前記残記憶容量と前記電子情報の情報量とを比較し、前記残記憶容量が前記電子情報の情報量より大きい場合は、前記残記憶容量が最も小さい通信手段を選択することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記残記憶容量が前記電子情報の情報量より小さい場合は、前記電子情報を分割して前記受信装置に送信することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、複数の通信手段と、前記複数の通信手段の利用状況をそれぞれ検出する検出手段と、前記検出手段で検出した複数の通信手段の利用状況情報を送信装置に通知する通知手段と、前記通知手段で通知した前記利用状況情報に基づき前記送信装置で選択した通信手段を介して前記送信装置から電子情報を受信する受信手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、受信装置で検出した複数の通信手段の利用状況情報を前記受信装置から取得する取得手段と、前記取得手段によって取得した前記利用状況情報に基づき前記電子情報の送信に用いる通信手段を選択する選択手段と、前記選択手段で選択した通信手段を介して電子情報を前記受信装置に送信する送信手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、コンピュータを、複数の通信手段の利用状況をそれぞれ検出する検出手段と、前記検出手段で検出した複数の通信手段の利用状況情報を通知する通知手段と、前記通知手段で通知した前記利用状況情報に基づき、選択した通信手段を介して電子情報を受信する受信手段として機能させることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、コンピュータを、複数の通信手段の利用状況情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得した前記利用状況情報に基づき前記電子情報の送信に用いる通信手段を選択する選択手段と前記選択手段で選択した通信手段を介して電子情報を送信する送信手段として機能させることを特徴とする。
本発明の請求項1から5によれば、本構成を有しない場合に比較して、電子情報の通信効率を向上させることができるという効果を奏する。
また、請求項6によれば、選択された適当な通信手段から電子情報を受信でき、電子情報の通信効率を向上させることができるという効果を奏する。
また、請求項7によれば、適当な通信手段から電子情報を送信でき、電子情報の通信効率を向上させることができるという効果を奏する。
また、請求項8によれば、選択された適当な通信手段から電子情報を受信でき、コンピュータを用いて電子情報の通信効率を向上させることができるという効果を奏する。
また、請求項9によれば、選択された適当な通信手段から電子情報を送信でき、コンピュータを用いて電子情報の通信効率を向上させることができるという効果を奏する。
以下、本発明に係わる情報通信システムおよび受信装置および送信装置および受信制御プログラムおよび送信制御プログラムの一実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる情報通信システムおよび受信装置および送信装置および受信制御プログラムおよび送信制御プログラムを適用して構成した情報通信システムのシステム構成図の一例である。
図1には、電子情報を含む処理要求を送信する送信装置であるクライアントPC10、送信装置のクライアントPC10から処理要求を受信する受信装置である印刷装置20、無線アクセスポイント30(以下、「無線AP」という)を具備したネットワークによって構成される情報通信システムが示されている。
この印刷装置20には、ネットワーク上のノードから送信された通信データを受信する複数の通信装置(以下、「通信インターフェース」という)が設けられ、使用状況に応じて、受信する通信インターフェースを切り換えることで効率的な通信を可能とする。
図1に示す印刷装置20は、LANケーブルなどの通信回線によるデータ通信を実現する有線通信インターフェース21、無線によるデータ通信を実現する無線通信インターフェース22の2つの通信インターフェースを示しており、無線通信インターフェース22は無線AP30からの無線通信を中継するインターフェースである。
この印刷装置20では、有線通信インターフェース21、無線通信インターフェース22を有する単独の印刷装置としてクライアントPC10に示す。
クライアントPC10は、複数の通信インターフェースを有する印刷装置20に印刷要求を行う端末であって、印刷装置20および無線AP30とデータ通信を行う有線通信インターフェース11が設けられている。さらに、このクライアントPC10には、印刷装置20に対応するプリンタドライバがインストールされており、プリンタドライバを用いて作成した印刷データをその有線通信インフェース11を介して印刷装置20に送信する。
また、無線AP30は、通信回線を介してネットワーク上のノードと接続し、通信回線から受信した通信データを無線通信として中継するブリッジ機能を有する装置であって、無線通信インターフェース22を有する印刷装置20と無線通信を行う。すなわち、通信回線を介して接続されたクライアントPC10からの印刷データを無線通信として印刷装置20に中継することができる。
これによって、印刷装置20では、通信回線を介した有線通信インターフェース21、無線通信インターフェース22の2つの通信インターフェースを介して受信した印刷データの印刷処理が可能となる。
この有線通信インターフェース21、無線通信インターフェース22は、図2に示すような装置構成であって、コネクタ201、PHY(PHYsical)チップ202、MAC(Media Access Control)チップ203、RAM204(Random Access Memory)を具備して構成する。図2に示す通信インターフェースは、通信ボードによって実現する例を示しており、PCIコネクタをメインボード(マザーボード)へ接続することで受信した印刷データの印刷処理を可能にする。
LANケーブルなどの通信回線が接続されたコネクタ201を通して受信した電気信号をRAM204を作業領域としてPHYチップ201によって、「0」と「1」のディジタル信号へと符号化する。このPHYチップ201は、OSI基本参照モデルの第1層である物理層における処理を行うLSI(Large Scale Integration)であって、PHYチップ201によって符号化したディジタル信号をMACチップ203へと伝送する。
MACチップ203は、OSI基本参照モデルの第2層であるデータリンク層における処理を行うLSIであって、同じくRAM204を作業領域として、受信したディジタル信号を復号化する処理などを行う。
RAM204は、通信インターフェースごとに設けられており、PHYチップ201、MACチップ203で処理を行う情報記憶領域であって、印刷装置20の有線通信インターフェース21、無線通信インターフェース22のRAM204には、印刷データを記憶する印刷データ用バッファ(以下、単に「バッファ」という)が設けられている。
このバッファの空き容量および使用率に応じて、クライアントPC20が印刷要求する最適な通信インターフェースを決定する。
そして、送信先の通信インターフェースが決定し、その送信先が有線通信インターフェースである場合、宛て先に印刷装置20を指定して、印刷装置20に印刷データを送信する。それに対して、決定した送信先が無線通信インターフェースである場合、宛て先に印刷装置20を指定して、無線AP30に印刷データを送信する。
無線AP30では、宛て先に印刷装置20が指定された印刷データを受信すると、ブリッジ機能を用いて無線通信によって印刷装置20へと印刷データを中継する。
次に、印刷要求元であるクライアントPC10の詳細な構成を図3を用いて説明し、受信した印刷要求を印刷処理する印刷装置20の構成を図4を用いて説明する。
図3に示すクライアントPC10は、有線通信インターフェース11、記憶部12、情報格納部13、制御部14、インターフェース決定処理部15、U/I16が内部バス17によって接続された構成であって、印刷データを送信する印刷装置20の最適な通信インターフェースを決定し、その通信インターフェースから印刷データを送信する。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disc Drive)などによって構成され、クライアントPC10で処理する処理プログラムのほか、インストールされたプリンタドライバやアプリケーションを記憶する。
情報格納部13は、書換可能なRAM(Random Access Memory)などによって構成され、有線通信インターフェース11を介して印刷装置20から取得した各通信インターフェースのバッファの使用状態を示す情報(「バッファ使用状態情報」)を格納するほか、作成した印刷データを一時的に格納する。
制御部14は、クライアントPC10における主制御であって、記憶部12にインストールされたプリンタドライバを用いて作成した印刷データの印刷要求を制御する。作成した印刷データを情報格納部13へと格納し、インターフェース決定処理部15に送信先の通信インターフェースの決定依頼を行う。
また、制御部14では、作成した印刷データの印刷要求が指示されると、印刷装置20に、バッファ使用状態情報の取得要求を行う。このバッファ使用状態情報の取得要求のほか、各通信インターフェースのバッファに記憶された印刷データの処理完了時間の取得要求をも行う。
このバッファ使用状態情報とは、例えば、バッファの空き容量の大きさやバッファ全体に対する印刷データが格納された使用率などを示す。
そして、このバッファ使用状態情報が情報格納部13へと格納された状態で制御部14から決定依頼が行われると、インターフェース決定処理部15では、情報格納部13に格納されたバッファ使用状態情報を用いて、印刷データを送信する印刷装置20の通信インターフェースを決定する処理を行う。
このインターフェース決定処理部15で行われる送信先の通信インターフェースを決定する処理の流れを図6、図8、図10に示す。
このインターフェース決定処理部15で送信先の通信インターフェースが決定すると、制御部14は、情報格納部13に格納した印刷データを決定した通信インターフェースを宛て先として印刷要求する。
続いて、図4に示す印刷装置20は、有線通信インターフェース21、無線通信インターフェース22、画像処理部23、制御部24、U/I25、記憶部26、プリントエンジン27が内部バス28によって接続された構成であって、取得要求に応じてバッファ使用状態情報を送信するとともに、有線通信インターフェース21および無線通信インターフェース22から受信した印刷データの印刷処理を行う。
有線通信インターフェース21、無線通信インターフェース22は、図2に示すような構成であり、クライアントPC10からバッファ使用状態情報の取得要求若しくはバッファに記憶された印刷データの処理完了時間の取得要求を受信すると、有線通信インターフェース21、無線通信インターフェース22それぞれが取得要求に対して応答する。
印刷データの処理完了時間の取得要求の場合、有線通信インターフェース21、無線通信インターフェース22から制御部24へ処理完了時間の算出要求を行う。
この有線通信インターフェース21、無線通信インターフェース22のバッファは、各通信インターフェースに1つのバッファが設けられた構成のほか、動作するプロトコルごとにバッファを設けるような構成であってもよい。
例えば、プロトコルとしてLPR(Line PRinter daemon protocol)、IPP(Internet Printing Protocol)、SMB(Server Message Block)が印刷出力時に使用可能である場合、LPRを用いて受信した印刷データはLPR用のバッファに格納され、IPPを用いて受信した印刷データはIPP用のバッファに格納され、また、同様にSMBを用いて受信した印刷データはSMB用のバッファに格納される。
画像処理部23は、記憶部26に記憶した印刷データをプリントエンジンで印刷処理するために、色変換処理やデータ変換などの画像処理を行う。
制御部24は、主制御であって、印刷データを受信すると、一時的に印刷データを記憶部26へと記憶し、画像処理部23にその印刷データの画像処理要求を行う。また、制御部24では、有線通信インターフェース21、無線通信インターフェース22から受信した印刷データの処理完了時間をそれぞれ算出し、各通信インターフェースを介して要求元のクライアントPC10へと応答する。
処理完了時間は、印刷データの処理に要する時間である。この印刷データの処理に要する時間は、図11に示すような印刷データのデータサイズに対する平均的な印刷処理時間の対応関係図から計算することができる。
なお、時計機能を有する場合には、現在時刻に印刷データの処理に要する時間を加えた処理完了時刻としても良い。
図11に示す図では、横軸に印刷データサイズが設けられ、縦軸に平均印刷処理時間が設けられた対応関係図が描画されており、バッファに格納された印刷データのサイズごとの平均的な印刷処理に要する処理時間が示されている。
U/I25は、表示ディスプレイやキーボード、ポインティングデバイスなどのユーザインターフェースであって、印刷状態や印刷設定を示したり、印刷出力時における指示を行ったりする。
記憶部26は、ROMやRAMによって構成され、印刷出力する印刷プログラムを記憶するほか、印刷処理における作業領域となる。プリントエンジン27は、印刷出力を行うデバイスである。
この印刷装置20では、2つの通信インターフェースから受信した印刷データの印刷処理を行う。
なお、上記図1の構成図では、有線通信インターフェース、無線通信インターフェースの2つの通信インターフェースが設けられた印刷装置20に、クライアントPC10から印刷要求する場合の例が示されているが、この構成に限定されることなく、図10に示すような構成であってもよい。
図10には、有線通信インターフェース、無線通信インターフェースの2つの通信インターフェースが設けられた印刷装置20およびデータ管理装置60が、スキャナ50とデータ通信を行う場合の例が示されている。
スキャナ50は、図13に示すように、有線通信インターフェース51、読取部52、画像生成部53、制御部54、記憶部55を具備して構成し、有線通信インターフェース51が通信回線を介して印刷装置20およびデータ管理装置60と接続されている。
CCDなどによって構成される読取部52が原稿を読み取り、制御部54からの制御データに基づき、画像生成部53がビットマップイメージの画像データを生成する。制御部54では、生成した画像データをRAMなどによって構成される記憶部55に記憶し、印刷装置20およびデータ管理装置60に対して通信インターフェースに設けられたバッファの使用状態情報の取得要求を行う。このとき、印刷装置20、データ管理装置60の無線通信インターフェース(22、62)へは、無線AP30を介して行われる。
そして、スキャナ50では、取得したバッファの使用状態情報に基づいて、図1に示すクライアントPC同様、送信先の通信インターフェースを決定する。印刷装置20は、受信した印刷データを印刷処理する装置であって、スキャナ50との通信によって複写機能を提供する。
また、データ管理装置60は、受信した画像データを保存する装置であって、スキャナ50で読み取った画像データのファイリング機能を提供する。
このように、スキャナが能動的に印刷装置20やデータ管理装置50に対してデータを送信する場合であっても最適な通信インターフェースを介したデータ通信が可能となる。
次に、通信インターフェースに設けられたバッファの構成および状態に基づく処理内容を示す。
図5、図7、図9は、印刷装置20の各通信インターフェースに設けられたRAM内の印刷データ用バッファの構成および状態を示す図である。そして、この図5、図7、図9に示したバッファの構成および状態における処理の流れを図6、図8、図10に示す。
図6に示すシーケンスは、図5に示す印刷データ用バッファの構成および状態における処理遷移を示しており、図5は、通信インターフェースごとに印刷データ用バッファが設けられた構成を示す図である。
クライアントPCのユーザインターフェースを用いて印刷要求操作を行う(601)と、クライアントPCから印刷装置の各通信インターフェースに対してバッファ使用状態情報取得要求を行う(602、603)。
そして、印刷装置の各通信インターフェースが、バッファ使用状態情報取得要求を受信し(604)、RAM上の印刷データ用バッファの使用状態を読み取る(605)。読み取った使用状態情報を要求元であるクライアントPCに応答する(606、607)。
クライアントPCが印刷装置の各通信インターフェースからバッファの使用状態情報を受信すると(608)、続いて、その使用状態情報から各通信インターフェースのバッファの空き容量を演算する(609)。空き容量は印刷データが記憶されておらず、新たに印刷データを記憶することが可能な容量を示す。
そして、空き容量の演算処理によって最も大きい通信インターフェースを印刷データの送信先の通信インターフェースとして決定する(610)。図5に示す例では、無線通信インターフェースの印刷データ用バッファよりも有線通信インターフェースの印刷データ用バッファの方が空き容量が大きいと判断できるため、クライアントPCは有線通信インターフェースを印刷データの送信先の通信インターフェースに決定する。
決定した送信先の通信インターフェースを宛て先として印刷データを作成し(611)、有線通信インターフェースに印刷データを送信する(612)。印刷装置では、クライアントPCから受信した通信インターフェースの印刷データ用バッファにその印刷データを記憶する(613)。
続いて、図8に示すシーケンスは、図7に示す印刷データ用バッファの構成および状態における処理遷移を示しており、図7は、通信プロトコルごとにバッファが設けられた構成を示した図である。図7には、LPR、IPP、SMBの通信プロトコルによる通信が可能な印刷装置の例を示しており、図8に示すシーケンス図では、通信プロトコルとしてLPRを用いた場合の処理遷移を示している。
通信プロトコルとしてLPRを用いた通信がクライアントPCと印刷装置との間で可能であって、クライアントPCから印刷要求操作を行う(801)と、クライアントPCから印刷装置の各通信インターフェースに対してバッファ使用状態情報取得要求を行う(802、803)。
そして、印刷装置の各通信インターフェースが、バッファ使用状態情報取得要求を受信する(804)と、通信プロトコルごとに設けられたバッファからLPR用のバッファを特定する(805)。
続いて、特定したLPR用バッファのバッファ状態を読み取り(806)、LPR用バッファの使用状態情報を要求元であるクライアントPCに応答する(807、808)。
クライアントPCが印刷装置の各通信インターフェースからLPR用バッファの使用状態情報を受信すると(809)、続いて、その使用状態情報から各LPR用バッファの使用率を演算する(810)。その使用率は、LPR用バッファの総記憶容量に対する印刷データの記憶された記憶容量の割合である。
演算したLPR用バッファの使用率の最も低いLPR用バッファを持つ通信インターフェースを送信先の通信インターフェースと決定する(811)。図7に示す例では、使用率の演算結果により、無線通信インターフェースのLPR用バッファよりも有線通信インターフェースのLPR用バッファの方が使用率が低いと判断できるため、クライアントPCは有線通信インターフェースを印刷データの送信先の通信インターフェースに決定する。
決定した送信先の通信インターフェースを宛て先として印刷データを作成(812)し、印刷データを送信する(813)。印刷装置では、宛て先に指定された通信インターフェースでその印刷データを受信し、通信プロトコルによって指定されたLPR用バッファに記憶する(814)。
そして、図10に示すシーケンスは、図9に示す印刷データ用バッファの構成および状態における処理遷移を示しており、図9は、通信インターフェースごとにバッファが設けられた構成を示した図である。図9に示す有線通信インターフェースには印刷データAと印刷データBの2つの印刷データが格納された状態を示し、無線通信インターフェースには印刷データCが格納された状態を示している。
クライアントPCから印刷要求操作を行う(1001)と、印刷装置の各通信インターフェースに対して、バッファに記憶された印刷データの印刷処理が完了する処理完了時間の取得要求を行う(1002、1003)。
そして、印刷装置の各通信インターフェースが、処理完了時間の取得要求を受信する(1004)と、バッファの使用状態情報を読み取る(1005)。読み取り後、各通信インターフェースから印刷処理を行う制御部に対して処理完了時間算出要求を行う(1006、1007)。
処理完了時間の算出要求を受信した制御部では、読み取ったバッファの使用状態情報を元に、各通信インターフェースのバッファに格納された印刷データの印刷処理が完了する時間の算出処理をそれぞれ行う(1008)。算出した処理完了時間を通信インターフェースに応答し(1009、1010)、各通信インターフェースは、クライアントPCに対して処理完了時間の取得応答を行う(1011、1012)。
クライアントPCは、印刷装置から処理完了時間を受信する(1013)と、受信した各通信インターフェースの処理完了時間を比較して(1014)、最も処理完了時間の早い通信インターフェースを送信先の通信インターフェースと決定する(1015)。
図9に示す例では、比較した結果、無線通信インターフェースに格納された印刷データの処理完了時間よりも有線通信インターフェースに格納された印刷データAと印刷データBの処理完了時間の方が早いと判断できるので、印刷データの送信先の通信インターフェースを有線通信インターフェースと決定する。
そして、決定した有線通信インターフェースに印刷データを送信し(1017)、印刷データを受信した印刷装置の有線通信インターフェースでは、バッファにその印刷データを記憶する(1018)。
上記で説明した図5から図10に示す以外にも、クライアントPCでは演算した印刷データ用バッファの使用率および空き容量を元に、印刷要求する印刷データのデータサイズと比較する。比較した結果、印刷データが全ての通信インターフェースの印刷データ用バッファの空き容量よりも大きい場合若しくは印刷データが全ての通信インターフェースの印刷データ用バッファの空き容量よりも小さい場合のいずれかの場合には、空き容量の最も小さいバッファを持つ通信インターフェースを送信先の通信インターフェースとする。
全ての印刷データ用バッファの空き容量が印刷要求を行う印刷データより小さい場合、印刷データを分割して最も空き容量の小さいバッファを持つ通信インターフェースに送信する。
これは、他の印刷データを考慮し、印刷要求を行う印刷データのデータサイズよりもより大きなデータサイズを持つ印刷データの処理を効率的に行うことを可能とする。
なお、上記フローチャートに示す処理は、コンピュータにより実行可能な情報通信プログラム、送信制御プログラム、受信制御プログラムによっても実現できる。
本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
なお、本発明は、通信機能を備えた情報通信システムで上述の動作を実行させ、あるいは上述の手段を構成させるためのプログラムを格納した記録媒体(CD−ROM、DVD−ROM等)から該プログラムをコンピュータにインストールし、これを実行させることにより、上述の処理を実行する情報管理システムを構成することも可能である。情報通信システムを構成するコンピュータは、システムバスを介してCPU(Central Processor Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクが接続されている。CPUは、ROMまたはハードディスクに記憶されているプログラムに従い、RAMを作業領域にして処理を行う。
また、プログラムを供給するための媒体は、通信媒体(通信回線、通信システムのように一時的または流動的にプログラムを保持する媒体)でもよい。例えば、通信ネットワークの電子掲示板(BBS:Bulletin Board Service)に該プログラムを掲示し、これを通信回線を介して配信するようにしてもよい。
本発明は、複数の通信手段を有する情報処理装置を含む情報通信システムに適用可能である。
10 クライアントPC
11 有線通信インターフェース
12 記憶部
13 情報格納部
14 制御部
15 インターフェース決定処理部
16 U/I
17 内部バス
20 印刷装置
21 有線通信インターフェース
22 無線通信インターフェース
23 画像処理部
24 制御部
25 U/I
26 記憶部
27 プリントエンジン
11 有線通信インターフェース
12 記憶部
13 情報格納部
14 制御部
15 インターフェース決定処理部
16 U/I
17 内部バス
20 印刷装置
21 有線通信インターフェース
22 無線通信インターフェース
23 画像処理部
24 制御部
25 U/I
26 記憶部
27 プリントエンジン
Claims (9)
- 通信手段を介して電子情報を送信する送信装置と、
複数の通信手段を有し、前記送信装置から送られてきた電子情報を受信する受信装置と
を具備し、
前記受信装置は、
前記複数の通信手段の利用状況情報をそれぞれ検出する検出手段
を具備し、
前記送信装置は、
前記検出手段で検出した前記複数の通信手段の利用状況情報を前記受信装置から取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得した前記利用状況情報に基づき前記電子情報の送信に用いる前記通信手段を選択する選択手段と
を具備する情報通信システム。 - 前記利用状況情報は、
前記通信手段の有する記憶領域の使用率であり、
前記選択手段は、
前記使用率が最も小さい前記通信手段を選択する請求項1記載の情報通信システム。 - 前記利用状況情報は、
前記通信手段の記憶領域に記憶した電子情報の処理完了時間であり、
前記選択手段は、
前記処理完了時間が最も早い通信手段を選択する請求項1記載の情報通信システム。 - 前記利用状況情報は、
前記通信手段の記憶領域の残記憶容量であり、
前記選択手段は、
前記残記憶容量と前記電子情報の情報量とを比較し、前記残記憶容量が前記電子情報の情報量より大きい場合は、前記残記憶容量が最も小さい通信手段を選択する請求項1記載の情報通信システム。 - 前記残記憶容量が前記電子情報の情報量より小さい場合は、前記電子情報を分割して前記受信装置に送信する請求項4に記載の情報通信システム。
- 複数の通信手段と、
前記複数の通信手段の利用状況をそれぞれ検出する検出手段と、
前記検出手段で検出した複数の通信手段の利用状況情報を送信装置に通知する通知手段と、
前記通知手段で通知した前記利用状況情報に基づき前記送信装置で選択した通信手段を介して前記送信装置から電子情報を受信する受信手段と
を具備する受信装置。 - 受信装置で検出した複数の通信手段の利用状況情報を前記受信装置から取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得した前記利用状況情報に基づき前記電子情報の送信に用いる通信手段を選択する選択手段と、
前記選択手段で選択した通信手段を介して電子情報を前記受信装置に送信する送信手段と
を具備する送信装置。 - コンピュータを、
複数の通信手段の利用状況をそれぞれ検出する検出手段と、
前記検出手段で検出した複数の通信手段の利用状況情報を通知する通知手段と、
前記通知手段で通知した前記利用状況情報に基づき、選択した通信手段を介して電子情報を受信する受信手段
として機能させる受信制御プログラム。 - コンピュータを、
複数の通信手段の利用状況情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得した前記利用状況情報に基づき前記電子情報の送信に用いる通信手段を選択する選択手段と
前記選択手段で選択した通信手段を介して電子情報を送信する送信手段
として機能させる送信制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006264725A JP2008085778A (ja) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | 情報通信システムおよび受信装置および送信装置および受信制御プログラムおよび送信制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006264725A JP2008085778A (ja) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | 情報通信システムおよび受信装置および送信装置および受信制御プログラムおよび送信制御プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008085778A true JP2008085778A (ja) | 2008-04-10 |
Family
ID=39356152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006264725A Pending JP2008085778A (ja) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | 情報通信システムおよび受信装置および送信装置および受信制御プログラムおよび送信制御プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008085778A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011105165A1 (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-01 | ブラザー工業株式会社 | プリンタドライバ、アプリケーションプログラム及びイメージデータ転送装置 |
JP2014168213A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Brother Ind Ltd | 端末装置及び機能実行装置 |
-
2006
- 2006-09-28 JP JP2006264725A patent/JP2008085778A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011105165A1 (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-01 | ブラザー工業株式会社 | プリンタドライバ、アプリケーションプログラム及びイメージデータ転送装置 |
JP2014168213A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Brother Ind Ltd | 端末装置及び機能実行装置 |
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