JP2018196272A - インバータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本願明細書に開示される技術は、コンデンサに直列に接続される抵抗器の大型化を抑制し、かつ、コンデンサに並列に接続される抵抗器による熱のコンデンサへの影響を抑制する、抵抗器の実装形態を提供することを目的とするものである。【解決手段】本願明細書に開示される技術に関するインバータ装置は、第1のケース(101)と第2のケース(102)、および、第1のケース(101)と第3のケース(103)のうちの少なくとも一方が、互いに絶縁され、かつ、熱的に結合するものである。【選択図】図4

Description

本願明細書に開示される技術は、抵抗器の実装形態に関するものである。
従来のインバータ装置では、耐圧不足を補うために互いに直接に接続されたコンデンサと、コンデンサへの突入電流を抑制する突入電流防止抵抗と、コンデンサの直列接続に起因する電圧バランスを安定化させるための電圧バランス抵抗とが、それぞれプリント配線板上または筐体に固定される。
コンデンサの突入電流防止抵抗は、入力電源の電圧印加開始時に流れるコンデンサへの突入電流を抑制するために使用される。コンデンサが充電された後には、突入電流防止抵抗に並列に接続されたリレー回路をオフからオンへ切り替えることによって、突入電流防止抵抗に流れる電流はバイパスされる。
電圧バランス抵抗は、直列接続されたコンデンサの漏れ電流のばらつきによってそれぞれのコンデンサに印加される電圧がアンバランスになることを抑制するために使用される。電圧バランス抵抗は、直列接続されたコンデンサそれぞれに並列に接続される。
たとえば、特許文献1では、コンバータ部と、コンバータ部の直流出力電圧を平滑する平滑用コンデンサと、コンバータ部と平滑用コンデンサとの間の正負直列母線のいずれか一方と直列に接続された抵抗とを備える構成が開示される。当該構成における抵抗によって、平滑用コンデンサの突入電流を制限することができる。
また、たとえば、特許文献2では、直列に接続されたコンデンサと、直列に接続されたコンデンサの両端間に結合することで、直列に接続されたコンデンサの両端間にほぼ等しい電圧を維持し、かつ、直列コンデンサの両端間に電圧をバランスさせるためのブリード電流を流すトランジスタとを備える構成が開示される。
特開2008−206280号公報 特許第3893103号公報
上記のように、コンデンサの突入電流防止抵抗では、コンデンサが充電された後には、突入電流防止抵抗に並列に接続されたスイッチ回路をオフからオンへ切り替えることで、突入電流防止抵抗に流れる電流はバイパスされる。
突入電流防止抵抗は入力電源の電圧印加開始時の短い時間のみ発熱するが、突入電流防止抵抗には、コンデンサの突入電流を抑制するために耐パルス性が要求される。そのため、突入電流を抑制する対象であるコンデンサの容量が大きいほど、突入電流防止抵抗のサイズが大きくなる。
突入電流防止抵抗は入力電源の電圧印加開始時の短い時間のみ発熱し、コンデンサ充電後はスイッチ回路によって流れる電流がバイパスされる。そのため、入力電源の電圧印加開始時にのみ使用される割には、要求される耐パルス性に応じてサイズの大きい抵抗器が必要となってしまうという問題がある。
また、電圧バランス抵抗は、直列接続されるコンデンサそれぞれに並列に接続されるが、コンデンサそれぞれに印加される電圧値が高い場合には電圧バランス抵抗は常に発熱し続け、コンデンサの周囲温度を高めてしまう。そのため、コンデンサの寿命を縮めてしまうという問題がある。
本願明細書に開示される技術は、以上に記載されたような問題を解決するためになされたものであり、コンデンサに直列に接続される抵抗器の大型化を抑制し、かつ、コンデンサに並列に接続される抵抗器による熱のコンデンサへの影響を抑制する、抵抗器の実装形態を提供することを目的とするものである。
本願明細書に開示される技術の第1の態様は、入力端に接続される第1の抵抗と、前記第1の抵抗の下流側において、前記第1の抵抗と直列に接続される第1のコンデンサと、前記第1の抵抗の下流側において、前記第1のコンデンサと直列に接続される第2のコンデンサと、前記第1の抵抗と並列に接続されるスイッチと、前記第1のコンデンサと並列に接続される第2の抵抗と、前記第2のコンデンサと並列に接続される第3の抵抗とを備え、前記第1の抵抗は、第1の抵抗体と、前記第1の抵抗体を収容する第1のケースとを備え、前記第2の抵抗は、第2の抵抗体と、前記第2の抵抗体を収容する第2のケースとを備え、前記第3の抵抗は、第3の抵抗体と、前記第3の抵抗体を収容する第3のケースとを備え、前記第1のケースと前記第2のケース、および、前記第1のケースと前記第3のケースのうちの少なくとも一方が、互いに絶縁され、かつ、熱的に結合する。
また、本願明細書に開示される技術の第2の態様は、入力端に接続される第1の抵抗体と、前記第1の抵抗体の下流側において、前記第1の抵抗体と直列に接続される第1のコンデンサと、前記第1の抵抗体の下流側において、前記第1のコンデンサと直列に接続される第2のコンデンサと、前記第1の抵抗体と並列に接続されるスイッチと、前記第1のコンデンサと並列に接続される第2の抵抗体と、前記第2のコンデンサと並列に接続される第3の抵抗体と、前記第1の抵抗体、前記第2の抵抗体および前記第3の抵抗体を収容する絶縁ケースとを備え、前記絶縁ケースは、絶縁性の封止材によって充填され、前記第1の抵抗体と前記第2の抵抗体、および、前記第1の抵抗体と前記第3の抵抗体のうちの少なくとも一方が、熱的に結合する。
本願明細書に開示される技術の第1の態様は、入力端に接続される第1の抵抗と、前記第1の抵抗の下流側において、前記第1の抵抗と直列に接続される第1のコンデンサと、前記第1の抵抗の下流側において、前記第1のコンデンサと直列に接続される第2のコンデンサと、前記第1の抵抗と並列に接続されるスイッチと、前記第1のコンデンサと並列に接続される第2の抵抗と、前記第2のコンデンサと並列に接続される第3の抵抗とを備え、前記第1の抵抗は、第1の抵抗体と、前記第1の抵抗体を収容する第1のケースとを備え、前記第2の抵抗は、第2の抵抗体と、前記第2の抵抗体を収容する第2のケースとを備え、前記第3の抵抗は、第3の抵抗体と、前記第3の抵抗体を収容する第3のケースとを備え、前記第1のケースと前記第2のケース、および、前記第1のケースと前記第3のケースのうちの少なくとも一方が、互いに絶縁され、かつ、熱的に結合する。このような構成によれば、第1のケースと第2のケース、および、第1のケースと第3のケースのうちの少なくとも一方が熱的に結合することによって、第1の抵抗における発熱タイミングと、第2の抵抗および第3の抵抗における発熱タイミングとの違いを利用して、互いに一方の熱容量を他方の冷却に活用することができる。そのため、熱的に結合されるそれぞれの抵抗およびその周辺における温度上昇を抑制することができるため、結果として、これらの抵抗の小型化を実現することができる。
また、本願明細書に開示される技術の第2の態様は、入力端に接続される第1の抵抗体と、前記第1の抵抗体の下流側において、前記第1の抵抗体と直列に接続される第1のコンデンサと、前記第1の抵抗体の下流側において、前記第1のコンデンサと直列に接続される第2のコンデンサと、前記第1の抵抗体と並列に接続されるスイッチと、前記第1のコンデンサと並列に接続される第2の抵抗体と、前記第2のコンデンサと並列に接続される第3の抵抗体と、前記第1の抵抗体、前記第2の抵抗体および前記第3の抵抗体を収容する絶縁ケースとを備え、前記絶縁ケースは、絶縁性の封止材によって充填され、前記第1の抵抗体と前記第2の抵抗体、および、前記第1の抵抗体と前記第3の抵抗体のうちの少なくとも一方が、熱的に結合する。このような構成によれば、第1の抵抗体と第2の抵抗体、および、第1の抵抗体と第3の抵抗体のうちの少なくとも一方が熱的に結合することによって、第1の抵抗体の発熱タイミングと、第2の抵抗体および第3の抵抗体の発熱タイミングとの違いを利用して、互いに一方の熱容量を他方の冷却に活用することができる。そのため、熱的に結合されるそれぞれの抵抗体およびその周辺における温度上昇を抑制することができるため、結果として、これらの抵抗の小型化を実現することができる。
本願明細書に開示される技術に関する目的と、特徴と、局面と、利点とは、以下に示される詳細な説明と添付図面とによって、さらに明白となる。
実施の形態に関する、インバータ装置の電気的構成を例示する図である。 一般的な突入電流防止抵抗の温度上昇を時系列で例示する図である。 一般的な電圧バランス抵抗の温度上昇を時系列で例示する図である。 実施の形態に関する抵抗器の、インバータ装置における実装形態を例示する図である。 図4に例示された抵抗器の実装形態のうち、突防抵抗ケースおよびバランス抵抗ケースの実装形態を例示する平面図である。 実施の形態に関する抵抗器の、インバータ装置における別の実装形態を例示する図である。 実施の形態に関する抵抗器の、インバータ装置における実装形態を例示する図である。 図7におけるA−A’断面を例示する断面図である。 実施の形態に関する抵抗器の、インバータ装置における実装形態を例示する図である。 図9に例示された構造を矢印の方向から見た図である。 実施の形態に関するセメント抵抗器の構成要素を例示する図である。 図11に例示されたセメント抵抗器の構成要素を組み立てて形成されるセメント抵抗器の形態を例示する図である。 一般的なセメント抵抗器の製造過程における構成を例示する図である。 一般的なセメント抵抗器の形状を例示する図である。
以下、添付される図面を参照しながら実施の形態について説明する。
なお、図面は概略的に示されるものであり、説明の便宜のため、適宜、構成の省略、または、構成の簡略化がなされるものである。また、異なる図面にそれぞれ示される構成などの大きさおよび位置の相互関係は、必ずしも正確に記載されるものではなく、適宜変更され得るものである。
また、以下に示される説明では、同様の構成要素には同じ符号を付して図示し、それらの名称と機能とについても同様のものとする。したがって、それらについての詳細な説明を、重複を避けるために省略する場合がある。
また、以下に記載される説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「側」、「底」、「表」または「裏」などの特定の位置と方向とを意味する用語が用いられる場合があっても、これらの用語は、実施の形態の内容を理解することを容易にするために便宜上用いられるものであり、実際に実施される際の方向とは関係しないものである。
また、以下に記載される説明において、「第1の」、または、「第2の」などの序数が用いられる場合があっても、これらの用語は、実施の形態の内容を理解することを容易にするために便宜上用いられるものであり、これらの序数によって生じ得る順序などに限定されるものではない。
<第1の実施の形態>
以下、本実施の形態に関するインバータ装置について説明する。説明の便宜上、まず、一般的なセメント抵抗器について説明する。
<インバータ装置の構成について>
図13は、一般的なセメント抵抗器の製造過程における構成を例示する図である。図13に例示されるように、セメント抵抗器は、セラミックなどである絶縁ケース40と、抵抗体45と、電極60とを備える。抵抗体45には、電極60が接続される。また、図13における矢印で示されるように、電極60が接続された抵抗体45は、絶縁ケース40内に収容される。
図14は、一般的なセメント抵抗器の形状を例示する図である。図14に例示されるように、絶縁ケース40内に収容された抵抗体45は、シリコーンセメントなどの封止材41によって封止される。このようにして、セメント抵抗器が製造される。
セメント抵抗器は、比較的大きな電力に対する用途で一般的に用いられる。図1は、本実施の形態に関するインバータ装置の電気的構成を例示する図である。
図1に例示されるように、インバータ装置は、三相(具体的には、R相、S相およびT相)の入力電源Pinと、整流回路1と、メインリレー回路15と、突入電流防止抵抗4と、突入電流防止リレー回路3と、平滑コンデンサ5aと、平滑コンデンサ5bと、電圧バランス抵抗6aと、電圧バランス抵抗6bと、インバータ100と、三相(具体的には、U相、V相およびW相)の電力出力Poutとを備える。
上記のうち、突入電流防止抵抗4、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bは、たとえば、図13および図14に例示されるセメント抵抗器などを構成する。
整流回路1は、複数の整流ダイオード、すなわち、整流ダイオード1a、整流ダイオード1b、整流ダイオード1c、整流ダイオード1d、整流ダイオード1eおよび整流ダイオード1fを備える。
突入電流防止抵抗4は、整流回路1とメインリレー回路15とを介して入力電源Pinに接続され、かつ、平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bと直列に接続される。突入電流防止リレー回路3は、突入電流防止抵抗4と並列に接続される。また、メインリレー回路15および突入電流防止リレー回路3には、リレー駆動回路2が搭載される。
平滑コンデンサ5aと平滑コンデンサ5bとは、突入電流防止抵抗4の下流側において、耐電圧を高めるために直列に接続される。また、平滑コンデンサ5aは正ラインLpに接続され、平滑コンデンサ5bは負ラインLnに接続される。
メインリレー回路15がオンし、三相の入力電源Pinによって電圧が印加されると、未充電の平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bへ過大な突入電流が流れることを防止するため、突入電流防止抵抗4によって平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bへ流れる電流が制限される。
その後、平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bが充電されると、突入電流防止リレー回路3がオフからオンへ切り替えられる。そして、突入電流防止抵抗4に流れてくる電流は突入電流防止リレー回路3によってバイパスされるため、突入電流防止抵抗4には電流が流れなくなる。
平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bには、平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bを急速放電させるための急速放電抵抗20と、急速放電抵抗20と直列に接続された急速放電リレー回路21とが、平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bに並列に接続される。
平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bを急速放電させる場合に、急速放電リレー回路21をオフからオンへ切り替える。そして、急速放電抵抗20によって、平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bを放電させる。
正ラインLpと負ラインLnとに跨って配置された平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bの電圧分圧比は、平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bの漏れ電流に依存する。それぞれの当該漏れ電流のばらつきによって、直列接続された平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bそれぞれに印加される電圧にばらつきが生じる。
正ラインLpと負ラインLnとに跨って配置された平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bの電圧分圧比がばらつくことを抑制するため、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bが直列接続された平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bに並列接続される。具体的には、電圧バランス抵抗6aが平滑コンデンサ5aに並列接続される。また、電圧バランス抵抗6bが平滑コンデンサ5bに並列接続される。
電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bには、平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bの充電開始と同時に電圧が印加されるが、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bに流れる電流値は比較的小さい。そのため、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bの温度は少しずつ上昇していく。
インバータ100は、複数のパワー半導体素子、たとえば、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(insulated gate bipolar transistor、すなわち、IGBT)と、複数のダイオードなどを備える。
正ラインLpと負ラインLnとの間には、三相の電力出力PoutにおけるU相をスイッチングするIGBT7aおよびIGBT7dからなる直列回路、三相の電力出力PoutにおけるV相をスイッチングするIGBT7bおよびIGBT7eからなる直列回路、および、三相の電力出力PoutにおけるW相をスイッチングするIGBT7cおよびIGBT7fからなる直列回路がそれぞれ接続される。
IGBT7a、IGBT7b、IGBT7c、IGBT7d、IGBT7eおよびIGBT7fには、ダイオード8a、ダイオード8b、ダイオード8c、ダイオード8d、ダイオード8eおよびダイオード8fがそれぞれ逆並列接続される。
IGBT7aおよびIGBT7dの接合点となるU相は電力出力先のモータのU相端子Uに、IGBT7bおよびIGBT7eの接合点となるV相はモータのV相端子Vに、IGBT7cおよびIGBT7fの接合点となるW相はモータのW相端子Wにそれぞれ接続される。
IGBT7dのエミッタ、IGBT7eのエミッタおよびIGBT7fのエミッタと負ラインLnとの間には、U相端子U、V相端子V、W相端子Wに流れる電流を検知するためのシャント抵抗22がそれぞれ接続される。
IGBT7a、IGBT7b、IGBT7c、IGBT7d、IGBT7eおよびIGBT7fのそれぞれにおけるゲートおよびエミッタには、駆動回路9a、駆動回路9b、駆動回路9c、駆動回路9d、駆動回路9eおよび駆動回路9fのそれぞれから駆動信号が個別に供給される。
駆動回路9a、駆動回路9b、駆動回路9c、駆動回路9d、駆動回路9e、および、駆動回路9fはそれぞれ、光絶縁用のフォトカプラを備える。それぞれの光絶縁用のフォトカプラは、マイクロプロセッサなどの外部制御回路からの制御信号を受信する。そして、それぞれの光絶縁用のフォトカプラは駆動信号を、対応するIGBT7a、IGBT7b、IGBT7c、IGBT7d、IGBT7eおよびIGBT7fのそれぞれにおけるゲートおよびエミッタに出力する。
なお、ここでは、三相(具体的には、R相、S相およびT相)の入力電源Pinを、三相(具体的には、U相、V相およびW相)の電力出力Poutへ変換するインバータ装置が例示されたが、その他の各種コンバータまたは各種インバータにも、上記の構成を適用することができる。
図2は、一般的な突入電流防止抵抗の温度上昇を時系列で例示する図である。図2において、縦軸は突入電流防止抵抗の温度を示し、横軸は時間を示す。また、図3は、一般的な電圧バランス抵抗の温度上昇を時系列で例示する図である。図2において、縦軸は電圧バランス抵抗の温度を示し、横軸は時間を示す。
図3に例示されるように、三相の入力電源によって電圧の印加が開始されると平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bの充電が始まる。ここで、図2に例示されるように、突入電流防止抵抗4によって平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bへの突入電流を制限するため、突入電流防止抵抗4の温度が急激に上昇する。
続いて、図3に例示されるように、平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bが充電されるにつれて、突入電流防止抵抗4に流れる電流は小さくなる。そうすると、突入電流防止リレー回路3がオフからオンへ切り替えられ、突入電流防止リレー回路3によって電流がバイパスされる。そうすると、突入電流防止抵抗4には電流が流れなくなり、図2に例示されるように、突入電流防止抵抗4の温度が低下する。
上記のように、突入電流防止抵抗4には、平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bが充電される比較的短い時間の間のみ大電流が流れる。当該電流に対応するため、突入電流防止抵抗4としては、耐パルス性の高い巻線抵抗などが用いられる。
三相の入力電源Pinによって電圧の印加が開始されると、平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bの短時間の充電が行われる。突入電流防止抵抗4は、平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bの短時間の充電時にのみ電流が流れ、当該電流によって発熱する。そして、一旦平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bの充電が完了すると、突入電流防止抵抗4には電流が流れない。
そのため、インバータ装置が定常的に動作している間は、突入電流防止抵抗4の温度は周囲の温度と同じ程度にまで低下する。
電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bには、平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bの充電開始と同時に電圧が印加される。そして、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bに流れる電流は、平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bの充電電圧の上昇に伴って少しずつ大きくなる。
そのため、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bの温度は少しずつ上昇していく。すなわち、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bの温度は、インバータ装置の起動時には急激に増加することはない。
図4は、本実施の形態に関する抵抗器の、インバータ装置における実装形態を例示する図である。図4に例示されるように、プリント配線板12の上面には、インバータ装置を構成するチップ抵抗30と、インバータ装置を構成するチップコンデンサ31と、突防抵抗ケース101と、突入電流防止リレー回路3と、平滑コンデンサ5aと、平滑コンデンサ5bと、バランス抵抗ケース102と、バランス抵抗ケース103と、制御回路などが実装される。
ここで、突防抵抗ケース101は、図1の突入電流防止抵抗4における抵抗体(すなわち、後述する抵抗体4x)を収容するケースである。また、バランス抵抗ケース102は、図1の電圧バランス抵抗6aにおける抵抗体(すなわち、後述する抵抗体6y)を収容するケースである。また、バランス抵抗ケース103は、図1の電圧バランス抵抗6bにおける抵抗体(すなわち、後述する抵抗体6z)を収容するケースである。
また、図4に例示されるように、プリント配線板12の裏面には、ダイオードブリッジ11およびパワーモジュール10などの発熱電子部品が実装される。
ここで、ダイオードブリッジ11には、整流ダイオード1a、整流ダイオード1b、整流ダイオード1c、整流ダイオード1d、整流ダイオード1eおよび整流ダイオード1fが内蔵される。また、パワーモジュール10には、IGBT7a、IGBT7b、IGBT7c、IGBT7d、IGBT7eおよびIGBT7fと、それぞれに対応するダイオード8a、ダイオード8b、ダイオード8c、ダイオード8d、ダイオード8eおよびダイオード8fとが内蔵される。
図4に例示される構成では、パワーモジュール10などの電子部品は、はんだづけによってプリント配線板12に電気的に接続される。また、3つの平滑コンデンサ5aが並列に接続され、3つの平滑コンデンサ5bが並列接続され、さらに、平滑コンデンサ5aと平滑コンデンサ5bとはそれぞれ直列に接続される。
ダイオードブリッジ11およびパワーモジュール10などの発熱電子部品が筐体50に接触する位置に対応して、ヒートシンク13が筐体50にねじ止めによって取り付けられる。そして、ダイオードブリッジ11およびパワーモジュール10は、ヒートシンク13によって冷却される。
突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103に収容されるそれぞれの抵抗体には電極が接続され、当該電極がプリント配線板12に挿入される。プリント配線板12に挿入された当該電極ははんだ付けによって固定される。
突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102とが熱的に結合するように、また、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103とが熱的に結合するように、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103は、それぞれ接触して配置される。なお、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102、または、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103の一方のみが接触している場合であってもよい。
ここで、熱的に結合するとは、接触することによって結合される物体間において、熱が伝導可能な状態となることをいう。
また、突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103は、それぞれ絶縁性のケースである。すなわち、突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103は、互いに接触することによって熱的に結合する一方で、互いに絶縁される。
図5は、図4に例示された抵抗器の実装形態のうち、突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103の実装形態を例示する平面図である。
図5に例示されるように、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102との間、および、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103との間が接触するように実装する場合、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102との間、および、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103との間に、それぞれ伝熱部材として放熱シート35を挟み込むことができる。このようにして、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102、および、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103を熱的に結合させることができる。なお、放熱シート35は、放熱グリスなどの伝熱部材で代替されてもよい。また、放熱シート35が設けられる箇所は、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102との間、および、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103との間のうちのいずれかのみであってもよい。
本実施の形態によれば、入力電源Pinの電圧印加開始時には突入電流防止抵抗4の温度が高く、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bの温度が低い。また、インバータ装置が定常的に動作している間は、突入電流防止抵抗4の温度が低く、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bの温度が高い。
これらの、温度上昇のタイミングの異なる突入電流防止抵抗4、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bを、突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103の配置によって熱的に結合することで、入力電源Pinの電圧印加開始時には、温度の低い電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bによって温度の高い突入電流防止抵抗4を冷却し、また、インバータ装置が定常的に動作している間には、温度の低い突入電流防止抵抗4によって温度の高い電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bを冷却することができる。
熱的に結合された突入電流防止抵抗4、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bは、体積当たりの発熱密度が減らすことができる。そのため、これらの抵抗の体積当たりの発熱密度が、これらを熱的に結合しない場合の発熱密度と同じであると仮定すれば、突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103を小型化することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、突入電流防止抵抗4、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bの温度上昇が抑制されるため、これらの抵抗素子をプリント配線板12と接続するためのはんだ付け部の温度上昇を抑制することができる。そのため、はんだ付け部にかかる熱応力を抑制することができ、はんだ付け部の信頼性を向上させることができる。
また、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bの温度上昇を抑制することができるため、平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bの周囲温度の上昇も抑制することができる。そのため、平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bの寿命を延ばすことができる他、周辺の電子部品の、温度上昇抑制による信頼性の向上も促すことができる。
また、平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bと、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103との間に突防抵抗ケース101を配置することによって、高温となったバランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103から放出される熱を突防抵抗ケース101によって遮蔽することができる。そのため、平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bの、受熱による寿命劣化を抑制することができる。
なお、本実施の形態においては、抵抗器の形状として四角の箱形状、具体的には、図13および図14に例示される絶縁ケース40と同様の形状である突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103が示されたが、図6に例示されるように、電圧バランス抵抗としてリード線型抵抗器などの別の形態の抵抗器を用いてもよい。なお、図6は、本実施の形態に関する抵抗器の、インバータ装置における別の実装形態を例示する図である。
その場合、図6に例示されるように、リード線型抵抗器のリード線型抵抗ケース6cおよびリード線型抵抗器のリード線型抵抗ケース6dがそれぞれ突防抵抗ケース101に接触することによって上記の本実施の形態と同様の効果を得ることができ、さらに、当該接触が放熱シート35などの伝熱部材を介してなされることによって、上記の効果を高めることができる。
また、本実施の形態においては、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102、および、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103をそれぞれ熱的に結合する例が示されたが、突防抵抗ケース101と急速放電抵抗20とを熱的に結合する場合、または、突防抵抗ケース101とシャント抵抗22とを熱的に結合する場合であっても、上記と同様の効果を得ることができる。
<第2の実施の形態>
本実施の形態に関するインバータ装置について説明する。以下の説明においては、以上に記載された実施の形態で説明された構成と同様の構成については同じ符号を付して図示し、その詳細な説明については適宜省略するものとする。
<インバータ装置の構成について>
図7は、本実施の形態に関する抵抗器の、インバータ装置における実装形態を例示する図である。また、図8は、図7におけるA−A’断面を例示する断面図である。なお、図7においては、図8において示される筐体50は図示が省略されている。
図7に例示されるように、プリント配線板12の上面には、チップ抵抗30と、チップコンデンサ31と、突入電流防止リレー回路3と、平滑コンデンサ5aと、平滑コンデンサ5bと、制御回路などが実装される。
また、図7に例示されるように、プリント配線板12の裏面には、ダイオードブリッジ11と、パワーモジュール10と、突防抵抗ケース101と、バランス抵抗ケース102と、バランス抵抗ケース103とが実装される。
図7に例示される構成では、パワーモジュール10などの電子部品は、はんだづけによってプリント配線板12に電気的に接続される。また、3つの平滑コンデンサ5aが並列に接続され、3つの平滑コンデンサ5bが並列接続され、さらに、平滑コンデンサ5aと平滑コンデンサ5bとはそれぞれ直列に接続される。
ダイオードブリッジ11およびパワーモジュール10が筐体50に接触する位置に対応して、ヒートシンク13が筐体50にねじ止めによって取り付けられる。そして、ダイオードブリッジ11およびパワーモジュール10は、ヒートシンク13によって冷却される。
突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103に収容されるそれぞれの抵抗体には電極が接続され、当該電極がプリント配線板12に挿入される。プリント配線板12に挿入された当該電極ははんだ付けによって固定される。
突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102とは隣り合って配置され、バランス抵抗ケース103は、突防抵抗ケース101の、バランス抵抗ケース102が隣り合う面とは反対側の面において、突防抵抗ケース101と隣り合って配置される。すなわち、バランス抵抗ケース102、突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース103の順で、互いに隣り合って配置される。
図8に例示されるように、突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103は、インバータ装置を構成する筐体50に接触するように配置されることによって、筐体50を介して熱的に結合される。なお、筐体50に接触するように配置されるのは、突防抵抗ケース101およびバランス抵抗ケース102、および、突防抵抗ケース101およびバランス抵抗ケース103のうちの一方のみであってもよい。
この場合、筐体50と突防抵抗ケース101との間、筐体50とバランス抵抗ケース102との間、および、筐体50とバランス抵抗ケース103との間のうちの少なくとも1箇所に、放熱シート36または放熱シート36に代わる放熱グリスなどを挟むことによって、より温度上昇の抑制効果を高めることができる。
このような構成とすることによって、図1における突入電流防止抵抗4、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bを互いに熱的に結合することができるため、突入電流防止抵抗4、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bの温度上昇を抑制することができる。その結果として、これらの抵抗の体積当たりの発熱密度が、これらを熱的に結合しない場合の発熱密度と同じであると仮定すれば、突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103を小型化することが可能となる。
さらに、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102、および、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103のうちの少なくとも一方を放熱シート35または放熱シート35に代わる放熱グリスなどを介して接触させた上で、これらを筐体50へ接触させることによって、熱結合性の向上によって、突入電流防止抵抗4、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bの温度上昇を抑制する効果を高めることができる。
さらに、突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103を、ダイオードブリッジ11およびパワーモジュール10を冷却するためのヒートシンク13をも介して熱的に結合すれば、ヒートシンク13の冷却効果も加わり、さらに突入電流防止抵抗4、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bの温度上昇を抑制することができる。その結果として、これらの抵抗の体積当たりの発熱密度が、これらを熱的に結合しない場合の発熱密度と同じであると仮定すれば、突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103を小型化することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103のプリント配線板12への実装面を、平滑コンデンサ5a、平滑コンデンサ5bおよび制御回路のプリント配線板12への実装面である上面の反対側の面である裏面とすることができる。そのため、突入電流防止抵抗4、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bと、平滑コンデンサ5a、平滑コンデンサ5bおよび制御回路とをプリント配線板12を介して熱的に遮蔽することができ、平滑コンデンサ5a、平滑コンデンサ5bおよび制御回路に熱が伝わることを抑制することができる。その結果として、平滑コンデンサ5aおよび平滑コンデンサ5bの寿命劣化を抑制し、また、制御回路を構成する電子部品の信頼性を向上させることができる。
<第3の実施の形態>
本実施の形態に関するインバータ装置について説明する。以下の説明においては、以上に記載された実施の形態で説明された構成と同様の構成については同じ符号を付して図示し、その詳細な説明については適宜省略するものとする。
<インバータ装置の構成について>
図9は、本実施の形態に関する抵抗器の、インバータ装置における実装形態を例示する図である。また、図10は、図9に例示された構造を矢印の方向から見た図である。なお、図9においては、図10において示される筐体50は図示が省略されている。
図9に例示されるように、プリント配線板12の上面には、チップ抵抗30と、チップコンデンサ31と、突入電流防止リレー回路3と、平滑コンデンサ5aと、平滑コンデンサ5bと、制御回路などが実装される。
また、図9に例示されるように、プリント配線板12の裏面には、ダイオードブリッジ11と、パワーモジュール10とが実装される。
図10に例示されるように、突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103は、インバータ装置を構成する筐体50へそれぞれねじ止めなどによって接続される。
図9に例示されるように、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102とは隣り合って配置され、バランス抵抗ケース103は、突防抵抗ケース101の、バランス抵抗ケース102が隣り合う面とは反対側の面において、突防抵抗ケース101と隣り合って配置される。すなわち、バランス抵抗ケース102、突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース103の順で、互いに隣り合って配置される。
図10に例示されるように、突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103は、インバータ装置を構成する筐体50に対してそれぞれ接続されることによって、筐体50を介して互いに熱的に結合される。
また、突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103は、平型接続子またはコネクタなどの配線200によってプリント配線板12と接続される。
このような構成とすることによって、図1における突入電流防止抵抗4、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bの温度上昇が抑制される。その結果として、これらの抵抗の体積当たりの発熱密度が、これらを熱的に結合しない場合の発熱密度と同じであると仮定すれば、突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103を小型化することが可能となる。
また、筐体50と突防抵抗ケース101との間、筐体50とバランス抵抗ケース102との間、および、筐体50とバランス抵抗ケース103との間のうちの少なくとも1箇所に、図8に例示されるような、放熱シート36または放熱シート36に代わる放熱グリスなどを挟んでねじ止めすることによって、より温度上昇の抑制効果を高めることができる。
さらに、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102、および、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103をそれぞれ、図8に例示されるような、放熱シート35または放熱シート35に代わる放熱グリスなどを介して接触させた上で、これらを筐体50へ接触させることによって、突入電流防止抵抗4、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bの温度上昇を抑制する効果を高めることができる。
また、突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103の筐体50に接触する面の平面度を研磨などで向上させることによって、突防抵抗ケース101と筐体50との熱結合性、バランス抵抗ケース102と筐体50との熱結合性、バランス抵抗ケース103と筐体50との熱結合性、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102との熱結合性、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103との熱結合性が向上し、温度上昇を抑制する効果を高めることができる。
<第4の実施の形態>
本実施の形態に関するインバータ装置について説明する。以下の説明においては、以上に記載された実施の形態で説明された構成と同様の構成については同じ符号を付して図示し、その詳細な説明については適宜省略するものとする。
<インバータ装置の構成について>
図11は、本実施の形態に関するセメント抵抗器の構成要素を例示する図である。また、図12は、図11に例示されたセメント抵抗器の構成要素を組み立てて形成されるセメント抵抗器の形態を例示する図である。
図11に例示されるように、セメント抵抗器は、四角の箱形状である絶縁ケース40aと、絶縁ケース40a内に配置される抵抗体4xと、絶縁ケース40a内に配置される抵抗体6yと、絶縁ケース40a内に配置される抵抗体6zとを構成要素として備える。
ここで、抵抗体4xは、図1における突入電流防止抵抗4に対応する抵抗体である。また、抵抗体6yは、図1における電圧バランス抵抗6aに対応する抵抗体である。また、抵抗体6zは、図1における電圧バランス抵抗6bに対応する抵抗体である。
抵抗体4x、抵抗体6yおよび抵抗体6zは円筒形状であり、それぞれの抵抗体の両端には電極60が接続される。図12に例示されるように、電極60は、抵抗体4x、抵抗体6yおよび抵抗体6zが絶縁ケース40aの内部に配置された状態で、絶縁ケース40aの外部へ突出するように配置される。
図12に例示されるように、抵抗体4x、抵抗体6yおよび抵抗体6zが絶縁ケース40aの内部に配置された状態で、絶縁ケース40a内にシリコーンセメントなどの絶縁性の封止材41が充填される。そして、それぞれの抵抗体から延びる電極60が、絶縁ケース40aの外部へ突出する。それぞれの抵抗体は、封止材41によって絶縁される。
このように、抵抗体4x、抵抗体6yおよび抵抗体6zを同一の絶縁ケース40a内に配置し、かつ、封止材41によって充填することによって、突入電流防止抵抗4、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bの熱的な結合をさらに高めることができる。その結果、突入電流防止抵抗4、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bの温度上昇を抑制することができる。
<以上に記載された実施の形態によって生じる効果について>
次に、以上に記載された実施の形態によって生じる効果を例示する。なお、以下の説明においては、以上に記載された実施の形態に例示された具体的な構成に基づいて当該効果が記載されるが、同様の効果が生じる範囲で、本願明細書に例示される他の具体的な構成と置き換えられてもよい。
また、当該置き換えは、複数の実施の形態に跨ってなされてもよい。すなわち、異なる実施の形態において例示されたそれぞれの構成が組み合わされて、同様の効果が生じる場合であってもよい。
以上に記載された実施の形態によれば、インバータ装置は、第1の抵抗と、第1のコンデンサと、第2のコンデンサと、スイッチと、第2の抵抗と、第3の抵抗とを備える。ここで、第1の抵抗は、たとえば、突入電流防止抵抗4に対応するものである。また、第2の抵抗は、たとえば、電圧バランス抵抗6aに対応するものである。また、第3の抵抗は、たとえば、電圧バランス抵抗6bに対応するものである。また、第1のコンデンサは、たとえば、平滑コンデンサ5aに対応するものである。また、第2のコンデンサは、たとえば、平滑コンデンサ5bに対応するものである。また、スイッチは、たとえば、突入電流防止リレー回路3に対応するものである。突入電流防止抵抗4は、入力端に接続される。ここで、入力端は、たとえば、入力電源Pinに対応するものである。平滑コンデンサ5aは、突入電流防止抵抗4の下流側、すなわち、入力電源Pinよりも電力出力Poutに近い位置において、突入電流防止抵抗4と直列に接続される。平滑コンデンサ5bは、突入電流防止抵抗4の下流側、すなわち、入力電源Pinよりも電力出力Poutに近い位置において、平滑コンデンサ5aと直列に接続される。突入電流防止リレー回路3は、突入電流防止抵抗4と並列に接続される。電圧バランス抵抗6aは、平滑コンデンサ5aと並列に接続される。電圧バランス抵抗6bは、平滑コンデンサ5bと並列に接続される。突入電流防止抵抗4は、第1の抵抗体と、第1のケースとを備える。ここで、第1の抵抗体は、たとえば、抵抗体4xに対応するものである。また、第1のケースは、たとえば、突防抵抗ケース101に対応するものである。突防抵抗ケース101は、抵抗体4xを収容する。電圧バランス抵抗6aは、第2の抵抗体と、第2のケースとを備える。ここで、第2の抵抗体は、たとえば、抵抗体6yに対応するものである。また、第2のケースは、たとえば、バランス抵抗ケース102に対応するものである。バランス抵抗ケース102は、抵抗体6yを収容する。電圧バランス抵抗6bは、第3の抵抗体と、第3のケースとを備える。ここで、第3の抵抗体は、たとえば、抵抗体6zに対応するものである。また、第3のケースは、たとえば、バランス抵抗ケース103に対応するものである。バランス抵抗ケース103は、抵抗体6zを収容する。そして、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102、および、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103のうちの少なくとも一方が、互いに絶縁され、かつ、熱的に結合する。
このような構成によれば、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102、および、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103のうちの少なくとも一方が熱的に結合することによって、突入電流防止抵抗4における発熱タイミングと、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bにおける発熱タイミングとの違いを利用して、互いに一方の熱容量を他方の冷却に活用することができる。そのため、熱的に結合されるそれぞれの抵抗およびその周辺における温度上昇を抑制することができるため、結果として、これらの抵抗の小型化を実現することができる。
なお、これらの構成以外の本願明細書に例示される他の構成については適宜省略することができる。すなわち、少なくともこれらの構成を備えていれば、以上に記載された効果を生じさせることができる。
しかしながら、本願明細書に例示される他の構成のうちの少なくとも1つを以上に記載された構成に適宜追加した場合、すなわち、以上に記載された構成としては記載されなかった本願明細書に例示される他の構成を以上に記載された構成に追加した場合でも、同様に以上に記載された効果を生じさせることができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102、および、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103のうちの少なくとも一方が、互いに接触して配置される。このような構成によれば、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102、および、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103のうちの少なくとも一方が、互いに接触することによって熱的に結合する。したがって、突入電流防止抵抗4における発熱タイミングと、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bにおける発熱タイミングとの違いを利用して、互いに一方の熱容量を他方の冷却に活用することができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102、および、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103のうちの少なくとも一方が、第1の伝熱部材を介して互いに接触して配置される。ここで、第1の伝熱部材は、たとえば、放熱シート35に対応するものである。このような構成によれば、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102との間、または、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103との間における熱結合性を高めることができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、インバータ装置は、少なくとも、突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103を囲む筐体50を備える。そして、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102、および、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103のうちの少なくとも一方が、ともに筐体50に接触して配置され、かつ、筐体50を介して熱的に結合する。このような構成によれば、突防抵抗ケース101、バランス抵抗ケース102およびバランス抵抗ケース103の間が接触していない場合であっても、これらの抵抗のうちの複数が共通して筐体50に接触していることによって、共通して筐体50に接触する抵抗が筐体50を介して熱的に結合することができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102、および、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103のうちの少なくとも一方が、第2の伝熱部材を介して筐体50に接触して配置される。ここで、第2の伝熱部材は、たとえば、放熱シート36に対応するものである。このような構成によれば、突防抵抗ケース101と筐体50との間、バランス抵抗ケース102と筐体50との間、または、バランス抵抗ケース103と筐体50との間における熱結合性を高めることができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、インバータ装置は、筐体50に囲まれ、かつ、筐体50に接触して配置されるパワー半導体素子と、筐体50の、パワー半導体素子と接触する位置に対応する位置に取り付けられるヒートシンク13とを備える。ここで、パワー半導体素子は、たとえば、パワーモジュール10に対応するものである。そして、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース102、および、突防抵抗ケース101とバランス抵抗ケース103のうちの少なくとも一方が、筐体50に取り付けられるヒートシンク13をも介して熱的に結合する。このような構成によれば、筐体50に取り付けられたヒートシンク13の熱容量を、突入電流防止抵抗4、電圧バランス抵抗6aおよび電圧バランス抵抗6bの冷却に活用することができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、抵抗体4xと、平滑コンデンサ5aと、平滑コンデンサ5bと、突入電流防止リレー回路3と、抵抗体6yと、抵抗体6zと、絶縁ケース40aとを備える。抵抗体4xは、入力電源Pinに接続される。平滑コンデンサ5aは、抵抗体4xの下流側において、抵抗体4xと直列に接続される。平滑コンデンサ5bは、抵抗体4xの下流側において、平滑コンデンサ5aと直列に接続される。突入電流防止リレー回路3は、抵抗体4xと並列に接続される。抵抗体6yは、平滑コンデンサ5aと並列に接続される。抵抗体6zは、平滑コンデンサ5bと並列に接続される。絶縁ケース40aは、抵抗体4x、抵抗体6yおよび抵抗体6zを収容する。そして、絶縁ケース40aは、絶縁性の封止材41によって充填される。また、抵抗体4xと抵抗体6y、および、抵抗体4xと抵抗体6zのうちの少なくとも一方が、熱的に結合する。
このような構成によれば、抵抗体4xと抵抗体6y、および、抵抗体4xと抵抗体6zのうちの少なくとも一方が熱的に結合することによって、抵抗体4xの発熱タイミングと、抵抗体6yおよび抵抗体6zの発熱タイミングとの違いを利用して、互いに一方の熱容量を他方の冷却に活用することができる。そのため、熱的に結合されるそれぞれの抵抗体およびその周辺における温度上昇を抑制することができるため、結果として、これらの抵抗の小型化を実現することができる。
なお、これらの構成以外の本願明細書に例示される他の構成については適宜省略することができる。すなわち、少なくともこれらの構成を備えていれば、以上に記載された効果を生じさせることができる。
しかしながら、本願明細書に例示される他の構成のうちの少なくとも1つを以上に記載された構成に適宜追加した場合、すなわち、以上に記載された構成としては記載されなかった本願明細書に例示される他の構成を以上に記載された構成に追加した場合でも、同様に以上に記載された効果を生じさせることができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、インバータ装置は、少なくとも絶縁ケース40aを囲み、かつ、絶縁ケース40aに接触する筐体50を備える。そして、抵抗体4xと抵抗体6y、および、抵抗体4xと抵抗体6zのうちの少なくとも一方が、筐体50を介して熱的に結合する。このような構成によれば、抵抗体4x、抵抗体6yおよび抵抗体6zの間が離れて絶縁ケース40a内に収容されている場合であっても、これらの抵抗体のうちの複数が共通して筐体50に接触していることによって、共通して筐体50に接触する抵抗が筐体50を介して熱的に結合することができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、絶縁ケース40aが、放熱シート36を介して筐体50に接触する。このような構成によれば、絶縁ケース40aと筐体50との間における熱結合性を高めることができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、インバータ装置は、筐体50に囲まれ、かつ、筐体50に接触して配置されるパワー半導体素子と、筐体50の、パワー半導体素子と接触する位置に対応する位置に取り付けられるヒートシンク13とを備える。ここで、パワー半導体素子は、たとえば、パワーモジュール10に対応するものである。そして、絶縁ケース40aが、筐体50に取り付けられるヒートシンク13をも介して熱的に結合する。このような構成によれば、筐体50に取り付けられたヒートシンク13の熱容量を、抵抗体4x、抵抗体6yおよび抵抗体6zの冷却に活用することができる。
<以上に記載された実施の形態における変形例について>
以上に記載された実施の形態では、それぞれの構成要素の材質、材料、寸法、形状、相対的配置関係または実施の条件などについても記載する場合があるが、これらはすべての局面において例示であって、本願明細書に記載されたものに限られることはないものとする。
したがって、例示されていない無数の変形例、および、均等物が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。たとえば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの実施の形態における少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
また、矛盾が生じない限り、以上に記載された実施の形態において「1つ」備えられるものとして記載された構成要素は、「1つ以上」備えられていてもよいものとする。
さらに、以上に記載された実施の形態におけるそれぞれの構成要素は概念的な単位であって、本願明細書に開示される技術の範囲内には、1つの構成要素が複数の構造物から成る場合と、1つの構成要素がある構造物の一部に対応する場合と、さらには、複数の構成要素が1つの構造物に備えられる場合とを含むものとする。
また、以上に記載された実施の形態におけるそれぞれの構成要素には、同一の機能を発揮する限り、他の構造または形状を有する構造物が含まれるものとする。
また、本願明細書における説明は、本技術に関するすべての目的のために参照され、いずれも、従来技術であると認めるものではない。
また、以上に記載された実施の形態において、特に指定されずに材料名などが記載された場合は、矛盾が生じない限り、当該材料に他の添加物が含まれた、たとえば、合金などが含まれるものとする。
1 整流回路、1a,1b,1c,1d,1e,1f 整流ダイオード、2 リレー駆動回路、3 突入電流防止リレー回路、4 突入電流防止抵抗、4x,6y,6z,45 抵抗体、5a,5b 平滑コンデンサ、6a,6b 電圧バランス抵抗、6c,6d リード線型抵抗ケース、7a,7b,7c,7d,7e,7f IGBT、8a,8b,8c,8d,8e,8f ダイオード、9a,9b,9c,9d,9e,9f 駆動回路、10 パワーモジュール、11 ダイオードブリッジ、12 プリント配線板、13 ヒートシンク、15 メインリレー回路、20 急速放電抵抗、21 急速放電リレー回路、22 シャント抵抗、30 チップ抵抗、31 チップコンデンサ、35,36 放熱シート、40,40a 絶縁ケース、41 封止材、50 筐体、60 電極、100 インバータ、101 突防抵抗ケース、102,103 バランス抵抗ケース、200 配線、Ln 負ライン、Lp 正ライン、Pin 入力電源、Pout 電力出力。

Claims (10)

  1. 入力端に接続される第1の抵抗と、
    前記第1の抵抗の下流側において、前記第1の抵抗と直列に接続される第1のコンデンサと、
    前記第1の抵抗の下流側において、前記第1のコンデンサと直列に接続される第2のコンデンサと、
    前記第1の抵抗と並列に接続されるスイッチと、
    前記第1のコンデンサと並列に接続される第2の抵抗と、
    前記第2のコンデンサと並列に接続される第3の抵抗とを備え、
    前記第1の抵抗は、
    第1の抵抗体と、
    前記第1の抵抗体を収容する第1のケースとを備え、
    前記第2の抵抗は、
    第2の抵抗体と、
    前記第2の抵抗体を収容する第2のケースとを備え、
    前記第3の抵抗は、
    第3の抵抗体と、
    前記第3の抵抗体を収容する第3のケースとを備え、
    前記第1のケースと前記第2のケース、および、前記第1のケースと前記第3のケースのうちの少なくとも一方が、互いに絶縁され、かつ、熱的に結合する、
    インバータ装置。
  2. 前記第1のケースと前記第2のケース、および、前記第1のケースと前記第3のケースのうちの少なくとも一方が、互いに接触して配置される、
    請求項1に記載のインバータ装置。
  3. 前記第1のケースと前記第2のケース、および、前記第1のケースと前記第3のケースのうちの少なくとも一方が、第1の伝熱部材を介して互いに接触して配置される、
    請求項2に記載のインバータ装置。
  4. 少なくとも、前記第1のケース、前記第2のケースおよび前記第3のケースを囲む筐体をさらに備え、
    前記第1のケースと前記第2のケース、および、前記第1のケースと前記第3のケースのうちの少なくとも一方が、ともに前記筐体に接触して配置され、かつ、前記筐体を介して熱的に結合する、
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のインバータ装置。
  5. 前記第1のケースと前記第2のケース、および、前記第1のケースと前記第3のケースのうちの少なくとも一方が、第2の伝熱部材を介して前記筐体に接触して配置される、
    請求項4に記載のインバータ装置。
  6. 前記筐体に囲まれ、かつ、前記筐体に接触して配置されるパワー半導体素子と、
    前記筐体の、前記パワー半導体素子と接触する位置に対応する位置に取り付けられるヒートシンクとをさらに備え、
    前記第1のケースと前記第2のケース、および、前記第1のケースと前記第3のケースのうちの少なくとも一方が、前記筐体に取り付けられる前記ヒートシンクをも介して熱的に結合する、
    請求項4または請求項5に記載のインバータ装置。
  7. 入力端に接続される第1の抵抗体と、
    前記第1の抵抗体の下流側において、前記第1の抵抗体と直列に接続される第1のコンデンサと、
    前記第1の抵抗体の下流側において、前記第1のコンデンサと直列に接続される第2のコンデンサと、
    前記第1の抵抗体と並列に接続されるスイッチと、
    前記第1のコンデンサと並列に接続される第2の抵抗体と、
    前記第2のコンデンサと並列に接続される第3の抵抗体と、
    前記第1の抵抗体、前記第2の抵抗体および前記第3の抵抗体を収容する絶縁ケースとを備え、
    前記絶縁ケースは、絶縁性の封止材によって充填され、
    前記第1の抵抗体と前記第2の抵抗体、および、前記第1の抵抗体と前記第3の抵抗体のうちの少なくとも一方が、熱的に結合する、
    インバータ装置。
  8. 少なくとも前記絶縁ケースを囲み、かつ、前記絶縁ケースに接触する筐体をさらに備え、
    前記第1の抵抗体と前記第2の抵抗体、および、前記第1の抵抗体と前記第3の抵抗体のうちの少なくとも一方が、前記筐体を介して熱的に結合する、
    請求項7に記載のインバータ装置。
  9. 前記絶縁ケースが、伝熱部材を介して前記筐体に接触する、
    請求項8に記載のインバータ装置。
  10. 前記筐体に囲まれ、かつ、前記筐体に接触して配置されるパワー半導体素子と、
    前記筐体の、前記パワー半導体素子と接触する位置に対応する位置に取り付けられるヒートシンクとをさらに備え、
    前記絶縁ケースが、前記筐体に取り付けられる前記ヒートシンクをも介して熱的に結合する、
    請求項8または請求項9に記載のインバータ装置。
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