JP6025222B2 - 表示装置、及び表示方法 - Google Patents

表示装置、及び表示方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6025222B2
JP6025222B2 JP2014525821A JP2014525821A JP6025222B2 JP 6025222 B2 JP6025222 B2 JP 6025222B2 JP 2014525821 A JP2014525821 A JP 2014525821A JP 2014525821 A JP2014525821 A JP 2014525821A JP 6025222 B2 JP6025222 B2 JP 6025222B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resolution
image
unit
video
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014525821A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014013979A1 (ja
Inventor
勇 釼持
勇 釼持
智久 請川
智久 請川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp NEC Display Solutions Ltd
Original Assignee
NEC Display Solutions Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from PCT/JP2012/068074 external-priority patent/WO2014013539A1/ja
Priority claimed from PCT/JP2012/083995 external-priority patent/WO2014102990A1/ja
Application filed by NEC Display Solutions Ltd filed Critical NEC Display Solutions Ltd
Publication of JPWO2014013979A1 publication Critical patent/JPWO2014013979A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6025222B2 publication Critical patent/JP6025222B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/47End-user applications
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/41Structure of client; Structure of client peripherals
    • H04N21/426Internal components of the client ; Characteristics thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/431Generation of visual interfaces for content selection or interaction; Content or additional data rendering
    • H04N21/4312Generation of visual interfaces for content selection or interaction; Content or additional data rendering involving specific graphical features, e.g. screen layout, special fonts or colors, blinking icons, highlights or animations
    • H04N21/4316Generation of visual interfaces for content selection or interaction; Content or additional data rendering involving specific graphical features, e.g. screen layout, special fonts or colors, blinking icons, highlights or animations for displaying supplemental content in a region of the screen, e.g. an advertisement in a separate window
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0117Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving conversion of the spatial resolution of the incoming video signal
    • H04N7/0122Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving conversion of the spatial resolution of the incoming video signal the input and the output signals having different aspect ratios

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

本発明は、表示装置、及び表示方法に関する。
一つの画面に複数の映像を表示する映像表示装置の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されている映像表示装置では、外部から切替信号を入力することなく、一つの画面に2系統の映像を表示する場合と、1系統の映像を表示する場合とを自動で切り替えている。
ここで、「画面」という語について確認する。例えば、特許文献1では、一つの画面に2系統の映像を表示する場合を「2画面」表示、また、一つの画面に1系統の映像を表示する場合を「1画面」表示と表記している。つまり、「画面」という語を、各映像信号に対応する表示領域という意味で用いている。一方、「画面」は、映像表示装置において像を映し出す面全体を意味する語としても用いられている。この場合、画面は、映像表示装置の各表示面を意味する。例えば「2画面」は、通常、二つの映像表示装置の二つの表示面を意味する。本願では、「画面」という語を、後者の意味、すなわち、映像表示装置において像を映し出す面全体を意味する語として用いる。
特許文献1に記載されているように、一つの画面に2系統の映像を表示する場合、2系統の映像の表示形態は、次の2種類に分類できる。一つ目は、2系統の映像を重ねて表示する形態である。二つ目は、2系統の映像を重ねず、並べて表示する形態である。ここで、図21を参照して、後者の表示形態、すなわち、一つの画面に2系統の映像並べて表示する形態の表示例について説明する。図21は、一つの画面に2系統の映像並べて表示する形態の表示例を説明する図である。
図21に示した例では、映像表示装置902の画面の中央に分割線920を設定し、2系統の映像信号による二つの映像を、分割線920の左側と、右側とに分けて表示している。すなわち、2系統の映像信号である左側映像信号と右側映像信号とに基づいて、分割線920の左側に左側映像信号による映像921を表示し、分割線920の右側に右側映像信号による映像922を表示している。図21に示した例では、左側映像信号の元の解像度が映像表示装置902の画面の解像度の半分より大きい場合には、分割線920の左側に表示される映像921は縮小された映像となる。また、図21に示した例では、右側映像信号の元の解像度が映像表示装置902の画面の解像度の半分より小さい場合に、分割線920の右側に表示される映像922は元の解像度と同一の解像度の映像となっている。図21に示した例では、左側の映像921が縮小表示されている。
なお、「解像度」という語は、画素(ドット、ピクセル等とも呼ばれる)の細かさという意味と、総画素数という意味の2つの意味で用いられている。前者の場合、解像度は、ドットピッチや、dpi(dots per inch)などで表される。後者の場合、解像度は、画面の水平方向のドット数と、垂直方向のドット数とを掛け合わせた値、「水平方向のドット数」×「垂直方向のドット数」という形で表される。本願では、後者の意味、すなわち解像度を、総画素数を表すものとして用いる。この場合、解像度は、画面解像度とも呼ばれる。
特開2001−346121号公報
しかしながら、上記の関連技術では、2画面を長手方向に並べて表示する場合、入力された画像を縮小して表示するため画像の情報量が欠落、または画質が劣化するという問題があった。
また、上記の関連技術では、一つの画面に2系統の映像並べて表示すると、例えば図21の映像921に文字を含む場合、映像921が縮小されるため文字は見えにくくなる。すなわち、一つの画面に複数の映像を表示する場合、表示の仕方によっては映像が見にくくなってしまうことがあるという課題があった。
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、一つの画面に複数の映像を表示する際に、映像の見やすさを確保することができる表示装置及び表示方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様である表示装置は、複数の映像を同時に表示する表示部と、前記複数の映像に対して優先順位を設定する優先順位設定部と、前記複数の映像を前記表示部に表示させる処理部と、を備え、前記処理部は、前記複数の映像の解像度を変更せずに互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できるか否かを判別し、前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できると判別した場合、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示させ、前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できないと判別した場合、前記表示部の解像度と、前記複数の映像の解像度と、前記優先順位と、に基づいて、前記複数の映像のうち少なくとも1つの解像度を変更し、解像度を変更した前記映像を含む前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示させる。
上記課題を解決するため、本発明の一態様である表示方法は、複数の映像を同時に表示部に表示する表示手順と、前記複数の映像に対して優先順位を設定する優先順位設定手順と、前記複数の映像の解像度を変更せずに互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できるか否かを判別する手順と、前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できると判別した場合、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示させる手順と、前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できないと判別した場合、前記表示部の解像度と、前記複数の映像の解像度と、前記優先順位と、に基づいて、前記複数の映像のうち少なくとも1つの解像度を変更し、解像度を変更した前記映像を含む前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示させる手順と、を含む。
本発明によれば、縮小せずに表示することが望ましい映像に対して予め高い優先順位を設定しておけば、当該映像を表示部で縮小せずに表示することができる。よって、一つの画面に複数の映像を表示する場合に、文字等を含む映像に対して予め高い優先順位を設定しておけば、文字が見にくくなる可能性をより低くすることができる。
第1実施形態に係る表示装置の構成例を示したブロック図である。 第1実施形態に係る図1に示した映像表示装置の動作例を示したフローチャートである。 第1実施形態に係る図1に示した映像表示装置の表示例を説明するための説明図である。 第1実施形態に係る図1に示した映像表示装置の他の表示例を説明するための説明図である。 第2実施形態に係る表示装置の概略構成のブロック図である。 第2実施形態に係る入力画像p1、p2と表示画像p3の一例を説明する図である。 第3実施形態に係る表示装置の概略構成のブロック図である。 第3実施形態に係る表示画像p3の他の例を説明する図である。 第3実施形態に係る表示装置が行う処理のフローチャートである。 第4実施形態に係る本実施形態に係る表示装置の概略構成のブロック図である。 第4実施形態に係る有効領域、及び有効な情報部分の開始点を説明する図である。 第4実施形態に係る画像表示における処理のフローチャートである。 第4実施形態に係る画像表示における処理の一例を説明する図である。 第5実施形態に係る表示装置の概略構成のブロック図である。 第5実施形態に係る画像表示における処理のフローチャートである。 第5実施形態に係る入力画像と表示画像の一例を説明する図である。 第5実施形態に係る入力画像と表示画像の他の例を説明する図である。 第6実施形態に係る表示装置の概略構成のブロック図である。 第6実施形態に係る画像表示における処理のフローチャートである。 第6実施形態に係る入力画像と表示画像の一例を説明する図である。 一つの画面に2系統の映像並べて表示する形態の表示例を説明する図である。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施形態としての表示装置1の構成例を示したブロック図である。表示装置1は、処理部(映像処理回路)13、検出部(調節用スイッチ)14、表示部(液晶パネル)15、記憶部(保存メモリ)16、及び制御部(Central Processing Unit;CPU)17を備えている。
なお、以下の説明において、映像信号に含まれる画像の解像度を映像信号の解像度ともいい、解像度の情報を解像度情報ともいう。なお、映像信号に含まれる画像とは、映像信号が表示部15に表示される画像または映像をいう。
処理部(映像処理回路)13は、MPU(Micro−Processing Unit)等を含む信号処理回路であり、外部から2系統の映像信号(1)g1と映像信号(2)g2とを入力するとともに、制御部(CPU)17との間で映像処理回路制御信号g101を入出力し、液晶パネル映像信号g102を出力する。映像信号(1)g1と映像信号(2)g2とは、所定形式の映像信号であり、動画や静止画を表す信号である。映像信号(1)g1と映像信号(2)g2とは、例えば、各信号が示す映像の解像度を示す情報等を含んでいる。映像処理回路制御信号g101は、複数種類の命令やデータを表す信号であり、制御部(CPU)17との間で相互に入出力される。液晶パネル映像信号g102は、表示部(液晶パネル)15が表示する映像を表す信号である。
処理部(映像処理回路)13は、映像処理回路制御信号g101に応じて、映像信号(1)g1と映像信号(2)g2とが表す映像の拡大、縮小、表示位置の調節、合成等の映像処理を行い、液晶パネル映像信号g102を生成して表示部(液晶パネル)15に出力する。なお、映像の拡大、縮小を、映像の解像度の変更ともいう。また、処理部(映像処理回路)13は、映像処理回路制御信号g101に応じて、所定のメニュー映像を表す信号を生成し、映像信号(1)g1と映像信号(2)g2とが表す映像に合成する映像処理等を行う。さらに、処理部(映像処理回路)13は、入力された映像信号(1)g1の解像度(総画素数)と入力された映像信号(2)g2の解像度を検知して、検知した結果を示す信号を映像処理回路制御信号g101に含まれる一つの信号として制御部(CPU)17へ出力する。
表示部(液晶パネル)15は、偏光フィルタ、ガラス基板、液晶、バックライト、基板駆動回路等を有し、格子状に配置された複数の画素を用いて映像を表示する。表示部(液晶パネル)15の出力解像度は画素数によって決定される。また、表示部(液晶パネル)15が表示する映像は、液晶パネル映像信号g102に基づいて決定される。すなわち、表示部(液晶パネル)15は、固定された出力解像度を持ち、液晶パネル映像信号g102に基づいて映像を表示する。ただし、表示装置1が備える表示部は、液晶パネルに限らず、例えば有機EL(Electro−Luminescence)パネルのように他の構造を有するものであってもよい。
制御部(CPU)17は、検出部(調節用スイッチ)14から出力された調節用スイッチ検出信号g103を入力するとともに、記憶部(保存メモリ)16に調節値保存制御信号g104を読み書きしながら、処理部(映像処理回路)13との間で映像処理回路制御信号g101を入出力する。制御部(CPU)17は、処理部(映像処理回路)13に所定の映像処理回路制御信号g101を送信することで、処理部(映像処理回路)13によって、映像信号(1)g1と映像信号(2)g2とが表す映像の拡大、縮小、表示位置の調節、合成等や、所定のメニュー映像を合成する映像処理を行わせる。また、制御部(CPU)17は、そのメニュー映像に応じて検出部(調節用スイッチ)14に対してユーザが行った操作の内容を示す調節用スイッチ検出信号g103を、検出部(調節用スイッチ)14から受信する。制御部(CPU)17は、調節用スイッチ検出信号g103に基づいて、調節値保存制御信号g104を生成し、記憶部(保存メモリ)16に保存する。制御部(CPU)17は、検出部(調節用スイッチ)14の操作に応じて、例えば2系統の映像信号(1)g1又は映像信号(2)g2のどちらを優先的に表示するのか、すなわちどちらの優先順位を高くするのかということを示す調節値保存制御信号g104を生成及び保存する。そして、制御部(CPU)17は、記憶部(保存メモリ)16に保存されている調節値保存制御信号g104に基づいて、種々の映像処理回路制御信号g101を生成し、処理部(映像処理回路)13に対して出力する。
なお、調節値保存制御信号g104は、複数のデータを含むことができる。すなわち、調節値保存制御信号g104は、上述したように、映像信号(1)g1又は映像信号(2)g2の優先順位を示すデータを含むことができる。そのほか、調節値保存制御信号g104は、2つの映像信号の並べ方(例えば左右に重ねずに並べて表示するとか、上下に重ねずに並べて表示するとか、どちらを左(又は右)に表示するのとか、どちらを上(又は下)に表示するのか)を示すデータ等を含むことができる。さらに、調節値保存制御信号g104は、2つの映像信号を同時に表示するか否かを指示するためのデータ、2つの映像信号による映像を重ねずに並べて表示する場合の各映像間の間隔の値を示すデータ等を含むことができる。
検出部(調節用スイッチ)14は、押しボタンスイッチやカーソルキーを有して構成されていて、ユーザの入力操作を検知し、検知した結果を調節用スイッチ検出信号g103として出力する。ただし、検出部(調節用スイッチ)14は、ハードスイッチあるいはハードキーに限らず、表示部(液晶パネル)15上の形成されたタッチセンサ等を用いたソフトスイッチあるいはソフトキーとして構成されていてもよい。また、検出部(調節用スイッチ)14は、赤外線信号等の無線信号を用いてユーザの入力操作を受け付けるものとしたり、外部の携帯端末等から通信回線を介してユーザの入力操作を受け付けるものとしたりすることができる。
記憶部(保存メモリ)16は、たとえはEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read−Only Memory)等の不揮発メモリである。記憶部(保存メモリ)16は、制御部(CPU)17の制御に応じて、調節値保存制御信号を書き込んだり、読み出したりする。また、記憶部(保存メモリ)16には、表示部(液晶パネル)15の出力解像度を示すデータ等の他のデータも記憶されている。
次に、図2を参照して、図1に示した表示装置1の動作例について説明する。図2は、本実施形態に係る図1に示した映像表示装置の動作例を示したフローチャートである。図2に示したフローチャートは、表示装置1に2系統の映像信号(1)g1及び(2)g2を入力した場合に、映像信号(1)g1が示す映像と、映像信号(2)g2が示す映像とを、同時に表示部(液晶パネル)15に表示する際の処理の流れを示している。この場合、2つの映像は、表示部(液晶パネル)15上で、左右(又は上下)に重らずに並べて表示される。
また、映像信号(1)g1の解像度及び映像信号(2)g2の解像度は、ともに、表示部(液晶パネル)15の出力解像度より小さい値であるとする。すなわち、例えば、図3に示したように、表示部(液晶パネル)15の出力解像度をX0×Y0、映像信号(1)g1の解像度をX1×Y1、そして、映像信号(2)g2の解像度をX2×Y2とすると、X1<X0、X2<X0、Y1<Y0、及び、Y2<Y0の関係が成り立つものとする。なお、図3は、本実施形態に係る図1に示した表示装置1の表示例を説明するための説明図である。ここで、X0、X1及びX2は水平方向の画素数である。そして、Y0、Y1及びY2は垂直方向の画素数である。
また、図2に示した処理は、例えば検出部(調節用スイッチ)14に対するユーザによる操作に応じて、映像信号(1)g1又は映像信号(2)g2の優先順位に関する設定と、2系統の映像信号に基づく2つの映像を左右(又は上下)に重ねずに並べて同時に表示する動作を行うことを指示する設定とが行われた場合に開始される。この場合、図2の処理に先立って、制御部(CPU)17は、映像信号(1)g1又は映像信号(2)g2のどちらを優先的に表示するのかということ示すデータと、映像信号(1)g1及び映像信号(2)g2に基づく各映像を左右又は上下に並べる動作を行うことを示すデータと、どちらを左(若しくは右)又は上(若しくは下)に表示するのかということを示すデータとを含む調節値保存制御信号g104を生成し、記憶部(保存メモリ)16に保存している。
処理が開始すると、まず、処理部(映像処理回路)13が入力された2つの映像信号(1)g1と映像信号(2)g2とから解像度の情報を取得する(ステップS1)。次に、制御部(CPU)17が、ステップS1で取得された各解像度の情報を処理部(映像処理回路)13から入力し、2つの映像信号の解像度が各映像信号を出力する表示部(液晶パネル)15の出力解像度を超えているか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2で制御部(CPU)17は、2つの映像を左右に並べる場合、図3に示した例ではX1+X2≦X0のとき、2つの映像信号の解像度が出力の解像度を超えていないと判定する。また、2つの映像を上下に並べる場合には、制御部(CPU)17は、Y1+Y2≦Y0のとき、2つの映像信号の解像度が出力の解像度を超えていないと判定する。すなわち、ステップS2では、制御部(CPU)17が、映像信号(1)g1による映像と、映像信号(2)g2による映像とを、縮小せずにそのまま左右(又は上下)に重ねずに並べて表示部(液晶パネル)15に表示可能か否かを判定する。
ステップS2で、2つの映像信号の解像度が表示部(液晶パネル)15の出力の解像度を超えていないと判定された場合、制御部(CPU)17は、所定の映像処理回路制御信号g101を出力することで処理部(映像処理回路)13を制御して、表示部(液晶パネル)15によって、2つの映像信号(1)g1による映像と映像信号(2)g2による映像とを左右(又は上下)に重ねずに並べて等倍で表示する(ステップS3)。すなわち、ステップS3で制御部(CPU)17は、2つの映像信号(1)g1による映像の解像度と映像信号(2)g2による映像の解像度とを変更せずそのままで、左右(又は上下)に重ねずに並べて表示するよう処理部(映像処理回路)13を設定する。
一方、ステップS2で、2つの映像信号の解像度が表示部(液晶パネル)15の出力の解像度を超えていると判定された場合、制御部(CPU)17は、記憶部(保存メモリ)16から所定の調節値保存制御信号g104を読み出し、映像信号(1)g1と映像信号(2)g2とのどちらの優先順位が高く設定されているのかを判定する(ステップS4)。
ステップS4で映像信号(1)g1が優先されていると判定した場合、制御部(CPU)17は、所定の映像処理回路制御信号g101を出力することで処理部(映像処理回路)13を制御して、表示部(液晶パネル)15で、映像信号(1)g1による映像を所定の位置で、等倍で表示する(ステップS5)。すなわち、制御部(CPU)17は、映像信号(1)g1の解像度を変更せず(つまり縮小せず)にそのままの解像度で表示する。次に、制御部(CPU)17は、表示部(液晶パネル)15の出力解像度と映像信号(1)g1の解像度との差分から映像信号(2)g2の解像度を算出する(ステップS6)。
ステップS6で制御部(CPU)17は、図3に示したように2つの映像を左右に並べる場合、差分=X0−X1に基づいて、この差分=X0−X1を超えない所定の値を、変更後の映像信号(2)g2の水平方向の解像度とする。また、変更後の映像信号(2)g2の垂直方向の解像度を、変更後の水平方向の解像度に基づき、アスペクト比が元の映像と同一となるように算出する。他方、2つの映像を上下に並べる場合には、差分=Y0−Y1に基づいて、差分=Y0−Y1を超えない所定の値を、変更後の映像信号(2)g2の垂直方向の解像度とする。また、変更後の映像信号(2)g2の水平方向の解像度は、変更後の垂直方向の解像度に基づき、アスペクト比が元の映像と同一となるように算出する。
次に、制御部(CPU)17は、所定の映像処理回路制御信号g101を出力することで映像処理回路101を制御して、表示部(液晶パネル)15で、映像信号(2)g2による映像を所定の位置で、ステップS6で算出した解像度を用いて縮小して表示する(ステップS7)。
他方、ステップS4で映像信号(2)g2が優先されていると判定した場合、制御部(CPU)17は、所定の映像処理回路制御信号g101を出力することで処理部(映像処理回路)13を制御して、表示部(液晶パネル)15で、映像信号(2)g2による映像を所定の位置で、等倍で表示する(ステップS8)。すなわち、制御部(CPU)17は、映像信号(2)g2の解像度を変更せず(つまり縮小せず)にそのままの解像度で表示する。次に、制御部(CPU)17は、表示部(液晶パネル)15の出力解像度と映像信号(2)g2の解像度の差分から映像信号(1)g1の解像度を算出する(ステップS9)。
ステップS9で制御部(CPU)17は、図3に示したように2つの映像を左右に並べる場合には、差分=X0−X2に基づいて、この差分=X0−X2を超えない所定の値を、変更後の映像信号(1)g1の水平方向の解像度とする。また、変更後の映像信号(1)g1の垂直方向の解像度は、変更後の水平方向の解像度に基づき、アスペクト比が元の映像と同一となるように算出する。他方、2つの映像を上下に並べる場合には、差分=Y0−Y2に基づいて、この差分=Y0−Y2を超えない所定の値を、変更後の映像信号(1)g1の垂直方向の解像度とする。また、変更後の映像信号(1)g1の水平方向の解像度は、変更後の垂直方向の解像度に基づき、アスペクト比が元の映像と同一となるようにして算出する。
次に、制御部(CPU)17は、所定の映像処理回路制御信号g101を出力することで処理部(映像処理回路)13を制御して、表示部(液晶パネル)15で、映像信号(1)g1による映像を所定の位置で、ステップS9で算出した解像度を用いて縮小して表示する(ステップS10)。
図3は、映像信号(1)g1の優先順位が最も高く、かつ、映像信号(1)g1と映像信号(2)g2とを左右に重ねずに並べて表示するとの設定がされている場合の表示例を示している。また、映像信号(1)g1の解像度は、映像信号(2)g2の解像度より大きい。さらに、映像信号(1)g1の水平方向の解像度X1と映像信号(2)g2の水平方向の解像度X2との合計は、表示部(液晶パネル)15の水平方向の解像度X0を超えている。この場合、図2のステップS2では「超えている」、そしてステップS4では「映像信号(1)優先」と判定される。よって、ステップS5からステップS7の処理が行われる。したがって、図3に示したように、映像信号(1)g1による映像g1aが表示部(液晶パネル)15の画面の例えば左側に等倍表示される。さらに、映像信号(2)g2による映像g2aが表示部(液晶パネル)15の画面の例えば右側に縮小表示される。
次に、図4を参照して、表示装置1の他の表示例について説明する。図4は、第1実施形態に係る図1に示した表示装置1の他の表示例を説明するための説明図である。図4は、映像信号(2)g2の優先順位が最も高く、かつ、映像信号(1)g1と映像信号(2)g2とを左右に重ねずに並べて表示するとの設定がされている場合の表示例を示している。また、映像信号(1)g1の解像度が、映像信号(2)g2の解像度より大きい。さらに、映像信号(1)g1の水平方向の解像度と映像信号(2)g2の水平方向の解像度との合計は、表示部(液晶パネル)15の水平方向の解像度を超えていない。この場合、図2のステップS2では「超えていない」と判定される。よって、ステップS3の処理が行われる。したがって、図4に示したように、映像信号(1)g1による映像g1bが表示部(液晶パネル)15の画面の例えば左側に等倍表示される。さらに、映像信号(2)g2による映像g2bが表示部(液晶パネル)15の画面の例えば右側に等倍表示される。
図3及び図4に示した例では、優先順位の最も高い映像を縮小しないで表示することで、例えばその映像に文字が含まれている場合に見やすい文字表示を行うことができる。なお、優先順位が最も高い映像を、最優先の映像ともいう。
以上のように、表示装置は、映像を表示する表示部と、入力された複数の映像信号に対して優先順位を設定する優先順位設定部と、複数の映像信号のうち、優先順位設定部によって最も高い優先順位が設定されている映像信号を縮小せずに表示部に表示させ、他の映像信号を縮小して表示部に表示させるよう制御する制御部と、を備える。
この構成によって、本実施形態では、図2に示した処理による、表示装置1の一つの画面内に2つの入力映像信号を重ねず、表示する動作において、入力映像信号に優先順位を設定している。そして、優先順位の高い方の入力映像信号を縮小せずにそのまま表示し、優先順位の低い方の入力映像信号を画面上の残り領域で所定の解像度で縮小表示を行う。この構成によれば、二つの入力映像信号の解像度が画面の解像度を超える場合でも、片方の映像信号は等倍表示することができる。このため、例えば見やすく文字を表示したい映像信号の優先順位を高くしておくことで、映像に文字が含まれている場合に見やすい文字表示を行うことができる。
なお、本発明の実施の形態は上記のものに限定されない。例えば、3以上の複数の映像信号を入力できるようにしてもよい。この場合、各映像信号に優先順位を付け、最も高い優先順位の映像信号による映像を等倍表示するようにすることができる。また、映像信号に対する優先順位は、ユーザが手動で設定することに限定されず、例えば、所定の周期で自動的に変更するようにしてもよい。また、図1に示した構成に対しては、複数のブロックを統合したり、各ブロックをさらに分割したりする変更を適宜行うことができる。例えば処理部(映像処理回路)13と制御部(CPU)17とを統合したり、処理部(映像処理回路)13や制御部(CPU)17が有する機能の一部を処理部(映像処理回路)13や制御部(CPU)17とは別のブロックで構成したりすることができる。
[第2実施形態]
図5は、本実施形態に係る表示装置1Aの概略構成のブロック図である。図5に示すように表示装置1Aは、n(nは2以上の整数)個の第1入力部11−1〜第n入力部11−n、選択部12A、処理部13Aを備えている。選択部12Aには検出部14が接続されている。処理部13Aには、表示部15が接続されている。
第1入力部11−1は、入力された第1の映像信号g1を選択部12Aに出力する。第n入力部11−nは、入力された第nの映像信号gnを選択部12Aに出力する。第1入力部11−1〜第n入力部11−nは、例えば映像入力端子を含む。また第1入力部11−1〜第n入力部11−nは、入力された映像信号がアナログ信号の場合、アナログ信号をデジタル信号に変換し、変換した映像信号を選択部12Aに出力するようにしてもよい。
選択部12Aは、検出部14が検出した検出信号に基づいて第1入力部11−1から第n入力部11−nのうち少なくとも1つの入力部を選択する。検出部14は、表示装置本体のボタンスイッチやリモコンを操作して、OSD(On Screen Display)表示等により、ユーザの希望する入力部の選択や優先入力部の指定を検出する。選択部12Aは、選択された入力部が1つのときは、当該選択された入力部の映像信号を処理部13Aに出力する。処理部13Aは、必要に応じて適宜映像信号を処理し、表示部15に出力する。選択部12Aは、選択された入力部が2つのとき、検出部14の検出結果により、ユーザが指定した優先入力部に入力された映像信号を優先し、他方の入力部に入力された映像信号に含まれる画像の解像度を変更することを示す変更情報を生成する。選択部12Aは、生成した変更情報、入力された映像信号g1〜gnを処理部13Aに出力する。
処理部13Aは、選択部12Aから入力された変更情報に基づいて、映像信号g1〜gnのうち、優先入力部に入力される映像信号に含まれる第1の画像の解像度を変更しない。処理部13Aは、第1の画像を表示部15上の所定の位置に表示する。ここで所定の位置とは、表示部15が横長の形状の場合、第1の画像の左辺を表示部15の左辺に寄せた位置、または第1の画像の右辺を表示部15の右辺に寄せた位置である。あるいは所定の位置とは、表示部15が縦長の形状の場合、第1の画像の上辺を表示部15の上辺に寄せた位置、または第1の画像の下辺を表示部15の下辺に寄せた位置である。
また、処理部13Aは、選択部12Aから入力された変更情報に基づいて、映像信号g1〜gnのうち、優先入力部以外に入力された映像信号に含まれる第2の画像の解像度を変更して、変更した後の画像を表示部15の残りの領域に表示する。ここで、画像の解像度の変更とは、例えば画像を拡大する、画像を縮小する、または画像の一部を抽出することである。
例として、2つの映像信号g1、g2が入力された場合について説明する。
図6は、本実施形態に係る入力画像p1、p2と表示画像p3の一例を説明する図である。ここで、入力画像とは、第1入力部11−1に入力される映像信号g1に含まれる画像、第2入力部11−2に入力される映像信号g2に含まれる画像である。表示画像とは、処理部13Aから出力される映像信号に含まれる画像である。図6に示した例では、ユーザにより第1入力部11−1を優先入力部とすることが指定されている場合である。また、入力画像p1は表示部15における表示画像p3の左側の位置に表示され、入力画像p2は表示部15における表示画像p3の右側の位置に表示されるとして説明する。
図6の上段に示す入力画像p1およびp2は、横がr1画素、縦がr2画素である。図6の下段に示す表示画像p3は、横がr3画素、縦がr2画素である。表示画像p3には、入力画像p1と、入力画像p2の解像度を変更した画像p2’が含まれる。
次に、入力画像p1を含む映像信号g1、およびp2を含む映像信号g2が入力されたときに表示装置1が行う処理の一例を説明する。
まず、選択部12Aは、検出部14が検出した検出値に基づいて、第1入力部11−1を優先入力部とする。次に、選択部12Aは、入力画像p1の解像度を変更せず入力画像p2の解像度を変更することを示す変更情報を生成する。次に、選択部12Aは、生成した変更情報、入力された映像信号g1およびg2を処理部13Aに出力する。
処理部13Aは、選択部12Aから入力された変更情報に基づいて、入力画像p1の解像度を変更せず、図6の下段に示したように表示部15上の左側の位置に表示する。次に、処理部13Aは、選択部12Aから入力された変更情報に基づいて、入力画像p2の解像度を変更して、図6の下段に示したように表示部15上の残りの領域に重ならないように並べて表示する。図6の下段に示した例では、処理部13Aは、入力画像p2の横方向をr1画素からr4画素に縮小し、縦方向をr2画素からr5画素に縮小する。なお、r4はr1より小さい値であり、r5はr2より小さい値である。
なお、図6において、ユーザの操作による検出部14からの指示により、優先入力部を入れ替えることができる。図6の状態では、第1入力部11−1が優先入力部に指定されていたが、ユーザの希望により、第2入力部11−2を優先入力部に切り替えることができる。この場合、優先入力部に入力される信号は、映像信号g2となり、入力画像p2を表示部の右側に解像度を変更せずに表示し、他の入力部からの映像信号g1に基づく入力画像p1は、解像度を縮小して左側に表示する。
以上のように、本実施形態に係る表示装置は、各映像信号がそれぞれ入力される複数の入力部と、選択部と、処理部とを備え、選択部は、複数の入力部のうち、複数の入力部を選択するとともに、選択した複数の入力部のうち、1つの入力部を優先入力部とし、処理部は、優先入力部に入力された映像信号に含まれる第1の画像の解像度を変更せず表示部上に表示し、選択部により選択された他の入力部に入力された映像信号に含まれる第2の画像の解像度を変更し、表示部上の第1の画像を表示した残りの領域に変更した後の画像を表示する。
これにより、本実施形態に係る表示装置1Aは、複数の第1入力部11−1〜第n入力部11−nのうちの選択された入力部のうち、優先入力部に指定された1つの入力部に入力された映像信号を優先する。そして、本実施形態に係る表示装置1Aは、優先入力部に入力された映像信号に含まれる画像の解像度を変更せずに表示部15に表示する。さらに、本実施形態に係る表示装置1Aは、他の入力部に入力された映像信号に含まれる画像を、表示部15の残った表示領域に変更して表示する。このように、本実施形態に係る表示装置1Aは、優先入力部に入力された映像信号に含まれる画像の解像度を変更せずに、他の入力部に入力された映像信号に基づく画像を変更する。
この結果、本実施形態に係る表示装置1Aは、表示領域の画像の情報量の欠落を低減して複数の画像を重ねず並べて表示することができる。
なお、図6に示した例では、入力画像p2を縮小して表示画像p3に表示する例を説明したが、これに限られない。入力画像p2の横方向のr1画素が残りの領域の横方向のr4画素より小さい場合、処理部13Aは入力画像p2を拡大して、拡大した後の画像を残りの領域に表示するようにしてもよい。
[第3実施形態]
図7は、本実施形態に係る表示装置1Bの概略構成のブロック図である。図7に示すように、表示装置1Bは、第1入力部11−1、第2入力部11−2、選択部12B、処理部13B、検出部14、表示部15、および記憶部16を備えている。また、選択部12Bは、第1画素数検出部121−1、第2画素数検出部121−2、切替部123を備えている。処理部13Bは、制御部131、調整部132、画像合成部133を備えている。なお、第2実施形態と同じ機能を有する機能部は、同じ符号を用いて説明を省略する。
まず、選択部12Bについて説明する。
第1画素数検出部121−1は、第1入力部11−1から入力された第1の映像信号g1に含まれる画像の画素数を検出し、検出した画素数を示す情報を映像情報g203−1として処理部13Bの制御部131に出力する。
第2画素数検出部121−2は、第2入力部11−2から入力された第2の映像信号g2に含まれる画像の画素数を検出し、検出した画素数を示す情報を映像情報g203−2として制御部131に出力する。
切替部123には、第1入力部11−1が出力した第1の映像信号g1、第2入力部11−2が出力した第2の映像信号g2、制御部131が出力した選択信号g205が入力される。ここで、選択信号g205は、検出部14により検出されたユーザの操作に基づく入力された第1入力部11−1または第2入力部11−2に対する優先度に基づく信号である。
切替部123は、選択信号g205に応じて、第1入力部11−1または第2入力部11−2を選択する。切替部123は、選択した入力部に入力された映像信号(映像信号g206という)を処理部13Bの画像合成部133に出力する。切替部123は、選択信号g205に応じて、選択されていない入力部に入力された映像信号(映像信号g207という)を処理部13Bの調整部132に出力する。
次に、処理部13Bについて説明する。
制御部131は、検出部14により検出されたユーザの操作に応じて選択信号g205を生成し、生成した選択信号g205を切替部123に出力する。
ユーザが第1入力部11−1を優先することを選択したことが検出された場合、制御部131は、第1入力部11−1に入力された第1の映像信号g1を画像合成部133に出力し、他方の第2入力部11−2に入力された第2の映像信号g2を調整部132に出力することを示す選択信号g205を生成する。あるいは、ユーザが第2入力部11−2を優先することを選択したことが検出された場合、制御部131は、第2入力部11−2に入力された第2の映像信号g2を画像合成部133に出力し、他方の第1入力部11−1に入力された第1の映像信号g1を調整部132に出力することを示す選択信号g205を生成する。
制御部131は、選択部12Bから入力された映像情報g203−1、映像情報g203−2および検出部14により検出されたユーザの操作に基づいて映像信号に対する変更情報g208を生成し、生成した変更情報g208を調整部132に出力する。ここで、変更情報g208とは、調整部132に入力された映像信号g207に含まれる画像の解像度を縮小する縮小率を示す情報、または拡大する拡大率を示す情報である。
制御部131は、選択部12Bから入力された映像情報g203−1、映像情報g203−2および検出部14により検出されたユーザの操作に基づいて、第1の映像信号g1と第2の映像信号g2おのおのに含まれる各画像に対する配置情報g210を生成する。制御部131は、生成した配置情報g210を画像合成部133に出力する。
制御部131は、映像情報g203−1、映像情報g203−2、変更情報g208、配置情報g210を記憶部16に記憶させる。
記憶部16には、映像情報g203−1、映像情報g203−2、変更情報g208、配置情報g210が記憶されている。
調整部132は、制御部131から入力された変更情報g208に基づいて、選択部12Bから入力された映像信号g207に含まれる画像の解像度を変更し、解像度を変更した画像を含む映像信号g209を画像合成部133に出力する。
画像合成部133は、選択部12Bから入力された映像信号g206に含まれる画像と調整部132から入力された映像信号g209に含まれる画像とを、制御部131から入力された配置情報g210に応じて合成する。画像合成部133は、合成した画像を表示部15に表示する。
例として、2つの映像信号g1、g2が入力された場合について図6〜図9を用いて以下に説明する。
図6に示した例において、入力画像p1およびp2の解像度は等しい。入力画像p1およびp2の解像度(横方向r1画素×縦方向r2画素)は、例えば1920画素×1080画素である。表示部15に表示される表示画像p3の解像度(横方向r3画素×縦方向r2画素)は、例えば2560画素×1080画素である。
図6に示した例では、第1入力部11−1に入力された映像信号g1に含まれる入力画像p1を優先する。このため、処理部13Bは、入力画像p1の解像度(1920画素×1080画素)を変更せずに画像p3の左側の位置に配置して表示部15上に表示する。画像p3において、入力画像p1を表示した残りの領域は、横方向r4画素が640画素である。このため、処理部13Aは、入力画像p2の解像度を、例えば640画素×360画素(横方向r4画素×縦方向r5画素)に縮小する。処理部13Bは、縮小した画像p2’を画像p3の残りの領域に配置して表示部15上に表示する。
図8は、本実施形態に係る表示画像p3の他の例を説明する図である。図8に示した例は、ユーザにより第2入力部11−2に入力される映像信号g2に含まれる表示画像p2を優先することが選択されている場合である。
2つの入力画像p1およびp2の解像度は、図6の上段に示した入力画像p1およびp2と同じ解像度である。また、表示部15に表示される表示画像p3の解像度(横方向r3画素×縦方向r2画素)は、図6の下段と同じ解像度であり、例えば2560画素×1080画素である。
図8に示したように、第2入力部11−2に入力される映像信号g2に含まれる入力画像p2を優先する場合、処理部13Bは、入力画像p2の解像度を変更せずに表示画像p3の右側の位置に配置する。画像p3において、入力画像p1を表示した残りの領域は、横方向r4画素が640画素である。このため、処理部13Aは、入力画像p1の解像度を、例えば640画素×360画素(横方向r4画素×縦方向r5画素)に縮小する。処理部13Bは、縮小した画像p1’を画像p3の残りの領域に配置して表示部15上に表示する。
次に、入力画像p1およびp2に対応する映像信号g1およびg2が入力されたときに表示装置1Bが行う処理手順の一例を説明する。
図9は、本実施形態に係る表示装置1Bが行う処理のフローチャートである。
(ステップS101)制御部131は、検出部14が検出した検出値に基づいて、第1入力部11−1を優先するのか、第2入力部11−2を優先するのかを検出する。ステップS101終了後、制御部131は処理をステップS102に進める。
(ステップS102)第1画素数検出部121−1は、第1入力部11−1から入力された映像信号g1に含まれる画像の画素数を検出し、検出した画素数を示す映像情報g203−1を制御部131に出力する。次に、第2画素数検出部121−2は、第2入力部11−2から入力された映像信号g2に含まれる画像の画素数を検出し、検出した画素数を示す映像情報g203−2を制御部131に出力する。ステップS102終了後、制御部131は処理をステップS103に進める。
(ステップS103)切替部123は、制御部131から入力された選択信号g205に応じて優先する入力部に入力された映像信号を選択し、選択した映像信号を画像合成部133に出力する。次に、切替部123は、制御部131から入力された選択信号g205に応じて、他の入力部に入力された映像信号を調整部132に出力する。ステップS103終了後、制御部131は処理をステップS104に進める。
(ステップS104)制御部131は、映像情報g203−1、映像情報g203−2および検出部14により検出されたユーザの操作に基づいて映像信号に対する変更情報g208を生成し、生成した変更情報g208を調整部132に出力する。ステップS104の処理については、後述する。ステップS104終了後、制御部131は処理をステップS105に進める。
(ステップS105)調整部132は、制御部131から入力された変更情報g208に基づいて、切替部123から入力された映像信号g207に含まれる画像の解像度を変更する。調整部132は、変更後の画像を含む映像信号g209を画像合成部133に出力する。
(ステップS106)画像合成部133は、制御部131から入力された配置情報g210に応じて、映像信号g206に含まれる画像を表示部15上の予め定められている位置に配置する。次に、画像合成部133は、制御部131から入力された配置情報g210に応じて、解像度変更後の映像信号g209に含まれる画像を表示画像p3の残りの領域に配置する。ここで、予め定められている位置とは、例えば表示部15の形状が横長であり、第1入力部11−1を優先することが選択されている場合、図6の下段に示したように画像の左辺が表示部15の左辺に合わされた位置である。あるいは、予め定められている位置とは、例えば表示部15の形状が横長であり、第2入力部11−2を優先することが選択されている場合、図8に示したように画像の右辺が表示部15の右辺に合わされた位置である。
以上で、画像表示における処理を終了する。
次に、制御部131が行う図9に示したステップS104の処理の一例を、図6、図7を用いて説明する。
図6に示した例では、優先する入力部は、第1入力部11−1である。表示部15の解像度は、横が2560画素であり、縦が1080画素であるとする。また、第1の映像信号g1に含まれる入力画像p1および第2の映像信号g2に含まれる入力画像p2の解像度は、各々、横が1920画素であり、縦が1080画素であるとする。
制御部131は、表示部15の横方向の解像度2560画素から、優先する第1入力部11−1に入力された入力画像p1の横方向の解像度1920画素を減算する。次に、制御部131は、減算して得られた画素数の差640画素を、画像p2’に対する横方向の画素数に決定する。次に、制御部131は、入力画像p2のアスペクト比を維持するために、横方向の縮小率に応じた縦の画素数360(=1080×(640/1920))を算出する。次に、制御部131は、算出した画素数360画素を、画像p2’に対する縦方向の画素数に決定する。制御部131は、このように横方向と縦方向の各画素数を変更情報g208として生成する。あるいは、制御部131は、縮小率(640/1920)を変更情報g208として生成するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態に係る表示装置において、処理部は、第1の画像の解像度と表示部の解像度とに基づいて、第2の画像の解像度を算出し、算出した解像度に応じて第2の画像の解像度を変更し、残りの領域に変更した後の画像を表示する。
また、本実施形態に係る表示装置において、処理部は、アスペクト比を変えずに第2の画像の解像度を変更する。
これにより、本実施形態に係る表示装置1Bは、ユーザにより選択された入力部を優先する。そして、本実施形態に係る表示装置1Bは、優先する入力部に入力された映像信号に含まれる画像の解像度を変更せずに表示部15に表示する。そして、本実施形態に係る表示装置1Bは、選択されていない他の入力部に入力された映像信号に含まれる画像のアスペクト比を変更せずに縮小または拡大する。そして、本実施形態に係る表示装置1Bは、縮小または拡大後の画像を表示部15の残った表示領域に表示する。
従って、本実施形態に係る表示装置1Bは、選択された入力部に入力された映像信号に含まれる画像の解像度を変更しないため、表示領域の画像の情報量の欠落を低減して複数の画像を重ねず並べて表示することができる。
なお、本実施形態では、優先する入力部をユーザが選択する例を説明したが、これに限られない。優先する入力部は、例えば第1入力部11−1を優先するように予め定められていてもよい。
なお、本実施形態では、表示装置1Bが第1入力部11−1と第2入力部11−2の2つを備えている例を説明したが、これに限られない。入力部は、3つ以上であってもよい。例えば、表示装置1Bが3つの入力部を備えている場合、制御部131は、選択された優先する入力部から入力された映像信号に含まれる画像の解像度を変更しない。そして、制御部131は、選択されていない他の入力部から入力された映像信号に含まれる画像の解像度を変更するようにしてもよい。
入力部が3つ以上ある場合、ユーザは優先する入力部を2つ選択するようにしてもよい。この場合、制御部131は、選択された優先する2つの入力部から入力された2つの映像信号に含まれる各画像の解像度を変更しない。そして、制御部131は、残りの入力部から入力された映像信号に含まれる画像の解像度を変更するようにしてもよい。
また、3つの入力部があり、1つのみ優先する入力部として例えば第2入力部11−2が選択されている場合を説明する。制御部131は、第2入力部11−2から入力された第2の映像信号g2に含まれる画像を表示部15の真ん中の位置に配置するようにしてもよい。そして、制御部131は、第2の映像信号g2に含まれる画像を配置した左右の領域に、残りの入力部から入力された映像信号に含まれる画像の解像度を変更して表示するように制御してもよい。
なお、本実施形態において、ユーザにより選択された入力部に入力された映像信号に含まれる画像の解像度を変更せず、選択されていない他の入力部入力された映像信号に含まれる画像の解像度を変更する例を説明したが、これに限られない。処理部13Bは、選択された入力部を優先し、優先する入力部に入力された映像信号に含まれる画像の解像度を変更し、選択されていない他の入力部入力された映像信号に含まれる画像の解像度を変更しないようにしてもよい。この場合、処理部13Bは、選択されていない他の入力部入力された映像信号に含まれる画像を表示した残りの領域に、選択された入力部に入力された映像信号に含まれる画像の解像度を変更して表示するようにしてもよい。
[第4実施形態]
第3実施形態では、ユーザにより選択された入力部に入力された映像信号に含まれる画像の解像度を変更せず、選択されていない他の入力部から入力された映像信号に含まれる画像の解像度を変更する例を説明した。本実施形態では、選択されていない他の入力部から入力された映像信号に含まれる画像の有効領域を抽出する。そして、本実施形態では、抽出した有効領域の画像をユーザにより選択された入力部に入力された映像信号に含まれる画像と重ねずに並べて表示部上に表示する。ここで、有効領域は、一例として、有効な情報を有する領域である。例えば、有効領域は、予め定められている色の領域以外の領域である。また、本実施形態では、有効領域を有していない領域を無効領域という。
図10は、本実施形態に係る本実施形態に係る表示装置1Cの概略構成のブロック図である。第2実施形態と同じ機能を有する機能部には同じ符号を用いて、説明を省略する。
図10に示すように、表示装置1Cは、第1入力部11−1、第2入力部11−2、選択部12C、処理部13C、検出部14、表示部15、および記憶部16を備えている。また、選択部12Cは、第1画素数検出部121−1、第2画素数検出部121−2、切替部123Cを備えている。処理部13Cは、制御部131C、調整部132C、画像合成部133、画像開始点検出部134を備えている。
選択部12Cの切替部123Cは、選択信号g205に応じて、第1入力部11−1または第2入力部11−2を選択する。切替部123Cは、選択した入力部に入力された映像信号(映像信号g206という)を処理部13Cの画像合成部133に出力する。切替部123Cは、選択信号g205に応じて、選択されていない入力部に入力された映像信号(映像信号g207という)を処理部13Cの画像開始点検出部134に出力する。
処理部13Cの制御部131Cは、検出部14により検出されたユーザの操作に応じて選択信号g205を生成し、生成した選択信号g205を切替部123Cに出力する。
制御部131Cは、画像開始点検出部134から入力された映像情報に含まれる画像の垂直映像開始点、水平映像終了点、垂直映像開始点、及び水平映像終了点に基づいて、変更情報g208Cを生成する。なお、変更情報g208Cの生成については後述する。制御部131Cは、調整部132Cから入力された有効領域の解像度を示す解像度情報g213に基づいて、調整部132Cが抽出した有効領域の画像を、優先する画像を表示した残りの領域に表示可能であるか否かを判別する。制御部131Cは、判別した結果に応じて表示倍率を算出し、算出した表示倍率を変更情報g208Cに含めて調整部132Cに出力する。
制御部131Cは、映像情報g203−1、映像情報g203−2、有効領域情報g212および検出部14により検出されたユーザの操作に基づいて、優先する入力部に入力された映像信号に含まれる画像と、抽出した有効領域の画像を拡大または縮小した画像とに対する配置情報g210Cを生成する。制御部131Cは、生成した配置情報g210Cを画像合成部133に出力する。
制御部131Cは、映像情報g203−1、映像情報g203−2、変更情報g208C、有効領域情報g212、解像度情報g213、配置情報g210Cを記憶部16に記憶させる。
記憶部16には、映像情報g203−1、映像情報g203−2、変更情報g208C、有効領域情報g212、解像度情報g213、配置情報g210Cが記憶されている。
画像開始点検出部134は、切替部123Cから入力された映像信号g207に含まれる画像の有効領域の各開始点を検出し、検出した各開始点を示す情報を有効領域情報g212として制御部131Cに出力する。ここで、映像信号g207に含まれる有効領域の各開始点とは、例えば、水平映像開始点、水平映像終了点、垂直映像開始点、及び水平映像終了点の4点である。画像開始点検出部134は、画像の有効領域の各開始点を、公知の画像認識技術を用いて検出する。画像開始点検出部134は、切替部123Cから入力された映像信号g207を調整部132Cに出力する。
調整部132Cは、制御部131Cから入力された変更情報g208Cに基づいて、画像開始点検出部134から入力された映像信号g207に含まれる画像から有効領域を抽出する。なお、有効領域の抽出については後述する。調整部132Cは、制御部131Cから入力された変更情報g208Cに含まれる表示倍率に応じて、抽出した映像信号に含まれる画像の有効領域の画像を拡大処理または縮小処理する。調整部132Cは、拡大処理後または縮小処理後の画像を含む映像信号g209Cを画像合成部133に出力する。
図11は、本実施形態に係る有効領域、及び有効な情報部分の開始点を説明する図である。
図11に示した画像p11は、例えば、不図示の映像再生装置が出力した映像信号に含まれる画像の例である。この映像再生装置は、画像p12を表示装置1Cに出力する際、例えば画像p12を画像p11の中心に配置する。次に、映像記録再生装置は、画像p12の画素数を変更せず、表示装置1Cの表示可能な画素数に合わせて、画像p12の周辺に黒色の画像領域を追加した画像p11を生成する。次に、映像記録再生装置は、生成した画像p11を含む映像信号を表示装置1Cに出力する。
ここで、本実施形態における有効領域とは、例えば画像p11において黒色の画像領域以外の画像領域である。例えば図11において、画像p12は、画像p11における有効領域の画像である。また、本実施形態において、無効領域とは、例えば画像p11において、画像p12以外の黒色の画像領域の部分の画像p13である。なお、黒色の画像領域の映像信号は、映像信号が予め定められている信号レベルより低い信号レベルの映像信号を含むようにしてもよい。
図11において、画像p11の解像度(横方向×縦方向)は、r11画素×r12画素である。また、画像p12の解像度(横方向×縦方向)は、r13画素×r14画素である。また、点a1は水平映像開始点を示し、点a2は水平映像終了点を示し、点a3は垂直映像開始点を示し、点a4は水平映像終了点を示す。
次に、選択部12Cと処理部13Cとが行う画像表示における処理の一例を、図12と図13を用いて説明する。図12は、本実施形態に係る画像表示における処理のフローチャートである。図13は、本実施形態に係る画像表示における処理の一例を説明する図である。なお、図12、図13に示した例では、第1入力部11−1が、ユーザにより優先する入力部として選択された場合の例である。
図13において、画像p101は、表示部15に表示される合成後の画像であり、画像p102は、第1の映像信号g1に含まれる画像であり、画像p103は、第2の映像信号g2に含まれる画像である。また、画像p104は、第2の映像信号g2に含まれる有効領域の画像であり、画像p105は、第2の映像信号g2に含まれる無効領域の画像である。
また、点a1〜点a4は、図11で説明した点と同様である。また、第2の映像信号g2は、図11と同様に、画像p104以外の領域が黒色の画像領域である画像である。また、図13において、画像p102の解像度(横方向×縦方向)は、r101画素×r102画素であり、画像p103の解像度は、r111画素×r112画素であり、画像p104の解像度は、r121画素×r122画素である。また、画像p101の解像度(横方向×縦方向)は、w1画素×h画素である。
(ステップS201)第1画素数検出部121−1は、第1の映像信号g1に含まれる画像p102の画素数を検出する。第2画素数検出部121−2は、第2の映像信号g2に含まれる画像p103の画素数を検出する。次に、画像開始点検出部134は、画像p103における垂直映像開始点a3を探す。例えば、画像開始点検出部134は、垂直方向に上から下の方向に向かって黒色の画像領域ではない画像領域が始まる垂直方向の位置を探す。画像開始点検出部134は、ステップS201が終了後、処理をステップS202に進める。
(ステップS202)画像開始点検出部134は、画像p103における垂直映像終了点a4を探す。例えば、画像開始点検出部134は、垂直方向に下から上の方向に向かって黒色の画像領域ではない画像領域が始まる垂直方向の位置を探す。画像開始点検出部134は、ステップS202が終了後、処理をステップS203に進める。
(ステップS203)制御部131Cは、ステップS201およびS202で探した垂直映像開始点a3から垂直映像終了点a4の間を、垂直方向の表示範囲に決定する。制御部131Cは、ステップS203が終了後、処理をステップS204に進める。
(ステップS204)画像開始点検出部134は、画像p103における水平映像開始点a1を探す。例えば、画像開始点検出部134は、水平方向に左から右の方向に向かって黒色の画像領域ではない画像領域が始まる水平方向の位置を探す。画像開始点検出部134は、ステップS204が終了後、処理をステップS205に進める。
(ステップS205)画像開始点検出部134は、画像p103における水平映像終了点a2を探す。例えば、画像開始点検出部134は、水平方向に右から左の方向に向かって黒色の画像領域ではない画像領域が始まる水平方向の位置を探す。画像開始点検出部134は、ステップS205が終了後、処理をステップS206に進める。
(ステップS206)制御部131Cは、ステップS204およびS205で探した水平映像開始点a1から水平映像終了点a2の間を、水平方向の表示範囲に決定する。制御部131Cは、ステップS206が終了後、処理をステップS207に進める。
(ステップS207)制御部131Cは、ステップS201〜S206で求めた各位置と表示範囲を示す情報を生成し、生成した表示範囲に基づいて、画像p104の画素数を算出する。次に、制御部131Cは、算出した画素数に基づいて変更情報g208Cを生成し、生成した変更情報g208Cを調整部132Cに出力する。制御部131Cは、ステップS207が終了後、処理をステップS208に進める。
(ステップS208)調整部132Cは、制御部131Cから入力された変更情報g208Cに基づいて、画像p103から画像p104を抽出する。次に、調整部132Cは、抽出した画像p104の解像度を検出し、検出した解像度を示す解像度情報g213を制御部131Cに出力する。
次に、制御部131Cは、調整部132Cが抽出した画像p104の横方向の画素数が、(w1−r101)画素以内であるか否かを、調整部132Cから入力された解像度情報g213に基づいて判別する。制御部131Cは、抽出した画像p104の横方向の画素数が、(w1−r101)画素以内であると判別した場合、画像p104の横方向を拡大する際の表示倍率(w1−r101)/r121を算出する。この場合、制御部131Cは、アスペクト比を保つため、横方向と縦方向の拡大率を同じ値に決定する。次に、制御部131Cは、算出した表示倍率を変更情報g208Cに含めて調整部132Cに出力する。なお、r121画素と(w1−r101)画素が等しい場合、表示倍率は1倍である。
制御部131Cは、抽出した画像p104の横方向の画素数が、(w1−r101)画素以内ではないと判別した場合、画像p104の横方向を縮小する際の表示倍率r121/(w1−r101)を算出する。次に、制御部131Cは、算出した表示倍率を変更情報g208Cに含めて調整部132Cに出力する。
次に、調整部132Cは、制御部131Cから入力された変更情報g208Cに含まれる表示倍率に応じて、抽出した有効領域の画像を拡大処理または縮小処理する。調整部132Cは、ステップS208が終了後、処理をステップS209に進める。
(ステップS209)画像合成部133は、制御部131Cから入力された配置信号g210Cに基づいて、画像p102を、画像p101における水平方向の左端w=0の位置に配置し、垂直方向の中心を画像p101における垂直方向の画素hの半分の位置に配置する。次に、画像合成部133は、制御部131Cからの配置信号g210Cに基づいて、画像p104を拡大または縮小した画像p104’における水平方向の左端をw=r101画素の位置に配置し、垂直方向の中心を画像p101における垂直方向の解像度h画素の半分の位置に配置する。
以上で、画像表示における処理を終了する。
以下に、ステップS201〜S209における処理の一例を図12および図13を用いて説明する。以下の例において、画像p101の解像度(横方向×縦方向)は、2560画素×1080画素であり、画像p102の解像度は、1920画素×1080画素である。画像p103の解像度は、1280画素×720画素であり、有効領域の画像p104の解像度は、640画素×480画素である。
第1画素数検出部121−1は、画像p102の画素数1920×1080を検出する。第2画素数検出部121−2は、画像p103の画素数1280×720を検出する。次に、画像開始点検出部134は、画像p103における垂直映像開始点a3(=120画素)を探す(ステップS201)。
画像開始点検出部134は、画像p103における垂直映像終了点a4(=600画素)を探す(ステップS202)。
制御部131Cは、垂直映像開始点a3(=120画素)から垂直映像終了点a4(=600画素)の間を、垂直方向の表示範囲とする(ステップS203)。
画像開始点検出部134は、画像p103における水平映像開始点a1(=320画素)を探す(ステップS204)。
画像開始点検出部134は、画像p103における水平映像終了点a2(=960画素)を探す(ステップS205)。
制御部131Cは、水平映像開始点a1(=320画素)から水平映像終了点a2(=960画素)の間を、垂直方向の表示範囲とする(ステップS206)。
制御部131Cは、画像p104の横方向の解像度を640(=960−320)画素×480(=600−120)画素を算出する。次に、調整部132Cは、制御部131Cから入力された変更情報g208Cに基づいて、画像p103から画像p104を抽出する(ステップS207)。
調整部132Cは、画像p104の水平方向の640画素が、残りの領域の640画素(2560−1920)画素以内であるか否かを、制御部131Cが出力した解像度情報g13に基づいて判別する。画像p104の水平方向の640画素が、残りの領域の640画素(2560−1920)画素と等しいため、調整部132Cは、画像p104に対する表示倍率を1に決定し、拡大処理も縮小処理も行わない(ステップS208)。
画像合成部133は、画像p102を、画像p101における水平方向の左端w=0の位置に配置し、垂直方向の中心を画像p101における垂直方向の画素1080の半分の540画素の位置に配置する。次に、画像合成部133は、画像p104における水平方向の左端を画像p102の右端である1920画素の位置に配置し、垂直方向の中心を画像p101における垂直方向の半分の540画素の位置に配置する(ステップS209)。
以上の処理により、本実施形態の表示装置1Cは、選択された入力部に入力される映像信号に含まれる画像p102と、選択されていない入力部に入力される映像信号に含まれる画像p103から抽出した有効領域の画像p104とを、表示部15の長手方向に重ねずに並べて表示する。
なお、ステップS208において、制御部131Cは、画像p103から画像p104を抽出する前に、画像p102と画像p103とを表示部15に重ならないように並べて表示可能であるか否かを判別するようにしてもよい。この場合、制御部131Cは、例えば、第1画素数検出部121−1と第2画素数検出部121−2が検出した画素数に基づいて、画像p102と画像p103とを表示部15に重ならないように並べて表示可能であるか否かを判別する。そして、画像が重ならないように並べて表示可能ではないと判別した場合、制御部131Cは、調整部132Cを制御して、画像p103から有効領域の画像p104を抽出するようにしてもよい。
仮に、図13において、表示部15の残りの領域(w1−r101)×hに画像p103を縮小処理して全て表示する場合、表示部15に表示される画像p104’の画素数は、縮小処理が行われるため640×360である。このため、表示部15に表示される画像p104’は、画像p103が25%に縮小されるため75%の情報が欠落する。
一方、本実施形態の表示装置1Cでは、画像p103の中から有効領域を抽出した画像p104を、表示部15の残りの領域(w1−r101)×hに表示する。この結果、表示部15上に表示される画像p104は、単純に画像p103を縮小して表示する場合と比較して、情報量の欠落を低減することができる。
また仮に、図13において、画像p103から、表示部15の残りの領域(w1−r101)×hに表示可能な画素数の画像を抽出する作業を、例えば利用者が表示部15の画像を観察しながら行うことは非常に手間がかかる。
一方、本実施形態の表示装置1Cでは、画像p103から有効領域を自動的に抽出して、抽出した画像p104を表示部15に表示する。この結果、利用者の作業効率が向上する効果がある。
なお、本実施形態では、画像p102を表示部15の左側の位置に配置し、画像p104を表示部15の右側の残りの領域に配置する例を説明した。このような配置は、例えば、利用者が検出部14を操作した結果に応じて、制御部131Cが出力する変更情報g208に配置する位置を示す情報g210Cを含めるようにしてもよい。
また、表示部15の垂直方向が長手方向であり、水平方向が短手方向である縦長の形状である場合、例えば、画像p102を上側に配置し、残りの領域に画像p104を表示するようにしてもよい。
また、図12および図13に示した例では、第1入力部11−1を優先する例を説明したが、第2、第3実施形態と同様に第2入力部11−2を優先するようにしてもよい。
また、本実施形態では、入力される映像信号が2つの場合を説明したが、入力される映像信号は3つ以上であってもよい。この場合、例えば、表示装置1Cは、検出部14が検出した利用者の操作結果に基づいて、表示部15に表示する2つの画像を決定するようにしてもよい。あるいは、表示装置1Cは、入力された全ての映像信号に含まれる画像を重ねずに並べて表示するようにしてもよい。このような場合、表示装置1Cは、例えば、表示部15に表示する優先順位を検出部14が検出した利用者の操作結果に基づいて決定するようにしてもよい。そして、表示装置1Cは、優先順位の高い2つの映像信号に含まれる画像を表示し、残りの領域に、選択されていない映像信号に含まれる画像から抽出した有効領域の画像を表示するようにしてもよい。あるいは、表示装置1Cは、入力された映像信号の内、2つ以上の映像信号に含まれる画像から有効領域の画像を抽出して、抽出した画像を重ねずに並べて表示するようにしてもよい。
また、本実施形態では、有効領域の画像を他の画像と重ねずに並べて表示部15に表示すると画像が重なる場合、有効領域の画像を縮小する例を説明したが、これに限られない。調整部132Cは、拡大縮小処理に限らず、例えば画素を間引く処理を行ってもよく、用途に応じて有効領域の画像の一部を更に抽出するようにしてもよい。
また、本実施形態では、制御部131Cが、抽出する画像p104の画素数を算出する例を説明したが、例えば画像開始点検出部134が画素数の算出を行うようにしてもよい。また、本実施形態では、選択部12Cと処理部13Cとが分かれている構成の例を説明したが、例えば、選択部12Cが処理部13Cを含む構成であってもよい。
また、本実施形態では、無効領域として、黒色の画像領域の例を説明したがこれに限られない。無効領域は、他の色の領域であってもよい。例えば、図11において、無効領域p13が青色の領域である場合、画像開始点検出部134は、予め定められている青色に対応する信号レベルを含む範囲以外の信号レベルの位置を、画像開始点または画像終了点として検出するようにしてもよい。あるいは、画像開始点検出部134は、予め定められている青以外に対応する信号レベルの範囲内である位置を、画像開始点または画像終了点として検出するようにしてもよい。なお、画像開始点検出部134は、入力された信号がデジタル信号の場合、例えばRBG(赤青緑)の各値に基づいて、黒色の画像領域、または他の色の画像領域を検出するようにしてもよい。このような場合、RBG(赤青緑)の各値は、信号レベルに対応する。
また、有効領域以外の領域は、予め定められている色の領域に限られず、例えば、ハッシュ、メッシュ等の予め定められているパターン画像であってもよい。
また、本実施形態では、有効領域の映像開始点または映像終了点を検出する例を説明したが、これに限られない。画像開始点検出部134は、例えば、映像信号に含まれる画像から有効領域を抽出し、抽出した有効領域の各端部の位置を、画像開始点または画像終了点として検出するようにしてもよい。
また、本実施形態では、図13に示した例では、画像p102と画像p104における垂直方向の中心の位置を、表示部15の垂直方向の中心の位置に配置する例を説明したが、これに限られない。画像p102と画像p104における垂直方向の中心の位置は、表示部15の垂直方向の中心の位置以外であってもよい。また、表示装置1Cは、画像p102の中心の位置と画像p104における垂直方向の中心の位置とを異なる位置に配置するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態の一態様の表示装置は、処理部が、第2の画像から有効領域を検出し、第2の画像から検出した有効領域を抽出し、残りの領域に抽出して得た有効領域画像を表示する。
このような構成により、本実施形態の一態様の表示装置は、表示領域の画像の情報量の欠落を低減して複数の画像を並べて表示できる。
また、本実施形態の一態様の表示装置は、処理部が、画像の信号レベルが予め定められている範囲の領域を有効領域として検出する。
また、本実施形態の一態様の表示装置は、処理部が、第2の画像の垂直方向における有効領域の開始点と終了点とを検出し、第2の画像の水平方向における有効領域の開始点と終了点とを検出することで有効領域を検出する。
また、本実施形態の一態様の表示装置は、入力された画像の画素数を検出する画素数検出部を備え、処理部が、画素数検出部が検出した画素数に基づいて、第2の画像を残りの領域に表示可能であるか否かを判別し、第2の画像を残りの領域に表示可能ではないと判別した場合、第2の画像から検出した有効領域を抽出する。
このような構成により、本実施形態の一態様の表示装置は、有効領域を自動的に検出することができる。この結果、利用者に対する利便性が向上する。
[第5実施形態]
本実施形態では、表示装置1Dにn個(nは1以上の整数)の映像信号が入力された場合に、表示部15上に重ねずに並べて表示する例を説明する。
図14は、本実施形態に係る表示装置1Dの概略構成のブロック図である。図14に示すように、表示装置1Dは、第1入力部11−1、第n入力部11−n、選択部12D、処理部13D、検出部14D、表示部15、および記憶部16を備えている。また、選択部12Dは、第1画素数検出部121−1及び第n画素数検出部121−nを備えている。処理部13Dは、制御部131D、調整部132D、画像合成部133Dを備えている。なお、第1実施形態に示した表示装置1と同じ機能を有する機能部は、同じ符号を用いて説明を省略する。なお、第1画素数検出部121−1及び第n画素数検出部121−nは、処理部13Dが備えていてもよい。
第1入力部11−1は、入力された第1の映像信号g1を選択部12Dに出力する。第n入力部11−nは、入力された第nの映像信号gnを選択部12Dに出力する。第1入力部11−1〜第n入力部11−nは、例えば映像入力端子を含む。また第1入力部11−1〜第n入力部11−nは、入力された映像信号がアナログ信号の場合、アナログ信号をデジタル信号に変換し、変換した映像信号を選択部12Dに出力するようにしてもよい。
第1画素数検出部121−1は、第1入力部11−1から入力された第1の映像信号g1に含まれる画像の画素数を検出し、検出した画素数を示す情報を映像情報g203−1として処理部13Dの制御部131Dに出力する。
第n画素数検出部121−nは、第n入力部11−nから入力された第nの映像信号gnに含まれる画像の画素数を検出し、検出した画素数を示す情報を映像情報g203−nとして制御部131Dに出力する。
検出部14Dは、表示装置本体のボタンスイッチやリモコンを操作して、OSD表示等により、ユーザの希望する入力部の選択や優先入力部の指定を検出する。検出部14Dは、検出したユーザの希望する入力部の選択や優先入力部の指定を示す優先情報を、処理部13Dの制御部131Dに出力する。
制御部131Dには、選択部12Dから映像情報g203−1、・・・、g203−n、及び検出部14Dから優先情報が入力される。制御部131Dは、記憶部16に記憶されている表示部15の解像度を読み出す。なお、制御部131Dは、表示部15に表示される映像信号に基づいて、表示部15の解像度を検出するようにしてもよい。制御部131Dは、第1〜第nの映像信号g1〜gnに含まれる画像の解像度を変更せずに、表示部15に画像を重ねずに並べて表示できるか否かを、読み出した表示部15の解像度及び映像情報g203−1、・・・、g203−nに基づいて判別する。
制御部131Dは、第1〜第nの映像信号g1〜gnに含まれる画像の解像度を変更せずに、表示部15に画像を重ねずに並べて表示できると判別した場合、第1〜第nの映像信号g1〜gnに含まれる画像の解像度を変更しないことを示す解像度情報g214を生成し、生成した解像度情報g214を調整部132Dに出力する。また、制御部131Dは、第1〜第nの映像信号g1〜gnに含まれる画像を互いに重ねずに並べて表示部15上に表示させる配置を決定し、決定した配置情報g210Dを画像合成部133Dに出力する。なお、画像の解像度の変更とは、画像の拡大、縮小を行うことをいう。また、映像信号に含まれる画像とは、映像信号が示す映像であり、例えば映像信号に含まれる同期信号や制御信号等以外である。
制御部131Dは、第1〜第nの映像信号g1〜gnに含まれる画像の解像度を変更せずに、表示部15に画像を重ねずに並べて表示できないと判別した場合、第1〜第nの映像信号g1〜gnに含まれる画像のうち、最も高い優先順位の画像の解像度を変更せず、且つ優先順位2位以下の画像の変更する解像度を示す解像度情報g214を生成し、生成した解像度情報g214を調整部132Dに出力する。なお、画像の解像度の演算方法については後述する。また、制御部131Dは、第1〜第nの映像信号g1〜gnに含まれる画像を互いに重ねずに並べて表示部15上に表示させる配置を決定し、決定した配置情報g210Dを画像合成部133Dに出力する。
調整部132Dは、制御部131Dが出力した解像度情報g214に応じて、第1〜第nの映像信号g1〜gnに含まれる各画像の解像度を変更し、解像度を変更した第1〜第nの映像信号g1〜gnに含まれる各画像データを、画像合成部133Dに出力する。なお、解像度情報g214に解像度を変更しない情報が含まれている場合、調整部132Dは、解像度を変更しないことを示す画像の解像度を変更せずに、解像度を変更していない第1〜第nの映像信号g1〜gnに含まれる各画像データを、画像合成部133Dに出力する。
画像合成部133Dは、制御部131Dから入力された配置情報g210Dに応じて、調整部132Dから入力された第1〜第nの映像信号g1〜gnに含まれる解像度を変更した(または変更していない)各画像データを、表示部15上に重ならないように並べて表示させるように合成する。画像合成部133Dは、合成した画像g211を表示部15に表示する。
次に、選択部12Dと処理部13Dとが行う画像表示における処理の一例を、図15を用いて説明する。図15は、本実施形態に係る画像表示における処理のフローチャートである。なお、以下の例では、表示装置1Dに入力される第1〜第nの映像信号の全ての解像度は、表示装置1Dの解像度以下であるとする。
(ステップS301)第1画素数検出部121−1〜第n画素数検出部121−nは各々、第1入力部11−1〜第n入力部11−nから各々入力された映像信号g1〜gnに含まれる画像の解像度を検出し、検出した解像度情報を示す映像情報g3−1〜g3−nを制御部131Dに出力する。なお、映像の解像度は、映像画像の画素数を示している。ステップS301終了後、制御部131Dは処理をステップS302に進める。
(ステップS302)制御部131Dは、第1画素数検出部121−1〜第n画素数検出部121−nによって取得されたn個の映像情報g3−1〜g3−nに含まれる画像(以下、n個の画像という)の解像度を変更せずに、表示部15にn個の画像を重ねずに並べて表示できるか否かを判別する。制御部131Dは、n個の画像の解像度を変更せずに、表示部15にn個の画像を重ねずに並べて表示できると判別した場合(ステップS302;表示できる)、ステップS303に進む。または、制御部131Dは、n個の画像の解像度を変更せずに、表示部15にn個の画像を重ねずに並べて表示できないと判別した場合(ステップS302;表示できない)、ステップS304に進む。
(ステップS303)制御部131Dは、表示部15上に第1〜第nの映像信号g1〜gnに含まれる各々の画像を、全て等倍表示するように制御する。ステップS303終了後、制御部131Dは、処理を終了する。
なお、n個の画像を表示部15上に重ねずに並べて表示する場合、表示装置1Dは、例えば、最優先の画像の解像度を変更せずに、表示部15上に表示させるように制御する。そして、表示装置1Dは、最優先の画像を表示した差分領域に、残りの画像を解像度を変更せずに縦方向に重ねずに並べて表示させるように制御する。あるいは、差分領域に残りの画像を解像度を変更せずに横方向に重ねずに並べて表示するように制御してもよい。
(ステップS304)制御部131Dは、検出部14Dが検出した検出値に基づいて、第nの映像信号gnの優先順位を検出する。ステップS304終了後、制御部131Dは処理をステップS305に進める。
(ステップS305)制御部131Dは、表示部15の出力解像度のX0×Y0と、最優先の順位が検出された第mの映像信号に含まれる画像の解像度のXm×Ymとの差分領域の解像度を算出する。なお、差分領域の解像度は、図16のように横方向に差分領域がある場合、(X0−Xm)×Y0であり、縦方向に差分領域がある場合、X0×(Y0−Ym)である。ステップS305終了後、制御部131Dは処理をステップS306に進める。
(ステップS306)制御部131Dは、表示部15上に最優先の順位が検出された第mの映像信号に含まれる画像を等倍表示する。ステップS306終了後、制御部131Dは、処理をステップS307に進める。
(ステップS307)制御部131Dは、ステップS305で算出した差分領域の解像度に基づいて、第m以外の第1〜第nの映像信号に含まれる画像を、ステップS304で検出した優先順位に応じて、差分領域に縮小して表示するように制御する。ステップS307終了後、制御部131Dは、処理を終了する。
次に、制御部131Dが行う図15に示した処理の一例を、図16を用いて説明する。図16は、本実施形態に係る入力画像と表示画像の一例を説明する図である。図16に示した例では、表示装置1Dに入力される映像信号が3個で有る例を説明する。ここで、表示部の解像度は、X0×Y0であり、第1の映像信号に含まれる画像p101の解像度がX1×Y1である。また、第2の映像信号に含まれる画像p102の解像度がX2×Y2であり、第3の映像信号に含まれる画像p103の解像度がX3×Y3である。また、画像p101の縦方向の解像度Y1が、表示部15の縦方向の解像度Y0と等しく、画像p101の横方向の解像度X1が、表示部15の縦方向の解像度X0未満であるとする。
ステップS302において、制御部131Dは、画像p101〜p103の横方向の解像度の和ΣX(=X1+X2+X3)を算出し、画像p101〜p103の縦方向の解像度の和ΣY(=Y1+Y2+Y3)を算出する。この例では、横方向の解像度の和ΣXが表示部15の横方向の解像度X0を超えていて、さらに縦方向の解像度の和ΣYが表示部15の縦方向の解像度Y0を超えている。このため、制御部131Dは、3個の画像の解像度を変更せずに、表示部15に3個の画像を重ねずに並べて表示できないと判別する。なお、この例では、第1の映像信号g1に対して最優先の設定がされ、第2の映像信号g2に対して優先順位が2番目の設定がされ、第3の映像信号g3に対して優先順位が3番目の設定がされているとする。
次に、制御部131Dは、第1〜第3の映像信号g1〜g3の優先順位を取得する(ステップS303)。次に、制御部131Dは、表示部15上に第1の映像信号g1に含まれる画像p101を等倍で表示した後に差分領域の解像度(X0−X1)×Y0を算出する(ステップS305)。
次に、制御部131Dは、第1の映像信号に含まれる画像p101を、表示部15上に例えば左側に寄せて、等倍で表示するように制御する(ステップS306)。
次に、制御部131Dは、差分領域に、優先順位が2番目の第2の映像信号g2に含まれる画像p102を縮小して表示するように制御する。この結果、画像p102は、画像p102’のように解像度がX2’(ただしX2’はX2未満)×Y2’(ただしY2’はY2未満)に縮小される。この時点での表示部15の差分領域の解像度は、(X0−X1)×(Y0−Y2’)である。
次に、制御部131Dは、この差分領域に、3番目の優先順位である第3の映像信号g3に含まれる画像p103を縮小して表示するように制御する。この結果、画像p103は、画像p103’のように解像度がX3’(ただしX3’はX3未満)×Y3’(ただしY3’はY3未満)に縮小される。
なお、図16に示した例では、優先順位が最優先の画像を表示した残りの差分領域に、残りの画像を縦方向に重ねずに並べて表示する例を説明したが、これに限られない。表示装置1Dの解像度と、入力される映像信号に含まれる解像度に応じて、全ての画像を横方向に重ねずに並べて表示してもよい。
例えば、入力される映像信号が4個の場合、表示装置1Dは、まず、最優先の映像信号に含まれる画像を等倍で表示し、その横に、優先順位が2番目の映像信号に含まれる画像を縮小して表示させるようにしてもよい。さらに、表示装置1Dは、優先順位が2番目の映像信号に含まれる画像の横に、優先順位が3番目の映像信号に含まれる画像を縮小して表示させるようにしてもよい。そして、表示装置1Dは、優先順位が3番目の映像信号に含まれる画像の下または上に、優先順位が4番目の映像信号に含まれる画像を縮小して表示させるようにしてもよい。
このように、映像信号に含まれる画像の配置位置は、例えば表示装置1Dの使用者の用途に応じた配置であってもよい。
また、制御部131Dは、例えば優先順位が2番目の画像p102の解像度を変更することで画像p102を縮小して表示するように制御した後、表示部15上に表示可能な領域内で、画像p103の縮小率の値が最も大きくなる連続する領域を探索するようにしてもよい。なお、縮小率の値は、1が縮小されず等倍であり、1に近いほど縮小される度合いが小さく、0に近いほど縮小されることを表している。そして、制御部131Dは、探索した結果に基づいて、優先順位が3番目の画像p103を縮小した画像を、縮小した画像p102’の横方向に重ねずに並べて配置するか、画像p102’の縦方向(上または下)に重ねずに並べて配置するかを決定するようにしてもよい。
次に、表示部15の解像度が縦長、すなわち、Y0がX0より大きい場合の例を説明する。図17は、本実施形態に係る入力画像と表示画像の他の例を説明する図である。なお、入力される映像信号に含まれる画像p101〜p103の解像度は、図16と同じである。表示部15の解像度は、X0a×Y0aであり、かつY0aはX0aより大きい。また、横方向の解像度X0aは、画像p101の横方向の解像度X1より大きく、縦方向の解像度Y0aは、画像p101の縦方向の解像度Y1より大きいとする。また、優先順位も図16と同じであるとする。このため、制御部131Dは、3個の画像の解像度を変更せずに、表示部15に3個の画像を重ねずに並べて表示できないと判別する(ステップS302)。
制御部131Dは、まず、最優先である第1の映像信号g1に含まれる画像p101を、表示部15上の例えば左上隅に寄せて等倍で表示する(ステップS306)。画像p101を表示部15上に表示した場合、画像P210−1のようになる。
画像p101の表示後、2番目の優先順位である第2の映像信号g2に含まれる画像p102を縮小して表示できる領域は、点abcdで囲まれた領域と、点efcgで囲まれた領域である。制御部131Dは、この2つの領域に画像p102を表示した場合の縮小率を算出する。制御部131Dは、算出した結果に基づいて、縮小率の値が大きい方の点abcdで囲まれた領域に、画像p102を縮小した画像p102’’を表示する。この結果、表示部15上には、画像P210−2が表示される。画像P210−2に示すように、画像p102は、画像p102’’のように解像度がX2’’(ただしX2’’はX2未満)×Y2’’(ただしY2’’はY2未満)に縮小される。
画像p102の表示後、3番目の優先順位である第3の映像信号g3に含まれる画像p103を縮小して表示できる領域は、点hbciで囲まれた領域と、点efcgで囲まれた領域である。制御部131Dは、この2つの領域に画像p103を表示した場合の縮小率を算出する。制御部131Dは、算出した結果に基づいて、縮小率の値が大きい方の点hbciで囲まれた領域に、画像p103を縮小した画像p103’’を表示するように制御する。画像p103は、画像p103’’のように解像度がX3’’(ただしX3’’はX3未満)×Y3’’(ただしY3’’はY3未満)に縮小されて、点hbciで囲まれた領域に表示される。
以上のように、本実施形態の表示装置1Dでは、第1〜第nの映像信号に含まれるn個の画像の解像度を変更せずに、表示部15にn個の画像を重ねずに並べて表示できると判別した場合、最優先の映像画像の解像度は変更せずに表示部15上に表示する。そして、本実施形態の表示装置1Dでは、最優先の映像信号に含まれる画像を表示した残りの差分領域に、残りの映像信号に含まれる画像を、優先順位に基づいて、順次、重ならないように並べて表示する。これにより、本実施形態の表示装置1Dによれば、入力された複数の映像信号に含まれる画像の解像度を、例えばユーザが設定した最小解像度以上の解像度で、重ならないように並べて表示することができるので、一つの画面に複数の映像を表示する際に、映像の見やすさを確保することができる。
なお、本実施形態では、処理部13Dの調整部132Dが、表示装置1Dに入力された第1の映像信号g1〜第nの映像信号gnに含まれる画像の解像度を変更する例を説明したが、これに限られない。
例えば、図7に示したように、選択部12Dが切替部を備えていてもよい。この場合、切替部は、制御部131Dからの指示に応じて、解像度を変更しない映像信号を画像合成部133Dに出力し、解像度を変更する映像信号を調整部132Dに出力するようにしてもよい。
また、本実施形態では、最優先の映像信号に含まれる画像の解像度を変更せず、残りの映像信号に含まれる画像の解像度を変更する例を説明したが、これに限られない。n個の映像信号に含まれる画像を重ねずに並べて表示部15に表示できるのであれば、最優先及び優先順位が2番目の映像信号に含まれる画像の解像度を変更せず、残りの映像信号に含まれる画像の解像度を変更するようにしてもよい。この場合であっても、制御部131Dは、n個の映像信号に含まれる画像が重ねずに並べて表示部15に表示できるように、各画像の解像度と配置を制御する。
[第6実施形態]
第5実施形態では、表示装置1Dに入力されるn個の映像信号g1〜gnの解像度が表示装置1Dの解像度以内の例を説明した。本実施形態では、表示装置1Dに入力されるn個の映像信号g1〜gnの解像度が表示装置1Eの解像度以上の例を説明する。
図18は、本実施形態に係る表示装置1Eの概略構成のブロック図である。図18に示すように、表示装置1Eは、第1入力部11−1、第n入力部11−n、選択部12D、処理部13E、検出部14E、表示部15、および記憶部16を備えている。また、検出部14Eは、第1検出部14E−1及び第2検出部14E−2を備えている。なお、第5実施形態に示した表示装置1Dと同じ機能を有する機能部は、同じ符号を用いて説明を省略する。なお、第5実施形態と同様に、第1画素数検出部121−1及び第n画素数検出部121−nは、処理部13Eが備えていてもよい。
第1検出部14E−1は、表示装置本体のボタンスイッチやリモコンを操作して、OSD表示等により、ユーザの希望する入力部の選択や優先入力部の指定を示す優先情報を検出する。第1検出部14E−1は、検出した優先情報を、処理部13Eの制御部131Eに出力する。
第2検出部14E−2は、表示装置本体のボタンスイッチやリモコンを操作して、OSD表示等により、各入力部の映像信号に含まれる各画像を表示部15に表示する際のユーザの希望する各最小解像度を検出する。なお、最小解像度とは、例えば、映像信号に含まれる画像にテキストが含まれている場合、このテキストが判読可能な解像度である。第2検出部14E−2は、検出したユーザの希望する入力部の選択や優先入力部の指定、及びユーザの希望する各最小解像度を示す情報を、制御部131Eに出力する。
制御部131Eには、選択部12Dから映像情報g203−1、・・・、g203−n、第1検出部14E−1から優先情報、及び第2検出部14E−2ユーザの希望する各最小解像度を示す情報が入力される。制御部131Eは、記憶部16に記憶されている表示部15の解像度を読み出す。なお、制御部131Eは、表示部15に表示される映像信号に基づいて、表示部15の解像度を検出するようにしてもよい。
制御部131Eは、第1〜第nの映像信号g1〜gnに含まれる画像の解像度を変更せずに、表示部15に画像を重ねずに並べて表示できるか否かを、読み出した表示部15の解像度、選択部12Dから入力された映像情報g203−1、・・・、g203−n、及び検出部14Eから入力された優先情報と各最小解像度を示す情報とに基づいて判別する。
制御部131Eは、第1〜第nの映像信号g1〜gnに含まれる画像の解像度を変更せずに、表示部15に画像を重ねずに並べて表示できると判別した場合、第1〜第nの映像信号g1〜gnに含まれる画像の解像度を変更しないことを示す解像度情報g214Eを生成し、生成した解像度情報g214Eを調整部132Dに出力する。また、制御部131Eは、第1〜第nの映像信号g1〜gnに含まれる画像を互いに重ねずに並べて表示部15上に表示させる配置を決定し、決定した配置情報g210Eを画像合成部133Dに出力する。
制御部131Eは、第1〜第nの映像信号g1〜gnに含まれる画像の解像度を変更せずに、表示部15に画像を重ねずに並べて表示できないと判別した場合、第1〜第nの映像信号g1〜gnに含まれる画像のうち、最も高い優先順位の画像の解像度と表示部15の解像度とを比較し、表示部15の解像度内に最も高い優先順位の画像を縮小せずに表示可能であるか否かを判別する。
制御部131Eは、表示部15の解像度内に最も高い優先順位の画像を縮小せずに表示可能であると判別した場合、最も高い優先順位の画像の解像度を変更せず、且つ優先順位2位以下の画像を対応する画像の最小解像度以上の解像度に変更する解像度を示す解像度情報g214Eを生成し、生成した解像度情報g214Eを調整部132Dに出力する。
制御部131Eは、表示部15の解像度内に最も高い優先順位の画像を縮小せずに表示可能ではないと判別した場合、最も高い優先順位の画像の解像度を対応する最小解像度以上の解像度に変更し、且つ優先順位2位以下の画像を対応する最小解像度以上の解像度に変更する解像度を示す解像度情報g214Eを生成する。制御部131Eは、生成した解像度情報g214Eを調整部132Dに出力する。なお、画像の解像度の演算方法については後述する。また、制御部131Eは、第1〜第nの映像信号g1〜gnに含まれる画像を互いに重ねずに並べて表示部15上に表示させる配置を決定し、決定した配置情報g210Eを画像合成部133Dに出力する。
次に、表示装置1Eが行う画像表示における処理の一例を、図16及び図19を用いて説明する。図19は、本実施形態に係る画像表示における処理のフローチャートである。
(ステップS301〜S304)ステップS301〜S304は、図15と同様に行われる。ステップS304終了後、制御部131Eは処理をステップS401に進める。
(ステップS401)制御部131Eは、n個の映像信号に含まれる各画像の最小解像度を取得する。ステップS401終了後、制御部131Eは処理をステップS402に進める。
(ステップS402)制御部131Eは、表示部15の出力解像度のX0×Y0と、最優先の順位が検出された第mの映像信号に含まれる画像の解像度のXm×Ymとの差分領域の解像度を算出する。ステップS402終了後、制御部131Eは処理をステップS403に進める。
(ステップS403)制御部131Eは、表示部15上の差分領域に、ステップS401で取得した最小解像度の第1〜第n(mは除く)の映像信号に含まれる画像を、重ねずに並べて表示できる(収まる)か否かを判別する。制御部131Eは、差分領域に最小解像度の第1〜第n(mは除く)の映像信号に含まれる画像が収まると判別した場合(ステップS403;収まる)、ステップS404に進む。または、制御部131Eは、差分領域に最小解像度の第1〜第n(mは除く)の映像信号に含まれる画像が収まらないと判別した場合(ステップS403;収まらない)、ステップS406に進む。
(ステップS404)制御部131Eは、最優先の順位が検出された第mの映像信号に含まれる画像を等倍表示するように制御する。ステップS404終了後、制御部131Eは、処理をステップS405に進める。
(ステップS405)制御部131Eは、ステップS402で算出した差分領域の解像度に基づいて、第m以外の第1〜第nの映像信号の画像を、ステップS304で検出した優先順位及びステップS401で取得した最小解像度の情報に応じて、差分領域に縮小して表示するように制御する。
例えば、制御部131Eは、優先順位が2番目の映像信号に含まれる画像に対して、ステップS401で取得した最小解像度以上になる比率で縮小し、縮小した画像を表示部15上に表示するように制御する。さらに、制御部131Eは、優先順位が3番目の映像信号に含まれる画像に対して、ステップS401で取得した最小解像度以上になる比率で縮小し、縮小した画像を表示部15上に表示するように制御する。以下、制御部131Eは、入力された映像信号の個数に応じて、ステップS405を繰り返し、全ての映像信号に含まれる画像を、表示部15上に表示するように制御したとき、処理を終了する。
(ステップS406)制御部131Eは、ステップS401で取得した最優先の第mの映像信号の最小解像度に基づいて、第mの映像信号に含まれる画像を表示部15上に収まるように縮小して表示するように制御する。なお、第mの映像信号に含まれる画像の縮小率は、ステップS401で取得した最小解像度以上である。このため、制御部131Eは、差分領域に最優先の順位が検出された第mの映像信号に含まれる画像が、最小解像度以上で表示できるか否かを判別し、表示できないと判別した場合、表示部15上に、全ての映像信号に含まれる画像を最小解像度で表示することができない旨の報知を行うようにしてもよい。ステップS406終了後、制御部131Eは、処理をステップS407に進める。
(ステップS407)制御部131Eは、ステップS402で算出した差分領域の解像度に基づいて、第m以外の第1〜第nの映像信号の画像を、ステップS304で検出した優先順位及びステップS401で取得した最小解像度の情報に応じて、差分領域に縮小して表示するように制御する。なお、ステップS407では、優先順位が2番目以降の映像信号に含まれる画像を各々、最小解像度で表示部15上に制御部131Eが配置を制御して表示するように制御する。しかしながら、差分領域の大きさに応じて、最小解像度以上の縮小率で表示が可能な場合、2番目以降の映像信号に含まれる画像を各々、最小解像度以上で表示部15上に制御部131Eが配置を制御して表示させるように制御してもよい。
以上で、複数の映像信号に含まれる画像を重ねずに並べて表示させる処理を終了する。
次に、制御部131Eが行う図19に示した処理の一例を、図20を用いて説明する。図20は、本実施形態に係る入力画像と表示画像の一例を説明する図である。図20に示した例では、表示装置1Eに入力される映像信号が3個で有る例を説明する。ここで、表示部の解像度は、X0×Y0であり、第1の映像信に含まれる画像p201の解像度がX4×Y4である。また、第2の映像信号に含まれる画像p202の解像度がX2×Y2であり、第3の映像信号に含まれる画像p203の解像度がX3×Y3である。また、画像p201の縦方向の解像度Y4は、表示部15の縦方向の解像度Y0より大きく、画像p201の横方向の解像度X4が、表示部15の縦方向の解像度X0未満であるとする。また、第1の映像信号g1に対して最優先の設定がされ、第2の映像信号g2に対して優先順位が2番目の設定がされ、第3の映像信号g3に対して優先順位が3番目の設定がされているとする。
ステップS302において、制御部131Eは、例えば、画像p201〜p203の横方向の解像度の和ΣX(=X4+X2+X3)を算出し、画像p201〜p203の縦方向の解像度の和ΣY(=Y4+Y2+Y3)を算出する。次に、制御部131Eは、横方向の解像度の和ΣXが表示部15の横方向の解像度X0を超えていて、さらに縦方向の解像度の和ΣYが表示部15の縦方向の解像度Y0を超えていると判別する。
制御部131Eは、表示部15の出力解像度のX0×Y0と、最優先の順位が検出された第1の映像信号g1に含まれる画像の解像度のX4×Y4との差分領域の解像度を算出する(ステップS402)。この場合、第1の映像信号g1に含まれる画像の縦方向の解像度Y4が表示部15の縦方向の解像度Y0より大きいため、制御部131Eは、最優先の第1の映像信号g1の最小解像度に基づいて、第1の映像信号g1に含まれる画像を表示部15上に収まるように縮小して、縮小した画像p201’を表示するように制御する。以下、制御部131Eは、差分領域に、画像p202を最小解像度以上の解像度に縮小した画像p202’として表示するように制御する。さらに、制御部131Eは、差分領域に、画像p203を最小解像度以上の解像度に縮小した画像p203’として表示するように制御する(ステップS407)。
以上のように、本実施形態の表示装置1Eでは、第1〜第nの映像信号に含まれる画像の解像度が、表示部15の表示領域より大きい場合であれば、最優先の映像画像であっても最小解像度以上の解像度に縮小して表示部15上に表示する。そして、本実施形態の表示装置1Eでは、最優先の映像信号に含まれる画像を表示した残りの差分領域に、残りの映像信号に含まれる画像を、優先順位と各画像に対応する最小解像度に基づいて、順次、重ならないように並べて表示する。これにより、本実施形態の表示装置1Eによれば、入力された複数の映像信号に含まれる画像の解像度を、例えばユーザが設定した最小解像度以上の解像度で、重ならないように並べて表示することができるので、一つの画面に複数の映像を表示する際に、映像の見やすさを確保することができる。
なお、本実施形態では、最小解像度ユーザが第2検出部14E−2を操作して決定する例を説明したが、これに限られない。各映像信号に含まれる画像に対する最小解像度は、各映像信号を出力する画像出力装置(図示せず)が決定し、各映像信号に含めて出力するようにしてもよい。
また、本実施形態では、表示部15の表示領域の形状の例として、縦長の長方形及び横長の長方形の例を説明したが、これに限られない。例えば、表示部15の表示領域の形状は、略正方形、略円形、略楕円形、多角形等であってもよい。
なお、図1における制御部(CPU)17や処理部(映像処理回路)13、図5における選択部12Aや処理部13A、図7における選択部12Bや処理部13B、図10における選択部12Cや処理部13C、図14における選択部12Dや処理部13D、及び図18における選択部12Dや処理部13Eの機能の全てまたは一部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより動作の制御を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、サーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものを含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。また、上記のプログラムを所定のサーバに記憶させておき、他の装置からの要求に応じて、当該プログラムを、通信回線を介して配信(ダウンロード等)させるようにしてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
なお、本発明の態様をまとめると次の付記1から付記18のように表すことができる。
〔付記1〕
複数の映像を同時に表示する表示部と、
前記複数の映像に対して優先順位を設定する優先順位設定部と、
前記複数の映像を前記表示部に表示させる処理部と、を備え、
前記処理部は、
前記複数の映像の解像度を変更せずに互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できるか否かを判別し、
前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できると判別した場合、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示させ、
前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できないと判別した場合、前記表示部の解像度と、前記複数の映像の解像度と、前記優先順位と、に基づいて、前記複数の映像のうち少なくとも1つの解像度を変更し、解像度を変更した前記映像を含む前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示させる
ことを特徴とする表示装置。
〔付記2〕
前記処理部は、
前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できないと判別した場合、前記複数の映像のうち前記優先順位の最も高い前記映像の解像度を変更せずに、前記表示部の解像度と、前記複数の映像の解像度と、前記優先順位と、に基づいて、前記優先順位の最も高い前記映像以外の映像のうち少なくとも1つの映像の解像度を変更し、解像度を変更した前記映像を含む前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示させる
ことを特徴とする付記1に記載の表示装置。
〔付記3〕
前記表示部に表示する前記映像の最小解像度を設定する最小解像度設定部をさらに備え、
前記処理部は、
判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できないと判別した場合、更に前記最小解像度に基づいて、前記複数の映像のうち少なくとも1つの解像度を変更し、解像度を変更した前記映像を含む前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示させる
ことを特徴とする付記1または付記2に記載の表示装置。
〔付記4〕
前記処理部は、
前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できず、且つ前記複数の映像のうち少なくとも1つの解像度を前記最小解像度より小さくしなければ前記複数の映像のうち前記優先順位の最も高い前記映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できないと判別した場合、前記優先順位の最も高い前記映像の解像度を変更して前記表示部に表示させる
ことを特徴とする付記3に記載の表示装置。
〔付記5〕
前記複数の映像のうち少なくとも2つの映像を、前記表示部で、重ねずに所定の方向で並列させる
ことを特徴とする付記1から付記4のいずれか1項に記載の映像表示装置。
〔付記6〕
前記所定の方向が、水平方向である
ことを特徴とする付記5に記載の映像表示装置。
〔付記7〕
前記所定の方向が、垂直方向である
ことを特徴とする付記5に記載の映像表示装置。
〔付記8〕
前記処理部は、
前記優先順位の最も高い前記映像の解像度と前記表示部の解像度とに基づいて、前記優先順位の最も高い前記映像以外の映像の解像度を算出し、前記算出した解像度に応じて前記優先順位の最も高い前記映像以外の映像の解像度を変更し、前記残りの領域に前記変更した後の映像を表示する
ことを特徴とする付記1から付記7のいずれか1項に記載の表示装置。
〔付記9〕
前記処理部は、
前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できないと判別した場合、アスペクト比を変えずに前記映像の解像度を変更する
ことを特徴とする付記1から付記8のいずれか1項に記載の表示装置。
〔付記10〕
前記処理部は、
前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できないと判別した場合、前記複数の映像のうち前記優先順位の最も高い前記映像以外の映像から有効領域を検出し、前記優先順位の最も高い前記映像以外の映像から前記検出した前記有効領域を抽出し、前記優先順位の最も高い前記映像を表示した残りの領域に前記抽出して得た有効領域の映像を重ねずに並べて表示する
ことを特徴とする付記1から付記9のいずれか1項に記載の表示装置。
〔付記11〕
前記処理部は、
前記映像の信号レベルが予め定められている範囲の領域を前記有効領域として検出する
ことを特徴とする付記10に記載の表示装置。
〔付記12〕
前記処理部は、
前記複数の映像のうち前記優先順位の最も高い前記映像以外の映像の垂直方向における前記有効領域の開始点と終了点とを検出し、前記優先順位の最も高い前記映像以外の映像の水平方向における前記有効領域の開始点と終了点とを検出することで前記有効領域を検出する
ことを特徴とする付記10または付記11に記載の表示装置。
〔付記13〕
前記複数の映像の画素数を検出する画素数検出部を備え、
前記処理部は、
前記画素数検出部が検出した画素数に基づいて、前記優先順位の最も高い前記映像以外の映像を前記残りの領域に表示可能であるか否かを判別し、前記優先順位の最も高い前記映像以外の映像を前記残りの領域に表示可能ではないと判別した場合、前記優先順位の最も高い前記映像以外の映像から前記検出した前記有効領域を抽出する
ことを特徴とする付記10から付記12のいずれか1項に記載の表示装置。
〔付記14〕
前記優先順位設定部は、
前記複数の入力部のうち、ユーザにより選択された前記複数の入力部を選択するとともに、前記選択した前記複数の入力部のうち、1つの入力部をユーザの指示により優先入力部とし、前記優先入力部に入力された映像に対して最も高い優先順位を設定する
ことを特徴とする付記1から付記13のいずれか1項に記載の表示装置。
〔付記15〕
複数の映像を同時に表示部に表示する表示手順と、
前記複数の映像に対して優先順位を設定する優先順位設定手順と、
前記複数の映像の解像度を変更せずに互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できるか否かを判別する手順と、
前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できると判別した場合、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示させる手順と、
前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できないと判別した場合、前記表示部の解像度と、前記複数の映像の解像度と、前記優先順位と、に基づいて、前記複数の映像のうち少なくとも1つの解像度を変更し、解像度を変更した前記映像を含む前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示させる手順と、
を含むことを特徴とする表示方法。
〔付記16〕
前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できないと判別した場合、前記複数の映像のうち前記優先順位の最も高い前記映像の解像度を変更せずに、前記表示部の解像度と、前記複数の映像の解像度と、前記優先順位と、に基づいて、前記優先順位の最も高い前記映像以外の映像のうち少なくとも1つの映像の解像度を変更する手順と、
解像度を変更した前記映像を含む前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示させる手順と、
を含むことを特徴とする付記15に記載の表示方法。
〔付記17〕
検出値に基づいて指定される一の入力部に入力された優先順位の最も高い映像の解像度を変更せずに表示部上に表示する手順と、
他の入力部に入力された優先順位の最も高い映像以外の映像の解像度を変更する手順と、
前記表示部上の前記優先順位の最も高い映像を表示した残りの領域に前記変更した後の前記優先順位の最も高い映像以外の映像を表示する処理手順と、
を含むことを特徴とする表示方法。
〔付記18〕
各映像信号がそれぞれ入力される複数の入力部のうち、少なくとも1つの入力部を選択する選択手順と、
前記選択手順により選択された入力部のうち、1つの入力部を優先入力部とする手順と、
前記優先入力部に入力された優先順位の最も高い映像の解像度を変更せず表示部上に表示する手順と、
前記選択手順により選択され、前記優先入力部と異なる入力部に入力された前記優先順位の最も高い映像以外の映像の解像度を変更する手順と、
前記表示部上の前記優先順位の最も高い映像を表示した残りの領域に前記変更した後の前記優先順位の最も高い映像以外の映像を表示する処理手順と、
を含むことを特徴とする表示方法。
また、本願は、2012年7月17日に出願されたPCT/JP2012/068074号、及び2012年12月27日に出願されたPCT/JP2012/083995号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
1、1A、1B、1C、1D、1E…表示装置、13…処理部(映像処理回路)、14、14D、14E…検出部(調節用スイッチ)、15…表示部(液晶パネル)、16…記憶部(保存メモリ)、17…制御部(CPU)、g1…映像信号(1)、g2…映像信号(2)、11−1…第1入力部〜11−n…第n(nは2以上の整数)入力部、12A、12B、13C、13D、13E…選択部、13A、13B、13C、13D…処理部、121…第1画素数検出部、122…第2画素数検出部、123、123C…切替部、131、131C、131D、131E…制御部、132、132D、133D…調整部、133…画像合成部、134…画像開始点検出部、14E−1…第1検出部、14E−2…第2検出部、g1…第1の映像信号〜gn…第nの映像信号

Claims (10)

  1. 複数の映像を同時に表示する表示部と、
    前記複数の映像に対して優先順位を設定する優先順位設定部と、
    前記複数の映像を前記表示部に表示させる処理部と、を備え、
    前記処理部は、
    前記複数の映像の解像度を変更せずに互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できるか否かを判別し、
    前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できると判別した場合、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示させ、
    前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できないと判別した場合、前記表示部の解像度と、前記複数の映像の解像度と、前記優先順位と、に基づいて、前記複数の映像のうち少なくとも1つの解像度を変更し、解像度を変更した前記映像を含む前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記処理部は、
    前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できないと判別した場合、前記複数の映像のうち前記優先順位の最も高い前記映像の解像度を変更せずに、前記表示部の解像度と、前記複数の映像の解像度と、前記優先順位と、に基づいて、前記優先順位の最も高い前記映像以外の映像のうち少なくとも1つの映像の解像度を変更し、解像度を変更した前記映像を含む前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示部に表示する前記映像の最小解像度を設定する最小解像度設定部をさらに備え、
    前記処理部は、
    判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できないと判別した場合、更に前記最小解像度に基づいて、前記複数の映像のうち少なくとも1つの解像度を変更し、解像度を変更した前記映像を含む前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記処理部は、
    前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できず、且つ前記複数の映像のうち少なくとも1つの解像度を前記最小解像度より小さくしなければ前記複数の映像のうち前記優先順位の最も高い前記映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できないと判別した場合、前記優先順位の最も高い前記映像の解像度を変更して前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記複数の映像のうち少なくとも2つの映像を、前記表示部で、重ねずに所定の方向で並列させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記所定の方向が、水平方向である
    ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記所定の方向が、垂直方向である
    ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  8. 前記処理部は、
    前記優先順位の最も高い前記映像の解像度と前記表示部の解像度とに基づいて、前記優先順位の最も高い前記映像以外の映像の解像度を算出し、前記算出した解像度に応じて前記優先順位の最も高い前記映像以外の映像の解像度を変更し、前記表示部が映像を表示する領域のうち、前記優先順位の最も高い前記映像を表示していない領域に前記変更した後の像を表示させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 前記処理部は、
    前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できないと判別した場合、アスペクト比を変えずに前記映像の解像度を変更する
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 複数の映像を同時に表示部に表示する表示手順と、
    前記複数の映像に対して優先順位を設定する優先順位設定手順と、
    前記複数の映像の解像度を変更せずに互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できるか否かを判別する手順と、
    前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できると判別した場合、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示させる手順と、
    前記判別の結果、前記複数の映像の解像度を変更せずに前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示できないと判別した場合、前記表示部の解像度と、前記複数の映像の解像度と、前記優先順位と、に基づいて、前記複数の映像のうち少なくとも1つの解像度を変更し、解像度を変更した前記映像を含む前記複数の映像を互いに重ねずに並べて前記表示部に表示させる手順と、
    を含むことを特徴とする表示方法。
JP2014525821A 2012-07-17 2013-07-16 表示装置、及び表示方法 Active JP6025222B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2012/068074 WO2014013539A1 (ja) 2012-07-17 2012-07-17 映像表示装置及び映像表示方法
JPPCT/JP2012/068074 2012-07-17
JPPCT/JP2012/083995 2012-12-27
PCT/JP2012/083995 WO2014102990A1 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 表示装置、及び表示方法
PCT/JP2013/069282 WO2014013979A1 (ja) 2012-07-17 2013-07-16 表示装置、及び表示方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2014013979A1 JPWO2014013979A1 (ja) 2016-06-30
JP6025222B2 true JP6025222B2 (ja) 2016-11-16

Family

ID=49948805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014525821A Active JP6025222B2 (ja) 2012-07-17 2013-07-16 表示装置、及び表示方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9497405B2 (ja)
JP (1) JP6025222B2 (ja)
CN (1) CN104471950B (ja)
WO (1) WO2014013979A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105578204B (zh) * 2014-10-14 2020-10-30 海信视像科技股份有限公司 一种多视频数据显示的方法及装置
JP2016086335A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 日本電気株式会社 通信装置、通信方法及びプログラム
EP3469547B1 (en) * 2016-06-14 2023-09-20 Razer (Asia-Pacific) Pte. Ltd. Image processing devices, methods for controlling an image processing device, and computer-readable media
CN106097952B (zh) * 2016-06-29 2019-12-27 深圳市富优镁科技有限公司 一种终端显示屏分辨率调整方法和终端
JP6565878B2 (ja) * 2016-11-25 2019-08-28 トヨタ自動車株式会社 表示システム
JP6946690B2 (ja) 2017-03-24 2021-10-06 カシオ計算機株式会社 表示装置、表示方法及びプログラム
CN107622792B (zh) * 2017-08-30 2021-12-31 东软医疗系统股份有限公司 一种医学图像显示方法及显示设备
KR101967819B1 (ko) * 2017-11-02 2019-04-10 주식회사 코난테크놀로지 타일 영상 기반 다중 재생을 위한 영상 처리장치 및 그 타일 영상 구성방법
WO2019182584A1 (en) * 2018-03-21 2019-09-26 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Positioning video signals
CN115883882A (zh) * 2018-09-19 2023-03-31 中兴通讯股份有限公司 图像处理方法、装置、系统、网络设备、终端及存储介质
US11482159B2 (en) 2019-04-26 2022-10-25 Sony Group Corporation Display control device, display control method, and display control program
CN113035154A (zh) * 2019-12-24 2021-06-25 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种分屏显示方法、装置、系统及电子设备
CN111294636B (zh) * 2020-01-21 2022-05-17 北京字节跳动网络技术有限公司 视频数据的调整方法、装置、电子设备及计算机可读介质
JP7380625B2 (ja) * 2021-03-29 2023-11-15 セイコーエプソン株式会社 画像生成装置、端末装置、及び画像生成方法
CN114222063B (zh) * 2021-12-16 2022-11-08 北京拙河科技有限公司 亿级像素的图片与视频数据的处理方法和装置

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3078215B2 (ja) * 1995-01-06 2000-08-21 ミツビシ・エレクトリック・インフォメイション・テクノロジー・センター・アメリカ・インコーポレイテッド ディスプレイ装置
JPH099230A (ja) * 1995-06-15 1997-01-10 Oki Electric Ind Co Ltd 解像度制御装置
JP2000041201A (ja) 1998-07-22 2000-02-08 Mitsubishi Electric Corp 画像縮小表示装置
JP2000221952A (ja) 1999-02-01 2000-08-11 Canon Inc 画像表示装置
JP4541482B2 (ja) * 2000-02-29 2010-09-08 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
JP2001346121A (ja) 2000-05-31 2001-12-14 Nec Corp 2画面機能付き表示装置
JP4613403B2 (ja) 2000-08-25 2011-01-19 ソニー株式会社 画像表示装置及び方法
US7119851B2 (en) * 2002-01-22 2006-10-10 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and control method thereof
KR100948863B1 (ko) * 2002-04-25 2010-03-22 톰슨 라이센싱 디스플레이 디바이스 및 텔레비전 스크린 상에서 사용하기 위한 웹 브라우저 시작 방법
JP2004334058A (ja) 2003-05-12 2004-11-25 Hitachi Ltd 表示装置および表示制御方法
KR100580245B1 (ko) 2003-06-26 2006-05-16 삼성전자주식회사 동시화면을 디스플레이 하는 장치 및 방법
KR100512616B1 (ko) * 2003-07-18 2005-09-05 엘지전자 주식회사 화면 비율 가변 기능을 갖는 영상표시기기 및 그 제어방법
CN1805534A (zh) * 2005-01-12 2006-07-19 乐金电子(中国)研究开发中心有限公司 一种显示多个视频画面的手机及其方法
JP4068119B2 (ja) * 2006-07-25 2008-03-26 シャープ株式会社 映像表示装置、映像表示方法、映像表示プログラム、および記録媒体
JP4795906B2 (ja) 2006-09-22 2011-10-19 シャープ株式会社 映像表示装置及び多画面表示方法
US20080115081A1 (en) * 2006-11-09 2008-05-15 Microsoft Corporation Enhanced windows management feature
JP5013832B2 (ja) * 2006-12-05 2012-08-29 キヤノン株式会社 映像制御装置及びその方法
JP2008167265A (ja) 2006-12-28 2008-07-17 Sharp Corp ディスプレイ構体、テレビジョン装置、及びテレビジョン装置の画面表示方法
JP5147559B2 (ja) * 2008-06-17 2013-02-20 キヤノン株式会社 映像表示装置及び映像表示方法
JP2010108372A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Toshiba Corp 映像表示装置、映像表示方法および映像システム
JP2011139249A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Panasonic Corp 表示装置
JP2012083484A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Seiko Epson Corp 表示装置、表示装置の制御方法、及び、プログラム
JP5133386B2 (ja) * 2010-10-12 2013-01-30 富士フイルム株式会社 内視鏡装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20150124170A1 (en) 2015-05-07
CN104471950B (zh) 2017-10-20
JPWO2014013979A1 (ja) 2016-06-30
US9497405B2 (en) 2016-11-15
CN104471950A (zh) 2015-03-25
WO2014013979A1 (ja) 2014-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6025222B2 (ja) 表示装置、及び表示方法
US8717385B2 (en) Image display control apparatus
US9703867B2 (en) Apparatus and method for displaying thumbnails
JP5460405B2 (ja) 画像表示装置およびその制御方法
US6664968B2 (en) Display device and image displaying method of display device
KR20090129711A (ko) 전자액자 및 그의 이미지 표시방법
JP4079163B2 (ja) 投影型画像表示装置
JP2008244981A (ja) 映像合成装置および映像出力装置
JP4180462B2 (ja) 画面表示装置
JP2014021989A (ja) 映像表示装置、映像表示方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006251000A (ja) 重畳表示可能なディスプレイコントローラ
KR100642505B1 (ko) 멀티스크린 디스플레이 시스템 및 그 제어방법
JP2001128089A (ja) マルチスクリーン用画面合成装置
JP5033098B2 (ja) 画像表示装置、画像表示方法および画像表示プログラム
WO2014102990A1 (ja) 表示装置、及び表示方法
JP2017192123A (ja) 画像記録装置およびその制御方法
JP4698139B2 (ja) 画像表示装置及びマルチディスプレイ装置
JP3358595B2 (ja) 画像表示方法、画像表示装置及び画像表示プログラムを記録した記録媒体
JP4827421B2 (ja) 表示制御装置
WO2014013539A1 (ja) 映像表示装置及び映像表示方法
JP2005215375A (ja) 表示装置及び表示方法
JP2010124309A (ja) 画像表示装置及び画像調整方法
KR20040075517A (ko) 디스플레이 기기의 화면확대 장치 및 방법
JP4821861B2 (ja) 映像機器及び画面表示方法
JPH05252353A (ja) 画像読み取り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6025222

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350