JP6037198B2 - 電解コンデンサ - Google Patents

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本発明は、陰極電極と陽極電極の間にセパレータとナノファイバ層を積層したコンデンサにおいて、ナノファイバ層を陽極電極と隣接しないように配置したことを特徴とする電解コンデンサに関する。
電解コンデンサは、タンタル、アルミニウム等の弁作用金属からなる陽極電極と陰極電極とをセパレータを介してコンデンサ素子を形成する。このコンデンサ素子に、駆動用電解液または固体電解質を保持させて外装ケース内に収納して構成されている。このような電解コンデンサのセパレータとしては、木材クラフトパルプからなるクラフト紙、マニラ麻パルプからなるマニラ紙、溶剤紡糸レーヨンからなるレーヨン紙などが用いられている(例えば、特許文献1,2参照)。
クラフト紙は繊維系が大きく扁平なので耐電圧が高いが、抵抗が高いので、高圧用電解コンデンサに用いられている。一方、マニラ紙は繊維系が小さく円形なので耐電圧が低いが、抵抗が低いので、低圧用電解コンデンサに用いられている。さらにレーヨン紙は緻密なのでセパレータの厚みを薄くすることができ、電解コンデンサの静電容量を大きくすることができる。
特開2010−103050号公報 特開2011−132633号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載のそれぞれのセパレータには耐電圧と抵抗について、限界がある。つまり、クラフト紙を用いると、高圧用に用いることができるが、抵抗が高い。また、マニラ紙、レーヨン紙は抵抗が低いが、耐圧が十分でない。
ここで、抵抗の低いマニラ紙、レーヨン紙の耐電圧を高めることができれば、抵抗の低い高圧用電解コンデンサを実現することができる。
そこで、本発明はマニラ紙、レーヨン紙のような抵抗の低いセパレータの耐電圧を高めることによって、抵抗の低い高圧電解コンデンサを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、陽極電極と、陰極電極とを備え、前記陽極電極と前記陰極電極間にセパレータ及びナノファイバ層を積層した電解コンデンサにおいて、前記セパレータは、前記陽極電極と陰極電極との間に配置され、前記ナノファイバ層は、前記セパレータの陰極側に積層されたことを特徴とする。
陽極電極と、陰極電極とを備え、前記陽極電極と前記陰極電極間にブランクセパレータ、及び片側にナノファイバ層を積層したセパレータを配置する電解コンデンサにおいて、前記ブランクセパレータ、及び前記片側にナノファイバ層を積層したセパレータが、前記陽極電極と陰極電極との間に配置され、 前記片側にナノファイバ層を積層したセパレータを、前記セパレータの陰極側に配置したことを特徴とする電解コンデンサも本発明の一態様である。
前記ナノファイバ層は、ナノファイバをエレクトロスピニング法により吹き付け塗布することにより形成したことを特徴とする電解コンデンサも本発明の一態様である。
前記セパレータの基材が、レーヨン紙またはポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする電解コンデンサも本発明の一態様である。
前記ナノファイバ層を形成するナノファイバの量が0.5g/m以上であることを特徴とする電解コンデンサも本発明の一態様である。
以上のような本発明によれば、陽極電極と陰極電極間に絶縁層及びナノファイバ層を積層した電解コンデンサにおいて、前記陽極電極と前記ナノファイバ層との間にセパレータを設けるように、このセパレータの陰極側にナノファイバ層を積層することにより、電解コンデンサにおいて高い電気特性を実現することができる。
本発明の本実施形態における電解コンデンサの構成を示す概略図である。 本発明の本実施形態においてエレクトロスピンニング法を実施するための装置の概略図である。 本発明の第1の特性比較におけるコンデンサの耐圧を示すグラフである。 本発明の第2の特性比較におけるコンデンサの耐圧を示すグラフである。 本発明の第2−2の特性比較におけるコンデンサのESRを示すグラフである。 本発明の第3の特性比較におけるコンデンサの耐圧を示すグラフである。 本発明の第4の特性比較におけるコンデンサの耐圧を示すグラフである。
以下、本発明に係る電解コンデンサの実施形態を図面を参照して説明する。
[1−1.電解コンデンサの構成]
図1は、本実施形態における電解コンデンサの概略図を示したものである。図1中のコンデンサ素子1は、陽極電極2、陰極電極3、セパレータ4、ガラス基板5からなる電解コンデンサである。
陽極電極2は、板状の弁金属、すなわち弁作用がある金属である。金属は、厚さ50〜200μm程度のアルミニウムが望ましいが、金属の種類や厚さは適宜変更が可能である。例えば、アルミニウムの他にも、タンタル、ニオブ及びチタン等の弁作用がある金属を用いることができる。
陰極電極3は、陽極と同様の金属を用いることができる。
陽極電極2及び陰極電極3には、電極引き出し部2a,3aが設けられる。電極引き出し部2a、3aは、電極引き出し部が設けられる陽極電極2、陰極電極3と同じ素材であり、陽極電極2、陰極電極3の端部に設けられるものである。
セパレータ4は、絶縁性を有する板状の部材であり、絶縁層として機能する。このセパレータとしては、レーヨン紙などの湿式不織布を使用することができる。セパレータ4は、陽極電極2、陰極電極3、及びガラス基盤5の間に配置され、陽極電極2と陰極電極3との間には、一または複数のセパレータ4が配置される。一例としては、図1に示すように、ガラス基板5と陽極電極2間にセパレータ4a、陽極電極2と陰極電極3間の陽極側にセパレータ4b、陽極電極2と陰極電極3間の陰極側にセパレータ4c、陰極電極3とガラス基板5間にセパレータ4dが配置される。図1では、陽極電極2と陰極電極3との間に2枚のセパレータが配置されるが、1枚または3枚以上配置することもできる。
(電極間のセパレータとナノファイバ層の構成)
陽極電極2、陰極電極3の間にはセパレータ4とナノファイバ層7を積層する。セパレータ4は、絶縁層として機能する所定の厚さを有する。このセパレータ4としては、湿式不織布、レーヨン紙及びポリエチレンテレフタレートを使用することができる。このセパレータとして利用する湿式不織布6は、短繊維を織らずに絡み合わせたシート状であり、この短繊維の径は、約1μmである。
ナノファイバ層7は、セパレータ4の片側または両側に、エレクトロスピンニング法により、ナノファイバを堆積することにより形成する。この積層されたナノファイバ層7は、繊維径が125nmのナノファイバより形成される。すなわち、図1の陽極電極2と陰極電極3との間には、セパレータ4b,4cの他に図示されないナノファイバ層7が積層される。このナノファイバ層7は、陽極電極と接触しなければ、陽極電極2と陰極電極3との間であれば、どの場所にも積層することができる。
(ナノファイバ層7の配置例)
ナノファイバ層7の配置は、ナノファイバ層7が陽極電極2と直接接触しない配置であればよい。つまり、ナノファイバ層7と陽極電極2との間には、セパレータ4を配置する。
(1)陽極電極2と陰極電極3との間にセパレータが単数の場合
陽極電極2と陰極電極3との間に設けられるセパレータが単数の場合には、セパレータの陰極側にナノファイバ層7を積層する。つまり、陽極電極2と陰極電極3との間のセパレータと陰極電極3との間にナノファイバ層7を積層する。反対に、セパレータの陽極側にナノファイバ層7を積層すると、ナノファイバ層7と陽極電極2が接触してしまう。そのため、セパレータの陽極側にナノファイバ層7を積層することはできない。
(2)陽極電極2と陰極電極3との間にセパレータが複数の場合
陽極電極2と陰極電極3との間に設けられるセパレータが複数の場合に、セパレータとナノファイバ層7とを以下のように積層する。
(a)セパレータの陽極側にナノファイバ層7を積層する場合
陽極電極2と陰極電極3との間に設けられるセパレータが複数で、そのセパレータの陽極側にナノファイバ層7を積層する場合には、陽極電極と隣接するセパレータ以外のセパレータの陽極側にナノファイバ層7を積層する。反対に、陽極電極に隣接する(最も近い)セパレータの陽極側にナノファイバ層7を積層すると、ナノファイバ層7と陽極電極が接触してしまう。そのため、隣接する(最も近い)セパレータの陽極側にナノファイバ層7を積層することはできない。
(b)セパレータに設けたナノファイバ層7の向きを陰極側とする場合
陽極電極2と陰極電極3との間に設けられるセパレータが複数で、そのセパレータの陰極側にナノファイバ層7を積層する場合には、セパレータの陰極側にナノファイバ層7を積層する。すなわち、陽極電極2と陰極電極3との間に設けられるどのセパレータの陰極側にナノファイバ層7を積層した場合には、どのセパレータの陰極側にナノファイバ層7を積層しても、セパレータに設けたナノファイバ層7が陽極電極2と直接接触しない配置となる。そのため、どのセパレータの陰極側においてもナノファイバ層7を積層することができる。
(3)セパレータの両側にナノファイバ層7を積層した場合
陽極電極2と陰極電極3との間に設けられるセパレータの両側にナノファイバ層7を積層した場合は、陽極電極と隣接するセパレータ以外のセパレータの両側にナノファイバ層7を積層する。反対に、陽極電極に隣接する(最も近い)セパレータの両側にナノファイバ層を積層すると、ナノファイバ層と陽極電極と接触してしまう。そのため、陽極電極に隣接するセパレータの両側には、ナノファイバ層7を積層することができない。
以上より、(1)陽極電極2、陰極電極3の間のセパレータが単数の場合は、セパレータの陰極側にナノファイバ層7を積層する。(2)陽極電極2、陰極電極3の間のセパレータが複数の場合は、セパレータ陰極側、若しくは、陽極電極に隣接する(最も近い)セパレータ以外の陽極側及び/または陰極側にナノファイバ層7を積層する。(1)(2)の配置とすることで、陽極電極2、陰極電極3の間に積層したナノファイバ層7が陽極電極2と直接接触しない配置となる。
すなわち、一例として、図1では、セパレータ4bの陰極側、セパレータ4cの陽極側及び陰極側のいずれかにナノファイバ層7を積層することができる。また、いずれか1カ所だけでなく積層可能な場所であればどこに積層してもよい。
[1−2.ナノファイバ層7の積層方法]
本実施形態で使用するナノファイバ層7は、ナノファイバを湿式不織布にエレクトロスピンニング法によりナノファイバを堆積させることにより形成する。
エレクトロスピンニング法は、ナノファイバの原料となる高分子化合物の溶液に高電圧を印加することにより、ナノファイバを紡糸するものである。図2は、本実施形態におけるエレクトロスピンニング法を実施するための装置8を示す概略図である。図2の装置8は、シリンジ9、高電圧源10、導電性コレクタ11からなる。
シリンジ9は、シリンダ9a、ピストン9b及びキャピラリ9cを備える。シリンダ9aは、内部にナノファイバの原料となる高分子化合物の溶液を充填することができる筒状の部品であり、端部にキャピラリ9cを設ける。キャピラリ9cの内径は、10〜1000μmが好ましい。ピストン9bは、シリンダ9aの内側に填り込む形状の円柱状の部材である。このピストン9bを移動させることにより、シリンダ9a内の高分子化合物の溶液をキャピラリ9cから押し出すように、シリンダ9a、ピストン9b及びキャピラリ9cが組み合わされる。
高電圧源10は直流電源である。この高電圧源10の正極はシリンジ9と接続され、シリンジ9内の高分子溶液と導通する。一方、高電圧源10の負極側は、接地されている。導電性コレクタ11は、接地された金属製の板である。この導電性コレクタ11は、シリンジ9におれるキャピラリ9cの先端と一定の距離を保って配置される。導電性コレクタ11とキャピラリ9cの先端との距離は、30〜1500nm程度が好ましい。
この装置8を使用したエレクトロスピンニング法は、次の(1)(2)の工程を有するものである。
(1)電圧印加工程において、シリンジ9と導電性コレクタ11との間に電圧を印加する。
(2)静電紡糸工程において、高分子化合物の溶液を固形化させナノファイバを堆積させ静電紡糸する。
(1)電圧印加工程
電圧印加工程では、シリンジ9と導電性コレクタ11との間に電圧を印加する。静電紡糸を行なう際に高分子溶液に印加する電圧は、紡糸が連続的に行なわれる状態を維持しうる電圧であれば、特に限定されることはない。通常0.5〜50kVの範囲が好適に使用される。
シリンジ9内部には、ナノファイバの原料となる高分子化合物の溶液を充填する。本実施形態で使用する高分子化合物の溶液としては、溶液化可能なものであれば特に限定されず使用可能である。このような高分子化合物の溶液の例として、ポリビニルアルコール(以下、PVAとする)、ポリアクリロニトリル(以下、PANとする)、ポリフッ化ビニリデン(以下、PVDFとする)の単独或いは2種類以上を混合して使用する。高分子化合物の溶液として使用するPVAとしては、一例としては、PVA、架橋PVA、PVAとシリカとを混ぜ合わせたPVA/シリカハイブリッド、PVAとシリカとを合成したPVA/シリカコンポジットなどが挙げられる。
本実施形態で使用する高分子化合物を溶液化させる際の溶媒としては、高分子化合物を完全に溶解させ、静電紡糸中に高分子化合物成分の再沈殿が起こらない溶媒であれば、特に限定されることなく使用可能である。このような溶媒の例としては、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスロホキシド、N−メチル−2−ピロリドン、テトラヒドロフラン、アセトン、アセトニトリル、水などが挙げられ、単独または2種以上を混合して使用することも可能である。
湿式不織布は、高分子溶液に対する耐久性が確保できる材質であること、また圧縮空気の圧力に耐えうる構造を有していれば特に限定されることはない。したがって、湿式不織布としては、ポリオレフィン、ポリエステル、ビニロン、ポリエチレンテレフタラート、ポリ四弗化エチレンが挙げられ、単独あるいは2種以上を混合して使用することも可能である。
キャピラリ9cの先端から高分子化合物の溶液を押し出す。押し出された溶液においては、溶媒が揮発し、溶質である高分子化合物が固化しつつ、電位差によって伸長変形しながらナノファイバを形成し、導電性コレクタ11に引き寄せられる。このとき、導電性コレクタ11の表面に湿式不織布を配置しておくことで、湿式不織布表面にナノファイバを堆積させる。
このようにして形成されたナノファイバ層は、その製造の原理上は、無限長の連続繊維となる。なお、中空のナノファイバを得るためには、例えばキャピラリ9cを二重管にして芯と鞘に相溶し合わない溶液を流せばよい。その後、にナノファイバ層7を形成した湿式不織布を加熱する。加熱条件は、温度60〜200℃、時間1〜200分であることが好ましい。
続いて、以下のように構成した実施例及び比較例に基づいて、本発明をさらに詳細に説明する。
[第1の特性比較(ナノファイバ層の積層の位置による特性比較)]
第1の特性比較では、陽極と陰極との間のナノファイバ層の積層の位置による特性比較を行った。第1の特性比較で使用する実施例1〜3及び比較例1は、以下の通りである。
(実施例1,比較例2)
実施例1及び比較例2では、陽極と陰極との間にセパレータとナノファイバ層を積層する。ナノファイバ層は、ポリビニルアルコール(PVA)の高分子溶液を調製し、エレクトロスピンニング法により静電紡糸し、PVAナノファイバを形成する。その後、このPVAナノファイバを湿式不織布であるレーヨン紙(基材面)に吹き付けて、ナノファイバ層を形成したものである。このナノファイバ層は、2g/mのPVAナノファイバを吹き付けて形成する。
(比較例1)
比較例1では、陽極と陰極との間にセパレータのみを積層する。使用するセパレータは、ナノファイバ層を形成しないブランクセパレータであり、レーヨン紙に対して静電紡糸を行わず、ナノファイバ層を形成しない。
実施例1と比較例1,2として、コンデンサを作成した。作製したコンデンサは、図1のコンデンサの陰極電極2と陽極電極3の間に厚さ80μmとなるように調整したセパレータ及びナノファイバ層を配置したものである。
実施例1及び比較例1で使用するセパレータ及びナノファイバ層の積層方法は、表1の通りである。
すなわち、比較例1のコンデンサでは、陽極電極2と陰極電極3間の1枚のブランクセパレータを用いた。
実施例1のコンデンサでは、1枚のセパレータとナノファイバ層を積層した。この際のナノファイバ層は、セパレータの陰極側に積層した。
比較例2のコンデンサでは、1枚のセパレータとナノファイバ層を積層した。この際のナノファイバ層は、セパレータの陽極側に積層した。
実施例1と比較例1,2のコンデンサを用いて、耐圧試験を実施した。試験方法は、コンデンサに対して、室温にて10V/minのスパンにより電圧を印加し、絶縁破壊電圧で耐圧を測定する方法により行った。表2は、実施例1と比較例1,2のコンデンサに対する5回の耐圧試験の結果を示した表であり、図3は、耐圧試験における最大値、最小値、平均値を示したグラフである。
表2及び図3に示すように、試験結果は、実施例1の耐圧の最高値が750V、最低値が720V、平均値が732Vであり、比較例1では、耐圧の最高値が730V、最低値が720V、平均値が724Vであり、比較例2では、耐圧の最高値が740V、最低値が710V、平均値が724Vである。
表2及び図3からは、実施例1のコンデンサが比較例1及び比較例2のコンデンサと比較して、耐圧の最高値及び平均値が高いことが確認された。
以上より、陽極と陰極間にセパレータとナノファイバ層を積層する電解コンデンサにおいて、ナノファイバ層と陽極電極とが接触しないようセパレータの陰極側にナノファイバ層を積層することにより、コンデンサの耐電圧が向上することが確認された。
[第2の特性比較(ナノファイバ層の重量による特性比較)]
第2の特性比較では、ナノファイバ層の有無及びナノファイバの塗布量による特性比較を行った。第2の特性比較で使用する実施例2〜4及び比較例3は、以下の通りである。
(実施例2〜4)
実施例2〜4に使用は、実施例1と同様に、陽極と陰極との間にセパレータとナノファイバ層を積層する。実施例2では、湿式不織布であるレーヨン紙(基材面)にPVAナノファイバを0.5g/mに吹き付けてナノファイバ層を形成した。同様に、レーヨン紙に対して、実施例3ではPVAナノファイバを1.0g/m、実施例4では2.0g/mを吹き付けてファイバ層を形成した。
(比較例3)
比較例3は、比較例1と同様に、陽極と陰極との間にセパレータのみを積層する。使用するセパレータは、ナノファイバ層を形成しないブランクセパレータであり、レーヨン紙に対して静電紡糸を行わず、ナノファイバ層を形成しない。
実施例2〜4と比較例3として、コンデンサを作成した。作製したコンデンサは、図1のコンデンサの陰極電極2と陽極電極3の間に厚さ80μmとなるように調整したセパレータ及びナノファイバ層を配置したものである。
実施例2〜4のコンデンサでは、1枚のセパレータとナノファイバ層を積層した。この際のナノファイバ層は、セパレータの陰極側に積層した。比較例3のコンデンサでは、陽極電極2と陰極電極3間の1枚のブランクセパレータを用いた。
実施例2〜4と比較例3のコンデンサを用いて、耐圧試験を実施した。試験方法は、コンデンサに対して、室温にて10V/minのスパンにより電圧を印加し、絶縁破壊電圧で耐圧を測定する方法により行った。図4は、耐圧試験における最大値、最小値、平均値を示したグラフである。
図4に示すように、比較例3は、耐圧の最高値が690V、最低値が660V、平均値が680Vである。これに対して、実施例2では、耐圧の最高値が710V、最低値が680V、平均値が695Vである。すなわち、セパレータの陰極側にナノファイバ層を積層すると耐圧の最高値、最低値、平均値共に上昇していることが判る。
また、実施例3では、耐圧の最高値が720V、最低値が680V、平均値が700Vであり、実施例4では、耐圧の最高値が730V、最低値が700V、平均値が715Vである。すなわち、ナノファイバ層の量を増やすことにより、耐圧の最高値、最低値、平均値共に上昇していることが判る。
以上より、陽極と陰極間にセパレータとナノファイバ層を積層する電解コンデンサにおいて、ナノファイバ層と陽極電極とが接触しないようセパレータの陰極側にナノファイバ層を積層する場合に、ナノファイバとして吹き付けるナノファイバの量が多い程コンデンサの耐電圧が向上することが確認された。また、ナノファイバの量は、すなわち、0.5g/m吹き付けることにより効果があり、量を多くすることで、更にコンデンサの耐電圧が向上する。
[第2−2の特性比較(ナノファイバ層の有無による電気特性(ESR)の比較)]
第2−2の特性比較では、陽極と陰極との間のナノファイバ層の有無による電気特性(ESR)の変化の比較を行った。第2−2の特性比較で使用する比較例4,5は、以下の通りである。
(実施例5〜7)
実施例5〜7は、実施例1と同様に、陽極と陰極との間にセパレータとナノファイバ層を積層する。ナノファイバ層は、実施例5ではPVAナノファイバを0.5g/m、実施例6ではPVAナノファイバを1.0g/m、実施例7では、PVAナノファイバを2.0g/m吹き付けて形成したものである。
(比較例4)
比較例4に使用するセパレータは、厚さ40μmのレーヨン紙に対して静電紡糸を行わず、ナノファイバ層を形成しない。
(比較例5)
比較例5に使用するセパレータは、厚さ50μmのクラフト紙に対して静電紡糸を行わず、ナノファイバ層を形成しない。
実施例5〜7と比較例4,5として、表3の様な巻回型コンデンサを作成する。実施例5〜7及び比較例4,5のコンデンサでは、陰極電極及び陽極電極間のセパレータとして上記セパレータを用い、このセパレータの陰極側にナノファイバ層を積層した。このコンデンサにおいて、初期における0.01〜100kHzの周波数特性の試験を実施した。試験方法としては、各周波数におけるESRを測定した。
図5は、本特性比較におけるESRを測定した結果を示したグラフである。図5からは、400V製品で用いられることが多い厚さ50μmのPEDH紙である比較例5と実施例5〜7及び比較例4とを比較すると、0.01〜100kHzの周波数において、実施例5〜7及び比較例4のESRは、比較例5のESRと比較して約50%であることが判る。
また、ナノファイバ層を積層しない比較例4と、ナノファイバ層を積層した実施例5〜7とを比較すると、ナノファイバ層を積層することによりESRが増加しないことが判る。これは、ナノファイバの添加量を多くしても同様である。
以上より、陽極と陰極間にセパレータとナノファイバ層を積層する電解コンデンサにおいて、ナノファイバ層と陽極電極とが接触しないようセパレータの陰極側にナノファイバ層を積層する場合に、ナノファイバ層として0.5g/m以上のナノファイバを吹き付けることにより、コンデンサにおいてESRが低く抑えることができ、電気特性が向上する。
[第3の特性比較(セパレータ「レーヨン紙」の向きによる特性比較)]
第3の特性比較では、陽極と陰極との間に複数のセパレータとナノファイバ層を積層し、このナノファイバ層の積層位置による特性比較を行った。第3の特性比較で使用する実施例8〜11及び比較例6は、以下の通りである。
(実施例8,9)
実施例8,9に使用するセパレータは、実施例1と同様に、陽極と陰極との間にセパレータとナノファイバ層を積層する。このナノファイバ層は、レーヨン紙(基材面)にPVAナノファイバを0.5g/m吹き付けることにより形成したものである。
(実施例10,11)
実施例10,11に使用するセパレータは、実施例1と同様に、陽極と陰極との間にセパレータとナノファイバ層を積層する。このナノファイバ層は、レーヨン紙(基材面)にPVAナノファイバを2.0g/m吹き付けることにより形成したものである。
(比較例6)
比較例6に使用するセパレータは、比較例1と同様に、ブランクセパレータであり、レーヨン紙に対して静電紡糸を行わず、ナノファイバ層を形成しない。
実施例8〜11としては、図1と同様のコンデンサを作成した。このコンデンサのセパレータ4b,4c及びナノファイバ層を合わせた厚みは80μmとなるように調整する。
実施例8,9及び比較例6〜8のセパレータ及びナノファイバ層の積層方法は、表4の通りである。
すなわち、比較例6のコンデンサでは、セパレータ4b及びセパレータ4cにブランクセパレータを用いた。
実施例8,10のコンデンサでは、2枚のセパレータとナノファイバ層を積層した。この際のナノファイバ層は、陰極に隣接するセパレータ(図1中、セパレータ4c)の陰極側に積層した。
実施例9,11のコンデンサでは、2枚のセパレータとナノファイバ層を積層した。この際のナノファイバ層は、陰極に隣接するセパレータ(図1中、セパレータ4c)の陽極側に積層した。
実施例8〜11と比較例6のコンデンサを用いて、耐圧試験を実施した。試験方法は、コンデンサに対して、室温にて10V/minのスパンにより電圧を印加し、絶縁破壊電圧で耐圧を測定する方法により行った。図6は、耐圧試験における最大値、最小値、平均値を示したグラフである。
図6は、実施例8〜11及び比較例6の耐圧を測定した結果を示したグラフである。ナノファイバ層を積層しない比較例6では、耐圧の最高値が690V、最低値が660V、平均値が675Vである。また、セパレータ4cの陰極側及び陽極側にナノファイバ層としてPVAナノファイバを0.5g/m吹き付けた積層した実施例8と実施例9のうち、ナノファイバ層をセパレータ4c陽極側に積層した実施例9では、耐圧の最高値が700V、最低値が670V、平均値が690Vである。これに対して、ナノファイバ層をセパレータ4cの陰極側に積層した実施例8では、耐圧の最高値が710V、最低値が680V、平均値が695Vである。
実施例8,9及び比較例6からは、陽極と陰極間に絶縁層であるセパレータを複数配置し、陽極に隣接する(最も近い)セパレータ以外の陽極側及び陰極側にナノファイバ層を積層した場合でも、コンデンサの耐電圧が向上することが確認された。また、同じセパレータの陰極側及び陽極側にナノファイバ層を積層する場合には、陰極側にナノファイバ層を積層した場合の方が、陽極側に積層した場合と比較して更にコンデンサの耐電圧が向上することが確認された。また、実施例10,11からは、セパレータ4cのナノファイバ層としてPVAナノファイバを2.0g/m吹き付けた場合でも同様の結果となり、さらに耐圧が上昇することが判る。
以上より、陽極と陰極間にセパレータとナノファイバ層を積層する電解コンデンサにおいて、ナノファイバ層と陽極電極とが接触しないようセパレータの陰極側にナノファイバ層を積層すると共に、陰極に近いセパレータにナノファイバ層を積層することによりコンデンサの耐電圧が向上する。すなわち、コンデンサの耐電圧の向上のためには、陰極に近いセパレータの陰極電極側または陽極電極側にナノファイバ層を設ければ良く、好ましくは陰極電極と隣接するようにナノファイバ層を設けることが好ましい。
[第4の特性比較(セパレータ「ポリエチレンテレフタレート」の向きによる特性比較)]
第4の特性比較は、第3の特性比較とセパレータの基材の種類をレーヨン紙からポリエチレンテレフタレート(以下、PETとする)に変更したものである。すなわち、第4の特性比較では第3の特性比較と同様に、陽極と陰極との間に複数のセパレータとナノファイバ層を積層し、このナノファイバ層の積層位置による特性比較を行った。第4の特性比較で使用する実施例12,13は、以下の通りである。
(実施例12,13)
実施例12,13は、実施例1と同様に、陽極と陰極との間にセパレータとナノファイバ層を積層する。このナノファイバ層は、PET(基材面)にPVAナノファイバを1.0g/m吹き付けることにより形成したものである。
実施例12,13としては、上記セパレータとナノファイバ層を用いて図1と同様のコンデンサを作成した。このコンデンサのセパレータ4b,4c及びナノファイバ層を合わせた厚みは80μmとなるように調整する。
実施例12,13のセパレータ及びナノファイバ層の積層方法は、表5の通りである。
すなわち、実施例12のコンデンサでは、2枚のセパレータとナノファイバ層を積層した。この際のナノファイバ層は、陰極に隣接するセパレータ(図1中、セパレータ4c)の陽極側に積層した。
実施例13のコンデンサでは、2枚のセパレータとナノファイバ層を積層した。この際のナノファイバ層は、陰極に隣接するセパレータ(図1中、セパレータ4c)の陰極側に積層した。
これらのコンデンサに対して、室温にて10V/minのスパンにより電圧を印加し、絶縁破壊電圧で耐圧を測定した。
図7は、PVAナノファイバを1.0g/m吹き付けた実施例12,13の耐圧を測定した結果を示したグラフである。ナノファイバ層をセパレータ4cの陽極側に積層した実施例12(図中A)では、耐圧の最高値が490V、最低値が460V、平均値が470Vである。また、セパレータ4cのナノファイバ層を陰極側に対向させた実施例13(図中B)では、耐圧の最高値が500V、最低値が480V、平均値が495Vである。
図7の実施例12,13からは、セパレータの基材をPETとした場合でも、陽極と陰極間に絶縁層であるセパレータを複数配置し、陰極に近いセパレータにナノファイバ層を設けることでコンデンサの耐電圧が向上することが確認された。また、陰極に近いセパレータにナノファイバ層を設け、ナノファイバ層を陰極と対向するように配置した場合には、ナノファイバ層を陽極と対向するように配置とした場合と比較して更にコンデンサの耐電圧が向上する。
以上より、陽極と陰極間にセパレータとナノファイバ層を積層する電解コンデンサにおいて、ナノファイバ層と陽極電極とが接触しないようセパレータの陰極側にナノファイバ層を積層すると共に、陰極に近いセパレータにナノファイバ層を積層することによりコンデンサの耐電圧が向上する。さらに、陰極に近いセパレータにナノファイバ層を積層する場合において、陽極側よりも陰極側にナノファイバ層を積層することによりコンデンサの耐電圧がさらに向上する。
1 … コンデンサ素子
2 … 陽極電極
2a … 電極引き出し部
3 … 陰極電極
3a … 電極引き出し部
4,4a,4b,4c,4d … セパレータ
5 … ガラス基板
7 … ナノファイバ層
8 … 装置
9 … シリンジ
10 … 高電圧源
11 … 導電性コレクタ

Claims (5)

  1. 陽極電極と、陰極電極とを備え、
    前記陽極電極と前記陰極電極間にセパレータ及びナノファイバ層を積層した電解コンデンサにおいて、
    前記セパレータは、前記陽極電極と陰極電極との間に配置され、
    前記ナノファイバ層は、前記セパレータの陰極側に積層されたことを特徴とする記載の電解コンデンサ。
  2. 陽極電極と、陰極電極とを備え、
    前記陽極電極と前記陰極電極間にブランクセパレータ、及び片側にナノファイバ層を積層したセパレータを配置する電解コンデンサにおいて、
    前記ブランクセパレータ、及び前記片側にナノファイバ層を積層したセパレータが、前記陽極電極と陰極電極との間に配置され、
    前記片側にナノファイバ層を積層したセパレータを、前記セパレータの陰極側に配置したことを特徴とする電解コンデンサ。
  3. 前記ナノファイバ層は、ナノファイバをエレクトロスピニング法により吹き付け形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電解コンデンサ。
  4. 前記セパレータの基材が、レーヨン紙またはポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の電解コンデンサ。
  5. 前記ナノファイバ層を形成するナノファイバの量が0.5g/m2以上であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の電解コンデンサ。
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