JP5846929B2 - パワー半導体モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、電気モータを駆動制御するパワー半導体モジュールであって、電気モータで発生するコモン・モード・ノイズを減少させることが可能なパワー半導体モジュールに関する。
従来、パワー半導体モジュールにおいてコモン・モード・ノイズを低減する技術として、特許文献1に記載のものが知られている。
この特許文献1に記載のパワー半導体モジュールは、電気自動車やハイブリッド車の電気モータを制御するインバータのケースの周壁と、このケース内に収容されたパワー半導体モジュールの上部に載置された平滑コンデンサとのとの間で、直流バス・ラインを構成し対をなすバス・バーが平滑コンデンサに沿って平行に延伸されている。また、対をなすコンデンサがバス・バーの外側でこれらバス・バーの板面に沿うように配置される。コンデンサは、バス・バーに対する対称位置で、その一端側のリードがバス・バーから外側へ突出した接続部に、またその他端側のリードがバス・バーの下方を横切って配置された板状のアース端子に、それぞれ接続される。
特開2005−12908号公報
しかしながら、上記従来のパワー半導体モジュールには、以下に説明するような問題がある。
すなわち、上記特許文献1に記載のものは、電池 (電源)とパワー半導体モジュールとの間にコンデンサを配置するため、コモン・モード電流のループがその分大きくなって放射ノイズが大きくなる上、バス・バー自体にコンデンサのリードを接続するので、構造が複雑となり、大きなスペースが必要となるといった問題がある。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、簡単かつコンパクトな構造で、コモン・モード・ノイズを低減することができるようにしたパワー半導体モジュールを提供することにある。
この目的のため、請求項1に記載の本発明によるパワー半導体モジュールは、
互いに離間された第1冷却板および第2冷却板と、
第1冷却板の内側に設けた第1絶縁基板および第2冷却板の内側に設けた第2絶縁基板と、
第1絶縁基板の内側に設けた第1金属パターンおよび第2絶縁基板の内側に設けた第2金属パターンと、
第1金属パターンおよび第2金属パターンの間に配置され、第1金属パターンおよび第2金属パターンに電気的に接続されるパワー素子と、
アース端子と、
を有し、モータと同一の筐体に収容されてモータを駆動するパワー半導体モジュールにおいて、
モータ及びアース端子は、筐体にアースされており、
第1金属パターンおよび第2金属パターンと、アース端子またはアース端子に接続した
第1冷却板および第2冷却板と、で、ライン・バイパス・コンデンサを構成し、ライン・バイパス・コンデンサを介してモータとパワー半導体モジュールとの間で、モータで発生したコモン・モード電流を流すようにした、
ことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明によるパワー半導体モジュールは、
請求項1に記載のパワー半導体モジュールにおいて、
ライン・バイパス・コンデンサを、第1金属パターンおよび第2金属パターンと、アース端子を接続した第1冷却板および第2冷却板と、第1金属パターンおよび第1冷却板の間に配置した第1絶縁基板と、第2金属パターンおよび第2冷却板の間に配置した第2絶縁基板と、で構成した、
ことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明によるパワー半導体モジュールは、
請求項1に記載のパワー半導体モジュールにおいて、
ライン・バイパス・コンデンサを、第1金属パターンおよび第2金属パターンと、アース端子と、第1金属パターンおよびアース端子の間に配置した第1絶縁体と、第2金属パターンおよびアース端子の間に配置した第2絶縁体と、で構成した、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の本発明のパワー半導体モジュールにあっては、簡単かつコンパクトな構造で、モータの巻き線と筐体との対地容量によって発生するコモン・モード・ノイズを低減することができる。
請求項2に記載の本発明のパワー半導体モジュールにあっては、簡単な構成で大きな容量のライン・バイパス・コンデンサを得ることができる。
請求項3に記載の本発明のパワー半導体モジュールにあっては、簡単な構成で、かつ端子数を少なくすることができる。
本発明の実施例1のパワー半導体モジュールを有するインバータ、およびその関係部品の接続関係およびコモン・モード電流の流れを示す図である。 図1の部品関係図におけるインバータの構成を示すブロック図である。 実施例1のパワー半導体モジュールの外観を示す斜視図である。 図3においてS4−S4線に沿って切断し、その矢印方向にみた実施例1のパワー半導体モジュールの断面図である。 実施例1のパワー半導体モジュールの構造を示す図で、(a)はパワー半導体モジュールを上方からみた図、(b)は下側の絶縁基板に形成した金属パターンを上からみた図、(c)は上側の絶縁板に形成した金属パターンを上からみた図ある。 本発明の実施例2のパワー半導体モジュールの斜視図である。 図6おいてS7−S7線に沿って切断し、その矢印方向にみた図である。 実施例2のパワー半導体モジュールを、この上方側の絶縁基板を開いた状態で斜め上方からみた斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
実施例1のパワー半導体モジュールは、たとえば電気自動車に搭載するインバータに用いられる。
図1および図2に示すように、電源としての電池Bには、直流パワー・ラインを介してインバータINVが接続され、このインバータINVには三相交流パワー・ラインを介して交流モータMが接続される。
インバータINVは、図2に示すように、低周波成分を除去する平滑コンデンサN1と、交流モータMを制御するモータ・コントロール基板N2と、交流モータMを駆動する駆動基板N3と、交流モータMへ供給する三相交流電流を作り出すパワー半導体モジュールN4と、インバータINVの発熱を冷却するための冷却器N5と、を有る。
このインバータINVは、交流モータMのすぐ隣に配置され、これと共通の筐体D(図1に示す)に入れられている。
上記回路においては、図1に示すように、電池Bや交流モータMは、アースGNDに対し浮遊容量C1、C4を有する。このため電源ラインの往路、帰路に対して同方向にコモン・モード電流が発生する。
すなわち、このコモン・モード電流Icは、特にノイズが大きいモータMでは、モータの巻き線と筐体Dとの間の対地容量によってIc=Cdv/dtの大きさとなる。ここで、Cは浮遊容量C4のキャパシタンス、vはその電位、tは時間である。このコモン・モード電流は放射ノイズとなって他部品等へ悪影響を与えるため、コモン・モード電流が外部へ流出しないように、電池BとインバータINVの間の往路およびアースGNDの間と、その帰路およびアースGNDの間とにそれぞれライン・バイパス・コンデンサCy(いわゆるYコンデンサであり、コンデンサC2、C3からなる)を設けるようにする。このように、YコンデンサCyを設けることで、図1の細線の矢印で示す電流経路を、太線の矢印で示す電流経路へと短くすることができる。
本実施例では、放射ノイズの原因となる、上記太線の矢印で示す電流経路が最も短くなるようにYコンデンサCyの接続方法をとるようにする。すなわち、本実施例では、インバータINVと交流モータMとを一体化して共通の筐体Dに入れ、これら間の電気的接続距離を短くする。このような構造(図2の破線で囲んだ部分)にYコンデンサCyを配置することになるが、この場合、YコンデンサCyは一般的な方法のようにバス・バーなどの電源ラインへ接続設置しようとすると、インバータ内部の各ユニット間はバス・バーで最適に連結する構造となっているため、YコンデンサCyとの接続が難しく、また大型化したり複雑化したりする。
そこで、本実施例では、他の部品のレイアウトに左右されないように、YコンデンサCyをインバータINVのパワー半導体モジュールN4内に配置するとともに、そのYコンデンサCyを上記共通の筐体Dにアースするようにして、コモン・モード電流の経路(ループ)が最小の長さとなるようにしている。
そのパワー半導体モジュールN4を、図3〜図5に示す。
パワー半導体モジュールN4は、2枚の冷却板(第1冷却板1および第2冷却板2)と、第1絶基板10および第2絶縁基板11と、第1金属パターン12および第2金属パターン13と、フリー・ホイーリング・ダイオード(FWD: Free Wheeling Diode)8および絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ(IGBT: Insulated Gate Bipolar Transistor)9と、マイナス端子3と、プラス端子4と、アウトプット端子5と、2つのアース端子6、7と、樹脂モールド14と、を有する。
第1冷却板1および第2冷却板2は、熱伝導率が高く放熱性が優れ、かつ電気伝導性の良い金属製の四角形状の板を用い、パワー半導体モジュールN4の上下方向のそれぞれ最外側に離間した状態で配置される。
図3に示すように、第1冷却板1の一端側の中央位置部分には、第1アース端子6が接続されて外側へ突出される。
同様に、第2冷却板2の一端側の中央位置部分には、第2アース端子7が接続されて外側へ突出される。なお、第1アース端子6および冷却板1、また第2アース端子7および冷却板2は、いずれも電気的に接続されていればよく、一体であっても別体であってもよい。
第1絶縁基板10は、第1冷却板1よりわずかに大きく形成されてこの第1冷却板1の内側に配置される。
同様に、第2絶縁基板11は、第2冷却板2よりわずかに大きく形成されてこの第2冷却板2の内側に配置される。
第1絶縁基板10および第2絶縁基板11は、本実施例では、セラミック製とする。
第1金属パターン12は、導電性の金属(たとえばアルミニウム)で形成され、第1絶縁基板10の内側に、これよりわずかに小さい範囲内に設けられる。この 第1金属パターン12は、図5(a)に示すようにパワー半導体モジュールN4を上からみた(第1冷却板1側からみた)場合に、図5(c)に示すように、同図中、左下に小さな四角形状のマイナス側部分12nと、左上の大きなL字状のアウトプット側部分12oと、右側の大きなL字状のプラス側部分12pと、を有する。これらの部分12n、12o、12pはそれぞれ分離されて形成され、電気的に非接続にされる。
第2金属パターン13は、導電性の金属(たとえばアルミニウム)で形成され、第2絶縁基板12の内側に、これよりわずかに小さい範囲内に設けられる。この第2金属パターン13は、図5(a)に示すようにパワー半導体モジュールN4を上からみた場合に、図5(b)に示すように、同図中、左側に大きなL字状のマイナス側部分13nと、右下に小さな四角形状のプラス側部分13pと、右上の大きなL字状のアウトプット側部分13oと、を有する。これらの部分13p、13o、13nはそれぞれ分離されて形成され、電気的に非接続にされる。
マイナス端子3は、この一端側がパワー半導体モジュールN4のアース端子6、7側、かつ幅方向の左側位置で、第1冷却板1と第2冷却板2との間から外側へ突出し、その他端側がパワー半導体モジュールN4の内部へ入って下方に曲げられ、第2金属パターン13の広い面積であるマイナス側部分13nに接触されるようにしてある。
一方、プラス端子4は、この一端側がパワー半導体モジュールN4のアース端子6、7側、かつ幅方向の右側位置で、第1冷却板1と第2冷却板2との間から外側へ突出し、その他端側がパワー半導体モジュールN4の内部に入って上方へ曲げられ、第1金属パターン12の広い面積であるプラス側部分12pに接触されるようにしてある。
パワー素子であるFWD8とIGBT9とは並列回路にされて可逆チョッパを構成するようにされ、これら並列回路、2組で交流モータMの1相分に相当する上アームと下アームを構成する。
すなわち、上側のIGBTと下側FWDとで降圧チョッパを、また下側のIGBTと上側のFWDとで昇圧チョッパを構成している。
これらのFWD8とIGBT9とは、この2組の並列回路がアース端子6、7とアウトプット端子5を結ぶ線の左右にそれぞれ1組ずつ分けられて配置された状態で、それらの上下から第1金属パターン12と第2金属パターン13とで、これらの間に挟まれる。そして、FWD8とIGBT9の金属リードが、それぞれ対応する第1金属パターン12と第2金属パターン13のプラス側部分12p、13p、マイナス側部分12n、13n、アウトプット側部分12o、13oに接続される。
したがって、上記パワー半導体モジュールN4にあっては、第1冷却板1がアース端子6を介して筐体Dにアースされ、第1金属パターン12の広い面積のプラス側部分12pが第1冷却板1との間に第1絶縁基板10を挟む構造となるので、これら各ユニットでプラス側線と筐体DのアースGNDとの間に設けたYコンデンサを構成することになる。
同様に、第2冷却板2がアース端子7を介して筐体Dにアースされ、第2金属パターン13の広い面積のマイナス側部分13nが第2冷却板2との間に第2絶縁基板11を挟む構造となるので、これらでマイナス側線と筐体DのアースGNDとの間に設けたYコンデンサを構成することになる。
なお、このように積層配置した各ユニットはそれら間の間隙や外側が樹脂モールド14で固められて密封される。
上記のように構成されたパワー半導体モジュールN4では、電池Bからの電流がプラス端子4を介して第1金属パターン12のプラス側部分12pに流れ込み、IGBT9およびFWD8でのオン・オフのスイッチング動作により得た出力電流が第1金属パターン12のアウトプット側部分12oへ出力され、アウトプット端子5を介して交流モータMの3本の巻き線のうちの1本へ流れ込む。同様に他の2個のパワー半導体モジュールN4でも、交流モータMの他の2本の巻き線に流れ込む。したがって、これらは三相交流電流となって、交流モータMを駆動制御する。
一方、下側のIGBT9のエミッタおよびFWD8のアノードは第2金属パターン13のマイナス側部分13nに接続されており、このマイナス側部分13nおよびマイナス端子3を介して電流が電池Bに戻っていく。
この場合、アース端子6に接続した第1冷却板1と、第1絶縁基板10と、第1金属パターン12の広い面積のプラス側部分12pと、で構成したYコンデンサを介してプラス側線が、アース端子7を介して筐体Dにアースされている。
また、アース端子7に接続した第2冷却板2と、第2絶縁基板11と、第2金属パターン13の広い面積のマイナス側部分13nと、で構成されたYコンデンサを介してマイナス側線が、アース端子7を介して筐体Dにアースされている。
この結果、筐体DがインバータINVとこのすぐ近くに設置した交流モータMとを内蔵して共通のアースGNDとなって、図1、図2に示したように、コモン・モード電流が流れる最も短いループを形成することになる。これにより外部への放射ノイズを低減することになる。
以上の説明から分かるように、実施例1のパワー半導体モジュールN4にあっては、交流モータMの巻き線と筐体Dとの対地容量で発生したコモン・モード電流が流れる経路が、インバータINVのパワー半導体モジュールN4内にYコンデンサを設け、パワー半導体モジュールN4とこのすぐ近くに配置した交流モータMとを結ぶ経路となるようにしたので、この経路を最小にでき、外部への放射ノイズを大きく低減することが可能となる。
また、実施例1のパワー半導体モジュールN4にあっては、もともとパワー半導体モジュールN4の構成に必要な、第1、第2の冷却板1、2と第1、第2絶縁基板10、11と、第1、第2金属パターン12、13とで、Yコンデンサを構成し、最外側の第1、第2の冷却板1、2にアース端子7、8を接続して、インバータINVと交流モータMの共通の筐体Dにアースするようししている。
したがって、パワー半導体モジュールN4のバス・バーにYコンデンサを接続する場合に比べ、接続が簡単で、構成部品も減り、コンパクトにすることが可能となる。
次に、他の実施例について説明する。この他の実施例の説明にあたっては、前記実施例1と同様の構成部分については図示を省略し、もしくは同一の符号を付けてその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
実施例2のパワー半導体モジュールでは、第1、第2冷却板1、2に接続した実施例1のアース端子6、7を廃止し、図6〜図8に示すように、1個のアース端子15が第1、第2金属パターン12、13の間に配置される。アース端子15は、この一端側が第1、第2絶縁基板10、11および樹脂モールド14から突出され、他端側が第1、第2金属パターン12、13の間まで延ばされ、その上方に第1金属パターン12のプラス側部分12pが、また下方に第2金属パターン13のマイナス側部分13nが相対するように配置される。
また、アース端子15と第1金属パターン12のプラス側部分12pとの間には第1絶縁体16aが、またアース端子15と第2金属パターン13のマイナス側部分13nとの間には第2絶縁体16bがそれぞれ介在させられる。
他の構成は実施例1と同様である。
なお、図8では、FWD8は第1FWD8aと第2FWD8bとして、またIGBT9は第1IGBT9a、第2IGBT9bとして表れている。
この結果、実施例2のパワー半導体モジュールでは、第1金属パターン12のプラス側部分12pと、第1絶縁体16aと、アース端子15とでプラス側線のYコンデンサを構成する。
また、第2金属パターン13と、第2絶縁体16bと、アース端子15とでマイナス側線のYコンデンサを構成する。
したがって、この場合にも、交流モータMと筐体Dとの間の対地容量により発生したコモン・モード電流が流れる経路は、交流モータMとパワー半導体モジュールの一部およびこの内部のYコンデンサで形成される短い経路となる。
以上の説明から分かるように、実施例2のパワー半導体モジュールも実施例1と同様の効果を得ることができる。また、Yコンデンサの容量は実施例1より小さくはなるものの、その端子数を減らすことが可能となる。
以上、本発明を上記各実施例に基づき説明してきたが、本発明はこれらの実施例に限られず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更等があった場合でも、本発明に含まれる。
パワー半導体モジュールの材質や形状は、使用目的や使用環境等に応じて、適宜変更することができる。
本実施例では、パワー半導体モジュールを電気自動車に適用したが、これに限られず、ハイブリッド車あるいは車両以外のものにも適用することができる。
B 電池
D 筐体
INV インバータ
M 交流モータ(モータ)
N1 平滑コンデンサ
N2 モータ・コントロール基板
N3 駆動基板
N4 パワー半導体モジュール
N5 冷却器
1 第1冷却板
2 第2冷却板
3 マイナス端子
4 プラス端子
5 アウトプット端子
6、7、15 アース端子
8、8a、8b FWD(パワー素子)
9、9a、9b IGBT(パワー素子)
10 第1絶縁基板
11 第2絶縁基板
12 第1金属パターン
12p プラス側部分
12n マイナス側部分
12o アウトプット側部分
13 第2金属パターン
13p プラス側部分
13n マイナス部分
13o アウトプット側部分
14 樹脂モールド
16a 第1絶縁体
16b 第2絶縁体

Claims (3)

  1. 互いに離間された第1冷却板および第2冷却板と、
    前記第1冷却板の内側に設けた第1絶縁基板および前記第2冷却板の内側に設けた第2絶縁基板と、
    前記第1絶縁基板の内側に設けた第1金属パターンおよび前記第2絶縁基板の内側に設けた第2金属パターンと、
    前記第1金属パターンおよび前記第2金属パターンの間に配置され、前記第1金属パターンおよび前記第2金属パターンに電気的に接続されるパワー素子と、
    アース端子と、
    を有し、モータと同一の筐体に収容されて前記モータを駆動するパワー半導体モジュールにおいて、
    前記モータ及び前記アース端子は、前記筐体にアースされており、
    前記第1金属パターンおよび前記第2金属パターンと、前記アース端子または該アース端子に接続した前記第1冷却板および前記第2冷却板と、で、ライン・バイパス・コンデンサを構成し、該ライン・バイパス・コンデンサを介して前記モータと前記パワー半導体モジュールとの間で、前記モータで発生したコモン・モード電流を流すようにした、
    ことを特徴とするパワー半導体モジュール。
  2. 請求項1に記載のパワー半導体モジュールにおいて、
    前記ライン・バイパス・コンデンサは、前記第1金属パターンおよび前記第2金属パターンと、前記アース端子に接続した前記第1冷却板および前記第2冷却板と、前記第1金属パターンおよび前記第1冷却板の間に配置した前記第1絶縁基板と、前記第2金属パターンおよび前記第2冷却板の間に配置した前記第2絶縁基板と、で構成した、
    ことを特徴とするパワー半導体モジュール。
  3. 請求項1に記載のパワー半導体モジュールにおいて、
    前記ライン・バイパス・コンデンサは、前記第1金属パターンおよび前記第2金属パターンと、前記アース端子と、前記第1金属パターンおよび前記アース端子の間に配置した第1絶縁体と、前記第2金属パターンおよび前記アース端子の間に配置した第2絶縁体と、で構成した、
    ことを特徴とするパワー半導体モジュール。
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