JP6074207B2 - 家庭用薄葉紙収納容器 - Google Patents

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Description

本発明は、家庭用薄葉紙収納容器に関する。
従来、トイレの壁や床及び便器等のトイレ空間の拭き掃除に用いられるトイレクリーナー等の家庭用薄葉紙を収納する家庭用薄葉紙収納容器(以下、容器と呼ぶ。)が知られている。容器は、家庭用薄葉紙を収納する容器本体と、容器本体の開口部を塞ぐための蓋部とを備え、当該蓋部を開けることにより、本体容器の開口部から収納されている家庭用薄葉紙を取り出すことができるようになっている。
また、家庭用薄葉紙は厚みを持っており、本体容器から取り出し易くするため家庭用薄葉紙は容器本体内に立った状態で収納されている。
このため、家庭用薄葉紙の残量が減ってくると家庭用薄葉紙が倒れ易くなるので、蓋部の開動作に連動して家庭用薄葉紙を容器本体の前面に押圧する可動部を備えることにより、家庭用薄葉紙の残量に関わりなく家庭用薄葉紙の取り出しが容易な家庭用薄葉紙収納容器が実現されている(例えば、特許文献1参照)。
また、蓋部の開動作に連動して家庭用薄葉紙が載置された載置部材を容器本体の開口部に移動させることにより、家庭用薄葉紙の残量に関わりなく家庭用薄葉紙の取り出しが容易な家庭用薄葉紙収納容器が実現されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−228765号公報 特開2010−228766号公報
しかしながら、特許文献1に記載された家庭用薄葉紙収納容器では、可動部により家庭用薄葉紙を容器本体の前面に押圧しているため、家庭用薄葉紙の残量が減ってくると家庭用薄葉紙が容器本体の前面方向に斜めに傾いた状態になり易い。
また、特許文献2に記載された家庭用薄葉紙収納容器では、載置部材内部には載置された家庭用薄葉紙を押圧する等の機能が存在しないので、載置部材内部で家庭用薄葉紙が容器本体の前面方向に斜めに傾いた状態になり易い。
このため、特許文献1及び特許文献2に記載された家庭用薄葉紙収納容器では、家庭用薄葉紙の残り枚数が少なくなると、家庭用薄葉紙が立った状態から容器本体の前面方向に斜めに傾いた状態になるため、斜めになった家庭用薄葉紙が蓋部と干渉して、蓋部が閉めにくくなると言った問題点があった。
本発明の課題は、家庭用薄葉紙の残量が減った場合でも家庭用薄葉紙が容器本体の前面方向に斜めに傾き蓋部が閉めにくくなることを防止できる家庭用薄葉紙収納容器を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
家庭用薄葉紙を前後方向に複数積層されるように内部に収納すると共に、上部に前記家庭用薄葉紙を取り出すための開口部を有する容器本体と、
前記容器本体に後面側に回動可能に設けられ、前記開口部を開閉自在とする蓋部と、
前記容器本体の底面であってその中心よりも前面側に前記容器本体の後面方向に向かって傾斜して設けられた固定板と、
前記容器本体の底面であってその中心よりも後面側に前記容器本体の前面方向に向かって傾斜すると共に、少なくとも先端部が前記容器本体の前後方向に可動な状態で設けられた可動板と、
を備えたことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項に記載の家庭用薄葉紙収納容器において、前記可動板は、前記容器本体の前後方向に回動可能に設けられることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項に記載の家庭用薄葉紙収納容器において、前記可動板は、前記容器本体の前後方向に移動可能に設けられることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項の何れか一項に記載の家庭用薄葉紙収納容器において、前記可動板の動作を制限する制限板を備え、前記可動板は、前記制限板により前記容器本体の前面方向の可動が制限されることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項の何れか一項に記載の家庭用薄葉紙収納容器において、前記可動板の動作を制限する弾性部材を備え、前記可動板は、前記弾性部材により前記容器本体の前面方向の可動が制限されることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項に記載の家庭用薄葉紙収納容器において、前記固定板と前記可動板とが一体成型されたことを特徴とする。
本発明によれば、前面方向の容器本体の底面であって、後面方向に向かって傾斜して固定板を設けることにより、収納された家庭用薄葉紙の残量が減った場合であっても、家庭用薄葉紙全体が前面方向に傾き蓋部が閉めにくくなることを防止できる。
第1実施形態の家庭用薄葉紙収納容器の一例を示す断面図である。 第1実施形態の家庭用薄葉紙収納容器の一例を示す平面図である。 第1実施形態の家庭用薄葉紙収納容器の蓋部の開状態を示す説明図である。 第1実施形態の家庭用薄葉紙収納容器に残存する家庭用薄葉紙の一例を示す説明図である。 第1実施形態の家庭用薄葉紙収納容器に残存する家庭用薄葉紙の一例を示す説明図である。 第1実施形態の家庭用薄葉紙収納容器に残存する家庭用薄葉紙の一例を示す説明図である。 第1実施形態の家庭用薄葉紙収納容器の固定板の角度による影響を示す説明図である。 第2実施形態の家庭用薄葉紙収納容器の一例を示す断面図である。 変形例1の家庭用薄葉紙収納容器の一例を示す断面図である。 変形例2の家庭用薄葉紙収納容器の一例を示す断面図である。 変形例3の家庭用薄葉紙収納容器の一例を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態である家庭用薄葉紙収納容器を詳細に説明する。但し、発明の範囲は、図示例に限定されない。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の家庭用薄葉紙収納容器について、図1、図2、図3、図4、図5、図6及び図7に基づいて説明する。
家庭用薄葉紙収納容器100は、図1〜図3に示すように、上部に開口部APが設けられ、内部に家庭用薄葉紙Pを収納するための容器本体1と、容器本体1の後面側のヒンジ機構部(図示せず。)を介して回動可能に設けられ、当該開口部APを開閉自在にする蓋部2と、容器本体1の内部底面に当該底面に固定された固定板3と、当該底面に可動状態で設けられた可動板4とを備えている。
また、詳しくは、固定板3は、開閉ボタンBT側(前面方向)の容器本体1の底面であって、後面方向に向かって傾斜して設けられ、可動板4は、反対側(後面方向)の容器本体1の底面であって、前面方向に向かって傾斜すると共に、前後方向に回動可能に設けられる。
家庭用薄葉紙収納容器100は、蓋部2が閉じられた状態で箱体状に形成されており、容器本体1の内部に、トイレクリーナー等の家庭用薄葉紙Pが前後方向に複数積層された状態、言い換えれば、立った状態で収納される。但し、容器本体1には固定板3及び可動板4がそれぞれ設けられているので、家庭用薄葉紙Pは、固定板3及び可動板4で仕切られ前面スペースFS、中央スペースCS、及び後面スペースBSにそれぞれ分散されて収納されることになる。
また、家庭用薄葉紙収納容器100は、開閉ボタンBTを操作することにより、開閉ボタン部分の係合が解除されると共に、ヒンジ機構部(図示せず。)に設けられたねじりコイルばね(図示せず。)の付勢力により蓋部2が押し上げられて開動作して、例えば、図3に示すように蓋部2が開くようになっている。
家庭用薄葉紙収納容器100の容器本体1、蓋部2、固定板3及び可動板4は、PP(ポリプロピレン(polypropylene))、PE(ポリエチレン(polyethylene))、PET(ポリエチレンテレフタラート(Polyethylene terephthalate))、ABS(アクリロニトリル(Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン(Styrene)共重合合成樹脂)、塩化ビニール等の樹脂素材を、ブロー形成、射出形成(コールドランナー、ホットランナー)等の製造方法で加工することによって形成される。
ここで、家庭用薄葉紙の残量が減った場合の家庭用薄葉紙収納容器100の作用について図4〜図6を用いて説明する。
図1〜図3に示すような家庭用薄葉紙Pが最大数収納された状態から、家庭用薄葉紙Pの使用により家庭用薄葉紙Pの残り枚数が少なくなる場合、先ず第1に、中央スペースCSの家庭用薄葉紙Pが使用された場合を想定する。
この場合、中央スペースCSの家庭用薄葉紙Pの数が減少するため、残存する家庭用薄葉紙Pは、前後どちらの方向に倒れ易い状態になる。しかし、図4に示すように可動板4が矢印のように前面方向に回動して中央スペースCSに収納された家庭用薄葉紙Pが倒れるのを防止するように作用する。
この時、後面スペースBSに収納されている家庭用薄葉紙P1が前面方向に若干倒れた状態になるが、後面スペースBSに収納されている家庭用薄葉紙P1が取り出しにくくなる訳ではなく、また、倒れた状態の家庭用薄葉紙P1は蓋部2と干渉することはないので、蓋部2が閉めにくくなることも発生しない。
一方、前面スペースFSに収納されている家庭用薄葉紙P2は、後面方向に向かって傾斜して設けられた固定板3に寄り添った状態であるので、従来のように家庭用薄葉紙P2が前面方向に斜めに傾いた状態にはならない。
すなわち、中央スペースCSの家庭用薄葉紙Pが使用された場合、後面スペースBSに収納されている家庭用薄葉紙P1が前面方向に若干倒れた状態になるものの、家庭用薄葉紙P全体が前面方向に傾くことない。このため、斜めになった家庭用薄葉紙が蓋部2と干渉して、蓋部2が閉めにくくなると言った問題は発生しない。
第2に、前面スペースFSの家庭用薄葉紙Pが使用された場合を想定する。この場合、前面スペースFSの家庭用薄葉紙Pが使用されるため、図5に示すように、家庭用薄葉紙収納容器100に残存する家庭用薄葉紙Pの状態に変化はない。
例えば、前面スペースFSに複数の家庭用薄葉紙Pが残存している場合であっても、残存している家庭用薄葉紙Pは、後面方向に向かって傾斜して設けられた固定板3に寄り添った状態であるので、従来のように家庭用薄葉紙Pが前面方向に斜めに傾いた状態にはならないので、蓋部2が閉めにくくならない。
第3に、後面スペースBSの家庭用薄葉紙Pが使用された場合を想定する。この場合も、後面スペースBSの家庭用薄葉紙Pが使用されるため、図6に示すように、家庭用薄葉紙収納容器100に残存する家庭用薄葉紙Pの状態に変化はない。
例えば、後面スペースBSに複数の家庭用薄葉紙Pが残存している場合であっても、残存している家庭用薄葉紙Pは、前面方向に向かって傾斜して設けられた可動板4に寄り添った状態であるので、家庭用薄葉紙P全体が前面方向に傾くことなく、蓋部2が閉めにくくならない。
なお、固定板3の傾斜角度は、60°以上90°未満が望ましい。例えば、図7に示すように、固定板3の傾斜角度が60°未満の鋭角であると、前面スペースFSに収納された家庭用薄葉紙Pが後面方向に傾いて重なることにより、家庭用薄葉紙P3のように蓋部2と干渉する場合が想定され、家庭用薄葉紙Pが取り出しにくくなってしまう。
一方、傾斜角度が鈍角であると、前面スペースFSに収納された家庭用薄葉紙Pが前面方向に傾いて重なることになり、従来のように家庭用薄葉紙Pが蓋部2と干渉して、蓋部2が閉めにくくなってしまう。このため、固定板3の傾斜角度は90°未満が望ましい。
また、可動板4の傾斜角度は、例えば、60°未満の鋭角であると、後面スペースBSに収納された家庭用薄葉紙Pが前面方向に傾いて重なることにより、家庭用薄葉紙Pが取り出しにくくなってしまう。このため、可動板4の傾斜角度は60°以上が望ましい。
特に、前述のように、中央スペースCSの家庭用薄葉紙Pが使用された場合には、可動板4は前面方向に回動するため、可動板4が最大限回動した場合の傾斜角度が、60°以上になることが望ましい。
以上のように、容器本体1の底面であってその中心よりも前面側に、後面方向に向かって傾斜して固定板3を設け、容器本体1の底面であってその中心よりも後面側に、前面方向に向かって傾斜すると共に、前面方向に可動(回動可能)な可動板4を設けることにより、収納された家庭用薄葉紙Pの残量が減った場合であっても、家庭用薄葉紙P全体が前面方向に傾くことを防止でき、斜めになった家庭用薄葉紙Pが蓋部2と干渉して、蓋部2が閉めにくくなることを防止できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態の家庭用薄葉紙収納容器について、図8に基づいて説明する。なお、本発明の第1実施形態と同様の部分に関しては説明を省略する。
家庭用薄葉紙収納容器101は、図8に示すように、上部に開口部が設けられ、内部に家庭用薄葉紙Pを収納するための容器本体1と、容器本体1のヒンジ機構部(図示せず。)を介して回動可能に設けられ、当該開口部を開閉自在にする蓋部2と、容器本体1の内部底面に固定された固定板3とを備えている。
また、詳しくは、固定板3は、前面方向の容器本体1の底面であって、後面方向に向かって傾斜して設けられる。言い換えれば、第2実施形態は、第1実施形態から可動板4を取り除いた構成である。
家庭用薄葉紙収納容器101は、蓋部2が閉じられた状態で箱体状に形成されており、容器本体1の内部に、トイレクリーナー等の家庭用薄葉紙Pが前後方向に複数積層された状態、言い換えれば、立った状態で収納される。但し、容器本体1には固定板3が設けられているので、家庭用薄葉紙Pは、固定板3で仕切られ前面スペースFS1及び後面スペースBS1にそれぞれ分散されて収納されることになる。
ここで、家庭用薄葉紙の残量が減った場合の家庭用薄葉紙収納容器101の作用について説明する。
図8に示すような家庭用薄葉紙Pが最大数収納された状態から、家庭用薄葉紙Pの使用により家庭用薄葉紙Pの残り枚数が少なくなる場合、先ず第1に、前面スペースFS1の家庭用薄葉紙Pが使用された場合を想定する。
この場合、前面スペースFS1の家庭用薄葉紙Pが使用されるため、家庭用薄葉紙収納容器101に残存する家庭用薄葉紙Pの状態に変化はない。
例えば、前面スペースFS1に複数の家庭用薄葉紙Pが残存している場合であっても、残存している家庭用薄葉紙Pは、後面方向に向かって傾斜して設けられた固定板3に寄り添った状態であるので、従来のように家庭用薄葉紙Pが前面方向に斜めに傾いた状態にならず蓋部2が閉めにくくならない。
第2に、後面スペースBS1の家庭用薄葉紙Pが使用された場合を想定する。この場合も、後面スペースBS1の家庭用薄葉紙Pが使用されるため、家庭用薄葉紙収納容器101に残存する家庭用薄葉紙Pの状態に変化はない。
例えば、後面スペースBS1に複数の家庭用薄葉紙Pが残存している場合であっても、残存している家庭用薄葉紙Pは、固定板3に寄り添った状態であるので、家庭用薄葉紙P全体が前面方向に傾くことなく、蓋部2が閉めにくくならない。
以上のように、容器本体1の底面であってその中心よりも前面側に、後面方向に向かって傾斜して固定板3を設けることにより、収納された家庭用薄葉紙Pの残量が減った場合であっても、家庭用薄葉紙P全体が前面方向に傾くことを防止でき、斜めになった家庭用薄葉紙Pが蓋部2と干渉して、蓋部2が閉めにくくなることを防止できる。
(変形例1)
本発明の第1実施形態の変形例1について、図9に基づいて説明する。
図9は変形例1の家庭用薄葉紙収納容器102の一例を示す断面図である。第1実施形態では、可動板4は、容器本体1の底面であってその中心よりも後面側に、前面方向に向かって傾斜すると共に、前後方向に回動可能に設けられているが、変形例1では、可動板41は、容器本体1の底面であってその中心よりも後面側に、前面方向に向かって傾斜すると共に、前後方向に移動可能に設けられる。
例えば、可動板41は、容器本体1の底面であって前後方向に一対のレール(図示せず。)を設け、このレールの間に係合され、前後方向にスライド可能な状態で設けられる。また、必要に応じて、可動板41は、バネ等の弾性部材(図示せず。)で容器本体1の前方向に付勢力を与えられる。
すなわち、図9に示すように、変形例1では、可動板41は、矢印のように前後方向に向かって水平移動可能なように、容器本体1の底面に設けられる。そして、第1実施形態と同様に作用する。
例えば、中央スペースCSの家庭用薄葉紙Pが使用された場合を想定する。この場合、中央スペースCSの家庭用薄葉紙Pの数が減少するため、残存する家庭用薄葉紙Pは、前後どちらの方向に倒れ易い状態になる。しかし、図9に示すように可動板41が前面方向に移動して中央スペースCSに収納された家庭用薄葉紙Pが倒れるのを防止するように作用する。
以上のように、変形例1によれば、前面方向の容器本体1の底面であって、後面方向に向かって傾斜して固定板3を設け、後面方向の容器本体1の底面であって、前面方向に向かって傾斜すると共に、前面方向に移動可能に可動板41を設けることにより、収納された家庭用薄葉紙Pの残量が減った場合であっても、家庭用薄葉紙P全体が前面方向に傾くことを防止でき、斜めになった家庭用薄葉紙Pが蓋部2と干渉して、蓋部2が閉めにくくなることを防止できる。
(変形例2)
本発明の第1実施形態の変形例2について、図10に基づいて説明する。
図10は変形例2の家庭用薄葉紙収納容器103の一例を示す断面図である。第1実施形態では、可動板4の可動範囲(回動角度)が特に制限されていない。また、変形例1では、可動板41の可動範囲(移動距離)が特に制限されていない。
このため、可動板4の傾斜角度が好適な傾斜角度(例えば、60°以上)よりも小さくなったり、可動板41が必要以上に移動して後面スペースBS1の家庭用薄葉紙Pが必要以上に倒れることも考えられる。
そこで、変形例2では、後面方向の容器本体1の底面であって、可動板4の近傍に容器本体の前面方向の可動を制限する制限板5を設ける。
例えば、第1実施形態では、制限板5は可動板4の回動角度(傾斜角度)に制限を与えるので、必要以上に傾斜角度が小さくなることを防止することができ、家庭用薄葉紙Pが取り出しにくくなることを確実に防止することができる。
また、例えば、変形例1では、制御板5は可動板41の移動距離に制限を与えるので、必要以上に移動距離が大きくなることを防止することができ、後面スペースBS1の家庭用薄葉紙Pが必要以上に倒れることにより、家庭用薄葉紙Pが取り出しにくくなることを確実に防止することができる。
以上のように、変形例2によれば、後面方向の容器本体1の底面であって、可動板4(或いは、可動板41)の近傍に容器本体の前面方向の可動を制限する制限板5を設けることにより、必要以上に傾斜角度が小さくなることを防止することができ、或いは、必要以上に移動距離が大きくなることを防止することができ、家庭用薄葉紙Pが取り出しにくくなることを確実に防止することができる。
(変形例3)
本発明の第1実施形態の変形例3について、図11に基づいて説明する。
図11は変形例3の家庭用薄葉紙収納容器104の一例を示す断面図である。第1実施形態等と異なる点は、固定板3及び可動板4を一体成型した補助板6を設けた点である。
すなわち、固定板3の機能を有する傾斜部FXと、可動板4の機能を有する傾斜部MVとを備えた補助板6を容器本体1の底面の中央部分に設ける。勿論、傾斜部MVは、可動板4と同様に、容器本体1の前面方向に向かって傾斜すると共に、前面方向に回動可能、或いは、移動可能な状態になっている。
以上のように、変形例3によれば、固定板3の機能を有する傾斜部FXと、可動板4の機能を有する傾斜部MVとを備えた補助板6を後面方向の容器本体1の底面の中央部分に設けることにより、部品点数が少なくなるので製造が容易になる。
なお、可動板4等と容器本体1とをコイルバネ等の弾性部材を用いて接合する場合、当該弾性部材としては、金属、若しくは、PP(ポリプロピレン(polypropylene))等の樹脂素材を用いることができる。
また、家庭用薄葉紙収納容器の気密性を保持するために、蓋部2の内側や、容器本体1における蓋部2との接触部分に、エラストマーやシリコンから成るパッキン等の気密部材を設けても構わない。
また、蓋部2を開閉させるため蓋部2に付勢力を与えるための弾性部材としては、金属、若しくは、PP(ポリプロピレン(polypropylene))等の樹脂素材で形成されたコイルばねや、シリコン樹脂板等を用いることができる。
また、第1実施形態や第2実施形態の家庭用薄葉紙収納容器の説明に際しては、蓋部2は、容器本体1の図示しないヒンジ機構部を介して回動可能に設けられ、と説明しているが、勿論、蓋部2が回動可能に容器本体1に設けられるのであれば、ヒンジ機構部の有無に関わりなく、どのような構成であっても構わない。
また、第1実施形態や第2実施形態の家庭用薄葉紙収納容器の説明に際しては、開閉ボタンBTを操作することにより、開閉ボタン部分の係合が解除されると共に、ヒンジ機構部(図示せず。)に設けられたねじりコイルばね(図示せず。)の付勢力により蓋部2が押し上げられて開動作して、蓋部2が開くようになっている、と説明しているが、勿論、このような開閉機構は必須の構成でなく、開閉ボタン操作によって蓋部2が自動的に開かないものであっても構わない。
また、固定板3は、別部品として成型した後、容器本体1と組み合わせるものであっても、容器本体1と一体成型するものであってもどちらでも構わない。また、可動板4(或いは、可動板41)も、別部品として成型した後、容器本体1と組み合わせるものであっても、容器本体1と一体成型するものであってもどちらでも構わない。
また、可動板4(或いは、可動板41)は、コイルばね等の弾性部材により、可動範囲を制限するものであっても構わない。例えば、必要以上に傾斜角度が小さくなることを防止し、或いは、必要以上に移動距離が大きくなることを防止する。
また、可動板4(或いは、可動板41)は、バネ等の弾性部材で容器本体1の前方向に付勢力を与えられることが望ましい。さらに、可動板4(或いは、可動板41)は、可倒性を有するものであっても、前後方向に撓む等の弾性を有するものであっても構わない。
1 容器本体
2 蓋部
3 固定板
4、41 可動板
5 制限板
6 補助板
BT 開閉ボタン
P、P1、P2、P3 家庭用薄葉紙
100、101、102、103、104 家庭用薄葉紙収納容器

Claims (6)

  1. 家庭用薄葉紙を前後方向に複数積層されるように内部に収納すると共に、上部に前記家庭用薄葉紙を取り出すための開口部を有する容器本体と、
    前記容器本体に後面側に回動可能に設けられ、前記開口部を開閉自在とする蓋部と、
    前記容器本体の底面であってその中心よりも前面側に前記容器本体の後面方向に向かって傾斜して設けられた固定板と、
    前記容器本体の底面であってその中心よりも後面側に前記容器本体の前面方向に向かって傾斜すると共に、少なくとも先端部が前記容器本体の前後方向に可動な状態で設けられた可動板と、
    を備えたことを特徴とする家庭用薄葉紙収納容器。
  2. 前記可動板は、
    前記容器本体の前後方向に回動可能に設けられることを特徴とする請求項に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
  3. 前記可動板は、
    前記容器本体の前後方向に移動可能に設けられることを特徴とする請求項に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
  4. 前記可動板の動作を制限する制限板を備え、
    前記可動板は、前記制限板により前記容器本体の前面方向の可動が制限されることを特徴とする請求項の何れか一項に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
  5. 前記可動板の動作を制限する弾性部材を備え、
    前記可動板は、前記弾性部材により前記容器本体の前面方向の可動が制限されることを特徴とする請求項の何れか一項に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
  6. 前記固定板と前記可動板とが一体成型されたことを特徴とする請求項に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
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