JP5797220B2 - キャパシタモジュール - Google Patents

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本発明は、電力変換装置、及び電力変換装置に内蔵されるキャパシタモジュールに関する。
環境悪化の防止や、エネルギー事情等の諸問題に鑑み、化石燃料を用いた車両から、電気自動車やハイブリッド車への移行が検討されている。電気自動車やハイブリッド車においては、電力変換装置及び周辺機器の小型化や軽量化が望まれている。
特許文献1は、一種類のコンデンサケースでありながら、多様な電力変換装置の仕様に対応することができる、ケースモールド型コンデンサを開示している。特許文献1に記載されているケースモールド型コンデンサでは、ケースの一部に、センサ、抵抗、ヒューズ、サーミスタ等の電子部品を搭載する電子部品搭載部を設けてある。
特開2008−251953号公報
本発明の目的は、電源の分配を省スペースで行うことが可能な、キャパシタモジュールを提供することを目的としている。
以下に、(発明を実施するための形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明によるキャパシタモジュール(100)は、正極入力端子(102P)と、負極入力端子(102N)と、電荷を蓄積するキャパシタ(110)と、正極導体(112P)と、負極導体(112N)と、外部の補器の正極に接続するための正極補器端子(103P)と、外部の補器の負極に接続するための負極補器端子(負極分岐端子105N、負極補器端子103N)とを備える。前記正極導体(112P)は、前記キャパシタ(110)の第1極と、前記正極入力端子(102P)と、を接続すると共に、前記正極補器端子(103P)と導通させるものである。前記負極導体(112N)は、前記キャパシタ(110)の第2極と、前記負極入力端子(102N)と、を接続すると共に、前記負極補器端子(負極分岐端子105N、負極補器端子103N)と導通させるものである。
また、本発明によるキャパシタモジュール(100)は、ヒューズ(140)を収容するためのヒューズ収容部(106)を備える。また、前記正極導体(112P)と前記正極補器端子(103P)との間、又は前記負極導体(112N)と前記負極補器端子(103N)との間に、前記ヒューズ(140)の第1端子及び第2端子を接続するための第1ヒューズ用端子(正極分岐端子104、負極分岐端子104N)及び第2ヒューズ用端子(補器導体113、負極補器導体113N)を備える。
また、本発明によるキャパシタモジュール(100)は、前記正極導体(112P)と前記正極補器端子(103P)との間、又は前記負極導体(112N)と前記負極補器端子(103N)との間に、ヒューズ(140)を備える。
また、前記正極補器端子(103P)及び前記負極補器端子(負極分岐端子105N、負極補器端子103N)は、平行に配置されている。
本発明による電力変換装置(8)は、キャパシタモジュール(100)を搭載する筐体(10)と、直流電源に接続する直流コネクタ(132)と、直流電源を分岐して外部の補器に供給する補器コネクタ(136)とを備える。前記キャパシタモジュール(100)は、正極入力端子(102P)と、負極入力端子(102N)と、電荷を蓄積するキャパシタ(110)と、正極導体(112P)と、負極導体(112N)と、外部の補器の正極に接続するための正極補器端子(103P)と、外部の補器の負極に接続するための負極補器端子(負極分岐端子105N、負極補器端子103N)とを備える。前記キャパシタモジュール(100)における前記正極導体(112P)は、前記キャパシタ(110)の第1極と、前記正極入力端子(102P)と、を接続すると共に、前記正極補器端子(103P)と導通させるものである。前記キャパシタモジュール(100)における前記負極導体(112N)は、前記キャパシタ(110)の第2極と、前記負極入力端子(102N)と、を接続すると共に、前記負極補器端子(負極分岐端子105N、負極補器端子103N)と導通させるものである。前記直流コネクタ(132)は、前記筐体(10)の外壁に取り付けられ、前記正極入力端子(102P)及び負極入力端子(102N)と接続される。前記補器コネクタ(136)は、前記筐体(10)の外壁に取り付けられ、前記正極補器端子(103P)及び負極補器端子(負極分岐端子105N、負極補器端子103N)と接続される。
本発明によれば、電源の分配を、省スペースで行うことができる。
図1は、電力変換装置の全体構成を説明する分解斜視図である。 図2は、電力変換装置の全体構成を説明する分解斜視図である。 図3は、電力変換装置のスイッチング部周辺の回路図である。 図4は、バスバーアッセンブリを斜下方から観察した斜視図である。 図5は、キャパシタモジュールを斜下方から観察した斜視図である。 図6は、電力線の負極側にヒューズを挿入した実施形態の回路図である。
添付図面を参照して、電力変換装置、及びキャパシタモジュールの実施例について以下に説明する。
(全体構成)
先ず、図1、図2及び図3を参照して、電力変換装置8の全体構成について説明する。電力変換装置8は、筐体10に収容される電力変換モジュール30と、バスバーアッセンブリ40と、電流センサユニット66と、制御基板70(図1参照)と、キャパシタモジュール100(図2参照)とを備えている。また、筐体10の外壁には、交流コネクタ131、直流コネクタ132及び制御コネクタ138が取り付けられている(図2参照)。
図3を参照して、電力変換モジュール30は、スイッチング素子34を収容するアッセンブリである。電力変換モジュール30は、直流を三相交流に変換、又は三相交流を直流に変換するモジュールである。
図1及び図3を参照して、電流センサユニット66は、電力変換モジュール30から出力されるU、V、Wの各相の電流を検出する。
図1及び図3を参照して、制御基板70は、電力変換モジュール30におけるスイッチング素子34に対してスイッチング動作の制御を行う。
図2及び図3を参照して、キャパシタモジュール100は、キャパシタ110等を収容するモジュールである。図3の回路図に示すように、キャパシタモジュール100には、電荷を蓄積するキャパシタ110、及び2つのYキャパシタ111が実装されている。キャパシタモジュール100は、単にキャパシタ110及びYキャパシタ111を実装しているだけでなく、直流電源を分岐して外部の補器に出力するジャンクション機能を有している。キャパシタモジュール100の詳細については、後段にて改めて説明する。
図1、図2及び図4を参照して、バスバーアッセンブリ40は、直流バスバー42と交流バスバー41とを、絶縁基材48を用いて異種材一体成形により構成したものである。交流バスバー41は、電力変換モジュール30と、交流コネクタ131との間を接続する。直流バスバー42は、電力変換モジュール30と、直流コネクタ132との間を接続する。
(筐体10の説明)
次に、図1及び図2を参照して、筐体10の構成について説明する。なお、電力変換装置8のX方向、Y方向、及びZ方向について、図1及び図2に示すように直交座標系を用いて説明する。ここで、筐体開口12が存在する方向を、電力変換装置8の上方向と定義すると共に、+Z方向と定義する。そして、内底部13が存在する方向を、下方向と定義すると共に、−Z方向と定義する。また図1及び図2において、筐体10の側壁は、内部の構成を説明する目的で、一部を切除して表している。
筐体10は、上部に筐体開口12を有する枡形の形状を有する。図2を参照して、筐体10の側壁には、回転電機と結線するための交流コネクタ131と、電池や発電機等の電源と結線するための直流コネクタ132とを備えている。筐体10の側壁には、電源をポンプや空調機器等の補器に供給する補器コネクタ136を備えている。この補器コネクタ136に対して供給される電源には、直流コネクタ132から供給される電源を用いる。また、筐体10の側壁には、電力変換モジュール30を制御する信号の入出力を行う制御コネクタ138を備えている。
図2を参照して、直流コネクタ132から供給される電源は、バスバーアッセンブリ40を経由してキャパシタモジュール100に供給される。そして、キャパシタモジュール100に形成されている正極分岐端子104、ヒューズ140、及び正極補器端子103Pと、負極分岐端子105N(負極補器端子の一形態)とを経由して、補器コネクタ136の補器端子137に供給される。
筐体10の外底部には、電力変換モジュール30の放熱部を冷却するための、液体の流路を形成する下カバー80が、接合等により取り付けてある。
図2を参照して、下カバー80には、冷却用の媒体の供給と排出とを行うための冷却用ユニオン81が形成されている。冷却用ユニオン81を形成する方向は、同図に示すY方向に限定するものではなく、用途に応じて他の方向に向けて形成することができる。筐体10の外底部と下カバー80とで形成される外底部の空間には、冷却媒体流路が形成されている。
図1を参照して、筐体10の内底部13には、電力変換モジュール30の下面に形成されている放熱部を、冷却媒体流路に露出させるための、冷却用開孔16が開設されている。内底部13に開設されている冷却用開孔16の周囲には、筐体10の外底部と電力変換モジュール30との間で気密性を保つパッキン20を配設するための、パッキン溝24が形成されている。
筐体10の内底部13には、螺子98を用いて電力変換モジュール30を取り付けるための、取付部18が形成されている。筐体10の内部には、螺子99を用いてバスバーアッセンブリ40を取り付けるための、取付部19が形成されている。
図2を参照して、筐体10の内部には、螺子97を用いてキャパシタモジュール100を取り付けるための取付部17が形成されている。筐体10の内部には、螺子95を用いて上カバー84を取り付けるための、取付部15が形成されている。
図2を参照して、筐体10の側壁には、正極入力端子102P及び負極入力端子102Nをそれぞれ締結する際の、キャパシタ端子用貫通孔11を開設してある。これにより、キャパシタ用端子42FP、42FNに対する、キャパシタ端子孔101P、101Nの取付作業が容易となる。なお、キャパシタ用端子42FP、42FNと、キャパシタ端子孔101P、101Nとの取付作業が終了した後には、キャパシタ端子用貫通孔11を塞ぐための、キャパシタ端子カバー108を、筐体10の側壁に取り付ける。なお、2つの正極入力端子102P及び負極入力端子102Nを総称して、入力端子102と定義する。また、2つのキャパシタ用端子42FP、42FNを総称して、キャパシタ用端子42Fと定義する。
筐体10における筐体開口12側の上部端面には、上カバー84との間で気密性を保つ上カバーパッキン21を配設するための、パッキン溝22が形成されている。
(電力変換モジュール30の説明)
次に、電力変換モジュール30の構成について図を参照して説明する。図3を参照して、電力変換モジュール30には、IGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)等のスイッチング素子34と、正極用のスイッチング素子34に電流を供給する母線35と、負極用のスイッチング素子34から電流を回収する負極の母線36とが配置されている。母線35及び母線36は、それぞれ直流端子32及びキャパシタ用端子42Fに接続されている。正極用及び負極用のスイッチング素子34の直列接続点(三相交流点U、V、W)は、それぞれ交流端子31に接続されている。
電力変換モジュール30には、ドライブ基板39が配置されている。ドライブ基板39は、制御ケーブル23を介してPWM信号(U、V、W、/U、/V、/W)を制御基板70から入力し、三相交流点U、V、Wの電圧を参酌して、スイッチング素子34のゲート駆動信号を出力する。また、電力変換モジュール30からは、温度検出信号(図示せず。)が、制御ケーブル23を介して、制御基板70に出力される。
図1を参照して、電力変換モジュール30の上部には、交流端子31U、31V、31Wと、直流端子32P、32Nとが形成されている。交流端子31U、交流端子31V、及び交流端子31Wを総称して、交流端子31と定義する。また、直流端子32P及び直流端子32Nを総称して、直流端子32と定義する。
電力変換モジュール30には、螺子98を用いて内底部13の取付部18に対して取り付けるための、取付孔38が開設されている。電力変換モジュール30の上面には、制御基板70との間で結線する制御ケーブル23を接続するための、制御用コネクタ33が配置されている。
(バスバーアッセンブリ40の説明)
図1及び図4を参照して、バスバーアッセンブリ40の構成について説明する。バスバーアッセンブリ40は、筐体10の内底部13に取り付けられている電力変換モジュール30に対して、筐体開口12の側から電力変換モジュール30の上方に被せて、結線と取り付けを行うものである。
図1及び図2を参照して、バスバーアッセンブリ40は、3個の独立した交流バスバー41と、2個の独立した直流バスバー42とを備えている。3個の交流バスバー41は、電力変換モジュール30に形成されている交流端子31U、31V、31Wと、交流コネクタ131に成形されているコネクタ交流端子131CU、131CV、131CWとを、それぞれ結線する。
2個の直流バスバー42は、電力変換モジュール30に形成されている直流端子32P、32Nと、直流コネクタ132に成形されているコネクタ直流端子132CP、132CNとを、それぞれ結線する。
図1を参照して、バスバーアッセンブリ40には、筐体10に形成されている取付部19に対して、螺子99を用いて取り付けるための取付部49が形成されている。取付部49は、金属製のカラーを異種材一体成形することにより形成することができる。
図1及び図4を参照して、バスバーアッセンブリ40には、電流センサユニット66を、下方から螺子94を用いて取り付けるための、取付部44が形成されている。取付部44は、インサートナットを異種材一体成形することより、成形することができる。
図1を参照して、バスバーアッセンブリ40には、放電抵抗60を、上方から螺子93を用いて取り付けるための、取付部43が形成されている。また、バスバーアッセンブリ40には、制御基板70及びシールドプレート27を、上方から螺子96を用いて取り付けるための、取付部46が形成されている。取付部43及び取付部46は、インサートナットを異種材一体成形することより、成形することができる。
バスバーアッセンブリ40の上面には、位置決ピン45を立設させてある。位置決ピン45は、制御基板70及びシールドプレート27に形成されている、位置決用開孔25、75に挿通させて位置決めを行うものである。
バスバーアッセンブリ40の絶縁基材48には、放電抵抗60を収容する放電抵抗収容部62が開設されている。また、バスバーアッセンブリ40の絶縁基材天板48Tには、下方に配置されている電力変換モジュール30から、上方に配置されている制御基板70に対して接続する、制御ケーブル23を挿通するための、ケーブル貫通孔51が開設されている。
バスバーアッセンブリ40の絶縁基材天板48Tには、電流センサユニット66から延出している電流センサケーブル67及びそのコネクタを、下方から上方に向けて挿通するための、ケーブル貫通孔56が開設されている。また、バスバーアッセンブリ40の絶縁基材天板48Tには、螺子91を用いて螺合作業を行う際に、螺子91及び接続工具を挿通させるための螺合貫通孔50が開設されている。
図1及び図2に示すバスバーアッセンブリ40は、電力変換装置8を小型化するために、入力端子102の結線作業を、筐体10の側方から行うように構成してある。従って、バスバーアッセンブリ40における2つのキャパシタ用端子42FP、42FNは、筐体10の筐体内壁14に対して平行に形成されている。このキャパシタ用端子42Fは、直流接続部42T及び交流接続部41Tに対して直角に配置されている(図2及び図4参照)。
一般にキャパシタモジュール100は、大きな体積が必要となるために、電力変換装置8に占める体積もたいへん大きなものとなっている。もし、キャパシタ用端子(42F)をX−Y平面に対して平行に形成した場合には、キャパシタモジュール(100)における入力端子(102)を、筐体10の筐体開口12と平行に配置する必要が生ずる。更に、入力端子(102)を、キャパシタモジュール(100)の平面外形よりも外側に配置する必要が生ずる。この場合には、電力変換装置(8)の外形が大型化してしまい、重量増やコストアップを招くことになる。
バスバーアッセンブリ40におけるキャパシタ用端子42Fを、筐体10の筐体内壁14に対して平行に形成することによって、キャパシタモジュール100に内蔵したキャパシタの容量を確保しつつ、電力変換装置8のX−Y平面内における投影面積を少なくして、電力変換装置8の小型化と、省スペース化を図り、軽量化を実現している(図2参照)。
交流バスバー41の交流接続部41TU、41TV、41TW(図4参照)と、電力変換モジュール30の交流端子31U、31V、31W(図1参照)とは、それぞれ螺子91を用いて、筐体開口12側から接続する。また、交流バスバー41の交流接続部41CU、41CV、41CWと、コネクタ交流端子131CU、131CV、131CWとは、それぞれ螺子91を用いて、筐体開口12側から接続する(図2参照)。交流バスバー41における交流接続部41TU、交流接続部41TV、及び交流接続部41TWを総称して、交流接続部41Tと定義する。また、交流接続部41CU、交流接続部41CV、及び交流接続部41CWを総称して、交流接続部41Cと定義する。
直流端子32P、32Nと、直流バスバー42に形成されている直流接続部42TP、42TN(図2参照)とは、それぞれ螺子91を用いて、筐体開口12側から接続する。コネクタ直流端子132CP、132CNと、直流バスバー42に成形されている直流接続部42CP、42CNとは、それぞれ螺子91を用いて、筐体開口12側から接続する(図2参照)。直流接続部42CP、及び直流接続部42CNを総称して、直流接続部42Cと定義する。直流接続部42TP及び直流接続部42TNを総称して、直流接続部42Tと定義する。
図4を参照して、絶縁基材天板48Tには、螺子91を用いて螺合作業を行う際に、螺子91及び接続工具を挿通させるための螺合貫通孔50を開設してある。これにより、バスバーアッセンブリ40の上方から、直流接続部42T及び交流接続部41Tに対して、作業を行うことが可能となる。
図4を参照して、交流バスバー41の交流接続部41Tは、バスバーアッセンブリ40における絶縁基材48の内壁から、U、V、Wの三相の交流バスバー41をそれぞれ延出させて形成してある。絶縁基材48の内壁から交流接続部41Tまでの間には、電流センサユニット66(図1参照)に形成されている電流検出開孔68に挿通するための、導体延出部58を形成してある。導体延出部58に電流センサユニット66を取り付けることによって、電力変換装置8において省スペース化を図ると共に、組立作業の容易化を図ることができる。
図4に示すように、バスバーアッセンブリ40における交流接続部41C、及び直流接続部42Cの延出基部には、交流バスバー41及び直流バスバー42の周囲を覆う絶縁基材延出部48Eを形成してある。
(電流センサユニット66の説明)
電流センサユニット66には、それぞれの交流バスバー41の導体延出部58(図4参照)を挿通させるための、電流検出開孔68U、68V、68Wが開設されている。電流検出開孔68U、68V、68Wは、カレントトランスを用いて、それぞれの交流バスバー41に流れる電流を測定するための開孔である。
電流センサユニット66からは、制御基板70に対して接続するための、電流センサケーブル67及びそのコネクタが延出している。電流センサユニット66には、螺子94を用いてバスバーアッセンブリ40に取り付けるための、取付部64が形成されている。電流センサユニット66は、バスバーアッセンブリ40を筐体10及び電力変換モジュール30に対して取り付ける前の工程で、予めバスバーアッセンブリ40に対して取り付けておく。
(放電抵抗60の説明)
図1を参照して、放電抵抗60には、キャパシタモジュール100の負極分岐端子105N及び正極端子105Pと結線するための、放電抵抗端子61が形成されている。また、放電抵抗60には、バスバーアッセンブリ40に取り付けるための、取付部63が形成されている。
(シールドプレート27の説明)
図1を参照して、シールドプレート27は、交流バスバー41及び直流バスバー42から、制御基板70に向けて放射されるノイズを遮蔽するためのものである。シールドプレート27には、螺子96を挿通させて、バスバーアッセンブリ40の取付部46に対して取り付けるための取付部26を形成してある。また、シールドプレート27には、位置決ピン45を挿通して位置決めを行うための、位置決用開孔25を成形してある。
(制御基板70の説明)
図1を参照して、制御基板70には、螺子96を挿通させて、バスバーアッセンブリ40の取付部46に対して取り付けるための取付部76を形成してある。また、制御基板70には、位置決ピン45を挿通して位置決めを行うための、位置決用開孔75を成形してある。
制御基板70には、制御ケーブル23を接続する制御用コネクタ73が配置されている。また、制御基板70には、電流センサユニット66から延出している電流センサケーブル67を接続する、電流センサ用コネクタ77が配置されている。
(キャパシタモジュール100の説明)
図2及び図3を用いて、キャパシタモジュール100の内部構成例について説明する。先ず、図3の回路図に示すように、キャパシタモジュール100には、電荷を蓄積するキャパシタ110、及び2つのYキャパシタ111が実装されている。キャパシタモジュール100は、単にキャパシタ110及びYキャパシタ111を実装しているだけでなく、直流電源を分岐して外部の補器に出力するジャンクション機能を有している。
図3を参照して、キャパシタモジュール100内では、正極の入力端子102(P)と複数の正極補器端子103Pとが導通している。また、負極の入力端子102(N)と複数の負極分岐端子105N(負極補器端子の一形態)とが導通している。
図2を参照して、電源入力側の正極入力端子102Pは、バスバーアッセンブリ40のキャパシタ用端子42FP及び直流接続部42CPを介して、直流コネクタ132のコネクタ直流端子132CPに接続されている。同様に、負極入力端子102Nは、バスバーアッセンブリ40のキャパシタ用端子42FN及び直流接続部42CNを介して、直流コネクタ132のコネクタ直流端子132CNに接続されている。
一方の電源出力側の複数の補器端子137は、それぞれの正極補器端子103P、及び複数の負極分岐端子105N(負極補器端子の一形態)と接続される。よって、直流コネクタ132から入力した直流電源を、補器コネクタ136に分岐して出力することができる。
図2及び図3に示すキャパシタモジュール100では、補器コネクタ136に出力する電源の途中に、所定の定格以上の大電流を遮断するヒューズ140を配置している。このキャパシタモジュール100の内部における結線の構成について説明する。
図3を参照して、キャパシタモジュール100の正極導体112Pは、キャパシタ110の第1極と、正極の入力端子102(P)と、正極端子105Pとを接続している。また、正極導体112Pは、複数の正極分岐端子104と接続されている。正極分岐端子104(図2及び図3参照)は、ヒューズ140、補器導体113、正極補器端子103P、補器端子137及び補器コネクタ136を介して、外部の補器等の正極に接続するための端子である。
負極導体112Nは、キャパシタ110の第2極と、負極の入力端子102(N)とを接続している。また、負極導体112Nは、複数の負極分岐端子105N(図2及び図3参照)と接続されている。複数の負極分岐端子105N(負極補器端子の一形態)は、補器端子137及び補器コネクタ136を介して、外部の補器等の負極に接続するための端子である。
ヒューズ140における第1端子は、キャパシタモジュール100における正極分岐端子104(第1ヒューズ用端子)と接続する。補器導体113(第2ヒューズ用端子が形成さている部位。)は、ヒューズ140における第2端子と、正極補器端子103Pとを接続する。
正極補器端子103P及び負極分岐端子105N(負極補器端子の一形態)は、補器コネクタ136の補器端子137と接続することによって、ヒューズ140を介した電力を、外部の補器に供給することができる。
図3に示す実施形態では、外部の補器に供給する電力線の正極側に、ヒューズ140を直列に挿入する実施形態を示してある。これに代えて、電力線の負極側に、ヒューズ140を挿入する構成を用いることもできる。この場合の回路構成例を、図6に示す。なお、図3に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図6を参照して、負極導体112Nと、複数の負極分岐端子104Nとが接続されている。負極分岐端子104N(第1ヒューズ用端子)は、ヒューズ140の第1端子と接続されている。ヒューズ140の第2端子は、負極補器導体113N(第2ヒューズ用端子が形成さている部位。)を経由して、負極補器端子103Nと接続されている。この負極補器端子103Nは、補器端子137と接続し、補器コネクタ136を介して、外部の補器等の正極に接続する。
次に、図2及び図5を用いて、キャパシタモジュール100の外部構成例について説明する。図2及び図5に示すように、キャパシタモジュール100の負極分岐端子105N(負極補器端子の一形態)の取付面と、正極補器端子103Pと、正極端子105Pの取付面(正極分岐端子104と同電位の端子)とは、平行で、略同一面上に配置されている。この構成を用いることにより、一方向から補器端子137の接続作業を行うことができる。なお、電力線の負極側にヒューズ140を挿入する構成を用いる場合には、正極補器端子103Pと、負極補器端子103Nとを、平行に配置することが好ましい(図6参照)。
図2を参照して、キャパシタモジュール100の下部には、Y−Z平面に対して平行な入力端子102を延出させてある。入力端子102には、螺子192を用いて、直流バスバー42のキャパシタ用端子42FP、キャパシタ用端子42FNと接続するための、キャパシタ端子孔101P、101Nが開設されている。
図2に示すように、キャパシタモジュール100には、補器用の電源に用いるヒューズ140を収容するための、ヒューズ収容部106が開設されている。キャパシタモジュール100には、螺子194を用いてヒューズ140を取り付けるための、正極分岐端子104及び正極補器端子103Pが形成されている。
図2及び図5を参照して、キャパシタモジュール100に配置されている正極端子105P、及び負極分岐端子105Nは、キャパシタ110及びYキャパシタ111に蓄積されている電荷を放電させるための、放電抵抗60の、放電抵抗端子61と接続する端子である。
図2、図5を参照して、キャパシタモジュール100には、螺子97を用いて上方から、筐体10の取付部17に固定するための、取付部107が形成されている。取付部107の下面には、キャパシタモジュール100のYキャパシタ接地端子109を配置してある。これにより、螺子97を用いて取付部17と取付部107とを固定すると同時に、Yキャパシタ接地端子109を筐体10に導通させることができる。取付部107は、金属製のカラー107Cを、異種材一体成形することより成形することができる。
本実施形態のキャパシタモジュールは、交流回転電機用の電力変換装置8のみならず、直流回転電機用の電力変換装置におけるキャパシタモジュールに適用することができる。
本実施形態のキャパシタモジュールを用いることによって、電源の分配を省スペースで行うことが可能となる。
以上、実施の形態を参照して本発明によるキャパシタモジュールについて説明したが、本発明によるキャパシタモジュールは上記実施形態に限定されない。上記実施形態に様々の変更を行うことが可能である。上記実施形態に記載された事項と上記他の実施形態に記載された事項とを組み合わせることが可能である。
8...電力変換装置
10...筐体
15、18、19、26、43、44、46、49、63、64、76、107...取付部
30...電力変換モジュール
40...バスバーアッセンブリ
42F...キャパシタ用端子
102...入力端子
102N...負極入力端子
102P...正極入力端子
103P...正極補器端子
103N...負極補器端子
104...正極分岐端子
104N...負極分岐端子
105N...負極分岐端子(負極補器端子)
105P...正極端子
110...キャパシタ
111...Yキャパシタ
112P...正極導体
112N...負極導体
113...補器導体
113N...負極補器導体
132...直流コネクタ
132C...コネクタ直流端子
136...補器コネクタ
140...ヒューズ

Claims (4)

  1. 筐体の外壁に設けられる直流コネクタに接続される正極入力端子と負極入力端子と、
    電荷を蓄積するキャパシタと、
    正極導体と負極導体と、
    前記筐体の外壁に設けられる補器コネクタに接続される正極補器端子と負極補器端子と
    を備え、
    前記正極補器端子の取付面と前記負極補器端子の取付面とは平行で略同一面上に配置され、
    前記正極導体は、前記キャパシタの極と、前記正極入力端子と、前記正極補器端子とを接続し
    前記負極導体は、前記キャパシタの極と、前記負極入力端子と、前記負極補器端子とを接続し、
    前記正極入力端子と前記負極入力端子は、前記正極補器端子と前記負極補器端子の取付面と直交する面に平行であり、かつ前記筐体の内壁に平行であるように形成されている
    キャパシタモジュール。
  2. ヒューズを収容するヒューズ収容部と、
    前記正極導体と前記正極補器端子との間、又は前記負極導体と前記負極補器端子との間に、前記ヒューズの第1端子及び第2端子を接続するための第1ヒューズ用端子及び第2ヒューズ用端子
    を備える
    請求項1に記載のキャパシタモジュール。
  3. 前記正極導体と前記正極補器端子との間、又は前記負極導体と前記負極補器端子との間にヒューズを備える
    請求項1又は2に記載のキャパシタモジュール。
  4. キャパシタモジュールを搭載する筐体と、直流電源に接続され、前記筐体の外壁に設けられる直流コネクタと、前記筐体の外壁に設けられ、直流電源を分岐して外部の補器に供給する補器コネクタとを備え、
    前記キャパシタモジュールは、
    前記直流コネクタに接続される正極入力端子と負極入力端子と、
    電荷を蓄積するキャパシタと、
    正極導体と負極導体と、
    前記補器コネクタに接続される正極補器端子と負極補器端子と
    を備え、
    前記正極補器端子の取付面と前記負極補器端子の取付面とは平行で略同一面上に配置され、
    記正極導体は、前記キャパシタの極と、前記正極入力端子と、前記正極補器端子とを接続し
    記負極導体は、前記キャパシタの極と、前記負極入力端子と、前記負極補器端子を接続し
    前記正極入力端子と前記負極入力端子は、前記正極補器端子と前記負極補器端子の取付面と直交する面に平行であり、かつ前記筐体の内壁に平行であるように形成されている
    電力変換装置。
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