JP6050220B2 - 内燃機関のジェネレータ冷却構造 - Google Patents

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Description

本願発明は、潤滑油を用いて内燃機関のジェネレータを冷却するためのジェネレータ冷却構造に関する発明である。
内燃機関はバッテリーの充電等に必要な電力を供給するためのジェネレータを具備している。このようなジェネレータは、一般的には、内燃機関のクランクケースの外側にジェネレータカバーが取り付けられてジェネレータ室が構成され、該ジェネレータ室に突出したクランク軸の一端に、カップ形状に形成されその筒状部分の内側に永久磁石が取り付けられたロータが固定されて、該ロータ内に対向して配置されるコイル付きステータがジェネレータカバーに固定されて構成されている。このようなジェネレータは作動すると発熱し、またジェネレータが密閉されているため内部から熱を放出し難いため、潤滑油をジェネレータ内部に導き潤滑油によりジェネレータを冷却する冷却方法が採用されている。
潤滑油によるジェネレータ冷却構造として、例えば特許文献1に開示されている。このジェネレータの冷却構造では、ジェネレータカバーの中央円筒部にステータが支持され、中央円筒部の上部に切欠きや開口部を形成し、ジェネレータカバーにこれらの切欠きや開口部に潤滑油を導くオイル案内部が形成され、さらにジェネレータカバーにステータに向けて潤滑油を噴射する噴射孔が形成され、ジェネレータカバーに付着して流下する潤滑油を中央円筒部に形成した切欠きや開口部よりジェネレータ内部に導くことや、噴射口から噴出される潤滑油を直接ジェネレータに噴射することにより、ジェネレータを冷却するものである。
このようなジェネレータ冷却構造では、多量の潤滑油をジェネレータ内に導き冷却効果を向上させていたが、ジェネレータ内に溜まった潤滑油がジェネレータ外に排出されにくく、多量の潤滑油の抵抗によりジェネレータの発電時におけるエネルギー損失が増大していた。
特許第4647420号公報
本発明はこのような技術的問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、簡単な構成でジェネレータ内に潤滑油を導き冷却効果を向上させるとともに、ジェネレータ内に所定以上に溜まった潤滑油を排出されることで、ジェネレータの発電時における潤滑油の抵抗によるエネルギー損失を低減させることである。
本発明は前記課題を解決したものであって、請求項1に記載の発明は、凹状に形成され、クランクケースの外側に固定されて凹状の内部にジェネレータ室を形成し、凹状の内壁から内方に向けて突出する筒状支持部が設けられたジェネレータカバーと、前記筒状支持部に支持されるジェネレータのステータと、カップ状に形成され、前記ステータに対向するように配設され、内燃機関の駆動力により回転駆動されるロータを備えた内燃機関のジェネレータ冷却構造において、前記筒状支持部の上部には、前記筒状支持部の内部と外部とを連通し、前記筒状支持部の内部に潤滑油を導入する潤滑油導入油路が形成され、前記筒状支持部には、前記筒状支持部の内部と外部とを連通し、前記潤滑油導入油路から離間した位置に設けられ、前記筒状支持部の内部から潤滑油を排出する潤滑油排出油路が形成され、前記潤滑油排出油路の開口部は、前記筒状支持部の側面であって、前記潤滑油導入油路の開口部よりも下方に位置し、前記ジェネレータカバーは、前記潤滑油導入油路の開口部の上方に拡大された補機収納部を備え、前記筒状支持部の内部に導入する潤滑油は、前記補機収納部と前記クランクケースとからなる補機収納空間から導かれ、前記補機収納空間には、前記補機収納空間に飛散した潤滑油を、前記潤滑油導入油路の開口部に導く誘導板が設けられることを特徴とする内燃機関のジェネレータ冷却構造である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関のジェネレータ冷却構造において、前記補機収納空間内には、内燃機関を始動させるための始動モータと、該始動モータの動力をクランク軸に伝達する動力伝達減速歯車が配設され、前記筒状支持部の内部に導かれる潤滑油は、前記始動モータおよび前記動力伝達減速歯車から飛散される潤滑油が用いられることを特徴するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の内燃機関のジェネレータ冷却構造において、前記誘導板の下端部が前記開口部の上方近傍に位置するよう配設されることを特徴するものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の内燃機関のジェネレータ冷却構造において、前記誘導板は、前記ステータから前記補機収納空間の上部に位置するグロメットに延びている配線をカバーするカバー部材であって、前記誘導板の取付部から、前記潤滑油導入油路の開口部に向かって傾斜するように形成されることを特徴するものである。
請求項1に記載の内燃機関のジェネレータ冷却構造によると、筒状支持部の上部には、筒状支持部の内部と外部とを連通し筒状支持部の内部に潤滑油を導入する潤滑油導入油路が形成されており、さらに筒状支持部には、潤滑油導入油路から離間した位置に設けられる筒状支持部の内部と外部とを連通して潤滑油を排出する潤滑油排出油路が形成され、潤滑油排出油路の開口部は、筒状支持部の側面であって、潤滑油導入油路の開口部よりも下方に位置するので、ジェネレータ室から筒状支持部の潤滑油導入油路を通過して筒状支持部の内部を経由してジェネレータ内部に流入した潤滑油の量が所定以上になると、潤滑油導入油路の開口部よりも低い位置に形成された潤滑油排出油路の開口部を通じてジェネレータ内部から潤滑油を排出することができるので、簡単な構造でもって潤滑油をジェネレータ内部に導きジェネレータの冷却性能を確保しつつ、ジェネレータ内部に所定以上に溜まった潤滑油を排出させてジェネレータの発電時における潤滑油の抵抗によるフリクションロスを低減させ、駆動装置のエネルギー損失を低減させることができる。
さらに、ジェネレータカバーは潤滑油導入油路の開口部の上方に向かって拡大された補機収納空間を備えているので、拡大された空間内に飛散し滞留している潤滑油を捕集してより多量の潤滑油を集めることができるので、多量の潤滑油をジェネレータ内に導くことが可能となり、冷却用に潤滑油を導くために複数の潤滑油路を設ける必要がなく、製造コストを低減させることができる。また、ジェネレータ内に多量の潤滑油を導いても、余剰潤滑油を排出させることができ、オイル冷却のための潤滑油の最適量維持しつつ、内燃機関のエネルギー損失をさらに低減させつつ、ジェネレータをより効率よく冷却することができる。補機収納空間に飛散した潤滑油の少なくとも一部は、誘導板を伝って、筒状支持部の導入開口部に導かれる。
請求項2に記載の内燃機関のジェネレータ冷却構造によると、補機収納空間内には、内燃機関を始動させるための始動モータと、始動モータの動力をクランク軸に伝達する動力伝達減速歯車が配設されているので、始動モータおよび動力伝達減速歯車に供給され排出され、ジェネレータカバーの拡大空間に飛散した潤滑油を効率よく筒状支持部からジェネレータ内部に導き、効率よくジェネレータを冷却することができる。さらに、内燃機関運転中は、始動系の歯車による潤滑油の飛散を防止し、より多量の潤滑油をジェネレータ内に導く事ができる。
請求項3に記載の内燃機関のジェネレータ冷却構造によると、補機収納空間に飛散した潤滑油を効率よく集め、誘導板を伝って、筒状支持部の導入開口部に確実に導くことができるので、多量の潤滑油をジェネレータ内部に送り、ジェネレータを冷却させる効果をさらに増大させることができる。
請求項4に記載の内燃機関のジェネレータ冷却構造によると、誘導板は、ステータから補機収納空間の上部に位置するグロメットに延びている配線をカバーするカバー部材が用いられており、誘導板の取付部から潤滑油導入油路の開口部に向かって傾斜して配置されているので、部品点数を増やす必要がなく製造コストの増大を防ぎつつ、効率良く潤滑油をジェネレータ内に導き冷却効果を向上させることができる。
本発明の一実施の形態に係るジェネレータ冷却構造を備えた内燃機関が搭載された鞍乗型自動二輪車全体の左側面図である。 本発明のジェネレータ冷却構造を備えた内燃機関の左側面図である。 内燃機関の左側面の概略図である。 図3のIV-IV断面展開図である。 図3のV-V断面展開図である。 図3のVI-VI断面展開図である。 図3のVII-VII断面展開図である。 ジェネレータカバーのクランクシャフト側から見た右側面図である。 図8のIX矢視要部拡大図である。 図8のX矢視要部拡大図である。 ジェネレータカバーに誘導板を載せた図である。 ジェネレータカバーに誘導板およびジェネレータのステータを取り付けた図である。 誘導板の平面図である。 図13のXIV矢視図である。 図14のXV-XV断面図である。 ジェネレータカバーの筒状支持部にステータを取り付けた要部拡大図である。
以下、本発明に係る一実施の形態について図1ないし図16に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した一実施の形態に係る鞍乗型自動二輪車1の全体側面図であり、図2は、車体フレーム2に対する内燃機関20の搭載状態のみを示す左側面図である。なお、本明細書の説明および特許請求の範囲において、前後左右の向きは、本実施の形態に係る鞍乗型自動二輪車1の直進方向を前方とする通常の基準に従うものとする。
図1および図2に示されるように、本鞍乗型自動二輪車1の車体フレーム2は、ヘッドパイプ3からは、車幅方向中央を後方にメインフレーム4が、若干傾斜して延出した後に、下方に屈曲してメイン急傾斜部4aを形成しているとともに、ヘッドパイプ3からはさらに車幅方向中央を斜め後下方に向けてダウンフレーム5が延出している。
内燃機関20におけるクランクケース22の前部が、ダウンフレーム5の下部の支持ブラケット5bに上下2か所でボルト8により取り付けられ、クランクケース22の後部が、メインフレーム4のメイン急傾斜部4aの下部の支持ブラケット4bに上下2か所でボルト9により取り付けられて、内燃機関20が車体フレーム2に支持される。
メインフレーム4の屈曲部からは左右一対のシートレール6が途中屈曲部を形成しながら後方に延出しており、同シートレール6の屈曲部とメイン急傾斜部4aの中央部とを連結したバックステー7がシートレール6を支持している。
以上のような車体フレーム2において、ヘッドパイプ3にはフロントフォーク10が枢支され、その下端に前輪11が軸支され、フロントフォーク10の枢軸の上端に操舵ハンドル12が設けられ、メインフレーム4の下部に設けられたピボット軸13に前端を軸支されたリヤフォーク14が後方へ延出し、その後端に後輪15が軸支され、リヤフォーク14の中央部とバックステー7との間にリヤクッション16が介装されている。メインフレーム4には燃料タンク17が左右両側に跨るように架設され、燃料タンク17の後方にシート18がシートレール6に支持されて設けられている。
車体フレーム2に搭載される内燃機関20は、SOHC型の単気筒4ストローク内燃機関であり、車体に対してクランクシャフト31を車体幅方向に指向させ、気筒を若干前傾させて起立した姿勢で懸架される。
車体フレーム2のダウンフレーム5の上部を左右両側からフロントカバー19fが覆い、内燃機関20とシート18との間の左右両側をサイドカバー19sが覆い、シートレール6の後半をリヤカバー19rが覆っている。
図2に示されるように、内燃機関20の機関本体21は、左右割のクランクケース22の斜め上方にシリンダブロック24およびシリンダヘッド25が順次重ねられてスタッドボルト37により一体に締結され、シリンダヘッド25の上にはシリンダヘッドカバー26が被せられ、シリンダブロック24,シリンダヘッド25,シリンダヘッドカバー26はクランクケース22から僅かに前方に前傾して突設しているものである。
図4および図5に示されるように、左右方向に指向したクランクシャフト31、メイン軸33、カウンタ軸34、バランサ軸48が、左右割のクランクケース22の右クランクケース22aおよび左クランクケース22bにより回転自在に軸支されている。左右割のクランクケース22の外側は、それぞれ右ケースカバー55、左ケースカバー56で覆われておりボルト85で一体に締結されている。
クランクケース22から斜め上方に突出したシリンダブロック24は、ピストン28が摺動可能に嵌装されるシリンダスリーブ27がクランクケース22のクランク室22c内に突出している。シリンダスリーブ27内を往復動するピストン28とクランク軸31のクランクウエブ31w,31w間に架設されるクランクピン31pとをコンロッド32が連結し、ピストン28の動きに応じてクランク軸31を回転駆動する。
シリンダヘッド25の下部でピストン28の上方には、燃焼室29が形成され、燃焼室29内にはシリンダヘッド24の壁面を貫通して点火プラグ30が設けられている。燃焼室29には吸排気ポート(不図示)が形成され、この燃焼室29の吸排気ポート開口を開閉する吸排気弁(不図示)を駆動する動弁機構40がシリンダヘッド25内に設けられている。シリンダヘッド25の燃焼室29の上方にカム軸41が回転可能に支承されており、該カム軸41の左端部には従動スプロケット42が取り付けられている。内燃機関20の左側にはカムチェーン室46が形成されている。クランク軸31に一体に固着された駆動スプロケット43と前記従動スプロケット42にはカムチェーン44が架け渡されており、クランク軸31の動力はカムチェーン44を介してカム軸41に伝達され、カム軸41の回転に伴ってカム軸41に形成されたカム41aのカム面41bにより吸排気用のそれぞれのロッカーアーム45が搖動されて、ロッカーアーム45の摺動面に軸端が当接された吸排気弁は、所定のタイミングで開閉されるようになっている。
クランク軸31の後方に位置して歯車変速機構35が設けられている。歯車変速機構35は、後輪15に所定のトルクを伝達するために、メイン軸33とカウンタ軸34に設けられた複数の歯車の噛み合わせを図示されないギアシフト機構を用いて所定の変速比になるように変更するものである。クランク軸31の回転駆動力がクラッチ36を介してメイン軸33に伝達され、歯車変速機構35により変速されてメイン軸33からカウンタ軸34へ伝達され、カウンタ軸34に一体に締結されたスプロケット37と後輪15に架け渡された動力伝達ベルト38により、後輪15へ動力が伝達されるようになっている。
図3および図5に示されるように、クランク軸31の前方に位置してバランサ機構47が設けられている。バランサ機構47はクランクケース22に支承されたバランサ軸48の両端にバランスウエィト49が固着され、クランク軸31から伝達された動力によりバランサ軸48が回転し、バランスウエイト49の回転により内燃機関20のピストン28による振動を打ち消すものである。左側に配設されるバランスウエイト49は、左クランクケース22bの前方に形成されたバランスウエイト空間58内に収容されるようになっている。
クランク軸31の後ろ上方に位置して、内燃機関20の始動時にバッテリー(不図示)からの電源供給を受けて、クランク軸31を回転させるスタータモータ60が配設されている。
図3および図6に示されるように、オイルポンプ50がクランク軸31の下方に位置して配設されている。オイルポンプ50は右クランクケース22aの右側面に図示されないボルトにより締結されており、クランク軸31の回転駆動力が歯車52を介してオイルポンプ軸51に伝達され、オイルポンプ50は駆動されるようになっている。クランクケース22の下方には、右クランクケース22aと左クランクケース22bが合わさってオイルパン53が構成されている。右クランクケース22aには、オイルパン53から上方に向かってオイルポンプ50に潤滑油を供給する供給油路54が形成されている。オイルポンプ50と供給油路54の間には右クランクケース22aと右ケースカバー23aとでもってオイルストレーナ55が保持されている。オイルパン53内に貯留している潤滑油は、供給油路54からオイルポンプ50で圧送される潤滑油は、右ケースカバー23aに形成された供給油路56および右クランクケース22aに形成された供給油路57を通過して、クランク軸31や動弁機構40等の内燃機関20の要所に潤滑と冷却を目的として送られ、要所に送られた潤滑油は内燃機関20内に飛散して内燃機関20内の各所を伝ってオイルパン53内に戻り、再度オイルポンプ50により各所に圧送されるようになっている。
図4に示されるように、内燃機関20の左側に位置して、内燃機関20のバッテリー(不図示)に電源を供給するための発電機であるジェネレータ81が、ジェネレータ室80内に配設されている。ジェネレータ室80は、左クランクケース22bと、左クランクケース22bの外側に当接されジェネレータカバー90としての役割を果たす左ケースカバー23bとが締結ボルト85で一体に固定されてそれらの内部によって構成されている。ジェネレータ81は、クランク室22cからジェネレータ室80内に突出したクランク軸31の左端31aに取り付けられるロータ82と、ロータ82内に対向してジェネレータカバー90に取り付けられるステータ83を具備している。
図7は図3のVII−VII線断面図であって、ジェネレータ室80付近およびジェネレータ81を拡大した図面である。内燃機関20の運転時には、クランク軸31の動力がフライホイール67からロータ82に伝達され、始動時には、スタータモータ60からの動力が、スタータ減速歯車61、スタータ従動歯車63、ワンウェイクラッチ65、クラッチハウジング66、フライホイール67を介して、クランク軸31に伝達されるようになっている。
図3に示されるように、左クランクケース22bの後ろ上方に位置してスタータモータ60が配設されている。スタータモータ60の下方前方に位置して、スタータ減速歯車61およびスタータ従動歯車63が配設されている。図7に示されるように、スタータ減速歯車61は大径歯車61aと小径歯車61bが隣接して形成されスタータモータ60の回転速度を減速させるものであって、スタータモータ60の出力軸60aの出力歯車60bとスタータ減速歯車61の大径ギア61aが噛み合うようになっている。左クランクケース22bにジェネレータカバー90が取り付けられた状態では、スタータ減速歯車61を支持する減速歯車軸62は、左クランクケース22bに形成された減速歯車軸支持ボス22dと、ジェネレータカバー90に形成された減速歯車軸支持ボス92bにより回転可能に支承されるようになっている。スタータ従動歯車63は、スタータ減速歯車61の小径歯車61bと噛み合う歯車部63aと、クランク軸に支承されるボス部63bとを具備しており、ニードルベアリング64を介してクランク軸31に回転可能に支承されている。
ジェネレータ81のロータ82は、底部82aと底部82aの周囲に形成された円筒状周壁部82bとを備えたカップ形状に形成され、円筒状周壁部82bの内周面には永久磁石82cが取り付けられている。
ロータ82に隣接するフライホイール67はボス部67aと歯車部67bを備えており、歯車部67bはロータ82の底部82aとカシメ69により一体に固着されている。フライホイール67の歯車部67bはクラッチハウジング66にボルト70により一体に締結されている。一体にされたロータ82、フライホイール67およびクラッチハウジング66は、クランク軸31に挿通され、フライホイール67と一体に固定されたクラッチハウジング66は、ワンウェイクラッチ65を介して、スタータ従動歯車63のボス部63bに支承される。フライホイール67のボス部67aはキー68により位置決めされて、フライホイール77はスプライン嵌合によってクランク軸31に取り付けられ、クランク軸31にワッシャ71とナット72により締結される。
ロータ82の内側に対向するように配設されるステータ83は、図7および図12に示されるように、ドーナツ形状に形成された取付板83aと、該取付板83aの円周から放射状に延びた複数のボビン部83cと、該ボビン部83cに巻回されたコイル部83dとを具備している。コイル部83dのコイル線の両端部はステータ用配線100に接続されてバッテリー(不図示)に連結されている。取付板83にはプラグ挿通孔83bが3ヶ所等間隔に穿設されている。
図7および図12に示されるように、ジェネレータ室80内にはクランク軸31の回転のタイミングを検出するパルサー75が配設されている。ジェネレータ81のロータ82の円筒状周壁部82bの外周面には、所定の間隔を存して被検出素子82dが張り付けられている。パルサー75の検出部75aは、ロータ82が回転し被検出素子82dが所定位置に位置した際に、被検出素子82dと対向するように後述するジェネレータカバー90の内側に固定されている。パルサー75は、クランク軸31が回転して検出部75aが被検出素子82dの近接を検知して、クランク軸31の回転のタイミングを検出するようになっている。パルサー75により検出された信号は、パルサー用配線100を通って図示されない内燃機関制御装置に送られるようになっている。
図2、図5、図7および図8に示されるように、左クランクケース22bの外側端面に取り付けられ、左クランクケース22bとでもってジェネレータ室80をなすジェネレータカバー90は、凹状に形成されている。ジェネレータカバー90は、カップ形状に形成されその内部にジェネレータ81を収納する椀状部91と、椀状部91から後ろ上方に向かって張出し内部に補機を収納する補機収納部92と、バランサウエイト49を収納するよう左クランクケース22bに形成されたバランサウエイト空間58の左側をカバーするように椀状部91から前方に向かって張出したバランサウエイトカバー部93と、これらの外周に所定高さの壁状に形成されその端面が左クランクケース22bの端面に当接される外壁部94を具備している。
図7および図8に示されるように、椀状部91の底面91aの中央に位置して、ジェネレータ81のステータ83を支持する筒状支持部95が形成されている。筒状支持部95は、円筒状に形成され内方のクランクケース22側に向かって突出する円筒部95aと、該円筒部95aの壁面から周方向に3ヶ所略等間隔に突出しネジ穴95cが形成されたボス部95bを具備している。円筒部95aの端面95aには、円筒部95aの内周面から所定幅をもってクランクケース22方向に突出する凸部95aが形成されている。図4、図12および図16に示されるように、筒状支持部95のネジ穴95cにステータ82の取付板83aの穴あきボルト挿通孔83bを挿通された穴あきボルト86が締結されることにより、筒状支持部95にステータ83は固定されるようになっている。
図8に示されるように、円筒部95aの上部には、補機収納部92に向かって開口し、円筒部95aの端面95aから切欠かれた導入切欠部95dが形成されている(図9参照)。図16に示されるように、導入切欠部95dは、ジェネレータカバー90にステータ82が取り付けられた場合において、円筒部95aの内部と外部を連通し、潤滑油を円筒部95aの外部から円筒部95a内部に導入する潤滑油導入油路95fとなる。図8に示されるように、潤滑油導入油路95fの開口部95fは補機収納部92に向かって開口しており、補機収納部92近傍に付着し流下する潤滑油を円筒部95の内部からジェネレータ81の内部に導入するようになっている。
さらに円筒部95aの前側の側面には、前記導入切欠部95dから離間した位置に、円筒部95aの端面95aから切り欠かれた排出切欠部95eが形成されている。排出切欠部95eは、前記導入切欠部95dよりも下方に位置している。排出切欠部95eは、ジェネレータカバー90にステータ82が取り付けられた場合において、円筒部95aの内部と外部を連通し、潤滑油を円筒部95aの内部から外部に排出する潤滑油排出油路95gとなる。図8に示されるように、潤滑油排出油路95gの開口部95gは円筒部95aの前方側面に開口しており、ジェネレータ81内に流入した潤滑油が多量になった場合には、潤滑油排出油路95gから排出することができるようになっている。
椀状部91の底面91aには、中央に配された筒状支持部95から椀状部91の外壁部94に向かって放射状に複数本の所定高さに形成された放射状リブ91bが形成されている。放射状リブ91bのうち、外壁部94において椀状部91と補機収納部92とが連接する連接部94aの近傍に、リブの一端が接合している潤滑油誘導リブ91cは、他端が筒状部95aの導入切欠部95dの開口部95dの後方にまで延びるように形成されており、補機収納部92から椀状部へ流下してきた潤滑油を、潤滑油導入油路95fの開口部95fへと導くことができるようになっている。
ジェネレータカバー90には、スタータモータ60やスタータ減速歯車61等の補機を収納する補機収納部92が形成されており、椀状部91から潤滑油導入油路95fの開口部95fから上方に拡大された形状になっている。補機収納部92には、底部92aと、底部92aから内方のクランク軸31側に突出し、右クランクケース22bの減速歯車支持ボス22dとでスタータ減速歯車61の減速歯車軸62を支承する減速歯車軸支持ボス92bが形成されている。
さらに、補機収納部92には、底部92aから内方に突出し、パルサー75が取り付けられる一対のパルサー取付ボス92cと、補機収納空間88内に飛散した潤滑油を誘導するための誘導板98が締結される誘導板取付けボス92dが設けられている。パルサー取付ボス92cと誘導板取付けボス92dは、減速歯車軸支持ボス92bの高さよりも低く形成されている。
また、補機収納部92の底部92aには、誘導板98を支さえるリブ92e、92gおよび誘導板98の位置決め用の凸部92fが形成されている。椀状部91の底部91aから補機収納部92の底部92aに亘って誘導板98をガイドする一対のガイドリブ91dが形成されている。
補機収納部92の後方に位置する外壁部94に、パルサー用配線100とステータ用配線101を挿通するグロメット102が嵌合されるグロメット取付用切欠き94aが図10に示されるような形状で形成されている。ステータ用配線100およびパルサー用配線101はグロメット102内を通り、ジェネレータ81で発電される力を蓄えるバッテリー(不図示)や内燃機関制御装置(不図示)等に接続されている。
誘導板98は、図12ないし図15で示されるように、取付部98aと、取付部98aから斜め後ろ上方に減速歯車軸支持ボス92dを迂回するように延伸された斜め上方延伸部98bと、取付け部98aから斜め前下方に延伸する斜め下方延伸部98cと、周囲を囲むように所定高さに形成された周壁部98eを備えている。
斜め上方延伸部98bは、取付部98aと同一平面に延伸されており、パルサー用配線101をカバーしている。誘導板98は、補機収納部92の凸部92fおよび誘導板ガイドリブ91dにより位置決めされ、補機収納部92に形成されたリブ92eおよび92gにより支えられ、取付け部98のボルト挿通孔98fに挿通された穴あきボルト99が、補機収納部92の誘導板取付けボス92dに螺着されることにより、補機収納部92に取り付けられる。
図5に示されるように、斜め下方延伸部98cは、取付部98aからジェネレータ81のロータ82を回避し、筒状支持部95の円筒部95aの潤滑油導入油路95fの開口部95fの上方近傍に下端部98dが向かうように、後方から視て、クランクケース22側からジェネレータカバー90の側の斜め下方に向かって延伸している。さらに、図12に示されるように、右側面視において、斜め下方延伸部98cの下端部98dは、潤滑導入油路95fの開口部95fに向かって斜め下方にステータ83の外周面まで延伸しており、誘導板98はステータ83から延びるステータ用配線100をカバーしている。
本発明の実施例によれば、ジェネレータカバー90の筒状支持部95の上部には、筒状支持部95の内部と外部とを連通し筒状支持部95の内部に潤滑油を導入する潤滑油導入油路95fが形成されており、さらに筒状支持部95には、潤滑油導入油路95fから離間した位置に設けられる筒状支持部95の内部と外部とを連通して潤滑油を排出する潤滑油排出油路95gが形成され、潤滑油排出油路95gの開口部95gは、筒状支持部95の側面であって、潤滑油導入油路95fの開口部95fよりも下方に位置しているので、ジェネレータ室80内に飛散した多量の潤滑油が、潤滑油誘導リブ91cにより導かれて、潤滑油導入油路95fから筒状支持部95の内部を通ってジェネレータ81内部に流入し、ジェネレータ81内部の潤滑油の量が所定以上になると、潤滑油導入油路95fの開口部95fよりも低い位置に形成された潤滑油排出油路95gの開口部95gを通じてジェネレータ81内部から潤滑油を排出することができ、簡単な構造でもって潤滑油をジェネレータ81内部に導きジェネレータ81の冷却性能を確保しつつ、ジェネレータ81内部に所定以上に溜まった潤滑油を排出させてジェネレータ81の発電時における潤滑油の抵抗によるフリクションロスを低減させ、内燃機関20のエネルギー損失を低減させることができる。
さらに、ジェネレータカバーは潤滑油導入油路95fの開口部95fの上方に向かって拡大された補機収納空間88を備えている。図3に示されるように、内燃機関の通常の運転時では、左側面視においてクランク軸31は半時計回りに回転しており、内燃機関20の下部に貯留された潤滑油はスタータ従動歯車61等により補機収納空間88に向けて飛散している。さらに、補機収納空間88には、スタータモータ60、スタータ減速歯車61、スタータ従動歯車63などの補機から排出された潤滑油が飛散している。このように拡大された空間内に飛散し滞留している潤滑油を捕集してより多量の潤滑油を集めることができるので、多量の潤滑油をジェネレータ81内に導くことが可能となり、冷却用に潤滑油を導くために複数の潤滑油路を設ける必要がなく、製造コストを低減させることができる。またジェネレータ81内に多量の潤滑油を導いても、余剰潤滑油を排出させることができ、オイル冷却のための潤滑油の最適量維持しつつ、内燃機関20のエネルギー損失をさらに低減させつつ、ジェネレータをより効率よく冷却することができる。
また、補機収納空間88には、飛散された潤滑油を導く誘導板98が設けられており、該誘導板98の下端部98dが、筒状支持部95の潤滑油導入油路95fの開口部95fの上方近傍に位置するよう配設されているので、補機収納空間88に飛散した潤滑油を効率よく集め、誘導板98を伝って、筒状支持部95の潤滑油導入油路95fの開口部95fに確実に導くことができるので、多量の潤滑油をジェネレータ81内部に送り、ジェネレータ81を冷却させる効果をさらに増大させることができる。
誘導板98は、ステータ83から補機収納空間88の上部に位置するグロメット102に延びているステータ用配線100をカバーするカバー部材が用いられており、誘導板98の取付部98aから潤滑油導入油路95fの開口部95fに向かって傾斜して配置されているので、部品点数を増やす必要がなく製造コストの増大を防ぎつつ、効率良く潤滑油をジェネレータ81内に導き冷却効果を向上させることができる。
前記実施例では、潤滑油導入油路および潤滑排出油路は、筒状支持部95の円筒部に導入切欠部95dおよび排出切欠部95eを設けることにより設けていたが、円筒部95の上部を穿孔して潤滑油導入油路を形成し、円筒部の前方側面を穿孔して潤滑油排出油路を形成してもよい。
1…鞍乗型自動二輪車、20…内燃機関、22…クランクケース、23…ケースカバー、31…クランク軸、33…シリンダブロック、34…シリンダヘッド、35…シリンダヘッドカバー、50…オイルポンプ、60…スタータモータ、61…スタータ減速歯車、62…減速歯車軸、63…スタータ従動歯車、80…ジェネレータ室、81…ジェネレータ、82…ロータ、83…ステータ、88…補機収納空間、90…ジェネレータカバー、91…椀状部、91a…底部、91b…放射状リブ、91c…潤滑油誘導リブ、91d…誘導版ガイドリブ、92…補機収納部、92a…底部92、92b…減速歯車軸支持ボス、92c…パルサー取付けボス、92d…誘導取付けボス、92f…凸部、93…バランサウエイトカバー部、94…外壁部、95…筒状支持部、95a…円筒部、95d…導入切欠部、95e…排出切欠部、95f…潤滑油導入油路、95f…開口部、95g…潤滑油排出油路、95g…開口部、98…誘導板、98d…先端部、100…ステータ用配線、101…パルサー用配線、102…グロメット。

Claims (4)

  1. 凹状に形成され、クランクケース(22)の外側に固定されて凹状の内部にジェネレータ室(80)を形成し、凹状の内壁から内方に向けて突出する筒状支持部(95)が設けられたジェネレータカバー(90)と、
    前記筒状支持部(95)に支持されるジェネレータ(81)のステータ(83)と、
    カップ状に形成され、前記ステータ(83)に対向するように配設され、内燃機関(20)の駆動力により回転駆動されるロータ(82)を備えた内燃機関のジェネレータ冷却構造において、
    前記筒状支持部(95)の上部には、前記筒状支持部(95)の内部と外部とを連通し、前記筒状支持部(95)の内部に潤滑油を導入する潤滑油導入油路(95f)が形成され、
    前記筒状支持部(95)には、前記筒状支持部(95)の内部と外部とを連通し、前記潤滑油導入油路(95f)から離間した位置に設けられ、前記筒状支持部(95)の内部から潤滑油を排出する潤滑油排出油路(95g)が形成され、
    前記潤滑油排出油路(95g)の開口部(95g)は、前記筒状支持部(95)の側面であって、前記潤滑油導入油路(95f)の開口部(95f)よりも下方に位置し、
    前記ジェネレータカバー(90)は、前記潤滑油導入油路(95f)の開口部(95f )の上方に拡大された補機収納部(92)を備え、
    前記筒状支持部(95)の内部に導入する潤滑油は、前記補機収納部(92)と前記クランクケース(22)とからなる補機収納空間(88)から導かれ、
    前記補機収納空間(88)には、前記補機収納空間(88)に飛散した潤滑油を、前記潤滑油導入油路(95f)の開口部(95f )に導く誘導板(98)が設けられることを特徴とする内燃機関のジェネレータ冷却構造。
  2. 前記補機収納空間(88)内には、内燃機関(20)を始動させるための始動モータ(60)と、該始動モータ(60)の動力をクランク軸(31)に伝達する動力伝達歯車(61)が配設され、
    前記筒状支持部(95)の内部に導かれる潤滑油は、前記始動モータ(60)および前記動力伝達歯車(61)から飛散される潤滑油が用いられることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のジェネレータ冷却構造。
  3. 前記誘導板(98)の下端部(98d)が前記開口部(95f )の上方近傍に位置するよう配設されることを特徴する請求項2に記載の内燃機関のジェネレータ冷却構造。
  4. 前記誘導板(98)は、前記ステータ(83)から前記補機収納空間(88)の上部に位置するグロメット(102)に延びている配線(100)をカバーするカバー部材(98)であって、
    前記誘導板(98)の取付部(98a)から、前記潤滑油導入油路(95f)の開口部(95f )に向かって傾斜するように形成されることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のジェネレータ冷却構造。
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