JP6459648B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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本発明は、電力変換装置に関する。
電極変換装置には、直流電力を交流電力に変換するための半導体モジュール、半導体モジュールを駆動制御する制御回路が搭載された制御基板、直流電源に接続される入力バスバ、半導体モジュールの主電極端子に接続されて高圧の直流電力を通電させる直流バスバなどが備えられている。特許文献1に開示の構成では、昇降圧コンバータを構成する半導体モジュールの主電極端子に接続された主バスバから引き出されたワイヤハーネスが制御回路に接続されている。これにより、制御回路において、昇降圧コンバータにより昇圧された電圧を検出可能にしている。
特開2010−119274号公報
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、電圧を検出するための配線がワイヤハーネスにより形成されており、振動によって当該ワイヤハーネスが破損するおそれがある。そのため、電極変換装置の耐震性が低下している。また、制御基板には、検出用のワイヤハーネスを接続するためのコネクタを搭載させる必要があるため、コスト高となっている。また、組み付け時において、検出用のワイヤハーネスをコネクタに接続する必要があるため、組み付け作業が手間となっている。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、耐震性に優れ、組み付けの手間が軽減されて組み付け作業性が向上され、コスト低減を図ることができる電力変換装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置であって、
半導体素子を内蔵する半導体モジュールと、
上記半導体モジュールの制御端子に接続されて上記半導体素子を駆動制御する制御回路が設けられた制御基板と
ンデンサの正極端子に接続されるコンデンサPバスバとリアクトルとに電気的に接続されるとともに、直流電源の正極端子に接続される入力Pバスバと、
直流電源の負極端子に接続されるとともに、上記半導体モジュールの負極端子に電気的に接続される入力Nバスバと、
上記制御基板に接続されるとともに、上記半導体モジュールの正極端子に電気的に接続される検出用バスバと、
を備え、
上記入力Pバスバ、上記入力Nバスバ及び上記検出用バスバは、入力バスバモールド樹脂にモールドされて入力バスバモジュールを構成していることを特徴とする電力変換装置にある。
上記電力変換装置において、入力バスバモジュールには、入力Pバスバ及び入力Nバスバとともに、検出用バスバがモールドされている。これにより、検出用のワイヤハーネスを別途設ける必要がないため、電力変換装置の耐振性が向上するとともに、組み付けの手間が軽減される。そして、入力Pバスバ、入力Nバスバ及び検出用バスバを一体的に取り扱うことができるため、組み付け作業性が向上する。また、制御基板にワイヤハーネス接続用のコネクタを設ける必要がないため、製造コストの低減が図られる。
以上のごとく、本発明によれば、耐震性に優れ、組み付けの手間が軽減されて組み付け作業性が向上され、コスト低減が図られる電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置の断面模式図。 実施例1における、制御基板を取り外した状態で電力変換装置を制御基板収容部側から見た図。 実施例1における、入力バスバモジュールの斜視図。 実施例1における、入力バスバモジュールの上面図。 図4における、V-V線位置断面図。 実施例1における、入力バスバモジュールに各バスバを取り付けた状態の上面図。 図6における、VII-VII線位置断面図。 実施例1における、半導体モジュールの正面図。 実施例1における、電力変換装置の回路図。
本発明の電力変換装置は、電気自動車やハイブリッド自動車に使用することができる。
(実施例1)
本例の実施例に係る電力変換装置につき、図1〜図9を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、直流電力と交流電力との間で電力変換を行う。そして、図1に示すように、電力変換装置1は、半導体モジュール10、制御基板20、入力Pバスバ5p、入力Nバスバ5n及び検出用バスバ70を備える。
半導体モジュール10は、半導体素子11を内蔵している。
制御基板20には、半導体モジュール10の制御端子13に接続されて半導体素子11を駆動制御する制御回路が設けられている。
入力Pバスバ5pは、コンデンサ41の正極端子41pに接続されるコンデンサPバスバ42pとリアクトル60とに電気的に接続されるとともに、直流電源2の正極端子2p(図9参照)に接続されている。
入力Nバスバ5nは、直流電源2の負極端子2n(図9参照)に接続されるとともに、半導体モジュール10の負極端子11n(図8参照)に電気的に接続されている。
検出用バスバ70は、制御基板20に接続されるとともに、半導体モジュール10の正極端子11p(図8参照)に電気的に接続されている。
そして、入力Pバスバ5p、入力Nバスバ5n及び検出用バスバ70は、入力バスバモールド樹脂54にモールドされて入力バスバモジュール5を構成している。
以下、本例の電力変換装置1について、詳述する。
電力変換装置1は、図9に示す回路を有しており、複数の半導体モジュール10によって直流電源2の直流電力を三相交流電力に変換し、当該交流電力を用いて交流負荷3を駆動するように構成されている。
図1に示すように、電力変換装置1は、上側ケース81及び下側ケース82からなるケース8とカバー83とを備える。上側ケース81は、矩形の天板81aと、天板81aの四辺において天板81aに垂直にそれぞれ立設された側壁81bとを備える。上側ケース81は、天板81aと反対側が開口している。天板81a及び側壁81bによって囲まれた空間がコンデンサ収容部8aとなっている。本例では、天板81aの面方向の一方をX方向とし、天板81aの面方向のうちX方向に直交する方向をY方向とし、側壁81bの立設方向をZ方向とする。
図1に示すように、上側ケース81の開口側には、下側ケース82が設けられる。下側ケース82は、天板81aに平行な仕切板82aと、仕切板82aの四辺において仕切板82aに垂直に設けられた4つの側壁82bとを備える。仕切板82a及び側壁82bによって囲まれた空間が積層体収容部8bとなっている。仕切板82aには、上側ケース81に向かって立設された支持部82cと、仕切板82aをZ方向に貫通する第1貫通孔82d及び第2貫通孔82eが設けられる。
図1に示すように、側壁82bは仕切板82aよりも上側ケース81と反対側に延出しており、側壁82bの延出方向端部には、下側ケース82の延出方向側を覆うようにカバー83が取り付けられている。仕切板82a及び側壁82bによって囲まれた空間が制御基板収容部8cとなっている。
図1に示すように、コンデンサ収容部8aには、コンデンサモジュール40、リアクトル60が収容されている。コンデンサモジュール40は、コンデンサーケース40aを備えている。コンデンサーケース40aの内側には、コンデンサとしてフィルタコンデンサ41とコンデンサPバスバ42p及びコンデンサNバスバ42nがコンデンサモールド樹脂46によってモールドされている。本例では、コンデンサモジュール40には、平滑コンデンサ44、正極バスバ45p及び負極バスバ45nもコンデンサモールド樹脂46によってモールドされている。
図1に示すように、積層体収容部8bには、複数の半導体モジュール10が収容されている。図8に示すように、半導体モジュール10は、2個の半導体素子11が内蔵された2in1型であって、主電極端子(正極端子11p、負極端子11n及び出力端子12)及び制御端子13を備えている。図1に示すように、本例では、電力変換装置1には複数の半導体モジュール10と、半導体モジュール10を冷却する複数の冷却管15とが備えられている。そして、半導体モジュール10と冷却管15とが交互にX方向に積層されて積層体18を形成している。そして、積層体18は加圧部材19により積層方向(すなわちX方向)に押圧されて半導体モジュール10と冷却管15とが密着するように構成されている。複数の冷却管15は、冷媒導入部16から供給された冷媒が順次流通して、図1において、冷媒導入部16と紙面奥行き方向(Y方向)に並んで設置された冷媒導出部17から排出されるように構成されている。
図1に示すように、加圧部材19は、仕切版82aに立設された支持部82cによって支持されている。図2に示すように、支持部82cは一対設けられている。加圧部材19は板バネからなる。そして、加圧部材19と支持部82cとが荷重点19aにおいて互いに当接している。加圧部材19は積層体18を積層方向Xに押圧するため、荷重点19aには、積層方向Xに平行な仮想直線Mに沿って、積層体18と反対方向に向かう荷重Cがかかることとなる。
そして、図9に示すように連通孔82dは、支持部82cの立設方向から見て、支持部82cと外壁との間に形成されているとともに、支持部82cにおける加圧部材19からの荷重がかかる荷重点19aを通って積層方向Xに平行な仮想直線Mから離隔した位置に形成されている。
図1に示すように、コンデンサ収容部8aと積層体収容部8bとが連通して、第1収容部801を形成している。一方、制御基板収容部8cは仕切板82aを介して第1収容部8と隔てられた第2収容部802を形成している。
また、図1及び図6に示すように、電極変換装置1は、コンデンサPバスバ42p、コンデンサNバスバ42n、入力Pバスバ5p、入力Nバスバ5n、検出用バスバ70、主Pバスバ30p、主Nバスバ30n、正極バスバ45p及び負極バスバ45nを備える。
図1に示すように、コンデンサPバスバ42pはフィルタコンデンサ41の正極端子41pに接続されているとともに、コンデンサP接続部43pを備える。また、コンデンサNバスバ42nは、フィルタコンデンサ41の負極端子41nに接続されているとともに、コンデンサN接続部43nを備える。
入力Pバスバ5pは、図1に示すように、直流電源2の正極2p(図9参照)に接続される入力P接続部50pと、リアクトル60に接続されるリアクトル接続部51pと、コンデンサP接続部43pに接続される第2P接続部52pと、制御回路基板20に接続される制御回路P接続部53pを備える。
入力Nバスバ5nは、直流電源2の負極2n(図9参照)に接続される電源N接続部50nと、コンデンサN接続部43nに接続される第1接続部51nと、主Nバスバ30nに備えられる主Nバスバ接続部31nに接続される第2N接続部52nと、制御回路基板20に接続される制御回路N接続部53nを備える。
検出用バスバ70は、主Pバスバ30pの主Pバスバ接続部31pに接続される第1P接続部71pと、制御回路基板20に接続される制御回路接続部72を有する。
主Nバスバ30nは、図1に示すように、複数の半導体モジュール10の各負極端子11n(図8参照)に接続されているとともに、主Nバスバ接続部31nにおいて入力Nバスバ5nに接続されている。そして、主Nバスバ30nは、コンデンサモールド樹脂46の外に配されている。すなわち、主Nバスバ30nは、その通電部の全体が、コンデンサモールド樹脂46にモールドされていない。
主Pバスバ30pは、図1に示すように、複数の半導体モジュール10の各正極端子11p(図8参照)に接続されているとともに、主Pバスバ接続部31pにおいて検出用バスバ70に接続されている。そして、主Pバスバ30pは、主Nバスバ30nと同様に、コンデンサモールド樹脂46の外に配されている。
正極バスバ45pは、図1に示すように、平滑コンデンサ44の正極端子44pに接続されているとともに、正極バスバ接続部46pを備える。そして、正極バスバ接続部46pは、主Pバスバ接続部31pとともに、検出用バスバ70に接続されている。
負極バスバ45nは、図1に示すように、平滑コンデンサ44の負極端子44nに接続されているとともに、負極バスバ接続部46nを備える。そして、負極バスバ接続部46nは、主Nバスバ接続部31nとともに、入力Nバスバ5nに接続されている。
図1に示すように、制御基板収容部8cには、制御基板20が収容されている。制御基板20には、半導体モジュール10を駆動させる駆動回路が形成されている。制御基板20には、第1貫通孔82dを介して制御基板収容部8c内に突出している制御回路P接続部53p、制御回路N接続部53及び制御回路接続部72と、第2貫通孔82eを介して制御基板収容部8c内に突出している複数の制御端子13とが接続されている。
図1及び図3に示すように、入力Pバスバ5p、入力Nバスバ5n及び検出用バスバ70は、入力バスバモールド樹脂54によってモールドされて、入力バスバモジュール5を構成している。なお、図1においては、便宜的に第1N接続部51n、第2N接続部52n、第1P接続部71p及び第2P接続部52pがZ方向に並ぶように記載したが、実際には、図4に示すように、第1N接続部51n、第2N接続部52n、第1P接続部71p及び第2P接続部52pはY方向に配列している。
そして、図5に示すように入力Pバスバ5p、入力Nバスバ5n及び検出用バスバ70は、帯状に形成されている。そして、本例では、入力バスバモジュール5において、検出用バスバ70の断面S0は、入力Pバスバ5の断面積S1及び入力Nバスバ5n断面積S2よりも小さくなっている。
図3及び図4に示すように、第1N接続部51n、第2N接続部52n、第1P接続部71p、第2P接続部52p、入力P接続部50p、入力N接続部50n及びリアクトル接続部51pは、入力バスバモジュール5から露出している。本例では、第1N接続部51nと第2N接続部52nとは隣り合っている。また、第1P接続部71pと第2N接続部52nとは隣り合っている。そして、第1N接続部51n、第2N接続部52n、第1P接続部71p及び第2P接続部52pは、この順にY方向に線状に並んでいる。
図3及び図4に示すように、第1N接続部51n、第2N接続部52n、第1P接続部71p及び第2P接続部52pはいずれも帯状となっている。同様に、図6に示すように、コンデンサN接続部43n、主Nバスバ接続部31n、主Pバスバ接続部31p、コンデンサP接続部43p、正極バスバ接続部46p及び負極バスバ接続部46nはいずれも帯状となっている。
そして、第1N接続部51nには、コンデンサN接続部43nが図示しないボルトを介して互いに接合されている。同様に、第2P接続部52pには、コンデンサP接続部43pが、図示しないボルトを介して互いに接合されている。
一方、第2N接続部52nには、主Nバスバ接続部31nと負極バスバ接続部46nとがこの順で、図示しないボルトを介して共締めされている。
同様に、第1P接続部71pには、主Pバスバ接続部31pと正極バスバ接続部46pとがこの順で、図示しないボルトを介して互いに接合されている。
そして、第2N接続部52nに主Nバスバ接続部31nが接合されることにより、主Nバスバ30nは固定されている。
図4、図6に示すように、第1N接続部51n、第2N接続部52n、第1P接続部71p及び第2P接続部52pは、これらの並び方向(Y方向)に直交するように同一方向(X方向)に延出している。
そして、図7に示すように、該延出方向(X方向)に垂直でかつ並び方向(Y方向)に平行な断面において、第1N接続部51nとコンデンサNバスバ42n(コンデンサN接続部43n)との接合部における第1N接続部51nと反対側の面が第1反対側面431nとなっている。
同様に、上記断面において、第2N接続部52nと主Nバスバ30n(主Nバスバ接続部31n)と負極バスバ45n(負極バスバ接続部46n)との接合部における第2N接続部52nと反対側の面が第2反対側面461nとなっている。
また、上記断面において、第1P接続部71pと主Pバスバ30p(主Pバスバ接続部31p)と正極バスバ45pとの接合部における第1P接続部71pと反対側の面が第3反対側面461pとなっている。
また、上記断面において、第2P接続部52pとコンデンサPバスバ42p(コンデンサP接続部43p)との接合部における第2P接続部52pと反対側の面が第4反対側面431pとなっている。
そして、図7に示すように、第1反対側面431n、第2反対側面461n、第3反対側面461p及び第4反対側面431pが、仮想直線L上に位置している。
上述の如く、電力変換装置1は、各バスバにより電気的に接続されて、図9に示す回路を構成している。なお、当該回路図には、入力バスバモジュール5、コンデンサモジュール40、主Pバスバ30p及び主Nバスバ30nを模式的に示してある。
次に、本例の電力変換装置1における作用効果について、詳述する。
電力変換装置1によれば、入力バスバモジュール5には、入力Pバスバ5p及び入力Nバスバ5nとともに、検出用バスバ70がモールドされている。これにより、検出用のワイヤハーネスを別途設ける必要がないため、電力変換装置1の耐振性が向上するとともに、組み付けの手間が軽減される。そして、入力Pバスバ5p、入力Nバスバ5n及び検出用バスバ70を一体的に取り扱うことができるため、組み付け作業性が向上する。また、制御基板20にワイヤハーネス接続用のコネクタを設ける必要がないため、製造コストの低減が図られる。
また、本例では、電力変換装置1は、積層体18及び入力バスバモジュール5を収容する第1収容部801と、制御基板20を収容する第2収容部802と、第1収容部801を囲う側壁82bと、第1収容部801と第2収容部802とを隔てる仕切版とを有するケース8を備える。さらに、電力変換装置1は、積層体18を積層方向Xに加圧する加圧部材19と、仕切板82aに立設されるとともに、加圧部材19を支持する支持部82cと、仕切板82aにおいて、第1収容部801と第2収容部802とを連通させるように形成された貫通孔82dとを備える。そして、電力変換装置1は、入力バスバモジュール5から延設されて、貫通孔82dを挿通して制御基板20に接続される制御基板接続部53p、53n、72を備える。そして、貫通孔82dは、支持部82cの立設方向Zから見て、支持部82cと側壁82bとの間に形成されているとともに、支持部82cにおける荷重点19aを通る積層方向Xに平行な仮想直線Mから離隔した位置に形成されている。そして、本例では、貫通孔82dは、支持部82cの立設方向Zから見て、支持部82cと側壁82bとの間であって、一対の支持部82cのそれぞれにおける荷重部19aを通る一対の仮想直線Mの間に位置している。
これにより、従来、デッドスペースとなっていた支持部82cと側壁81b、82bとの間に、入力バスバモジュール5が配置されることとなるため、デッドスペースの活用が図られて、小型化に寄与する。また、ケース8において、支持部82dの立設方向Zから見て仮想直線Mに重なる位置は、支持部82dを介して加圧部材19からの荷重Cがかかりやすい。そのため、貫通孔82dが、ケース8において当該荷重Cがかかりやすい部分から外れた位置(本例では、支持部82cと側壁82bとの間であって、支持部82dの立設方向Zから見て一対の仮想直線Mの間)に形成されているため、加圧部材19からの荷重Cによるケース8の変形が防止される。
また、本例では、検出用バスバ70は、入力Pバスバ5p及び入力Nバスバ5nよりも、断面積が小さい。検出用バスバ70には、入力Pバスバ5p及び入力Nバスバ5nに比べて流れる電流が少ないため、検出用バスバ70の断面積S0を小さくすることが可能である。そして、このようにすることにより、小型化及び低コスト化が図られる。
また、本例では、半導体モジュール10と入力Nバスバ5nとを電気的に接続して、直流電力を通電させる主Nバスバ30nが備えられており、主Nバスバ30nは、入力Nバスバ5nの接続部(第2N接続部52n)に固定されている。これにより、主Nバスバ30nを固定するための部材を別途用意する必要がないため、構成を簡素化することができるとともに、コスト低減を図ることができる。
以上のごとく、本例によれば、耐震性に優れ、組み付けの手間が軽減されて組み付け作業性が向上され、コスト低減が図られる電力変換装置1を提供することができる。
1 電力変換装置
10 半導体モジュール
20 制御基板
30p 主Pバスバ
30n 主Nバスバ
40 コンデンサモジュール
41 コンデンサ(フィルタコンデンサ)
42p コンデンサPバスバ
42n コンデンサNバスバ
5 入力バスバモジュール
5p 入力Pバスバ
52p 第2P接続部
5n 入力Nバスバ
51n 第1N接続部
52n 第2N接続部
54 入力バスバモールド樹脂
70 検出用バスバ
71p 第1P接続部

Claims (4)

  1. 直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置(1)であって、
    半導体素子(11)を内蔵する半導体モジュール(10)と、
    上記半導体モジュール(10)の制御端子(13)に接続されて上記半導体素子(11)を駆動制御する制御回路が設けられた制御基板(20)と、
    ンデンサ(41)の正極端子(41p)に接続されるコンデンサPバスバ(42p)とリアクトル(60)とに電気的に接続されるとともに、直流電源(2)の正極端子(2p)に接続される入力Pバスバ(5p)と、
    上記直流電源(2)の負極端子(2n)に接続されるとともに、上記半導体モジュール(10)の負極端子(11n)に電気的に接続される入力Nバスバ(5n)と、
    上記制御基板(20)に接続されるとともに、上記半導体モジュール(10)の正極端子(11p)に電気的に接続される検出用バスバ(70)と、
    を備え、
    上記入力Pバスバ(5p)、上記入力Nバスバ(5n)及び上記検出用バスバ(70)は、入力バスバモールド樹脂(54)にモールドされて入力バスバモジュール(5)を構成していることを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 複数の上記半導体モジュール(10)と該半導体モジュール(10)を冷却する複数の冷却管(15)とが積層されてなる積層体(18)と、
    該積層体(18)及び上記入力バスバモジュール(5)を収容する第1収容部(801)と、上記制御基板(20)を収容する第2収容部(802)と、上記第1収容部(801)を囲う側壁(82b)と、上記第1収容部(801)と上記第2収容部(802)とを隔てる仕切板(82a)とを有するケース(8)と、
    上記積層体(18)を積層方向(X)に加圧する加圧部材(19)と、
    上記仕切板(82a)に立設されるとともに、上記加圧部材(19)を支持する支持部(82c)と、
    上記仕切板(82a)において、上記第1収容部(801)と上記第2収容部(802)とを連通させるように形成された貫通孔(82d)と、
    上記入力バスバモジュール(5)から延設されて、上記貫通孔(82d)を挿通して上記制御基板(20)に接続される制御基板接続部(53p、53n、72)と、
    を備え、
    上記貫通孔(82d)は、上記支持部(82c)の立設方向(Z)から見て、上記支持部(82c)と上記側壁(82b)との間に形成されているとともに、上記支持部(82c)における上記加圧部材(19)からの荷重(C)がかかる荷重点(19a)を通って積層方向(X)に平行な仮想直線(M)から離隔した位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置(1)。
  3. 上記検出用バスバ(70)は、上記入力Pバスバ(5p)及び上記入力Nバスバ(5n)よりも、断面積が小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置(1)。
  4. 上記半導体モジュール(10)と上記入力Nバスバ(5n)とを電気的に接続して、直流電力を通電させる主Nバスバ(30n)が備えられており、該主Nバスバ(30n)は、上記入力Nバスバ(5n)の接続部(52n)に固定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
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