JP6544201B2 - 車載用の空調装置 - Google Patents

車載用の空調装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6544201B2
JP6544201B2 JP2015213256A JP2015213256A JP6544201B2 JP 6544201 B2 JP6544201 B2 JP 6544201B2 JP 2015213256 A JP2015213256 A JP 2015213256A JP 2015213256 A JP2015213256 A JP 2015213256A JP 6544201 B2 JP6544201 B2 JP 6544201B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
bus bar
capacitor
discharge
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015213256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017085816A (ja
Inventor
朋晃 榎本
朋晃 榎本
勝也 宇佐美
勝也 宇佐美
吉田 幹雄
幹雄 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2015213256A priority Critical patent/JP6544201B2/ja
Publication of JP2017085816A publication Critical patent/JP2017085816A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6544201B2 publication Critical patent/JP6544201B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、車載用の空調装置に関するものである。
特許文献1においては、電力変換装置における平滑コンデンサの温度について簡素な手法で均一化を図るべくコンデンサ容器の中に放電抵抗を収納し、バスバーP,Nの電源側とは反対の端部に放電抵抗を配置している。
特開2009−278794号公報
ところで、車載用の空調装置においては、小型化が望まれているものの、空調装置のインバータ部分に用いられるコンデンサの大きさが大きいため、コンデンサの端子を基板に接続するとともに、コンデンサの本体部を空調装置のケースに熱的に接続する構成が考えられている。従って、コンデンサの電荷を放電するための放電素子を基板に実装せざるを得ず、基板の大型化に繋がっている。
また、例えば車両の衝突等の振動によってコンデンサの端子が基板に対して断線し、コンデンサの電荷を確実に放電素子で放電できない虞があった。
本発明の目的は、基板の大型化を抑制することができるとともに、確実にコンデンサの電荷を放電することができる車載用の空調装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、モータと、前記モータによって動かされる圧縮機と、スイッチング素子を有し、前記スイッチング素子のスイッチング動作により直流電力を交流電力に変換して前記モータに供給される電力を制御するインバータ装置と、を備える車載用の空調装置であって、前記インバータ装置は、箱状のケースと、前記ケース内においてケースの第1の側面に沿って配置されるとともに前記ケースの内部から前記ケースの外部に延びる板状の第1のバスバーと、前記ケース内においてケースの第2の側面に沿って配置されるとともに前記ケースの内部から前記ケースの外部に延びる板状の第2のバスバーと、前記ケース内において前記第1のバスバーおよび第2のバスバーに電気的に接続され、前記インバータ装置の入力側に配置されるコンデンサと、前記ケース内において前記第1のバスバーおよび第2のバスバーに電気的に接続され、前記コンデンサに対して並列に接続される放電素子と、前記第1のバスバーと前記第2のバスバーとが接続される基板と、を有することを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、放電素子が基板に実装されておらず、基板の大型化を抑制することができる。また、コンデンサが基板に実装されておらず、振動等が加わった際に確実にコンデンサの電荷を放電することができる。
請求項2に記載のように、請求項1に記載の電力変換装置において、前記ケース内に、ブリーダ抵抗およびリップル低減用抵抗のうちの少なくとも一方が収納されているとよい。
請求項2に記載の発明によれば、ブリーダ抵抗およびリップル低減用抵抗のうちの少なくとも一方の熱はケースを介して放熱部材に逃がされ、放熱性の向上を図ることができる。
請求項3に記載のように、請求項1または2に記載の電力変換装置において、前記ケースは、樹脂よりなり、外表面にはリブが設けられているとよい。
請求項4に記載のように、請求項1または2に記載の電力変換装置において、前記ケースは、底面が金属材料よりなるとよい。
本発明によれば、基板の大型化を抑制することができるとともに、確実にコンデンサの電荷を放電することができる。
車載電動コンプレッサの一部を破断して示す側面図。 車載電動コンプレッサ用インバータを示す分解斜視図。 車載電動コンプレッサ用インバータの一部を示す分解斜視図。 コンデンサ放電抵抗ユニットを示す斜視図。 コンデンサ放電抵抗ユニットの内部構成を示す斜視図。 (a)はコンデンサ放電抵抗ユニットを組み付けた状態での概略平面図、(b)は(a)のA−A線での概略断面図。 車載電動コンプレッサ用インバータの電気的構成を示す回路図。 別例の車載電動コンプレッサ用インバータの電気的構成を示す回路図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車載用の空調装置100は車載電動コンプレッサ10を有する。車載電動コンプレッサ10は、モータ16と、モータ16によって動かされる圧縮機としての圧縮部15と、インバータ18を備える。
車載電動コンプレッサ10は、ハウジング11を有している。ハウジング11は、有底円筒状の第1ハウジング12と、第1ハウジング12の開口部に設けられる有蓋円筒状の第2ハウジング13とを有している。ハウジング11は、第1ハウジング12と第2ハウジング13とを連結することで構成されている。第1ハウジング12には、第1ハウジング12内に冷媒を流入させる流入口14が第1ハウジング12の径方向に貫通して設けられている。第1ハウジング12には、冷媒を圧縮する圧縮部15と、圧縮部15を駆動するモータ16とが収容されている。第1ハウジング12の軸方向の外面17(第1ハウジング12の軸方向の端面)には、モータ16を駆動させる車載電動コンプレッサ用電力変換装置としてのインバータ18が設けられている。インバータ18は、第1ハウジング12の外面17に設けられた樹脂製カバー19に覆われている。
図7を用いてインバータ18の電気的構成を説明する。
図7に示すように、インバータ(三相インバータ)18は、インバータ回路20を備えている。インバータ回路20は、6つのスイッチング素子21〜26と6つのダイオード27〜32を有する。スイッチング素子21〜26としてIGBTを用いている。正極母線Lpと負極母線Lnとの間に、U相上アームを構成するスイッチング素子21と、U相下アームを構成するスイッチング素子22が直列接続されている。正極母線Lpと負極母線Lnとの間に、V相上アームを構成するスイッチング素子23と、V相下アームを構成するスイッチング素子24が直列接続されている。正極母線Lpと負極母線Lnとの間に、W相上アームを構成するスイッチング素子25と、W相下アームを構成するスイッチング素子26が直列接続されている。スイッチング素子21〜26にはダイオード27〜32が逆並列接続されている。正極母線Lp、負極母線Lnは直流電源としての車載バッテリ33が接続される。
スイッチング素子21とスイッチング素子22の間がモータ16のU相端子に接続される。スイッチング素子23とスイッチング素子24の間がモータ16のV相端子に接続される。スイッチング素子25とスイッチング素子26の間がモータ16のW相端子に接続される。
各スイッチング素子21〜26のゲート端子にはドライブ回路34が接続されている。ドライブ回路34は制御回路35からの制御信号に基づいてインバータ回路20のスイッチング素子21〜26をスイッチング動作させる。インバータ回路20は、スイッチング素子21〜26のスイッング動作により車載バッテリ33から供給される直流を適宜の周波数の3相交流に変換して負荷としてのモータ16の各相の巻線に供給する。即ち、スイッチング素子21〜26のスイッチング動作により3相交流モータ16の各相の巻線が通電されて3相交流モータ16を駆動することができる。
さらに、インバータ18は、母線Lp,Lnにおけるインバータ回路20に対する直流の入力側において、LCフィルタ36(コイル40、コンデンサ41)と、放電素子としての放電抵抗37と、制御回路35が設けられている。
LCフィルタ36は、正極母線Lpに挿入されたコイル40と、正極母線Lpと負極母線Lnとの間に接続されたコンデンサ41とにより構成されている。即ち、インバータ18に備えられるコンデンサ41は、インバータ回路20における直流の入力側に接続される。LCフィルタ36により、車両側からのリップル電流の流入が抑制される。
このように、インバータ装置としてのインバータ18は、スイッチング素子21〜26を有し、スイッチング素子21〜26のスイッチング動作により直流電力を交流電力に変換してモータ16に供給される電力を制御する。
図2および図3に示すように、インバータ18は、平板状の金属ベース50と、基板(回路基板)51とを有している。金属ベース50はその材料してアルミを挙げることができ、具体的には金属ベース50はアルミダイカスト成型で製作されていてもよい。金属ベース50には、コイル40、IPM(Intelligent Power Module)53、コンデンサ放電抵抗ユニット54、基板51などが載置(固定)され、基板51とその他の部品とが電気的に接続される。図2のIPM53は、図7のインバータ回路20とドライブ回路34を含み、これら部品をモジュール化したものである。
図2に示すように、インバータ18は、コンデンサ放電抵抗ユニット54を備える。図2のコンデンサ放電抵抗ユニット54の詳細を、図4,5,6を用いて説明する。
図5,6に示すように、コンデンサ放電抵抗ユニット54は、コンデンサとしてのコンデンサ素子60,61と、放電素子としての放電抵抗62,63と、箱状のケース64と、第1のバスバー65と、第2のバスバー66と、を備える。図5,6のコンデンサ素子60,61は、図7のコンデンサ41に相当し、インバータ回路における直流の入力側に接続される。コンデンサ素子60,61として、例えばフィルムコンデンサを用いることができる。
図5,6の放電抵抗62,63は、図7の放電抵抗37に相当し、図5,6のコンデンサ素子60,61と並列に接続される。有底四角筒状の樹脂製ケース64が寝かせた状態で配置され、ケース64には、コンデンサ素子60,61および放電抵抗62,63が寝かせた状態で収納される。第1および第2のバスバー65,66は、ケース64の内部からケース64の外部に延びている。
ケース64は、全体形状として直方体形状をなし、6つの面S1,S2,S3,S4,S5,S6を有する。面S1と面S2が対向し、面S3と面S4が対向し、面S5と面S6が対向している。面S1,S2,S3,S4は長方形をなし、長方形の面S1,S2,S3,S4における短辺に面S5,S6が位置している。直方体形状のケース64における1つの面S6は開口面となっており、この開口面(S6)から部品をケース64の内部に挿入することができる。
図6(a)の平面視において、面S1と面S2が対向しており、面S1が第1の側面であり、面S2が第2の側面である。図6(b)に断面図において、面S3と面S4が対向しており、金属ベース50における部品配置面と対向する面S3がケース64の底面である。よって、底面S3に対し、一対の側面S1,S2が立設された状態で位置している。
第1のバスバー65は、ケース64内においてケース64の第1の側面S1に沿って配置されている。詳しくは、第1のバスバー65は、第1の側面S1の長辺に沿い、かつ、第1の側面S1と対向するように配置されている。第2のバスバー66は、ケース64内においてケース64の第2の側面S2に沿って配置されている。詳しくは、第2のバスバー66は、第2の側面S2の長辺に沿い、かつ、第2の側面S2と対向するように配置されている。
ケース64内において、コンデンサ素子60の一方の端子60aが第1のバスバー65を貫通し半田付けにて接合されているとともにコンデンサ素子60の他方の端子60bが第2のバスバー66を貫通し半田付けにて接合されている。同様に、ケース64内において、コンデンサ素子61の一方の端子61aが第1のバスバー65を貫通し半田付けにて接合されているとともにコンデンサ素子61の他方の端子61bが第2のバスバー66を貫通し半田付けにて接合されている。また、ケース64内において、放電抵抗62の一方の端子62aが第1のバスバー65を貫通し半田付けにて接合されているとともに放電抵抗62の他方の端子62bが第2のバスバー66を貫通し半田付けにて接合されている。同様に、ケース64内において、放電抵抗63の一方の端子63aが第1のバスバー65を貫通し半田付けにて接合されているとともに放電抵抗63の他方の端子63bが第2のバスバー66を貫通し半田付けにて接合されている。
このように、ケース64内においてコンデンサ素子60,61および放電抵抗62,63が第1および第2のバスバー65,66に電気的に接続されている。
図6(b)に示すように、ケース64の底面S3は、放熱部材としての金属ベース50に接触している。これにより、ケース64の底面S3は金属ベース50に熱的に結合されている。ケース64の外部において第1および第2のバスバー65,66が基板51に向かって延びるように屈曲形成され、第1および第2のバスバー65,66の端部は基板51を貫通して半田付けにて接合され、これにより第1および第2のバスバー65,66は基板51に接続されている。
このように、インバータ18は、箱状のケース64と、ケース64内においてケース64の第1の側面S1に沿って配置されるとともにケース64の内部からケース64の外部に延びる板状の第1のバスバー65を有する。また、インバータ18は、ケース64内においてケース64の第2の側面S2に沿って配置されるとともにケース64の内部からケース64の外部に延びる板状の第2のバスバー66を有する。
図4に示すように、ケース64内はポッテング樹脂67が充填され、ケース64の内部が樹脂封止されている。
図4に示すように、ケース64の外表面には多数のリブ(突条)68が並設され、ケース64の強度向上が図られている。なお、ケース64の底面S3にはリブ68は設けられていない。そして、図2,3に示すように、ケース64に設けられた取付部64a,64bを貫通するネジSc1を金属ベース50に螺入することによりコンデンサ放電抵抗ユニット54が金属ベース50に固定されている。
図2,3に示すように、金属ベース50は、全体形状として板状をなしている。金属ベース50の厚み方向の一方の面には厚み方向に向けて若干突出した突出部70が設けられている。また、金属ベース50の厚み方向の面のうち、突出部70が設けられた面とは反対側の面は、平坦面71(図6(b)参照)となっている。金属ベース50の突出部70には、IPM53が載置されている。IPM53は、図示しない端子が基板51に接続されている。IPM(53)として、パワー素子がモジュール化されたパワーモジュールであっても、パワー素子をベアチップ実装したものを用いてもよい。なお、パワーモジュールやパワー素子のベアチップ実装の場合、制御素子を他の基板に配置することになる。
図3に示すように、コイル40は、二本の端子(リード)73,74を有している。コイル40は、端子73,74の延びる方向が基板51側を向くように配置されている。コイル40は、コイルケース75によって覆われている。そして、コイルケース75に設けられた取付部75a,75bを貫通するネジSc2を金属ベース50に螺入することによりコイル40が金属ベース50に固定されている。
金属ベース50の厚み方向の面のうち基板51等の配置面の周縁には、基板51を金属ベース50に固定するためのネジSc3が螺合される円筒状の第1のボス76が設けられている。また、金属ベース50の第1のボス76が設けられた面と同一面上には、円筒状の第2のボス77が設けられている。第1のボス76と第2のボス77は、金属ベース50と一体成形されている。第2のボス77には、図1に示すように、金属ベース50をハウジング11に固定するためのネジSc4が挿通される。
上記したインバータ18は、樹脂製カバー19および第2のボス77を挿通したネジSc4が第1ハウジング12に螺入されることでハウジング11に固定されている。金属ベース50は、平坦面71が第1ハウジング12の外面17と対向している。従って、金属ベース50の平坦面71がハウジング11の外面17と面接触している。
金属ベース50にIPM53、基板51、コイルケース75、コンデンサ放電抵抗ユニット54がネジ固定されている。金属ベース50は、これら部品のヒートシンクとして機能するとともに、これら部品の固定台として機能する。
図1に示すように、樹脂製カバー19にはコネクタ69が一体的に形成され、コネクタ69のピン69aが基板51に接続されている。
このように、インバータ18は、ケース64内において第1のバスバー65および第2のバスバー66に電気的に接続され、インバータ18の入力側に配置されるコンデンサとしてのコンデンサ素子60,61を有する。インバータ18は、ケース64内において第1のバスバー65および第2のバスバー66に電気的に接続され、コンデンサ素子60,61に対して並列に接続される放電素子としての放電抵抗62,63と、第1のバスバー65と第2のバスバー66とが接続される基板51を有する。
次に、本実施形態のインバータ18の作用について説明する。
インバータ18の駆動に伴いコンデンサ素子60,61、放電抵抗62,63等が発熱する。ここで、コンデンサ素子60,61および放電抵抗62,63が、箱状のケース64に収納されており、ケース64の底面S3は金属ベース50に熱的に結合されている。そして、コンデンサ素子60,61の熱はケース64を介して金属ベース50に逃がされる。放電抵抗62,63の熱はケース64を介して金属ベース50に逃がされる。
また、コンデンサ素子60,61と放電抵抗62,63との一体化により、樹脂製カバー19を用いて構成したときにおいて、車両の衝突時において樹脂製カバー19が曲がる等しても放電抵抗62,63により、速やかに放電することができる構造となっている。つまり、複数のコンデンサ(60,61)のみをモジュール化し、放電抵抗は、基板等に搭載すると、衝突時に基板が割れる等が発生すると放電抵抗で放電(電荷を速やかに抜くこと)ができなくなる。本実施形態では仮に基板51が損傷してもコンデンサ素子60,61の電荷を速やかに抜くことができる。
さらに、ケース64内に、コンデンサ素子60,61と放電抵抗62,63を入れ、ケース64を共通で使用し、小型化を実現している。つまり、上述したように基板に放電抵抗を搭載した場合において衝突時に放電抵抗により放電させるために基板に搭載した放電素子を保護すべくカバーを更に設けると大型化を招く。本実施形態ではケース64内に放電抵抗62,63を取り込むことにより大型化を抑制することができる。
また、製造容易とすべく、基板51に挿入する端子(リード)の本数が低減される。詳しくは、抵抗の端子「2」本×抵抗本数「2」+コンデンサの端子「2」本×コンデンサ「2」個=8本であるのに対し、本実施形態では、コンデンサ素子60,61および放電抵抗62,63をバスバー65,66に結線した状態でケース64内に収納しており、端子数はバスバー65,66の2本で済む。これにより、基板51との接合部が減り、製造容易となる。
さらに、衝突安全について、ケース64にリブ68を形成することにより強度をもたせ、放電抵抗62,63とコンデンサ素子60,61の接続が外れず、確実に放電できる。
さらには、熱について、放電抵抗62,63を放熱部材としての金属ベース50に近く配置することができ、他素子への影響を減らすことができる。また、冷やすことにより放電抵抗の小型化を図ることができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)車載用の空調装置100の構成として、モータ16と、モータ16によって動かされる圧縮機としての圧縮部15と、スイッチング素子21〜26を有し、スイッチング素子21〜26のスイッチング動作により直流電力を交流電力に変換してモータ16に供給される電力を制御するインバータ装置としてのインバータ18と、を備える。インバータ18は、箱状のケース64と、ケース64内においてケース64の第1の側面S1に沿って配置されるとともにケース64の内部からケース64の外部に延びる板状の第1のバスバー65を有する。インバータ18は、ケース64内においてケース64の第2の側面S2に沿って配置されるとともにケース64の内部からケース64の外部に延びる板状の第2のバスバー66を有する。インバータ18は、ケース64内において第1のバスバー65および第2のバスバー66に電気的に接続され、インバータ18の入力側に配置されるコンデンサとしてのコンデンサ素子60,61を有する。インバータ18は、ケース64内において第1のバスバー65および第2のバスバー66に電気的に接続され、コンデンサ素子60,61に対して並列に接続される放電素子としての放電抵抗62,63と、第1のバスバー65と第2のバスバー66とが接続される基板51を有する。よって、コンデンサ素子60,61の熱および放電抵抗62,63の熱はケース64を介して金属ベース50に逃がされる。放電抵抗62,63が基板51に実装されておらず、基板51の大型化を抑制することができる。また、コンデンサ素子60,61が基板51に実装されておらず、振動等が加わった際に確実にコンデンサ素子60,61の電荷を放電することができる。
(2)ケース64内においてコンデンサ素子60,61の端子60a,60b,61a,61bおよび放電抵抗62,63の端子62a,62b,63a,63bが第1および第2のバスバー65,66に接合されているので、実用的である。
(3)車載電動コンプレッサ用である。よって、ケース64内に収納された放電抵抗62,63とコンデンサ素子60,61は接続の外れを起こしにくく、衝突時に確実に放電することができる。
(4)ケース64の外部において第1および第2のバスバー65,66が基板51に接続されている。よって、基板に放電抵抗を搭載する場合に比べて、基板51に放電抵抗62,63を搭載しなくてもよいので基板の小型化を図ることができる。
(5)本実施形態では2枚のバスバー65,66と2つのコンデンサ素子60,61と2つの放電抵抗62,63を一括で半田付けできる。即ち、コンデンサ素子60,61の端子60a,60b,61a,61bおよび放電抵抗62,63の端子62a,62b,63a,63bをバスバー65,66に貫通させ、この状態で半田付けにて組み付けることができる。
(6)ケース64内において、コンデンサ素子60,61および放電抵抗62,63を寝かせて配置することができ、放熱性に優れている。
(7)ケース64は、樹脂よりなり、外表面にはリブ68が設けられている。よって、強度向上が図られる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・図8に示すように、正極母線Lpと負極母線Lnとの間においてコンデンサ41に対し放電抵抗80を並列に接続するとともに、この並列回路に対しリップル低減用抵抗81を直列に接続してもよい。即ち、コンデンサ41の一端が負極母線Lnに接続されているとともにコンデンサ41の他端がリップル低減用抵抗81を介して正極母線Lpに接続され、コンデンサ41に対して放電抵抗80が並列に接続されている。この場合において、コンデンサ41、放電抵抗80およびリップル低減用抵抗81をケース64の内部に配置してバスバー65,66と接続してもよい。
また、ケース64内に、母線Lp,Lnにおけるインバータ回路20に対する直流の入力側に設けられるブリーダ抵抗、および、リップル低減用抵抗81のうちの少なくとも一方が収納されてもよい。この場合、ブリーダ抵抗およびリップル低減用抵抗81のうちの少なくとも一方の熱はケース64を介して放熱部材としての金属ベース50に逃がされ、放熱性の向上を図ることができる。
・ケース64の底面S3と金属ベース50とは直接接触していなくてもよく、放熱シートや放熱グリス等を介して配置されていてもよい。要は、ケース64の底面S3は放熱部材に熱的に結合されていればよい。
・ケース64は、底面(下面)S3が金属材料よりなる構成としてもよい。こうすることにより、放熱性に優れている。
・車載バッテリは車載でない場合、バッテリ以外の電源を用いてもよい。
・カバー19の材料は樹脂に限定されず、金属でもよい。
・突出部70は無くてもよい。
・本発明はインバータ回路における直流の入り口側にコンデンサと放電抵抗を配置する場合に適用でき、前段にDC/DCコンバータ等があってもよい。
・電力変換装置として車載電動コンプレッサ用インバータに適用したが、車載電動コンプレッサ用以外でもよい。
15…圧縮部、16…モータ、18…インバータ、21〜26…スイッチング素子、51…基板、60…コンデンサ素子、61…コンデンサ素子、62…放電抵抗、63…放電抵抗、64…ケース、65…第1のバスバー、66…第2のバスバー、69…リブ、81…リップル低減用抵抗、100…空調装置、S1…第1の側面、S2…第2の側面、S3…底面。

Claims (4)

  1. モータと、
    前記モータによって動かされる圧縮機と、
    スイッチング素子を有し、前記スイッチング素子のスイッチング動作により直流電力を交流電力に変換して前記モータに供給される電力を制御するインバータ装置と、を備える車載用の空調装置であって、
    前記インバータ装置は、
    箱状のケースと、
    前記ケース内においてケースの第1の側面に沿って配置されるとともに前記ケースの内部から前記ケースの外部に延びる板状の第1のバスバーと、
    前記ケース内においてケースの第2の側面に沿って配置されるとともに前記ケースの内部から前記ケースの外部に延びる板状の第2のバスバーと、
    前記ケース内において前記第1のバスバーおよび第2のバスバーに電気的に接続され、前記インバータ装置の入力側に配置されるコンデンサと、
    前記ケース内において前記第1のバスバーおよび第2のバスバーに電気的に接続され、前記コンデンサに対して並列に接続される放電素子と、
    前記第1のバスバーと前記第2のバスバーとが接続される基板と、
    前記ケースおよび前記基板が載置される金属製の放熱部材と、
    を有し、
    前記ケースの底面は、前記放熱部材に接触するように配置されており、
    前記コンデンサおよび前記放電素子は、前記ケースの底面から立設された前記第1の側面に沿って配置される前記第1のバスバーと前記ケースの底面から立設された前記第2の側面に沿って配置される前記第2のバスバーとの間に配置されていることを特徴とする車載用の空調装置。
  2. 前記ケース内に、ブリーダ抵抗およびリップル低減用抵抗のうちの少なくとも一方が収納されていることを特徴とする請求項1に記載の車載用の空調装置。
  3. 前記ケースは、樹脂よりなり、外表面にはリブが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車載用の空調装置。
  4. 前記ケースは、底面が金属材料よりなることを特徴とする請求項1または2に記載の車載用の空調装置。
JP2015213256A 2015-10-29 2015-10-29 車載用の空調装置 Expired - Fee Related JP6544201B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015213256A JP6544201B2 (ja) 2015-10-29 2015-10-29 車載用の空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015213256A JP6544201B2 (ja) 2015-10-29 2015-10-29 車載用の空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017085816A JP2017085816A (ja) 2017-05-18
JP6544201B2 true JP6544201B2 (ja) 2019-07-17

Family

ID=58713528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015213256A Expired - Fee Related JP6544201B2 (ja) 2015-10-29 2015-10-29 車載用の空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6544201B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020032132A1 (ja) * 2018-08-10 2020-02-13 株式会社デンソー 電力変換装置
JP7036092B2 (ja) * 2018-08-10 2022-03-15 株式会社デンソー 電力変換装置
JP7299928B2 (ja) * 2019-02-01 2023-06-28 株式会社Fuji 作業機

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10247611A (ja) * 1997-03-05 1998-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンデンサ
JP2009123871A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Panasonic Corp ケースモールド型コンデンサ
JP2009177000A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Toyota Motor Corp コンデンサ装置
JP2009278794A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Toyota Motor Corp 電力変換装置
JP5534352B2 (ja) * 2011-03-31 2014-06-25 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 インバータ装置
JP5831514B2 (ja) * 2013-09-03 2015-12-09 株式会社豊田自動織機 電動圧縮機
JP6171885B2 (ja) * 2013-11-20 2017-08-02 株式会社デンソー 車載電気システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017085816A (ja) 2017-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5861614B2 (ja) 高電圧電気装置及び電動圧縮機
US10008895B2 (en) Inverter-integrated electric compressor
US8659193B2 (en) Control device for electric motor
JP5505451B2 (ja) 電力変換装置
JP6037809B2 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP6444605B2 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP4144465B2 (ja) 車両用インバータ一体型電動コンプレッサ
JP6195453B2 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP6203492B2 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP2004190547A (ja) インバータ一体型電動コンプレッサ及びその組み立て方法
JP2010187436A (ja) インバータ装置およびインバータ一体型電動圧縮機
JP2009261139A (ja) 電力変換装置
JP6029484B2 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP5343928B2 (ja) 電力変換装置
JP6544201B2 (ja) 車載用の空調装置
US20100165575A1 (en) Electronics component packaging for power converter
JP4538474B2 (ja) インバータ装置
JP2016052183A (ja) 電力変換装置
JP5964715B2 (ja) 電気機器ケース及びパワーコントロールユニット
JP6488980B2 (ja) 電力変換装置
JP6341131B2 (ja) 電動コンプレッサ用インバータ
JP2020043732A (ja) コンデンサ装置
JP6439523B2 (ja) 電力変換装置
JP2015107020A (ja) 電力変換装置、及びその固定構造
JP2018164400A (ja) 電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190603

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6544201

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees