JP6044766B2 - インバータ装置 - Google Patents

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本発明は、直流電力、交流電力の変換を行うインバータ装置に関する。
電気自動車では、直流電力、交流電力の変換を行うインバータ装置を搭載して、バッテリに蓄えた直流電力を交流電力に変換し、交流モータを駆動している。
こうしたモータ駆動用として用いられるインバータ装置は、箱形のケース内に、スイッチング素子を有してなるインバータモジュール、直流を平滑化するコンデンサモジュールを収めて構成される。
インバータ装置の多くは、ケースとして、枠形の胴部と、胴部の両側の開口を塞ぐカバーとを組み合わせた分割式の構造を用い、このケースの胴部内に、インバータモジュール、コンデンサモジュールを積み重なるように据付ける構造が用いられる(特許文献1)。
特開2009−44891号公報
インバータ装置は、コンパクト化が求められる。特に電気自動車で用いられるモータ駆動用のインバータ装置は、限られたスペースに他の車載機器と共に設置されることが多く、車載性の面からも、できるだけ小型のインバータ求められる。
ところが、従来のようなインバータ装置、すなわち胴部内に、インバータモジュール、コンデンサモジュールを重ねて配置するインバータ装置は、胴部の内部で、インバータモジュールとコンデンサモジュールとを接続する作業を行う構造となっている。この接続作業は、作業者が工具を用いて、胴部端の開口から、接続ケーブルを両機器間に接続する作業で行われるが、胴部内で、同作業を円滑に進めるには、インバータモジュール、コンデンサモジュールの側部と、胴部の内面との間に、作業者が十分に作業し得る作業スペースを確保することが求められる。
このため、インバータ装置は、ケースの内部に作業スペースを確保することが求められるので、ケースが大型になる傾向にあり、小型化が難しい。しかも、インバータモジュール、コンデンサモジュール間の接続は、各機器の側部と胴部の内面といった制約された隙間を通じて行うことが余儀なくされるため、視認しづらい、さらには作業自身も面倒になるため、インバータ装置を組み立てる作業効率も低くなりやすい。
そこで、本発明の目的は、簡単な構造で、小型化、さらには組立作業性の向上が図れるインバータ装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、分割された第1ケースと第2ケースとを組み合わせてなるケース内に、スイッチング素子を有して構成されるインバータモジュールと、平滑用のコンデンサモジュールとを含む複数の電気機器モジュールを積層して収めて構成されるインバータ装置であって、ケース内に積層して収められる電気機器モジュールは、更に端子台モジュールを含み、インバータモジュールおよびコンデンサモジュールは、重なるように前記第1ケースに据付けられ、端子台モジュールは、前記第2ケースに据付けられ、第1ケースと前記第2ケースのそれぞれの厚さは、ケース内に積層した全ての電気機器モジュールの厚さよりも薄く、第1ケースと第2ケースとの分割位置は、第1ケースに据付けた電気機器モジュールの積層方向に沿った側面に対向した位置に設定されるものとした。
請求項2に記載の発明は、ケースの分割位置は、第1ケースの厚さ寸法が、第2ケースよりも薄くなる位置とした。
請求項3に記載の発明は、第1ケースを構成する面のうち第2ケースから最も離間した一面にインバータモジュールを据付け、このインバータモジュールに重なるようにコンデンサモジュールを据付けるものとした。
請求項4に記載の発明は、第2ケースは、枠形の周側壁とこの周側壁の開口を塞ぐカバーとを有し、端子台モジュールは、第2ケースの周側壁に取り付け、第2ケースの開口から、端子台モジュールとコンデンサモジュールとを接続する作業を可能にしてなるものとした。
請求項1の発明によれば、第1ケースに重ねて据付けた電気機器モジュールの積層方向に沿った側面が第1ケースと第2ケースとを分離した状態において第1ケースから露出するため、第1ケースに据付けたインバータモジュールとコンデンサモジュールとの間を接続する作業は、第1ケースから露出した電気機器モジュールの側面付近の外部空間を、そのまま作業用スペースとして用いて行えばよい。つまり、ケースの大型化を招いていたケース内部の作業スペース、すなわち第1ケースに据付けた電気機器モジュールの積層方向に沿った側面と第1ケースの内面との間で確保されていた作業スペースは不要となる。これで、電気機器モジュールの積層方向に沿ったケースの側壁は、インバータモジュール、コンデンサモジュールに近付けられるから、ケースは、今までのケースよりも外形は小さくてすむ。しかも、外部の開放空間のもとで、接続作業が行われるので、接続箇所が視認しやすいうえ、組立作業がしやすい。
それ故、簡単な構造で、小型化、さらには組立作業性の向上が図れるインバータ装置が提供できる。しかも、ケース内に端子台モジュールを配置することがあっても、インバータ装置の小型化が損なわれずにすむ。
請求項2の発明によれば、第1ケースに据付けた電気機器モジュールの積層方向に沿った側面を第1ケースから更に露出させることができるので、第1ケースに据付けたインバータモジュールとコンデンサモジュールとの間を接続する作業がより容易になる。
請求項3の発明によれば、インバータモジュールは、第1ケースを構成する面のうち第2ケースか最も離間した一面に配置されるため、第1ケースにインバータモジュールを冷却する冷却構造が組み付けやすく、インバータモジュールの冷却の対応が容易となる
請求項4の発明によれば、インバータ装置の小型化が損なわれずに、容易に端子台モジュールとコンデンサモジュールとの接続作業ができる。
本発明の一実施形態に係るインバータ装置の全体を示す斜視図。 同インバータ装置のケースを分離したときの状態を、カバーを外した状態と共に示す斜視図。 同インバータ装置の各部の構造を説明する分解斜視図。 同インバータ装置を組み立てる手順を示す断面図。
以下、本発明を図1ないし図4に示す一実施形態にもとづいて説明する。
図1は、例えば電気自動車においてモータ駆動用として用いられるインバータ装置の全体を示していて、図2は同インバータ装置を上下に分離したときを示し、図3は同インバータ装置の主要部を分解したときを示している。図1中のFはインバータ装置の前方向を示し、同じくRはインバータ装置の後方向を示している。
インバータ装置は、図1〜図3に示されるように角形のケース1を有し、このケース1に複数の電気機器モジュールが収められる。具体的には、IGBTモジュール3(本願のインバータモジュールに相当)、コンデンサモジュール5が収めてある。また、ここでは、各機器(外部機器を含む)との取合いを集中して行うための端子台モジュール7も収めてある。
IGBTモジュール3は、平板形のヒートシンク9の上面部に、直流電力、交流電力の変換を行うスイッチング素子11を搭載した平板形ユニットで構成してある。同ユニット上部の幅方向両側には、それぞれ制御用端子部3aが設けてある。
コンデンサモジュール5は、例えば角形のフレーム板6a上に、直流を平滑にするコンデンサ要素6bや基板6cを搭載して構成される平板形のユニットである。同ユニット上部の幅方向両側部には、複数の制御用端子部5aが設けられ、同ユニット下部の前部には、複数の通電用端子部5bが設けてある。
端子台モジュール7は、例えば角形の基板13と、同基板13上に設置された、電気自動車の走行用モータやバッテリ(いずれも図示しない)などの外部機器と接続可能な各種接続端子群15、基板13の下方へ突き出た複数の通電用バスバー17などを設けて構成してある。
本実施形態のインバータ装置は、分割式、例えば上下に分割した箱形のケース1を用いて、ケース1内にIGPTモジュール3、コンデンサモジュール5、端子台モジュール7を積層して収めた構造が用いられている。具体的には、各電気機器モジュールは、上下に重なり合うようにケース1内に収めてある。このインバータ装置に、ケース1の分割の仕方や、各モジュール3〜7の取り付け方の工夫が施され、インバータ装置の電気機器モジュールの接続作業の容易化やインバータ装置のコンパクト化に結びつけている。
具体的には、図2,3に示されるように箱形のケース1は、上下二分割式の筐体が用いられている。そして、分割位置αで分割された下側のケース部分を下ケース1a(本願の第1ケースに相当)とし、上側のケース部分を上ケース1b(本願の第2ケースに相当)としている。
このうち下ケース1aは、角形の底壁19a、同底壁19aを取り囲むように配置された周側壁19bを有して形成され、上方が開口している。また底壁19aの各コーナー部には、脚部21が設けてある。この下ケース1a内にIGBTモジュール3、コンデンサモジュール5が重なるように据付けられている。具体的には、図2に示されるように下ケース1aを構成する面のうち上ケース1bから最も離間した一面である底面(最下部)に、IGBTモジュール3は、ヒートシンク9を下にして載せてあり、ボルト10で固定してある。このIGBTモジュール3に重なるようにコンデンサモジュール5が据え付けてある。具体的には、IGBTモジュール3の上側(直上)にコンデンサモジュール5が配置される。そして、コンデンサモジュール5のフレーム板6aの各部を、下ケース1aの底面の四隅から突き出た各ボス23にボルト24で固定させている。
このIGBTモジュール3が下側に配置されるレイアウトを利用して、下ケース1aに、IGBTモジュール3を冷却する冷却構造(水冷式)を組み付けている。ここでは、図3に示されるようにヒートシンク9に臨む底壁19a部分に凹部25を設けて、シートシンク9の直下に冷却室25aを形成し、底壁19aの下面に、冷却室25aと連通する導入路27、導出路29を設けるという簡単な構造を用いて、外部から冷却水を、導入路27、凹冷却室25a、導出路29へ流通させると、シートシンク9の冷却が行われる構造にしている。
上ケース1bは、図2および図3に示されるように枠形の周側壁31aと、同周側壁31aの上部開口を塞ぐカバー31bとを有して構成され,下方が開口している。むろん周側壁31aは、下ケース1aの周側壁19bと組み合う外形をなしている。カバー31bは、例えばボルト35で、周側壁31a上端部(開口縁部)に着脱可能に固定される。この上ケース1b内に端子台モジュール7が収められる。これで、端子台モジュール7は、下ケース1a内の電気機器モジュールと重なり合うように配置させている(積層)。この端子台モジュール7は、周側壁31aに取り付けられている。具体的には端子台モジュール7は、ボルト39で、基板13の各部を、周側壁31aの内面に形成してある下向きのボス37に固定することで、周側壁31aに据付けてある。
つまり、インバータ装置は、図2および図3に示されるように端子台モジュール7を収めた上ケース1bと、IGBTモジュール3およびコンデンサモジュール5を収めた下ケース1aに分けられ、上ケース1bと下ケース1aとを分割位置αで突き合わせ、両ケース1a,1bを例えばボルト41で締結することによって、IGBTモジュール3、コンデンサモジュール5、端子台モジュール7といった複数の電気機器モジュールが、ケース1内に段状に積層して収まる構造となっている。また両ケース1a,1bの締結後、上ケース1bの上側の開口から、工具(図示しない)を、内周側壁31aの開口縁部と端子台モジュール7の側部との間の隙間に差し入れることで、端子台モジュール7の通電用バスバー17の先端部とコンデンサモジュール5の通電用端子部5bとの接続作業が行える構造にもしている。
こうした電気機器モジュールを収める、上ケース1bと下ケース1aのそれぞれの厚さ寸法X1、X2(図1、図2、図4)は、ケース1内に積層して収める全ての電気機器モジュール(ここでは、IGBTモジュール3、コンデンサモジュール5、端子台モジュール7)の厚さ寸法X3(図4に図示)よりも薄くしてある。また上ケース1bと下ケース1aの分割位置αは、下ケース1aに据付けたIGBTモジュール3、コンデンサモジュール5の積層方向に沿った側面に対向する位置に設定されている。具体的には、同位置で設定されるケース1の分割位置αは、図3,4に示されるように下ケース1aの厚さ寸法X1が、上ケース1bの厚さ寸法X2よりも薄くなる位置で設定してある。
このような下ケース1aと上ケース1bの厚みの設定、及び分割位置αの設定により、下ケース1に据付けられるコンデンサモジュール5、IGBTモジュール3のうち、制御用端子部3a,5aが所在する側部を、下ケース1aと上ケース1bとが分離した状態において、下ケース1aから露出させる構造にしている。ここでは、コンデンサモジュール5の側部全体と、IGBTモジュール3の上面に配置された端子部3aとを、下ケース1aの周側壁31aから露出させている。これで、IGBTモジュール3の制御用端子部3aとコンデンサモジュール5の制御用端子部5aとを接続するなど、側方で行う接続作業を、ケース1外(外部)の広い開放空間で行えるようにして、ケース1のコンパクト化に結びつかせている。図4(a)〜(c)は、こうした点を顕著に表わしている。
図4(a)〜(c)は、インバータ装置を組み立てる手順を示している。
インバータ装置の組み立てについて説明すると、図2および図4(a)に示されるように分離された下ケース1aには、底面にIGBTモジュール3、コンデンサモジュール5を重なるように据付けておく。また残る上ケース1bには、周壁部31aのボス37に、端子台モジュール7を据付けておく。ここでは、周壁部31aの上部の開口は、開放したままである。
このとき、図4(a)に示されるようにケース1の分割位置αは、下ケース1aの厚さ寸法X1が、上ケース1bの厚さ寸法X2により浅い位置に定めてあるため(X1<X2)、下ケース1aに積層してあるコンデンサモジュール5の側部やIGBTモジュール3の側部は、下ケース1aと上ケース1bとが分離した状態において下ケース1aから露出した状態、すなわち外部に臨む状態となる。
このため、コンデンサモジュール5の両側にある制御用端子部5aと、IGBTモジュール3の両側にある制御用端子部3aとを接続する作業は、下ケース1a外の広い空間、つまりコンデンサモジュール5やIGBTモジュール3の側方の広い外部空間を、そのまま作業用スペースとして用いて接続、具体的には接続箇所を視認して、接続具45aが付いたケーブル45などで、制御用端子部3a,5a間を接続する。
この後、図4(a),(b)に示されるように下ケース1aの周側壁19bに、上ケース1bの周側壁31aを突き合わせて、両者を締結具、例えばボルト41で締結する。すると、各ケース1a,1b内の各機器は、重なり合うように配置される。具体的には、ケース1内の最上段に端子台モジュール7、中段にコンデンサモジュール5、最下段にIGBTモジュール3が配置される。と共に、端子台モジュール7から下方へ突き出た通電用バスバー17の先端部が、コンデンサモジュール5の通電用端子部5bと重なり合う。
ついで、上ケース1bの上部開口から、上ケース1bの周側壁31aと端子台モジュール7との間の隙間δ(図2中にのみ図示)へ工具(図示しない)を差し入れて、通電用バスバー17の先端部を通電端子部5bに固定する作業を行う。その後、図4(c)に示されるように上ケース1bの上部開口をカバー31bで塞ぎ、ボルト35でカバー31bを固定すると、図1および図4(c)のような箱形のケース1の内部に複数の電気機器モジュールである機器IGBTモジュール3、コンデンサモジュール5、端子台モジュール7が積層して収められたインバータ装置が組み上がる。
ちなみに、走行用モータや駆動用バッテリ(いずれも図示しない)などといった外部機器との接続は、上ケース1bの周壁部31aの各部、具体的には端子台モジュール7と隣接する周壁部分の各部に形成した各種接続口部51を用いて行う。
このように上ケース1bと下ケース1aのそれぞれの厚さ寸法をケース1内に積層して収める全ての電気機器モジュールの厚さ寸法よりも薄くし、上ケース1bと下ケース1aの分割位置αを下ケース1aに据付けた電気機器モジュール(本実施形態では、IGBTモジュール3、コンデンサモジュール5)の積層方向に沿った側面に対向する位置に設定にすることによって、下ケース1aに据付けた電気機器モジュール(本実施形態では、コンデンサモジュール5、IGBTモジュール3)の積層方向に沿った側面の少なくとも一部分は、下ケース1aと上ケース1bとが分離した状態において下ケース1aから露出させることができるので、下ケース1aに据付けたIGBTモジュール3の制御用端子部3aとコンデンサモジュール5の制御用端子部5aとを接続する作業は、下ケース1aから露出した電気機器モジュールの積層方向に沿った側面付近の外部空間を、そのまま作業用スペースとして用いて行えばよい。このため、従来、ケースの大型化を招いていたケース内部の作業スペース、すなわちIGBTモジュール、コンデンサモジュールの積層方向に沿った側面とケースの内面との間で確保されていた作業スペースは不要となる。
これにより、上ケース1b,下ケース1aは、今まで必要とされていた作業スペース分、周側壁19b、31aを、IGBTモジュール3、コンデンサモジュール5に接近(近付けた)させた小型のケース1ですみ、内蔵機器の変更はせずに、ケース1の外形(全体)だけを、今までのケースよりも小さくすることができる。しかも、外部の開放空間のもとで、IGBTモジュール3とコンデンサモジュール5間の接続作業を行えるので、接続箇所の視認が容易なうえ、組立作業はしやすい。
それ故、インバータ装置は、簡単な構造で、小型化、さらには組立作業性の向上を図ることができる。特にケース1の分割位置αを、下ケース1aの厚さ寸法X1が、上ケース1bの厚さ寸法X2よりも薄くなる位置にすることにより、下ケース1aに据付けた電気機器モジュールの積層方向に沿った側面を上ケース1bから更に露出させることができるので、下ケース1aに据付けたIGBTモジュール3とコンデンサモジュール5間の接続作業がより容易になる。
しかも、下ケース1aの底面にIGBTモジュール3を据付け、このIGBTモジュール3の上側にコンデンサモジュール5を据付けることで、下ケース1aにはIGBTモジュール3を冷却する冷却構造(冷却室25a、導入路27、導出通路29など)が組み付けやすくなり、IGBTモジュール3の冷却の対応は容易となる。
そのうえ、ケース1内に端子台モジュール7を配置する場合、端子台モジュール7を上ケース1bに据付けたことで、下ケース1aには、下ケース1aの大型化をきたす要因となる、端子台モジュール7を据付けるためのボスなどが全く不要となるため、ケース1内に端子台モジュール7を配置することがあっても、インバータ装置の小型化を損なわずにすむ。
加えて、周側壁31a,カバー31bで構成される上ケース1bのうち、周壁部31aに端子台モジュール7を取り付けたことで、上ケース1bと下ケース1aとを結合した後、上ケース1bの上部の開口から、周側壁31aと端子台モジュール7との間の隙間を通じて、容易に、端子台モジュール7とコンデンサモジュール5との接続作業を行うことができる。しかも、インバータ装置の小型化は損なわずすむ。
なお、本発明は、上述した一実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々可変して実施しても構わない。例えば一実施形態では、下側にIGBTモジュール3を配置し、その上側にコンデンサモジュール5を配置したが、逆に配置させてもよい。また、例えば一実施形態では、第1ケースを下側に配置する下ケース、第2ケースを上側に配置される上ケースとして説明したが、本願のインバータ装置における上下方向はこれに限定されず、逆に配置してもよいし、第1ケース、第2ケースの配置方向は上下方向でなくてもよい。また、例えば一実施形態では、ケース1内に積層して収める電気機器モジュールを、IGBTモジュール3、コンデンサモジュール5、端子台モジュール7としたが、これら電気機器モジュールのみに限定されず、他の電気機器モジュールを含めてもよい。
1 ケース
1a 下ケース(第1ケース)
1b 上ケース(第2ケース)
3 IGBTモジュール(インバータモジュール)
5 コンデンサモジュール
7 端子台モジュール
α ケースの分割位置

Claims (4)

  1. 分割された第1ケースと第2ケースとを組み合わせてなるケース内に、スイッチング素子を有して構成されるインバータモジュールと、平滑用のコンデンサモジュールとを含む複数の電気機器モジュールを積層して収めて構成されるインバータ装置であって、
    前記ケース内に積層して収められる電気機器モジュールは、更に端子台モジュールを含み、
    前記インバータモジュールおよび前記コンデンサモジュールは、重なるように前記第1ケースに据付けられ、
    前記端子台モジュールは、前記第2ケースに据付けられ、
    前記第1ケースと前記第2ケースのそれぞれの厚さは、前記ケース内に積層した全ての電気機器モジュールの厚さよりも薄く、前記第1ケースと前記第2ケースとの分割位置は、前記第1ケースに据付けた電気機器モジュールの積層方向に沿った側面に対向した位置に設定される
    ことを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記第1ケースと前記第2ケースとの分割位置は、前記第1ケースの厚さ寸法が、前記第2ケースよりも薄いことを特徴とする請求項1に記載のインバータ装置。
  3. 前記第1ケースには、前記第1ケースを構成する面のうち前記第2ケースから最も離間した面に前記インバータモジュールが据付けられ、当該インバータモジュールに重なるように前記コンデンサモジュールが据付けてあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインバータ装置。
  4. 前記第2ケースは、枠形の周側壁とこの周側壁の開口を塞ぐカバーとを有して構成され、
    前記端子台モジュールは、前記第2ケースの前記周側壁に取り付けられ、
    前記第2ケースの開口から、前記端子台モジュールと前記コンデンサモジュールとを接続する作業を可能にしてなる
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載のインバータ装置。
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