JP6057550B2 - 管理装置 - Google Patents

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Description

本明細書によって開示される技術は、複数個の遊技関連機器を備える遊技店で利用される管理装置に関する。特に、遊技店において係員を呼出すための遊技店用呼出システムにおいて利用される管理装置に関する。
従来、パチンコ遊技やパチスロ遊技を提供する遊技店では、遊技機やその周辺装置を含む遊技関連機器にトラブルが発生した場合等に、ユーザが遊技店の係員を呼出して係員にトラブルへの対応を依頼する場合がある。例えば、特許文献1には、そのような場合に、係員を呼出すための呼出システムが開示されている。特許文献1の呼出システムでは、ユーザが、各遊技機に設けられた呼出ボタンを操作することにより、各遊技機の上部に設けられた表示ランプや、島のコーナーに設けられたコーナーランプを点灯させて、係員の注意を引く。ランプの点灯を確認した係員は、ユーザが呼出ボタンを操作した遊技機のもとに赴く。
特開平8−243243号公報
特許文献1の技術では、係員がランプの点灯を確認するまでに時間を要する場合がある。また、特許文献1の技術では、係員は、常にランプの点灯の有無について常に注意を払っている必要があり、係員の負担も大きい。そのため、呼出対応以外の作業効率が低下するおそれもある。遊技店では、遊技店の係員を適切に呼出すことができる遊技店用呼出システムが求められている。
本明細書では、遊技店の係員を適切に呼出すことができる管理装置を開示する。
本明細書は、複数個の遊技関連機器を備える遊技店で利用される管理装置を開示する。管理装置は、受信部と、送信制御部とを備える。受信部は、複数個の遊技関連機器のうちの特定の遊技関連機器に、遊技店内のいずれかの係員が赴く必要がある第1の場合に、特定の遊技関連機器から、当該特定の遊技関連機器を識別するための特定の機器識別情報を含む第1の通知信号を受信する受信部であって、第1の通知信号が受信された後に、遊技店内のいずれかの係員が特定の遊技関連機器に赴いた場合に、特定の遊技関連機器から、特定の機器識別情報を含む第1の通知解除信号を受信する。送信制御部は、第1の通知信号が受信されてから第1の期間が経過する前に、特定の遊技関連機器から第1の通知解除信号が受信されない場合に、第1の期間が経過した際に、遊技店内の係員によって携帯される少なくとも1個の携帯端末に、特定の機器識別情報を含む第1の呼出信号を送信し、第1の通知信号が受信されてから第1の期間が経過する前に、特定の遊技関連機器から第1の通知解除信号が受信される場合に、第1の期間が経過しても、第1の呼出信号を送信しない。
上記の「遊技関連機器」は、遊技機に対応して設けられる呼出し装置(呼出しランプ等)、遊技機のほかに、遊技機に対応してあるいは島毎に設けられる情報収集装置(サンド、台ユニット、島ユニット等)、玉貸し機、プリペイドカード等を発行するカードユニット、計数機、情報管理装置(ホールコンピュータ、会員サーバ等)、各種演出及び表示装置等、各種遊技場設備を含む。また、遊技機と呼出し装置との組み合わせ等、各種機器の組み合わせであってもよい。
上記の管理装置によると、複数個の遊技関連機器のうちの特定の遊技関連機器に、遊技店内のいずれかの係員が赴く必要がある第1の場合において、第1の通知信号が受信されてから第1の期間が経過する前に、特定の遊技関連機器に、遊技店内のいずれかの係員が赴いた場合には、第1の期間が経過しても第1の呼出信号を送信しない。一方、第1の通知信号が受信されてから第1の期間が経過する前に、特定の遊技関連機器に、遊技店内のいずれかの係員が赴いていない場合には、第1の期間が経過する際に第1の呼出信号を送信することができる。即ち、上記の管理装置が、適切なタイミングで、少なくとも1個の携帯端末に、第1の呼出信号を送信することができる。少なくとも1個の携帯端末は、第1の呼出信号を受信すると、例えば、所定の呼出動作を行うことにより、当該携帯端末を携帯する係員に、特定の遊技関連機器にいずれかの係員が赴く必要があることを報知し、係員を呼出すことができる。従って、上記の管理装置によると、少なくとも1個の携帯端末を携帯する係員を、適切なタイミングで呼出すことができる。従って、上記の管理装置を利用することにより、遊技店の係員を適切に呼出すことができる。
呼出システムの概要図を示す。 携帯端末のブロック図を示す。 保留履歴情報の例を示す。 携帯端末の表示部の表示内容の変遷を示す。 履歴情報の表示例を示す。 機器管理情報の例を示す。 呼出設定情報の例を示す。 呼出管理情報の例を示す。 呼出管理装置処理のフローチャートを示す。 呼出信号送信処理のフローチャートを示す。 呼出解除信号送信処理のフローチャートを示す。 携帯端末処理のフローチャートを示す。 呼出処理のフローチャートを示す。 保留履歴表示処理のフローチャートを示す。 第7実施例の呼出システムの管理装置における処理例を模式的に示す。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せになって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1)受信部は、遊技店内のいずれかの係員が、第1の作業を行なうために特定の遊技関連機器に赴く必要がある第1の場合に、特定の遊技関連機器から、特定の機器識別情報と、第1の作業に関係する第1の関係情報と、を含む第1の通知信号を受信することが好ましい。受信部は、さらに、遊技店内のいずれかの係員が、第1の作業とは異なる第2の作業を行なうために特定の遊技関連機器に赴く必要がある第2の場合に、特定の遊技関連機器から、特定の機器識別情報と、第2の作業に関係する第2の関係情報と、を含む第2の通知信号を受信し、第2の通知信号が受信された後に、遊技店内のいずれかの係員が特定の遊技関連機器に赴いた場合に、特定の遊技関連機器から、特定の機器識別情報を含む第2の通知解除信号を受信することが好ましい。送信制御部は、さらに、第2の通知信号が受信されてから第1の期間よりも短い第2の期間が経過する前に、特定の遊技関連機器から第2の通知解除信号が受信されない場合に、第2の期間が経過した際に、少なくとも1個の携帯端末に、特定の機器識別情報を含む第2の呼出信号を送信し、第2の通知信号が受信されてから第2の期間が経過する前に、特定の遊技関連機器から第2の通知解除信号が受信される場合に、第2の期間が経過しても、第2の呼出信号を送信しないことが好ましい。
この構成によると、管理装置は、遊技店内のいずれかの係員が、第1の作業を行なうために特定の遊技関連機器に赴く必要がある第1の場合には、第1の通知信号が受信されてから第1の期間が経過する前に、第1の通知解除信号を受信しない場合に、第1の呼出信号を送信する一方、遊技店内のいずれかの係員が、第2の作業を行なうために特定の遊技関連機器に赴く必要がある第2の場合には、第2の通知信号が受信されてから、第1の期間より短い第2の期間が経過する前に、第2の通知解除信号を受信しない場合に、第2の呼出信号を送信する。即ち、管理装置は、特定の遊技関連機器に赴く必要がある理由に応じて、呼出信号を送信するまでの期間を変えることができる。従って、管理装置は、少なくとも1個の携帯端末を携帯する係員を、より適切なタイミングで呼出すことができる。
(特徴2)第2の期間は、ほぼゼロであることが好ましい。この構成によると、管理装置は、第2の場合には、第2の通知信号が受信された直後に、第2の呼出信号を送信することができる。従って、管理装置は、例えば、特定の遊技関連機器において、第2の作業が可及的速やかに行われるべき場合等に、少なくとも1個の携帯端末を携帯する係員を適切なタイミングで呼出すことができる。
(特徴3)受信部は、さらに、少なくとも1個の携帯端末に第1の呼出信号が送信される場合に、少なくとも1個の携帯端末のうちのいずれかの携帯端末から、第1の呼出信号に応じた応答信号を受信することが好ましい。送信制御部は、さらに、第1の呼出信号が送信されてから所定期間が経過する前に、応答信号が受信されない場合に、少なくとも1個の携帯端末に第1の呼出信号を再送信し、第1の呼出信号が送信されてから所定期間が経過する前に、応答信号が受信される場合に、少なくとも1個の携帯端末に第1の呼出信号を再送信しないことが好ましい。この構成によると、管理装置は、第1の呼出信号が送信されてから所定期間が経過する前に、応答信号が受信されない場合に、少なくとも1個の携帯端末に第1の呼出信号を再送信することができる。従って、少なくとも1個の携帯端末を携帯する係員を適切に呼出すことができる。
(特徴4)第1の呼出信号は、第1の呼出信号を受信したことを示す受信確認信号の返信を、少なくとも1個の携帯端末に要求する情報を含むことが好ましい。受信部は、さらに、少なくとも1個の携帯端末に第1の呼出信号が送信される場合に、少なくとも1個の携帯端末のそれぞれから、受信確認信号を受信することが好ましい。この構成によると、管理装置は、少なくとも1個の携帯端末のそれぞれが、第1の呼出信号を受信したか否かを知ることができる。
(特徴5)本明細書が開示する他の技術は、複数個の遊技関連機器と、複数個の携帯端末とを備える遊技店内で利用される管理装置に関する技術であってもよい。複数個の携帯端末は、それぞれ、遊技店内の係員によって携帯されていてもよい。管理装置は、操作部と、制御部と、表示部とを備えてもよい。制御部は、受信部と、表示制御部と、送信制御部を備えてもよい。受信部は、複数個の遊技関連機器のうちの特定の遊技関連機器に、遊技店内のいずれかの係員が赴く必要がある場合に、特定の遊技関連機器から、当該特定の遊技関連機器を識別するための特定の機器識別情報を含む通知信号を受信してもよい。表示制御部は、通知信号が受信される場合に、特定の機器識別情報によって識別される特定の遊技関連機器に遊技店内のいずれかの係員が赴く必要があることを示す通知情報を表示部に表示させてもよい。送信制御部は、通知情報が表示部に表示された後に、ユーザが、複数個の遊技関連機器のうちの特定の携帯端末を指定して特定の操作を操作部に加えると、特定の携帯端末に、特定の機器識別情報を含む呼出信号を送信してもよい。
上記の管理装置によると、ユーザは、表示部に表示される通知情報を見ることにより、特定の遊技関連機器に遊技店内のいずれかの係員が赴く必要があることを知ることができる。また、ユーザが、特定の携帯端末を指定して特定の操作を操作部に加えることにより、特定の携帯端末に呼出信号を送信することができるため、ユーザは、特定の遊技関連機器のもとに赴くべき係員を指定することができる。従って、上記の管理装置を用いることにより、遊技店の係員を適切に呼出すことができる。
(第1実施例)
(システムの概要;図1)
図1に示す呼出システム2は、パチンコ店等の遊技店内において、係員の呼出状況を管理するためのシステムである。図1に示すように、本実施例の呼出システム2は、管理装置200と、島ユニット(図1の「SU」)202と、台ユニット(図1の「DU」)204と、遊技店内に多数設けられている遊技機10と、島毎に設けられているカードユニット20と、計数機30と、景品POS40と、複数台の送受信機50と、係員が携帯する多数個の携帯端末100とを備えている。図1に示すように、各遊技機10には、呼出ランプ14及びサンド18が並べて備えられている。
管理装置200は、詳しくは後述するが、遊技店内の各種情報を管理する管理サーバである。遊技店内には、管理装置200が1台設けられている。島ユニット202は、遊技店内に設けられた複数の島のそれぞれに1台ずつ設けられている。島ユニット202は、対応する島に設けられている各遊技機10の遊技状態情報(例えば、アウト数、セーフ数、特賞状態等)を取得する装置である。台ユニット204は、4台の遊技機10に対して1台設けられている。台ユニット204は、対応する4台の遊技機10の遊技状態情報を取得する装置である。
また、台ユニット204は、対応する4台の遊技機10と、4台の遊技機10のそれぞれに対応する呼出ランプ14及びサンド18と通信可能に接続されている。なお、図1に示すように、一部の台ユニット204は、カードユニット20及び計数機30と通信可能に接続されている。また、台ユニット204は、台ユニット204が設けられている島の島ユニット202と通信可能に接続されている。各島ユニット202は、管理装置200と通信可能に接続されている。また、図1に示すように、景品POS40も、管理装置200と通信可能に接続されている。なお、景品POS40は、計数機30とも通信可能に接続されている。なお、以下、本実施例では、管理装置200と、各機器(即ち、各遊技機10、呼出ランプ14、サンド18、カードユニット20、計数機30、及び、景品POS40)との間で信号(後述の通知信号、通知解除信号等)の通信が行われることを説明する場合は、島ユニット202や台ユニット204を介して通信が行われていることとする。
さらに、各送受信機50も、それぞれ、管理装置200と通信可能に接続されている。また、各携帯端末100は、複数台の送受信機50のいずれか一台を介して、管理装置200と無線通信可能に備えられている。以下、本実施例では、管理装置200と携帯端末100との間で信号(後述の呼出信号、応答信号、呼出解除信号等)の通信が行われる場合は、送受信機50を介して通信が行われていることとする。
(遊技機10の構成;図1)
本実施例では、遊技機10は、パチンコ玉を遊技媒体とするパチンコ機である。他の例では、遊技機10はメダルを遊技媒体とするスロットマシンとすることもできる。上記の通り、各遊技機10は、台ユニット204、島ユニット202を介して管理装置200と通信可能に接続されている。各遊技機10には、機器ID(例えば図3の「P070」)が付与されている。各遊技機10は、制御部及びメモリ(図示省略)を備えている。制御部は、メモリに記憶されたプログラムに従って様々な処理を実行する。メモリは、各種プログラムを記憶している。遊技機10の制御部は、遊技機10で故障やトラブル(アウト異常、セーフ異常、玉切れ、枠オープン等)が起きていることを認識した場合には、自動的に、通知信号を管理装置200に送信する。通知信号は、遊技機10を示す機器IDと、呼出内容情報を含む。呼出内容情報とは、遊技機10における呼出の内容(理由)を示す情報である。この場合、通知信号に含まれる呼出内容情報は、遊技機10で発生している故障やトラブルの内容(例えば「アウト異常」、「セーフ異常」、「枠オープン」等)を示す。
さらに、各遊技機10の制御部は、自機に付与されている遊技機IDと、自機の遊技状態情報(例えば、アウト数、セーフ数、特賞状態等)を自機が接続されている台ユニット204に送信している。各台ユニット204は、4台の遊技機10から遊技状態情報を取得すると、取得した遊技状態情報を、例えば、所定時間毎に、自機が接続されている島ユニット202に送信する。各島ユニット202は、取得した遊技状態情報を、例えば、所定時間毎に、管理装置200に送信する。管理装置200は、各島ユニット202から遊技状態情報を取得すると、遊技機IDと遊技状態情報とを対応付けて記憶する。これにより、本実施例では、遊技店内の各遊技機10の遊技状態情報が管理装置200に集められる。
(呼出ランプ14の構成;図1)
各呼出ランプ14は、各遊技機10の上部に備えられている。上記の通り、呼出ランプ14も、台ユニット204、島ユニット202を介して管理装置200と通信可能に接続されている。本実施例では、各呼出ランプ14には、対応する遊技機10と機器IDと同じ機器ID(例えば図3の「P070」)が付与されている。呼出ランプ14は、制御部及びメモリ(図示省略)を備えている。制御部は、メモリに記憶されたプログラムに従って様々な処理を実行する。メモリは、各種プログラムを記憶している。
また、呼出ランプ14は、呼出ボタン12を有している。呼出ボタン12は、遊技機10で遊技中のユーザが、遊技店の係員を呼出すために操作するボタンである。呼出ボタン12は、通常呼出ボタン12aと、サービス呼出ボタン12bとを含む。
ユーザが呼出ランプ14の呼出ボタン12を操作すると、呼出ランプ14は、通知信号を管理装置200に送信する。通知信号は、呼出ランプ14を示す機器IDと、呼出内容情報とを含む。呼出内容情報とは、呼出ランプ14における呼出の内容(理由)を示す情報である。例えば、ユーザが操作したボタンが通常呼出ボタン12aである場合、呼出内容情報は「台呼出(トラブル)」を示す。一方、ユーザが操作したボタンがサービス呼出ボタン12bである場合、呼出内容情報は「台呼出(サービス)」を示す。
なお、呼出ランプ14は、照明部を備える。照明部は、通知信号を管理装置200に送信すると点灯する。点灯した照明部は、その呼出ランプ14のもとに赴いた係員が所定の操作(点灯解除操作)を行うことにより消灯する。呼出ランプ14は、係員による点灯解除操作によって照明部が消灯すると、管理装置200に通知解除信号を送信する。通知解除信号は、呼出ランプ14を示す機器IDを含む。
(サンド18の構成;図1)
サンド18は、各遊技機10の間に備えられている。サンド18は、遊技媒体(例えばパチンコ玉)の貸出しや会員カード処理等、ユーザに様々なサービスを提供するための端末装置である。上記の通り、サンド18も、台ユニット204、島ユニット202を介して管理装置200と通信可能に接続されている。各サンド18には、対応する遊技機10と機器IDと同じ機器ID(例えば図3の「P070」)が付与されている。なお、以下では、遊技機10と、当該遊技機10に対応する呼出ランプ14及びサンド18との組合せを「遊技機10」と呼んで説明する場合がある。
サンド18は、例えば、タッチパネル18a、カード処理部18b、紙幣処理部18cを備える。タッチパネル18aは、様々な情報を表示するためのディスプレイと、ユーザがディスプレイに触れることによって様々な指示をサンド18に入力できる操作部とを有している。カード処理部18bは、会員カードの発行、排出、読み取り、回収等、会員カードに関係する各種処理を実行する。紙幣処理部18cは、ユーザが投入した紙幣を受け付けて各種処理を実行する。なお、サンド18は、さらに、図示しない玉貸し部と制御部とを備える。玉貸し部は、ユーザの操作に従って、ユーザにパチンコ玉の貸し出しを行う。制御部は、図示しないプログラムに従って様々な処理を実行する。サンド18の制御部は、サンド18で故障やトラブル(例えば、紙幣詰まり等)が起きていることを認識した場合には、自動的に、通知信号を管理装置200に送信する。通知信号は、サンド18を示す機器IDと、呼出内容情報を含む。この場合、通知信号に含まれる呼出内容情報は、サンド18で発生している故障やトラブルの内容(例えば、「紙幣詰まり」)を示す。なお、他の実施例では、タッチパネル18aに、上記の呼出ボタン12を表示し、ユーザに操作させることもできる。この場合、ユーザが呼出ボタン12にタッチすると、タッチパネル18aの表示等が呼出状態を示す表示に切り替わる。
(カードユニット20の構成;図1)
カードユニット20は、遊技媒体(パチンコ玉)の貸出しに用いられるプリペイドカードを販売するための装置である。上記の通り、カードユニット20も、台ユニット204、島ユニット202を介して管理装置200と通信可能に接続されている。本実施例では、カードユニット20には、機器ID(例えば図6の「CUT1」)が付与されている。カードユニット20は、制御部及びメモリ(図示省略)を備えている。制御部は、メモリに記憶されたプログラムに従って様々な処理を実行する。メモリは、各種プログラムを記憶している。カードユニット20の制御部は、カードユニット20で故障やトラブル(例えば、カード切れ、紙幣詰まり等)が起きていることを認識した場合には、自動的に、通知信号を管理装置200に送信する。通知信号は、カードユニット20を示す機器ID(「CUT1」)と、呼出内容情報を含む。この場合、通知信号に含まれる呼出内容情報は、カードユニット20で発生している故障やトラブルの内容(例えば、「カード切れ」、「紙幣詰まり」等)を示す。
(計数機30の構成;図1)
計数機30は、遊技媒体(パチンコ玉)を計数するための装置である。上記の通り、計数機30も、台ユニット204、島ユニット202を介して管理装置200と通信可能に接続されている。さらに、本実施例では、計数機30は、景品POS40とも通信可能に接続されている。本実施例では、各計数機30には、機器ID(例えば図6の「COU1」)が付与されている。計数機30は、制御部及びメモリ(図示省略)を備えている。制御部は、メモリに記憶されたプログラムに従って様々な処理を実行する。メモリは、各種プログラムを記憶している。計数機30の制御部は、計数機30で故障やトラブルが起きていることを認識した場合には、自動的に、通知信号を管理装置200に送信する。通知信号は、計数機30を示す機器ID(「COU1」)と、呼出内容情報を含む。この場合、通知信号に含まれる呼出内容情報は、計数機30で発生している故障やトラブルの内容を示す。
(景品POS40の構成;図1)
景品POS40は、遊技媒体と交換可能な景品を管理するための端末装置である。景品POS40は、遊技店内の景品カウンタに設置され、主に遊技店内の係員によって操作される端末装置である。上記の通り、景品POS40は、管理装置200と直接通信可能に接続されている。本実施例では、景品POS40には、機器ID(例えば図6の「POS1」)が付与されている。景品POS40も、制御部及びメモリ(図示省略)を備えている。制御部は、メモリに記憶されたプログラムに従って様々な処理を実行する。メモリは、各種プログラムを記憶している。なお、景品POS40の制御部も、景品POS40で故障やトラブルが起きていることを認識した場合には、自動的に、通知信号を管理装置200に送信する。通知信号は、景品POS40を示す機器ID(「POS1」)と、呼出内容情報を含む。この場合、通知信号に含まれる呼出内容情報は、景品POS40で発生している故障やトラブルの内容を示す。
(送受信機50の構成;図1)
送受信機50は、携帯端末100と管理装置200の間の通信を中継するための装置である。送受信機50は、有線通信インターフェイスを備え(図示省略)、管理装置200と有線通信可能に備えられる。また、送受信機50は、無線通信インターフェイスを備え(図示省略)、携帯端末100と無線通信可能に備えられる。一台の送受信機50は、所定個の携帯端末100との間で無線通信を行うことができる。例えば、2階建ての遊技店内において、各階に一台ずつ送受信機50を配置することができる。その場合、各階の送受信機50は、当該送受信機50と同じ階に存在する携帯端末100との間でのみ無線通信可能とすることができる。また、例えば、島と島の間の通路毎に一台ずつ送受信機50を配置することもできる。その場合、各通路の送受信機50は、当該送受信機50と同じ通路に存在する携帯端末100との間でのみ無線通信可能とすることができる。
(携帯端末100の構成;図1、図2)
図1に示す複数個の携帯端末100は、それぞれ、遊技店内の係員によって携帯される端末装置である。本実施例では、係員1人につき1個の携帯端末100を携帯する。各携帯端末100には、端末ID(例えば図6の「D1」等)が付与されている。携帯端末100は、図1に示すように、文字盤部と、ベルトとを備える腕時計型の端末である。各係員は、携帯端末100を腕に装着した状態で業務に従事する。なお、他の例では、携帯端末100は、図1に示すような腕時計型ではなく、スマートフォン型、ヘッドセット型、インカム型、カード型、眼鏡型ディスプレイ等、係員が携帯可能な端末であれば、任意の形状とすることができる。
図2に示すように、携帯端末100は、操作部102、表示部104、無線通信インターフェイス106、スピーカ108、振動部109、制御部110を備える。操作部102は、文字盤部の側部に設けられた複数のボタンによって構成される(図4参照)。携帯端末100を装着した係員は、操作部102を操作することによって、様々な指示を携帯端末100に与えることができる。表示部104は、文字盤部に設けられているディスプレイであり、様々な情報を表示することができる(図4、図5参照)。
無線通信インターフェイス106は、上記の送受信機50を介して、管理装置200と無線通信を実行可能なインターフェイスである。スピーカ108は、呼出報知音等、様々な音を発することができるスピーカである。振動部109は、携帯端末100を振動させることができる部品である。携帯端末100は、表示部104、スピーカ108、振動部109のうちの少なくとも1個を用いて所定の呼出動作を行うことができる。
制御部110は、CPU112とメモリ114とを備える。CPU112は、メモリ114に格納されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。メモリ114には、各種プログラムの他に、保留履歴情報116と、通知履歴情報118とが格納されている。以下、保留履歴情報116(図3)、通知履歴情報118について説明する。
(保留履歴情報116;図3)
図3に示す保留履歴情報116は、複数個の履歴情報116a、116b、116c、116d、116e等を含む。なお、図3では、理解のために、保留履歴情報116に含まれる複数個の履歴情報116a〜116e等をテーブル形式で表わしているが、メモリ114が保留履歴情報116を格納する形式は、図3のテーブル形式には限られない。各履歴情報116a〜116e等は、管理装置200から受信された呼出信号(後述)に含まれる各種情報(呼出ID、機器ID、及び、呼出内容情報)と、携帯端末100が呼出信号を受信した受信時刻とが関連付けられた情報である。後で詳しく説明するが、保留履歴情報116に含まれる各履歴情報116a〜116eは、いずれも、未応答の呼出しに関係する情報である。保留履歴情報116には、応答済みの呼出しに関係する情報は含まれない。
各履歴情報中の呼出IDは、管理装置200が送信した呼出信号に付されるユニークなIDである。機器IDは、呼出しが行われている遊技機10(呼出ランプ14又はサンド18で呼出しが行われている場合も含む)、カードユニット20、計数機30、景品POS40等のIDである。呼出内容は、機器IDが示す機器で行われている呼出しの内容を示す情報であって、上記の呼出情報によって示される情報である。例えば、「アウト異常」は、アウト玉の玉詰まり等が起きたことを示す。「台呼出(サービス)」は、ユーザがサービス呼出ボタン12bを押したことを示す。「台呼出(トラブル)」は、ユーザが通常呼出ボタン12aを押したことを示す。「枠オープン」は、遊技機10の前面の枠(通称「木枠」)が開かれていることを示す。「セーフ異常」は、セーフ数が、アウト数に対して想定される数より少ない場合に、セーフ玉の玉詰まり等が起きたことを示す。受信時刻は、上記の通り、携帯端末100が管理装置200から、当該呼出信号を受信した時刻(時:分:秒)を示す。
従って、例えば、図3の履歴情報116aは、呼出ID「C10」、機器ID「P070」、呼出内容「アウト異常」、受信時刻「10:55:21」を含む。即ち、履歴情報116aは、呼出ID「C10」で示され、機器ID「P070」で示される遊技機10において、呼出内容が「アウト異常」であることを示す呼出信号を、10時55分21秒に受信したことを示す情報である。
後で図12〜図14を参照して詳しく説明するが、携帯端末100は、管理装置200から呼出信号を受信する毎に、当該呼出信号に対応する履歴情報を保留履歴情報116に格納(追加)し、呼出解除信号を受信する毎に、当該呼出解除信号に対応する履歴情報を保留履歴情報116から削除する。
(通知履歴情報118)
図2の通知履歴情報118は、詳しく図示しないが、図3の履歴情報(116a等)と同様の各種履歴情報を含む。通知履歴情報118には、応答済みか否かに関わらず、携帯端末100が受信したすべての呼出信号に対応する履歴情報が含まれる。携帯端末100は、管理装置200から呼出信号を受信する毎に、当該呼出信号に対応する履歴情報を通知履歴情報118に格納(追加)する。なお、携帯端末100は、呼出解除信号を受信しても、履歴情報を通知履歴情報118から削除しない。なお、携帯端末100を携帯(装着)した係員が、操作部102に所定の操作(通知履歴表示操作)を入力すると、制御部110は、通知履歴情報118内の各履歴情報を順次表示部104に表示させることができる。
(携帯端末100の動作の概要;図4、図5)
次いで、携帯端末100の状態変化に伴う動作の概要について説明する。図4に示すように、待機状態の携帯端末100では、表示部104に、現在時刻105a(「11:01:15」)と、現時点で保留履歴情報116内に格納されている履歴情報(図3の116a等)の数105b(「4」)とが表示されている。
携帯端末100が管理装置200から呼出信号を受信すると、携帯端末100は、呼出状態に移行する。呼出状態の携帯端末100は、所定のタイムアウト時間の間(例えば8秒間)呼出動作を行う。本実施例では、呼出動作中の携帯端末100は、表示部104に、呼出信号に含まれる機器ID(「P020」)と、呼出内容(「セーフ異常」)と、呼出信号を受信した時刻(「11:03:41」)とを表示する。それと同時に、呼出動作中の携帯端末100は、振動部109を動作させて携帯端末100の文字盤部を振動させる。携帯端末100の文字盤部を振動させる時間は、8秒間より短い時間であってもよい(例えば2秒間)。携帯端末100は、スピーカ108から報知音を発してもよい。本明細書における「呼出動作」の語は、表示部104に、少なくとも、呼出信号に含まれる機器IDと、呼出内容とを表示する動作を含んでいればよく、その他の表示、振動の発生、報知音の発生等の各動作は任意に含ませることができる。
さらに、携帯端末100が管理装置200から呼出信号を受信すると、携帯端末100の制御部110は、呼出信号に含まれる各種情報(呼出ID、機器ID、呼出内容情報)と受信時刻とを関連つけた履歴情報(例えば図3の符号116e)を保留履歴情報116及び通知履歴情報118内に格納する。
携帯端末100を携帯している係員は、呼出動作中に、呼出しに応答するために、携帯端末100の操作部102に所定の応答操作を入力することができる。ここで、「呼出しに応答する」とは、呼出しが行われている遊技機10等に赴き、必要な作業を行う意思を表示することを意味する。係員が応答操作を入力すると、携帯端末100の制御部110は、受信した呼出信号に対応する履歴情報(例えば図3の符号116e)を保留履歴情報116から削除する。
また、係員が応答操作を入力すると、携帯端末100は、呼出動作中の表示部104の表示内容を変化させずに維持する。以下では、この状態を「表示維持」と呼ぶ場合がある。係員は、その後、呼出しが行われている遊技機10等に赴き、必要な作業を完了させた後に、操作部102に所定の作業完了操作を入力することができる。作業完了操作が入力されると、携帯端末100は、表示維持を終了し、待機状態に戻る。
一方、携帯端末100を携帯している係員が、呼出動作中に応答操作を入力しない場合、所定のタイムアウト時間(8秒間)経過後に、携帯端末100は、待機状態に戻る。この際、表示部104に表示される保留履歴情報116内の履歴情報(図3の116a等)の数105b(「5」)は、呼出動作前から1インクリメントされる。
また、携帯端末100が待機状態の間に、係員は、所定の保留履歴表示操作を操作部102に入力することができる。図5に示すように、保留履歴表示操作が入力されると、携帯端末100は、保留履歴情報116内に格納されている各履歴情報(例えば図3の符号116a〜116e)のうち、最も受信時刻が古いもの(図3の符号116a)を表示部104に表示させる。表示部104には、履歴情報に含まれる機器ID(「P070」)、呼出内容(「アウト異常」)、受信時刻(「10:55:21」)が表示される。
上記の表示中に、係員が、所定の切替操作を操作部102に入力すると、携帯端末100は、保留履歴情報116内に格納されている各履歴情報(例えば図3の符号116a〜116e)を、受信時刻が古いものから順に順次切り替えて表示部104に表示することができる。
後で詳しく説明するが、係員は、任意の履歴情報が表示部104に表示されている場合に、当該履歴情報に対応する呼出しに応答するために、所定の選択操作を操作部102に入力することができる。選択操作が入力されると、携帯端末100は、管理装置200に選択信号を送信する。
(管理装置200の構成;図1)
管理装置200は、遊技店が設置する管理用サーバである。上述の通り、管理装置200は、遊技店内の遊技店内の各種情報を管理する。管理装置200は、図1に示すように、操作部62と、表示部64と、有線通信インターフェイス68と、制御部70とを備える。操作部62は、キーボード及びマウスによって構成される。遊技店の管理者は、操作部62を操作することによって、様々な指示を管理装置200に与えることができる。表示部64は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。有線通信インターフェイス68は、遊技機10、カードユニット20等の他の機器と有線通信を行うためのインターフェイスである。
制御部70は、CPU72とメモリ74とを備える。CPU72は、メモリ74に格納されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。従って、例えば、制御部70は、各島ユニット202、各台ユニット204を介して、各遊技機10の遊技状態情報(アウト数、セーフ数、特賞状態等)を収集する。さらに、メモリ74は、機器管理情報76、呼出設定情報78、呼出管理情報80、及び、通信管理情報82を格納する。なお、メモリ74は、図示しないが、各遊技機10の遊技状態情報等も格納している。以下、各情報76〜82について説明する。
(機器管理情報76;図6)
図6に示す機器管理情報76は、複数個の機器情報76a、76b、76z等を含む。各機器情報76a等は、機器ID、グループ、端末IDが関連付けられた情報である。なお、図6では、理解のために、機器管理情報76に含まれる複数個の機器情報76a、76b、76z等をテーブル形式で表わしているが、メモリ74が機器管理情報76を格納する形式は、図6のテーブル形式には限られない。各機器情報76a、76b、76z等は、機器ID、グループ、及び、端末IDが関連付けられた情報である。機器管理情報76は、予め遊技店の管理者の操作によってメモリ74内に格納されている。
機器IDは、上述の通り、遊技機10(呼出ランプ14、サンド18)、カードユニット20、計数機30、景品POS40等に付与されたIDである。グループは、対応する機器IDが示す機器について呼出しが行われた場合に、呼出されるべき携帯端末100のグループの名称を示す。本実施例では、「G1」、「G2」、「G6」等の複数個のグループが存在する。端末IDは、対応するグループに含まれる携帯端末100の端末IDを示す。なお、図6の例では、端末ID「D1」〜「D8」で示される各携帯端末100は、遊技店内で顧客サービス等の業務に従事する係員によって所持され、端末ID「D20」、「D21」で示される各携帯端末100がマネージャ(管理職)によって所持され、端末ID「D22」で示される携帯端末100が店長によって所持される例を想定している。
例えば、図6中の機器情報76aは、機器ID「P001〜P100」、グループ「G1」、端末ID「D1,D2,D3,D4」を含む。即ち、機器情報76aは、機器ID「P001」から「P100」で示される100台の遊技機10について呼出が行われる場合、グループ「G1」に属する携帯端末100(端末ID「D1,D2,D3,D4」)を呼出すことを意味する。
(呼出設定情報78;図7)
図7に示す呼出設定情報78は、各呼出内容(セーフ異常,枠オープン,台呼出(サービス),台呼出(トラブル),アウト異常)と、呼出しが行われたことを示す通知信号を受信してから携帯端末100に呼出信号を送信するまでの待機時間(秒)とを対応付けた設定情報である。呼出設定情報78は、予め遊技店の管理者の操作によってメモリ74内に格納されている。
例えば、呼出内容「セーフ異常」には待機時間「0」が対応付けられている。呼出内容が「セーフ異常」である場合、遊技機10で玉詰まりが発生している可能性が高い。そのため、呼出内容が「セーフ異常」である場合、待機時間を設けずに、即座に携帯端末100に呼出信号を送信できるようにしている。
また、例えば、呼出内容「枠オープン」には、比較的短い待機時間である「15」が対応付けられている。枠が長時間に亘って開放(オープン)される場合、遊技機10で不正操作が行われている可能性がある。そのため、呼出内容が「枠オープン」である場合、待機時間を比較的短い「15」とし、早期に携帯端末100に呼出信号を送信できるようにしている。
一方、呼出内容「台呼出(サービス)」には、比較的長い待機時間である「60」が対応付けられている。例えば、ユーザが飲み物等のサービスの提供を求めている場合は、上記の不正操作が行われている場合や玉詰まりが発生している場合と比較して呼出しの緊急度合いが低い、という方針に従って、このように設定されていてもよい。
(呼出管理情報80;図8)
図8に示す呼出管理情報80は、複数個の呼出情報80a、80b、80c、80d、80e、80l、80m、80n等を含む。各呼出情報80a等は、呼出ID、機器ID、グループ、呼出内容、送信時刻、通知解除時刻、応答時刻、作業完了時刻が関連付けられた情報である。なお、図8では、理解のために、呼出管理情報80に含まれる複数個の呼出情報80a等をテーブル形式で表わしているが、メモリ74が呼出管理情報80を格納する形式は、図8のテーブル形式には限られない。管理装置200は、呼出信号を送信する毎に、当該呼出信号に対応する呼出情報(80a等)を呼出管理情報80に順次追加する。
呼出ID(図中「C1」、「C2」等)は、管理装置200が呼出信号を送信する毎に、当該呼出信号を識別するために割り当てるユニークなIDである。機器ID(図中「P001」、「P002」等)は、上述の通り、呼出が行われている遊技機10、カードユニット20等を識別するためのIDである。グループ(図中「G1」、「G2」等)は、管理装置200が呼出信号を送信した複数個の携帯端末100が属するグループの名称を意味する。グループは、上記の図6の機器管理情報76に含まれるグループと同じものである。呼出内容(図中「アウト異常」、「台呼出(サービス)」等)は、管理装置200が送信した呼出信号に含まれている呼出内容情報が示す呼出内容である。送信時刻は、管理装置200が呼出信号を送信した時刻(時:分:秒)を示す。通知解除時刻は、呼出ランプ14等から、通知解除信号を受信した時刻(時:分:秒)を示す。応答時刻は、複数個の携帯端末100のうちのいずれか1個の携帯端末100から、応答信号を受信した時刻(時:分:秒)を示す。作業完了時刻は、上記のいずれか1個の携帯端末100から、作業完了信号を受信した時刻(時:分:秒)を示す。
(通信管理情報82)
図1の通信管理情報82は、詳しく図示しないが、管理装置200と他の機器(携帯端末100、遊技機10、呼出ランプ14、サンド18、カードユニット20、計数機30、景品POS40)との間で行ったすべての通信信号に関する情報が含まれる。例えば、遊技機10から受信する通知信号に関する情報(機器ID、呼出内容、受信時刻等)、遊技機10から受信する通知解除信号に関する情報(機器ID、受信時刻等)、携帯端末100に送信した呼出信号に関する情報(呼出ID、機器ID、呼出内容、送信時刻等)、携帯端末100から受信した応答信号に関する情報(呼出ID、受信時刻等)等が含まれる。即ち、通信管理情報82に含まれる各情報は、管理装置200と他の装置との間の全通信履歴を示す。なお、遊技店の管理者が、操作部62に所定の操作(通信管理情報表示操作)を入力すると、制御部70は、通信管理情報82内の各情報を表示部64に表示させることができる。
(管理装置処理;図9〜図11)
次いで、管理装置200の制御部70が実行する各処理について、図9〜図11を参照して説明する。制御部70は、遊技店内のいずれかの機器(遊技機10、呼出ランプ14、サンド18、カードユニット20、計数機30、景品POS40)から通知信号を受信することを監視する(S10)とともに、遊技店内のいずれかの携帯端末100から、応答信号又は選択信号を受信することを監視する(S12)。
上述の通り、例えば、呼出ランプ14(例えば機器ID「P001」が示す呼出ランプ14)は、ユーザが呼出ボタン12を操作すると、通知信号を管理装置200に送信する。通知信号に含まれる各情報の内容は上述の通りである。この際、呼出ランプ14の照明部が点灯する。制御部70は、通知信号を受信すると、S10でYESと判断し、S14に進む。S14では、制御部70は、呼出信号送信処理(図10参照)を開始する。
また、上述の通り、例えば、携帯端末100(例えば端末ID「D1」が示す携帯端末100)が呼出動作を行っている間に、当該携帯端末100を携帯する係員が、呼出しに対する応答操作を入力する場合がある。応答操作が入力されると、当該携帯端末100は、管理装置200に応答信号を送信する。選択信号には、呼出IDが含まれる。制御部70は、応答信号を受信すると、S12でYESと判断し、S16に進む。
さらに、上述の通り、例えば、携帯端末100(例えば端末ID「D1」が示す携帯端末100)において、表示部104に所定の履歴情報(例えば図3の履歴情報116a)を表示している間に、当該携帯端末100を携帯する係員が、所定の選択操作を入力する場合がある。選択操作が入力されると、携帯端末100は、管理装置200に選択信号を送信する。選択信号には、呼出IDが含まれる。制御部70は、選択信号を受信する場合にも、S12でYESと判断し、S16に進む。S16では、制御部70は、呼出解除信号送信処理(図11参照)を開始する。
(呼出信号送信処理;図10)
呼出信号送信処理について、図10を参照して説明する。上記の通り、制御部70は、遊技店内のいずれかの機器から通知信号を受信すると(図9のS10でYES)、図10の呼出信号送信処理を開始する。S20、S22では、制御部70は、待機時間が経過する前に、通知解除信号を受信することを監視する。
具体的に言うと、S20では、制御部70は、まず、図9のS10で受信された通知信号に含まれる呼出内容情報が示す呼出内容(アウト異常、台呼出(トラブル)等)を特定する。次いで、制御部70は、メモリ74内の呼出設定情報78を参照し、特定された呼出内容(例えば「アウト異常」)に対応する待機時間(例えば「40」秒)を特定し、カウントを開始する。
一方、呼出ランプ14の照明部が点灯していることを発見した係員が、特定された待機時間が経過する前に、当該呼出ランプ14のもとに赴き、所定の点灯解除操作を行う場合がある。その場合、呼出ランプ14の照明部は消灯する。また、呼出ランプ14は、管理装置200に通知解除信号を送信する。制御部70は、通知解除信号を受信する。通知解除信号は、呼出ランプ14を示す機器IDを含む。
特定された待機時間が経過する前に、上記の通知解除信号を受信すると、制御部70は、S22でYESと判断し、呼出信号送信処理を終了する。この場合、制御部70は、呼出信号を送信しない。
一方、上記の通知解除信号を受信せずに、特定された待機期間が経過する場合、制御部70は、S20でYESと判断し、S24に進む。S24では、制御部70は、遊技店内の1個以上の携帯端末100に呼出信号を送信する。具体的には、S24では、制御部70は、まず、機器管理情報76(図6参照)を用いて、図9のS10で受信した通知信号に含まれる機器ID(例えば「P070」)に対応するグループ(例えば「G1」)を特定する。次いで、制御部70は、機器管理情報76(図6参照)を用いて、特定されたグループに属する1個以上の携帯端末100(例えば端末ID「D1,D2,D3,D4」の各携帯端末100)を特定する。次いで、制御部70は、ユニークな呼出ID(例えば「C10」)を割り当てるとともに、割り当てられた呼出ID(例えば「C10」)と、機器ID(例えば「P070」)と、呼出内容情報(例えば「アウト異常」)とを含む呼出信号を生成する。呼出信号に含まれる機器ID及び呼出内容情報は、図9のS10で受信した通知信号に含まれる機器ID及び呼出内容情報である。制御部70は、生成された呼出信号を、特定された1個以上の携帯端末100(例えば端末ID「D1,D2,D3,D4」の各携帯端末100)に送信する。制御部70は、1個以上の携帯端末100に呼出信号を送信すると、呼出信号の送信時刻を含む呼出情報(例えば図8の呼出情報80l)を、メモリ74の呼出管理情報80に新たに追加する。図8の呼出情報80lに示すように、この時点では、「通知解除時刻」、「応答時刻」、「作業完了時刻」の各欄は空欄である。制御部70は、以上の各処理を終えると、呼出信号送信処理を終了する。
(呼出解除信号送信処理;図11)
続いて、呼出解除信号送信処理について、図11を参照して説明する。上記の通り、制御部70は、遊技店内のいずれかの携帯端末100から選択信号を受信すると(図9のS12でYES)、図11の呼出解除信号送信処理を開始する。なお、制御部70は、選択信号を受信すると、呼出管理情報80(図8)から、選択信号に含まれる呼出ID(例えば「C5」)に対応する呼出情報(例えば図8の呼出情報80e)の「応答時刻」欄に、選択信号を受信した時刻を書き込む。
S30では、制御部70は、1個以上の携帯端末100に、呼出解除信号を送信する。具体的には、S30では、まず、制御部70は、選択信号に含まれる呼出信号(例えば「C5」)に対応する呼出情報(例えば図8の呼出情報80e)に含まれるグループ(例えば「G1」)を特定する。次いで、制御部70は、機器管理情報76(図6)を用いて、特定されたグループに属する1個以上の携帯端末100(例えば端末ID「D1,D2,D3,D4」の各携帯端末100)を特定する。次いで、制御部70は、呼出解除信号を生成する。呼出解除信号には、選択信号に含まれる呼出ID(例えば「C5」)が含まれる。制御部70は、生成された呼出解除信号を、特定された1個以上の携帯端末100(例えば端末ID「D1,D2,D3,D4」の各携帯端末100)に送信する。なお、変形例では、制御部70は、選択信号の送信元の携帯端末100には呼出解除信号を送信しないようにしてもよい。
次いで、S32では、制御部70は、通知解除信号又は作業完了信号を受信することを監視する。
携帯端末100で選択操作を行った係員が、例えば、照明部が点灯中の呼出ランプ14のもとに赴き、所定の点灯解除操作を行うと、当該呼出ランプ14は、管理装置200に通知解除信号を送信する。制御部70は、通知解除信号を受信すると、S32でYESと判断する。通知解除信号は、呼出ランプ14を示す機器IDを含む。制御部70は、通知解除信号を受信すると、呼出管理情報80(図8)から、通知解除信号に含まれる機器IDに対応する呼出情報を特定し、その「通知解除時刻」欄に、通知解除信号を受信した時刻を書き込む。なお、呼出しが行われた機器がカードユニット、計数機、景品POSである場合等には、通知解除信号を受信しない場合がある。その場合、S32では、制御部70は、作業完了信号の受信のみを監視する。
携帯端末100で選択操作を行った係員が、呼出しが行われた呼出ランプ14(遊技機10)のもとに赴き、必要な作業を終えて、操作部102に所定の作業完了操作を入力すると、携帯端末100は、管理装置200に作業完了信号を送信する。制御部70は、作業完了信号を受信すると、S32でYESと判断する。作業完了信号は、呼出IDを含む。制御部70は、作業完了信号を受信すると、呼出管理情報80(図8)から、作業完了信号に含まれる呼出IDに対応する呼出情報を特定し、その「作業完了時刻」欄に、作業完了信号を受信した時刻を書き込む。
S32でYESの場合、呼出解除信号送信処理が終了する。遊技店の管理者は、通知解除時刻と作業完了時刻の少なくとも一方が受信される場合(S32でYESの場合)、呼出しが行われた機器において、呼出しに対する必要な作業が係員によって行われたものと推測することができる。
(携帯端末処理;図12〜図14)
次いで、各携帯端末100の制御部110が実行する各処理について、図12〜図14を参照して説明する。以下では、遊技店内の複数個の携帯端末100のうちの1個の携帯端末100(以下「特定の携帯端末100」と呼ぶ)の制御部110が実行する処理の例として説明する。待機状態(図4参照)の特定の携帯端末100の制御部110は、呼出信号を受信すること(S50)、呼出解除信号を受信すること(S52)、及び、保留履歴表示操作が入力されること(S56)、を監視する。
上述の通り、管理装置200が、特定の携帯端末100を含む1個以上の携帯端末100に呼出信号を送信すると(図10のS24参照)、制御部110は、呼出信号を受信する。この場合、制御部110は、S50でYESと判断し、S58に進む。S58では、制御部110は、呼出処理(図13参照)を開始する。
また、上述の通り、管理装置200が、特定の携帯端末100を含む1個以上の携帯端末100に呼出解除信号を送信すると(図11のS30参照)、制御部110は、呼出解除信号を受信する。この場合、制御部110は、S52でYESと判断し、S60に進む。待機状態の特定の携帯端末100の制御部110が呼出解除信号を受信する場合とは、例えば、特定の携帯端末100とは異なる他の携帯端末100で選択操作が行われ、他の携帯端末100から管理装置200に選択信号が送信された結果、管理装置200が呼出解除信号を送信する場合である(図9のS12でYESの場合)。上述の通り、呼出解除信号には、呼出IDが含まれる。
S60では、制御部110は、保留履歴情報116(図3)から、呼出解除信号に含まれる呼出ID(例えば図3の「C19」)に対応する履歴情報(例えば図3の履歴情報116e)を特定し、その履歴情報を保留履歴情報116から削除する。
また、特定の携帯端末100を装着する係員(以下「特定の係員」と呼ぶ)は、待機状態の特定の携帯端末100の操作部102に、所定の保留履歴表示操作を入力することができる。保留履歴表示操作が入力されると、制御部110は、S56でYESと判断し、S62に進む。S62では、制御部110は、保留履歴表示処理(図14参照)を開始する。
(呼出処理;図13)
呼出処理について、図13を参照して説明する。上記の通り、制御部110は、管理装置200から呼出信号を受信すると(S50でYES)、図13の呼出処理を開始する。S70では、制御部110は、呼出信号に含まれる各種情報(呼出ID、機器ID、呼出内容情報)と受信時刻とを関連付けた履歴情報を保留履歴情報116及び通知履歴情報118内に格納する。
S72では、制御部110は、表示維持中であるか否かを判断する。例えば、特定の係員が、呼出動作に対して応答操作を入力すると、特定の携帯端末100は、呼出動作中の表示部104の表示内容を変化させずに維持する(図4参照)。S72の時点で特定の携帯端末100が表示維持中である場合、制御部110は、S72でYESと判断し、呼出動作(S74)をスキップしてS76に進む。一方、S72でNOの場合、S74に進む。
S74では、制御部110は、呼出動作を開始する。具体的には、S74では、制御部110は、表示部104に、呼出信号に含まれる機器IDと、呼出内容と、呼出信号を受信した時刻とを表示する。同時に、制御部110は、振動部109を動作させて、携帯端末100を振動させる。
次いで、S76、S78、S88において、制御部110は、所定のタイムアウト時間(8秒間)が経過するまでの間に、応答操作が行われること、又は、呼出解除信号を受信することを監視する。
応答操作が行われず、かつ、呼出解除信号を受信することなく、タイムアウト時間が経過する場合、制御部110は、S76でYESと判断する。この場合、呼出処理が終了する。この場合、特定の携帯端末100は、待機状態に戻る。この際、表示部104に表示される保留履歴情報116内の履歴情報の数105b(図4参照)は、呼出動作前から1インクリメントされる。
また、特定の携帯端末100が呼出動作を行っている間(タイムアウト時間が経過するまでの間)に、特定の係員が操作部102に応答操作を入力する場合、制御部110は、S78でYESと判断し、S80に進む。
一方、特定の携帯端末100が呼出動作を行っている間(タイムアウト時間が経過するまでの間)に、例えば、特定の携帯端末100とは異なる他の携帯端末100で応答操作が行われ、他の携帯端末100から管理装置200に応答信号が送信された結果、管理装置200が、特定の携帯端末100に呼出解除信号を送信する場合がある(図9のS12でYES、図11のS30)。この場合、制御部110は、管理装置200から呼出解除信号を受信する。制御部110は、S88でYESと判断し、S90に進む。
S90では、制御部110は、保留履歴情報116(図3参照)から、S70で保留履歴情報116に格納された履歴情報を保留履歴情報116から削除する。S90を終えると、呼出処理が終了する。この場合、特定の携帯端末100は、待機状態に戻る。
S80では、制御部110は、応答信号を生成し、生成された応答信号を管理装置200に送信する。応答信号には、呼出信号に含まれていた呼出IDが含まれる。
次いで、S82では、制御部110は、S74で開始した呼出動作中の表示内容を変化させずに維持すること(表示維持)を開始する。それとともに、制御部110は、S70で保留履歴情報116に格納した履歴情報を保留履歴情報116から削除する。S82を終えると、S84に進む。
S84では、制御部110は、特定の係員が、操作部102に作業完了操作を入力することを監視する。特定の係員が、呼出しが行われている機器のもとに赴き、必要な作業を完了させた後に、操作部102に所定の作業完了操作を入力することができる。作業完了操作が入力されると、制御部110は、S84でYESと判断し、S86に進む。
S86では、制御部110は、S82で開始した表示維持を終了する。これにより、特定の携帯端末100は、待機状態に戻る。また、制御部110は、管理装置200に作業完了信号を送信する。作業完了信号には、呼出信号に含まれていた呼出IDが含まれる。S86を終えると、呼出処理が終了する。
(保留履歴表示処理;図14)
保留履歴表示処理について、図14を参照して説明する。上記の通り、制御部110は、保留履歴表示操作が入力されると、図14の保留履歴表示処理を開始する。S100では、制御部110は、図5に示すように、保留履歴情報116内に格納されている各履歴情報(例えば図3の116a〜116e)のうち、最も受信時刻が古いもの(図3の116a)を表示部104に表示させる。表示部104には、履歴情報に含まれる機器ID(「P070」)、呼出内容(「アウト異常」)、受信時刻(「10:55:21」)が表示される。
なお、上記の表示中に、係員が、所定の切替操作を操作部102に入力すると、携帯端末100は、保留履歴情報116内に格納されている各履歴情報(例えば図3の116a〜116e)を、受信時刻が古いものから順に順次切り替えて表示部104に表示することができる(図5参照)。
次いで、S102、S112において、制御部110は、選択操作と終了操作のいずれか入力されることを監視する。
特定の係員は、保留履歴情報116内の1個の履歴情報(以下「特定の履歴情報」と呼ぶ)を表示している間に、当該特定の履歴情報に対応する呼出に応答する意思表示をするために、所定の選択操作を操作部102に入力することができる。選択操作が入力される場合、制御部110は、S102でYESと判断し、S104に進む。
一方、特定の係員は、所定の終了操作を操作部102に入力することもできる。終了操作が入力される場合、制御部110は、S112でYESと判断し、保留履歴表示処理を終了する。その場合、特定の携帯端末100は待機状態に戻る。
S104では、制御部110は、管理装置200に選択信号を送信する。上記の通り、選択信号には、上記特定の履歴情報に含まれる呼出IDが含まれる。
次いで、S106では、制御部110は、表示部104の表示内容(特定の履歴情報)を変化させずに維持すること(表示維持)を開始する。それとともに、制御部110は、特定の履歴情報を保留履歴情報116から削除する。
次いで、S108では、制御部110は、特定の係員が、操作部102に作業完了操作を入力することを監視する。S108の処理は、図13のS84の処理と同様である。作業完了操作が入力されると、制御部110は、S108でYESと判断し、S110に進む。
S110では、制御部110は、S106で開始した表示維持を終了する。これにより、特定の携帯端末100は、待機状態に戻る。また、制御部110は、管理装置200に作業完了信号を送信する。作業完了信号には、特定の履歴情報に含まれていた呼出IDが含まれる。S110を終えると、保留履歴表示処理が終了する。
(本実施例の効果)
以上、本実施例の呼出システム2について説明した。本実施例では、特定の携帯端末100は、呼出信号を受信すると、呼出動作を開始する(図13のS74)。そのため、特定の係員が迅速に呼び出しを確認することができる。
また、特定の携帯端末100は、呼出動作中に応答操作が入力される場合(図13のS78でYES)、若しくは、特定の履歴情報の表示中に選択操作が入力される場合(図14のS102でYES)に、表示部104の表示内容を変化させずに維持させる(図13のS82、図14のS106)。特定の携帯端末100は、表示部104の表示内容を変化させずに維持している間は、呼出信号を受信する場合であっても、呼出動作を行わず、表示内容を継続して維持する(図13のS72でYES)。即ち、表示維持中は、表示部104に他の履歴情報が表示されることがない。そのため、例えば、応答操作を行った特定の係員が、呼出し中の機器(例えば呼出ランプ14)のもとに赴き、必要な作業を行う間に、表示部に他の履歴情報が表示されることがないため、特定の係員が、呼出動作に応じた作業を行い易くなる。従って、上記の携帯端末を用いることにより、遊技店の係員を適切に呼出すことができる。
本実施例では、特定の携帯端末100は、メモリ114内に保留履歴情報116(図3参照)を備えている。本実施例では、特定の係員が保留履歴表示操作を操作部102に入力することにより、保留履歴情報116内の各履歴情報を、順次表示部104に表示させることができる(図14のS100)。従って、特定の係員は、表示部104に表示された履歴情報を見ることにより、係員が赴く必要がある機器(呼出ランプ14等)を把握することができる。
本実施例では、特定の携帯端末100は、呼出動作中に応答操作が入力される場合(図13のS78でYES)、当該呼出動作に対応する履歴情報を、保留履歴情報116から削除する(図13のS82)。また、特定の履歴情報の表示中に選択操作が入力される場合(図14のS102でYES)、特定の履歴情報を保留履歴情報116から削除する(図14のS106)。即ち、特定の係員が、呼出しが行われた機器に赴く場合に、その呼出しに対応する履歴情報を、保留履歴情報116から削除することができる。メモリ114内の保留履歴情報116の記憶領域の容量を少なくすることができる。
本実施例では、管理装置200は、通知信号が受信されてから(図9のS10)、所定の待機時間が経過する前に、通知解除信号が受信されない場合(図10のS20でYES)に、1個以上の携帯端末100に呼出信号を送信する。一方、管理装置200は、通知信号が受信されてから、所定の待機時間が経過する前に、通知解除信号が受信される場合(S22でYES)には、待機期間が経過しても、呼出信号を送信しない。即ち、上記の管理装置200が、適切なタイミングで、少なくとも1個の携帯端末100に、呼出信号を送信することができる。従って、本実施例の管理装置200によると、遊技店内の係員を適切なタイミングで呼出すことができる。
図7に示すように、本実施例では、呼出内容に応じて、待機時間が異なっている。呼出内容に応じて、遊技店内の係員を適切なタイミングで呼出すことができる。また、特に、呼出内容「セーフ異常」には待機時間「0」が対応付けられている。呼出内容が「セーフ異常」である場合、遊技機10で不正操作が行われている可能性が高い。そのため、呼出内容が「セーフ異常」である場合、待機時間を設けずに、即座に携帯端末100に呼出信号を送信することができる。
(対応関係)
呼出ランプ14と遊技機10の組合せ、カードユニット20、計数機30、景品POS40等の各機器が、「遊技関連機器」の一例である。待機時間(図7)が「第1の期間」、「第2の期間」の一例である。図9のS10でYES、図10のS22でYESの各処理を実行する制御部70が、「受信部」の一例である。図10のS20、S24の処理を実行する制御部70が、「送信制御部」の一例である。
(第2実施例)
第2実施例について、第1実施例とは異なる点を中心に説明する。第2実施例では、管理装置200の制御部70は、通知信号を受信すると(図9のS10でYES)、待機時間のカウントを開始する前に、1回目の呼出信号を送信する。第2実施例では、制御部70は、1回目の呼出信号を送信した後に、待機時間のカウントを開始する。第2実施例では、制御部70は、通知解除信号を受信することなく待機時間が経過する場合に(図10のS20でYES)、呼出信号(2回目)を送信する。第2実施例の管理装置200によると、遊技店内の係員をより迅速に呼出し得る。
(第3実施例)
第3実施例について、第1実施例とは異なる点を中心に説明する。第3実施例では、管理装置200の制御部70は、呼出信号を送信(図10のS24)した後に、所定期間が経過するまでに、呼出信号を送信した1個以上の携帯端末100から応答信号を受信しない場合、呼出信号を再送信する。第3実施例の管理装置200によると、呼出中の機器に、遊技店内のいずれかの係員をより確実に向かわせることができる。
(第4実施例)
第4実施例について、第1実施例とは異なる点を中心に説明する。第4実施例では、管理装置200の制御部70が送信する呼出信号には、呼出信号を受信する1個以上の携帯端末100に対して、当該呼出信号を受信したことを示す受信確認信号の返信を要求する情報(以下では「返信要求情報」と呼ぶ)を含む。この場合、制御部70は、呼出信号を受信した1個以上の携帯端末100のそれぞれから、受信確認信号を受信する。なお、第4実施例では、呼出内容に応じて、呼出信号に返信要求情報を含めるか否かを変えてもよい。従って、例えば、呼出内容が「台呼出(サービス)」の場合には、呼出信号に要求情報を含めずに、呼出内容が「セーフ異常」の場合に、呼出信号に返信要求情報を含めるようにしてもよい。第4実施例の管理装置200によると、管理装置200は、呼出信号の送信先の1個以上の携帯端末100が、それぞれ、呼出信号を受信したか否かを知ることができる。
(第5実施例)
第5実施例について、第1実施例とは異なる点を中心に説明する。第5実施例では、特定の携帯端末100の制御部110は、所定の履歴情報が保留履歴情報116に格納されてから、所定期間(例えば1時間)が経過する場合に、当該所定の履歴情報を、保留履歴情報116から削除する。第5実施例の特定の携帯端末100によると、メモリ114内の保留履歴情報116の記憶領域の容量を少なくすることができる。また、計数機10やサンド18等の各機器は、自機で発生している故障やトラブルが解消された場合に、自ら、故障やトラブルが解消された旨の信号を出力しない場合がある。その場合、既に、故障やトラブルが解消している(必要な作業が完了している)にも拘わらず、保留履歴情報116内に履歴情報が残存し続けてしまう場合がある。実際には、既に故障やトラブルが解消している履歴情報と、故障やトラブルが未解消の履歴情報(応対が必要な履歴情報)とが混在し、保留履歴情報116を閲覧し難くなる事態が生じ得る。この点、本実施例の特定の携帯端末100によれば、上記の構成を備えるため、既に故障やトラブルが解消している履歴情報が自動的に保留履歴情報116から削除され得るため、故障やトラブルが未解消の履歴情報を見易くすることができる。
(第6実施例)
第6実施例について、第1実施例とは異なる点を中心に説明する。第6実施例では、保留履歴情報116は、最大で例えば20個の履歴情報を格納可能である。特定の携帯端末100の制御部110は、呼出信号が受信される際に、保留履歴情報116内の履歴情報の個数が20個である場合に、保留履歴情報116に含まれる20個の履歴情報のうち、最も古いもの(最も受信時刻が前であるもの)を削除し、新たな履歴情報を保留履歴情報116に追加するようにしている。第6実施例の特定の携帯端末100によると、メモリ114内の保留履歴情報116の記憶領域の容量を少なくすることができる。なお、保留履歴情報116に格納可能な履歴情報の最大個数は、20個には限られず、任意の個数とすることができる。
(第7実施例)
第7実施例について、第1実施例とは異なる点を中心に説明する。上述の通り、遊技店内の各遊技機10は、自機に付与されている遊技機IDと、自機の遊技状態情報(例えば、アウト数、セーフ数、特賞状態等)を、台ユニット204及び島ユニット202を介して管理装置に送信する。即ち、遊技店内の各遊技機10の遊技状態情報は、管理装置200に集められている。
第7実施例では、遊技中のユーザが呼出ランプ14の呼出ボタン12を操作する場合、各機器が以下のように動作する。ユーザが、呼出ランプ14の呼出ボタン12を操作すると、呼出ランプ14は、通知信号を管理装置200に送信する。なお、第7実施例では、通知信号には、機器IDのみが含まれ、呼出内容情報は含まれない。
管理装置200の制御部70は、通知信号を受信すると、その通知信号に含まれる機器IDに対応する遊技機10を特定するとともに、その特定された遊技機10に対応付けられている遊技状態情報を特定する。次いで、制御部70は、遊技状態情報(アウト数、セーフ数、特賞信号等)が示す遊技機10の稼動状態から、呼出内容を特定する。
次いで、制御部70は、特定された呼出内容(例えば「台呼出(トラブル)」)を示す呼出内容情報を含む呼出信号を、通知信号に含まれていた機器IDに対応するグループに属している1個以上の携帯端末100に送信する。
さらに、第7実施例では、制御部70は、各遊技機10から取得した各遊技機10の遊技状態情報(アウト数、セーフ数、特賞状態等)に基づいて、各遊技機10で故障やトラブルが発生していることを検出することができる。例えば、制御部70は、特定の遊技機10の遊技状態情報を監視することによって、特定の遊技機10のセーフ数が、アウト数に対して想定される数より少ない場合に、セーフ玉の玉詰まり等が起きたこと(即ち「セーフ異常」)を検出することができる。制御部70は、検出された故障やトラブル(例えば上記の「セーフ異常」等)を示す呼出内容情報を含む呼出信号を、故障やトラブルが検出された遊技機10を示す機器IDに対応するグループに属している1個以上の携帯端末100に送信する。
(第8実施例)
図15を参照して、第8実施例について説明する。第8実施例では、管理装置200は、以下の手法によって呼出信号を送信することができる。図15は、第8実施例の管理装置200の表示部64の表示画面を示す。図15の表示画面には、「1」から「90」のマスで、90台分の呼出ランプ14(即ち遊技機10)が示されている。なお、図15の表示画面の「1」から「90」の各マスは、機器ID「P001」から「P090」の呼出ランプ14を示しているものとする。さらに、表示画面では、「計数」のマスで、計数機30が示されている。また、「D1」、「D2」、「D3」は、それぞれ、携帯端末100の端末IDを示す。「D1」、「D2」、「D3」の四角形は、それぞれ、携帯端末100を携帯する係員を示す係員アイコンである。係員アイコンは、待機中(例えば「D1」)と作業中(例えば「D2」)の2パターンに色分け表示されている。
図15の例では、端末ID「D1」の係員は、「1」〜「15」の遊技機10の列と、「16」〜「30」の遊技機10の列の間に配置されている。即ち、端末ID「D1」の係員が、「1」〜「30」の遊技機10の各種作業を担当する。同様に、端末ID「D2」の係員は、「31」〜「60」の遊技機10の各種作業を担当し、端末ID「D3」の係員は、「61」〜「90」の遊技機10の各種作業を担当する。
「1」〜「90」の各マス、及び、「計数」の各マスは、呼出しが行われる場合、呼出内容に応じて「サービス」、「トラブル」、「異常」の3パターンに色分けされて表示される。図の例では、「1」の遊技機10では、呼出内容「サービス」の呼出しが行われ、「31」の遊技機10では、呼出内容「トラブル」の呼出しが行われ、「65」の遊技機10では、呼出内容「異常」の呼出しが行われている。
各遊技機10及び計数機30で呼出しが行われると、機器IDと、呼出内容と、呼出し開始からの経過時間(秒)とを組み合わせた呼出アイコン300が、表示画面の上部に表示される。各呼出アイコン300は、「1」〜「90」の各マス、及び、「計数」の各マスと同様に、「サービス」、「トラブル」、「異常」の3パターンに色分けされて表示される。
上記の各表示により、管理装置200を操作する遊技店の管理者は、どの遊技機10でどのような内容の呼出しが行われ、呼出し開始からどれくらいの時間が経過しているのかを、視覚的に容易に把握することができる。
遊技店の管理者は、操作部62を操作して、呼出アイコン300を、任意の係員アイコンの隣に配置させる操作(ドラッグアンドドロップ操作)を行うことができる。図の例では、機器ID「P001」、呼出内容「サービス」の呼出アイコン300が、端末ID「D1」の係員アイコンの隣にドラッグアンドドロップされる様子が示されている。この操作が行われると、端末ID「D1」の携帯端末100では、呼出動作が開始される。端末ID「D1」の携帯端末100が実行する呼出動作の内容は、第1実施例で説明した呼出動作の内容と同様である。
係員が応答操作を行い、作業を行っている間は、図中の端末ID「D2」の係員アイコンに示すように、係員アイコンが作業中を示すパターンに色分けされて表示される。図の例では、端末ID「D2」の携帯端末100を携帯する係員は、機器ID「P031」の遊技機10で、呼出内容「トラブル」に応じた作業(例えば、玉詰まりの解消作業等)を行っている。これにより、遊技店の管理者は、どの係員が現在どのような作業中であるのかを、視覚的に容易に把握することができる。係員が作業完了操作を行うと、係員アイコンの表示が、待機中を示すパターンに戻る。
第8実施例の管理装置200を利用することにより、遊技店の管理者は、呼出中の機器に赴くべき係員を適切に指定することができる。遊技店の係員を適切に呼出すことができる。
以上、各実施例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例を採用してもよい。
(変形例1) 管理装置200の制御部70は、通信管理情報82内に含まれている各情報から、特定の検索条件に適合する情報を検索して、表示部64に表示させる検索機能を有していてもよい。制御部70は、操作部62に特定の検索条件が入力されると、特定の検索条件に適合する情報を検索し、その結果を表示部104に表示する。検索条件は任意とすることができるが、例えば、通信の時間帯、機器ID、呼出内容等を入力することができる。
(変形例2) 管理装置200の制御部70は、呼出管理情報80(図8参照)内に含まれている各呼出情報を、様々な形式で表示部64に表示させる表示機能を有していてもよい。この場合、制御部70は、例えば、携帯端末100の属するグループ毎に、呼出信号が送信された回数を表示することができる。また、例えば、制御部70は、グループ毎に、呼出時刻と、応答時刻(又は通知解除時刻)とに基づいて、平均対応時間を算出して表示することもできる。これにより、遊技店の管理者は、遊技店内における呼出の傾向や、グループ毎の対応の成績等を把握し易くなる。
(変形例3) 上記の各実施例では、呼出信号、呼出解除信号、応答信号等の各信号は、送受信機50を介して、管理装置200と各携帯端末100との間で送受信されている。これに限られず、呼出信号、呼出解除信号、応答信号等の各信号が、各携帯端末100と送受信機50との間で通信されてもよい。例えば、呼出動作中の特定の携帯端末100において応答操作が入力され、特定の携帯端末100が応答信号を送受信機50に送信する。その場合、送受信機50は、応答信号を受信すると、応答信号を管理装置200に送信することなく、呼出解除信号を生成して、生成された呼出解除信号を、特定の携帯端末100以外の複数個の携帯端末100に送信してもよい。また、呼出信号、呼出解除信号、応答信号等の各信号が、各携帯端末100間で直接送受信されてもよい。
(変形例4) 管理装置200の制御部70は、遊技店内の複数個の呼出ランプ14のうち、例えば、所定個(例えば20個)以上の呼出ランプ14から同時に通知信号を受信する場合、当該所定個以上の呼出ランプ14に対して、呼出信号を送信することなく、キャンセル処理をしてもよい。例えば、遊技店の開店前に、一斉に各機器に電源を入れた場合等には、制御部70が、遊技店内の複数個の呼出ランプ14のうちの20個以上の呼出ランプ14から同時に通知信号を受信する場合がある。そのような場合、実際に20個以上の呼出ランプ14(遊技機10)に係員が赴く必要がある可能性は低い。本変形例によると、そのような場合に、各携帯端末100に無駄に呼出動作をさせることを抑制することができる。なお、上記の所定個は、20個に限られず、任意個数に設定することができる。
(変形例5) 上記の各実施例では、特定の携帯端末100の制御部110は、保留履歴情報116内の各履歴情報を表示する場合、表示部104に履歴情報を1個分ずつ切り替えて表示できるようにしている(図5参照)。保留履歴情報116内の各履歴情報の表示手法は、上記の各実施例に記載の手法に限られず、任意とすることができる。従って、例えば、制御部110は、保留履歴情報116内の各履歴情報を表示部104に一覧表示してもよい。特定の係員は、一覧の中から所望の履歴情報を選択して、応答する意思表示を行ってもよい。このような操作も「選択操作」の一例である。
(変形例6) 上記の各実施例では、特定の係員が、特定の携帯端末100の操作部102に応答操作又は選択操作を入力すると、制御部110は、表示部104の表示内容を維持する(図13のS82、図14のS106)。これに限らず、特定の携帯端末100の操作部102に応答操作又は選択操作が入力される場合、制御部110は、表示部104に、作業中であることを示す所定の作業中画面を表示させてもよい。この場合も、制御部110は、所定の作業中画面を表示中に他の呼出信号を受信しても、呼出動作を実行させないようにすればよい。
(変形例7) 上記の各実施例では、一つの管理装置200が、各携帯端末100に対する呼出しを管理する呼出管理装置としての機能と、各遊技機10の遊技状態情報を管理する遊技機情報管理装置としての機能とを発揮している。これに変えて、呼出管理装置と、遊技機情報管理装置(いわゆる、ホールコンピュータ)とを、別個の装置として備えてもよい。また、例えば、呼出管理装置としての機能が、会員サーバ等の機能の一つとして備えられていてもよい。
(変形例8) メモリ74は、管理装置200外に備えられていてもよい。従って、例えば、メモリ74は、遊技店の外に設置されているサーバや、管理装置200とクラウドを介して接続されているサーバ等に備えられていてもよい。即ち、メモリ74は、管理装置200の制御部70からアクセスできるように備えられていればよい。
(変形例9) 特定の携帯端末100における、呼出動作中の表示部104の表示内容は、上記の内容(図4、図5参照)には限られず、任意とすることができる。従って、例えば特定の携帯端末100の制御部110は、呼出動作中に、表示部104に、呼出信号に含まれる機器ID、呼出内容、呼出信号を受信した時刻、に加えて、呼出しへの具体的な対処方法や、会員情報等を表示するようにしてもよい。従って、例えば、制御部110は、呼出動作中に、表示部104に、「会員の鈴木様が3番台に来られました。挨拶して下さい」等のメッセージを表示させてもよい。この場合、特定の係員が応答操作を行った場合であっても、制御部110は、上記のメッセージの表示を維持することが好ましい。この場合、特定の係員は、会員に対して丁寧な対応をすることが可能となる。なお、制御部110は、メッセージを複数回に分けて送信し、表示部104内でスクロール表示させてもよい。
(変形例10) 特定の携帯端末100の呼出動作中に、特定の係員が応答操作を入力する場合、呼出しが行われた遊技機10に対応する呼出ランプ14、サンド18等で、呼出しへの具体的な対処方法を表示するようにしてもよい。この変形例によると、特定の係員が対処方法を確実に知ることができ、呼出しへの対応を確実に行うことができる。
(変形例11) 携帯端末100の操作部102は、文字盤部の側部に設けられた複数のボタンに限られず、タッチパネルや、近接スイッチ等であってもよい。
(変形例12) 遊技店内に設置される送受信機50の数は、複数個でなくてもよく、1個であってもよい。その他の機器の数も、上記の実施例で説明した数に限られず、任意とすることができる。
(変形例13) 携帯端末100は、遊技店の外で呼出信号を受信可能であってもよい。携帯端末100と管理装置200は、遠隔通信可能であってもよい。
(変形例14) 上記の各実施例では、特定の携帯端末100は、表示維持中に呼出信号を受信しても、呼出動作を実行しない(図13のS72でYESの場合)。しかしながら、特定の携帯端末100は、表示維持中に呼出信号を受信する場合であっても、受信された呼出信号に対応する呼出動作を実行してもよい。その場合、特定の携帯端末100は、呼出動作中においても、表示維持中に表示していた各情報を表示部104に表示し続けるようにしてもよい。
(変形例15) 管理装置200の制御部70は、各遊技機10の遊技状態情報を監視してもよい。さらに、制御部70は、特定の遊技機10から通知信号を受信した後、待機期間が経過した際に、当該特定の遊技機10の遊技状態情報を監視した結果、当該特定の遊技機10において、呼出しの理由となった故障又はトラブルが解消していると判断される場合、待機期間が経過する場合であっても、1個以上の携帯端末100に呼出信号を送信しないようにしてもよい。
(変形例16) 呼出ランプ14の照明部が点灯していることを発見した特定の係員が、特定された待機時間が経過する前に、特定の携帯端末100に応答操作を入力するようにしてもよい。この場合、例えば、特定の係員は、携帯端末100によって、遊技機10、呼出ランプ14、サンド18等に設けられている所定のタグを読み取ることによって、遊技機10、呼出ランプ14、サンド18等から機器IDを取得する。また、例えば、特定の係員は、携帯端末100を操作して、機器IDを入力してもよい。携帯端末100は、取得された機器IDを含む応答信号を管理装置200に送信すればよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:呼出システム
10:遊技機
20:カードユニット
30:計数機
40:景品POS
50:送受信機
100:携帯端末
200:管理装置

Claims (5)

  1. 複数個の遊技関連機器を備える遊技店で利用される管理装置であって、
    前記複数個の遊技関連機器のうちの特定の遊技関連機器に、前記遊技店内のいずれかの係員が赴く必要がある第1の場合に、前記特定の遊技関連機器から、当該特定の遊技関連機器を識別するための特定の機器識別情報を含む第1の通知信号を受信する受信部であって、前記第1の通知信号が受信された後に、前記遊技店内のいずれかの係員が前記特定の遊技関連機器に赴いた場合に、前記特定の遊技関連機器から、前記特定の機器識別情報を含む第1の通知解除信号を受信する、前記受信部と、
    前記複数個の遊技関連機器のそれぞれから、当該遊技関連機器を識別するための機器識別情報と、当該遊技関連機器における遊技状態を示す遊技状態情報と、を取得する、取得部と、
    取得された前記機器識別情報と前記遊技状態情報とを対応付けて記憶する記憶装置と、
    (i)前記第1の通知信号が受信されてから第1の期間が経過する前に、前記特定の遊技関連機器から前記第1の通知解除信号が受信されない場合に、前記第1の期間が経過した際に、前記特定の遊技関連機器に対応付けて前記記憶装置に記憶されている特定の遊技状態情報に基づいて、前記特定の遊技関連機器に係員が赴く必要があるか否かを判断し、
    (a)係員が赴く必要があると判断される場合に、前記遊技店内の係員によって携帯される少なくとも1個の携帯端末に、前記特定の機器識別情報を含む第1の呼出信号を送信し、
    (b)係員が赴く必要がないと判断される場合に、前記第1の呼出信号を送信せず、
    (ii)前記第1の通知信号が受信されてから前記第1の期間が経過する前に、前記特定の遊技関連機器から前記第1の通知解除信号が受信される場合に、前記第1の期間が経過しても、前記第1の呼出信号を送信しない、送信制御部と、
    を備える、管理装置。
  2. 前記受信部は、前記遊技店内のいずれかの係員が、第1の作業を行なうために前記特定の遊技関連機器に赴く必要がある前記第1の場合に、前記特定の遊技関連機器から、前記特定の機器識別情報と、前記第1の作業に関係する第1の関係情報と、を含む前記第1の通知信号を受信し、
    前記受信部は、さらに、
    前記遊技店内のいずれかの係員が、前記第1の作業とは異なる第2の作業を行なうために前記特定の遊技関連機器に赴く必要がある第2の場合に、前記特定の遊技関連機器から、前記特定の機器識別情報と、前記第2の作業に関係する第2の関係情報と、を含む第2の通知信号を受信し、
    前記第2の通知信号が受信された後に、前記遊技店内のいずれかの係員が前記特定の遊技関連機器に赴いた場合に、前記特定の遊技関連機器から、前記特定の機器識別情報を含む第2の通知解除信号を受信し、
    前記送信制御部は、さらに、
    前記第2の通知信号が受信されてから前記第1の期間よりも短い第2の期間が経過する前に、前記特定の遊技関連機器から前記第2の通知解除信号が受信されない場合に、前記第2の期間が経過した際に、前記少なくとも1個の携帯端末に、前記特定の機器識別情報を含む第2の呼出信号を送信し、
    前記第2の通知信号が受信されてから前記第2の期間が経過する前に、前記特定の遊技関連機器から前記第2の通知解除信号が受信される場合に、前記第2の期間が経過しても、前記第2の呼出信号を送信しない、
    請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記第2の期間は、ほぼゼロである、請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記受信部は、さらに、
    前記少なくとも1個の携帯端末に前記第1の呼出信号が送信される場合に、前記少なくとも1個の携帯端末のうちのいずれかの携帯端末から、前記第1の呼出信号に応じた応答信号を受信し、
    前記送信制御部は、さらに、
    前記第1の呼出信号が送信されてから所定期間が経過する前に、前記応答信号が受信されない場合に、前記少なくとも1個の携帯端末に前記第1の呼出信号を再送信し、
    前記第1の呼出信号が送信されてから前記所定期間が経過する前に、前記応答信号が受信される場合に、前記少なくとも1個の携帯端末に前記第1の呼出信号を再送信しない、請求項1から3のいずれか一項に記載の管理装置。
  5. 前記第1の呼出信号は、前記第1の呼出信号を受信したことを示す受信確認信号の返信を、前記少なくとも1個の携帯端末に要求する情報を含み、
    前記受信部は、さらに、前記少なくとも1個の携帯端末に前記第1の呼出信号が送信される場合に、前記少なくとも1個の携帯端末のそれぞれから、前記受信確認信号を受信する、請求項1から4のいずれか一項に記載の管理装置。
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