JP2014036145A - 抵抗装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】抵抗値の異なる抵抗体を有しながらも設置スペースを小さくすることができる抵抗装置を提供すること。
【解決手段】抵抗装置40は、通常放電用抵抗体20と、この通常放電用抵抗体20よりも抵抗値が小さい急速放電用抵抗体22を有する。通常放電用抵抗体20及び急速放電用抵抗体22は、共通の一つの絶縁ケース41及びセメント55の内部に密封されて電気的に結合されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、抵抗装置に関する。
例えば、電気自動車に搭載のインバータ装置には、平滑コンデンサ放電用の抵抗装置が搭載されている。この種の抵抗装置としては、例えば、特許文献1に開示の車載用電力型固定抵抗器が挙げられる。図5に示すように、車載用電力型固定抵抗器80は、抵抗エレメント(図示せず)を収納したセラミックハウジングにセメントを注入して密封して形成された抵抗体81と、この抵抗体81を収納するホルダ82にカシメ爪83を一体に形成した保持具84と、を有する。さらに、車載用電力型固定抵抗器80は、カシメ爪83を挿通する穴86及びカシメ爪83を嵌め付ける切欠き87を設けたブラケット88を有する。そして、ホルダ82に抵抗体81を収納した保持具84のカシメ爪83を、ブラケット88の穴86に挿通するか、切欠き87に嵌め付けるかして、保持具84をブラケット88の上にかしめ付けることにより、抵抗体81がホルダ82とブラケット88とで保持及び保護され、車載用電力型固定抵抗器80が形成されている。
特開2001−237101号公報
ところが、近年では、平滑コンデンサを急速に放電させることが要求されている。このため、インバータ装置には、特許文献1に開示の車載用電力型固定抵抗器80のような通常放電用抵抗装置に加え、通常放電用抵抗装置よりも抵抗値の小さい(異なる)抵抗体を備えた急速放電用抵抗装置の設置スペースも確保しなくてはならず、抵抗装置の設置スペースが大きくなっていた。
本発明は、抵抗値の異なる抵抗体を有しながらも設置スペースを小さくすることができる抵抗装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、第1の抵抗体と、前記第1の抵抗体と抵抗値の異なる第2の抵抗体と、前記第1の抵抗体及び前記第2の抵抗体が熱的に結合された放熱部と、を有し、前記第1の抵抗体及び前記第2の抵抗体は、共通の一つの前記放熱部の内部に密封されていることを要旨とする。
これによれば、第1の抵抗体と第2の抵抗体のうち、一方の抵抗体に電気が流れ、発熱したとき、この熱は一方の抵抗体から放熱部に放熱されるだけではなく、他方の抵抗体及び他方の抵抗体側の周囲を放熱経路として放熱部に放熱される。このため、第1及び第2の抵抗体を単独で放熱させる場合と比べると、各抵抗体の放熱経路(放熱面積)を増やすことができ、各抵抗体で発生した熱を効率良く放熱部に放熱することができる。その結果として、第1及び第2の抵抗体の熱を単独で放熱部に放熱させる構成とした場合と比べて、一つ一つの抵抗体を効率良く冷却することができ、各抵抗体の温度上昇が抑えられる。よって、第1の抵抗体と第2の抵抗体の熱を単独で放熱部に放熱させる場合と比べると、抵抗体を小型化することができ、二つの抵抗体を有しながらも、その設置スペースを小さくすることができる。
また、前記放熱部の内部では、前記第1の抵抗体及び前記第2の抵抗体の一方の端子同士が一つの電極端子によって接続されていてもよい。
これによれば、一つの電極端子に対し、電源と電気的に接続することで、第1及び第2の抵抗体を電源に接続することができる。よって、第1及び第2の抵抗体それぞれに個別で電源に接続する場合と比べると、電源と、第1及び第2の抵抗体との接続のために必要となる部品点数を減らすことができる。
また、前記第1の抵抗体は、酸化金属被膜抵抗によって形成され、前記第2の抵抗体は巻線抵抗によって形成されていてもよい。
これによれば、抵抗値の異なる第1の抵抗体と第2の抵抗体を簡単に製造することができる。
また、抵抗装置は、電気自動車に搭載の走行用モータを制御するインバータ装置に搭載され、前記インバータ装置に設けられた平滑コンデンサの放電抵抗として用いられるものであってもよい。
これによれば、抵抗装置の設置スペースを小さくすることができるため、抵抗装置が設置されるインバータ装置も小型化することができる。
本発明によれば、抵抗値の異なる抵抗体を有しながらも設置スペースを小さくすることができる。
図1(a)は電気自動車を示す図、(b)はインバータ装置の電気回路構成を示す図。 実施形態の抵抗装置を示す斜視図。 実施形態の抵抗装置を示す平面図。 通常放電用抵抗体、急速放電用抵抗体、電極端子、リード線を示す斜視図。 背景技術を示す図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
まず、インバータ装置10の電気的構成について説明する。
図1(a)に示すように、インバータ装置10は、車両としての電気自動車13に搭載され、直流電源11から供給される直流電力を交流電力に変換し、走行用モータMへ供給する。これにより走行用モータMが回転駆動され、電気自動車13が走行する。
図1(b)に示すように、インバータ装置10は、6個のスイッチング素子Q1〜Q6を有し、各スイッチング素子Q1〜Q6には、パワー半導体素子が使用される。この実施形態では各スイッチング素子Q1〜Q6としてIGBT(絶縁ゲートバイポーラ型トランジスタ)が使用されている。インバータ装置10は、第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2、第3及び第4のスイッチング素子Q3,Q4、第5及び第6のスイッチング素子Q5,Q6がそれぞれ直列に接続されている。各スイッチング素子Q1〜Q6のコレクタとエミッタ間には、ダイオードD1〜D6が、逆並列に、即ちカソードがコレクタにアノードがエミッタに対応する状態に接続されている。第1、第3及び第5のスイッチング素子Q1,Q3,Q5とダイオードD1,D3,D5の組はそれぞれ上アームと呼ばれ、第2、第4及び第6のスイッチング素子Q2,Q4,Q6とダイオードD2,D4,D6の組はそれぞれ下アームと呼ばれる。
スイッチング素子Q1,Q3,Q5のコレクタがそれぞれ配線12を介して直流電源11のプラス端子に接続され、スイッチング素子Q2,Q4,Q6のエミッタがそれぞれ配線14を介して直流電源11のマイナス端子に接続される。スイッチング素子Q1,Q2の間の接合点は走行用モータMのU相端子Uに、スイッチング素子Q3,Q4の間の接合点は走行用モータMのV相端子Vに、スイッチング素子Q5,Q6の間の接合点は走行用モータMのW相端子Wに、それぞれ接続される。
直流電源11において、正極側の配線12と、負極側の配線14の間には平滑コンデンサ31が接続されている。直列接続された上アーム用のスイッチング素子Q1,Q3,Q5及び下アーム用のスイッチング素子Q2,Q4,Q6に対し平滑コンデンサ31が並列接続されている。直流電源11からの電流が、平滑コンデンサ31に流れると、平滑コンデンサ31が充電される。平滑コンデンサ31が充電されていれば、平滑コンデンサ31から各スイッチング素子Q1〜Q6を介して走行用モータMへと電流が供給される。
直流電源11の正極にはシステムメインリレー(SMR)Sが接続されており、システムメインリレーSは、インバータ装置10への通電を制御している。また、正極側の配線12と負極側の配線14の間には、第1の抵抗体としての通常放電用抵抗体20が接続されている。そして、平滑コンデンサ31と、通常放電用抵抗体20から通常放電用回路21が形成されている。また、正極側の配線12と、負極側の配線14との間には、第2の抵抗体としての急速放電用抵抗体22が接続されている。急速放電用抵抗体22の抵抗値は、通常放電用抵抗体20の抵抗値よりも小さく設定されている。
通常放電用抵抗体20と急速放電用抵抗体22は並列に接続されている。通常放電用抵抗体20の負極は、直流電源11の負極側の配線14に接続されている。また、急速放電用抵抗体22の負極は、トランジスタ24を介して直流電源11の負極側の配線14に接続されている。
そして、平滑コンデンサ31と、急速放電用抵抗体22と、トランジスタ24から急速放電用回路23が形成されている。トランジスタ24には、制御回路25が接続され、制御回路25によりトランジスタ24がオン/オフ制御される。平滑コンデンサ31に充電された電荷は、通常放電用抵抗体20を流れて通常放電用回路21によって放電される。通常放電用回路21によって行われる放電は、数分以内に所定電圧以下にまで放電させる。
一方、例えば、電気自動車13の緊急停車時にシステムメインリレーSによって、直流電源11とインバータ装置10との間が遮断され、かつ制御回路25によってトランジスタ24がオンされたときは、平滑コンデンサ31に充電された電荷は、急速放電用抵抗体22を流れ、急速放電用回路23によって放電される。急速放電用回路23によって行われる放電は、通常放電用回路21によって行われる放電より、短時間で行われ、数秒以内に所定電圧以下にまで放電させる。
次に、通常放電用抵抗体20と、急速放電用抵抗体22を備える抵抗装置40について説明する。
図2及び図3に示すように、抵抗装置40は、四角箱状の絶縁ケース41を備え、この絶縁ケース41は矩形状の底板41aと、この底板41aの対向する一対の長辺から立設された第1側壁41bと、底板41aの対向する一対の短辺から立設された第2側壁41cとから形成されている。一対の第2側壁41cの外面からは取付片42が延設され、両取付片42を貫通させたボルト等をインバータ装置10に螺合することで、抵抗装置40がインバータ装置10に搭載されている。
また、一対の第1側壁41bのうち、一方の第1側壁41bの長手方向両端部には挿通部43が、第1側壁41bの開口端から凹設されている。また、他方の第1側壁41bの長手方向一端部にも、挿通部43が第1側壁41bの開口端から凹設されている。
図3及び図4に示すように、絶縁ケース41内には、酸化金属被膜抵抗によって円柱状に形成された通常放電用抵抗体20が収容されるとともに、巻線抵抗によって円柱状に形成された急速放電用抵抗体22が収容されている。なお、本実施形態では通常放電用抵抗体20と急速放電用抵抗体22は同じ大きさに形成されている。また、通常放電用抵抗体20の軸方向一端部の正極端子20aと、急速放電用抵抗体22の軸方向一端部の正極端子22aには、電極端子44が接続されている。電極端子44は、有蓋円筒状に形成された一対の正極キャップ端子45と、一対の正極キャップ端子45同士を電気的に接続する端子板46とを一体化して形成されている。また、一方の正極キャップ端子45には、配線接続部47が設けられている。
そして、一方の正極キャップ端子45に急速放電用抵抗体22の正極端子22aが接続されるとともに、他方の正極キャップ端子45に通常放電用抵抗体20の正極端子20aが接続されている。したがって、電極端子44によって、急速放電用抵抗体22の一方の端子(正極端子22a)と、通常放電用抵抗体20の一方の端子(正極端子20a)とが並列に接続されている。
また、通常放電用抵抗体20の軸方向他端部の負極端子20bには、負極キャップ端子50が接続され、この負極キャップ端子50には配線接続部50aが設けられている。急速放電用抵抗体22の軸方向他端部の負極端子22bには、負極キャップ端子51が接続され、この負極キャップ端子51には配線接続部51aが設けられている。
絶縁ケース41内には通常放電用抵抗体20と、急速放電用抵抗体22が収容されるとともに、絶縁ケース41内にはセメント55が充填されている。セメント55及び絶縁ケース41の内部には通常放電用抵抗体20及び急速放電用抵抗体22が一体化された状態で密封されている。そして、絶縁ケース41及びセメント55は、通常放電用抵抗体20及び急速放電用抵抗体22で発生した熱の放熱部となっている。
図2に示すように、電極端子44の配線接続部47には、直流電源11の正極側の配線12と電気的に接続された正極リード線56が接続され、この配線接続部47は挿通部43から絶縁ケース41外に引き出されている。通常放電用抵抗体20に接続された負極キャップ端子50の配線接続部50aには、直流電源11の負極側の配線14と電気的に接続された負極リード線57が接続され、この負極リード線57は挿通部43から絶縁ケース41外に引き出されている。さらに、急速放電用抵抗体22に接続された負極キャップ端子51の配線接続部51aには、トランジスタ24と電気的に接続されたリード線58が接続され、このリード線58は挿通部43から絶縁ケース41外に引き出されている。
次に、抵抗装置40の作用を記載する。
平滑コンデンサ31に充電された電荷は、通常放電用抵抗体20を流れ、通常放電用回路21によって放電される。このとき、通常放電用抵抗体20に電流が流れ、通常放電用抵抗体20は発熱するが、その熱はセメント55及び絶縁ケース41に放熱される。また、通常放電時は、急速放電用抵抗体22には電流は流れず、急速放電用抵抗体22は発熱しておらず、温度も通常放電用抵抗体20より低くなっている。このため、通常放電用抵抗体20で発生した熱は、急速放電用抵抗体22側にも伝わり、急速放電用抵抗体22及びこの急速放電用抵抗体22の周囲を放熱経路としてセメント55及び絶縁ケース41に放熱される。
一方、例えば、電気自動車13の緊急時にシステムメインリレーSによって直流電源11とインバータ装置10の間が遮断され、かつ制御回路25によってトランジスタ24がオンされたときは、平滑コンデンサ31に充電された電荷は、急速放電用抵抗体22を流れ、急速放電用回路23によって放電される。このとき、急速放電用抵抗体22に電流が流れ、急速放電用抵抗体22は急速に発熱し、その熱はセメント55及び絶縁ケース41に放熱される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)抵抗値の異なる通常放電用抵抗体20と急速放電用抵抗体22を熱的に結合して一体化するとともに、通常放電用抵抗体20と急速放電用抵抗体22を絶縁ケース41及びセメント55の内部に密封した。そして、通常放電時に、通常放電用抵抗体20で発生した熱を、急速放電用抵抗体22及びその周囲を放熱経路としてセメント55及び絶縁ケース41に放熱するようにした。よって、通常放電用抵抗体20だけからセメント55及び絶縁ケース41に放熱する場合と比べると、急速放電用抵抗体22を放熱経路とした分だけ放熱面積を広げ、通常放電用抵抗体20を効率良く冷却することができる。したがって、通常放電用抵抗体20の放熱性能が上がることで、通常放電用抵抗体20を小型化することができ、抵抗装置40を小型化してその設置スペースも小さくすることができる。つまり、単に通常放電用抵抗体20と急速放電用抵抗体22とを一体化しただけでなく、通常放電時に利用していない急速放電用抵抗体22や、急速放電用抵抗体22側のセメント55及び絶縁ケース41を放熱経路、放熱部として利用することで、放熱性能の向上による小型化を実現している。
(2)抵抗装置40は、通常放電用抵抗体20と急速放電用抵抗体22を一つの絶縁ケース41内に備える。このため、通常放電用抵抗体20と、急速放電用抵抗体22を別々に絶縁ケースに収容した構成のように、二つの絶縁ケースが並ぶことで二枚の側壁が並ぶ場所が形成されることが無くなり、電極端子44の設置スペースをより小さくすることができる。
(3)抵抗装置40は、通常放電用抵抗体20と急速放電用抵抗体22を一つの絶縁ケース41内に備える。このため、二つの抵抗体20,22を一括してインバータ装置10に取り付けることができ、その取付工程を簡単に行うことができる。
(4)通常放電用抵抗体20の正極端子20aと、急速放電用抵抗体22の正極端子22aを一つの電極端子44で接続した。そして、電極端子44に配線接続部47を設けたため、配線接続部47に正極リード線56を接続することで、通常放電用抵抗体20及び急速放電用抵抗体22を、正極リード線56及び電極端子44を介して直流電源11の配線12と電気的に接続することができる。したがって、通常放電用抵抗体20と、急速放電用抵抗体22を別々に、直流電源11の配線12と接続する場合と比べると、部品点数を減らすことができる。
(5)通常放電用抵抗体20を酸化金属被膜抵抗で形成し、急速放電用抵抗体22を巻線抵抗で形成したため、抵抗値の異なる抵抗体20,22を簡単に製造することができる。
(6)抵抗装置40を電気自動車13に搭載されたインバータ装置10の放電抵抗として用いた。そして、抵抗装置40において、通常放電用抵抗体20と急速放電用抵抗体22を一体化し、セメント55及び絶縁ケース41を共通の放熱部とすることで、抵抗装置40を小型化することができる。したがって、小型化した抵抗装置40をインバータ装置10に搭載することで、インバータ装置10も小型化することができる。
(7)通常放電用抵抗体20で発生した熱を効率良く放熱するため、抵抗装置40が備える急速放電用抵抗体22を放熱経路として用いた。よって、絶縁ケース41を大きくしたり、セメント55の量を増やすことなく通常放電用抵抗体20の熱を効率良く放熱することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態では、抵抗装置40をインバータ装置10の放電抵抗用としたが、その他の装置での放電抵抗として用いてもよい。
○ 実施形態では、通常放電用抵抗体20を酸化金属被膜抵抗で形成し、急速放電用抵抗体22を巻線抵抗で形成したが、通常放電用抵抗体20と急速放電用抵抗体22とで抵抗値が異なり、通常放電用抵抗体20の抵抗値が急速放電用抵抗体22の抵抗値より小さくなれば、抵抗の材料は適宜変更してもよい。
○ 実施形態では、電極端子44によって通常放電用抵抗体20と急速放電用抵抗体22の正極端子20a,22a同士を接続し、電極端子44を介して直流電源11の正極側に接続したが、通常放電用抵抗体20と急速放電用抵抗体22を別々に直流電源11の正極側に接続してもよい。
○ 通常放電用抵抗体20及び急速放電用抵抗体22と各リード線の接続態様はラグ端子等での接続等に適宜変更してもよい。
○ 実施形態では、絶縁ケース41の第1側壁41bに形成した挿通部43から各リード線56,57,58を絶縁ケース41外に引き出すようにしたが、各リード線56,57,58の引出方は適宜変更してもよい。各リード線56,57,58をセメント55を貫通させて、抵抗装置40の上方に引き出してもよいし、底板41aを貫通させて抵抗装置40の下方に引き出してもよい。
○ 実施形態では、第1の抵抗体を通常放電用抵抗体20とし、第2の抵抗体を急速放電用抵抗体22としたが、この逆でもよい。
○ 実施形態では、便宜状、正極端子20a,22a、負極端子20b,22b、正極キャップ端子45、負極キャップ端子50,51、正極リード線56、負極リード線57としたが、抵抗装置として極性を限定するものではない。例えば、正極リード線56を負極側の配線14と接続し、負極リード線57を正極側の配線12と接続し、リード線58をトランジスタ24を介して正極側の配線12と接続してもよい。
○ 実施形態では、車両としての電気自動車13に具体化したが、車両としてハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、レンジ・エクステンダー車等に具体化してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記放熱部は、前記第1及び第2の抵抗体を収容する絶縁ケースと、該絶縁ケース内に充填されたセメントとからなる請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の抵抗装置。
M…走行用モータ、10…インバータ装置、13…車両としての電気自動車、20…第1の抵抗体としての通常放電用抵抗体、22…第2の抵抗体としての急速放電用抵抗体、31…平滑コンデンサ、40…抵抗装置、41…放熱部を形成する絶縁ケース、44…電極端子、55…放熱部を形成するセメント。

Claims (4)

  1. 第1の抵抗体と、
    前記第1の抵抗体と抵抗値の異なる第2の抵抗体と、
    前記第1の抵抗体及び前記第2の抵抗体が熱的に結合された放熱部と、を有し、
    前記第1の抵抗体及び前記第2の抵抗体は、共通の一つの前記放熱部の内部に密封されている抵抗装置。
  2. 前記放熱部の内部では、前記第1の抵抗体及び前記第2の抵抗体の一方の端子同士が一つの電極端子によって接続されている請求項1に記載の抵抗装置。
  3. 前記第1の抵抗体は、酸化金属被膜抵抗によって形成され、前記第2の抵抗体は巻線抵抗によって形成されている請求項1又は請求項2に記載の抵抗装置。
  4. 車両に搭載の走行用モータを制御するインバータ装置に搭載され、前記インバータ装置に設けられた平滑コンデンサの放電抵抗として用いられる請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の抵抗装置。
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