JP6042850B2 - ポリマー性充填剤を有する歯科矯正用組成物 - Google Patents
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Description
歯科矯正治療は、適切な位置への位置異常歯の管理、誘導、及び矯正に関連する、歯科学の分野における特殊なタイプの処置である。歯科矯正処置は、患者の噛み合わせ(咬合とも呼ばれる)における欠陥を矯正すると共に、衛生面の改良をし、歯の全体的な審美性を改善する上で有用となり得る。
ポリマー性充填剤
本発明に従う接着剤は、管理された粒経(粒子の最も大きい寸法であり、通常は直径である)及び粒径分布を有するポリマー性充填剤を少なくとも1つ含む。粒子は、球状、扁平状、桿状、又は何らかの他の非対称な形状であってよい。粒径分布は単峰性又は多峰性(例えば2峰性)であってよい。好適には、充填剤の粒径中央値は、18マイクロメートル以下、より好適には17マイクロメートル以下、そして最も好適には16マイクロメートル以下である。好適には、充填剤の粒径中央値は、6マイクロメートルより大きく、より好適には7マイクロメートルより大きく、そして最も好適には8マイクロメートルより大きい。
特定の実施形態では、接着剤が本質的にいかなる非ポリマー性(例えば無機の)充填剤をも含まないことが好適である。しかしながら、接着剤の配合において、ポリマー性充填剤と共に無機充填剤を用いることが可能であり、それでも、容易な接着剤の清掃を含む特定の利益を得ることができる。例えば、ハイブリッド充填剤系を形成するために、少量の微粒子状無機ガラス又は結晶をポリマー性充填剤と混合することができる。無機充填剤組成物の含有は、接着剤に所望の性質を付与するために用いてよい。以下に記載されるように、フッ化物を放出する性質を接着剤に付与するために無機充填剤を用いることができる。多くの歯科矯正医にとり、フッ化物の放出は望ましい特徴である。無機充填剤は、臨床医又は歯科矯正助手による取り扱いを容易にするために、接着剤の弾性率若しくは強度の増大、又はそのレオロジー特性を改質するのに有効である。
エチレン性不飽和化合物
本明細書に開示されるとき、「適切な接着剤」は、エチレン性不飽和化合物(フリーラジカルに対して活性な不飽和基を含む)を含む硬化性成分(例えば、光重合可能な化合物)を用いることができる。本発明では、硬化性成分は、接着剤の全重量に基づき、好ましくは、20重量%〜60重量%の範囲で、より好ましくは30重量%〜45重量%の範囲で存在する。有用なエチレン性不飽和化合物の例としては、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、ヒドロキシ官能性アクリル酸エステル、ヒドロキシ官能性メタクリル酸エステル、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
本明細書において開示される接着剤は、更に、それらによって接着剤が形成される、エポキシ(オキシラン)化合物(カチオンにより活性化されるエポキシ基を含むもの)、又はビニルエーテル化合物(カチオンにより活性化されるビニルエーテル基を含むもの)の形態の、1個以上の硬化性成分を含むことができる。
本明細書に記載された接着剤は、例えば、典型的にその主成分として、エチレン性不飽和カルボン酸(例えば、ポリアクリル酸、コポリ(アクリル、イタコン酸)など)のホモポリマー又はコポリマー、フルオロアルミノシリケート(「FAS」)ガラス、水、及び例えば酒石酸などのキレート化剤を使用する従来のガラスアイオノマーセメントなどのガラスアイオノマーセメントを含むことができる。従来のガラスアイオノマー(即ち、ガラスアイオノマーセメント)は、典型的には、使用直前に混合される典型的に粉末/液体の処方で提供される。ポリカルボン酸の酸性反復単位とガラスから浸出するカチオンとの間におけるイオン性反応に起因して、混合物は暗所で自己硬化を行うことになる。
光開始剤系
特定の実施形態では、本発明の接着剤は、光重合可能であり即ち硬化性成分は光重合性であり、及び硬化剤は光開始剤(又は光開始剤系)を包含し、化学線による照射によって接着剤の重合(又は硬化)を開始する。かかる光重合性組成物は、フリーラジカル重合可能であるか、又はカチオン重合可能であることができる。
特定の実施形態では、本発明の接着剤は化学的に硬化可能であり、即ち、接着剤が、化学線による照射に依存することなく、重合させ、硬化させ、ないしは別の方法で接着剤を硬化させる化学的に硬化可能な成分及び化学的開剤(即ち、開始剤系)を含有している。かかる化学的接着剤は、時により、「2成分」又は「自己硬化」組成物と称され、ガラスアイオノマーセメント、樹脂修飾されたガラスアイオノマーセメント、酸化還元硬化系及びそれらの組み合わせを含み得る。
光退色性色素及びサーモクロミック染料
いくつかの実施形態では、本発明の接着剤は、好適には患者の歯の色とは著しく異なる初期色を有する。好適には、色は、光退色性色素又はサーモクロミック染料の使用により接着剤に付与される。接着剤は、接着剤の全重量に基づき、好ましくは少なくとも0.001重量%の光退色性色素又はサーモクロミック染料を、より好ましくは少なくとも0.002重量%の光退色性色素又はサーモクロミック染料を含む。接着剤は、接着剤の全重量に基づき、好ましくは最大1重量%、より好ましくは最大0.1重量%の光退色性色素又はサーモクロミック染料を含む。光退色性及び/又はサーモクロミック色素の量は、吸光係数、初期の色を識別する人の目の能力、及び所望の色の変化に応じて異なってもよい。好適なサーモクロミック色素が、例えば米国特許第6,670,436号(バーガス(Burgath)他)において開示されている。
任意に、本発明の組成物は、溶媒(例えば、アルコール(例えば、プロパノール、エタノール)、ケトン(例えば、アセトン、メチルエチルケトン)、エステル(例えば、酢酸エチル)、他の非水性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、1−メチル−2−ピロリジノン))、及び水を含有してもよい。
更なる実施形態においては、本発明に従う包装された装具及びキットは、本発明の接着剤により被覆された歯科矯正用装具を含む。かかる例示的な実施形態の1つが図2に示されている。図2において、例示的な装具10は、歯組織に接着するための基部14を有する歯科矯正用装具12を含む。この例示的な装具12は、歯科矯正用ブラケット、バッカルチューブ、リンガル・ボタン(lingual buttons)、リンガル・シース(lingual sheaths)、クリート(cleats)及び歯科矯正用バンドを含む様々な歯科矯正用装具の1つを代表している。これれの装具は、金属、プラスチック、セラミック及びそれらの組み合わせにより形成され得る。好適には、基部14の底表面は、患者の歯表面の凸部の複合輪郭(図示されていない)に一致する凹型の複合輪郭を有する。任意に、基部14の底表面には、患者の歯への装具12の直接的な接着を促進するための、溝、粒子、凹部、アンダーカット、化学結合増強物質、若しくは任意の他の物質若しくは構造又はそれらの組み合わせが備えられる。装具12は、更に基部14に接触する接着剤16を含む。接着剤16の特性に関する詳細はすでに詳細に記載されており、ここでは繰り返さない。
「ビスGMA」は、2,2−ビス[4−(2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピル)フェニル]プロパンを指し、
「ビスEMA」は、エトキシ化(2モルのエチレンオキシド)ビスフェノールAジメチルアクリレートを指し、
「BHT」は、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノールを指し、
「CPQ」は、カンファーキノンを指し、
「EDMAB」はエチル−4−(N,N−ジメチルアミノ)ベンゾエートを指し、
「ヨードニウムPF6 −」は、ヨードニウムヘキサフルオロホスフェートを指し、
「HEMA」は、2−ヒドロキシエチルメタクリレートを指し、
「TEGDMA」は、テトラエチレングリコールジメチルアクリレートを指し、
「UDMA」はウレタンジメタクリレートを指し、
「SR340」は、サートマー社(Sartomer Company,Inc.)(ペンシルバニア州エクストン(Exton))から入手可能な2−フェノキシエチルメタクリレートを指し、
「PMMA」は、米国特許出願第5,238,736号(ツェン(Tseng)他)の比較例8において、調製され記載されている架橋したポリ(メチルメタクリレート)充填剤を指し、
「PSt」は、米国特許出願第5,238,736号(ツェン他)の比較例9において、調製され記載されているポリ(スチレン)充填剤を指し、
「P(St−EMA)」は、米国特許出願第5,238,736号(ツェン他)において開示される方法を用いて調製される(スチレン−r−エチル(メタクリレート))コポリマー充填剤を指し、
「MRD PMMA 20−1」、「MRD PMMA 20−3」は、米国特許出願第5,238,736号(ツェン他)において開示される方法を用いて調製される、2つの異なる粒径分布を有するポリ(メチルメタクリレート)充填剤を指し、
「MR−2HG」は、綜研社(Soken Inc.(日本国、東京))から入手可能な2マイクロメートルの直径のPMMA微粒子を指し、
「MR−7HG」は、綜研社(Soken Inc.(日本国東京))から入手可能な7マイクロメートルの直径のPMMA微粒子を指し、
「MR−10HG」は、綜研社(Soken Inc.(日本国東京))から入手可能な10マイクロメートルの直径のPMMA微粒子を指し、
「MR−7G」は、綜研社(Soken Inc.(日本国東京))から入手可能な7マイクロメートルの直径のPMMA微粒子(削減された架橋を有する)を指し、
「S/Tショット(Schott)ガラス」は、国際特許出願公開第00/69393号(ブレナン(Brennan)他)の調製例1において調整され記載される、シラン処理されたフルオロアルミノシリケートガラスを指し、
「微細に分割されたPMMA」は、15,000g/molの分子量を有するポリ(メチルメタクリレート)のバルク粉末から粉砕されたポリ(メチルメタクリレート)充填剤を指し、
「S/Tコンサイス(Concise)充填剤」は、米国特許第6,960,079号(ブレナン(Brennan)他)において「充填剤A」として調製され記載されるシラン処理された石英充填剤を指す。
せん断接着強度測定は、洗浄され、円形ポリメチルメタクリレートディスクに舌側の歯表面を露出させて部分的に埋め込まれた、未切断の牛歯で行なわれた。全ての歯は、Oral−Bブランドの中型軽石粉末(パターソン社(Patterson Companies,Inc.)(ミネソタ州セントポール(St. Paul))製)を用いる更なる30秒間のプロフィー処置、水によるすすぎ処理、及び接着直前にエアー・シリンジを用いる乾燥を受けた。次いで、乾燥したエナメル質にTRANSBOND PLUSブランドの自己エッチング・プライマー(3Mユニテック(3M Unitek)(カリフォルニア州モンロビア(Monrovia)))を、準備されたミクロブラシにより歯上にこすりこんで、エッチングと下塗りを行った。プライマーを薄く塗布するためと、歯の表面のプライマーを乾燥させて接着するために、穏やかな空気炸裂を用いた。次いで、約10mgの試験接着剤をビクトリー・シリーズ(VICTORY SERIES)ブランドの上部中央薄型ブラケット(部品番号024−775、3Mユニテック(カリフォルニア州モンロビア)製)の基部に塗布し、被覆されたブラケットを歯の表面にしっかりと着座させる。ブラケット基部周辺の周りに搾り出された過剰の接着剤は、0/1マーケット・コンデンサー(Marquette Condenser)(部品番号PLG0/1、フ・フリーディー(Hu−Friedy)(イリノイ州シカゴ(Chicago)))を用いて、不注意によりブラケットの位置を乱さないよう注意しながら、実質的に除去される。次いで、3M ESPE ELIPARブランドのTRILIGHT硬化ライト・ユニット(3M ESPE(ミネソタ州セントポール))を用いて、ブラケットの2つの対向する側面の化学線への10秒間の曝露により接着剤を光硬化した。上記の処理は、完全な複製されたサンプルのセットを得るために、接着試験試料の数に応じて必要なだけ繰り返された。全ての試料が完全に接着された後、37℃に維持された水に24時間浸漬された。
充填剤粒子のサイズの中央値及びサイズ分布は、ベックマン−コウルター(Beckman-Coulter(カリフォルニア州フラートン(Fullerton)))製のモデルLS 13 320粒径分析器を用いて得られた。典型的な操作手順では、100mgの充填剤粉末を、1%CALGONブランドの水溶液及び10滴のLIQUI−NOXブランドの洗剤(アルコノックス社(Alconox Inc.)(ニューヨーク州ホワイトプレインズ(White Plains))製)に分散させた。この懸濁物を、超音波ホーンを用いた高強度の超音波に60秒曝露した。この間、この懸濁物を加温し、沈降を防ぐために回転状態でバイアル中に保った。これらの懸濁物を用いて粒径分析器によりデータ採集を行った。データ解析は、計算に屈折率の算入を必要としないフラウンホーファー(Fraunhofer)の等式を用いるか、又は屈折率を組み込む偏光散乱強度差モデル(polarization intensity differential scattering:PIDS)を用いる、製造時に組み込まれたソフトウエアにより遂行した。粒径データは、粒子の半径分布よりも、むしろ容積分布を用いる粒径中央値(d50)として記録された。全ての記録された値は、3回の反復する粒径測定の平均を表している。
歯科矯正用装具の剥離に続いて、エナメル質表面からの硬化した接着剤の除去の容易度を測定するために、硬化した接着剤の長方形の切り取り試片に対して磨耗試験が行われた。これらの長方形の切り取り試片を準備して光硬化させるために、硬化していない接着剤のペーストを内部チャンバーのサイズが2.1cm(0.83インチ)×1.5cm(0.59インチ)×0.183cm(0.0720インチ)であるステンレススチールの金型内に押圧した。それぞれの試片を、カーバー・モデル(Carver Model)3912実験室プレス機(カーバー社(Carver,Inc.)(インジアナ州ワバッシュ(Wabash))を用いて、34.47MPa(5000psi)の圧力で60秒間押圧した。その後直ちに、押圧物にタングステン・ハロゲン・ライト、次いで高強度のパルス化キセノン光源(クルツァー(Kulzer)UniXS(ドイツ、ハーナウ(Hanau))を用いて120秒間照射することにより接着剤を光硬化させた。より完全な硬化を得るために、引き続く金型からの除去の後、試片は、再び光源から約2.5cm(1インチ)離して、高強度のパルス化キセノン光源を用いてそれぞれの側面に対して90秒間照射した。
最初の系では、実施例1〜3は充填剤の充填によるせん断接着強度への効果を探査する意図で行われた。接着剤の調製の間、接着剤成分は、望ましくない早い時期での重合を最小化するために黄色光の下で貯蔵され、かつ取り扱われた。実施例1〜3のそれぞれにおいて、開始剤系は、最初にカンファーキノン、EDMAB、及びヨードニウムPF6 −と硬化性成分であるSR340及びUDMAの各量を混合することにより調製された。上記の成分の量は表1に示されている。接着剤のペーストは交互に対流式オーブン中で85℃に加熱され、60秒間に5サイクルの3000rpmの回転によりDAC−150FZ SpeedMixer(フラックテック社(Flacktec Inc.)(サウス・カロライナ州ランドラム(Landrum))製)と均一に混合された。このサイクルは均一な樹脂混合物が得られるまで繰り返された。示されているように、充填剤の充填は接着剤の全重量に基づき59.9〜62.4重量パーセントの範囲に定められた。最終的に、樹脂混合物は3つのバッチに分割され、各種の充填剤が充填された3種類の接着剤ペーストを形成するために、ポリマー性充填剤、MR−7HGが、それぞれに添加された。MR−7HGは、7マイクロメートルの公称粒径中央値を有する、PMMAがエマルション重合された充填剤である。次いで、金属製歯科矯正用ブラケットについて測定されるせん断接着強度は、既に記載されている「せん断接着強度試験方法」に従い行われた。MR−7HGの粒径も、既に記載された「粒径測定法」を用いて、その特徴が決定された。これらの結果は、表1の下部に示されている。比較例CE−1として名づけられたTBXT接着剤ペーストが、標準接着剤として用いられ、実施例1〜3と並列して試験された。平均接着強度におけるいくつかの差異が観察された一方、実施例1〜3の接着剤は、互いに同等でありTBXTに匹敵する平均せん断接着強度をもたらした。この結果は、ポリマー性充填剤を含む歯科矯正用接着剤が、市販の歯科矯正用接着剤に匹敵する接着強度を達成できることを実証する。
実施例4〜6は、充填剤の充填量をほぼ一定に保って、粒径のせん断接着強度に対する影響を探査する意図で行われた。実施例4〜6のそれぞれは、表1に示されるように、カンファーキノン、EDMAB及びヨードニウムPF6 −とSR340及びUDMAの各量を一緒に混合することで、前述のように調製された。この場合には、しかしながら、3つの異なるPMMA充填剤の直径が試験された。充填剤MR−2HG、MR−7HG、及びMR−10HGに対応する粒径が測定され、表1の下部に示されている。充填剤の充填時に、接着剤ペーストにそれぞれ約57、約60、及び約59重量パーセントのこれらの充填剤が均一に混合された。次いで、これらの組成物のせん断接着強度試験を開始し、その結果が比較例CE−2と名付けられたTBXTの対照接着剤と比較された。これらの物質に対する接着強度試験により、6.71マイクロメートルの粒径(実施例5)が最も高い接着強度中央値を与え、一方2.72マイクロメートルの粒径(実施例4)が最低値を与えたことが明らかになった。統計的解析が更に、これらの2つの組成物の間の差が有意であることを実証した(P=0.006)。実施例5及び6は、比較例CE−2と同等、又はそれを少し上回る程の接着強度を与えた。
実施例7〜9では、PMMA粒子を異なる硬化性成分、又は樹脂系と組み合わせた処方が調製され、せん断接着強度の差が試験された。実施例7では、BisGMA、BisEMA及びSR340に基づく樹脂系が使用され、一方実施例8及び9では、UDMA及びSR340に基づく樹脂系が使用された。これらの物質に対する組成物の一覧は表2に示されている。接着強度データも表2に示されており、これらはTBXT、又は比較例CE−3を基準としている。
実施例10〜11においては、充填剤の架橋のレベルは異なっているが、PMMAの粒径及び充填剤の充填が同様である接着剤間の比較をおこなった。実施例10で用いられたMR−7HG及び実施例11で用いられたMR−7Gは、どちらも約7マイクロメートルの公称粒径を有する。しかしながら、前者は後者のほぼ2倍の架橋度を有する。全組成物が表2に示されている。前述と同様に、せん断接着強度測定が遂行され、その結果は比較例CE−4中のTBXTと比較された。
実施例12〜15の目的は、PMMA充填剤を用いた接着剤(実施例12)、ハイブリッドPMMA/無機ガラス充填剤を用いた接着剤(実施例13〜15)及び基準接着剤であるTBXT(比較例CE−5)の間での磨耗試験の成績の差を実証することである。前述のブエラー磨耗試験法を用いて、例えば表3中で実施例12〜15に与えられている処方が長方形の切り取り試片の調製に用いられ、試片は秤量され、次いで回転プラテンに取り付けられ、研磨剤を用いて定められた時間の間研磨された。次いで、試片試料を取り外し、質量損失を測定するために再秤量した(すなわち歯科矯正治療終了時での接着剤の除去のシミュレートをしている)。
実施例16〜18においては、実施例12、14及び15で用いられたものと同様の接着剤組成物がせん断接着強度を評価され、TBXT(比較例CE−6)と比較された。これらの接着剤の組成物及び対応するせん断接着強度データは表4に示されている。
実施例19〜24では、2つのホモポリマーであるPMMA及びPStと同時に、コポリマーであるP(St−EMA)を含む3つの異なるエマルション重合充填剤の組成物が試験された。これらのポリマー性充填剤が例示的な接着剤の処方に組み込まれ、お互いの比較及びTBXT(比較例CE−7)との比較のために、そのせん断接着強度が測定された。表5の接着剤組成物に示されるように、実施例19〜24を製造するために、それぞれのポリマー充填剤は、接着剤の全重量に基づき40重量%及び50〜54重量%の2つの充填剤を充填して混合された。4〜7マイクロメートルの範囲にわたる同様な粒子直径を持つ充填剤を選ぶことにより、粒径の影響は最小化された。
実施例25の目的は、一般に狭い粒径分布を持つエマルション重合PMMA充填剤を含む接着剤を、広い粒径分布を持つ微細に分割されたPMMA充填剤と比較することである。実施例25のエマルション重合充填剤としてMR−7HGが用いられ、一方PMMA粉末(MW=15,000g/mol)を乳鉢及び乳棒を用いて粉砕して、比較例CE−8の微細に分割された充填剤として使用した。TBXTは第2の比較例CE−9として使用された。表6は、これらの物質の調製に用いられた組成物、及び測定された充填剤の粒径、並びにそれぞれの組成物に対応するせん断接着強度結果を列挙する。
この系では、実施例26〜29は、硬質のシリカ充填剤の量を増加させて接着剤に導入することが、接着剤の清掃の容易さにどのように影響するかを示している。表7は、実施例26〜29の、変化するレベルのシリカを含む接着剤組成物を示す。これらの組成物は、実施例1〜3で既に記載したものと同様の方法を用いて調製された。次いで、既に記載したブエラーの磨耗試験法に従って磨耗試験も行った。
実施例33〜34は、ビクトリー・シリーズの金属ブラケット以外の、代替的なメッシュ基部を持つセラミック製歯科矯正用ブラケット及び金属製歯科矯正用ブラケット歯科矯正用装具に使用された例示的な接着剤の測定された接着強度示す。これらの実施例では、接着剤は、表8に示される組成物に基づき、7マイクロメートルの直径のMR−7HG及びCab−O−Sil充填剤並びにTEGDMA/UDMA樹脂系により調製された。CLARITY MBTの上部左方中央セラミック製ブラケットが実施例33で用いられ、下部左方中央lMINI−DIAMONDブラケット(オームコ社(Ormco Corporation)(カリフォルニア州グレンドラ(Glendora))から入手可能である)が実施例34で用いられ、それぞれの対照例CE−11及びCE−12においてはTBXTが用いられた。
実施例35〜38は、粒径の中央値が前述の実施例33〜34で用いられたMR−7HG充填剤のものよりも顕著に大きい2つの接着剤処方の評価を示す。この系では、実施例35及び37は、約17マイクロメートルの単峰性の粒径分布を持つMRD20−1PMMA充填剤を用い、一方実施例36及び38は、分布の中心がそれぞれ17及び8マイクロメートルにある、二峰性の粒径分布を持つMRD PMMA20−1及びMRD PMMA20−3充填剤の混合物を用いる。全ての充填剤の粒径データは、前述の粒径測定法に従い求められた。
以下に、本発明を限定することなく、実施の態様の例を示す。
(態様1)
歯科矯正用組成物であって、
硬化性成分と、
硬化剤と、
ポリマー性充填剤と、を含み、
前記ポリマー性充填剤が6マイクロメートル〜18マイクロメートルの範囲の粒径中央値を有する、歯科矯正用組成物。
(態様2)
前記ポリマー性充填剤がエマルションポリマーである、態様1に記載の歯科矯正用組成物。
(態様3)
前記ポリマー性充填剤が懸濁ポリマーである、態様1に記載の歯科矯正用組成物。
(態様4)
前記ポリマー性充填剤が7マイクロメートル〜17マイクロメートルの範囲の粒経中央値を有する、態様1に記載の歯科矯正用組成物。
(態様5)
前記ポリマー性充填剤が8マイクロメートル〜16マイクロメートルの範囲の粒経中央値を有する、態様1に記載の歯科矯正用組成物。
(態様6)
前記ポリマー性充填剤が最大2.5のd50/d25粒径比を有する、態様1に記載の歯科矯正用組成物。
(態様7)
前記ポリマー性充填剤が最大2.0のd50/d25粒径比を有する、態様1に記載の歯科矯正用組成物。
(態様8)
前記ポリマー性充填剤が最大1.8のd50/d25粒径比を有する、態様1に記載の歯科矯正用組成物。
(態様9)
シリカ充填剤を更に含む、態様1に記載の歯科矯正用組成物。
(態様10)
前記シリカ充填剤が、接着剤の全重量に基づき最大5重量パーセントの量で存在する、態様9に記載の歯科矯正用組成物。
(態様11)
フルオロアルミノシリケートガラス充填剤を更に含む、態様1に記載の歯科矯正用組成物。
(態様12)
前記フルオロアルミノシリケートガラス充填剤がシラン処理されている、態様11に記載の歯科矯正用組成物。
(態様13)
前記フルオロアルミノシリケートガラス充填剤が、接着剤の全重量に基づき最大40重量パーセントの量で存在する、態様11に記載の歯科矯正用組成物。
(態様14)
前記フルオロアルミノシリケートガラス充填剤がフッ化物を放出する、態様11に記載の歯科矯正用組成物。
(態様15)
前記ポリマー性充填剤が、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ(スチレン)又はポリ(スチレン−エチルメタクリレート)のうちの少なくとも1つから誘導される、態様1に記載の歯科矯正用組成物。
(態様16)
前記ポリマー性充填剤が、接着剤の全重量に基づき55重量パーセント〜65重量パーセントの範囲で存在する、態様1に記載の歯科矯正用組成物。
(態様17)
前記ポリマー性充填剤が架橋されている、態様1に記載の歯科矯正用組成物。
(態様18)
前記硬化性成分が架橋剤を含む、態様1に記載の歯科矯正用組成物。
(態様19)
前記硬化性成分が、接着剤の全重量に基づき30〜45重量パーセントの範囲で存在する、態様1に記載の歯科矯正用組成物。
(態様20)
前記硬化性成分が、ウレタンジメタクリレート、ビス−グリシジルメタクリレート又はビス−エチルメタクリレートのうちの少なくとも1つを含む、態様1に記載の歯科矯正用組成物。
(態様21)
前記硬化剤が、接着剤の全重量に基づき1〜2.5重量パーセントの範囲で存在する、態様1に記載の歯科矯正用組成物。
(態様22)
歯科矯正用組成物であって、
硬化性成分と、
硬化剤と、
ポリマー性充填剤であって、6マイクロメートル〜18マイクロメートルの範囲の粒径中央値を有するポリマー性充填剤と、
無機充填剤であって、少なくとも5のモース硬度を有し接着剤の全重量に基づき最大5重量パーセントの量で存在する無機充填剤と、を含み、
前記接着剤が、本質的に少なくとも5のモース硬度を有するいかなる他の無機充填剤も含まない、歯科矯正用組成物。
(態様23)
前記接着剤が、少なくとも5のモース硬度を有するいかなる無機充填剤も含まない、態様22に記載の歯科矯正用組成物。
(態様24)
前記ポリマー性充填剤が7マイクロメートル〜17マイクロメートルの範囲の粒径中央値を有する、態様22に記載の歯科矯正用組成物。
(態様25)
前記ポリマー性充填剤が8マイクロメートル〜16マイクロメートルの範囲の粒径中央値を有する、態様22に記載の歯科矯正用組成物。
(態様26)
前記ポリマー性充填剤が最大2.5のd50/d25粒径比を有する、態様22に記載の歯科矯正用組成物。
(態様27)
前記ポリマー性充填剤が最大2.0のd50/d25粒径比を有する、態様22に記載の歯科矯正用組成物。
(態様28)
前記ポリマー性充填剤が最大1.8のd50/d25粒径比を有する、態様22に記載の歯科矯正用組成物。
(態様29)
2成分歯科矯正用接着剤であって、
酸化剤を含む第1の接着剤組成物と、
還元剤を含む第2の接着剤組成物と、を含み、
前記第1の接着剤組成物又は前記第2の接着剤組成物の少なくとも1つが、更に硬化性成分及びポリマー性充填剤を含み、
前記ポリマー性充填剤が6マイクロメートル〜18マイクロメートルの範囲の粒径中央値を有し、
前記歯科矯正用接着剤が、前記第1の接着剤組成物及び前記第2の接着剤組成物をお互いに接触させることにより硬化する、2成分歯科矯正用接着剤。
(態様30)
前記ポリマー性充填剤が7マイクロメートル〜17マイクロメートルの範囲の粒径中央値を有する、態様29に記載の2成分歯科矯正用接着剤。
(態様31)
前記ポリマー性充填剤が8マイクロメートル〜16マイクロメートルの範囲の粒径中央値を有する、態様29に記載の2成分歯科矯正用接着剤。
(態様32)
パッケージ化物品であって、
装具を歯に接着するための基部を有する歯科矯正用装具と、
前記装具の前記基部上の接着剤であり、
硬化性成分と、
硬化剤と、
ポリマー性充填剤と、を含む接着剤と、
前記基部上に接着剤を有する前記歯科矯正用装具を少なくとも部分的に包囲する容器と、を含み、前記ポリマー性充填剤が6マイクロメートル〜18マイクロメートルの粒径中央値をする、パッケージ化物品。
(態様33)
前記ポリマー性充填剤がエマルションポリマーである、態様32に記載のパッケージ化物品。
(態様34)
前記ポリマー性充填剤が7マイクロメートル〜17マイクロメートルの範囲の粒径中央値を有する、態様32に記載の物品。
(態様35)
前記ポリマー性充填剤が8マイクロメートル〜16マイクロメートルの範囲の粒径中央値を有する、態様32に記載の物品。
(態様36)
前記接着剤に接触する表面を更に含む、態様32に記載の物品。
(態様37)
硬化した歯科矯正用組成物を歯から除去する方法であって、
少なくともその一部上に硬化した歯科矯正用接着剤を有する歯の表面を提供し、前記歯科矯正用接着剤は硬化性成分と、硬化剤と、ポリマー性充填剤を含有し、前記ポリマー性充填剤は6マイクロメートル〜18マイクロメートルの範囲の粒径中央値を有することと、
前記接着剤を前記歯から除去するために、前記歯の表面に5未満のモース硬度を有する研磨剤を塗布することと、を含む、硬化した歯科矯正用組成物を歯から除去する方法。
(態様38)
前記ポリマー性充填剤がエマルションポリマーである、態様37に記載の方法。
(態様39)
前記ポリマー性充填剤が7マイクロメートル〜17マイクロメートルの範囲の粒径中央値を有する、態様37に記載の方法。
(態様40)
前記ポリマー性充填剤が8マイクロメートル〜16マイクロメートルの範囲の粒径中央値を有する、態様37に記載の方法。
(態様41)
前記研磨剤を塗布する行為がプロフィー粉末により遂行される、態様37に記載の方法。
(態様42)
前記研磨剤を塗布する行為が仕上げ用ディスクにより遂行される、態様37に記載の方法。
(態様43)
前記研磨剤を塗布する行為が仕上げ用ドリル錐により遂行される、態様37に記載の方法。
(態様44)
前記研磨剤を塗布する行為が歯石除去器により遂行される、態様37に記載の方法。
Claims (5)
- 硬化性成分と、
光開始剤と、
堅固で寸法安定な架橋されたポリマー性充填剤と、を含み、
無機充填剤を含まず、
前記ポリマー性充填剤が6マイクロメートル〜18マイクロメートルの範囲の粒径中央値を有し、
前記ポリマー性充填剤のd50/d25粒径比が1.8以下である、歯科矯正用接着剤組成物。 - 硬化性成分と、
光開始剤と、
堅固で寸法安定な架橋されたポリマー性充填剤と、
下記組成物の全質量を基準に5質量%以下の量の、モース硬度が少なくとも5の無機充填剤と、を含み、
前記架橋されたポリマー性充填剤が6マイクロメートル〜18マイクロメートルの範囲の粒径中央値を有し、
前記ポリマー性充填剤のd50/d25粒径比が1.8以下である、歯科矯正用接着剤組成物。 - 前記無機充填剤が、シリカ充填剤とフルオロアルミノシリケートガラス充填剤の少なくとも1方を含む、請求項2に記載の歯科矯正用接着剤組成物。
- 硬化性成分と、
光開始剤と、
堅固で寸法安定な架橋されたポリマー性充填剤と、
モース硬度が5未満の無機充填剤と、を含み、
モース硬度が少なくとも5の無機充填剤は含まず、
前記架橋されたポリマー性充填剤が6マイクロメートル〜18マイクロメートルの範囲の粒径中央値を有し、
前記ポリマー性充填剤のd50/d25粒径比が1.8以下であり、
前記ポリマー性充填剤と前記無機充填剤の合計量は下記組成物の全質量を基準に50質量%〜80質量%の量である、歯科矯正用接着剤組成物。 - 前記無機充填剤が前記組成物の全質量を基準に40質量%以下の量でフルオロアルミノシリケートガラス充填剤を含む、請求項4に記載の歯科矯正用接着剤組成物。
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