JP6233051B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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本発明は、電源と回転電機との間に電気的に接続されて電力を変換する電力変換装置に関する。
電源と回転電機との間に電気的に接続されて電力を変換する電力変換装置として、例えば、回転電機に搭載されたものがある(特許文献1)。かかる構成の電力変換装置は、該電力変換装置が有する交流接続端子を、回転電機の接続端子と直接接続することができるため、電力変換装置と回転電機とを電気的に接続するワイヤーハーネスを不要とする。それゆえ、部品点数の減少、組み付け作業性の向上等の観点で利点がある。
特開2013−115903号公報
しかしながら、電力変換装置を、複数種類の回転電機との組み合わせで使用したい場合に、電力変換装置を回転電機に搭載できない場合が生じ得る。つまり、回転電機の形状は、搭載する車種等に応じて種々変更し得るものであり、回転電機の接続端子の位置や形状等は、種々変更する場合がある。さらに、これらの変更は、回転電機のハウジングの形状にも影響を与えることとなり、ハウジングの形状も異なることとなる。この場合、異なる接続端子の位置や形状、さらにはハウジングにおける電力変換装置を取り付ける部位の形状等に応じて、電力変換装置の交流接続端子の位置や形状、さらにはケースの形状等を、変更する必要がある。そうすると、複数種類の回転電機のそれぞれに対応して、電力変換装置の全体を個別に設計、製造する必要が生じる。その結果、設計工数及び製造コストが増大することとなる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、複数種類の回転電機への搭載に対応しやすい電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、電源と回転電機との間に電気的に接続されて電力を変換する電力変換装置であって、
電力変換回路を構成する主回路部と、該主回路部を収容したメインケースとを有するメインユニットと、
上記主回路部と上記回転電機とを電気的に接続する交流接続部材と、該交流接続部材を収容した接続ケースとを有する接続ユニットとを備え、
上記主回路部は上記交流接続部材に接続されており、
上記メインユニットと上記回転電機との間に上記接続ユニットを介在させた状態で、上記回転電機に搭載されるよう構成されており、
上記メインユニットと上記接続ユニットとが積層され、その積層方向において、上記接続ユニットが上記メインユニットと上記回転電機との間に介在しており、
上記接続ユニットは、上記回転電機のハウジングに固定されており、
上記接続ユニットの上記接続ケースに上記メインユニットの上記メインケースが固定され、上記接続ユニットの上記接続ケースが上記回転電機の上記ハウジングに固定されており、
上記接続ケースと上記メインケースとの積層方向から見たとき、上記接続ケースは、上記メインケースよりも大きいことを特徴とする電力変換装置にある。
上記電力変換装置は、主回路部を有するメインユニットのほかに、交流接続部材を有する接続ユニットを備えている。そして、電力変換装置は、メインユニットと回転電機との間に接続ユニットを介在させた状態で、回転電機に搭載されるよう構成されている。それゆえ、電力変換装置を搭載しようとする回転電機が複数種類存在する場合には、接続ユニットを複数種類用意すればよい。つまり、接続端子の位置や形状、あるいはハウジングの形状等が異なる回転電機に対応して、交流接続部材の位置や形状、あるいは接続ケースの形状等を変更して、複数種類の接続ユニットを用意する。その一方で、接続ユニットにおけるメインユニット側との接続構造については、一定構造としておく。これにより、メインユニットの構造を変更することなく、複数種類の回転電機に対応することができる。その結果、電力変換装置の全体を個別に設計、製造する必要がなく、その結果、設計工数及び製造コストを低減することができる。
以上のごとく、本発明によれば、複数種類の回転電機への搭載に対応しやすい電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置及び回転電機の斜視図。 実施例1における、電力変換装置及びこれと外部機器との接続の回路図。 実施例1における、メインユニットと接続ユニットと回転電機の一部との側面図。 実施例1における、電力変換装置の平面図。 実施例1における、互いに組み付けられる前のメインユニット及び接続ユニットの断面図。 実施例1における、回転電機に搭載される前の電力変換装置の断面図。 実施例1における、回転電機に搭載された電力変換装置の断面図。 実施例1における、接続ユニット側から見たメインユニットの下面図。 図8のIX−IX線矢視断面図。 実施例1における、メインユニット側から見た接続ユニットの平面図。 実施例2における、電力変換装置及び回転電機の斜視図。 実施例2における、回転電機に搭載される前の電力変換装置の断面図。 実施例2における、回転電機に搭載された電力変換装置の断面図。 実施例2における、メインユニット側から見た接続ユニットの平面図。 実施例3における、電力変換装置及び回転電機の斜視図。 実施例3における、回転電機に搭載される前の電力変換装置の断面図。 実施例3における、回転電機に搭載された電力変換装置の断面図。 実施例4における、電力変換装置及び回転電機の斜視図。 実施例4における、電力変換装置及びこれと外部機器との接続の回路図。 実施例4における、メインユニットと接続ユニットと回転電機の一部との側面図。 実施例4における、メインユニット側から見た接続ユニットの平面図。 実施例5における、メインユニットと反対側から見た接続ユニットの平面図。 実施例6における、メインユニットと反対側から見た接続ユニットの平面図。 実施例7における、電力変換装置の断面図。
上記電力変換装置は、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車等の車両に搭載され、車両の駆動源となる回転電機へ供給される交流電力を生成することができる。
また、上記接続ケースと上記メインケースとの積層方向から見たとき、上記接続ケースは、上記メインケースよりも大きいことが好ましい。この場合には、電力変換装置を上記回転電機に安定して搭載することができる。また、回転電機の熱や振動がメインユニットに伝わることを抑制することができる。
また、上記接続ユニットは、上記主回路部を上記電源に接続する直流接続部材を有することが好ましい。この場合には、接続ユニットを複数種類設計、製造することにより、メインユニットの構造を変更することなく、電源側における複数種類の接続部との接続に対応することができる。
(実施例1)
上記電力変換装置の実施例につき、図1〜図10を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、図2に示すごとく、電源5と回転電機4との間に電気的に接続されて電力を変換する。図1、図3〜図7に示すごとく、電力変換装置1は、メインユニット2と接続ユニット3とを備えている。メインユニット2は、電力変換回路を構成する主回路部21と、該主回路部21を収容したメインケース20とを有する。接続ユニット3は、主回路部21と回転電機4とを電気的に接続する交流接続部材31と、該交流接続部材31を収容した接続ケース30とを有する。
図6に示すごとく、主回路部21は交流接続部材31に接続されている。電力変換装置1は、メインユニット2と回転電機4との間に接続ユニット3を介在させた状態で、回転電機4に搭載されるよう構成されている。
電力変換装置1は、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車等の車両に、電源5及び回転電機4と共に搭載される。そして、電源5の直流電力を、車両の駆動源となる回転電機4へ供給される交流電力に変換する。また、回転電機4において回生される交流電力を直流電力に変換する。回転電機4は、三相交流の回転電機であり、3本の接続端子41を有する。
図1に示すごとく、回転電機4は、ハウジング42の一部に、電力変換装置1を搭載する搭載部421を備え、該搭載部421には開口部422が形成されている。該開口部422から3本の接続端子41が突出している。
電力変換装置1は、回転電機4のハウジング42の搭載部421に搭載されるよう構成されている。上述のごとく、電力変換装置1は、メインユニット2と接続ユニット3とからなる。そして、電力変換装置1が回転電機4に搭載される際には、接続ユニット3がハウジング42の開口部422を塞ぐように、搭載部421に固定される。
メインユニット2は、図8、図9に示すごとく、メインケース20内に主回路部21を収容してなる。主回路部21は、複数の半導体モジュール22を有する。複数の半導体モジュール22は、冷却器23によって冷却されるよう構成されている。冷却器23は、複数の冷却管231を、複数の半導体モジュール22と交互に積層してなる。この積層方向は、メインユニット2と接続ユニット3との積層方向(図6参照)と直交している。本明細書においては、適宜、半導体モジュール22と冷却管231との積層方向をX方向といい、メインユニット2と接続ユニット3との積層方向(図6参照)をZ方向という。また、X方向及びZ方向の双方に直交する方向をY方向という。
冷却器23においてX方向の一端に配された冷却管231には、X方向に延びる冷媒導入管232及び冷媒排出管233が接続されている。冷媒導入管232及び冷媒排出管233は、メインケース20からX方向に突出している。そして、冷媒導入管232から導入された冷却媒体が、複数の冷却管231を適宜流通して、冷媒排出管233から排出されるよう構成されている。
各半導体モジュール22は、複数の主電極端子221を備えている。主電極端子221はZ方向に突出している。一方の主電極端子221には、電源5側に接続される直流バスバー261が接続されている。また、図8に示すごとく、他方の主電極端子221には、回転電機4側に接続される交流バスバー262が接続されている。直流バスバー261及び交流バスバー262は、半導体モジュール22側と反対側の端部に、それぞれ直流バスバー端子263、交流バスバー端子264を有する。
メインケース20内には、コンデンサ24及び端子台25が収容されている。コンデンサ24は、主回路部21に対してX方向における冷媒導入管232及び冷媒排出管233と反対側の位置に配置されている。また、端子台25は、主回路部21及びコンデンサ24に対して、Y方向に隣接して配置されている。直流バスバー端子263及び交流バスバー端子264は、端子台25に配置されている。また、直流バスバー261には、コンデンサ24のコンデンサ端子241が接続されている。
また、図9に示すごとく、メインケース20内には、半導体モジュール22の制御端子222と接続される制御回路基板27が配置されている。半導体モジュール22の制御端子222は、主電極端子221と反対側に突出している。すなわち、制御回路基板27は、主回路部21におけるZ方向の接続ユニット3と反対側に配置されている。また、図8に示すごとく、メインユニット2は、制御回路基板27に接続された信号用コネクタ28を有し、該信号用コネクタ28は、メインケース20から突出している。
メインケース20は、Z方向における接続ユニット3側に開放されている。そして、図8、図5に示すごとく、メインケース20は、接続ユニット3側に、直流バスバー端子263、交流バスバー端子264を露出させている。また、図1、図3に示すごとく、メインケース20は、Y方向から一対の直流バスバー端子263に向かって開口した側面開口部201を有する。電源5の接続端子は、側面開口部201から挿入されて、直流バスバー端子263に接続される。なお、メインケース20は、Z方向における接続ケース30と反対側の端面に、着脱可能な蓋体29を有する。
図3に示すごとく、接続ユニット3は、3本の交流接続部材31を、接続ケース30内に配置してなる。図5に示すごとく、接続ケース30は、Z方向におけるメインケース20と反対側の面、すなわち回転電機4に接続される側の面が開放されている。一方、接続ケース30は、Z方向におけるメインケース20側に、天井板部32を有する。図5、図10に示すごとく、天井板部32には、Z方向に貫通した第1天井開口部321が形成されている。第1天井開口部321から、3本の交流接続部材31が、Z方向に突出している。交流接続部材31は、メインユニット2側の交流第1端子311を、法線方向がZ方向となるように屈曲させている。交流接続部材31における交流第1端子311と反対側の交流第2端子312は、接続ケース30内に配された端子台35に固定されている。
また、図3、図5に示すごとく、接続ケース30は、Y方向から3本の交流接続部材31の交流第2端子312に向かって開口した第1側面開口部301を有する。
また、図4に示すごとく、接続ケース30とメインケース20との積層方向、すなわちZ方向から見たとき、接続ケース30は、メインケース20よりも大きい。メインケース20及び接続ケース30は、それぞれ略直方体形状を有する。そして、メインケース20におけるX方向の寸法よりも、接続ケース30におけるX方向の寸法は大きく、メインケース20におけるY方向の寸法よりも、接続ケース30におけるY方向の寸法は大きい。また、Z方向から見たとき、メインケース20の外形は、接続ケース30の外形の内側に納まる状態となっている。
電力変換装置1は、メインユニット2と接続ユニット3とを組み付けることにより得られる。すなわち、図5、図6に示すごとく、メインユニット2と接続ユニット3とをZ方向に積層する。このとき、メインユニット2における交流バスバー端子264に、接続ユニット3における交流接続部材31の交流第1端子311が重なるようにする。つまり、3つの交流バスバー端子264のそれぞれに、3つの交流第1端子311が重なるように、メインユニット2と接続ユニット3とを積層する。その手段としては、例えばメインケース20及び接続ケース30に設けた位置決め部を利用することで、正確に位置決めされた状態でメインユニット2と接続ユニット3とが積層される。そして、交流バスバー端子264と交流第1端子311とを互いにボルト111によって締結する。また、メインケース20と接続ケース30とを互いに固定する。
また、電力変換装置1を回転電機4に搭載するにあたっては、図6、図7に示すごとく、回転電機4のハウジング42に設けた搭載部421に、電力変換装置1を配置する。このとき、接続ユニット3が回転電機4とメインユニット2との間に介在するような状態とする。換言すると、接続ケース30がハウジング42とメインケース20との間に介在する状態とする。また、接続ユニット3における3本の交流接続部材31の交流第2端子312が、それぞれ回転電機4の3本の接続端子41と重なるようにする。この重なり方向は、Y方向となる。
この状態において、接続ケース30に設けられた複数のネジ挿通孔303(図1、図3、図4)と、ハウジング42に設けられた複数のネジ穴423(図1)において、ボルト(図示略)を締結することにより、接続ユニット3をハウジング42に固定する。また、図7に示すごとく、回転電機4の3本の接続端子41と、接続ユニット3における3本の交流接続部材31の交流第2端子312とを、ボルト締結により接続する。ボルト締結に当たっては、接続ケース30に設けた第1側面開口部301を介してボルト112及び工具(図示略)を挿入する。
以上により、電力変換装置1が回転電機4に搭載され、固定される。なお、メインケース20における側面開口部201や、接続ケース30における第1側面開口部301等は、図示しない閉塞部材によって塞がれる。これにより、電力変換装置1を一体化した回転電機4が得られる。
また、電力変換装置1に電源5を電気的に接続するにあたっては、電源5から延びるコネクタ(図示略)を、メインケース20における側面開口部201(図1、図3)から挿入して、直流バスバー端子263に接続する。
次に、本例の作用効果につき説明する。
電力変換装置1は、主回路部21を有するメインユニット2のほかに、交流接続部材31を有する接続ユニット3を備えている。そして、電力変換装置1は、メインユニット2と回転電機4との間に接続ユニット3を介在させた状態で、回転電機4に搭載されるよう構成されている。それゆえ、電力変換装置1を搭載しようとする回転電機4が複数種類存在する場合には、接続ユニット3を複数種類用意すればよい。つまり、接続端子41の位置や形状、あるいはハウジング42の形状等が異なる回転電機4に対応して、交流接続部材31の位置や形状、あるいは接続ケース30の形状等を変更して、複数種類の接続ユニット3を用意する。その一方で、接続ユニット3におけるメインユニット2側との接続構造については、一定構造としておく。これにより、メインユニット2の構造を変更することなく、複数種類の回転電機4に対応することができる。その結果、電力変換装置1の全体を個別に設計、製造する必要がなく、その結果、設計工数及び製造コストを低減することができる。
また、Z方向から見たとき、接続ケース30は、メインケース20よりも大きい。これにより、電力変換装置1を回転電機4に安定して搭載することができる。また、回転電機4の熱や振動がメインユニット2に伝わることを抑制することができる。
以上のごとく、本例によれば、複数種類の回転電機への搭載に対応しやすい電力変換装置を提供を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図11〜図14に示すごとく、接続ユニット3における交流接続部材31の形状を変更した例である。
すなわち、本例は、図11、図12に示すごとく、回転電機4の接続端子41の形状を実施例1において示したものとは異なる形状とし、この接続端子41の形状に合わせて、交流接続部材31の形状を変更したものである。
回転電機4の接続端子41は、Z方向に突出した略円柱形状を有しており、その突出方向の先端にネジ穴411が形成されている。これに伴い、交流接続部材31は、図12に示すごとく、交流第2端子312の主面をZ方向に向けている。そして、図13に示すごとく、交流第2端子312は、接続端子41の先端面に載置されると共に、ボルト113によって接続端子41に締結される。この締結作業を可能とすべく、図13、図14に示すごとく、接続ケース30の天井板部32には、第1天井開口部321の他に、交流第2端子312とZ方向に重なる位置に、第2天井開口部322が設けてある。この第2天井開口部322は、メインユニット2とZ方向に重ならない位置に設けてある。これにより、この第2天井開口部322を介して、交流第2端子312と接続端子41との締結作業を行うことができる。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の電力変換装置1の構成は、接続ユニット3の構造が実施例1に開示したものとは異なるが、メインユニット2については、実施例1と全く同様の構造となっている。このように、回転電機4の種類(接続端子41の構造)が異なっていても、メインユニット2の構造を変えることなく、電力変換装置1を複数種類の回転電機4に搭載することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図15〜図17に示すごとく、交流接続部材31の交流第2端子312にピン状突起313を設けた例である。
ピン状突起313は、Z方向におけるメインユニット2と反対側へ突出している。そして、回転電機4に電力変換装置1を搭載する際には、交流第2端子312のピン状突起313を、接続端子41に設けた嵌入孔412に嵌入する。
本例の電力変換装置1においては、接続ケース30の天井板部32における交流第2端子312にZ方向に対向する位置には開口部が形成されていない。また、図16、図17に示すごとく、交流第2端子312におけるピン状突起313の突出側と反対側には、バックアップ部材325が配置されている。これにより、電力変換装置1を回転電機4に組み付ける際に、ピン状突起313を接続端子41の嵌入孔412に嵌入することができる。
その他は、実施例2と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例2において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、電力変換装置1と回転電機4との電気的接続において、ボルト締結を不要とすることができるため、部品点数及び組付工数を低減することができる。
その他、実施例2と同様の作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図18〜図21に示すごとく、接続ユニット3が、主回路部21を電源5に接続する直流接続部材33を有する例である。
図19、図20に示すごとく、直流接続部材33は、一端を、メインユニット2における直流バスバー端子263と接続される直流第1端子331とし、他端を、電源5のコネクタと接続される直流第2端子332としている。
接続ケース30は、図21に示すごとく、天井板部32に、第1天井開口部321と共に、直流接続部材33をZ方向に挿通する第3天井開口部323を有する。そして、図20に示すごとく、直流接続部材33の直流第1端子331は、接続ケース30の外側に配置されている。また、接続ケース30は、Y方向において直流第2端子332に向かって開口した第2側面開口部302を有する。この第2側面開口部302から一対の直流第2端子332が露出することにより、一対の直流第2端子332に電源5のコネクタを接続することができるよう構成されている。なお、直流第2端子332には、第2側面開口部302の開口方向に突出した突出ピン333が形成されており、該突出ピン333に電源5のコネクタが嵌合するように構成されている。
電力変換装置1を組み立てるにあたっては、メインユニット2と接続ユニット3とをZ方向に積層配置する。そして、交流バスバー262の交流バスバー端子264と、交流接続部材31の交流第1端子311とを接続する。また、直流バスバー261の直流バスバー端子263と、直流接続部材33の直流第1端子331とを接続する。
また、電力変換装置1を回転電機4に搭載する手順は、実施例1と同様の手順とすることができる。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、接続ユニット3を複数種類設計、製造することにより、メインユニット2の構造を変更することなく、電源5側における複数種類の接続部(コネクタ)との接続にも対応することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例5)
本例は、図22に示すごとく、直流接続部材33が分岐端子334を有する例である。
分岐端子334は、電源5に対して主回路部21と並列的に接続される並列負荷(図示略)が接続される。並列負荷としては、例えば、車両空調用の電動コンプレッサ、ヒータ等とすることができる。
分岐端子334は、一対の直流接続部材33から1本ずつ分岐している。一対の分岐端子334にワイヤーハーネス341を介して接続された分岐コネクタ34が接続ケース30に固定されている。分岐コネクタ34に、並列負荷のコネクタを接続できるよう構成されている。
また、一方の分岐端子334と分岐コネクタ34との間には、ワイヤーハーネス341と共にヒューズ335が接続されている。
その他は、実施例4と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例4において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例4と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、複数種類の上記並列負荷のコネクタにも対応して、接続ユニット3を設計、製造することにより、メインユニット2の構造を変更することなく、並列負荷側における複数種類の接続部(コネクタ)との接続にも対応することができる。
その他、実施例4と同様の作用効果を有する。
(実施例6)
本例は、図23に示すごとく、接続ユニット3にDC−DCコンバータ36を設けた例である。
本例においては、接続ユニット3における直流接続部材33に、分岐端子334をさらに一対設けて、この分岐端子334に、DC-DCコンバータ36を接続する。そして、DC-DCコンバータ36自体も、接続ケース30内に収容配置する。すなわち、DC-DCコンバータ36を構成するトランス、チョークコイル、整流素子等(図示略)を、接続ケース30内に配置する。また、DC−DCコンバータ36の出力コネクタ361が接続ケース30に固定されている。
DC-DCコンバータ36は、例えば、電源5の高電圧を低電圧に変換して、補機バッテリに充電するために用いることができる。
その他は、実施例5と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例5において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例5と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、メインケース20に収容された電力変換装置1(インバータ)の主回路部21等と、DC-DCコンバータ36とを一体化することができる。それゆえ、例えば車両におけるこれらの搭載スペースを小さくすることができる。
その他、実施例5と同様の作用効果を有する。
(実施例7)
本例は、図24に示すごとく、メインユニット2に対向配置された接続ケース30の天井板部32が、コンデンサ24との干渉を防ぐための逃し部324を備えている電力変換装置1の例である。
本例においては、コンデンサ24が、メインケース20からZ方向における接続ユニット3側へ突出して配置されている。このコンデンサ24の突出部分に天井板部32が干渉しないように、接続ケース30の天井板部32に逃し部324を設けている。逃し部324は、コンデンサ24と対向する部位に、メインユニット2から遠ざかる方向に後退した凹状部によって構成されている。ただし、逃し部の構成はこれに限られず、例えば、コンデンサ24の一部を挿通する開口部を天井板部32に設けて逃し部としてもよい。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、メインケース20を大きくすることなく、コンデンサ24の配置スペースをメインケース20と接続ケース30との間に確保することができる。これにより、電力変換装置1全体としての大型化を抑制しつつ、コンデンサ24の容量の変更や配置自由度の向上を図ることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
本発明は、上述した実施例に限られるものではない。また、例えば、実施例2と実施例
1 電力変換装置
2 メインユニット
20 メインケース
21 主回路部
3 接続ユニット
30 接続ケース
31 交流接続部材
4 回転電機
5 電源

Claims (4)

  1. 電源(5)と回転電機(4)との間に電気的に接続されて電力を変換する電力変換装置(1)であって、
    電力変換回路を構成する主回路部(21)と、該主回路部(21)を収容したメインケース(20)とを有するメインユニット(2)と、
    上記主回路部(21)と上記回転電機(4)とを電気的に接続する交流接続部材(31)と、該交流接続部材(31)を収容した接続ケース(30)とを有する接続ユニット(3)とを備え、
    上記主回路部(21)は上記交流接続部材(31)に接続されており、
    上記メインユニット(2)と上記回転電機(4)との間に上記接続ユニット(3)を介在させた状態で、上記回転電機(4)に搭載されるよう構成されており、
    上記メインユニット(2)と上記接続ユニット(3)とが積層され、その積層方向(Z)において、上記接続ユニット(3)が上記メインユニット(2)と上記回転電機(4)との間に介在しており、
    上記接続ユニット(3)は、上記回転電機(4)のハウジング(42)に固定されており、
    上記接続ユニット(3)の上記接続ケース(30)に上記メインユニット(2)の上記メインケース(20)が固定され、上記接続ユニット(3)の上記接続ケース(30)が上記回転電機(4)の上記ハウジング(42)に固定されており、
    上記接続ケース(30)と上記メインケース(20)との積層方向(Z)から見たとき、上記接続ケース(30)は、上記メインケース(20)よりも大きいことを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 上記接続ユニット(3)は、上記主回路部(21)を上記電源(5)に接続する直流接続部材(33)を有することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置(1)。
  3. 上記直流接続部材(33)は、上記電源(5)に対して上記主回路部(21)と並列的に接続される並列負荷が接続される分岐端子(334)を有することを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置(1)。
  4. 上記メインユニット(2)は上記メインケース(20)内にコンデンサ(24)を備え、上記接続ケース(30)は、上記メインユニット(2)に対向配置された天井板部(32)を備え、該天井板部(32)は、上記コンデンサ(24)との干渉を防ぐための逃し部(324)を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
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