JP2017061969A - プーリ装置 - Google Patents

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Takahiro Kishimoto
隆宏 岸本
優 木本
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優 木本
今井 隆敏
Takatoshi Imai
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Abstract

【課題】より適切な付勢力を可動シーブに付与する。
【解決手段】プーリ装置100は、固定シーブ1と、可動シーブ2と、皿バネ3とを備えている。可動シーブ2は、固定シーブ1に対して接近及び離間するように軸方向に移動可能に配置されている。皿バネ3は、可動シーブ2を固定シーブ1に向かって付勢する。皿バネ3は、バネ定数が可変である。
【選択図】図1

Description

本発明は、プーリ装置に関するものである。
スクータ型の自動二輪車などでは、ベルト式の無段変速機が採用されている(例えば、特許文献1)。この無段変速機は、駆動プーリ装置と、従動プーリ装置と、ベルトとを備えている。ベルトは、駆動プーリ装置と従動プーリ装置との間に架けられている。
駆動プーリ装置は、エンジンのクランク軸に固定されている。駆動プーリ装置は、可動シーブと固定シーブとを有している。可動シーブが、固定シーブに接近する方向に移動すると、ベルトは外周側へと移動する。また、可動シーブが固定シーブから離れる方向に移動すると、ベルトは内周側へ移動する。
従動プーリ装置は、固定シーブと可動シーブとを有している。可動シーブは、固定シーブに対して接近及び離間するように移動可能に配置されている。可動シーブは、コイルバネによって固定シーブに近付く方向に付勢されている。
特開2008−256122号公報
上述したように、従動プーリ装置は、コイルスプリングによって可動シーブを固定シーブに向かって付勢している。このコイルスプリングは、バネ定数が一定である。このため、コイルスプリングの縮んだ変位に比例して、可動シーブに掛かるコイルスプリングの付勢力が上昇する。
本発明の課題は、より適切な付勢力を可動シーブに付与することのできるプーリ装置を提供することを課題とする。
本発明のある側面に係るプーリ装置は、固定シーブと、可動シーブと、スプリングとを備えている。可動シーブは、固定シーブに対して接近及び離間するように軸方向に移動可能に配置されている。スプリングは、可動シーブを固定シーブに向かって付勢する。スプリングは、バネ定数が可変である。
この構成によれば、スプリングのバネ定数が可変であるため、スプリングの変位に応じて可動シーブに付与する付勢力を非線形に変化させることができる。このため、より適切な付勢力を可動シーブに付与することができる。
例えば、スプリングは、スプリングの変位が大きくなるにつれてバネ定数が小さくなるような構成とすることができる。この構成によれば、可動シーブが固定シーブに接近しているとき、すなわち、高トルクが必要なとき、スプリングのバネ定数が大きいため、固定シーブと可動シーブとによって、ベルトを強固に保持することができる。一方、可動シーブが固定シーブから離間しているとき、すなわち、高トルクが必要でないとき、スプリングのバネ定数は小さいため、固定シーブ及び可動シーブは、必要以上の力でベルトを挟持しない。
また、スプリングは、第1変位領域において第1バネ定数で機能し、第2変位領域において第2バネ定数で機能するような構成とすることもできる。
また、スプリングは、スプリングの変位が大きくなるにつれてバネ定数が大きくなるような構成とすることもできる。
本発明によれば、より適切な付勢力を可動シーブに付与することができる。
プーリ装置の側面断面図。 可動シーブ用ボスの側面断面図。 可動シーブ用ボスの側面図。 スプリングの荷重特性を示すグラフ。 変形例に係るプーリ装置の側面断面図。 変形例に係るプーリ装置の側面断面図。 変形例に係るスプリングの荷重特性を示すグラフ。 変形例に係るスプリングの荷重特性を示すグラフ。 変形例に係るスプリングの荷重特性を示すグラフ。
以下、本発明に係るプーリ装置の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態に係るプーリ装置100は、従動側のプーリ装置100である。この従動側のプーリ装置100には、駆動側のプーリ装置(図示省略)からベルト101を介してトルクが伝達される。ベルト101は、トルクを伝達するための部材である。
図1は、プーリ装置100の側面断面図である。なお、以下の説明において、回転軸Oとは、プーリ装置100の回転軸を意味する。径方向とは、回転軸Oを中心とした円の径方向を意味する。径方向の外側とは、径方向において回転軸Oから離れる側を意味し、径方向の内側とは、径方向において回転軸Oに近付く側を意味する。軸方向とは、回転軸Oに沿った方向を意味する。軸方向の第1側とは図1の左側を意味し、軸方向の第2側とは、図1の右側を意味する。周方向とは、回転軸Oを中心とした円の周方向を意味する。
図1に示すように、プーリ装置100は、固定シーブ1と、可動シーブ2と、皿バネ3とを備えている。また、プーリ装置100は、固定シーブ用ボス4と、可動シーブ用ボス5と、遠心クラッチ6と、をさらに備えている。なお、皿バネ3は、本発明のスプリングに相当する。
固定シーブ1は、回転軸Oを中心に回転するように配置されている。固定シーブ1の中心軸は、回転軸Oと実質的に同軸上に配置されている。固定シーブ1は、軸方向において、可動シーブ2の第2側に配置されている。固定シーブ1は、軸方向に移動しないように固定されている。
固定シーブ1は、円板状であって、中央に貫通孔11を有している。固定シーブ1の対向面12は、径方向の外側にいくにしたがって、可動シーブ2から離れるように傾斜している。すなわち、対向面12は、径方向の外側に向かって、軸方向の第2側に傾斜している。なお、固定シーブ1の対向面12は、可動シーブ2に対向する面である。すなわち、固定シーブ1の対向面12は、軸方向の第1側を向いている。
固定シーブ用ボス4は、筒状であって、固定シーブから軸方向の第1側に延びている。固定シーブ用ボス4の中心軸は、回転軸Oと実質的に同軸上に配置されている。固定シーブ用ボス4は、第3端部41と、第4端部42と、複数の孔部43とを有している。
第3端部41は、軸方向の第1側の端部である。この第3端部41に、遠心クラッチ6が取り付けられている。第3端部41は、互いに平行に延びる取り付け面を外周面に有している。第3端部41は他の部分よりも外径が小さいため、肩部44が形成されている。
固定シーブ用ボス4の第4端部42は、軸方向の第2側の端部である。第4端部42に固定シーブ1が固定されている。詳細には、第4端部42は、固定シーブ1の貫通孔11に挿入されて固定されている。このため、固定シーブ用ボス4は、固定シーブ1と一体的に回転する。第4端部42の外径は、他の部分の外径よりも大きい。なお、固定シーブ用ボス4と固定シーブ1とは、1つの部材によって一体的に形成されていてもよい。
出力軸(図示省略)は、固定シーブ用ボス4の内部を、軸方向に延びている。出力軸は、例えば後輪にトルクを伝えるための軸である。出力軸と固定シーブ用ボス4とは相対回転する。なお、出力軸と固定シーブ用ボス4との間に、ベアリング102,103が配置されている。
可動シーブ2は、回転軸Oを中心に回転するように配置されている。可動シーブ2の中心軸は、回転軸Oと実質的に同軸上に配置されている。可動シーブ2は、固定シーブ1に対して接近及び離間するように、軸方向に移動可能に配置されている。可動シーブ2は、軸方向において、固定シーブ1の第1側に配置されている。
可動シーブ2は、円板状であって、中央に貫通孔21を有している。可動シーブ2の対向面22は、径方向の外側にいくにしたがって、固定シーブ1から離れるように傾斜している。すなわち、対向面22は、径方向の外側に向かって、軸方向の第1側に傾斜している。
可動シーブ2の対向面22は、固定シーブ1に対向する面である。すなわち、可動シーブ2の対向面22は、軸方向の第2側を向いている。固定シーブ1の対向面12と、可動シーブ2の対向面22とは、間隔をあけて対向している。すなわち、固定シーブ1の対向面12と、可動シーブ2の対向面22とによって、V溝が形成されている。可動シーブ2が軸方向に移動することによって、V溝の溝幅が変わる。このV溝内において、ベルト101が配置されている。なお、固定シーブ1の対向面12と、可動シーブ2の対向面22とによって、ベルト101を挟持している。
固定シーブ1と可動シーブ2とは、径方向における外周側位置と内周側位置との間でベルト101を挟持するように構成されている。すなわち、ベルト101は、外周側位置と内周側位置との間を移動する。なお、低速走行の際は、ベルト101が外周側位置にあり、高速走行の際は、ベルト101が内周側位置にある。
可動シーブ用ボス5は、円筒状であって、軸方向に延びている。詳細には、可動シーブ用ボス5は、可動シーブ2から軸方向の第1側に延びている。可動シーブ用ボス5の中心軸は、回転軸Oと実質的に同軸上に配置されている。可動シーブ用ボス5は、固定シーブ用ボス4を覆うように配置されている。すなわち、固定シーブ用ボス4は、可動シーブ用ボス5内を延びている。可動シーブ用ボス5の内周面は、固定シーブ用ボス4の外周面と接触している。
可動シーブ用ボス5は、軸方向において、固定シーブ用ボス4上を摺動可能である。可動シーブ用ボス5は、第5端部51と、第6端部52とを有する。第5端部51は軸方向の第1側の端部であり、第6端部52は軸方向の第2側の端部である。
第6端部52には、可動シーブ2が固定されている。詳細には、第6端部52は、可動シーブ2の貫通孔21に挿入されて固定されている。このため、可動シーブ2と可動シーブ用ボス5とは、一体的に回転する。また、可動シーブ2と可動シーブ用ボス5とは、一体的に軸方向に移動する。なお、可動シーブ2と可動シーブ用ボス5とは、1つの部材によって一体的に形成されていてもよい。
図2は可動シーブ用ボス5の側面断面図、図3はボス本体部53の側面図である。図2に示すように、可動シーブ用ボス5は、ボス本体部53と、カバー部54とを有している。
ボス本体部53は、円筒状である。図2及び図3に示すように、ボス本体部53は、複数のカム溝55を有している。各カム溝55は、軸方向に延びている。各カム溝55は、周方向に互いに間隔をあけて配置されている。
カバー部54は、円筒状である。カバー部54は、ボス本体部53の外周面を覆うように配置されている。詳細には、カバー部54の内周面は、Oリング104と接触している。ボス本体部53とカバー部54とは、互いにOリング104を介して固定されている。このようにカバー部54がボス本体部53の外周面を覆っており、また、Oリング104によってカバー部54とボス本体部53との隙間が密閉されているため、カム溝55は密閉されている。このカム溝55内に、グリスなどを充填してもよい。
図1に示すように、複数のトルクピン81と、複数のカム溝55と、によって、カム機構が構成されている。各トルクピン81は、固定シーブ用ボス4の外周面から径方向の外側に突出するように構成されている。詳細には、各トルクピン81は、固定シーブ用ボス4の孔部43に挿入されて固定されている。また、各トルクピン81の突出部は、各カム溝55内に配置されている。各トルクピン81は、各カム溝55内において、摺動可能である。
各トルクピン81は、ピン本体811と、カラー812とを有している。ピン本体811は、円柱状であって、固定シーブ用ボス4の外周面から径方向の外側に突出している。ピン本体811は、固定シーブ用ボス4の孔部43に固定されている。
カラー812は、ピン本体811の外周面を覆うように配置されている。詳細には、カラー812は、ピン本体811のうち、固定シーブ用ボス4から突出した部分を覆っている。
図2及び図3に示すように、各カム溝55は、可動シーブ用ボス5のボス本体部53に形成されている。各カム溝55は、軸方向に延びるとともに、円周方向に傾斜している。各トルクピン81は、各カム溝55内を摺動することができる。
図1に示すように、皿バネ3は、可動シーブ2を固定シーブ1に向かって付勢する。すなわち、皿バネ3は、可動シーブ2を軸方向の第2側に向かって付勢している。これによって、固定シーブ1と可動シーブ2とが、ベルト101を挟持する。
図4は、皿バネ3の縮んだ量を示す変位と、皿バネ3が可動シーブ2に与える荷重との関係を示すグラフである。図4に示すように、皿バネ3は、バネ定数が可変である。詳細には、皿バネ3の変位が大きくなるにつれて、皿バネ3のバネ定数は小さくなっている。
図1に示すように、皿バネ3は、切頭円錐状であって、第1端部31と第2端部32とを有している。第1端部31は軸方向の第1側の端部であり、第2端部32は軸方向の第2側の端部である。第2端部32の径は、第1端部31の径よりも大きい。詳細には、第2端部32の外径は、第1端部31の外径よりも大きい。また、皿バネ3の中心軸は、回転軸Oと実質的に同軸上に配置されている。
皿バネ3の第1端部31の第1端部31は、軸方向において、筒状部材7に当接している。これによって、皿バネ3の軸方向第1側への移動が規制される。すなわち、皿バネ3は、可動シーブ2から離れる方向への移動が筒状部材7によって規制される。
筒状部材7は、軸方向に延びる円筒状の部材である。筒状部材7は、後述するドライブプレート61から可動シーブ2に向かって延びている。詳細には、筒状部材7は、ドライブプレート61からクラッチシュー62を越えるように軸方向の第2側に延びている。筒状部材7は、可動シーブ用ボス5を覆うように配置されている。皿バネ3の第1端部31は、この筒状部材7の軸方向の第2側の端部と当接している。
皿バネ3の第2端部32は、可動シーブ2と当接している。詳細には、第2端部32は、可動シーブ2の対向面22と反対側の面23に当接している。皿バネ3の第2端部32は、径方向において、外周側位置と内周側位置との間において、可動シーブ2と当接している。
皿バネ3は、貫通孔33を有している。皿バネ3の貫通孔33内を可動シーブ用ボス5が貫通している。なお、皿バネ3は、軸方向において、可動シーブ用ボス5上を摺動可能である。また、皿バネ3は、可動シーブ用ボス5に対して、一体的に回転してもよいし、相対的に回転してもよい。
遠心クラッチ6は、ドライブプレート61、複数のクラッチシュー62、及びクラッチハウジング63を有している。遠心クラッチ6は、固定シーブ1及び可動シーブ2の回転を、出力軸に伝達したり遮断したりするように構成されている。詳細には、遠心クラッチ6は、固定シーブ用ボス4の回転を、出力軸に伝達したり遮断したりするように構成されている。
ドライブプレート61は、固定シーブ用ボス4の第3端部41に取り付けられている。ドライブプレート61は、固定シーブ用ボス4と一体的に回転する。詳細には、ドライブプレート61は、中心部に貫通孔611を有する円板状のプレートである。貫通孔611は、固定シーブ用ボス4の第3端部41と係合するような形状である。具体的には、貫通孔611の外周縁は、固定シーブ用ボス4の外周縁とほぼ同じ形状である。
ドライブプレート61は、固定シーブ用ボス4の肩部44と当接することによって、軸方向の第2側への移動が規制される。また、ドライブプレート61の軸方向の第1側において、ナット64が固定シーブ用ボス4の第3端部41に螺合している。このナット64によって、ドライブプレート61は軸方向の第1側への移動も規制される。
各クラッチシュー62は、円周方向の一端部がドライブプレート61に揺動可能に取り付けられている。各クラッチシュー62は、その外周面に摩擦材65を有している。各クラッチシュー62の他端部には、各クラッチシュー62を径方向の内側に付勢するようにリターンスプリング66が取り付けられている。
クラッチハウジング63は、各クラッチシュー62を径方向の外側から覆うように配置されている。クラッチハウジング63は、固定シーブ用ボス4に相対回転可能に支持されている。詳細には、クラッチハウジング63は、ボス部63aを有している。ボス部63aには、スプライン孔63bが形成されている。このスプライン孔63bに、出力軸がスプライン係合することができる。
遠心クラッチ6が伝達状態になると、各クラッチシュー62の摩擦材65は、クラッチハウジング63の内周面と摩擦係合する。また、遠心クラッチ6が遮断状態になると、各クラッチシュー62の摩擦材65は、クラッチハウジング63の内周面から離れる。なお、遠心クラッチ6の伝達状態とは、遠心クラッチ6が、固定シーブ1及び可動シーブ2の回転を出力軸に伝達する状態を意味する。また、遠心クラッチ6の遮断状態とは、遠心クラッチ6が、固定シーブ1及び可動シーブ2の回転を出力軸に伝達しない状態を意味する。
上述したように構成されたプーリ装置は、次のように動作する。
駆動側のプーリ装置において、固定シーブと可動シーブとによって構成される溝の幅が狭くなった場合、ベルト101の巻き付け径が大きくなる。すなわち、ベルト101は、駆動側のプーリ装置において、径方向の外側に移動する。
従動側のプーリ装置100において、固定シーブ1と可動シーブ2とによって構成される溝の幅は、駆動側のプーリ装置における溝幅と逆に動作する。すなわち、駆動側のプーリ装置においてベルト101が径方向の外側に移動すると、従動側のプーリ装置100においてベルト101が径方向の内側へ移動する。
ベルト101が径方向の内側へ移動すると、皿バネ3の付勢力に抗して、可動シーブ2が固定シーブ1から離れる方向に移動する。すなわち、可動シーブ2が、軸方向の第1側に移動する。この結果、固定シーブ1と可動シーブ2との間の溝の幅が広がる。
また、駆動側のプーリ装置において、固定シーブと可動シーブとによって構成される溝の幅が広がった場合、ベルト101の巻き付け径が小さくなる。すなわち、ベルト101は、駆動側のプーリ装置において、径方向の内側に移動する。
駆動側のプーリ装置においてベルト101が径方向の内側に移動すると、従動側のプーリ装置100において、ベルト101が径方向の外側へ移動する。そして、皿バネ3の付勢力によって、可動シーブ2が固定シーブ1に近付く方向に移動する。この結果、固定シーブ1と可動シーブ2との間の溝の幅が狭くなる。
以上、本実施形態に係るプーリ装置100は、次の特徴を有する。
上記実施形態に係るプーリ装置100の皿バネ3のバネ定数が可変であるため、皿バネ3の変位に応じて可動シーブ2に付与する付勢力を非線形に変化させることができる。このため、より適切な付勢力を可動シーブ2に付与することができる。詳細には、可動シーブ2が固定シーブ1に接近しているとき、すなわち、高トルクが必要なとき、皿バネ3のバネ定数が大きいため、固定シーブ1と可動シーブ2とによってベルト101を強固に保持することができる。一方、可動シーブ2が固定シーブ1から離間しているとき、すなわち、高トルクが必要でないとき、皿バネ3のバネ定数は小さいため、固定シーブ1と可動シーブ2とは、必要以上の力でベルト101を挟持しない。よって、ベルト101への負荷が軽減され、ベルト101の寿命を長くすることができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
変形例1
上記実施形態では、本発明のスプリングの一例として皿バネ3を例示したが、本発明のスプリングは皿バネに限定されない。例えば、皿バネ3の代わりに、ダイヤフラムスプリングを使用しても良い。ダイヤフラムスプリングは、皿バネ3と同様に、ダイヤフラムスプリングの変位が大きくなるに連れて、バネ定数が小さくなる。
変形例2
図5に示すように、プーリ装置100は、複数の皿バネ3を有していてもよい。各皿バネ3は、軸方向において並んでいる。
変形例3
図6に示すように、上記実施形態の筒状部材の代わりに、コイルバネ71を使用してもよい。
変形例4
上記実施形態では、皿バネ3の代わりに、図7に示すような荷重特性を有するスプリングを用いてもよい。すなわち、このスプリングは、第1変位領域A1において第1バネ定数で機能しており、第2変位領域A2において第2バネ定数で機能している。このスプリングは、第2バネ定数の方が第1バネ定数よりも大きい。このようなスプリングは、例えば、複数のコイルスプリングによって構成したり、巻数が変化するコイルスプリングによって構成したりすることができる。なお、図8に示すように、第1変位領域A1の第1バネ定数よりも、第2変位領域A2における第2バネ定数の方が小さくてもよい。
変形例5
皿バネ3の代わりに、図9に示すような荷重特性を有するスプリングを用いてもよい。すなわち、このスプリングは、スプリングの変位が大きくなるに連れて、バネ定数も大きくなっている。
1 固定シーブ
2 可動シーブ
3 皿バネ(スプリング)

Claims (4)

  1. 固定シーブと、
    前記固定シーブに対して接近及び離間するように軸方向に移動可能に配置された可動シーブと、
    前記可動シーブを前記固定シーブに向かって付勢するスプリングと、
    を備え、
    前記スプリングは、バネ定数が可変である、
    プーリ装置。
  2. 前記スプリングは、前記スプリングの変位が大きくなるにつれてバネ定数が小さくなる、
    請求項1に記載のプーリ装置。
  3. 前記スプリングは、第1変位領域において第1バネ定数で機能し、第2変位領域において第2バネ定数で機能する、
    請求項1に記載のプーリ装置。
  4. 前記スプリングは、前記スプリングの変位が大きくなるにつれてバネ定数が大きくなる、
    請求項1に記載のプーリ装置。
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