JP6045971B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法、例えば、逆方向リーク電流を低減するために形成された複数のトレンチ領域を備えるトレンチショットキーバリアダイオードおよびその製造方法に関する。
従来、半導体装置の一つとして、ショットキーバリアダイオードの一種であるトレンチショットキーバリアダイオードが知られている。このトレンチショットキーバリアダイオードでは、逆方向リーク電流を低減するために、シリコン基板などの半導体基板に複数のトレンチ領域が形成されている。各トレンチ領域の内部には、シリコン酸化膜などの絶縁膜を介してポリシリコンなどの導電材が充填されている。
なお、特許文献1には、トレンチ領域間のメサ領域に、n+型半導体領域を形成することで、順方向電圧および逆方向リーク電流のトレードオフを改善したトレンチショットキーバリアダイオードが記載されている。
特開2008−140968号公報
上記のトレンチショットキーバリアダイオードを搭載した半導体パッケージを組立てる際、トレンチショットキーバリアダイオードが作製された半導体装置に、外部と電気的に接続するための接続子を、はんだ電極を介して接合する必要がある。接続子は、例えば、金属プレートからなる接続用クリップなどである。
しかし、接続子を接合する際、溶融したはんだ電極の固化に伴って引っ張り力が発生し、半導体基板(半導体チップ)に反りが生じてしまう。このように半導体基板に反りが生じると、ショットキー接合面に応力が発生し、この応力に起因して逆方向リーク電流が増大するという課題があった。
そこで、本発明は、半導体装置に接続子をはんだ電極を介して接合した場合でも、逆方向リーク電流の増加を抑制することが可能な半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る半導体装置は、
第1の主面、および前記第1の主面と反対側の第2の主面を有する半導体基板と、
前記半導体基板の前記第1の主面から所定の深さにわたって設けられ、第1導電型の不純物を含有するカソード領域と、
前記半導体基板の前記第2の主面から前記カソード領域に達するように設けられ、前記カソード領域よりも低濃度の不純物を含有する第1導電型のドリフト領域と、
前記第2の主面から前記半導体基板の内部に向かう方向に前記ドリフト領域よりも浅く設けられ、内部には前記ドリフト領域との境界面に形成された絶縁膜を介して導電材が充填された複数のトレンチ領域と、
前記複数のトレンチ領域の前記第2の主面に露出した露出面を含む活性領域を被覆するように前記第2の主面上に設けられ、前記ドリフト領域とショットキー接合を形成するバリア金属層と、
前記バリア金属層の上に設けられたアノード電極層と、
前記第2の主面側に設けられ、はんだの付着を防止するように構成された、はんだ排除部と、
前記アノード電極層の上面のうち前記はんだ排除部により区画されたはんだ電極形成領域に設けられた、はんだ電極と、
を備えることを特徴とする。
また、前記半導体装置において、
前記はんだ排除部は、第1の方向に走る第1のはんだ排除部と、前記第1の方向と直交する第2の方向に走る第2のはんだ排除部とを有するようにしてもよい。
また、前記半導体装置において、
前記第1のはんだ排除部と前記第2のはんだ排除部とは、前記活性領域の中央において交わるようにしてもよい。
また、前記半導体装置において、
前記はんだ排除部は、所定の間隔を隔てて所定の方向に走る第1〜第nのはんだ排除部を有するようにしてもよい。
また、前記半導体装置において、
前記各トレンチ領域は、前記第1〜第nのはんだ排除部が走る方向と直交する方向に延在するように設けられているようにしてもよい。
また、前記半導体装置において、
前記はんだ排除部は、前記アノード電極層の上に設けられた絶縁層からなるようにしてもよい。
また、前記半導体装置において、
前記はんだ排除部は、前記アノード電極層の表面をレーザ加工することにより形成された酸化膜からなるようにしてもよい。
また、前記半導体装置において、
前記はんだ排除部は、前記バリア金属層の上に設けられた絶縁層からなり、前記アノード電極層は前記はんだ排除部により分割されているようにしてもよい。
また、前記半導体装置において、
前記はんだ排除部は、前記半導体基板の前記第2の主面上に設けられた絶縁層からなり、前記バリア金属層および前記アノード電極層は前記はんだ排除部により分割されているようにしてもよい。
また、前記半導体装置において、
前記はんだ排除部を跨いで前記はんだ排除部の両側に位置する前記はんだ電極により、前記アノード電極層に電気的に接続された接続子をさらに備えてもよい。
本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法は、
第1の主面から所定の深さにわたって設けられ、第1導電型の不純物を含有するカソード領域と、前記第1の主面と反対側の第2の主面から前記カソード領域に達するように設けられ、前記カソード領域よりも低濃度の不純物を含有する第1導電型のドリフト領域とを有する半導体基板を準備する工程と、
前記半導体基板の前記第2の主面から前記半導体基板の内部に向かう方向に前記ドリフト領域よりも浅い複数の凹部を形成し、前記凹部内に絶縁膜を介して導電材を充填することにより、複数のトレンチ領域を形成する工程と、
前記複数のトレンチ領域の前記第2の主面に露出した露出面を含む活性領域を覆うように、前記第2の主面上にバリア金属層を形成する工程と、
前記バリア金属層の上にアノード電極層を形成する工程と、
前記半導体基板の前記第2の主面側に、はんだの付着を防止するように構成されたはんだ排除部を形成する工程と、
前記アノード電極層の上面のうち前記はんだ排除部により区画されたはんだ電極形成領域に、はんだ電極を形成する工程と、
を備えることを特徴とする。
前記半導体装置の製造方法において、
前記はんだ排除部は、前記アノード電極層の上に絶縁層を形成し、前記絶縁層を所定の形状にパターニングすることにより形成するようにしてもよい。
前記半導体装置の製造方法において、
前記はんだ排除部は、前記アノード電極層の表面をレーザ加工により酸化することにより形成するようにしてもよい。
本発明の一態様に係る半導体装置では、はんだ排除部により区画されたはんだ電極形成領域に設けられた各はんだ電極は、従来のはんだ電極に比べて体積が小さくなる。これにより、はんだ電極を介して半導体装置に接続子を接合させる際、半導体基板の反りが緩和されてショットキー接合面に加わる応力が低減する。
よって、本発明によれば、半導体装置に接続子をはんだ電極を介して接合した場合でも、逆方向リーク電流の増加を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の、図1中のA−A線に沿う断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 図3に続く、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置に接続子を接合した状態を示す平面図である。 (a)は第1の実施形態に係る半導体装置の、図5中のA−A線に沿う断面図であり、(b)は該半導体装置の、図5中のB−B線に沿う断面図である。 第1の実施形態の変形例に係る、バリア金属層上に設けられたはんだ排除部を備える半導体装置の断面図である。 第1の実施形態の変形例に係る、半導体基板上に設けられたはんだ排除部を備える半導体装置の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置に接続子を接合した状態を示す平面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。なお、各図において同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、特に断る場合を除き、同一符号の構成要素の詳しい説明は繰り返さない。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置について、図1および図2を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る半導体装置の平面図である。図2は、第1の実施形態に係る半導体装置の、図1中のA−A線に沿う断面図である。
半導体装置1は、逆方向リーク電流を低減するために形成された複数のトレンチ領域を備えるトレンチショットキーバリアダイオードである。この半導体装置1は、シリコン基板等の半導体基板2と、カソード領域3と、ドリフト領域4と、複数のトレンチ領域5と、バリア金属層9と、アノード電極層10と、はんだ排除部11と、はんだ電極12と、環状絶縁膜13とを備えている。
以下、半導体装置1の上記各構成要素について詳しく説明する。
半導体基板2は、図2に示すように、主面2aと、主面2aと反対側の主面2bとを有する。半導体基板2は、シリコン(Si)の他、炭化ケイ素(SiC)や化合物半導体(GaNなど)であってもよい。
カソード領域3は、図2に示すように、半導体基板2の主面2aから所定の深さにわたって設けられ、第1導電型の不純物を含有する。カソード領域3は、例えばn型であり、リン(P)を不純物として含有する。
ドリフト領域4は、図2に示すように、半導体基板2の主面2bからカソード領域3に達するように設けられている。このドリフト領域4は、カソード領域3よりも低濃度の不純物を含有する第1導電型の領域である。ドリフト領域4、カソード領域3と同じn型であり、リン(P)を不純物として含有する。
トレンチ領域5は、図2に示すように、複数設けられている。各トレンチ領域5は、主面2bから半導体基板2の内部に向かう方向にドリフト領域4よりも浅く設けられている。また、各トレンチ領域5の内部には、ドリフト領域4との境界面に形成された絶縁膜6を介して導電材7が充填されている。絶縁膜6は、シリコン酸化膜などの酸化膜である。導電材7は、例えばポリシリコンである。
なお、各トレンチ領域5の形状は、特に限定されるものではない。例えば、半導体基板2を平面視したときに、所定の方向に延在する線状、同心円状、あるいはスポット状に設けられていてもよい。
また、各トレンチ領域5の内部には、第2の導電型(例えばp型)の半導体材料が充填されていてもよい。この場合、充填された半導体材料とドリフト領域4との境界面にpn接合が形成され、このpn接合の空乏層が絶縁膜6となる。
バリア金属層9は、図2に示すように、半導体基板2の主面2b上に設けられている。このバリア金属層9は、例えばモリブデン(Mo)、チタン(Ti)またはニッケル(Ni)からなり、ドリフト領域4とショットキー接合を形成する。なお、バリア金属層9は、図2に示すように、活性領域を被覆するように設けられる。ここで、活性領域は、後ほど図3を参照して説明するが、複数のトレンチ領域5の、主面2bに露出した露出面5aを含む領域(活性領域8)を指す。
アノード電極層10は、図2に示すように、バリア金属層9の上に設けられており、例えば、アルミニウム(Al)膜/ニッケル(Ni)膜などの積層膜からなる。
はんだ排除部11は、半導体基板2の主面2b側に設けられており、はんだの付着を防止するように構成されている。例えば、はんだ排除部11は、図2に示すように、アノード電極層10の上に設けられた絶縁層(ポリイミド層など)からなる。あるいは、はんだ排除部11は、アノード電極層10の表面をレーザ加工することにより形成された酸化膜であってもよい。
図1に示すように、はんだ排除部11は、第1の方向(図1において水平方向)に走るはんだ排除部11aと、第1の方向と直交する第2の方向(図1において垂直方向)に走るはんだ排除部11bとを有する。これにより、アノード電極層10の上面は4つの領域(はんだ電極形成領域)に区画される。
はんだ電極12は、はんだ排除部11を避けるようにアノード電極層10上に設けられている。換言すれば、はんだ電極12は、アノード電極層10の上面のうち、はんだ排除部11により区画されたはんだ電極形成領域10aに設けられている。このことは、はんだ排除部11により、1つのはんだ電極が複数のはんだ電極に分割されたとも言える。
なお、はんだ電極12を構成するはんだの種類は、特に限定されるものではなく、例えばPbフリーはんだでもよい。
環状絶縁膜13は、半導体基板2の主面2b上に設けられ、バリア金属層9を囲む環状の絶縁膜である。この環状絶縁膜13は、半導体装置1の耐湿性や防水性の向上等のために設けられている。
上記の本実施形態に係る半導体装置1では、各々のはんだ電極12は、従来のはんだ電極に比べて体積が小さくなる。これにより、はんだ電極12を介して半導体装置1に接続子を接合させる際、半導体基板2の反りが緩和されてショットキー接合面に加わる応力が低減する。その結果、本実施形態によれば、半導体装置1に接続子をはんだ電極を介して接合した場合でも、逆方向リーク電流の増加を抑制することができる。
なお、はんだ排除部11aとはんだ排除部11bとは、活性領域の中央において交わることが好ましい。これにより、各はんだ電極12に流れる電流を均一化することができる。
次に、図3および図4を参照して半導体装置1の製造方法について説明する。図3及び図4は、第1の実施形態に係る半導体装置1の製造方法を説明するための工程断面図である。
まず、図3(1)に示すように、カソード領域3と、ドリフト領域4とを有する半導体基板2を準備する。
次に、図3(1)に示すように、半導体基板2の主面2b上に絶縁膜13Aを形成する。この絶縁膜13Aは、半導体基板2を熱酸化して得られる酸化膜(シリコン酸化膜など)である。そして、フォトリソグラフィおよびエッチングにより絶縁膜13Aを環状に加工して、図3(2)に示すように環状絶縁膜13を形成する。環状絶縁膜13に囲われた領域が活性領域8となる。
次に、図3(2)に示すように、複数のトレンチ領域5を形成する。これらのトレンチ領域5は、まず、半導体基板2の主面2bから半導体基板2の内部に向かう方向にドリフト領域4よりも浅い複数の凹部を形成し、その後、この凹部内に絶縁膜6を介して導電材7を充填することにより形成する。各トレンチ領域5は、主面2bに露出した露出面5aを有する。活性領域8は、図3(2)に示すように、各トレンチ領域5の露出面5aを含む。
なお、凹部の形成は、例えば、フォトリソグラフィおよび異方性エッチングにより行う。絶縁膜6および導電材7の形成は、例えば、熱酸化により凹部内および主面2b上にシリコン酸化膜を形成した後、化学気相成長法(CVD法)により凹部内および主面2b上にポリシリコンを形成し、主面2b上のシリコン酸化膜とポリシリコンを化学的機械的研磨(CMP)により除去することにより行う。
次に、図3(3)に示すように、活性領域8を覆うように主面2b上にバリア金属層9を形成する。このバリア金属層9の形成は、蒸着法などにより、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)またはニッケル(Ni)などの金属層を形成することにより行う。
次に、図4(1)に示すように、バリア金属層9の上にアノード電極層10を形成する。このアノード電極層10の形成は、蒸着法などにより、アルミニウム(Al)膜/ニッケル(Ni)膜などの積層膜を形成することにより行う。
次に、図4(2)に示すように、半導体基板2の主面2b側に、はんだの付着を防止するように構成されたはんだ排除部11を形成する。これにより、アノード電極層10の上面は、はんだ排除部11により、複数のはんだ電極形成領域10aに区画される。
はんだ排除部11は、例えば、アノード電極層10上にポリイミドなどの絶縁層を形成した後、絶縁層をフォトリソグラフィにより所定の形状にパターニングすることにより形成する。ポリイミドなどの絶縁物ははんだを弾くため、はんだ排除部11を形成することが可能である。
また、はんだ排除部11は、アノード電極層10の表面をレーザ加工により酸化することにより形成してもよい。金属の酸化膜についてもはんだを弾くため、このようにしてもはんだ排除部11を形成することができる。
次に、図4(3)に示すように、はんだ電極形成領域10aに、はんだ電極12を形成する。はんだ排除部11ははんだを排除する性質を有するため、はんだ電極12の形成は、従来と同様、アノード電極層10の上面にはんだをベタ印刷することにより行うことができる。この後、図示しないが、カソード領域3上(半導体基板2の主面2a上)に、例えばチタン(Ti)膜/ニッケル(Ni)膜/銀(Ag)膜の積層膜からなるカソード電極層が形成される。
上記の工程を経て、図1および図2に示す半導体装置1を製造することができる。
次に、図5および図6を参照して、接続子が取付けられた半導体装置1の一例について説明する。図5は半導体装置1に接続子を接合した状態を示す平面図であり、図6(a)は半導体装置1の、図5中のA−A線に沿う断面図であり、図6(b)は半導体装置1の、図5中のB−B線に沿う断面図である。
この例では、図5に示すように2つの接続子14が半導体装置1に接合されている。接続子14は、図6(b)に示すように、はんだ排除部11を跨いではんだ排除部11aの両側に位置するはんだ電極12,12により、アノード電極層10に電気的に接続されている。本実施形態によれば、上記のように半導体装置1に接続子14をはんだ電極12を介して接合した場合でも、逆方向リーク電流の増加を抑制することができる。
次に、本実施形態の第1および第2の変形例について、それぞれ図7および図8を参照して説明する。
第1の変形例では、図7に示すように、はんだ排除部11は、バリア金属層9の上に設けられた絶縁層(ポリイミド層など)からなる。この場合、アノード電極層10は、はんだ排除部11により分割されている。
第2の変形例では、図8に示すように、はんだ排除部11は、半導体基板2の主面2b上に設けられた絶縁層(ポリイミド層など)からなる。この場合、バリア金属層9およびアノード電極層10は、はんだ排除部11により分割されている。
第1および第2の変形例による場合についても、前述の作用効果を得ることができる。はんだ排除部11は、アノード電極層10上のはんだを分割するように設けられていれば、アノード電極層10上に形成される場合に限らない。このように、はんだ排除部11は、半導体基板2の主面2b側に設けられていればよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置について図9および図10を参照して説明する。図9は本実施形態に係る半導体装置1Aの平面図であり、図10は半導体装置1Aに接続子14を接合した状態を示す平面図である。
第2の実施形態の第1の実施形態との相違点の一つは、はんだ排除部11の形状である。図9に示すように、はんだ排除部11は、所定の間隔を隔てて所定の方向(図9において水平方向)に走るはんだ排除部11−1,11−2,・・・,11−10を有する。即ち、はんだ排除部11は、第1の実施形態では十字状に形成されていたのに対し、第2の実施形態ではストライプ状に形成される。なお、はんだ排除部の本数は上記の値(10本)に限るものではない。
このようにはんだ排除部11がストライプ状に設けられている場合でも、各々のはんだ電極12は従来のはんだ電極に比べて体積が小さくなるため、第1の実施形態と同様、半導体装置1Aに接続子をはんだ電極を介して接合した場合でも、逆方向リーク電流の増加を抑制することができる。
なお、接続子14は、図10に示すように、複数のはんだ排除部を跨いで複数のはんだ電極12により、アノード電極層10に電気的に接続されている。
また、本実施形態において、各トレンチ領域5は、はんだ排除部11−1,11−2,・・・,11−nが走る方向と直交する方向(図9において垂直方向)に延在するように設けられていることが好ましい。これにより、はんだ電極12が図9に示すようにトレンチ領域5と直交する方向に延在するようになるため、トレンチ領域5に対する半導体基板2の反りの影響が軽減され、逆方向リーク電流の増加をさらに抑制することができる。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではない。異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1,1A 半導体装置
2 半導体基板
2a,2b 主面
3 カソード領域
4 ドリフト領域
5 トレンチ領域
5a 露出面
6 絶縁膜
7 導電材
8 活性領域
9 バリア金属層
10 アノード電極層
10a はんだ電極形成領域
11,11a,11b,11−1,11−2,11−n はんだ排除部
12 はんだ電極
13A 絶縁膜
13 環状絶縁膜
14 接続子

Claims (6)

  1. 第1の主面、および前記第1の主面と反対側の第2の主面を有する半導体基板と、
    前記半導体基板の前記第1の主面から所定の深さにわたって設けられ、第1導電型の不純物を含有するカソード領域と、
    前記半導体基板の前記第2の主面から前記カソード領域に達するように設けられ、前記カソード領域よりも低濃度の不純物を含有する第1導電型のドリフト領域と、
    前記第2の主面から前記半導体基板の内部に向かう方向に前記ドリフト領域よりも浅く設けられ、内部には前記ドリフト領域との境界面に形成された絶縁膜を介して導電材が充填された複数のトレンチ領域と、
    前記複数のトレンチ領域の前記第2の主面に露出した露出面を含む活性領域を被覆するように前記第2の主面上に設けられ、前記ドリフト領域とショットキー接合を形成するバリア金属層と、
    前記バリア金属層の上に設けられたアノード電極層と、
    前記第2の主面側に設けられ、はんだの付着を防止するように構成された、はんだ排除部と、
    前記アノード電極層の上面のうち前記はんだ排除部により区画されたはんだ電極形成領域に設けられた、はんだ電極と、
    を備え
    前記はんだ排除部は、所定の間隔を隔てて所定の方向に走る第1〜第nのはんだ排除部(nは2以上の整数)を有し、前記各トレンチ領域は、前記第1〜第nのはんだ排除部が走る方向と直交する方向に延在するように設けられていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記はんだ排除部は、前記アノード電極層の上に設けられた絶縁層からなることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記はんだ排除部は、前記アノード電極層の表面をレーザ加工することにより形成された酸化膜からなることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 第1の主面、および前記第1の主面と反対側の第2の主面を有する半導体基板と、
    前記半導体基板の前記第1の主面から所定の深さにわたって設けられ、第1導電型の不純物を含有するカソード領域と、
    前記半導体基板の前記第2の主面から前記カソード領域に達するように設けられ、前記カソード領域よりも低濃度の不純物を含有する第1導電型のドリフト領域と、
    前記第2の主面から前記半導体基板の内部に向かう方向に前記ドリフト領域よりも浅く設けられ、内部には前記ドリフト領域との境界面に形成された絶縁膜を介して導電材が充填された複数のトレンチ領域と、
    前記複数のトレンチ領域の前記第2の主面に露出した露出面を含む活性領域を被覆するように前記第2の主面上に設けられ、前記ドリフト領域とショットキー接合を形成するバリア金属層と、
    前記バリア金属層の上に設けられたアノード電極層と、
    前記第2の主面側に設けられ、はんだの付着を防止するように構成された、はんだ排除部と、
    前記アノード電極層の上面のうち前記はんだ排除部により区画されたはんだ電極形成領域に設けられた、はんだ電極と、
    を備え、
    前記はんだ排除部は、前記バリア金属層の上に設けられた絶縁層からなり、前記アノード電極層は前記はんだ排除部により分割されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 前記はんだ排除部は、前記半導体基板の前記第2の主面上に設けられた絶縁層からなり、前記バリア金属層および前記アノード電極層は前記はんだ排除部により分割されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  6. 前記はんだ排除部を跨いで前記はんだ排除部の両側に位置する前記はんだ電極により、前記アノード電極層に電気的に接続された接続子をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の半導体装置。
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