JP6028913B2 - 液体噴射装置 - Google Patents
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また、上記液体噴射装置では、前記重み付け係数は、単位時間当たりの吐出数が多い吐出を行う頻度の高いノズル群ほど大きな値に設定されていることが好ましい。
さらに上記液体噴射装置では、前記ノズル群は、ノズル列を形成するように配置され、前記重み付け係数は、前記ノズル列と交差する方向におけるノズル間隔が狭いノズル群ほど大きく設定されていることが好ましい。
また、上記液体噴射装置では、前記ノズル群から媒体に向けて液体を吐出することにより当該媒体に複数の記録層が重ねて形成され、前記重み付け係数は、異なる前記記録層を形成する前記ノズル群毎に異なることが好ましい。
また、上記液体噴射装置では、前記ワイピング条件は、前記クリーニング制御部が、前記下地層を形成するときに前記媒体の一枚毎に前記払拭動作を行い、前記画像層を形成するときに前記媒体の複数枚毎に前記払拭動作を行うように設定されていることが好ましい。
また、上記液体噴射装置では、前記クリーニング制御部は、前記払拭動作を実行する前に、前記複数のノズル群のうち少なくとも前記重み付け係数の相対的に小さなノズル群に液体の吐出を実行させることが好ましい。
この構成によれば、ノズル群から吐出される液体の一吐出当たりの重量によって、ミストの発生し易さが異なる。ミストの発生し易い重量のときに重み付け係数を大きく設定すれば、ワイピング条件が早期に成立し、相対的に高い頻度で払拭動作を実行できる。
図1に示すように、プリンター11において上方側が開口する略矩形箱状をなすフレーム12の内側下部には、略四角板状の支持部材13が主走査方向X(図1では左右方向)に延びる状態で配置されている。媒体の一例としての記録媒体Pは、フレーム12の後側下部に設けられた搬送モーター14の動力により駆動される給送ローラー及び搬送ローラー対(いずれも図示略)に挟持されつつ、支持部材13上を主走査方向Xと直交する副走査方向Y(搬送方向)に搬送される。また、支持部材13の上方にその長手方向と平行な状態で架設されたガイド軸16には、その軸線方向に往復移動可能な状態でキャリッジ17が支持されている。
図4に示すように、プリンター11は印刷制御及びメンテナンス制御などを司るコントローラー60を備える。コントローラー60は、例えばプリンター11と有線又は無線で通信可能に接続された不図示のホスト装置からプリンター11が受信した印刷データPDを入力する。印刷データは、印刷コマンドと、各ノズル列に対応するC・M・Y・K及び白(W)の色の印刷画像データDc,Dm,Dy,Dk,Dwを含む。各色の画像データは、インクドット毎に吐出・非吐出を指示するバイナリーデータ(ドット値)を含む。例えばドット値が「1」であれば吐出、「0」であれば非吐出となる。また、印刷ドットのサイズを複数段階に打ち分ける機能を有する液体噴射ヘッド22では、ドット値が2ビット又は3ビットのバイナリーデータで示される。例えば印刷ドットを大・中・小で打ち分ける機能を有する場合、例えばドット値が「11」であれば大ドット、「10」であれば中ドット、「01」であれば小ドット、「00」であれば非吐出となる。
マイクロコンピューター70がROMに記憶されたプログラムを実行することで、ワイピング制御が行われる。このワイピング制御は、マイクロコンピューター70内のドット判定部72、カウンター73及びクリーニング制御部74などにより行われる。
ステップS11では、印刷データを基に印刷色を判断する。すなわち、ドット判定部72が、印刷のためヘッド制御部75へ送られる印刷画像データを順番に並列で読込み、その読み込んだ印刷画像データに基づいて白印刷であるかカラー印刷であるかを判断する。白印刷であればステップS12に進み、カラー印刷(CMYK印刷)であればステップS13に進む。
例えば白インクによる下地印刷時は、白の全ノズル31(4列分のノズル)から一斉かつ連続的にインク滴が噴射されるので、1枚の下地印刷をする間にカウンター73の計数値WRが規定値を超える。このため、下地印刷を1枚終了する度に行われる判定処理(図6のS14)において、計数値WRが規定値以上であると判定される。この結果、下地印刷時は、記録媒体Pの印刷を1枚終了する度にキャリッジ17がホーム位置HPへ移動し、ワイピング装置28がノズル形成面30に対するワイピング動作を実施する。このため、ベタ印刷が行われる頻度の高い白用のノズル列32で印刷を行う下地印刷時(下地層印刷時)には、液体噴射ヘッド22のノズル形成面30を相対的に高い頻度でワイピングできる。この結果、インク滴の飛翔曲がりを抑え、下地層をむら無く印刷できる。
(1)白用のノズル列32からインク滴を噴射する下地印刷時は、重み付け係数が大きな値に設定されているので、インク滴の吐出数の割に早期にワイピングが実施される。このため、全ノズル31からインク滴が吐出される頻度の高い白用のノズル列32を使用して行われるベタ印刷時は、ノズル形成面30に対する払拭動作を相対的に高い頻度で行うことができる。この結果、例えばノズル形成面30に付着したインクが原因で発生するインク滴の飛翔曲がりの発生頻度を低く抑えて、高い印刷画質で印刷できる。また、全ノズル31から液体が吐出される頻度の低いカラー用のノズル列32を使用して行われるカラー印刷時は、ノズル形成面30の払拭頻度が相対的に低くなるので、例えばノズル形成面30に施された撥液膜33の摩耗の進行を抑えられるうえ、印刷のスループットの低下を回避し易い。
・カウンターでは吐出数のみ計数してもよい。この場合、ノズル列別あるいはインク色別に計数する複数のカウンターと、各カウンターの計数値に、対応するノズル列(換言すればインク色)に応じた重み付け係数を乗じる演算を行う演算部と、各演算部の乗算値を加算して総和WRを求める加算部とを設けた構成としてもよい。そして、判定部78は総和WRが規定値WRo以上であるか否かを判定する。この構成によっても、適切な頻度で払拭動作を行うことができる。なお、カウンターを色別に設ける場合、カラー(CMYK)用と白用の2つのカウンターを設けてもよい。
・液体噴射装置は、前記実施形態におけるインクを噴射するプリンター(記録装置)に限定されず、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置であってもよい。
(イ)前記カウント部は、複数の前記ノズル群ごとの液体の吐出数を共通にカウントすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の液体噴射装置。この構成によれば、1つのカウント部が総和を計数するので、カウント部の個数が少なく済む。
Claims (7)
- 液体を吐出する複数のノズルを備えるノズル群が複数形成されたノズル形成面を有する液体噴射ヘッドと、前記ノズル形成面を払拭するワイピング装置を備える液体噴射装置において、
前記ノズル群ごとに液体の吐出数を計数して記憶するカウント部と、
複数の前記ノズル群それぞれの液体の吐出数に応じて、前記ワイピング装置によって前記ノズル形成面の払拭を実行するクリーニング制御部と、を備え、
前記クリーニング制御部は、前記ノズル群ごとの吐出数に該ノズル群ごとに設定された重み付け係数を乗じた値の総和に基づいて、ワイピング条件が成立したか否かを判定し、当該ワイピング条件が成立した場合に前記ワイピング装置による前記ノズル形成面に対する払拭動作を実行し、
前記ノズル群は、ノズル列を形成するように配置され、
前記重み付け係数は、前記ノズル列と交差する方向におけるノズル間隔が狭いノズル群ほど大きく設定されていることを特徴とする液体噴射装置。 - 前記複数のノズル群は、同時に全ノズルから液体が吐出される頻度の高いノズル群と、同時に全ノズルから液体が吐出される頻度の低いノズル群を含み、
前記重み付け係数は、前記頻度の高いノズル群ほど大きな値に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。 - 前記重み付け係数は、単位時間当たりの吐出数が多い吐出を行う頻度の高いノズル群ほど大きな値に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の液体噴射装置。
- 液体を吐出する複数のノズルを備えるノズル群が複数形成されたノズル形成面を有する液体噴射ヘッドと、前記ノズル形成面を払拭するワイピング装置を備える液体噴射装置において、
前記ノズル群ごとに液体の吐出数を計数して記憶するカウント部と、
複数の前記ノズル群それぞれの液体の吐出数に応じて、前記ワイピング装置によって前記ノズル形成面の払拭を実行するクリーニング制御部と、を備え、
前記クリーニング制御部は、前記ノズル群ごとの吐出数に該ノズル群ごとに設定された重み付け係数を乗じた値の総和に基づいて、ワイピング条件が成立したか否かを判定し、当該ワイピング条件が成立した場合に前記ワイピング装置による前記ノズル形成面に対する払拭動作を実行し、
前記ノズル群から媒体に向けて液体を吐出することにより当該媒体に複数の記録層が重ねて形成され、
前記記録層は、下地層と、当該下地層の上に形成される画像層とを含み、
前記下地層を形成する前記ノズル群に設定された前記重み付け係数は、前記画像層を形成する前記ノズル群に設定された前記重み付け係数よりも大きいことを特徴とする液体噴射装置。 - 前記ワイピング条件は、前記クリーニング制御部が、前記下地層を形成するときに前記媒体の一枚毎に前記払拭動作を行い、前記画像層を形成するときに前記媒体の複数枚毎に前記払拭動作を行うように設定されていることを特徴とする請求項4に記載の液体噴射装置。
- 前記クリーニング制御部は、前記払拭動作を実行する前に、前記複数のノズル群のうち少なくとも前記重み付け係数の相対的に小さなノズル群に液体の吐出を実行させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
- 前記重み付け係数は、前記ノズル群から吐出される液体の一吐出当たりの重量で異なることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
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