JP5117810B2 - 遊技場用管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊技場の会員に向けて会員サービスを提供するための遊技場用管理システムに関する。
従来より、例えば、パチンコホールなどの遊技場の遊技場用管理システムとしては、遊技者に付与した会員カードを利用して会員管理を行うシステムがある。遊技場用管理システムにより会員を管理すれば、会員を対象として様々な会員サービスを提供できるようになる。遊技場側は、魅力的な会員サービスを提供することで会員を確保し、稼動率を向上しようとしている。
例えば、上述したような遊技場用管理システムの中には、カードID等の媒体IDを記録した会員カードを採用したシステムもある。この遊技場用管理システムでは、会員カードに記録されたカードIDを介して会員毎の個別データを管理し、個別の会員サービスを可能としている。カードIDを利用すれば、例えば、来場回数に応じた景品サービスや、貯玉による再プレイを可能とする貯玉サービス等、会員向けの様々な個別サービスが可能になる。
複数の遊技場で会員サービスを利用したい遊技者は、遊技場毎に会員登録する必要がある。このような遊技者は、遊技場毎の会員カードを携帯しなければならず、煩わしさを感じるおそれが高い。そこで、会員カードの代わりに遊技者の携帯電話を利用する遊技場用管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この遊技場用管理システムでは、システム側の要求に対して識別情報(電話番号)を出力可能なタイプの携帯電話が前提となり、その識別情報によって会員が管理されている。このような遊技場用管理システムでは、複数の遊技場で会員登録した場合にも、会員である遊技者が自分の携帯電話を持参するのみで各遊技場の会員サービスを享受でき、遊技場毎の会員カードを持ち歩く必要がない。
しかしながら、上述したような従来の携帯電話を前提とした遊技場用管理システムでは、次のような問題がある。この遊技場用管理システムでは、携帯電話を所有していない遊技者はもとより、携帯電話を所有していても上述のように識別情報を出力可能なタイプの携帯電話でなければ会員サービスを利用できず、システムの汎用性が十分ではないという問題がある。加えて、上述の遊技場用管理システムでは、識別情報(電話番号)の変更を伴う携帯電話の機種変更等が行われた場合には、新しい携帯電話を更新登録する必要がある。しかし、機種変更に応じて変更前の携帯電話が既に処分されている場合には、新旧の携帯電話の対応関係の確認作業を遊技場の従業員等が手作業で実施する必要があり、システム運用側の負担が過大となるおそれがある。さらに、複数の遊技場で会員登録している遊技者の場合、遊技場毎に携帯電話の更新登録を実施しなければならず、会員である遊技者にとっての手間が過大となるおそれがある。それ故、携帯電話の機種変更しても新しい携帯電話の更新登録を実施せず、そのまま幽霊会員となってしまう会員が多く発生するおそれがある。
特開2002−360898号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、遊技者が所持する携帯電話等の携帯端末を会員カードの代わりに利用可能な遊技場用管理システムにおいて、汎用性が高く、使い勝手が良好な優れた特性の遊技場用管理システムを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、遊技場側が遊技者に提供する記憶媒体に記憶された媒体IDを読み取るための第1の媒体ID読取手段、及び遊技者が所持し端末IDを出力可能な携帯端末から出力される端末IDを読み取るための第1の端末ID読取手段を備え、該第1の端末ID読取手段が読み取った端末IDである登録端末IDを特定可能な対応付け用の端末ID情報、及び該端末ID情報に関連付けて、前記第1の媒体ID読取手段が読み取った媒体IDを特定可能な媒体ID情報を送信可能に構成された登録端末装置と、
前記記憶媒体に記憶された媒体IDを読み取るための第2の媒体ID読取手段、前記携帯端末から端末IDを読み取るための第2の端末ID読取手段、及び遊技者に対してサービスを提供するサービス提供手段を備え、前記第2の媒体ID読取手段が読み取った媒体IDを特定可能な媒体ID情報、又は前記第2の端末ID読取手段が読み取った端末IDを特定可能なサービス用の端末ID情報を送信可能に構成されると共に、前記登録端末装置と一体化され、更に遊技場内に設けられるサービス端末装置と、
前記記憶媒体に記憶された媒体IDを記憶する場内会員データ記憶手段、前記場内会員データ記憶手段が記憶する媒体IDと前記端末IDとを対応付けて記憶する端末ID記憶手段、及び前記媒体ID情報により特定される媒体ID、又は前記サービス用の端末ID情報により特定される端末IDが有効であるか否かを判定する判定手段を備え、前記端末ID情報及び前記媒体ID情報の受信と、前記登録端末装置及び前記サービス端末装置へと前記判定手段による判定結果の送信とを可能に構成された場内管理装置と、を含み、
前記サービス提供手段は、前記媒体ID情報により特定される媒体ID、又は前記サービス用の端末ID情報により特定される端末IDが前記判定手段によって有効であると判定された場合に、当該媒体IDあるいは端末IDによって特定される遊技者に対してサービスを提供し、
前記端末ID記憶手段は、前記場内管理装置が前記媒体ID情報、及び当該媒体ID情報が関連付けられた対応付け用の端末ID情報を受信し、当該媒体ID情報により特定される媒体IDが前記判定手段によって有効であると判定された場合に、当該媒体IDを対象媒体IDとして、受信された対応付け用の端末ID情報により特定される前記登録端末IDと対応付けて記憶することにより媒体IDと端末IDとを対応付けて記憶し、
前記判定手段は、前記場内管理装置が前記媒体ID情報を受信した場合に、前記媒体ID情報により特定される媒体IDと、前記場内会員データ記憶手段が記憶する媒体IDとを照合することで当該媒体IDが有効であるか否かを判定すると共に、
前記場内管理装置が前記サービス用の端末ID情報を受信した場合に、前記サービス用の端末ID情報により特定される端末IDと、前記端末ID記憶手段が記憶する端末IDとを照合することで当該端末IDが有効であるか否かを判定することを特徴とする遊技場用管理システムにある(請求項1)。
本発明の遊技場用管理システムが備える前記端末ID記憶手段は、前記場内会員データ記憶手段が記憶する媒体IDと、前記端末IDとを対応付けて記憶している。前記遊技場用管理システムの前記会員サービス提供手段は、前記媒体ID情報により特定される媒体ID、又は前記サービス用の端末ID情報により特定される端末IDが前記判定手段によって有効と判定された場合にサービスを提供する。前記判定手段は、前記媒体ID情報を受信した際、前記場内会員データ記憶手段が記憶する媒体IDの中に当該媒体ID情報により特定される媒体IDと同じ媒体IDがあれば有効である旨の判定を実施する一方、前記サービス用の端末ID情報を受信した際、前記端末ID記憶手段が記憶する当該端末IDの中に当該端末ID情報により特定される端末IDと同じ端末IDがあれば有効である旨の判定を実施する。
したがって、前記遊技場用管理システムでは、前記端末ID記憶手段が前記媒体IDに対応付けて前記端末IDを記憶している状態であれば、前記記憶媒体によっても前記携帯端末によっても同様のサービスを受けることが可能である。前記携帯端末の登録により前記端末IDを記憶させた後であれば、前記記憶媒体を遊技場に持参する必要もない。一方、システムに対応する携帯端末を所有していない遊技者であっても、前記記憶媒体を遊技場に持参すれば、同様のサービスを受けることができる。
さらに、前記遊技場用管理システムの前記端末ID記憶手段は、前記媒体ID情報により特定される前記媒体IDが前記判定手段によって有効と判定された場合に、当該媒体ID情報が関連付けられた前記対応付け用の端末ID情報により特定される前記登録端末IDと、当該媒体ID情報により特定される媒体ID(前記対象媒体ID)とを対応付けて記憶する。前記遊技場用管理システムでは、携帯端末の新規登録、変更登録、あるいは追加登録等の際、登録したい携帯端末と共に前記記憶媒体を遊技場に持参すれば、当該新しい携帯端末の前記登録端末IDと、前記対象媒体IDとを対応付けて記憶させることが可能である。この遊技場用管理システムによれば、前記登録端末IDを新たに記憶させるに当たって人手による確認作業等が不要であり、システム運用側の負担を大幅に軽減できる。
以上のように、前記遊技場用管理システムは、遊技者が所持する携帯電話等の携帯端末を利用したシステムでありながら、汎用性が高く使い勝手が良好な優れた特性のシステムである。
本発明の遊技場用管理システムが対象とする遊技場としては、パチンコ機を設置した遊技場であっても、スロットマシンを設置した遊技場であっても、パチンコ機及びスロットマシンの両方を設置した遊技場であっても良い。
また、前記サービスとしては、遊技場側に預けた遊技媒体(いわゆる貯玉。)を利用した再プレイサービスや、遊技場に来場した回数等に応じて特典を提供するサービスや、各種の遊技情報を提供するサービス等であっても良い。
本発明の一態様は遊技場側が遊技者に提供する記憶媒体に記憶された媒体IDを読み取るための第1の媒体ID読取手段、及び遊技者が所持し端末IDを出力可能な携帯端末から出力される端末IDを読み取るための第1の端末ID読取手段を備え、該第1の端末ID読取手段が読み取った端末IDである登録端末IDを特定可能な対応付け用の端末ID情報、及び該端末ID情報に関連付けて、前記第1の媒体ID読取手段が読み取った媒体IDを特定可能な媒体ID情報を送信可能に構成された登録端末装置と、
前記記憶媒体に記憶された媒体IDを読み取るための第2の媒体ID読取手段、前記携帯端末から端末IDを読み取るための第2の端末ID読取手段、及び遊技者に対してサービスを提供するサービス提供手段を備え、前記第2の媒体ID読取手段が読み取った媒体IDを特定可能な媒体ID情報、又は前記第2の端末ID読取手段が読み取った端末IDを特定可能なサービス用の端末ID情報を送信可能に構成されたサービス端末装置と、
前記記憶媒体に記憶された媒体IDを記憶する場内会員データ記憶手段、前記場内会員データ記憶手段が記憶する媒体IDと前記端末IDとを対応付けて記憶する端末ID記憶手段、及び前記媒体ID情報により特定される媒体ID、又は前記サービス用の端末ID情報により特定される端末IDが有効であるか否かを判定する判定手段を備え、前記端末ID情報及び前記媒体ID情報の受信と、前記登録端末装置及び前記サービス端末装置へと前記判定手段による判定結果の送信とを可能に構成された場内管理装置と、
遊技場毎に設置された前記場内管理装置と通信可能な状態で接続された場外サーバ装置と、を含み、
前記サービス提供手段は、前記媒体ID情報により特定される媒体ID、又は前記サービス用の端末ID情報により特定される端末IDが前記判定手段によって有効であると判定された場合に、当該媒体IDあるいは端末IDによって特定される遊技者に対してサービスを提供し、
前記端末ID記憶手段は、前記場内管理装置が前記媒体ID情報、及び当該媒体ID情報が関連付けられた対応付け用の端末ID情報を受信し、当該媒体ID情報により特定される媒体IDが前記判定手段によって有効であると判定された場合に、当該媒体IDを対象媒体IDとして、受信された対応付け用の端末ID情報により特定される前記登録端末IDと対応付けて記憶することにより媒体IDと端末IDとを対応付けて記憶し、
前記判定手段は、前記場内管理装置が前記媒体ID情報を受信した場合に、前記媒体ID情報により特定される媒体IDと、前記場内会員データ記憶手段が記憶する媒体IDとを照合することで当該媒体IDが有効であるか否かを判定すると共に、
前記場内管理装置が前記サービス用の端末ID情報を受信した場合に、前記サービス用の端末ID情報により特定される端末IDと、前記端末ID記憶手段が記憶する端末IDとを照合することで当該端末IDが有効であるか否かを判定し、
前記場内管理装置は、前記端末ID記憶手段が前記登録端末IDと、前記対象媒体IDとを対応付けて記憶した場合に、当該対応付けた登録端末IDと、前記対象媒体IDとを特定可能な対応付け完了情報を前記場外サーバ装置に送信する更新情報送信手段を備え、
前記場外サーバ装置は、媒体IDを記憶する記憶手段であって、記憶する媒体IDについて、対応する端末ID、及び対応する遊技場を特定可能に記憶する場外会員データ記憶手段、前記場外サーバ装置が前記対応付け完了情報を受信し、当該対応付け完了情報により特定される対象媒体IDを、前記対応付け完了情報の送信元の遊技場に対応する媒体IDとして前記場外会員データ記憶手段が記憶し、さらに当該対象媒体IDに、既存の端末IDを既に対応付けて記憶している場合に、前記場外会員データ記憶手段が記憶する媒体IDの中から、前記送信元以外の遊技場に対応する媒体IDであり、前記既存の端末IDと対応する媒体IDでもある変更媒体IDを抽出する対象会員抽出手段、及び該対象会員抽出手段により抽出された前記変更媒体IDに対応する遊技場に向けて、前記既存の端末ID及び前記変更媒体IDのうち少なくとも一方と前記対応付け完了情報により特定される前記登録端末IDとを特定可能な端末登録情報を送信する登録指示手段を備えており、
各遊技場の前記端末ID記憶手段は、前記端末登録情報により特定される前記既存の端末IDに対応付けて記憶される媒体ID、あるいは前記端末登録情報により特定される前記変更媒体IDと、前記端末登録情報により特定される前記登録端末IDとを対応付けて記憶することを特徴とする遊技場用管理システムにある(請求項2)。
本発明の一態様は遊技場側が遊技者に提供する記憶媒体に記憶された媒体IDを読み取るための第1の媒体ID読取手段、及び遊技者が所持し端末IDを出力可能な携帯端末から出力される端末IDを読み取るための第1の端末ID読取手段を備え、該第1の端末ID読取手段が読み取った端末IDである登録端末IDを特定可能な対応付け用の端末ID情報、及び該端末ID情報に関連付けて、前記第1の媒体ID読取手段が読み取った媒体IDを特定可能な媒体ID情報を送信可能に構成された登録端末装置と、
前記記憶媒体に記憶された媒体IDを読み取るための第2の媒体ID読取手段、前記携帯端末から端末IDを読み取るための第2の端末ID読取手段、及び遊技者に対してサービスを提供するサービス提供手段を備え、前記第2の媒体ID読取手段が読み取った媒体IDを特定可能な媒体ID情報、又は前記第2の端末ID読取手段が読み取った端末IDを特定可能なサービス用の端末ID情報を送信可能に構成されたサービス端末装置と、
前記記憶媒体に記憶された媒体IDを記憶する場内会員データ記憶手段、前記場内会員データ記憶手段が記憶する媒体IDと前記端末IDとを対応付けて記憶する端末ID記憶手段、及び前記媒体ID情報により特定される媒体ID、又は前記サービス用の端末ID情報により特定される端末IDが有効であるか否かを判定する判定手段を備え、前記端末ID情報及び前記媒体ID情報の受信と、前記登録端末装置及び前記サービス端末装置へと前記判定手段による判定結果の送信とを可能に構成された場内管理装置と、
遊技場毎に設置された前記場内管理装置と通信可能な状態で接続された場外サーバ装置と、を含み、
前記サービス提供手段は、前記媒体ID情報により特定される媒体ID、又は前記サービス用の端末ID情報により特定される端末IDが前記判定手段によって有効であると判定された場合に、当該媒体IDあるいは端末IDによって特定される遊技者に対してサービスを提供し、
前記端末ID記憶手段は、前記場内管理装置が前記媒体ID情報、及び当該媒体ID情報が関連付けられた対応付け用の端末ID情報を受信し、当該媒体ID情報により特定される媒体IDが前記判定手段によって有効であると判定された場合に、当該媒体IDを対象媒体IDとして、受信された対応付け用の端末ID情報により特定される前記登録端末IDと対応付けて記憶することにより媒体IDと端末IDとを対応付けて記憶し、
前記判定手段は、前記場内管理装置が前記媒体ID情報を受信した場合に、前記媒体ID情報により特定される媒体IDと、前記場内会員データ記憶手段が記憶する媒体IDとを照合することで当該媒体IDが有効であるか否かを判定すると共に、
前記場内管理装置が前記サービス用の端末ID情報を受信した場合に、前記サービス用の端末ID情報により特定される端末IDと、前記端末ID記憶手段が記憶する端末IDとを照合することで当該端末IDが有効であるか否かを判定し、
前記場内管理装置は、当該場内管理装置が前記媒体ID情報、及び当該媒体ID情報が関連付けられた対応付け用の端末ID情報を受信した場合に、当該受信した媒体ID情報により特定される媒体IDに前記端末ID記憶手段が既存の端末IDを既に対応付けて記憶しているか否かを判定する管理用判定手段と、
該管理用判定手段により対応付けて記憶していると判定された場合に、前記既存の端末IDと、前記対象媒体IDとを特定可能な対応付け完了情報を前記場外サーバ装置に送信する更新情報送信手段と、を備え、
前記場外サーバ装置は、媒体IDを記憶する記憶手段であって、記憶する媒体IDについて、対応する端末ID、及び対応する遊技場を特定可能に記憶する場外会員データ記憶手段、前記場外サーバ装置が前記既存の端末IDと、前記登録端末IDとを特定可能な前記対応付け完了情報を受信した場合に、前記場外会員データ記憶手段が記憶する媒体IDの中から、前記対応付け完了情報の送信元以外の遊技場に対応する媒体IDであり、前記受信した対応付け完了情報により特定される既存の端末IDと対応する媒体IDでもある変更媒体IDを抽出する対象会員抽出手段、及び該対象会員抽出手段により抽出された前記変更媒体IDに対応する遊技場に向けて、前記既存の端末ID及び前記変更媒体IDのうち少なくとも一方と前記対応付け完了情報により特定される前記登録端末IDとを特定可能な端末登録情報を送信する登録指示手段を備えており、
各遊技場の前記端末ID記憶手段は、前記端末登録情報により特定される前記既存の端末IDに対応付けて記憶される媒体ID、あるいは前記端末登録情報により特定される前記変更媒体IDと、前記端末登録情報により特定される前記登録端末IDとを対応付けて記憶することを特徴とする遊技場用管理システムにある(請求項3)。
これらの場合には、例えば、買い替え等に応じて携帯端末を変更した際、いずれかの遊技場で前記登録端末IDを前記端末ID記憶手段に記憶させるだけで、携帯端末を登録してある他の遊技場の端末ID記憶手段に前記登録端末IDを記憶させることができる。携帯端末を変更した場合にも、遊技場毎に更新登録する必要を解消し、遊技者側の負担を軽減できる。それ故、携帯端末の登録処理が面倒である等の理由により、サービスの利用を止めてしまう遊技者の発生を未然に抑制できる。
また、前記登録指示手段は、前記送信元以外の遊技場に向けて前記端末登録情報を送信した場合に、前記送信元の遊技場に向けて、前記端末登録情報の送信先となった遊技場を特定可能な遊技場情報を送信し、
前記登録端末装置は、前記遊技場情報により特定される遊技場を特定可能な情報を表示する表示手段を備えていることが好ましい(請求項4)。
この場合には、買い換え等により携帯端末を変更した遊技者に対して、携帯端末の更新登録を極めて容易に実施し得ることをアピールできる。さらに、前記端末IDの登録完了により新しい携帯端末を利用可能となった遊技場の一覧を、遊技者が容易に確認できるようになる。
また、前記場内会員データ記憶手段は、遊技場の会員である遊技者が獲得した会員ポイントを前記媒体IDに対応付けて記憶するように構成されており、
前記サービス端末装置は、前記第2の媒体ID読取手段を介して媒体IDを読み取った場合、前記場内会員データ記憶手段が当該媒体IDに対応付けて記憶する前記会員ポイントに応じてサービスを提供する一方、前記第2の端末ID読取手段を介して端末IDを読み取った場合、前記端末ID記憶手段が当該端末IDに対応付けて記憶する媒体IDを取得し、当該媒体IDに対応付けて前記場内会員データ記憶手段が記憶する前記会員ポイントに応じてサービスを提供するように構成されていることが好ましい。
この場合には、前記記憶媒体によっても前記携帯端末によっても前記会員ポイントによるサービスを利用できるようになり、遊技者側の使い勝手が向上し得る。
また、前記サービスは、会員である遊技者が獲得した遊技媒体を遊技場側が預かって後日等の再プレイを可能とする再プレイサービスであり、前記会員ポイントは、会員である遊技者が遊技場側に預け入れした遊技媒体の数量に対応したものであることも良い。
この場合には、前記再プレイサービスを非常に便利に利用できるようになる。遊技場側は、使い勝手の良好な前記再プレイサービスを提供することで、会員である遊技者の囲い込みが可能となる。
さらに、会員である遊技者の来場回数に応じて会員ポイントを設定し、来場回数に応じたサービスを提供することもできる。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、会員である遊技者に提供された会員カード(記憶媒体)だけでなく、会員が所持する携帯端末によりサービスを利用可能な遊技場用管理システム1に関する例である。この内容について、図1〜図13を用いて説明する。
本例の遊技場用管理システム1は、図1〜図4に示すごとく、携帯端末(本例では、携帯電話。以下、携帯電話という。)を登録するための登録端末装置と、会員である遊技者に対してサービスを提供するサービス端末装置と、場内管理装置31と、場外サーバ装置2を含むシステムである。なお、本例では、登録端末装置とサービス端末装置を一体化した再プレイ装置33を採用している。
登録端末装置としての再プレイ装置33は、遊技場側が遊技者に提供する記憶媒体(本例では、会員カード。以下、会員カードという。)に記憶された媒体IDを読み取るための第1の媒体ID読取手段51、及び遊技者が所持し端末IDを出力可能な携帯端末から出力される端末IDを読み取るための第1の端末ID読取手段52を備えている。登録端末装置としての再プレイ装置33は、第1の端末ID読取手段52が読み取った端末IDである登録端末IDを特定可能な対応付け用の端末ID情報、及びこの端末ID情報に関連付けて、第1の媒体ID読取手段51が読み取った媒体IDを特定可能な媒体ID情報を送信可能である。なお、本例では、登録端末装置が送信する媒体ID情報により特定される媒体IDを対象媒体IDといい、対応付け用の端末ID情報により特定される端末IDを登録端末IDという。
サービス端末装置としての再プレイ装置33は、会員カードに記憶された媒体IDを読み取るための第2の媒体ID読取手段51、端末IDを出力可能な遊技者の携帯電話から端末IDを読み取るための第2の端末ID読取手段52、及び遊技者に対してサービスを提供するサービス提供手段56を備えている。サービス端末装置としての再プレイ装置33は、第2の媒体ID読取手段51が読み取った媒体IDを特定可能な媒体ID情報、又は第2の端末ID読取手段52が読み取った端末IDを特定可能なサービス用の端末ID情報を送信可能である。
なお、本例では、上記のごとく登録端末装置とサービス端末装置を一体化した再プレイ装置33を利用している。それ故、第1及び第2の媒体ID読取手段51、あるいは第1及び第2の端末ID読取手段52として共通のハードウェアを利用している。以下の説明では、両者を区別することなく、媒体ID読取手段51あるいは端末ID読取手段52という。
場内管理装置31は、遊技場側が遊技者に提供した会員カードに記憶された媒体IDを記憶する場内会員データ記憶手段53、この場内会員データ記憶手段53が記憶する媒体IDと前記端末IDとを対応付けて記憶する端末ID記憶手段55、媒体ID情報により特定される媒体ID又はサービス用の端末ID情報により特定される端末IDが有効であるか否かを判定する判定手段57、及び端末ID記憶手段55が前記登録端末IDと前記対象媒体IDとを対応付けて記憶した場合に、当該対応付けた登録端末IDと前記対象媒体IDとを特定可能な対応付け完了情報を場外サーバ装置2に送信する更新情報送信手段58を備えている。場内管理装置31は、端末ID情報及び媒体ID情報を受信可能であると共に、登録端末装置及びサービス端末装置へと判定手段57による判定結果の送信が可能である。
場外サーバ装置2は、媒体ID、対応する端末ID、及び対応する遊技場を特定可能に記憶する場外会員データ記憶手段61、携帯電話の登録を実施した遊技者の他の遊技場における媒体IDである変更媒体IDを抽出する対象会員抽出手段62、及びこの変更媒体IDに対応する遊技場に向けて、変更媒体IDと登録端末IDとを特定可能な端末登録情報を送信する登録指示手段63を備えている。
以下、この内容について詳しく説明する。
本例の遊技場用管理システム1(以下、会員システム1という。)は、図1に示すごとく、各遊技場の場内システム3と遊技場外に設置された場外サーバ装置2とを、例えば、インターネット等の公衆通信回線10を介して通信可能な状態で接続したシステムである。場外サーバ装置2は、公衆通信回線10を介して複数の場内システム3との間でデータ通信が可能である。
なお、インターネット等の公衆通信回線10を採用する場合には、例えば、VPN(Virtual Private Network)技術等を利用することで、セキュリティレベルを高く確保可能である。さらに、公衆通信回線10としては、INS回線(Information Network System)や、INDS回線や、電話回線等、他の公衆回線を採用することもできる。
場内システム3は、図1に示すごとく、場内ネットワーク30あるいは専用通信線に対して、遊技機32(本例では、パチンコ機。)、再プレイ装置33、計数装置35、交換装置36、及び場内管理装置31を接続したシステムである。場内システム3は、場内管理装置31を介して公衆通信回線10に接続されている。また、場内システム3では、遊技機32及び再プレイ装置33が中継器34を介して場内ネットワーク30に接続されている。
なお、本例では、場内ネットワーク30としてCAN(Controller Area Network)を採用している。なお、場内ネットワーク30としては、本例のCANに代えて、MOSTやイーサネット(R)などのLAN規格等、様々な仕様のものを採用することができる。
以下の説明では、まず、各遊技場毎に構築された場内システム3、及び場内システム3を構成する各手段を説明した後、場外サーバ装置2について説明する。
まず、場内システム3について説明する。遊技機32は、図1に示すごとく、いわゆるセブン機と呼ばれるパチンコ機である。遊技機32は、払出玉10玉毎のセーフ信号、役物動作回数(本例のように特定の入賞口への入賞に応じて大当たり抽選を行い、その大当たり抽選に基づいて図柄変動を行うセブン機が管理対象であれば、特定の入賞口への入賞数、大当たり抽選を行った回数、あるいは図柄変動数等。)を表すスタート信号、大当たり状態(本例のようなセブン機であれば図柄変動の結果、大当たり図柄が表示され、特定の入賞口が開放して出玉率が高くなる状態。)であることを表す大当たり信号等を遊技信号として出力する。遊技機32に対応して設置された玉回収装置(図示略。)は、回収玉10玉毎のアウト信号を遊技信号として出力する。
なお、本例の遊技機32に代えて、遊技者が発射(打込)した玉数を示すアウト信号を直接出力する遊技機を採用することもできる。この場合には、前記玉回収装置を省略することができる。さらになお、遊技機32としては、本例のパチンコ機に限定されるものではなく、スロットマシン等の遊技機であっても良い。
中継器34は、図1に示すごとく、遊技機32及び再プレイ装置33に接続され、再プレイ装置33を含む遊技機32側と場内管理装置31との中継処理(情報の送受信)を行う装置である。中継器34は、各遊技機32が出力する遊技信号にマシンIDを関連付けて場内ネットワーク30に送出すると共に、マシンIDが関連付けされた通信データを場内ネットワーク30から取り込むように構成されている。
再プレイ装置33は、図1及び図2に示すごとく、貯玉による再プレイサービス等を提供する装置である。再プレイ装置33は、各遊技機32に個別に対応するよう、隣り合う他の遊技機32との台間スペースに設置されている。再プレイ装置33は、貸玉代金としての貨幣を投入する貨幣投入口332と、遊技情報等を表示するタッチパネル式の液晶表示部330と、会員カードを挿入するカードスリット331を含むカード読取部(図示略)と、再プレイによる貸玉を要求する再プレイ釦333と、携帯電話の端末IDを読み取るための端末ID読取部335と、遊技用の遊技媒体を払い出す払出ノズル334と、を備えている。
液晶表示部330は、遊技に役立つ各種の遊技情報を表示するほか、有効な媒体IDあるいは端末IDの読み取り後は、図示しない会員専用画面を表示可能である。会員専用画面としては、登録端末装置としての機能である対応付け処理を開始させるための対応付け釦を含む画面や、対応付け操作をキャンセルするためのキャンセル釦を含む画面や、再プレイサービス等の会員向けのサービスを終了させるための終了釦を含む画面等がある。
再プレイ装置33は、終了釦の操作に応じたサービス終了情報、キャンセル釦の操作に応じたキャンセル情報、会員カードから読み取った媒体IDを特定可能な媒体ID情報、及び携帯電話から読み取った端末IDを特定可能な端末ID情報等を場内管理装置31に向けて送信する。さらに、再プレイ装置33は、再プレイあるいは端末登録等の会員向けサービスを提供可能な状態を表すサービス許容フラグを内部的に管理している。なお、再プレイ装置33が場内管理装置31に向けて送信する端末ID情報としては、会員カードから読み取った媒体ID(対象媒体ID)を関連付けた対応付け用の端末ID情報と、サービス用の端末ID情報とがある。本例では、対応付け用であるか、サービス用であるかの種別を表す種別フラグを端末ID情報に含めてある。
計数装置35は、図1及び図3に示すごとく、遊技媒体であるパチンコ玉を投入する媒体受入口350と、会員カードを挿入するカードスリット351を含むカード読取部(図示略)と、携帯電話の端末IDを読み取る端末ID読取部352と、遊技媒体の投入数等を表示する表示ディスプレイ353と、遊技媒体の投入数等を記録したバーコードを印字したレシートを発券するレシート発券部354と、貯玉処理P53(図10参照。)をキャンセルするためのキャンセル釦355と、貯玉処理P53あるいは発券処理P54(図10参照。)を実施させるための発券釦356と、携帯電話を受付可能な状態を設定するための端末受入釦357とを有している。
計数装置35は、貯玉等のサービスを提供可能な状態を表すサービス許容フラグを内部的に管理している。計数装置35は、遊技媒体の投入数を表す投入情報を場内管理装置31に向けて送信する。なお、本例では、カードスリット351及び端末ID読取部352を備えた計数装置35を採用したが、これに代えて、カードスリット及び端末ID読取部を備えた別体のリーダユニット(図示略)を接続可能な計数装置を採用することもできる。
交換装置36は、図1及び図4に示すごとく、遊技者が獲得したパチンコ玉を景品に交換するための端末である。交換装置36は、例えば、遊技店の従業員等が操作できるよう、景品カウンタ等に設置される。交換装置36は、所定の操作を入力するための操作パネル362と、レシートから読み取った情報等を表示する液晶表示部361と、レシートを発券するレシート発券部364とを備えている。交換装置36は、計数装置35と同様に、サービス許容フラグを内部的に管理している。
さらに、本例の交換装置36には、別体のリーダユニット360が接続されている。このリーダユニット360は、レシートに印刷されたバーコードを読み取るバーコードスキャナ367と、会員カードを挿入するカードスリット365を含むカード読取部(図示略)と、携帯電話の端末IDを読み取る端末ID読取部366とを備えている。
操作パネル362には、テンキー362tのほか、貯玉釦362d、貯玉呼出釦362c、交換釦362b、終了釦362a等、各種の操作釦が配置されている。貯玉釦362dは、遊技媒体を貯玉として預け入れるための操作釦である。貯玉呼出釦362cは、会員ポイントの範囲内で遊技媒体を引き出すための操作釦である。交換釦362bは、遊技媒体を景品に交換するための操作釦である。終了釦362aは、景品交換を終了させるための操作釦である。
リーダユニット360が接続された交換装置36は、図1及び図4に示すごとく、レシートに印刷されたバーコードをバーコードスキャナ367により読み取るほか、会員カードの媒体ID、携帯電話の端末IDを読み取り可能である。交換装置36では、テンキー362tにより貯玉数を入力した状態での貯玉釦362dの操作により、貯玉処理P42(図11参照。)が実施される。また、テンキー362tにより引出数を入力した状態での貯玉呼出釦362cの操作により、貯玉呼出処理P41(図11)が実施され、呼び出された遊技媒体が景品交換可能玉数に追加される。交換装置36は、貯玉処理P42及び貯玉呼出処理P41の際、場内管理装置31とデータをやり取りする。場内管理装置31は、交換装置36との間で送受信されたデータに応じて場内会員データベース(図5参照。)を更新する。
交換装置36は、交換釦362bの押下操作に応じて、引換景品を選択する交換処理P43(図11参照。)を行うように構成されている。景品選択後、残りの景品交換可能玉数が終了玉数である10玉以下となった状態での終了釦362aの押下操作に応じて交換終了処理P44(図11)が実施される。交換終了処理P44では、場内管理装置31に向けてサービス終了情報を送信すると共に、サービス許容フラグのリセットが実施される。
場内管理装置31は、図1に示すごとく、液晶ディスプレイよりなる出力手段313と、各種の演算処理を実行する装置本体311と、キーボード及びマウスを含む入力手段312とを備えている。さらに、場内管理装置31には、媒体IDを記憶した会員カードを発行するための図示しないカード発行端末が接続されている。場内管理装置31は、場内ネットワーク30を介して中継器34、計数装置35、交換装置36等の各種端末装置と接続されており、各種データの送受信が可能である。
場内管理装置31は、再プレイ装置33、計数装置35、交換装置36等の端末装置から媒体ID情報あるいはサービス用の端末ID情報を受信した際、その情報により特定される媒体ID又は端末IDが有効である旨を表す許容情報、又は無効である旨を表す拒絶情報を前記判定情報として返信する。一方、場内管理装置31は、再プレイ装置33から対応付け用の端末ID情報を受信した際、対応付けフラグをオン状態(1)に設定する。また、場内管理装置31は、媒体ID情報を受信した状態、すなわち再プレイ装置33等で会員カードが受け付けされた状態を表すカード受付フラグを管理している。さらに、場内管理装置31は、いずれかの再プレイ装置33等において携帯電話の更新登録がなされ、対応付け処理が正常終了した際、場外サーバ装置2に向けて対応付け完了情報を送信するように構成されている。なお、本例の対応付け完了情報は、携帯電話の更新登録を実施した遊技者を特定する対象媒体ID、及び新たに登録された携帯電話を特定する登録端末IDを特定可能な情報である。
場内管理装置31は、カード発行端末を介して会員カードを発行可能である。会員カードによれば、媒体IDを介してその持ち主である遊技者を一意に特定可能である。なお、会員カードが媒体IDを記録するメモリ手段としては、ICチップや磁気テープ等、様々な記憶手段を採用できる。なお、本例の会員システム1では、氏名等、所定の会員登録情報を記入した「お客様データシート」と引き換えに媒体IDを記憶した会員カードが発行される。
場内管理装置31は、図5に示すごとく、媒体IDによって会員を特定した場内会員データベースを有している。場内会員データベースでは、媒体ID毎の各レコードに端末ID、会員氏名データ、会員ポイントである貯玉数が記憶されている。端末IDは、端末ID記憶手段55が媒体IDに対応付けて記憶するデータである。貯玉数は、場内会員データ記憶手段53が媒体IDに対応付けて記憶するデータである。会員氏名データは、場内管理装置31のオペレータ等が「お客様データシート」に記入された氏名を入力したデータである。なお、場内会員データベースのうち、新規に会員登録した会員についての端末ID、及び貯玉数(会員ポイント)は、ブランクあるいはゼロとなっている。
ここで、場内システム3を構成する各手段の内容について説明する。
再プレイ装置33、計数装置35、交換装置36による端末ID読取手段52は、携帯電話から端末IDを読み取る手段である。端末ID読取手段52は、ポーリング用の応答要求信号を所定期間(例えば、10ミリ秒毎)毎に送信する。応答要求信号は、端末ID読取部335、352、366に載置された携帯電話に対して、端末IDを含む応答信号の返信を要求する信号である。なお、本例の端末IDは、図5及び図6に示すごとく、携帯電話の製造番号を表す8バイトデータとなっている。
サービス提供手段56は、再プレイ装置33、計数装置35、交換装置36あるいは場内管理装置31によって機能が異なっている。再プレイ装置33によるサービス提供手段56は、会員の会員ポイント(図5に示す貯玉数。)の範囲内で、再プレイのための遊技媒体を払い出す再プレイ払出処理P22(図8参照。)を実施する手段である。再プレイ装置33は、再プレイ釦333が操作されたとき、払出ノズル334から遊技媒体を払い出す。なお、本例では、1回の再プレイによる払い出し玉を125玉とし、その手数料玉を25玉に設定してある。したがって、本例では、1回の再プレイによる再プレイ利用玉数が150玉となっている。また、再プレイ装置33は、再プレイサービスの提供中に液晶表示部330に表示される終了釦の操作により再プレイ終了処理P23(図8参照。)を実施する。再プレイ終了処理P23では、場内管理装置31に向けてサービス終了情報が送信されるほか、サービス許容フラグのリセットが実施される。
計数装置35によるサービス提供手段56は、遊技媒体の投入数を会員ポイントに加算する貯玉処理P53(図10参照。)を実施する手段である。本例の計数装置35は、有効な媒体IDあるいは端末IDを読み込み済であることを前提として貯玉処理P53を実施する。
交換装置36によるサービス提供手段56は、貯玉の預け入れを行う貯玉処理P42(図11参照。)、及び貯玉による景品交換を行う貯玉呼出処理P41(図11参照。)を実施する手段である。サービス提供手段56としての機能は、有効な媒体IDあるいは端末IDが読み取りされた状態で利用可能となる。テンキー362tにより数字入力した状態で貯玉釦362dを操作すれば、その数字に当たる数量の遊技媒体を会員ポイントに追加できる(貯玉処理P42)。また、テンキー362tにより引出数を入力した状態で貯玉呼出釦362cを操作すれば、その数字に当たる数量の遊技媒体を会員ポイントから引き落とし、景品交換対象に追加できる(貯玉呼出処理P41)。
場内管理装置31によるサービス提供手段56は、再プレイ装置33、計数装置35及び交換装置36における会員向けのサービスを会員ポイントに応じて提供する手段である。場内管理装置31は、交換装置36による貯玉処理P42(図11参照。)あるいは貯玉呼出処理P41や、再プレイ装置33による再プレイ払出処理P22(図8参照。)等に応じたデータ処理を実施する。
場内管理装置31による端末ID記憶手段55は、会員が所持する携帯電話の端末IDを媒体IDに対応付けて記憶する手段である。端末ID記憶手段55は、媒体ID情報により特定される媒体IDが判定手段57によって有効であると判定された場合に、この媒体IDが関係付けられた対応付け用の端末ID情報により特定される登録端末IDを当該媒体ID(対象媒体ID)に対応付けて記憶するように構成されている。
場内管理装置31による場内会員データ記憶手段53は、会員に提供した会員カードの媒体IDを記憶すると共に、会員ポイントである貯玉数を媒体IDに対応付けして記憶する手段である。
なお、端末ID記憶手段55、及び場内会員データ記憶手段53は、図5に例示する場内会員データベース上で端末IDあるいは会員ポイントを記憶している。具体的には、媒体IDにより特定される各レコードに端末ID及び会員ポイントが記憶されている。
場内管理装置31による更新情報送信手段58は、対応付け用の端末ID情報に応じて端末ID記憶手段55が登録端末IDを記憶した際、該端末ID情報に関連付けられた対象媒体ID及び登録端末IDを特定可能な対応付け完了情報を場外サーバ装置2に送信する手段である。ここで、対応付け用の端末ID情報は、上述したごとく登録端末装置としての再プレイ装置33が送信する情報である。
場内管理装置31による判定手段57は、再プレイ装置33、計数装置35あるいは交換装置36に対してサービスの提供等の可否を判断し、判定情報を送信する手段である。上述のごとく、判定手段57は、再プレイ装置33等から媒体ID情報を受信した際、場内会員データ記憶手段53が記憶する媒体IDの中に該媒体ID情報により特定される媒体IDと同じ媒体IDがあれば有効である旨の判定を実施する一方、同じ媒体IDが無ければ無効である旨の判定を実施する。また、判定手段57は、サービス端末装置としての再プレイ装置33等からサービス用の端末ID情報を受信した際、端末ID記憶手段55が記憶する端末IDの中に該端末ID情報により特定される端末IDと同じ端末IDがあれば有効である旨の判定を実施する一方、同じ端末IDが無ければ無効である旨の判定を実施する。判定手段57は、判定情報として、有効である旨の判定を表す許容情報、又は無効である旨の判定を表す拒絶情報を送信する。
次に、場外サーバ装置2について説明する。場外サーバ装置2は、公衆通信回線10を介して複数の場内システム3と接続されている。場外サーバ装置2は、図1を用いて上述したごとく、各遊技場の場内システム3を管理するよう、遊技場外に設置された装置である。場外サーバ装置2は、複数の遊技場の場内管理装置31との間で各種情報の送受信が可能である。場外サーバ装置2は、遊技場毎の媒体IDと端末IDとの組み合せを表す場外会員データ(図6参照。)を複数の遊技場について記憶する場外会員データ記憶手段61と、対応付け完了情報に係る遊技者の遊技場(対応付け完了情報の送信元以外の遊技場)毎の媒体IDである変更媒体IDを抽出する対象会員抽出手段62と、該対象会員抽出手段62により変更媒体IDが抽出された遊技場に向けて端末登録情報を送信する登録指示手段63と、を備えている。
場外会員データ記憶手段61は、図1及び図6に示すごとく、遊技場毎の場外会員データを記憶している。図6(A)は、遊技場Aについて場外会員データ記憶手段61が記憶する場外会員データを示している。図6(B)は、遊技場Bについて場外会員データ記憶手段61が記憶する場外会員データを示している。これらの図に示されるごとく、各場外会員データは、遊技場毎の媒体IDに対応付けて、端末ID及び会員氏名データを記憶したデータである。
対象会員抽出手段62は、いずれかの遊技場において携帯電話が更新登録された場合、すなわち前記対応付け完了情報が受信された場合に、各遊技場の会員の中から更新登録に係る会員を抽出する手段である。具体的には、対象会員抽出手段62は、対応付け完了情報の送信元の遊技場の場外会員データ(図6)を参照し、対応付け完了情報により特定される対象媒体IDに対応付けされた既存の端末IDを取得する。そして、対象会員抽出手段62は、対応付け完了情報の送信元を除く他の遊技場の場外会員データの中から更新登録前の既存の端末IDが対応付けられた媒体IDである変更媒体IDを抽出する。なお、このとき、場外会員データ記憶手段61は、対応付け完了情報の送信元の遊技場の場外会員データ、及び前記変更媒体IDを抽出できた遊技場の場外会員データを登録端末IDに更新する。なお、登録端末IDは、対応付け完了情報によって特定される新たに登録された携帯電話の端末IDである。
登録指示手段63は、携帯電話が更新登録された遊技場(対応付け完了情報の送信元の遊技場)以外の他の遊技場に向けて、端末IDの書き換えを指示する手段である。登録指示手段63は、対象会員抽出手段62により前記変更媒体IDが抽出された遊技場に向けて、その変更媒体ID及び登録端末IDを特定可能な端末登録情報を送信することにより、登録端末IDへの書き換えを指示する。
次に、以上のように構成された場内システム3及び場外サーバ装置2を含む本例の会員システム1の動作について、図7〜図13を用いて説明する。図7は、再プレイ装置33による対応付け処理の流れを示している。図8は、再プレイ装置33による再プレイ処理の流れを示している。図9は、再プレイ装置33等によるIDデータ受付処理の流れを示している。図10は、計数装置35による計数処理の流れを示している。図11は、交換装置36による交換処理の流れを示している。図12は、場内管理装置31による情報受信処理の流れを示している。図13は、場外サーバ装置2による対応付け完了情報受信処理の流れを示している。
まず、再プレイ装置33による対応付け処理の流れについて、図7を用いて説明する。ここでは、まず、ステップS101のごとく、対応付け処理の開始操作として前記対応付け釦の操作が判断される。対応付け釦が操作された場合には、ステップS102のごとく携帯電話からの応答信号の受信が判断される。応答信号が受信された場合には、ステップS103のごとく応答信号中の端末IDが特定され、ステップS104のごとく、特定された端末ID(登録端末ID)を特定可能な対応付け用の端末ID情報が送信される。一方、応答信号が受信されない場合(ステップS102)には、ステップS153のごとくサービス許容フラグのフラグ状態が判断される。サービス許容フラグがオン状態(1)であった場合には、後述するステップS112に移行する。
ステップS105あるいはS153においてサービス許容フラグがオフ状態(ゼロ)であった場合には、ステップS106に移行し、会員カードの受け付けの有無が判断される。会員カードが受け付けされた場合には、ステップS107に移行し、会員カードに記録された媒体IDが特定される。続くステップS108では、この媒体IDを特定可能な媒体ID情報が場内管理装置31に向けて送信される。
ステップS109では、媒体IDが有効である旨の場内管理装置31による判定結果である前記許容情報を受信できたか否かが判断される。許容情報を受信できた場合には、ステップS110のごとくサービス許容フラグがオン状態(1)に設定され、ステップS111のごとく登録端末IDが読み取りされて特定済であるか否かが判断される。一方、許容情報を未受信である場合(ステップS109)には、ステップS160のごとく、媒体IDが無効である旨の判定結果である前記拒絶情報の受信が判断される。拒絶情報が受信された場合には、ステップS161のごとく液晶表示部330にエラー表示がなされる。拒絶情報が受信されるまでの間は、ステップS109のごとく、許容情報の受信が待機される。
ステップS111において登録端末IDが読み取りされておらず未特定である場合、ステップS160において拒絶情報が受信された場合、あるいはステップS153においてサービス許容フラグがオン状態(1)であった場合には、ステップS112のごとく対応付け処理のキャンセル操作(キャンセル釦の操作)の有無が判断される。キャンセル操作があった場合、あるいはタイムアウトになった場合(ステップS113)には、ステップS114のごとく登録端末IDが特定済であるか否かが判断される。登録端末IDが特定済である場合には、ステップS104で送信済の対応付け用の端末ID情報における対応付けをキャンセルするためのキャンセル情報が場内管理装置31に向けて送信される。一方、ステップS113においてタイムアウトするまでの間は、ステップS102に移行して携帯電話からの応答信号の受信が待機される。
次に、再プレイ装置33による再プレイ処理の流れについて、図8を用いて説明する。ここでは、まず、有効な媒体IDあるいは端末IDが取得されたときにサービス許容フラグをオン状態(1)に設定するIDデータ受付処理P21が実施される。なお、このIDデータ受付処理P21については、図9を用いて後述する。続いてステップS201では、サービス許容フラグのフラグ状態が判断される。
サービス許容フラグがオン状態(1)、すなわち有効な媒体IDあるいは端末IDを取得済である場合には、再プレイ釦333の押下操作が判断される(ステップS202)。再プレイ釦333が押下操作された場合には、貯玉ポイントに応じた再プレイが可能であるか否かを場内管理装置31に問い合わせ、その問い合わせに応じて所定数量の遊技媒体を払い出す再プレイ払出処理P22が実施される。再プレイのための遊技媒体の払い出しは、再プレイ釦333が押下操作される毎に実施される。その後、ステップS203のごとく終了釦の押下操作に応じて、サービス許容フラグのリセットや、サービス終了信号を場内管理装置31に送信する再プレイ終了処理P23が実施される。
次に、IDデータ受付処理P21について、図9を用いて説明する。まず、ステップS301のごとく携帯電話の応答信号の受信が判断される。応答信号が受信された場合には、ステップS302のごとく応答信号中の端末IDが特定され、ステップS303のごとく、その端末IDを特定し得るサービス用の端末ID情報が場内管理装置31に向けて送信される。一方、応答信号ではなく(ステップS301)、会員カードが受け付けられた場合(ステップS352)には、ステップS353のごとく会員カードに記録された媒体IDが特定され、媒体IDを特定し得る媒体ID情報が送信される(ステップS354)。
サービス用の端末ID情報あるいは媒体ID情報の送信後には、ステップS304のごとく場内管理装置31からの許容情報の受信が判断される。媒体ID情報により特定される媒体IDあるいはサービス用の端末ID情報により特定される端末IDが有効である旨の判定結果である許容情報を場内管理装置31から受信できた場合には、ステップS305のごとくサービス許容フラグがオン状態(1)に設定される。一方、ステップS355のごとく拒絶情報が受信された場合には、液晶表示部330にエラー表示を表示する等のエラー処理P31が実施される。
次に、計数装置35による計数処理の流れについて、図10を用いて説明する。ステップS501のごとく媒体受入口350に投入された遊技媒体、すなわち計数玉が検知された場合には、遊技媒体の投入数を計数する計数処理P51が実施される。その後、ステップS502のごとくサービス許容フラグのフラグ状態が判断される。サービス許容フラグがオン状態(1)である場合には、ステップS503のごとくキャンセル釦355が押下操作されない限り、キャンセル処理P52が迂回され後述の貯玉処理P53等が実施される。サービス許容フラグがオフ状態(ゼロ)である場合(ステップS502)には、図9を用いて説明したIDデータ受付処理が実施される。
有効な媒体IDあるいは端末IDを読み取り済であって、サービス許容フラグがオン状態であるにも関わらずキャンセル釦355が操作された場合(ステップS502、S503)には、キャンセル処理P52が実施される。キャンセル処理P52は、会員カードあるいは携帯電話の受付状態を解除する処理である。このキャンセル処理P52では、キャンセル情報が場内管理装置31に向けて送信されると共に、サービス許容フラグのリセットが実施される。
その後、ステップS504のごとく、計数玉の数量である投入数がゼロ超であるか否かが判断される。さらに、投入数がゼロ超である場合には、計数終了が判断される(ステップS505)。計数終了の場合には、ステップS506のごとく発券釦356の押下操作が判断される。発券釦356が押下操作された場合には、ステップS507のごとくサービス許容フラグのフラグ状態が判断される。サービス許容フラグがオン状態(有効な媒体IDあるいは端末IDが読み取りされている状態。)であれば、発券釦356の押下操作に応じて貯玉処理P53が実施される。サービス許容フラグがオフ状態(有効な媒体IDあるいは端末IDが読み取りされていない状態。)であれば、発券釦356の押下操作に応じてレシートを発券する発券処理P54が実施される。
次に、交換装置31による交換処理について、図11を用いて説明する。ここでは、まず、ステップS401のごとく、計数装置35が発券したレシートの受け付けが判断される。レシートが受け付けされた場合には、ステップS402のごとくレシートに印刷されたバーコード(データ)により特定可能な遊技媒体数が景品交換可能玉数に加算される。
ステップS403においてサービス許容フラグがオフ状態(ゼロ)である場合には、IDデータ受付処理P21(図9参照。)が実施される。一方、サービス許容フラグがオン状態(1)である場合(ステップS403)には、貯玉呼出釦362cの押下操作(貯玉呼出操作)が判断される。テンキー362tにより引出数が数字入力された状態で貯玉呼出操作が行われた場合には、貯玉呼出処理P41が実施され、呼出数分の貯玉が景品交換可能玉数に加算される(ステップS405)。一方、貯玉呼出操作ではなく、貯玉釦362dの押下操作により貯玉操作が実施された場合(ステップS455)には、テンキー362tにより数字入力された貯玉数を会員ポイントに加算する貯玉処理P42が実施される。
なお、交換装置36は、貯玉処理P42あるいは貯玉呼出処理P41の際、場内管理装置31との間でデータの送受信を実施する。場内管理装置31は、交換装置36との間で送受信したデータに応じて、会員ポイントである貯玉数を更新する。
その後、ステップS406のごとく交換釦362bの押下操作による景品交換操作が行われた場合には、遊技者が獲得した遊技媒体と景品交換する景品を対応付け、その景品に相当する遊技媒体数を景品交換可能玉数から減算する交換処理P43が実施される。一方、景品交換操作が実施されなかった場合(ステップS406)や、交換処理P43が終了した場合には、ステップS456のごとく残りの景品交換可能玉数が、終了可能玉数以下であるか否かが判断される。
景品交換可能玉数が終了玉数(本例では10玉)以下である場合には、終了釦362aの押下操作による終了操作(ステップS457)を待って交換終了処理P44が実施される。一方、景品交換可能玉数が終了玉数である10玉を超えている場合(ステップS456)や、終了釦362aの押下げが行われなかった場合(ステップS457)は、再度、ステップS401が実行される。交換終了処理P44では、サービス終了情報を場内管理装置31に向けて出力すると共に、サービス許容フラグのリセットが実施される。
次に、場内管理装置31による情報受信処理の流れについて、図12を用いて説明する。ここでは、まず、ステップS601のごとく媒体ID情報あるいはサービス用の端末ID情報の受信が判断される。媒体ID情報あるいはサービス用の端末ID情報が受信された場合には、ステップS602のごとく、対応する媒体ID又は端末IDが場内会員データベース(図5参照。)と照合される。対応する媒体ID又は端末IDが場内会員データベースに存在している場合には、ステップS603のごとく、媒体ID情報あるいは端末ID情報の送信元に対して許容情報が返信される。
受信した情報が媒体ID情報である場合(ステップS604)には、カード受付フラグがオン状態(1)に設定される。続くステップS606では、対応付け処理を表す対応付けフラグのフラグ状態が判断される。対応付けフラグがオン状態(1)である場合には、後述するステップS652で受信される対応付け用の端末ID情報により特定される登録端末IDが、当該端末ID情報に関連付けられた媒体ID(対象媒体ID)に対応付けされる。すなわち、図5において、媒体ID情報により特定される媒体ID(対象媒体ID)が対応付けされたレコードが検索され、端末ID情報により特定される登録端末IDが当該レコードの端末ID欄に格納される。その後、登録端末IDの対応付けが完了した旨を表す対応付け完了情報が場外サーバ装置2に向けて送信され(ステップS608)、対応付けフラグがオフ状態(ゼロ)にリセットされる(ステップS609)。ここで、対応付け完了情報は、対象媒体ID及び登録端末IDを特定可能な情報である。
一方、ステップS601において媒体ID情報及びサービス用の端末ID情報が受信されていない場合には、ステップS652に移行し、対応付け用の端末ID情報の受信が判断される。対応付け用の端末ID情報が受信された場合には、ステップS653のごとく対応付け処理に対応する対応付けフラグがオン状態(1)に設定され、ステップS654のごとくカード受付フラグのフラグ状態が判断される。カード受付フラグがオン状態(会員カードを受け付けしている状態)である場合には、上述のステップS607に移行し、対応付け用の端末ID情報により特定される登録端末IDが対象媒体IDに対応付けて記憶される。
カード受付フラグがオフ状態(ゼロ)(会員カードを受け付けしていない状態。)である場合(ステップS654)には、会員カードの受け付け、すなわち媒体ID情報の受信を待って上述の処理が実施される。会員カードが受け付けされずにステップS655のごとく、再プレイ装置33のキャンセル情報が受信された場合には、上述のステップS609に移行し、対応付けフラグがオフ状態(ゼロ)にリセットされる。キャンセル情報の受信がない場合(ステップS655)には、ステップS656のごとくサービス終了情報の受信が判断される。再プレイ装置33のサービス終了情報が受信された場合には、ステップS657に移行してカード受付フラグがオフ状態(ゼロ)にリセットされる。
一方、ステップS656においてサービス終了情報が受信されなかった場合には、ステップS667のごとく、場外サーバ装置2から端末登録情報を受信したか否かが判断される。前記変更媒体ID(後述する図13中、ステップS704参照。)及び前記登録端末IDを特定可能な端末登録情報を受信した場合には、ステップS668のごとく、場内会員データベース(図5参照。)において、その変更媒体IDに対応付けされた既存の端末IDに代えて、端末登録情報により特定される登録端末IDが記憶される。
なお、上述した許容情報や、拒絶情報の送信処理等は、再プレイ装置33に限らず、計数装置35や、交換装置36に対しても同様に実施される。
次に、場外サーバ装置2による対応付け完了情報の受信処理の流れについて説明する。ここでは、まず、ステップS701のごとく、遊技場から対応付け完了情報の受信が判断される。対象媒体ID及び登録端末IDを特定可能な対応付け完了情報が受信された場合、送信元の遊技場について場外会員データ記憶手段61が記憶する場外会員データ(例えば、図6。)が参照される。場外会員データにおいて、対応付け完了情報に含まれる対象媒体IDに対して既に端末IDが対応付けされているか否かが判断される(ステップS702)と共に、対応付け済である場合にはその端末IDが既存の端末IDとして特定される。さらに、対応付け完了情報の送信元以外の他の遊技場について場外会員データ記憶手段61が記憶する場外会員データ(図6)が参照され、前記既存の端末IDの登録の有無が判断される(ステップS703)。
送信元以外の他の遊技場のうち、場外会員データ中に前記既存の端末IDが登録されていた遊技場について、当該既存の端末IDに対応する変更媒体IDが抽出される(ステップS704)。変更媒体IDが抽出された遊技場に対しては、その変更媒体ID及び登録端末IDを特定可能な端末登録情報が送信される(ステップS705)。ステップS706では、場外会員データ中の既存の端末IDが全て登録端末IDに更新される。
例えば、場外サーバ装置2が遊技場Aから受信した対応付け完了情報が、対象媒体ID「001-0002」及び登録端末ID「4B 6H 2 11 E5 6 K9 WS」を特定可能な情報であった場合について、図6を用いて具体的に説明する。場外サーバ装置2は、送信元である遊技場Aの場外会員データ中、対象媒体ID「001-0002」に対応付けされた既存の端末IDを特定する。図6(A)の場合では、対象媒体ID「001-0002」に対して既存の端末ID「1G 36 K4 8 19 5J5 7」が既に対応付けされている。場外サーバ装置2は、遊技場A以外の他の全ての遊技場の場外会員データの中から既存の端末ID「1G 36 K4 8 19 5J5 7」が対応付けされた媒体ID(変更媒体ID)を抽出する。例えば、図6(B)の場合では、遊技場Bの場外会員データから変更媒体ID「002−0005」が抽出される。そこで、遊技場Bに対しては、変更媒体ID「002−0005」及び登録端末ID「4B 6H 2 11 E5 6 K9 WS」を特定可能な端末登録情報が送信される。
場外サーバ装置2は、遊技場Aの場外会員データ(図6(A))中の媒体ID(対象媒体ID)「001-0002」、遊技場Bの場外会員データ(図6(B))中の媒体ID(変更媒体ID)「002-0005」に対応付けされていた既存の端末ID「1G 36 K4 8 19 5J5 7」を、登録端末ID「4B 6H 2 11 E5 6 K9 WS」に更新する。一方、端末登録情報を受信した遊技場Bの場内会員データベースでは、端末登録情報により特定される変更媒体ID「001-0002」に対応付けて、同様に端末登録情報により特定される登録端末ID「4B 6H 2 11 E5 6 K9 WS」が記憶される(図12中のステップS668。)。
以上のように、本例の会員システム1では、携帯電話等の携帯端末を登録(対応付け)しておけば、会員カードを持参しなくても携帯端末を持参するのみで会員向けのサービスを利用できる。この会員システム1では、会員カードを持参するだけで携帯端末の新規登録や更新登録を簡単に実施できる。さらに、いずれかの遊技場で携帯端末の更新登録を実施すれば、その遊技場のみならず会員となっている他の遊技場の場内会員データベース(図5参照。)を自動更新させることができる。このように、本例の会員システム1は、携帯電話等の携帯端末を利用可能であって、かつ、携帯端末の新規登録や更新登録が簡便な極めて使い易いシステムとなっている。
なお、本例では、登録端末装置を兼用する再プレイ装置33を採用したが、交換装置36や計数装置35等、他の端末装置を登録端末装置として兼用することも良い。登録端末装置としては、サービス機能を有する端末装置であっても良いし、サービス機能を持たない端末装置であっても良い。さらには、登録端末装置としての機能のみを備えた専用端末を準備することも良い。この場合には、登録端末装置としての機能を開始させるための操作(本例であれば、対応付け釦の操作。)等が不要となり、対応付け処理の開始操作を随時、受付可能になる。
また、本例の携帯端末のように応答要求信号に対して端末IDを返信する携帯電話としては、例えば、フェリカ(R)端末が知られている。フェリカ端末を本例の携帯端末として利用する場合、フェリカチップの製造番号であるIDmを端末IDとして利用するのが良い。さらに、対応付ける携帯端末としては、応答要求信号に応じてID情報を出力可能な携帯端末であれば良く、本例のように携帯電話だけでなく、PDA(Personal Digital Assistant)機能を備えた携帯装置や、携帯型のゲーム機、あるいはICカード等であっても良い。さらには、対応付け可能な携帯端末としては、1種類のみでなく、複数種類、設定しておけば、本例の会員システムに汎用性を持たせることができる。
また、本例は、対応付け開始操作が行われた後に応答信号を受け付けたことを条件として、対応付け用の端末ID情報を送信するように構成した例である。これに代えて、会員カードの受付状態において携帯端末の応答信号を受け付けた場合に、対応付け用の端末ID情報を送信する会員システムであっても良い。この場合、対応付け用の端末ID情報に媒体IDを含めることも良い。
またなお、会員カードあるいは携帯端末の認証に加えて暗証番号を入力させる等、他のセキュリティ要素を加えることも良い。この場合には、本例の会員システム1のセキュリティレベルを一層、向上させることができる。
また、本例では、図6に例示するごとく遊技場毎の場外会員データを管理するように場外サーバ装置2を構成したが、これに代えて、複数の遊技場の場外会員データを一括して管理することも良い。例えば、端末IDに対応付けて複数の遊技場の媒体IDを記憶する場外会員データであっても良い。また、チェーン店等、グループを構成する複数の遊技場の間で、ある遊技者に対して共通の媒体IDを付与することも良い。
なお、場外サーバ装置2が遊技場に向けて送信する端末登録情報としては、前記変更媒体ID及び登録端末IDを特定可能な情報に代えて、前記既存の端末ID及び登録端末IDを特定可能な情報であっても良い。この場合、端末登録情報を受信した遊技場の場内管理装置31が、図5に示す場内会員データベースの中から既存の端末ID「1G 36 K4 8 19 5J5 7」を検索し、登録端末ID「4B 6H 2 11 E5 6 K9 WS」への書き換えを実施することができる。
なお、場外会員データ記憶手段61は、媒体IDに対応付けて複数の端末IDを記憶するように構成されていても良い。
さらになお、対応付け完了情報の送信元以外の遊技場に向けて端末登録情報を送信した場合に、端末登録情報の送信先となった遊技場を特定可能な遊技場情報を前記送信元の遊技場に向けて送信するように登録指示手段63を構成することも良い。さらに、この場合には、前記遊技場情報により特定される遊技場を特定可能な情報を表示する表示手段を、登録端末装置に設けることが良い。この場合には、ある遊技場での携帯電話の更新登録に応じて、会員となっている他の遊技場においても自動的に更新登録が行われた旨を遊技者に知らしめることができる。なお、本例の場合であれば、登録端末装置としての再プレイ装置33の液晶表示部330を用いて表示手段を構成することができる。
上述したように自動的に更新登録が実施された遊技場のリストを提示すれば、携帯端末の機種変更に伴う更新登録の手間が極めて少ないことを知らしめ、会員システム1の利便性を遊技者にアピールできる。また、携帯電話の機種変更の手続きを遊技場毎に実施しなければならないといった煩わしさに起因して、サービスの利用を止めてしまう会員の発生を未然に抑えることができる。遊技場のリストを提示するための上記表示手段としては、例えば、遊技者が携帯電話の更新登録を行った再プレイ装置33の液晶表示部330に遊技場リストを表示するもの等が考えられる。
なお、本例の端末ID情報(媒体ID情報)は、端末ID(媒体ID)を特定可能な情報である。端末ID情報(媒体ID情報)により端末ID(媒体ID)を特定可能であることの意味は、端末ID情報(媒体ID情報)を表すデータの一部として端末ID(媒体ID)をそのまま含むことや、端末ID(媒体ID)を暗号化したデータを含むこと等、広い概念を意味している。端末ID情報(媒体ID情報)としては端末ID(媒体ID)を特定可能な情報であれば、どのような情報を採用しても良い。このような解釈は、端末ID情報(媒体ID情報)以外の他の情報についても同様である。
また、図5に例示した場内会員データベースとしては、各レコードにおいて貯玉数の他に貯メダル数やポイント数等の会員情報を記憶するものであっても良い。さらに、ひとつの媒体ID(一人の遊技者)について複数の端末IDを記憶するように各レコードを構成することも良い。さらに、各レコードに記憶する会員情報として、住所や電話番号や青年月日等を記憶させることも良い。
なお、本例の場内管理装置31が出力する対応付け完了情報は、新たに登録する携帯端末(携帯電話)の端末IDである登録端末IDと、その携帯端末の持ち主である遊技者を特定する対象媒体IDとを特定可能な情報である。この対応付け完了情報に代えて、場内会員データベースにおいて対象媒体IDに対応付けられた既存の端末IDと、登録端末IDとを特定可能な対応付け完了情報を採用することもできる。既存の端末IDを特定可能な対応付け完了情報を場内管理装置31に出力させるためには、既存の端末IDの有無を判定するための管理用判定手段を場内管理装置31に追加設定することが良い。この管理用判定手段としては、媒体ID情報、及び当該媒体ID情報が関連付けられた対応付け用の端末ID情報を受信した場合に、受信した媒体ID情報により特定される媒体IDに端末ID記憶手段55が既存の端末IDを既に対応付けて記憶しているか否かを判定する手段として構成することができる。
(実施例2)
本例は、実施例1の遊技場用管理システム(会員システム)を基にして、システムコードを登録した携帯電話(携帯端末)を利用する例である。この内容について、図14を用いて説明する。
本例の会員システムは、システムコードが登録された携帯電話を対象としている。
上述の携帯電話(携帯端末)による応答要求信号の受信処理の流れについて、図14を用いて説明する。まず、ステップS801のごとくシステム側からの応答要求信号の受信が判断される。応答要求信号が受信された場合には、ステップS802のごとく、応答要求信号によりシステムコードの指定の有無が判断される。システムコードの指定がある場合、ステップS803に移行し、指定されたシステムコードが登録されているか否かが判断される。システムコードが登録されている場合には、ステップS804のごとく応答信号が送信される。
本例では、応答要求信号にシステムコードを含めたことにより、そのシステムコードが登録された携帯端末に対してのみ、応答信号の返信を要求できるようになる。これにより、アプリケーションが登録されていない携帯端末と無意味に通信することを未然に回避できるようになる。
さらに、専用のアプリケーションをダウンロード可能なように構成された携帯電話であっても良い。専用のアプリケーションをダウンロードした携帯電話によれば、例えば、会員ポイント等の会員ポイントや遊技情報等の各種の遊技情報を携帯端末の表示画面に表示できるようになる。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
実施例1における、遊技場用管理システムのシステム構成を示す機器構成図。 実施例1における、再プレイ装置を示す斜視図。 実施例1における、計数装置を示す斜視図。 実施例1における、交換装置とリーダユニットとの組み合わせを示す斜視図。 実施例1における、場内会員データベースを示す説明図。 実施例1における、サーバ装置が遊技場毎に記憶する場外会員データを示す説明図。 実施例1における、再プレイ装置による対応付け処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、再プレイ装置による再プレイ処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、再プレイ装置、計数装置あるいは交換装置によるIDデータ受付処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、計数装置による計数処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、交換装置による交換処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、場内管理装置による情報受信処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、サーバ装置による対応付け完了情報受信処理の流れを示すフロー図。 実施例2における、携帯端末による応答要求信号受信処理の流れを示すフロー図。
符号の説明
1 遊技場用管理システム(会員システム)
10 公衆通信回線
2 場外サーバ装置
3 場内システム
31 場内管理装置
32 遊技機
33 再プレイ装置(登録端末装置、サービス端末装置)
34 中継器
35 計数装置
36 交換装置
51 媒体ID読取手段
52 端末ID読取手段
53 場内会員データ記憶手段
55 端末ID記憶手段
56 サービス提供手段
61 場外会員データ記憶手段
62 対象会員抽出手段
63 登録指示手段

Claims (4)

  1. 遊技場側が遊技者に提供する記憶媒体に記憶された媒体IDを読み取るための第1の媒体ID読取手段、及び遊技者が所持し端末IDを出力可能な携帯端末から出力される端末IDを読み取るための第1の端末ID読取手段を備え、該第1の端末ID読取手段が読み取った端末IDである登録端末IDを特定可能な対応付け用の端末ID情報、及び該端末ID情報に関連付けて、前記第1の媒体ID読取手段が読み取った媒体IDを特定可能な媒体ID情報を送信可能に構成された登録端末装置と、
    前記記憶媒体に記憶された媒体IDを読み取るための第2の媒体ID読取手段、前記携帯端末から端末IDを読み取るための第2の端末ID読取手段、及び遊技者に対してサービスを提供するサービス提供手段を備え、前記第2の媒体ID読取手段が読み取った媒体IDを特定可能な媒体ID情報、又は前記第2の端末ID読取手段が読み取った端末IDを特定可能なサービス用の端末ID情報を送信可能に構成されると共に、前記登録端末装置と一体化され、更に遊技場内に設けられるサービス端末装置と、
    前記記憶媒体に記憶された媒体IDを記憶する場内会員データ記憶手段、前記場内会員データ記憶手段が記憶する媒体IDと前記端末IDとを対応付けて記憶する端末ID記憶手段、及び前記媒体ID情報により特定される媒体ID、又は前記サービス用の端末ID情報により特定される端末IDが有効であるか否かを判定する判定手段を備え、前記端末ID情報及び前記媒体ID情報の受信と、前記登録端末装置及び前記サービス端末装置へと前記判定手段による判定結果の送信とを可能に構成された場内管理装置と、を含み、
    前記サービス提供手段は、前記媒体ID情報により特定される媒体ID、又は前記サービス用の端末ID情報により特定される端末IDが前記判定手段によって有効であると判定された場合に、当該媒体IDあるいは端末IDによって特定される遊技者に対してサービスを提供し、
    前記端末ID記憶手段は、前記場内管理装置が前記媒体ID情報、及び当該媒体ID情報が関連付けられた対応付け用の端末ID情報を受信し、当該媒体ID情報により特定される媒体IDが前記判定手段によって有効であると判定された場合に、当該媒体IDを対象媒体IDとして、受信された対応付け用の端末ID情報により特定される前記登録端末IDと対応付けて記憶することにより媒体IDと端末IDとを対応付けて記憶し、
    前記判定手段は、前記場内管理装置が前記媒体ID情報を受信した場合に、前記媒体ID情報により特定される媒体IDと、前記場内会員データ記憶手段が記憶する媒体IDとを照合することで当該媒体IDが有効であるか否かを判定すると共に、
    前記場内管理装置が前記サービス用の端末ID情報を受信した場合に、前記サービス用の端末ID情報により特定される端末IDと、前記端末ID記憶手段が記憶する端末IDとを照合することで当該端末IDが有効であるか否かを判定することを特徴とする遊技場用管理システム。
  2. 遊技場側が遊技者に提供する記憶媒体に記憶された媒体IDを読み取るための第1の媒体ID読取手段、及び遊技者が所持し端末IDを出力可能な携帯端末から出力される端末IDを読み取るための第1の端末ID読取手段を備え、該第1の端末ID読取手段が読み取った端末IDである登録端末IDを特定可能な対応付け用の端末ID情報、及び該端末ID情報に関連付けて、前記第1の媒体ID読取手段が読み取った媒体IDを特定可能な媒体ID情報を送信可能に構成された登録端末装置と、
    前記記憶媒体に記憶された媒体IDを読み取るための第2の媒体ID読取手段、前記携帯端末から端末IDを読み取るための第2の端末ID読取手段、及び遊技者に対してサービスを提供するサービス提供手段を備え、前記第2の媒体ID読取手段が読み取った媒体IDを特定可能な媒体ID情報、又は前記第2の端末ID読取手段が読み取った端末IDを特定可能なサービス用の端末ID情報を送信可能に構成されたサービス端末装置と、
    前記記憶媒体に記憶された媒体IDを記憶する場内会員データ記憶手段、前記場内会員データ記憶手段が記憶する媒体IDと前記端末IDとを対応付けて記憶する端末ID記憶手段、及び前記媒体ID情報により特定される媒体ID、又は前記サービス用の端末ID情報により特定される端末IDが有効であるか否かを判定する判定手段を備え、前記端末ID情報及び前記媒体ID情報の受信と、前記登録端末装置及び前記サービス端末装置へと前記判定手段による判定結果の送信とを可能に構成された場内管理装置と、
    遊技場毎に設置された前記場内管理装置と通信可能な状態で接続された場外サーバ装置と、を含み、
    前記サービス提供手段は、前記媒体ID情報により特定される媒体ID、又は前記サービス用の端末ID情報により特定される端末IDが前記判定手段によって有効であると判定された場合に、当該媒体IDあるいは端末IDによって特定される遊技者に対してサービスを提供し、
    前記端末ID記憶手段は、前記場内管理装置が前記媒体ID情報、及び当該媒体ID情報が関連付けられた対応付け用の端末ID情報を受信し、当該媒体ID情報により特定される媒体IDが前記判定手段によって有効であると判定された場合に、当該媒体IDを対象媒体IDとして、受信された対応付け用の端末ID情報により特定される前記登録端末IDと対応付けて記憶することにより媒体IDと端末IDとを対応付けて記憶し、
    前記判定手段は、前記場内管理装置が前記媒体ID情報を受信した場合に、前記媒体ID情報により特定される媒体IDと、前記場内会員データ記憶手段が記憶する媒体IDとを照合することで当該媒体IDが有効であるか否かを判定すると共に、
    前記場内管理装置が前記サービス用の端末ID情報を受信した場合に、前記サービス用の端末ID情報により特定される端末IDと、前記端末ID記憶手段が記憶する端末IDとを照合することで当該端末IDが有効であるか否かを判定し、
    前記場内管理装置は、前記端末ID記憶手段が前記登録端末IDと、前記対象媒体IDとを対応付けて記憶した場合に、当該対応付けた登録端末IDと、前記対象媒体IDとを特定可能な対応付け完了情報を前記場外サーバ装置に送信する更新情報送信手段を備え、
    前記場外サーバ装置は、媒体IDを記憶する記憶手段であって、記憶する媒体IDについて、対応する端末ID、及び対応する遊技場を特定可能に記憶する場外会員データ記憶手段、前記場外サーバ装置が前記対応付け完了情報を受信し、当該対応付け完了情報により特定される対象媒体IDを、前記対応付け完了情報の送信元の遊技場に対応する媒体IDとして前記場外会員データ記憶手段が記憶し、さらに当該対象媒体IDに、既存の端末IDを既に対応付けて記憶している場合に、前記場外会員データ記憶手段が記憶する媒体IDの中から、前記送信元以外の遊技場に対応する媒体IDであり、前記既存の端末IDと対応する媒体IDでもある変更媒体IDを抽出する対象会員抽出手段、及び該対象会員抽出手段により抽出された前記変更媒体IDに対応する遊技場に向けて、前記既存の端末ID及び前記変更媒体IDのうち少なくとも一方と前記対応付け完了情報により特定される前記登録端末IDとを特定可能な端末登録情報を送信する登録指示手段を備えており、
    各遊技場の前記端末ID記憶手段は、前記端末登録情報により特定される前記既存の端末IDに対応付けて記憶される媒体ID、あるいは前記端末登録情報により特定される前記変更媒体IDと、前記端末登録情報により特定される前記登録端末IDとを対応付けて記憶することを特徴とする遊技場用管理システム。
  3. 遊技場側が遊技者に提供する記憶媒体に記憶された媒体IDを読み取るための第1の媒体ID読取手段、及び遊技者が所持し端末IDを出力可能な携帯端末から出力される端末IDを読み取るための第1の端末ID読取手段を備え、該第1の端末ID読取手段が読み取った端末IDである登録端末IDを特定可能な対応付け用の端末ID情報、及び該端末ID情報に関連付けて、前記第1の媒体ID読取手段が読み取った媒体IDを特定可能な媒体ID情報を送信可能に構成された登録端末装置と、
    前記記憶媒体に記憶された媒体IDを読み取るための第2の媒体ID読取手段、前記携帯端末から端末IDを読み取るための第2の端末ID読取手段、及び遊技者に対してサービスを提供するサービス提供手段を備え、前記第2の媒体ID読取手段が読み取った媒体IDを特定可能な媒体ID情報、又は前記第2の端末ID読取手段が読み取った端末IDを特定可能なサービス用の端末ID情報を送信可能に構成されたサービス端末装置と、
    前記記憶媒体に記憶された媒体IDを記憶する場内会員データ記憶手段、前記場内会員データ記憶手段が記憶する媒体IDと前記端末IDとを対応付けて記憶する端末ID記憶手段、及び前記媒体ID情報により特定される媒体ID、又は前記サービス用の端末ID情報により特定される端末IDが有効であるか否かを判定する判定手段を備え、前記端末ID情報及び前記媒体ID情報の受信と、前記登録端末装置及び前記サービス端末装置へと前記判定手段による判定結果の送信とを可能に構成された場内管理装置と、
    遊技場毎に設置された前記場内管理装置と通信可能な状態で接続された場外サーバ装置と、を含み、
    前記サービス提供手段は、前記媒体ID情報により特定される媒体ID、又は前記サービス用の端末ID情報により特定される端末IDが前記判定手段によって有効であると判定された場合に、当該媒体IDあるいは端末IDによって特定される遊技者に対してサービスを提供し、
    前記端末ID記憶手段は、前記場内管理装置が前記媒体ID情報、及び当該媒体ID情報が関連付けられた対応付け用の端末ID情報を受信し、当該媒体ID情報により特定される媒体IDが前記判定手段によって有効であると判定された場合に、当該媒体IDを対象媒体IDとして、受信された対応付け用の端末ID情報により特定される前記登録端末IDと対応付けて記憶することにより媒体IDと端末IDとを対応付けて記憶し、
    前記判定手段は、前記場内管理装置が前記媒体ID情報を受信した場合に、前記媒体ID情報により特定される媒体IDと、前記場内会員データ記憶手段が記憶する媒体IDとを照合することで当該媒体IDが有効であるか否かを判定すると共に、
    前記場内管理装置が前記サービス用の端末ID情報を受信した場合に、前記サービス用の端末ID情報により特定される端末IDと、前記端末ID記憶手段が記憶する端末IDとを照合することで当該端末IDが有効であるか否かを判定し、
    前記場内管理装置は、当該場内管理装置が前記媒体ID情報、及び当該媒体ID情報が関連付けられた対応付け用の端末ID情報を受信した場合に、当該受信した媒体ID情報により特定される媒体IDに前記端末ID記憶手段が既存の端末IDを既に対応付けて記憶しているか否かを判定する管理用判定手段と、
    該管理用判定手段により対応付けて記憶していると判定された場合に、前記既存の端末IDと、前記対象媒体IDとを特定可能な対応付け完了情報を前記場外サーバ装置に送信する更新情報送信手段と、を備え、
    前記場外サーバ装置は、媒体IDを記憶する記憶手段であって、記憶する媒体IDについて、対応する端末ID、及び対応する遊技場を特定可能に記憶する場外会員データ記憶手段、前記場外サーバ装置が前記既存の端末IDと、前記登録端末IDとを特定可能な前記対応付け完了情報を受信した場合に、前記場外会員データ記憶手段が記憶する媒体IDの中から、前記対応付け完了情報の送信元以外の遊技場に対応する媒体IDであり、前記受信した対応付け完了情報により特定される既存の端末IDと対応する媒体IDでもある変更媒体IDを抽出する対象会員抽出手段、及び該対象会員抽出手段により抽出された前記変更媒体IDに対応する遊技場に向けて、前記既存の端末ID及び前記変更媒体IDのうち少なくとも一方と前記対応付け完了情報により特定される前記登録端末IDとを特定可能な端末登録情報を送信する登録指示手段を備えており、
    各遊技場の前記端末ID記憶手段は、前記端末登録情報により特定される前記既存の端末IDに対応付けて記憶される媒体ID、あるいは前記端末登録情報により特定される前記変更媒体IDと、前記端末登録情報により特定される前記登録端末IDとを対応付けて記憶することを特徴とする遊技場用管理システム。
  4. 前記登録指示手段は、前記送信元以外の遊技場に向けて前記端末登録情報を送信した場合に、前記送信元の遊技場に向けて、前記端末登録情報の送信先となった遊技場を特定可能な遊技場情報を送信し、
    前記登録端末装置は、前記遊技場情報により特定される遊技場を特定可能な情報を表示する表示手段を備えていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の遊技場用管理システム。
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