JP6036069B2 - 押し釦付きウェットティッシュ容器 - Google Patents

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本発明は軟包装袋等に収容されたウェットティッシュ包装体を収納した状態で使用するウェットティッシュ容器に関するもので、特に収納物の取出し口の開閉機構としての押し釦構造に関するものである。
軟包装袋等に収容されたウェットティッシュ包装体を収納した状態で使用する容器としては、使用しないときには収納物の乾燥を防止するためにある程度の密閉性があり、使用するときには簡単に取出口を開けて必要量のみを取り出した後簡単に再封できる容器が利用されていた。
このような容器としては、上面に取出口を有し、下面が開口(開放)されてなる容器本体と、該容器本体の下面に嵌合して密閉する底蓋とからなり、前記容器本体上面に設けた取出口が、開閉可能に被覆する開閉蓋と、開閉蓋後部下面より開閉蓋後部を上方付勢させる弾力板および該開閉蓋前部を容器本体に係合して取出口を密封あるいは開放するための押し釦とからなる容器が一般的であった。
しかしながら、従来、この種の容器は、容器を構成する部品数が多く、したがって、容器の組立作業としても工程が多いものとなり、コストアップの原因ともなっていた。さらに構成が複雑なことによって耐久性と安定性にも問題がある場合も少なくなかった。
構成する部品数が少なく、容易に組み立てることの出来る開閉蓋として、特許文献1では、口頚部を起立した容器体と、口頚部外周に嵌合させた周壁上端縁より頂壁を延設するとともに、頂壁後部に蓋板押し下げ用の凹部を形成し、且つ、頂壁前部に振り出し孔を穿設してなるキャップ本体と、該本体上に上下揺動可能に装着させて振り出し孔を開閉可能に被覆する蓋板とを備え、蓋板C後部下面より、蓋板後部を上方付勢させる弾性板を一体に垂設してなることを特徴とする振り出し容器が提案されている。
また、特許文献2では、合成樹脂製の押圧蓋体の側面に回動軸用突起を、下面に板状舌片をそれぞれ一体的に形成し、該回動軸用突起をキャップ本体に穿設した回動軸指示穴に回動自在に嵌合するとともに、前記板状舌片を前方に彎曲させてキャップ本体に設けた前方に向かって上昇する斜面に当接し、蓋体を前記回動軸用突起を中心に回動させたとき、前記斜面によって圧縮された前記板状舌片が開放されるような溝等の空間部を形成したことを特徴とする開閉蓋付キャップが提案されている。
これらの提案によれば、金属バネを使用しないので、廃棄時に分別処理の必要がなく、蓋板の閉蓋状態の維持及び自動的な閉蓋が行えるとともに、構造が簡単で且つ組み付けが容易である優れた振り出し容器が得られるとされている。しかしながら、とくに繰り返し使用に際しての耐久性と反発力の安定性の面で課題が残されていた。
たとえば、押し釦の手前にクッション性を付与するバネがある場合として、バネの形状が図1のように押し釦の回動方向に対して直角な円弧状に設けられている場合について説明する。図1(A)は側面略図、(B)は正面略図である。
容器全体の開閉機構を簡単に図6に示した。図6は上面に取出口を有する容器本体と、容器本体の下面に嵌合する底蓋とからなり、該容器本体上に取出口を開閉可能に被覆する開閉蓋と、開閉蓋後部下面より開閉蓋後部を上方付勢させる弾力板および該開閉蓋前部を容器本体に係合して取出口を密封あるいは開放するための押し釦からなる容器の側面略図であり、(A)は開閉蓋の密封された状態、(B)は開放された状態を示している。
図6に示したのは、上面に取出口(14)を有する容器本体(12)と、容器本体の下面に嵌合する底蓋とからなり、該容器本体上に取出口(14)を開閉可能に被覆する開閉蓋(9)と、開閉蓋後部下面より開閉蓋後部を上方付勢させる弾力板(コイルバネ)(15)および該開閉蓋前部を容器本体(12)に係合して取出口(14)を密封あるいは開放するための押し釦(10)からなる容器である。
図6(A)の開閉蓋(9)が密閉された状態では開閉蓋(9)の前部端面の窓孔(7)に押し釦(10)の後部端面の爪状突起(6)が嵌まり込んで押し釦(10)の前方下部のバネ(図示せず)の弾性による反発力により開閉蓋(9)の全部を下方に押し付けて容器本体(12)の取出口(14)が開放されることを防いでいる。
図6(A)の開閉蓋(9)が密閉された状態から図6(B)の開閉蓋(9)が開放された状態にするには、押し釦(10)の前部上面を押して前方下部のバネ(図示せず)を押し縮めて押し釦(10)を前方に回動させ、後部の爪状突起(6)を跳ね上げて開閉蓋(9)の前部端面の窓孔(7)から外し、開閉蓋(10)後部を上方付勢させる弾力板(コイルバネ)(15)の力によって容器本体(12)の取出口(14)を開放する。
図1(A)においては板バネ(a)が押し釦(100)の前方下面に押し釦の回動方向に対して直角な円弧状に設けられている。押し釦(100)はその上部手前を手で押すことによって、本体の軸孔(図示せず)に嵌め込まれた軸(3)を中心に回動し、それにともなって板状バネ(a)が上下方向に圧縮された分に対応して爪状突起(6)が上方に回動して開閉蓋(9)の窓孔(7)から外れる。すると、開閉蓋(9)はコイルバネ(図示せず)の上方付勢力によって上方に開蓋し取出口が露出する。必要量の収納物を取り出した後に開閉蓋の上方を押えて開閉蓋(9)の窓孔(7)を爪状突起(6)に嵌め込むと開閉蓋の密封が完了する。
この開蓋作業の時に押し釦(100)の押す位置によって板状バネ(a)の反発力がばらつき、たとえば図1(B)の(a1)の位置のように押し釦の端部を押すと反発力が安定しないという問題があった。
また、同じく図1(B)に示したように、板状バネ(a)の本体(13)と接する部分の変形が大きいので、板状バネの耐久性に問題があり、高反発力で高耐久性の板状バネの材料選定がとくに困難であった。
特開平11−79217号公報 実公昭56−20370号公報
本発明は、上記問題点を解決しようとするものであって、開閉蓋の開閉時における樹脂バネの変形を均一にして繰り返し使用に際しての耐久性と元の状態に戻る反発力の両方を備えた押し釦付きウェットティッシュ容器の提供を課題としている。
さらに、開閉蓋を開閉する際、押し釦のどの部分を押えても安定した反発力が生じて押し釦がきちんと元の状態に戻る押し釦付きウェットティッシュ容器の提供を課題としている。
本発明者は押し釦の裏面に蛇腹形状の樹脂バネを一体に成型することで押し釦の突出部(爪状突起)と開閉蓋の切欠き部(窓孔)とが係合して開閉蓋が係止される構造と組み合わせることによって上記の課題を解決することが出来ることを見出し本発明を完成した。
上記の課題を解決するための、本発明の請求項1に係る発明は、上面に取出口を有し、下面に開口部を有する容器本体と、容器本体の下面に嵌合する底蓋とからなり、前記取出
口が開閉可能に被覆する開閉蓋と、開閉蓋の後部下面を回動中心として開閉蓋を開方向に付勢させる弾力板および該開閉蓋の前部を容器本体に係合して取出口を密封あるいは開放するための押し釦とからなる容器において、
容器本体に軸穴が設けられており、この軸穴を中心として回動自在に前記押し釦の軸が取り付けられており、
この軸の位置を基準として前記開閉蓋のある方向の部位を押し釦後部、その反対側を押し釦前部としたとき、前記押し釦前部の裏面に、押し釦と一体に成型された蛇腹形状の樹脂バネを備えるとともに、押し釦後部の先端に爪状突起を備え、他方、開閉蓋が窓孔を備えており、これら爪状突起と窓孔が係合して開閉蓋の前部を容器本体に係合することを特徴とする押し釦付きウェットティッシュ容器である。
本発明の請求項2に係る発明は、前記蛇腹形状の樹脂バネが押し釦裏面の左右対称の一対の樹脂バネからなり、その下部は左右中央部の本体溝に嵌り込んだ押し中央突起を備えた樹脂バネ受けに接合されていることを特徴とする請求項1に記載の押し釦付きウェットティッシュ容器である。
本発明の請求項3に係る発明は、前記押し釦後部の爪状突起が上方の短いスロープ状の断面になっていることを特徴とする請求項1または2に記載の押し釦付きウェットティッシュ容器である。
本発明の請求項1に係る押し釦付きウェットティッシュ容器によれば、
押し釦の裏面に形成された樹脂バネを蛇腹形状とすることで、開閉蓋の開閉時における樹脂バネの変形を均一にすることが出来るため、繰り返し使用に際しての耐久性と密封時には元の状態に戻る反発力の両方を押し釦に付与することが出来る。
押し釦の裏面に一体に成型された樹脂バネは中央突起を備えた樹脂バネ受けとも一体に成型することにより金属等の異材料を併用したり部品数を増加させたりすることなく組立ておよび廃棄の簡単な押し釦付きウェットティッシュ容器とすることが出来る。
本発明の請求項2に係る押し釦付きウェットティッシュ容器によれば、蛇腹形状の樹脂バネが押し釦裏面の左右対称の一対の樹脂バネからなり、その下部は左右中央部の本体溝に嵌り込んだ押し中央突起を備えた樹脂バネ受けに接合されていることによって、開閉蓋を開閉する際に押し釦のどの部分を押えても安定した反発力が生じるので押し釦がきちんと元の状態に戻ることが出来る。
本発明の請求項3に係る押し釦付きウェットティッシュ容器によれば、押し釦後部の爪状突起が上方の短いスロープ状の断面になっていることによって、開閉蓋を閉めるときには開閉蓋の窓孔にスムースに嵌り込んで確実に係止し開ける時にも引っ掛かりが少なく開け易い釦付きウェットティッシュ容器とすることが出来る。
従来の押し釦の構造の一例を示す模式図。(A)は側面図、(B)は正面図。 本発明の押し釦の概要を示す模式図。 本発明の押し釦の構造を示す模式図。(A)は側面図、(B)は正面図。 本発明の押し釦の構造を示す模式図。(A)は側面図、(B)は正面図。 本発明の押し釦付きウェットティッシュ容器の蓋構造の例を示す模式図。 押し釦付きウェットティッシュ容器の開閉蓋動作を示す側面模式図。
本発明に係る押し釦付きウェットティッシュ容器の実施形態の一例について必要に応じ
て図を援用して説明する。図6は押し釦付きウェットティッシュ容器の開閉蓋動作を示す容器全体の側面模式図であるがすでに説明したのでここでは省略する。
本発明の押し釦付きウェットティッシュ容器に用いる押し釦の部分を斜視概観図で図2に示した。
本発明の押し釦付きウェットティッシュ容器に用いる押し釦(10)は、押し釦(10)の裏面に一体に成型された蛇腹形状の樹脂バネ(2)を備えるとともに、取出口(14)の密封時に開閉蓋(9)の窓孔(7)と係合して、開閉蓋(9)が係止される爪状突起(6)を備えている押し釦である。
押し中央突起(1)は容器本体(12)のフランジ上面に設けられた本体溝(1’)に入り込んで左右前後にずれない位置に保持される。また、軸(3)は本体の軸穴(3’)に嵌まり込んで押し釦(10)が軸(3)を中心に回動するための軸となる。蛇腹形状の樹脂バネ(2)は押し釦(10)から手を離したあとに押し釦(10)を後方に回動させる方向の反発力を持たせるために設けられている。
本発明の押し釦付きウェットティッシュ容器に用いる押し釦の部分の構造を図3と図4に示した。
図3および図4を参照して本発明の押し釦付きウェットティッシュ容器の一例をより詳しく説明する。
本発明の押し釦付きウェットティッシュ容器は、上面に取出口(14)を有する容器本体(12)と、該容器本体(12)上に取出口(14)を開閉可能に被覆する開閉蓋(9)と、開閉蓋後部下面を回動中心として開閉蓋(9)を開方向に付勢させる弾力板(15)および該開閉蓋(9)前部を容器本体(12)に係合して取出口(14)を密封あるいは開放するための押し釦(10)からなる容器において、押し釦(10)の裏面に一体に成型された蛇腹形状の樹脂バネ(2)を備えるとともに、取出口(14)の密封時に押し釦(10)後部の爪状突起(6)と開閉蓋(9)の窓孔(7)とが係合して、開閉蓋(9)が係止される爪状突起(6)と窓孔(7)を備えている。
蛇腹形状の樹脂バネ(2)は押し釦(10)裏面の左右対称の一対の樹脂バネからなり、その下部は左右中央部の本体溝(1’)に嵌り込んだ押し中央突起(1)を備えた樹脂バネ受け(8)に接合されている。
蛇腹形状の樹脂バネ(2)は押し釦(10)裏面の左右対称の一対の樹脂バネ(2)からなることによって、押し釦(10)の左右のどの位置で押しても押した後の反発力を安定させることができ、さらに、樹脂バネ受け(8)の下部中央部の押し中央突起(1)が本体溝(1’)に嵌まり込んで位置が規制されていることによって蛇腹形状の樹脂バネ(2)の伸縮は一定の位置で繰り返されて反発力は安定したものとなる。
蛇腹形状の樹脂バネ(2)は押し釦(10)を押してから手を離した後に元へ戻る反発力を持たせるためにあるが、蛇腹形状の樹脂バネ(2)の厚み(2c)と幅(2d)を調整することで反発力と耐久性を調整することができる。一般的には厚み(2c)を少なくして幅(2d)を少なくすると反発力は減少するが耐久性は増大する方向になる。
蛇腹形状の樹脂バネ(2)の押し釦(10)に対する前後方向の位置は、図4に示したように押し釦前方(2a)方向に移動すると樹脂バネの反発力は強くなるが耐久性は弱くなる。押し釦後方(2b)方向に移動すると樹脂バネの反発力は弱くなるが耐久性は強くなる。このようにして樹脂バネを構成する材料と要求される特性によって押し釦の位置変更のみでも必要な調整を行うことができる。
押し釦(10)下部の容器本体(12)上面に設けられた二つのストッパ、本体前部ストッパ(5)と本体後部ストッパ(4)はそれぞれ、押し釦(10)の回動位置の限界を規制するものであって、本体前部ストッパ(5)は開閉蓋(9)の開蓋時の前方回動限界を、本体後部ストッパ(4)は蛇腹形状の樹脂バネ(2)によって発生した反発力による閉蓋時の後方回動限界をそれぞれ定めている。
押し釦(10)後部の爪状突起(6)は上方の短いスロープ状の断面になっている(爪端部スロープ)(6a)ことで開蓋時に押し釦(10)の前方上面を押して軸(3)を中心に前方に回動させ爪状突起(6)を窓孔(7)から外す場合に爪状突起(6)の上端が窓孔(7)の上縁下部に引っかかることなくスムースに開閉蓋(9)を跳ね上げて容器本体(12)の取出口を開口することができる。また閉蓋時にも開閉蓋(9)の前方上面を押して本体と蓋をつなぐヒンジ(11)を中心に前方に回動させ窓孔(7)を爪状突起(6)に係止する場合に爪状突起(6)の上端が窓孔(7)の下縁上部に引っかかることなくスムースに開閉蓋(9)を本体後部ストッパ(4)の位置すなわち蛇腹形状の樹脂バネ(2)によって発生した反発力による閉蓋時の後方回動限界まで回動させて容器本体(12)の取出口(14)を閉口することができる。
図5には本発明の押し釦付きウェットティッシュ容器の蓋構造の別の一例を参考に示した。
図5に示した本発明の押し釦付きウェットティッシュ容器は、上面に取出口(図示せず)を有する容器本体(12)と、容器本体の下面に嵌合する底蓋とからなり、該容器本体(12)上に取出口を開閉可能に被覆する開閉蓋(9)と、開閉蓋後部下面の本体と蓋をつなぐヒンジ(11)を回動中心として開閉蓋(9)を開方向に付勢させる弾力板(図示せず)および該開閉蓋(9)前部を容器本体(12)に係合して取出口を密封あるいは開放するための押し釦(10)からなる容器において、押し釦(10)の裏面に一体に成型された蛇腹形状の樹脂バネ(2)を備えるとともに、取出口の密封時に押し釦(10)後部の爪状突起(6)と開閉蓋(9)の窓孔(図示せず)とが係合して、開閉蓋(9)が係止される爪状突起(6)と窓孔を備えている。
押し中央突起(1)は本体溝(図示せず)に入り込んで左右前後にずれない位置に保持される。また、軸(3)は本体の軸穴(図示せず)に嵌まり込んで押し釦(10)が軸(3)を中心に回動するための軸となる。蛇腹形状の樹脂バネ(2)は押し釦(10)裏面の左右対称の一対の樹脂バネからなり、その下部は左右中央部の本体溝に嵌り込んだ押し中央突起(1)を備えた樹脂バネ受けに接合されている。
本発明の押し釦付きウェットティッシュ容器は公知の射出成型等の成型方法によって作成することが出来る。成形樹脂としては、ポリプロピレン樹脂、低密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂等のオレフィン系樹脂をはじめとする熱可塑性樹脂たとえば、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、ポリエステル系樹脂、熱可塑性樹脂、あるいはこれらにガラス繊維などの充填剤を添加したもの等が挙げられる。ただし、耐衝撃強度の低いポリスチレン樹脂等や弾性率が100Mpa未満の樹脂は向かない。
また、軸の回転方向の滑りと感触を良くするには、シリコンやエルカ酸アミド、オレイン酸アミドを添加したり、滑りの良いABS樹脂、POM樹脂、ポリアセタール樹脂を使うことも望ましい。
以上のように本発明の押し釦付きウェットティッシュ容器によれば、開閉蓋の開閉動作に伴う押し釦の反発力は蛇腹状態の樹脂バネの構造部で発現させることにより、樹脂バネの均一な変形と繰り返し動作での反発力の安定性および耐久性が得られるようになった。
また、使い勝手の点では押し釦のどこを押しても安定した反発力が得られるので安心し
て使えるようになった。
本発明の押し釦構造は、箱型のウェットティッシュ容器に代表される押し釦付きウェットティッシュ容器に適用される。例えば押し釦の位置決めが必要とされる容器やとくに押し釦に戻る反発力が要求されるものあるいはバネで自動的に開く力が付与されている容器との組み合わせの場合等である。
1…押し中央突起
1’…本体溝
2…蛇腹形状の樹脂バネ
3…軸
3’…本体の軸穴
4…本体前部ストッパ
5…本体後部ストッパ
6…爪
6a…爪端部スロープ
7…窓孔
8…蛇腹バネ受け
9…開閉蓋
11…本体と蓋をつなぐヒンジ
12…容器本体
13…容器本体
14…取出口
15…コイルバネ
16…底蓋
2a…押し釦前方
2b…押し釦後方
2c…蛇腹厚み
2d…蛇腹幅
a1…押し位置
a…板状バネ
10…押し釦
100…押し釦

Claims (3)

  1. 上面に取出口を有し、下面に開口部を有する容器本体と、容器本体の下面に嵌合する底蓋とからなり、前記取出口が開閉可能に被覆する開閉蓋と、開閉蓋の後部下面を回動中心として開閉蓋を開方向に付勢させる弾力板および該開閉蓋の前部を容器本体に係合して取出口を密封あるいは開放するための押し釦とからなる容器において、
    容器本体に軸穴が設けられており、この軸穴を中心として回動自在に前記押し釦の軸が取り付けられており、
    この軸の位置を基準として前記開閉蓋のある方向の部位を押し釦後部、その反対側を押し釦前部としたとき、前記押し釦前部の裏面に、押し釦と一体に成型された蛇腹形状の樹脂バネを備えるとともに、押し釦後部の先端に爪状突起を備え、他方、開閉蓋が窓孔を備えており、これら爪状突起と窓孔が係合して開閉蓋の前部を容器本体に係合することを特徴とする押し釦付きウェットティッシュ容器。
  2. 前記蛇腹形状の樹脂バネが押し釦裏面の左右対称の一対の樹脂バネからなり、その下部は左右中央部の本体溝に嵌り込んだ押し中央突起を備えた樹脂バネ受けに接合されていることを特徴とする請求項1に記載の押し釦付きウェットティッシュ容器。
  3. 前記押し釦後部の爪状突起が上方の短いスロープ状の断面になっていることを特徴とする請求項1または2に記載の押し釦付きウェットティッシュ容器。
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