JP5707279B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は直流電力を交流電力に変換しあるいは交流電力を直流電力に変換するために使用する電力変換装置に関する。
一般に電力変換装置は、交流電力を直流電力に変換する機能、あるいは、モータが発生する交流電力を直流電力に変換する機能を備えている。電力変換装置の一例が、特開2009−44891号公報に開示されている。当該公報においては、インバータのケース側面から直流(バッテリ)正・負極側接続端子を外部に突出させ、バッテリ側のケーブルと接続する構造が開示されている。
特開2009−44891号公報
しかしながら、上記特許文献の技術においては、インバータの直流電力を補機へ分岐することは一切考慮されておらず、直流電力を分岐するには、例えばインバータのケース側面から突出したバスバーに、補機バスバーを追加し、ネジで共締めする等の方法をとる必要があった。その場合、バスバーやネジを追加することで部品点数の増加・またバスバーを複数枚重ね合わせることは固定部のネジが緩みやすくなるおそれがあり、信頼性の低下が懸念される。
また、上記特許文献の技術においては、交流と直流のインターフェイスは2つの側面に分かれているため、コネクタを取り付ける際や、強電ハーネスをエンジンルーム内でレイアウトする際に、レイアウトが複雑になるといった問題がある。このレイアウトが複雑であるといった問題は、小型化が厳しく要求される車両用インバータの分野においては設計の自由度が制限されてしまうことは致命的な問題となりかねない。
そこで、本発明は、上記課題に着目し、インバータなどの電力変換装置の信頼性やレイアウトの向上を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る電力変換装置は、直流電力を交流電力に変換するスイッチング素子を有するパワーモジュールと前記直流電力を伝達する直流コネクタと、前記交流電力を伝達する交流コネクタと、前記直流電力の供給を遮断することができるヒューズと、 前記直流コネクタ及び前記交流コネクタが接続されるとともに当該ヒューズと対向する部分に開口部を形成するケース部と、前記開口部を塞ぐように前記ケース部に接続されるヒューズ蓋と、を備え、前記ヒューズ蓋は、前記ケース部から取り外された際に、前記直流電力及び前記交流電力の伝達が遮断されるように構成され、さらに前記ヒューズ蓋は、前記ケース部に対する前記直流コネクタの固定部及び前記ケース部に対する前記交流コネクタの固定部を覆うように、形成される延材部を有する。
さらに本発明に係る電力変換装置は、前記直流コネクタ及び前記交流コネクタは、前記ケース部の所定の一面に集約して配置される。
本発明によれば、電力変換装置の直流電源分岐時の接続構造の簡略化・信頼性の向上を図ると共に、交流・直流インターフェイスが一面に集約することができ、車載性が向上する。
ハイブリッド自動車の制御ブロックを示す図。 インバータ回路140の電気回路の構成を説明する図。 電力変換装置200の外観斜視図。 電力変換装置200の分解斜視図。 パワーモジュール300U〜300W、コンデンサモジュール500、バスバーアッセンブリ800が組み付けられた流路形成体12底面の外観斜視図。 パワーモジュール300U〜300W、コンデンサモジュール500、バスバーアッセンブリ800、直流バスバー・ヒューズの保持部材510が組み付けられた流路形成体12の平面図。 交流コネクタと直流コネクタの接続されるインターフェイスを示す図。 直流・交流インターフェイスを装着した状態の電力変換装置を示す図。 直流バスバーのモールドを非表示にした状態を示した図。
以下に説明する本発明が適用された実施の形態に記載の電力変換装置およびこの装置を使用したシステムは、製品化のために解決することが望ましい色々な課題を解決している。これら実施の形態が解決している色々な課題の一つに、上述の発明が解決しようとする課題の欄に記載した生産性向上の課題があり、また上述の発明の効果の欄に記載した生産性向上の効果がある。
また、上述の課題を解決するための手段の欄に記載した構成だけで無く、他の構成によっても上記課題が解決でき、上記効果を得ることができる。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1は、ハイブリッド自動車(以下「HEV」と記述する)の制御ブロックを示す図である。エンジンEGNおよびモータジェネレータMG1は車両の走行用トルクを発生する。また、モータジェネレータMG1は回転トルクを発生するだけでなく、モータジェネレータMG1に外部から加えられる機械エネルギーを電力に変換する機能を有する。
モータジェネレータMG1は、例えば同期機あるいは誘導機であり、上述のごとく、運転方法によりモータとしても発電機としても動作する。モータジェネレータMG1を自動車に搭載する場合には、小型で高出力を得ることが望ましく、ネオジウムなどの磁石を使用した永久磁石型の同期電動機が適している。また、永久磁石型の同期電動機は誘導電動機に比べて回転子の発熱が少なく、この観点でも自動車用として優れている。
エンジンEGNの出力側の出力トルクは動力分配機構TSMを介してモータジェネレータMG1に伝達され、動力分配機構TSMからの回転トルクあるいはモータジェネレータMG1が発生する回転トルクは、トランスミッションTMおよびデファレンシャルギアDEFを介して車輪に伝達される。一方、回生制動の運転時には、車輪から回転トルクがモータジェネレータMG1に伝達され、供給されてきた回転トルクに基づいて交流電力を発生する。発生した交流電力は後述するように電力変換装置200により直流電力に変換され、高電圧用のバッテリ136を充電し、充電された電力は再び走行エネルギーとして使用される。
次に電力変換装置200について説明する。インバータ回路140は、バッテリ136と直流コネクタ138を介して電気的に接続されており、バッテリ136とインバータ回路140との相互において電力の授受が行われる。モータジェネレータMG1をモータとして動作させる場合には、インバータ回路140は直流コネクタ138を介してバッテリ136から供給された直流電力に基づき交流電力を発生し、交流端子188を介してモータジェネレータMG1に供給する。モータジェネレータMG1とインバータ回路140からなる構成は電動発電ユニットとして動作する。
なお、本実施形態では、バッテリ136の電力によって電動発電ユニットを電動ユニットとして作動させることにより、モータジェネレータMG1の動力のみによって車両の駆動ができる。さらに、本実施形態では、電動発電ユニットを発電ユニットとしてエンジンEGNの動力或いは車輪からの動力によって作動させて発電させることにより、バッテリ136の充電ができる。
また、図1では省略したが、バッテリ136はさらに補機用のモータを駆動するための電源としても使用される。補機用のモータとしては例えば、エアコンディショナーのコンプレッサを駆動するモータ、あるいは制御用の油圧ポンプを駆動するモータである。バッテリ136から直流電力が補機用パワーモジュールに供給され、補機用パワーモジュールは交流電力を発生して補機用のモータに供給する。補機用パワーモジュールはインバータ回路140と基本的には同様の回路構成および機能を持ち、補機用のモータに供給する交流の位相や周波数、電力を制御する。なお、電力変換装置200は、インバータ回路140に供給される直流電力を平滑化するためのコンデンサモジュール500を備えている。
電力変換装置200は、上位の制御装置から指令を受けたりあるいは上位の制御装置に状態を表すデータを送信したりするための通信用のコネクタ21を備えている。電力変換装置200は、コネクタ21から入力される指令に基づいて制御回路172でモータジェネレータMG1の制御量を演算し、さらにモータとして運転するか発電機として運転するかを演算し、演算結果に基づいて制御パルスを発生し、その制御パルスをドライバ回路174へ供給する。ドライバ回路174は、供給された制御パルスに基づいて、インバータ回路140を制御するための駆動パルスを発生する。
次に、図2を用いてインバータ回路140の電気回路の構成を説明する。なお、以下で半導体素子として絶縁ゲート型バイポーラトランジスタを使用しており、以下略してIGBTと記す。上アームとして動作するIGBT328及びダイオード156と、下アームとして動作するIGBT330及びダイオード166とで、上下アームの直列回路150が構成される。インバータ回路140は、この直列回路150を、出力しようとする交流電力のU相、V相、W相の3相に対応して備えている。
これらの3相は、この実施の形態ではモータジェネレータMG1の電機子巻線の3相の各相巻線に対応している。3相のそれぞれの上下アームの直列回路150は、直列回路の中点部分である中間電極169から交流電流を出力する。この中間電極169は交流端子159を通して、モータジェネレータMG1への交流電力線である以下に説明の交流バスバー802と接続される。
上アームのIGBT328のコレクタ電極153は、正極端子157を介してコンデンサモジュール500の正極側のコンデンサ端子506に電気的に接続されている。また、下アームのIGBT330のエミッタ電極は、負極端子158を介してコンデンサモジュール500の負極側のコンデンサ端子504に電気的に接続されている。
上述のように、制御回路172は上位の制御装置からコネクタ21を介して制御指令を受け、これに基づいてインバータ回路140を構成する各相の直列回路150の上アームあるいは下アームを構成するIGBT328やIGBT330を制御するための制御信号である制御パルスを発生し、ドライバ回路174に供給する。
ドライバ回路174は、上記制御パルスに基づき、各相の直列回路150の上アームあるいは下アームを構成するIGBT328やIGBT330を制御するための駆動パルスを各相のIGBT328やIGBT330に供給する。IGBT328やIGBT330は、ドライバ回路174からの駆動パルスに基づき、導通あるいは遮断動作を行い、バッテリ136から供給された直流電力を三相交流電力に変換し、この変換された電力はモータジェネレータMG1に供給される。
IGBT328は、コレクタ電極153と、信号用エミッタ電極155と、ゲート電極154を備えている。また、IGBT330は、コレクタ電極163と、信号用のエミッタ電極165と、ゲート電極164を備えている。ダイオード156が、コレクタ電極153とエミッタ電極155との間に電気的に接続されている。また、ダイオード166が、コレクタ電極163とエミッタ電極165との間に電気的に接続されている。
スイッチング用パワー半導体素子としては金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ(以下略してMOSFETと記す)を用いてもよい。この場合はダイオード156やダイオード166は不要となる。スイッチング用パワー半導体素子としては、IGBTは直流電圧が比較的高い場合に適していて、MOSFETは直流電圧が比較的低い場合に適している。
コンデンサモジュール500は、正極側のコンデンサ端子506と負極側のコンデンサ端子504と正極側電源端子508と負極側電源端子509とを備えている。バッテリ136からの高電圧の直流電力は、直流コネクタ138を介して、正極側電源端子508や負極側電源端子509に供給され、コンデンサモジュール500の正極側のコンデンサ端子506および負極側のコンデンサ端子504から、インバータ回路140へ供給される。
一方、交流電力からインバータ回路140によって変換された直流電力は、正極側のコンデンサ端子506や負極側のコンデンサ端子504からコンデンサモジュール500に供給され、正極側電源端子508や負極側電源端子509から直流コネクタ138を介してバッテリ136に供給され、バッテリ136に蓄積される。
制御回路172は、IGBT328及びIGBT330のスイッチングタイミングを演算処理するためのマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と記述する)を備えている。マイコンへの入力情報としては、モータジェネレータMG1に対して要求される目標トルク値、直列回路150からモータジェネレータMG1に供給される電流値、及びモータジェネレータMG1の回転子の磁極位置がある。
目標トルク値は、不図示の上位の制御装置から出力された指令信号に基づくものである。電流値は、電流センサモジュール180による検出信号に基づいて検出されたものである。磁極位置は、モータジェネレータMG1に設けられたレゾルバなどの回転磁極センサ(不図示)から出力された検出信号に基づいて検出されたものである。本実施形態では、電流センサモジュール180は3相の電流値を検出する場合を例に挙げているが、2相分の電流値を検出するようにし、演算により3相分の電流を求めても良い。
制御回路172内のマイコンは、目標トルク値に基づいてモータジェネレータMG1のd軸,q軸の電流指令値を演算し、この演算されたd軸,q軸の電流指令値と、検出されたd軸,q軸の電流値との差分に基づいてd軸,q軸の電圧指令値を演算し、この演算されたd軸,q軸の電圧指令値を、検出された磁極位置に基づいてU相、V相、W相の電圧指令値に変換する。そして、マイコンは、U相、V相、W相の電圧指令値に基づく基本波(正弦波)と搬送波(三角波)との比較に基づいてパルス状の変調波を生成し、この生成された変調波をPWM(パルス幅変調)信号としてドライバ回路174に出力する。
ドライバ回路174は、下アームを駆動する場合、PWM信号を増幅したドライブ信号を、対応する下アームのIGBT330のゲート電極に出力する。また、ドライバ回路174は、上アームを駆動する場合、PWM信号の基準電位のレベルを上アームの基準電位のレベルにシフトしてからPWM信号を増幅し、これをドライブ信号として、対応する上アームのIGBT328のゲート電極にそれぞれ出力する。
また、制御回路172内のマイコンは、異常検知(過電流、過電圧、過温度など)を行い、直列回路150を保護している。このため、制御回路172にはセンシング情報が入力されている。例えば、各アームの信号用のエミッタ電極155及び信号用のエミッタ電極165からは各IGBT328とIGBT330のエミッタ電極に流れる電流の情報が、対応する駆動部(IC)に入力されている。これにより、各駆動部(IC)は過電流検知を行い、過電流が検知された場合には対応するIGBT328,IGBT330のスイッチング動作を停止させ、対応するIGBT328,IGBT330を過電流から保護する。
直列回路150に設けられた温度センサ(不図示)からは直列回路150の温度の情報がマイコンに入力されている。また、マイコンには直列回路150の直流正極側の電圧の情報が入力されている。マイコンは、それらの情報に基づいて過温度検知及び過電圧検知を行い、過温度或いは過電圧が検知された場合には全てのIGBT328,IGBT330のスイッチング動作を停止させる。
図3は電力変換装置200の外観斜視図であり、本実施の形態の電力変換装置200は、平面形状が長方形の直方体形状としたことにより小型化が図れ、また、車両への取り付けが容易となるという効果を有している。8は蓋、10はハウジング、12は流路形成体、13は冷却媒体の入口配管、14は出口配管、420は下カバーである。蓋8、ハウジング10、流路形成体12および下カバー420は、電力変換装置200のケーシングを構成している。コネクタ21は、外部との接続のために設けられた信号用のコネクタである。
蓋8は、電力変換装置200を構成する回路部品が収納されるハウジング10の上部開口部に固定される。ハウジング10の下部に固定される流路形成体12は、後述するパワーモジュール300及びコンデンサモジュール500を保持するとともに、冷却媒体によってこれらを冷却する。冷却媒体としては、例えば水が用いられる場合が多く、以下では冷却水として説明する。入口配管13および出口配管14は流路形成体12の一側面に設けられ、入口配管13から供給された冷却水は流路形成体12内の後述する流路19に流入し、出口配管14から排出される。
交流コネクタ187が装着される交流インターフェイス185および直流コネクタ138が装着される直流インターフェイス137は、ハウジング10の側面に設けられている。交流インターフェイス185と直流インターフェイス137は図7に示すように同一部材上に配置されており、交流インターフェイス185に装着された交流コネクタ187の交流配線187aは上方に延びている。直流インターフェイス137に装着された直流コネクタ138の直流配線138aは電力変換装置200の下方に延びている。
このように、交流インターフェイス185と直流インターフェイス137を一面に配置することで、車両組立て時に同一方向から交流コネクタ187・直流コネクタ138を取り付けることができ、直流・交流インターフェイスが別の面になっている場合に比べ、組付け性が良い。
また、交流コネクタ187・直流コネクタ138を取り付ける際にネジの締め付けを行う方向が一方向からのみとなるため、直流・交流インターフェイスが別の面になっている場合に比べ、車両に搭載する際の向きの規制が少なくなり、車載性が向上する。
また、直流配線138aや交流配線187aもインバータの一側面から出すことで、エンジンルーム内をレイアウトする際に、直流配線138aや交流配線187aとインバータ近傍に配置される機器との干渉を少なくすることができ、レイアウトの向上に資する。
図8は、図3に示す電力変換装置200から、交流コネクタ187・直流コネクタ138を外した状態を示す図である。ハウジング10の一側面には交流インターフェイス185および直流インターフェイス137が固定される開口10abが形成されている。開口10abからは3本の交流バスバー802、すなわち、U相交流バスバー802U、V相交流バスバー802VおよびW相交流バスバー802Wが突出する。また、直流電源端子508,509が突出している。
図6は、図8において流路形成体12からハウジング10を外した状態を示す図である。ハウジング10は2つの収納空間を有しており、隔壁10cによって上部収納空間と下部収納空間とに区画されている。すなわち、蓋8とともに上側ケーシングとして機能するハウジング10は、側壁10eと天板である隔壁10cとを備え、隔壁10cの上面にコネクタ21が接続された制御回路基板20が固定され、隔壁10cの下側の下部収納空間にドライバ回路基板22および後述するバスバーアッセンブリ800が収納されている。制御回路基板20には図2に示した制御回路172が実装され、ドライバ回路基板22にはドライバ回路174が実装されている。
バスバーアッセンブリ800は、ボルト等によって流路形成体12に固定されている。バスバーアッセンブリ800には上方に突出する支持部材807aが複数設けられており、これらの支持部材807a上にドライバ回路基板22が固定されている。すなわち、ドライバ回路基板22は、バスバーアッセンブリ800の上方に対向配置されている。制御回路基板20とドライバ回路基板22とはフラットケーブル23によって接続されるが、そのフラットケーブルは隔壁10cに形成されたスリット状の開口10dを通って下部収納空間から上部収納空間へと引き出される。
図4は電力変換装置200の分解斜視図である。蓋8の内側の、すなわちハウジング10の上部収納空間には、上述したように制御回路172を実装した制御回路基板20が配置されている。蓋8には、コネクタ21用の開口8aが形成されている。電力変換装置200内の制御回路を動作させる低電圧の直流電力は、コネクタ21から供給される。
詳細は後述するが、流路形成体12には、入口配管13から流入した冷却水が流れる流路が形成されている。図5に示すようにパワーモジュールの冷却流路は、流路形成体12の3つの側面12b・12a・12cに沿って流れるようなコの字形状の流路を形成している。入口配管13から流入した冷却水はコの字形状流路の一端から流路内に流入し、流路内を流れた後に、流路の他端に接続されている出口配管14から流出される。
流路の上面には3つの開口部402a〜402cが形成されており、直列回路150(図1参照)を内蔵したパワーモジュール300U,300V,300Wがそれらの開口部402a〜402cから流路内に挿入される。パワーモジュール300UにはU相の直列回路150が内蔵され、パワーモジュール300VにはV相の直列回路150が内蔵され、パワーモジュール300WにはW相の直列回路150が内蔵されている。これらパワーモジュール300U〜300Wは同一構成になっており、外観形状も同一形状である。開口部402a〜402cは、挿入されたパワーモジュール300U〜300Wのフランジ部によって塞がれる。
下カバー420とともに下側ケーシングを構成する流路形成体12には、流路によって囲まれるように、電装部品を収納するための収納空間405が形成されている。本実施形態では、この収納空間405にコンデンサモジュール500が収納されている。収納空間405に収納されたコンデンサモジュール500は、流路内を流れる冷却水によって冷却される。コンデンサモジュール500の上方には、交流バスバー802U〜802Wが装着されたバスバーアッセンブリ800が配置される。バスバーアッセンブリ800は、流路形成体12の上面に固定される。バスバーアッセンブリ800には、電流センサモジュール180が固定されている。
ドライバ回路基板22は、バスバーアッセンブリ800に設けられた支柱807aに固定されることにより、バスバーアッセンブリ800の上方に配置される。上述したように、制御回路基板20とドライバ回路基板22とはフラットケーブル23によって接続される。フラットケーブル23は隔壁10cに形成されたスリット状の開口10dを通って下部収納空間から上部収納空間へと引き出される。
このように、パワーモジュール300U〜300Wとドライバ回路基板22と制御回路基板20とが高さ方向に階層的に配置され、制御回路基板20が強電系のパワーモジュール300U〜300Wから最も遠い場所に配置されるので、制御回路基板20側にスイッチングノイズ等が混入するのを低減することができる。さらに、ドライバ回路基板22と制御回路基板20とは隔壁10cによって区画された別の収納空間に配置されるため、隔壁10cが電磁シールドとして機能し、ドライバ回路基板22から制御回路基板20に混入するノイズを低減することができる。なお、ハウジング10はアルミ等の金属材で形成されている。
さらに、ハウジング10に一体に形成された隔壁10cに制御回路基板20が固定されるため、外部からの振動に対して制御回路基板20の機械的な共振周波数が高くなる。そのため、車両側からの振動の影響を受け難く、信頼性が向上する。
図5は下側ケーシングを裏面側から見た分解斜視図である。図5に示すように、流路19は、パワーモジュール挿入される3つの側面12a〜12cおよび、直線部12d・12eで形成されている。また、下側ケーシングを構成する流路形成体12の水路の外側に補機へ直流電源を供給するための補機用コネクタ21aを2つ配置している。
図6はパワーモジュール300U〜300W、コンデンサモジュール500、バスバーアッセンブリ800、直流バスバー・ヒューズの保持部材510が組み付けられた流路形成体12の平面図を示す。直流電源端子508,509は、直流コネクタ138と接続される主部であるが、補機用コネクタ21aに電源を供給するため正極側の直流端子508のバスバー途中から508a部分を分岐し(図9参照)、保持部材510上まで延長し、固定した箇所でさらに直流電源を分割する。直流電流は、ヒューズ511、保持部材上に設けた補機バスバー508c、508d、補機コネクタハーネス508eの順に流れ、補機用コネクタ21aへ接続される。負極側の直流端子509もバスバー途中から509a部分を分岐し、保持部材510上で負極側の補機コネクタハーネス509bに接続する。
流路形成体12背面の補機コネクタへ直流電源の供給を行う際、正負の直流電源端子を追加することなく、正負それぞれ一枚のバスバー形状を工夫することで、電源分岐のためにバスバーを追加し、ねじ止め固定を行うことや、追加した補機部のバスバーを主部に溶接して固定する必要がなくなり、接続構造の簡略化・部品点数の削減が図れる。
また直流電源端子508,509を分岐部508a,509aを含めて一枚のバスバーとし、正負バスバー外周部を樹脂でモールドすることで、周辺部品との電気的絶縁を保持すると共に、樹脂で被覆しバスバーの剛性を高めることで振動が加わった際に直流電源端子508,509全体が共振することを防止する役割を持つ。これより、インバータの信頼性向上を図る。
また、直流電源端子508,509を被覆するモールドにはバスバー固定用突起を設け、それぞれのバスバーを固定しインバータ組立て前に一体形状としておくことで、作業性の向上を図る。
補機電源分岐部に設置したヒューズ511は図3に示すように蓋8上にヒューズ蓋8bを設け、過電流が流れヒューズが切れた際に交換をできる構造となっている。
ヒューズ蓋8bは直流コネクタ138および交流コネクタ187の固定ネジ部を覆う形状とし、ヒューズ蓋8bを取外さないと、直流コネクタ138および交流コネクタ187の脱着ができない構造としている。ヒューズ蓋8bを取外す際は、インバータの強電部の電気的接続を遮断した後となり、これにより、作業者がバッテリ電源が供給された状態で直流コネクタ138および交流コネクタ187を取外すことはできず、感電事故を防止する役割を持つ。
上述した各実施形態はそれぞれ単独に、あるいは組み合わせて用いても良い。それぞれの実施形態での効果を単独あるいは相乗して奏することができるからである。また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。
8 蓋
8b ヒューズ蓋
10 ハウジング
12 流路形成体
13 入口配管
14 出口配管
19 流路
20 制御回路基板
21 コネクタ
21a 補機用コネクタ
22 ドライバ回路基板
136 バッテリ
137 直流インターフェイス
138 直流コネクタ
140 インバータ回路
150 直列回路
153、163 コレクタ電極
154、164 ゲート電極
155、165 エミッタ電極
156、166 ダイオード
157 正極端子
158 負極端子
159、188 交流端子
169 中間電極
172 制御回路
174 ドライバ回路
180 電流センサモジュール
181 貫通孔
182a 信号線
185 交流インターフェイス
187 交流コネクタ
200 電力変換装置
300 パワーモジュール
304 モジュールケース
304b フランジ
305 放熱フィン
328、330 IGBT
402 開口部
405 収納空間
406 凸部
420 下カバー
500 コンデンサモジュール
503 コンデンサ端子
504 負極側コンデンサ端子
506 正極側コンデンサ端子
508 正極側電源端子
508a、508b 正極側電源端子分岐
508c,508d 正極側補機バスバー
508e 正極側補機ハーネス
509 負極側電源端子
509a 負極側電源端子分岐
509b 負極側補機ハーネス
510 ヒューズ・バスバー保持部材
511 ヒューズ
800 バスバーアッセンブリ
802 交流バスバー
803 保持部材
805 接続部
806 突起部
807a 支持部材
MG1 モータジェネレータ
EGN エンジン
TSM 動力分配機構
TM トランスミッション
DEF デファレンシャルギア

Claims (2)

  1. 直流電力を交流電力に変換するスイッチング素子を有するパワーモジュールと
    前記直流電力を伝達する直流コネクタと、
    前記交流電力を伝達する交流コネクタと、
    前記直流電力の供給を遮断することができるヒューズと、
    前記直流コネクタ及び前記交流コネクタが接続されるとともに当該ヒューズと対向する部分に開口部を形成するケース部と、
    前記開口部を塞ぐように前記ケース部に接続されるヒューズ蓋と、を備え、
    前記ヒューズ蓋は、前記ケース部から取り外された際に、前記直流電力及び前記交流電力の伝達が遮断されるように構成され、
    さらに前記ヒューズ蓋は、前記ケース部に対する前記直流コネクタの固定部及び前記ケース部に対する前記交流コネクタの固定部を覆うように、形成される延材部を有する電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置であって、
    前記直流コネクタ及び前記交流コネクタは、前記ケース部の所定の一面に集約して配置される電力変換装置。
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