JP6341131B2 - 電動コンプレッサ用インバータ - Google Patents

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本発明は、電動コンプレッサ用インバータに関するものである。
コンプレッサに内蔵したモータを制御するインバータの構成として、ハウジングの外殻に筐体が取り付けられ、筐体内に回路基板、電力制御用半導体素子等を収納する技術が知られている(例えば特許文献1)。
特開2003−153552号公報
ところで、電動コンプレッサ用インバータには、例えば、図8(a),(b)に示すようにIPM(Intelligent Power Module)100が用いられ、モールド樹脂101から接続端子102,103が延びているとともにモールド樹脂101にネジ止め用貫通孔104,105が設けられている。
そして、図9に示すように、IPM100をベース部材120にネジ130,131で組み付けた後に基板110を組み付けて半田付けする。
基板110を組み付ける作業は、IPM100の接続端子102,103の本数が多く、各々の接続端子102,103の位置寸法関係も公差内でばらつくため、接続端子102,103を基板110のスルーホール111,112に通す際に、気遣いが要求される。さらに、組み付けを人でなくロボットで行う場合には、組み付けミスが多発するリスクがある。
本発明の目的は、スルーホール挿入型電子部品の組み付け性を向上することができる電動コンプレッサ用インバータを提供することにある。
請求項1に記載の発明では、ベース部材と、板状の接続端子を有し、前記ベース部材に熱的に結合されるスルーホール挿入型電子部品と、前記ベース部材に固定され、スルーホールに前記スルーホール挿入型電子部品の接続端子が挿入される基板と、を備える電動コンプレッサ用インバータであって、前記接続端子は、幅方向に直交する厚み方向に屈曲形成され、前記基板におけるスルーホールは、長孔状をなし、当該長孔状のスルーホールは、前記スルーホール挿入型電子部品の板状の接続端子における前記厚み方向に延びていることを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、基板におけるスルーホールは、長孔状をなし、スルーホール挿入型電子部品の板状の接続端子における厚み方向に延びているので、スルーホール挿入型電子部品と基板との位置関係について、板状の接続端子における厚み方向に位置ずれが発生しても接続端子とスルーホールとの位置関係のばらつきを吸収して厚み方向に屈曲形成された接続端子を基板のスルーホールに挿入しやすくでき、スルーホール挿入型電子部品の組み付け性を向上することができる。
請求項2に記載のように、請求項1に記載の電動コンプレッサ用インバータにおいて、前記スルーホール挿入型電子部品の板状の接続端子は、板状の接続端子における幅方向において先端ほど幅狭となるように斜状に形成されているとよい。
請求項2に記載の発明によれば、スルーホール挿入型電子部品の板状の接続端子は、板状の接続端子における幅方向において先端ほど幅狭となるように斜状に形成されているので、スルーホール挿入型電子部品と基板との位置関係について、板状の接続端子における幅方向に位置ずれが発生しても接続端子とスルーホールとの位置関係のばらつきを吸収して接続端子を基板のスルーホールに挿入しやすくできる。
請求項3に記載のように、請求項1または2に記載の電動コンプレッサ用インバータにおいて、前記長孔状のスルーホールは、長円形または楕円形または長方形をなすとよい。
本発明によれば、スルーホール挿入型電子部品の組み付け性を向上することができる。
電動コンプレッサの一部を破断して示す側面図。 電動コンプレッサ用インバータを示す分解斜視図。 電動コンプレッサ用インバータの一部を示す分解斜視図。 (a)はIPMの平面図、(b)はIPMの正面図、(c)はIPMの側面図。 (a)はIPMを組み付けた状態での平面図、(b)はIPMを組み付けた状態での正面図、(c)はIPMを組み付けた状態での側面図。 電動コンプレッサ用インバータの電気的構成を示す回路図。 (a)は別例を説明するための基板の一部平面図、(b)は別例を説明するための基板の一部平面図。 (a)は課題を説明するためのIPMの平面図、(b)は課題を説明するためのIPMの側面図。 (a)は課題を説明するためのIPMを組み付けた状態での平面図、(b)は課題を説明するためのIPMを組み付けた状態での正面図、(c)は課題を説明するためのIPMを組み付けた状態での側面図。
以下、本発明を車載用の電動コンプレッサ用インバータに具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、電動コンプレッサ10は、ハウジング11を有している。ハウジング11は、有底円筒状の第1ハウジング12と、第1ハウジング12の開口部に設けられる有蓋円筒状の第2ハウジング13とを有している。ハウジング11は、第1ハウジング12と第2ハウジング13とを連結することで構成されている。第1ハウジング12には、第1ハウジング12内に冷媒を流入させる流入口14が第1ハウジング12の径方向に貫通して設けられている。第1ハウジング12には、冷媒を圧縮する圧縮部15と、圧縮部15を駆動するモータ16とが収容されている。第1ハウジング12の軸方向の外面17(第1ハウジング12の軸方向の端面)には、モータ16を駆動させる電動コンプレッサ用インバータとしてのインバータ18が設けられている。インバータ18は、第1ハウジング12の外面17に設けられたカバー19に覆われている。
図6を用いてインバータ18の電気的構成を説明する。
図6に示すように、インバータ(三相インバータ)18は、インバータ回路20を備えている。インバータ回路20は、6つのスイッチング素子21〜26と6つのダイオード27〜32を有する。スイッチング素子21〜26としてIGBTを用いている。正極母線Lpと負極母線Lnとの間に、U相上アームを構成するスイッチング素子21と、U相下アームを構成するスイッチング素子22が直列接続されている。正極母線Lpと負極母線Lnとの間に、V相上アームを構成するスイッチング素子23と、V相下アームを構成するスイッチング素子24が直列接続されている。正極母線Lpと負極母線Lnとの間に、W相上アームを構成するスイッチング素子25と、W相下アームを構成するスイッチング素子26が直列接続されている。スイッチング素子21〜26にはダイオード27〜32が逆並列接続されている。正極母線Lp、負極母線Lnは直流電源としての車載バッテリ33が接続される。車載バッテリ33の出力電圧は450Vである。
スイッチング素子21とスイッチング素子22の間がモータ16のU相端子に接続される。スイッチング素子23とスイッチング素子24の間がモータ16のV相端子に接続される。スイッチング素子25とスイッチング素子26の間がモータ16のW相端子に接続される。
各スイッチング素子21〜26のゲート端子にはドライブ回路34が接続されている。ドライブ回路34はコントローラ35からの制御信号に基づいてインバータ回路20のスイッチング素子21〜26をスイッチング動作させる。このスイッチング素子21〜26のスイッング動作により車載バッテリ33から供給される直流を適宜の周波数の3相交流に変換して負荷としてのモータ16の各相の巻線に供給する。即ち、スイッチング素子21〜26のスイッチング動作により3相交流モータ16の各相の巻線が通電されて3相交流モータ16を駆動することができる。
さらに、インバータ18は、母線Lp,Lnにおけるインバータ回路20に対する直流の入力側において、LCフィルタ36と、ブリーダ抵抗37と、定電圧発生回路38を備えている。
LCフィルタ36は、正極母線Lpに挿入されたコイル39と、正極母線Lpと負極母線Lnとの間に接続されたコンデンサ40とにより構成されている。LCフィルタ36により、車両側からのリップル電流の流入が抑制される。
ブリーダ抵抗37にツェナーダイオード41が直列に接続され、この直列回路が正極母線Lpと負極母線Lnとの間に接続されている。ツェナーダイオード41は、ブリーダ抵抗37と負極母線Lnの間においてカソードがブリーダ抵抗37側、アノードが負極母線Ln側となっている。
定電圧発生回路38は、トランス42と、スイッチング素子43と、分圧抵抗44,45と、コントローラ46を備えている。トランス42の一次コイルとスイッチング素子43が直列に接続され、この直列回路が正極母線Lpと負極母線Lnとの間に接続されている。正極母線Lpと負極母線Lnとの間に接続された分圧抵抗44,45によりトランス42の一次側電圧が検出される。コントローラ46は、分圧抵抗44,45によるトランス42の一次側電圧をモニタしつつスイッチング素子43をスイッチング動作させてトランス42の二次側電圧として5Vを取り出すようになっている。この5V電圧はコントローラ35の駆動のために使用される。
図2および図3に示すように、インバータ18は、平板状のアルミベース50と、基板(回路基板)51と、コイル52と、IPM(Intelligent Power Module)53と、コンデンサ54を備えている。ベース部材としてのアルミベース50はアルミダイカスト成型されている。アルミベース50には、コイル52、IPM53、4本のコンデンサ54、基板51などが載置(固定)され、基板51とその他の部品とが電気的に接続される。図3におけるコイル52は、図6のコイル39に相当する。図3における4本のコンデンサ54は、図6のコンデンサ40に相当する。また、図2のIPM53は、図6のインバータ回路20とドライブ回路34を含み、これら部品をモジュール化したものである。
スルーホール挿入型電子部品としてのIPM53を図4(a),(b),(c)を用いて説明する。
IPM53は、スイッチング素子を構成するチップがリードフレームに搭載され、チップおよびリードフレームの一部が樹脂55で封止(モールド)されている。より詳しくは、図6においてU,V,Wの各上アーム・下アーム用のスイッチング素子が2つ並列に用いられ、合計12個の素子がモジュール化されている。樹脂55は、図4(a)に示す平面視において長方形をなし、長辺と短辺を有し、図4(b)に示す正面視において所定の厚みを有する。図4(a)に示すごとく樹脂55の短辺の中央部において、厚み方向に延びるネジ止め用貫通孔60,61が形成されている。そして、ネジ止め用貫通孔60,61を貫通するネジSc1(図5参照)をアルミベース50に螺入することによりIPM53がアルミベース50に固定される。これにより、IPM53は、アルミベース50に熱的に結合される。
図4(a)に示すごとくモールド樹脂55の一対の長辺のうちの一方の長辺での側面からリードフレームの端部が接続端子56として多数本突設されているとともに、モールド樹脂55の一対の長辺のうちの他方の長辺での側面からリードフレームの端部が接続端子57として多数本突設されている。接続端子56,57は板状の接続端子である。このようにして、スルーホール挿入型電子部品としてのIPM53は、板状の接続端子56,57を有し、長方形のモールド樹脂55の対向する側面から接続端子56および接続端子57が突出している。板状の接続端子56,57は、幅方向Xに直交する厚み方向Yに屈曲形成されている。即ち、板状の接続端子56,57は、モールド樹脂55の側面から水平方向に突出するとともに水平方向から基板51のある上方に向かって略90度屈曲形成されている。これは、リードフレームの曲げ加工により形成される。
図2に示すように、基板51は、アルミベース50に固定される。基板51には、IPM53の接続端子56に対応する位置にスルーホール58が形成されているとともに、IPM53の接続端子57に対応する位置にスルーホール59が形成されている。基板51のスルーホール58にIPM53の接続端子56が挿入されるとともに、基板51のスルーホール59にIPM53の接続端子57が挿入される。
図5に示すように、基板51におけるスルーホール58,59は、長孔状をなしている。詳しくは、長孔状のスルーホール58,59は、長円形(角丸長方形)をなしている。長孔状のスルーホール58,59は、IPM53の板状の接続端子56,57における幅方向Xでの長さに比べて厚み方向Yの長さが長い形状をなす。即ち、長孔状のスルーホール58,59は、IPM53の板状の接続端子56,57における厚み方向Yに延びている。このように、接続端子(リード)56,57の曲げ方向にスルーホール58,59が長くなっている。
図4に示すように、IPM53の板状の接続端子56,57は、先端面における幅方向Xの中央が頂点となるように三角形に切り欠かれており、斜状面62を有する。つまり、板状の接続端子56,57における幅方向Xにおいて先端ほど幅狭となるように斜状に形成されている。この接続端子56,57の先端(リード先端)のテーパ加工は、リードフレーム打ち抜き時に行われる。
図2,3に示すように、アルミベース50は、全体形状として板状をなしている。アルミベース50の厚み方向の一方の面にはIPM53等の部品が載置される。また、アルミベース50の厚み方向の面のうち、IPM53等の部品が配置される面とは反対側の面は、平坦面63(図5(b),(c)参照)となっている。
図3に示すように、コイル52は、二本の接続端子(リード)64,65を有している。コイル52は、接続端子64,65の延びる方向が基板51側を向くように配置されている。コイル52は、ケース66によって覆われている。そして、コイルケース66に設けられた取付部66a,66bを貫通するネジSc2をアルミベース50に螺入することによりコイル52がアルミベース50に固定されている。
図3に示すように、各コンデンサ54は、二本のリード54aを有している。各コンデンサ54は、リード54aの延びる方向が基板51側を向くように配置されている。4本のコンデンサ54は、ケース67によって覆われている。そして、ケース67を貫通するネジSc3をアルミベース50に螺入することによりコンデンサ54がアルミベース50に固定されている。なお、アルミベース50におけるコンデンサ54の配置位置にはコンデンサ54の外形形状に合わせた凹部50aが形成されている。
図2に示すように、アルミベース50の厚み方向の面のうち基板51等の配置面の周縁には、基板51をアルミベース50に固定するためのネジSc4が螺合される円筒状の第1のボス68が設けられている。また、アルミベース50の第1のボス68が設けられた面と同一面上には、円筒状の第2のボス69が設けられている。第1のボス68と第2のボス69は、アルミベース50と一体成形されている。第2のボス69には、図1に示すように、アルミベース50をハウジング11に固定するためのネジSc5が挿通される。
上記したインバータ18は、カバー19および第2のボス69を挿通したネジSc5が第1ハウジング12に螺入されることでハウジング11に固定されている。アルミベース50は、平坦面63が第1ハウジング12の外面17と対向している。従って、アルミベース50の平坦面63がハウジング11の外面17と面接触している。
アルミベース50にコイル52、IPM53、コンデンサ54、基板51がネジ固定されている。アルミベース50は、これら部品のヒートシンクとして機能するとともに、これら部品の固定台として機能する。
図1に示すように、カバー19にはコネクタ70が一体的に形成され、コネクタ70のピン70aが基板51に接続されている。
次に、本実施形態のインバータ18の作用について説明する。
組み立ての手順は、コイル52、IPM53、コンデンサ54をアルミベース50に固定し、基板51を組み付ける。このとき、IPM53の接続端子56,57を基板51のスルーホール58,59に挿入する。そして、コネクタ付きのカバー19を取り付けて、その後、IPM53の接続端子56,57を含めて一括半田付けする。その後、カバー19をハウジング11に取り付ける。
ここで、基板51におけるスルーホール58,59は、長孔状をなし、この長孔状のスルーホール58,59は、IPM53の板状の接続端子56,57における厚み方向Yに延びている。即ち、基板のスルーホールは円形状が一般的であるが、本実施形態では基板51のスルーホール58,59は長孔状としている。
よって、IPM53と基板51との位置関係について、板状の接続端子56,57における厚み方向Yに公差ばらつきがあり、位置ずれが発生しても、公差ばらつきを吸収して厚み方向Yに屈曲形成された接続端子56,57を基板51のスルーホール58,59に挿入しやすくできる。具体的には、厚み方向Yに屈曲形成されている接続端子56,57における曲げ精度が良くなくても、基板51のスルーホール58,59は長孔状をなしているのでスルーホール58,59に接続端子56,57を挿入しやすい。
一般的に、基板を組み付ける作業は、IPMの接続端子(リード)の本数が多く、各々の接続端子の位置寸法関係も公差内でばらつくため、IPMの接続端子を基板のスルーホールに通す際に気遣いが要求される。さらに、組み付けを人でなくロボットで行う場合には、組み付けミスが多発するリスクがある。
本実施形態では、できるだけ作業性を上げるべく、基板51のスルーホール58,59は長孔状としており、板状の接続端子56,57における厚み方向Yに接続端子56,57の位置がばらついても、スルーホール58,59を通しやすい。即ち、IPM53の板状の接続端子56,57における厚み方向Yの位置寸法ばらつきを基板51のスルーホール58,59の形状の変更で吸収することができる。
また、本実施形態ではIPM53の接続端子56,57の先端がテーパ加工されており、板状の接続端子56,57における幅方向Xの位置関係のばらつきを吸収してIPM53の接続端子56,57をスルーホール58,59に通しやすい。
このようにして、板状の接続端子56,57における幅方向Xおよび厚み方向Yに位置ずれが発生しても(公差ばらつきがあっても)、スルーホール58,59に接続端子56,57を挿入することができ、IPM53の組み付け性を向上することができる。
よって、基板51とIPM53の組み付け工程での気遣い作業の削減につながる。また、自動化ラインでロボットの組み付けミスによる製品の不都合の発生を防ぐことができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)電動コンプレッサ用インバータ18の構成として、アルミベース50と、板状の接続端子56,57を有し、アルミベース50に熱的に結合されるスルーホール挿入型電子部品としてのIPM53と、アルミベース50に固定され、スルーホール58,59にIPM53の接続端子56,57が挿入される基板51と、を備える。接続端子56,57は、幅方向Xに直交する厚み方向Yに屈曲形成され、基板51におけるスルーホール58,59は、長孔状をなし、当該長孔状のスルーホール58,59は、IPM53の板状の接続端子56,57における厚み方向Yに延びている。
よって、IPM53と基板51との位置関係について、板状の接続端子56,57における厚み方向Yに位置ずれが発生しても接続端子56,57とスルーホール58,59との位置関係のばらつきを吸収して厚み方向Yに屈曲形成された接続端子56,57を基板51のスルーホール58,59に挿入しやすくできる。これにより、スルーホール挿入型電子部品としてのIPM53の組み付け性を向上することができる。
(2)IPM53の板状の接続端子56,57は、板状の接続端子56,57における幅方向Xにおいて先端ほど幅狭となるように斜状に形成されている。よって、IPM53と基板51との位置関係について、板状の接続端子56,57における幅方向Xに位置ずれが発生しても接続端子56,57とスルーホール58,59との位置関係のばらつきを吸収して接続端子56,57を基板51のスルーホール58,59に挿入しやすくできる。
(3)長孔状のスルーホール58,59は、長円形をなすので、実用的である。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・厚み方向に屈曲形成された板状の接続端子を有するスルーホール挿入型電子部品としてIPM53に適用したがこれに限らず、IGBT、MOSFET、その他リード部品、例えば、コンデンサ54等でもよい。IGBTやMOSFETの場合には3本の接続端子(リード)を有する。
・長孔状のスルーホールは、長円形(角丸長方形)ではなく楕円形または長方形をなしていてもよい。つまり、基板のスルーホール58,59は、長円形(角丸長方形)であったが、これに代わり、図7(a)に示すように、楕円形でもよい。他にも、図7(b)に示すように、長方形でもよい。要は、スルーホールは長孔状をなしていればよい。
・車載用の電動コンプレッサ用インバータに適用したが、車載電動コンプレッサ用以外でもよい。
18…電動コンプレッサ用インバータ、50…アルミベース、51…基板、53…IPM、56,57…接続端子、58,59…スルーホール、X…幅方向、Y…厚み方向。

Claims (3)

  1. ベース部材と、
    板状の接続端子を有し、前記ベース部材に熱的に結合されるスルーホール挿入型電子部品と、
    前記ベース部材に固定され、スルーホールに前記スルーホール挿入型電子部品の接続端子が挿入される基板と、
    を備える電動コンプレッサ用インバータであって、
    前記接続端子は、幅方向に直交する厚み方向に屈曲形成され、
    前記基板におけるスルーホールは、長孔状をなし、当該長孔状のスルーホールは、前記スルーホール挿入型電子部品の板状の接続端子における前記厚み方向に延びていることを特徴とする電動コンプレッサ用インバータ。
  2. 前記スルーホール挿入型電子部品の板状の接続端子は、板状の接続端子における幅方向において先端ほど幅狭となるように斜状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動コンプレッサ用インバータ。
  3. 前記長孔状のスルーホールは、長円形または楕円形または長方形をなすことを特徴とする請求項1または2に記載の電動コンプレッサ用インバータ。
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