JP6048363B2 - 電流制限用リレー装置及び電力供給装置 - Google Patents

電流制限用リレー装置及び電力供給装置 Download PDF

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Description

本発明は、抵抗と、この抵抗を流れる電流の遮断及び通電を行うリレーとを有する電流制限用リレー装置及び電力供給装置に関するものである。特に、ハイブリッド自動車又は電気自動車に使用できるリレーの発熱を効率よく熱放散できる電流制限用リレー装置、及び、この電流制限用リレー装置を使用した電力供給装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載のハイブリッド自動車又は電気自動車に使用できる電力供給装置を成すジャンクションボックスが知られている。このジャンクションボックス内には電流制限用リレー装置が設けられている。
そして、この特許文献1は、簡潔な構成であって低コスト化及び小型化を図ることができ、かつ、組付性に優れたジャンクションボックスを提供するものである。
特許文献1のジャンクションボックスは、電源である電池の正極側及び負極側に接続されコンデンサに至るメイン電流が流れる第1接点部及び第3接点部と、電池の負極側に接続されプリチャージ電流が流れる第2接点部とを備えている。
第2接点部は単一の抵抗と直列接続され直列体を構成している。この直列体と第3接点部とが並列接続されている。コンデンサには当初、直列体を介してプリチャージ電流が流れ、その後に、第1接点部及び第3接点部を介するメイン電流が流れる。
特開2009−189221号公報
上記特許文献1の技術によると、リレー通電時の接点部で発生した熱は、通電部材で接続された経路を介して抵抗へ伝導されるが、リレー内部の温度が上昇し、リレー構成部材の耐熱温度をこえることでリレーが故障する可能性がある。これを防止するためには、リレーを大型にすれば良いが、コストがかかりスペースをとる。
本発明は、上記問題点に鑑み、リレーの通電時の発熱を抵抗へ効率よく伝導させ、リレーの温度上昇を抑制し、通電時のリレーの故障を防止できる電流制限用リレー装置及び電力供給装置を提供することを目的とする。
従来技術として列挙された特許文献の記載内容は、この明細書に記載された技術的要素の説明として、参照によって導入ないし援用することができる。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、本発明の一つでは、電流の遮断及び制限された電流の通電を行う電流制限用リレー装置(61)を有する。この電流制限用リレー装置(61)は、第1端子(321)と第2端子(323)とを有し、第1端子(321)と第2端子(323)との間に、制限された電流を流す電流制限用接点部(32)を有する。
また、電流制限用リレー装置(61)は、電流制限用リレー部(34)と、電流制限用接点部(32)の一端側の第1端子に接続された第1抵抗(6a)と、電流制限用接点部(32)の他端側の第2端子に接続された第2抵抗(6b)とを有する。電流制限用リレー部(34)は、電流制限用接点部(32)を有する。
更に、電流制限用リレー装置(61)は、第1端子(321)と第1抵抗(6a)の間に設けられた第1配線部(322)を有する。同様に、第2端子(323)と第2抵抗(6b)の間に設けられた第2配線部(324)を有する。第1配線部は、第1端子と第1抵抗とを配線する金属板によって構成され、第2配線部は、第2端子と第2抵抗とを配線する金属板によって構成され、電流制限用リレー部に、第1抵抗が、第1ブラケットにより固定されて取り付けられており、電流制限用リレー部に、第2抵抗が、第2ブラケットにより固定されて取り付けられており、第1配線部が第1ブラケットと共用されており、第2配線部が第2ブラケットと共用されており、第1抵抗と第2抵抗とは、電流制限用リレー部の両側に取り付けられている。
そして、電流制限用接点部(32)における発熱が第1配線部(322)と第2配線部(324)とを通過して第1抵抗(6a)及び第2抵抗(6b)で放散される。
この発明によれば、電流制限用接点部の一方側に配置された第1抵抗と、電流制限用接点部の他方側に配置された第2抵抗の二つに抵抗が分離されている。従って、電流制限用接点部の発熱が第1配線部と第2配線部を通過して第1抵抗及び第2抵抗で放散される。よって、電流制限用接点部の熱が効率よく放熱され、電流制限用接点部を持つ電流制限用リレー部の小型化を達成できる。
次に、本発明の一つでは、電力供給装置は、電源(2)と、電源(2)から電力が供給される負荷装置(5)と、電源(2)と負荷装置(5)の間に設けられ、電源(2)からのメイン電流が流れるメイン接点部(31又は41)とを備える。
そして、メイン接点部(31又は41)には第1抵抗(6a)と電流制限用接点部(32)と第2抵抗(6b)とが並列に接続されている。
この発明によれば、電源の電力を負荷装置に供給する場合のメイン電流がメイン接点部に流れる。このメイン接点部に対して、第1抵抗と電流制限用接点部と第2抵抗とが並列に接続されている。よって、電源から負荷装置に第1抵抗と電流制限用接点部と第2抵抗とを介して制限された電流を流すことができる。そして、その場合に、電流制限用接点部の熱が第1抵抗と第2抵抗を介して放熱され、電流制限用接点部を持つ電流制限用リレー部の小型化又は定格電流の増加を達成できる。
次に、本発明の一つでは、メイン接点部(31又は41)と電流制限用接点部(32)とが同じ一体化リレーの中に構成されている。
この発明によれば、電源から負荷装置に流れるメイン電流を制御し発熱時間が長く発熱量の大きいメイン接点部と電流制限用接点部とが同じ一体化リレーを構成している。よって、メイン接点部と電流制限用接点部との両方から発生する一体化リレー内部の熱が効率よく放熱され、一体化リレーの小型化又は定格電流の増加を達成できる。
なお、特許請求の範囲及び上記各手段に記載の括弧内の符号ないし説明は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を分かり易く示す一例であり、発明の内容を限定するものではない。
本発明の第1実施形態を示す電流制限用リレー装置を使用した電力供給装置の電気回路図である。 上記実施形態における電流制限用リレー装置を使用した電力供給装置の一部構成斜視図である。 本発明の第2実施形態を示す電流制限用リレー装置を使用した電力供給装置の一部構成斜視図である。 本発明の第3実施形態を示す電流制限用リレー装置を使用した電力供給装置の電気回路図である。 本発明の第4実施形態を示す電流制限用リレー装置を使用した電力供給装置の電気回路図である。 本発明のその他の実施形態に使用される第1抵抗の斜視図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部を説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。
各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1及び図2を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態を示す電流制限用リレー装置を使用した電力供給装置を示している。図2は第1実施形態における電流制限用リレー装置を使用した電力供給装置1の一部の構成を示している。
図1に示すように、電力供給装置1は、電池によって構成された電源2の一方側である正極側に接続される第1のメイン接点部31と、電源2の他方側である負極側に接続される電流制限用接点部32と、第2のメイン接点部41とを有する。電流制限用接点部32と第1抵抗6a及び第2抵抗6bとは直列接続されて直列体によって構成された電流制限用リレー装置61を構成している。第2のメイン接点部41は、電流制限用リレー装置61と並列接続されている。
第1のメイン接点部31と、電流制限用接点部32と、第2のメイン接点部41とは、夫々個別の接点駆動用のコイルを有し、別々のリレー、つまり、第1のメインリレー3と、電流制限用リレー部34と、第2のメインリレー4として構成されている。
また、電力供給装置1は、第1のメイン接点部31における電源2と接続された側と反対側に配される端子312と、第2のメイン接点部41における電源2と接続された側と反対側に配される端子412とを有する。そして、端子312と端子412との間にコンデンサ50が接続されている。
この第1実施形態の電力供給装置1はジャンクションボックスを構成している。このジャンクションボックスは、例えばハイブリッド車や電気自動車等におけるモータ駆動装置(図示略)等に用いることができる。
ジャンクションボックスを成す電力供給装置1の制御装置7は、第1のメイン接点部31と、電流制限用接点部32と、第2のメイン接点部41とに夫々設けたコイル(図示略)に個別に制御電流を供給/停止する。この制御電流の供給/停止によって各接点部のオンオフを制御している。
また、コンデンサ50には、負荷装置5が並列接続されている。負荷装置5は、コンデンサ50から供給された直流電圧を交流電圧に変換するインバータと、該インバータから供給された交流電圧によって作動するモータとを含む。
次に、電力供給装置1の動作について図1を用いて説明する。まず、第1のメイン接点部31を駆動する図示しないコイルと電流制限用接点部32を駆動する図示しないコイルとに制御装置7から制御電流71、72を流す。これにより、第1のメイン接点部31と電流制限用接点部32とを同時にオンする。
このように同時にオンすると、電源2と、第1のメイン接点部31と、コンデンサ50と、直列体によって構成された電流制限用リレー装置61との間に一つの閉回路が形成される。これにより、コンデンサ50に直流電圧が供給されて、コンデンサ50が徐々にプリチャージされる。
この時点では、第2のメイン接点部41はオンされていないため、電流は電流制限用リレー装置61を流れる。それゆえ、電流制限用リレー装置61の第1抵抗6a及び第2抵抗6bにおける電圧降下により負荷装置5に突入電流が流れることがない。なお、この状態は、コンデンサ50において電荷が飽和するまで続けられる。
次いで、コンデンサ50のプリチャージが完了した場合には、第1のメイン接点部31と電流制限用接点部32とをオンにしたままで、第2のメイン接点部41のコイル(図示略)に制御装置7から電流73を流して第2のメイン接点部41をオンする。このとき、プリチャージされたコンデンサ50から平滑化されて安定した直流電圧が負荷装置5内のインバータへと供給される。
そして、負荷装置5内のインバータ501において、コンデンサ50から供給されてきた直流電圧が交流電圧へと変換され、この交流電圧を用いてモータ502が作動する。また、インバータ501において、上記モータ502が発電した交流電流を直流電流へと変換する。この直流電流は、電流制限用リレー装置61を流れず、第2のメイン接点部41を通過して電源2に供給される。
この電源2は電池を含み、負荷装置5は、インバータ501とこのインバータ501によって駆動されるモータ502とを有する。負荷装置5と並列にコンデンサ50が設けられ、電流制限用リレー装置61は、コンデンサ50にプリチャージ電流を流してから電流制限用リレー装置61と並列接続された第2のメイン接点部41が投入される。従って、電力供給装置1は、モータ502によって走行する車両のジャンクションボックスを構成する。
電流制限用リレー部34の内部における発熱が、第1配線部322と第2配線部324とを通過して第1抵抗6a及び第2抵抗6bで放散される。第1配線部322は、第1端子321と第1抵抗6aの図示しない電気端子との間を配線するバスバー又は金属板から構成されている。この実施形態では、金属板が使用されブラケットと共用されている。
第2配線部324は、第2端子323と第2抵抗6bとの間を配線するバスバー又は金属板から構成されている。この実施形態では、金属板が使用されブラケットと共用されている。
また、図2に示すように、第1抵抗6aと第2抵抗6bとは、電流制限用リレー部34の両側に一体に固定して取り付けられている。つまり、電流制限用リレー部34の両側に第1抵抗6aと第2抵抗6bとが配置されている。この耳状の第1抵抗6aと第2抵抗6bとが一体に固定されている電流制限用リレー部34が、第2のメインリレー4内の第2のメイン接点部41を内部に有する第2のメインリレー4と並列に接続されている。この並列接続は、第3配線部325と第4配線部326とを介して行われる。なお、図2は、図1の一部の配線及び機器を図示し、他は省略している。
図1において、通電初期の電流制限用リレー部34の電流制限用接点部32で発した熱は第1配線部322と第2配線部324とを通じて第1抵抗6a及び第2抵抗6bに夫々伝熱しすることで電流制限用接点部32の温度上昇が抑制される。
第1抵抗6aと第2抵抗6bとは同一定格の部品から成り、電流制限用リレー部34の両側に対称的に耳状に突出して固定されている。第1抵抗6aと第2抵抗6bでは、これらの抵抗取付け用の図示しないブラケットが、バスバー又は金属板として共用されている。このブラケットが、電流制限用リレー部34の第1端子321と第2端子323の両側に締結されることで、第1抵抗6aと第2抵抗6bとが組み付けられている。
第1抵抗6aと第2抵抗6bとは、セメント抵抗であり、巻線型又は酸化金属皮膜の抵抗ユニットをセラミック製のケースに入れたものであり、セメントでケース内に抵抗ユニットを封止している。セメント抵抗以外にもホウロウ抵抗等他の種類の抵抗を使用しても良い。抵抗の定格の一例は30W、400ボルトである。
(第1実施形態の作用効果)
第1実施形態においては、電流の遮断及び制限された電流の通電を行う電流制限用リレー装置61は、第1端子321と第2端子323とを有し、第1端子321と第2端子323との間に制限された電流を流す電流制限用接点部32を有する。
また、電流制限用リレー装置61は、電流制限用リレー部34と、電流制限用接点部32の一端側の第1端子321に接続された第1抵抗6aと、電流制限用接点部32の他端側の第2端子323に接続された第2抵抗6bとを有する。電流制限用リレー部34は電流制限用接点部32を有する。
更に、電流制限用リレー装置61は、第1端子321と第1抵抗6aの間に接続された第1配線部322を有する。同様に、第2端子323と第2抵抗6bの間に接続された第2配線部324を有する。
そして、電流制限用接点部32における発熱が第1配線部322と第2配線部324を通過して第1抵抗6a及び第2抵抗6bで放散される。
これによれば、電流制限用接点部32の一方側に配置された第1抵抗6aと、電流制限用接点部32の他方側に配置された第2抵抗6bの二つに抵抗が分離されている。従って、電流制限用接点部32の発熱が第1配線部322と第2配線部324を通過して第1抵抗6a及び第2抵抗6bで放散される。よって、電流制限用接点部32の熱が効率よく放熱され、電流制限用接点部32を持つ電流制限用リレー部34の小型化を達成できる。
また、第1配線部322は、第1端子321と第1抵抗6aとの間を配線するバスバー又は金属板によって構成されている。これによれば、第1端子321と第1抵抗6aとの間を配線するバスバー又は金属板によって電流制限用接点部32の熱を放散させつつ第1抵抗6aに熱を伝達する。そのため、電流制限用接点部32の熱が効率よく放熱され、電流制限用接点部32を持つ電流制限用リレー部34の小型化を達成できる。なお、第2抵抗6b側も同様の放熱作用があり、電流制限用リレー部34の小型化に寄与している。
更に、電流制限用リレー部34に、第1抵抗6aと第2抵抗6bとが取り付けられている。よって、電流制限用リレー部34と第1抵抗6a又は第2抵抗6bとの間の距離を短くすることができる。従って、電流制限用リレー部34内部の熱を第1抵抗6a及び第2抵抗6bに効率よく伝達でき、電流制限用リレー部34の小型化を達成できる。
加えて、第1抵抗6aと第2抵抗6bとは同一定格の部品から成り、電流制限用リレー部34の両側に対称的に耳状に固定して取り付けられている。これによれば、電流制限用リレー部34の両側にバランスよく第1抵抗6aと第2抵抗6bとを取り付けることができ、電流制限用リレー部34と第1抵抗6aと第2抵抗6bとを一つの部品として取り扱い易い。
次に、上記第1実施形態では、上記電流制限用リレー装置61を使用した電力供給装置1は、電源2と、電源2から電力が供給される負荷装置5とを備える。電源2と負荷装置5の間には、電源2からのメイン電流が流れる第1のメイン接点部31及び第2のメイン接点部41を備える。なお、第1のメイン接点部31及び第2のメイン接点部41を単にメイン接点部31、41とも言う。
そして、一方の第2のメイン接点部41には第1抵抗6aと電流制限用接点部32と第2抵抗6bとが並列に接続されている。
これによれば、電源2の電力を負荷装置5に供給する場合のメイン電流が第2のメイン接点部41に流れる。この第2のメイン接点部41に対して、第1抵抗6aと電流制限用接点部32と第2抵抗6bとが並列に接続されている。よって、電源2から負荷装置5に第1抵抗6aと電流制限用接点部32と第2抵抗6bとを介して制限された電流を流すことができる。そして、その場合に、電流制限用接点部32の熱が第1抵抗6aと第2抵抗6bを介して放熱され、電流制限用接点部32を持つ電流制限用リレー部34の小型化又は定格電流の増加を達成できる。
また、電源2は電池を含み、負荷装置5は、インバータ501とこのインバータ501によって駆動されるモータ502とを有し、負荷装置5と並列にコンデンサ50が設けられている。電流制限用リレー装置61は、コンデンサ50にプリチャージ電流を流してから電流制限用リレー装置61と並列の第1のメイン接点部31又は第2のメイン接点部41が投入される。なお、第1のメイン接点部31又は第2のメイン接点部41を単にメイン接点部31又は41とも言う。
そして、電力供給装置1は、モータ502によって走行する車両のジャンクションボックスを構成する。これによれば、搭載スペースの点から極力小型化が要求されるジャンクションボックスに適している。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以降の各実施形態においては、上記した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成について説明する。なお、第2実施形態以下については、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明が援用される。
図3は、本発明の第2実施形態を示す電流制限用リレー装置を使用した電力供給装置の一部の構成を示す。図3においても、図1の上記第1実施形態と同様に、第2のメインリレー4の第2のメイン接点部41の両側に並列に第1抵抗6a、電流制限用リレー部34内の電流制限用接点部32、第2抵抗6bの直列体が接続されている。
援用する図1のように、第2のメインリレー4の第2のメイン接点部41の両側に、電線からなる第1配線部322と第2配線部324とによって、第1抵抗6aと第2抵抗6bとが接続されている。また、第1抵抗6aと第2のメインリレー4の間及び第2抵抗6bと第2のメインリレー4の間も電線からなる第3配線部325と第4配線部326とによって接続されている。第1抵抗6aと第2抵抗6bとは、図示しない台座にブラケットにてビス止めされている。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。上記した実施形態と異なる部分を説明する。は、本発明の第3実施形態を示す電流制限用リレー装置を使用した電力供給装置を示している。図4において、第1のメイン接点部31と電流制限用接点部32とは、第1のメイン接点部31と電流制限用接点部32とを同時にオンオフ制御する一体化リレーである第1のシステムメインリレー334を構成している。かつ、第2のメイン接点部41は、第1のシステムメインリレー334とは別個に設けられた第2のメインリレー4を構成している。
なお、本例においては、第1のメイン接点部31と電流制限用接点部32とを第1のシステムメインリレー334として一部品としている。このために、オンオフを制御するために設けられる接点駆動用のコイルを第1のメイン接点部31と電流制限用接点部32とで共有させている。従って、第1のシステムメインリレー334は、第1のメイン接点部31と電流制限用接点部32とを一体化してなるとともに、第1のメイン接点部31と電流制限用接点部32とを同時にオン制御するよう構成された一つの部品である。つまり、第1のメイン接点部31と電流制限用接点部32とが第1のシステムメインリレー334によって構成された一体化リレーの中に構成されている。第1のシステムメインリレー334には制御装置7から制御電流71、72が供給される。
本例によれば、上記第1実施形態と同様、簡潔な構成であって低コスト化及び小型化を図ることができ、かつ、組付性に優れたジャンクションボックスを成す電力供給装置1を得ることができるが、本例特有の効果として以下の点が挙げられる。
(第3実施形態の作用効果)
上記第3実施形態においては、第1のメイン接点部31と電流制限用接点部32とが同じ一体化リレーの中に構成されている。この一体化リレーとは、第1のシステムメインリレー334である。これによれば、電源2から負荷装置5に流れるメイン電流を制御し発熱時間が長く発熱量の大きい第1のメイン接点部31と電流制限用接点部32とが一体化リレーを構成していることになる。
よって、第1のメイン接点部31と電流制限用接点部32との両方から発生する一体化リレー内部の熱が効率よく第1抵抗6aと第2抵抗6bとに放熱され、一体化リレーの小型化又は定格電流の増加を達成できる。また、一体化リレーの接点駆動用のコイルを共用することもできる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。上記した実施形態と異なる部分を説明する。図5は、本発明の第4実施形態を示す電流制限用リレー装置を使用した電力供給装置を示している。図5において、第2のメイン接点部41と電流制限用接点部32とは、第2のメイン接点部41と電流制限用接点部32とを同時にオンオフ制御する一つのリレー部品である第2のシステムメインリレー434を構成する。かつ、第1のメイン接点部31は、第2のシステムメインリレー434とは別個に設けられた第1のメインリレー3を構成する。
なお、本例においては、第2のメイン接点部41と電流制限用接点部32とを第2のシステムメインリレー434として一部品としている。なお、オンオフを制御するために設けられる接点駆動用のコイルは、第2のメイン接点部41と電流制限用接点部32とで別々に設けられオンオフのタイミングを異ならせることができる。
本例によれば、上記第1実施形態と同様、簡潔な構成であって低コスト化及び小型化を図ることができ、かつ、組付性に優れたジャンクションボックスを成す電力供給装置1を得ることができるが、本例特有の効果として以下の点が挙げられる。
(第4実施形態の作用効果)
上記第4実施形態においては、第2のメイン接点部41と電流制限用接点部32とが同じ一体化リレー内に構成されている。つまり、電源2から負荷装置5に流れるメイン電流を制御し発熱時間が長く発熱量の大きい第1のメイン接点部31と電流制限用接点部32とが同じ一体化リレー内に構成されている。
よって、第2のメイン接点部41と電流制限用接点部32との両方から発生する一体化リレー内部の熱が効率よく放熱され、一体化リレーの小型化又は定格電流の増加を達成できる。
(他の実施形態)
上記の実施形態では、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、更に、特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
電源が交流である場合に本発明における抵抗は、交流抵抗(リアクタンス)を含む。従って、第1抵抗又は第2抵抗としてリアクトルを使用しても良い。また、リレーは電磁開閉器を含む。
第1実施形態において、第1配線部322と第2配線部324とはバスバー又は金属板を用いたが平角電線等によって構成されたワイヤハーネスにて電気的な接続を行っても良い。
第1抵抗及び第2抵抗は、夫々、抵抗の電気端子と抵抗を取りつけるブラケットとが同一の金属材料で一体となって単一部材として形成されていても良い。図6において、その一例を示す。図6は、その他の実施形態として使用される第1抵抗6aの構成を示す。この図6の構成は、上記第1〜第4実施形態に使用することができる。
図6において、セメント抵抗を成す第1抵抗6aの抵抗本体65は、巻線型又は酸化金属皮膜の抵抗ユニットとしてセラミック製のケース66に入れられている。そして、セメント67でケース66内に抵抗ユニットを封止している。ケース66の左右両側に、ケース66の周囲を取り巻く電気端子68を成す電極部が設けられている。かつ、舌片状にケース66の左右に突出したブラケット69を有している。
電気端子68とブラケット69とは連続した一体の金属板で構成されて単一部材を構成している。これによって、電気端子68はブラケット69を兼ねている。なお、第2抵抗6bも図5の第1抵抗6aと同じ構成である。
これによれば、電気端子68とブラケット69とが同一の金属材料で連続的に一体化されている。よって、ブラケット69側から伝わった外部からの熱、及び抵抗本体65で発生した熱がブラケット69を介しても図示しない電池パックケース内に熱放散するため、ブラケット69を放熱用のフィンとして利用できる。この電池パックケース内には送風機が設けられ、第1抵抗6a及び第2抵抗6b等を冷却する空気が循環している。
また、第1抵抗と第2抵抗とは、電流制限リレー又は電流制限リレーを含む一体化リレーの両側にあれば良く、突出していることは必須ではない。また、突出している場合においても図2のようにリレー上方において電池パックケースの底面に垂直ではなく、リレー下方において電池パックケースの底面と平行に突出していても良い。更に、上方において電池パックケースの底面と平行に突出していても良い。
3 第1のメインリレー
4 第2のメインリレー
6a 第1抵抗
6b 第2抵抗
31 第1のメイン接点部
32 電流制限用接点部
41 第2のメイン接点部
61 電流制限用リレー装置
322 第1配線部
324 第2配線部

Claims (8)

  1. 電流の遮断及び制限された電流の通電を行う電流制限用リレー装置(61)において、
    第1端子(321)と第2端子(323)との間に制限された電流を流す電流制限用接点部(32)を有する電流制限用リレー部(34)と、
    前記電流制限用接点部(32)の一端側の前記第1端子(321)に接続された第1抵抗(6a)と、
    前記電流制限用接点部(32)の他端側の前記第2端子(323)に接続された第2抵抗(6b)と、
    前記第1端子(321)と前記第1抵抗(6a)とを接続する第1配線部(322)と、
    前記第2端子(323)と前記第2抵抗(6b)とを接続する第2配線部(324)と、を備え
    前記第1配線部は、前記第1端子と前記第1抵抗とを配線する金属板によって構成され、
    前記第2配線部は、前記第2端子と前記第2抵抗とを配線する金属板によって構成され、
    前記電流制限用リレー部に、前記第1抵抗が、第1ブラケットにより固定されて取り付けられており、
    前記電流制限用リレー部に、前記第2抵抗が、第2ブラケットにより固定されて取り付けられており、
    前記第1配線部が前記第1ブラケットと共用されており、
    前記第2配線部が前記第2ブラケットと共用されており、
    前記第1抵抗と前記第2抵抗とは、前記電流制限用リレー部の両側に取り付けられていることを特徴とする電流制限用リレー装置。
  2. 前記電流制限用リレー部の内部における発熱が、前記第1配線部と前記第2配線部とを通過して前記第1抵抗および前記第2抵抗で放散されることを特徴とする請求項1に記載の電流制限用リレー装置。
  3. 前記第1抵抗と前記第2抵抗とは同一定格の部品から成り、前記電流制限用リレー部の両側に対称的に耳状に突出して固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電流制限用リレー装置。
  4. 電源(2)からのメイン電流が流れるメイン接点部(31又は41)を備え、
    前記メイン接点部と前記電流制限用接点部とが同じリレーの中に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の電流制限用リレー装置。
  5. 前記メイン接点部は、前記電流制限用接点部と並列接続されており、
    前記電流制限用接点部がコンデンサにプリチャージ電流を流してから、前記メイン接点部が投入されるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の電流制限用リレー装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の前記電流制限用リレー装置(61)を使用した電力供給装置(1)であって、
    電源(2)と、
    前記電源(2)から電力が供給される負荷装置(5)と、
    前記電源(2)と前記負荷装置(5)との間に設けられ、前記電源(2)からのメイン電流が流れるメイン接点部(31又は41)と、を備え、
    前記メイン接点部(31又は41)と前記電流制限用リレー装置(61)とは並列に接続されていることを特徴とする電力供給装置。
  7. 前記メイン接点部(31又は41)と前記電流制限用接点部(32)とが同じリレーの中に構成されていることを特徴とする請求項6に記載の電力供給装置。
  8. 前記電源(2)は車両に搭載された電池を含み、
    前記負荷装置(5)は、インバータ(501)とこのインバータ(501)によって駆動され車両を走行させるモータ(502)とを有し、
    前記負荷装置(5)と並列にコンデンサ(50)を備え、
    前記電流制限用リレー装置(61)が前記コンデンサ(50)にプリチャージ電流を流してから、前記メイン接点部(31又は41)が投入されるように構成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の電力供給装置。
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