JP6060121B2 - プーリ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プーリ装置に関するものである。
スクータ型の自動二輪車などでは、ベルト式の無段変速機が採用されている(例えば、特許文献1)。この無段変速機は、駆動プーリ装置と、従動プーリ装置と、ベルトとを備えている。ベルトは、駆動プーリ装置と従動プーリ装置との間に架けられている。
駆動プーリ装置は、エンジンのクランク軸に固定されている。駆動プーリ装置は、可動シーブと固定シーブとを有している。可動シーブが、固定シーブに接近する方向に移動すると、ベルトは外周側へと移動する。また、可動シーブが固定シーブから離れる方向に移動すると、ベルトは内周側へ移動する。
従動プーリ装置は、固定シーブと可動シーブとを有している。可動シーブは、固定シーブに対して接近及び離間するように移動可能に配置されている。可動シーブは、コイルバネによって固定シーブに近付く方向に付勢されている。また、可動シーブは、ベルトからの押圧力によって、コイルバネの付勢力に抗して離間する方向に移動する。
特開2008−256122号公報
従動プーリ装置の可動シーブの内周端部は、コイルバネによって固定シーブに近付く方向に押圧されている。一方で、可動シーブは、内周端部よりも径方向の外側において、ベルトによって固定シーブから離れる方向に押圧されている。このため、可動シーブの外周端部が固定シーブから離れる方向に、可動シーブが撓むおそれがある。
本発明の課題は、可動シーブの撓みを防止することにある。
本発明のある側面に係るプーリ装置は、固定シーブと、可動シーブと、弾性部材とを備えている。固定シーブは、回転軸周りに回転するように配置されている。可動シーブは、回転軸周りに回転するように配置されている。また、可動シーブは、回転軸に沿って移動するように配置されている。弾性部材は、回転軸と同軸上に配置された中心軸を有する。弾性部材は、可動シーブを固定シーブに向かって付勢する。弾性部材は、第1端部と、第2端部と、を有する。第2端部は、第1端部よりも径が大きい。第2端部は、可動シーブと当接する。
この構成によれば、弾性部材は、第1端部よりも径が大きい第2端部によって、可動シーブを固定シーブへ付勢している。このため、弾性部材は、従来のプーリ装置で使用されていたコイルバネよりも、径方向の外側において可動シーブと当接することができる。この結果、可動シーブに作用する曲げモーメントが小さくなり、可動シーブの撓みを防止することができる。なお、弾性部材の中心軸は、回転軸と完全に一致していなくてもよい。
好ましくは、弾性部材は、切頭円錐状である。
好ましくは、弾性部材は、皿バネである。固定シーブと可動シーブとによってベルトを確実に挟持するために必要な荷重は、ベルトが内周側位置にあるときよりも、外周側位置にあるときの方が高い。そして、皿バネの荷重特性を適切に設定することによって、ベルトが内周側位置にあるときよりも外周側位置にあるときの方が、皿バネは、より高い荷重によって可動シーブをベルトに向かって押圧することができる。
好ましくは、固定シーブと可動シーブとは、径方向における外周側位置と内周側位置との間でベルトを挟持するように構成されている。そして、皿バネの第2端部は、径方向において外周側位置と内周側位置との間において、可動シーブと当接する。この構成によれば、より確実に、可動シーブの撓みを防止することができる。
弾性部材は、複数の皿バネによって構成されていてもよい。
好ましくは、プーリ装置は、プレートと、筒状部材とをさらに備える。筒状部材は、プレートから軸方向に沿って延びる。弾性部材の第1端部は、筒状部材の先端部に当接する。
筒状部材は、コイルバネとすることができる。この構成によれば、コイルバネも軸方向に縮むために、皿バネのたわみ量を小さくすることができる。
本発明によれば、可動シーブの撓みを防止することができる。
プーリ装置の側面断面図。 プーリ装置の側面断面図。 可動シーブ用ボスの側面断面図。 可動シーブ用ボスの側面図。 変形例2に係るプーリ装置の側面断面図。 変形例3に係るプーリ装置の側面断面図。
以下、本発明に係るプーリ装置の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態に係るプーリ装置100は、従動側のプーリ装置100である。この従動側のプーリ装置100には、駆動側のプーリ装置(図示省略)からベルト101を介してトルクが伝達される。ベルト101は、トルクを伝達するための部材である。
図1は、プーリ装置100の側面断面図である。なお、以下の説明において、回転軸Oとは、プーリ装置100の回転軸を意味する。径方向とは、回転軸Oを中心とした円の径方向を意味する。径方向の外側とは、径方向において回転軸Oから離れる側を意味し、径方向の内側とは、径方向において回転軸Oに近付く側を意味する。軸方向とは、回転軸Oに沿った方向を意味する。軸方向の第1側とは図1の左側を意味し、軸方向の第2側とは、図2の右側を意味する。周方向とは、回転軸Oを中心とした円の周方向を意味する。
図1に示すように、プーリ装置100は、固定シーブ1と、可動シーブ2と、皿バネ3とを備えている。また、プーリ装置100は、固定シーブ用ボス4と、可動シーブ用ボス5と、遠心クラッチ6と、カム機構8と、をさらに備えている。なお、皿バネ3は、本発明の弾性部材に相当する。
固定シーブ1は、回転軸Oを中心に回転するように配置されている。固定シーブ1の中心軸は、回転軸Oと実質的に同軸上に配置されている。固定シーブ1は、軸方向において、可動シーブ2の第2側に配置されている。固定シーブ1は、軸方向に移動しないように固定されている。
固定シーブ1は、円板状であって、中央に貫通孔1aを有している。固定シーブ1の対向面1bは、径方向の外側にいくにしたがって、可動シーブ2から離れるように傾斜している。すなわち、対向面1bは、径方向の外側に向かって、軸方向の第2側に傾斜している。なお、固定シーブ1の対向面1bは、可動シーブ2に対向する面である。すなわち、固定シーブ1の対向面1bは、軸方向の第1側を向いている。
固定シーブ用ボス4は、筒状であって、軸方向に延びている。固定シーブ用ボス4の中心軸は、回転軸Oと実質的に同軸上に配置されている。固定シーブ用ボス4は、第3端部4aと、第4端部4bと、複数の孔部4cとを有している。
第3端部4aは、軸方向の第1側の端部である。この第3端部4aに、遠心クラッチ6が取り付けられている。第3端部4aは、互いに平行に延びる取り付け面を外周面に有している。第3端部4aは他の部分よりも外径が小さいため、肩部4dが形成されている。
固定シーブ用ボス4の第4端部4bは、軸方向の第2側の端部である。第4端部4bに固定シーブ1が固定されている。詳細には、第4端部4bは、固定シーブ1の貫通孔1aに挿入されて固定されている。このため、固定シーブ用ボス4は、固定シーブ1と一体的に回転する。なお、第4端部4bの外径は、他の部分の外径よりも大きい。
出力軸(図示省略)は、固定シーブ用ボス4の内部を、軸方向に延びている。出力軸は、例えば後輪にトルクを伝えるための軸である。出力軸と固定シーブ用ボス4とは相対回転する。なお、出力軸と固定シーブ用ボス4との間に、ベアリング11が配置されている。
可動シーブ2は、回転軸Oを中心に回転するように配置されている。可動シーブ2の中心軸は、回転軸Oと実質的に同軸上に配置されている。可動シーブ2は、回転軸Oに沿って移動するように配置されている。すなわち、可動シーブ2は、軸方向に移動するように配置されている。可動シーブ2は、軸方向において、固定シーブ1の第1側に配置されている。
可動シーブ2は、円板状であって、中央に貫通孔2aを有している。可動シーブ2の対向面2bは、径方向の外側にいくにしたがって、固定シーブ1から離れるように傾斜している。すなわち、対向面2bは、径方向の外側に向かって、軸方向の第1側に傾斜している。
可動シーブ2の対向面2bは、固定シーブ1に対向する面である。すなわち、可動シーブ2の対向面2bは、軸方向の第2側を向いている。固定シーブ1の対向面1bと、可動シーブ2の対向面2bとは、間隔をあけて対向している。すなわち、固定シーブ1の対向面1bと、可動シーブ2の対向面2bとによって、V溝が形成されている。可動シーブ2が軸方向に移動することによって、V溝の溝幅が変わる。このV溝内において、ベルト101が配置されている。なお、固定シーブ1の対向面1bと、可動シーブ2の対向面2bとによって、ベルト101を挟持している。
固定シーブ1と可動シーブ2とは、径方向における外周側位置と内周側位置との間でベルト101を挟持するように構成されている。すなわち、ベルト101は、外周側位置と内周側位置との間を移動する。なお、図1は、ベルト101が内周側位置に位置するときの図であり、図2は、ベルト101が外周側位置に位置するときの図である。なお、低速走行の際は、ベルト101が外周側位置にあり、高速走行の際は、ベルト101が内周側位置にある。
可動シーブ用ボス5は、円筒状であって、軸方向に延びている。可動シーブ用ボス5の中心軸は、回転軸Oと実質的に同軸上に配置されている。可動シーブ用ボス5は、固定シーブ用ボス4を覆うように配置されている。可動シーブ用ボス5の内周面は、固定シーブ用ボス4の外周面と接触している。
可動シーブ用ボス5は、軸方向において、固定シーブ用ボス4上を摺動可能である。可動シーブ用ボス5は、第5端部5aと、第6端部5bとを有する。第5端部5aは軸方向の第1側の端部であり、第6端部5bは軸方向の第2側の端部である。
第6端部5bには、可動シーブ2が固定されている。詳細には、第6端部5bは、可動シーブ2の貫通孔2aに挿入されて固定されている。このため、可動シーブ2と可動シーブ用ボス5とは、一体的に回転する。
図3は可動シーブ用ボス5の側面断面図、図4はボス本体部5cの側面図である。図3に示すように、可動シーブ用ボス5は、ボス本体部5cと、カバー部5dとを有している。
ボス本体部5cは、円筒状である。図3及び図4に示すように、ボス本体部5cは、複数のカム溝5eを有している。各カム溝5eは、軸方向に延びている。各カム溝5eは、周方向に互いに間隔をあけて配置されている。
カバー部5dは、円筒状である。カバー部5dは、ボス本体部5cの外周面を覆うように配置されている。詳細には、カバー部5dの内周面は、ボス本体部5cの外周面と接触している。ボス本体部5cとカバー部5dとは、互いに固定されている。例えば、ボス本体部5cとカバー部5dとは、互いに接着している。このようにカバー部5dがボス本体部5cの外周面を覆っているため、カム溝5eは、密閉されている。このカム溝5e内に、グリスなどが充填されている。
図1に示すように、カム機構8は、複数のトルクピン81と、複数のカム溝5eと、によって構成されている。各トルクピン81は、固定シーブ用ボス4の外周面から径方向の外側に突出するように構成されている。詳細には、各トルクピン81は、固定シーブ用ボス4の孔部4cに挿入されて固定されている。また、各トルクピン81の突出部は、各カム溝5e内に配置されている。各トルクピン81は、各カム溝5e内において、摺動可能である。
各トルクピン81は、ピン本体81aと、樹脂カラー81bとを有している。ピン本体81aは、円柱状であって、固定シーブ用ボス4の外周面から径方向の外側に突出している。ピン本体81aは、固定シーブ用ボス4の孔部4cに固定されている。
樹脂カラー81bは、ピン本体81aの外周面を覆うように配置されている。詳細には、樹脂カラー81bは、ピン本体81aのうち、固定シーブ用ボス4から突出した部分を覆っている。
図3及び図4に示すように、各カム溝5eは、可動シーブ用ボス5のボス本体部5cに形成されている。各カム溝5eは、軸方向に延びるとともに、円周方向に傾斜している。各トルクピン81は、各カム溝5e内を摺動することができる。
図1に示すように、皿バネ3は、可動シーブ2を固定シーブ1に向かって付勢する。すなわち、皿バネ3は、可動シーブ2を軸方向の第2側に向かって付勢している。これによって、固定シーブ1と可動シーブ2とが、ベルト101を挟持する。
皿バネ3は、切頭円錐状であって、第1端部3aと第2端部3bとを有している。第1端部3aは軸方向の第1側の端部であり、第2端部3bは軸方向の第2側の端部である。第2端部3bの径は、第1端部3aの径よりも大きい。詳細には、第2端部3bの外径は、第1端部3aの外径よりも大きい。また、皿バネ3の中心軸は、回転軸Oと実質的に同軸上に配置されている。
皿バネ3の第1端部3aの内周面は、可動シーブ用ボス5の外周面と接触している。また、第1端部3aは、筒状部材7に当接している。これによって、皿バネ3の軸方向第1側への移動が規制される。すなわち、皿バネ3は、可動シーブ2から離れる方向への移動が筒状部材7によって規制される。
筒状部材7は、軸方向に延びる円筒状の部材である。筒状部材7は、後述するドライブプレート61から可動シーブ2に向かって延びている。詳細には、筒状部材7は、ドライブプレート61からウェイト62を越えるように軸方向の第2側に延びている。筒状部材7は、可動シーブ用ボス5を覆うように配置されている。皿バネ3の第1端部3aは、この筒状部材7の軸方向の第2側の端部と当接している。
皿バネ3の第2端部3bは、可動シーブ2と当接している。詳細には、第2端部3bは、可動シーブ2の対向面2bと反対側の面2cに当接している。皿バネ3の第2端部3bは、径方向において、外周側位置と内周側位置との間において、可動シーブ2と当接している。
詳細には、図1に示すようにベルト101が内周側位置にあるとき、皿バネ3の第2端部3bは、ベルト101よりも径方向の外側に位置している。また、図2に示すように、ベルト101が外周側位置にあるとき、皿バネ3の第2端部3bは、ベルト101よりも径方向の内側に位置している。皿バネ3の第2端部3bが可動シーブ2と当接する径方向の位置は、ベルト101の径方向の位置に応じて変化する。
皿バネ3は、貫通孔3cを有している。皿バネ3の貫通孔3c内を可動シーブ用ボス5が貫通している。なお、皿バネ3は、軸方向において、可動シーブ用ボス5上を摺動可能である。また、皿バネ3は、可動シーブ用ボス5に対して、一体的に回転してもよいし、相対的に回転してもよい。
遠心クラッチ6は、ドライブプレート61、複数のウェイト62、及びクラッチハウジング63を有している。遠心クラッチ6は、固定シーブ1及び可動シーブ2の回転を、出力軸に伝達したり遮断したりするように構成されている。詳細には、遠心クラッチ6は、固定シーブ用ボス4の回転を、出力軸に伝達したり遮断したりするように構成されている。
ドライブプレート61は、固定シーブ用ボス4の第3端部4aに取り付けられている。ドライブプレート61は、固定シーブ用ボス4と一体的に回転する。詳細には、ドライブプレート61は、中心部に貫通孔61aを有する円板状のプレートである。貫通孔61aは、固定シーブ用ボス4の第3端部4aと係合するような形状である。具体的には、貫通孔61aの外周縁は、固定シーブ用ボス4の外周縁とほぼ同じ形状である。
ドライブプレート61は、固定シーブ用ボス4の肩部4dと当接することによって、軸方向の第2側への移動が規制される。また、ドライブプレート61の軸方向の第1側において、ナット64が固定シーブ用ボス4の第3端部4aに螺合している。このナット64によって、ドライブプレート61は軸方向の第1側への移動も規制される。
各ウェイト62は、円周方向の一端部がドライブプレート61に揺動可能に取り付けられている。各ウェイト62の外周面には、摩擦材65が固定されている。各ウェイト62の他端部には、各ウェイト62を径方向の内側に付勢するようにリターンスプリング66が取り付けられている。
クラッチハウジング63は、各ウェイト62を径方向の外側から覆うように配置されている。クラッチハウジング63は、固定シーブ用ボス4に相対回転可能に支持されている。詳細には、クラッチハウジング63は、ボス部63aを有している。ボス部63aには、スプライン孔63bが形成されている。このスプライン孔63bに、出力軸がスプライン係合することができる。
遠心クラッチ6が伝達状態になると、各ウェイト62の摩擦材65は、クラッチハウジング63の内周面と摩擦係合する。また、遠心クラッチ6が遮断状態になると、各ウェイト62の摩擦材65は、クラッチハウジング63の内周面から離れる。なお、遠心クラッチ6の伝達状態とは、遠心クラッチ6が、固定シーブ1及び可動シーブ2の回転を出力軸に伝達する状態を意味する。また、遠心クラッチ6の遮断状態とは、遠心クラッチ6が、固定シーブ1及び可動シーブ2の回転を出力軸に伝達しない状態を意味する。
上述したように構成されたプーリ装置は、次のように動作する。
駆動側のプーリ装置において、固定シーブと可動シーブとによって構成される溝の幅が狭くなった場合、ベルト101の巻き付け径が大きくなる。すなわち、ベルト101は、駆動側のプーリ装置において、径方向の外側に移動する。
従動側のプーリ装置100において、固定シーブ1と可動シーブ2とによって構成される溝の幅は、駆動側のプーリ装置における溝幅と逆に動作する。すなわち、駆動側のプーリ装置においてベルト101が径方向の外側に移動すると、従動側のプーリ装置100においてベルト101が径方向の内側へ移動する。
ベルト101が径方向の内側へ移動すると、皿バネ3の付勢力に抗して、可動シーブ2が固定シーブ1から離れる方向に移動する。すなわち、可動シーブ2が、軸方向の第1側に移動する。この結果、固定シーブ1と可動シーブ2との間の溝の幅が広がる。
また、駆動側のプーリ装置において、固定シーブと可動シーブとによって構成される溝の幅が広がった場合、ベルト101の巻き付け径が小さくなる。すなわち、ベルト101は、駆動側のプーリ装置において、径方向の内側に移動する。
駆動側のプーリ装置においてベルト101が径方向の内側に移動すると、従動側のプーリ装置100において、ベルト101が径方向の外側へ移動する。そして、皿バネ3の付勢力によって、可動シーブ2が固定シーブ1に近付く方向に移動する。この結果、固定シーブ1と可動シーブ2との間の溝の幅が狭くなる。
以上、本実施形態に係るプーリ装置100は、次の特徴を有する。
皿バネ3は、第1端部3aよりも径が大きい第2端部3bによって、可動シーブ2を固定シーブ1に向かって付勢している。このため、皿バネ3は、従来のプーリ装置で使用されていたコイルバネよりも、径方向の外側で可動シーブ2と当接することができる。この結果、可動シーブ2の撓みを防止することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
変形例1
上記実施形態では、本発明の弾性部材の一例として皿バネ3を例示したが、本発明の弾性部材は皿バネに限定されない。例えば、皿バネ3の代わりに、竹の子バネなどを使用しても良い。
変形例2
本発明の弾性部材は、複数の皿バネによって構成されていてもよい。すなわち、図5に示すように、プーリ装置100は、複数の皿バネ3を有していてもよい。各皿バネ3は、軸方向において並んでいる。詳細には、各皿バネ3は、小径端部3dと、大径端部3eとを有している。小径端部3dは径方向の内側の端部であり、大径端部3eは径方向の外側の端部である。各皿バネ3は、隣接する皿バネ3と、小径端部3d同士、大径端部3e同士が当接している。この場合、軸方向の第1側に配置された皿バネ3の小径端部3dが、第1端部3aである。また、軸方向の第2側に配置された皿バネ3の大径端部3dが、第2端部3bである。
変形例3
図6に示すように、上記実施形態の筒状部材7は、コイルバネによって構成されていてもよい。
1 固定シーブ
2 可動シーブ
3 皿バネ
3a 第1端部
3b 第2端部

Claims (5)

  1. 回転軸周りに回転するように配置された固定シーブと、
    前記回転軸周りに回転するように且つ前記回転軸に沿って移動するように配置された可動シーブと、
    前記回転軸と同軸上に配置された中心軸を有し、前記可動シーブを前記固定シーブに向かって付勢する弾性部材と、
    前記固定シーブと一体的に回転するドライブプレートと、
    前記ドライブプレートから前記軸方向に沿って延び、前記ドライブプレートと別部材の筒状部材と、
    を備え、
    前記弾性部材は、第1端部と、前記第1端部よりも径が大きい第2端部と、を有し、
    前記弾性部材の第1端部は、前記筒状部材の先端部に当接
    前記第2端部は、前記可動シーブと当接し、
    前記固定シーブと前記可動シーブとは、径方向における外周側位置と内周側位置との間でベルトを挟持するように構成されており、
    前記第2端部は、径方向において前記外周側位置と前記内周側位置との間において、前記可動シーブと当接し、前記ベルトが前記外周側位置にあるとき、前記ベルトの内周面よりも径方向内側において、前記可動シーブと当接し、前記ベルトが前記内周側位置にあるとき、前記ベルトの外周面よりも径方向外側において、前記可動シーブと当接する、
    プーリ装置。
  2. 前記弾性部材は、切頭円錐状である、
    請求項1に記載のプーリ装置。
  3. 前記弾性部材は、皿バネである、
    請求項1又は2に記載のプーリ装置。
  4. 前記弾性部材は、複数の皿バネによって構成される、
    請求項1からのいずれかに記載のプーリ装置。
  5. 前記筒状部材は、コイルバネである、
    請求項1からのいずれかに記載のプーリ装置。
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