JP4079163B2 - 投影型画像表示装置 - Google Patents

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本発明は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)に代表される離散的画素(固定画素)構造を有した画像表示デバイスを内部に有し、その表示画像を光源からの光によって外部に投影する投影型画像表示装置に関する。
例えばLCD等、離散的な画素構造を有した投影型画像表示装置においては、光源と、光源により投影される画像を表示する画像表示デバイス(LCD等)とを内蔵している。画像表示デバイスはR,G,Bごとに設けられ、それぞれの表示画像が、光源からの光によって、外部に設けられたスクリーン上で重ねられ、全体として一つのカラー投影画像を形成する。
投影型画像表示装置においては、一般に、入力信号と画像表示デバイスの縦横の画素数が異なる場合があることから、信号処理により画素数の変換を行う画像変換手段(スキャンコンバータ)を有している。
そして、多くの投影型画像表示装置は、このスキャンコンバータの機能を利用して、いわゆる打ち上げと称され、スクリーン面に対し斜め下方から映写した場合の投影画像の台形歪(以下、垂直方向の台形歪)を補正する機能を備えている。
垂直方向の台形歪補正では、スクリーン上の投影画像の台形歪と逆方向に、画像表示デバイス上の表示画像を故意に歪ませ、結果として、スクリーン上の投影画像がきれいな四角形となるようにする。
画像表示デバイス上の表示画像を故意に台形状に歪ませるためには、その前段階の信号処理において、スキャンコンバータを用いてラインごとに一方方向に徐々に圧縮率を増加させる処理を行う。例えば、スクリーン上の投影画像であって上辺が長く下辺が短い逆台形の歪み画像を補正するには、表示画像デバイスの表示画像上で、投影画像の上辺に対応するラインを最も圧縮率が高くし、そのラインから遠ざかる程ラインの圧縮率を徐々に低下させる。
この場合、スキャンコンバータは、例えば、スクリーン上の投影画像でリニアリティが保証される所定の規則にしたがって、複数の画素情報を併せ持つ新たな画素を補間処理によって合成し、リニアリティが高い自然な画像を保証しながら画素数を削減する。
このような垂直方向の台形歪補正は、ラインごとの処理であるため画像(画素数)変換が比較的容易であった。
近年、投影型画像表示装置がホームユースで用いられるようになると、横方向(水平方向)の台形歪に対しても、ある程度まで補正する機能が要求されるようになってきた。
これは、スクリーンの正面で鑑賞するユーザと投影型画像表示装置との水平方向の位置関係に自由度を持たせ、投影型画像表示装置の画像をスクリーン面に対し斜め横方向から投影させることを可能とするためである。
水平方向の台形歪補正は、詳細は後述するが、垂直方向の台形歪補正と異なり、複数のラインにまたがる画像情報を用いた補間処理を行う必要性から画素数変換処理が複雑であり、実際の製品に実現されていない。
水平方向の台形歪補正は、スキャンコンバータの機能から原理的に実現可能である。ただし、この補正をホームユースの投影型画像表示装置に応用すると、垂直方向の台形歪と水平方向の台形歪の両方を補正しなければならない場合、調整手順が複雑化してユーザーフレンドリーとならないという、製品化する上で大きな障害に遭遇していた。
このことは、垂直と水平の2方向の台形歪補正機能を有した製品が実現していない要因の一つであった。
最近のコンシューマ用あるいはプロ用のビジュアル製品の多くで採用されているメニュー画面による画質調整案内に、この台形歪補正の項目を付加した場合、台形歪補正によって画面サイズが変化することから、台形歪補正を大まかにした上で、最終的な画面サイズをスクリーンに対し最大限に合わせるほうが、調整効率が良い。
しかし、この場合、台形歪補正前の投影画像の一部がスクリーンからはみ出すことがあり、この状態ではメニュー画面の文字が読み難いことがあるといった課題があった。
本発明が解決しようとする課題は、例えば台形歪補正の調整を容易とするために画面上でメニュー表示した場合などに好適であり、メニュー画面の見やすさを向上させる新たな機能を備えた投影型画像表示装置を提供することにある。
本発明に係る投影型画像表示装置は、画像表示デバイスに表示された表示画像を光によって外部に投射する投射型画像処理装置であって、入力画像を、水平方向及び垂直方向の少なくとも一方で台形歪補正した画像に変換し、前記画像表示デバイスに出力する画像変換部と、画像調整を案内するメニュー画面を生成するOSD部と、前記メニュー画面を前記表示画像上に重ねる画像合成部と、前記表示画面上でメニュー画面が前記台形歪補正後の画像内となるように、前記OSD部および/または前記画像合成部を制御し、メニュー画面の表示画像内位置を変更する制御部と、を有する。
本発明では好適に、前記制御部は、前記メニュー画面の表示画面内位置の変更を、前記画像変換部からの前記台形歪補正の方向と補正量に応じて制御する。
本発明では好適に、前記メニュー画面での画像調整のための操作手段を更に有し、前記制御部は、前記メニュー画面の表示画面内位置の変更を、前記操作手段の操作に応じて制御する。
本発明では好適に、上記制御部は、上記メニュー画面の表示画面内位置を、表示画像の中央の定位置から四隅の何れか寄りの位置に変更する。
本発明では好適に、メニュー画面の位置変更が可能な前記表示画像内位置は、前記投射時の光軸に対する前記画像表示デバイスの光学部品のオフセット方向に応じて予め決められている。
この投影型画像表示装置の使用時に、例えば台形歪補正のように投影画像が変化する調整の場合、ユーザは、まず、とりあえず画面をスクリーンに映してみる。その時に、台形歪により投影画像の一部がスクリーンからはみ出していることがある。このときメニューを表示して台形歪補正を行う必要があるが、メニュー画面さえスクリーンからはみ出すことがある。この場合、ボタン操作などによりメニュー画面がスクーン内に収まるように位置変更してから、台形歪補正する。その後、全体の画像サイズを変えて好みの大きさにする。
台形歪補正量にメニューの表示位置が連動している場合は、台形歪補正をするだけで即、メニュー画面が見やすい位置に移動する。
これに対し、メニュー画面の位置調整機能がない従来の投影型画像表示装置では、一旦、メニュー画面がスクリーンに収まるように投影方向を左右または上下に振るか、全体の画像サイズを小さくする手順が必要となる。そうでないと、メニューの文字が読み取りづらいからである。そして、上記と同様にメニューの表示に従って台形歪補正をし、最後に、全体の画像サイズを好みの大きさにする。
本発明の投影型画像表示装置では、単なるボタン操作などを行うだけで、あるいは台形歪補正に連動して自動的に、メニューの表示位置が変更できる。
なお、メニューの表示位置変更は、台形歪補正手順とは無関係に、例えば歪みが少ない位置に表示させることで文字を見やすくするなど、活用方法は種々ある。
本発明によれば、メニュー画面の文字判別を容易化する新たな機能を備えた投影型画像表示装置を提供することができる。この機能は、例えば台形歪補正の調整など投影画像サイズが調整前後で変化し、それによってメニュー画面が、例えばスクリーンなどからはみ出る場合に、簡単に、あるいは自動でメニューの表示位置が変えられるので便利である。
[第1実施形態]
図1は、本発明の実施形態に係る投影型画像表示装置(以下、単にプロジェクタという)の概略構成を示すブロック図である。
このプロジェクタ1は、ビデオ信号処理部2,同期信号処理部3,アナログ−ディジタル変換器(ADC)4,画像変換処理部5,ガンマ補正部(3Dγ回路)6,パネル駆動部7,全体の制御を行う中央演算部(CPU)8,およびR,G,Bごとの固定画素表示パネル9r,9g,9bとを有する。
なお、パネルがLCD等、アナログ信号駆動の場合、ディジタル−アナログ変換器(DAC)をパネル駆動部7に内蔵する。
ビデオ信号処理部2は、クロマデコーダ,マトリックス回路、その他、画面を高解像にしたり、低ノイズにする各種フィルタを含む。
ビデオ信号処理部2には、ビデオ信号が入力される。入力されたビデオ信号に含まれるクロマ信号はクロマデコーダにより色差信号に変換され、ビデオ信号に含まれる輝度信号とともにマトリックス回路でR,G,Bのカラー信号に変換される。その過程で、高解像化や各種フィルタリング処理がなされる。ビデオ信号処理部1からは、処理後のカラービデオ信号R,G,Bが出力される。
同期信号処理部3には、R,G,Bのコンピュータ信号と、水平同期信号HS,垂直同期信号VSが入力される。コンピュータ信号は、同期信号HS,VSを基に各種同期処理がされて、同期信号処理部3から出力される。このカラーコンピュータ信号R,G,Bと、ビデオ信号処理部2から出力されたカラービデオ信号R,G,Bは、図示しないスイチング回路を経て同期がとられた上で、その何れか(以下、単にRGB信号という)がADC4に入力される。
ADC4内には、位相同期ループ(PLL)回路が内蔵され、同期信号処理回路からの信号に同期したクロックを発生させる。このクロックは、メモリクロックと称され、画像信号に同期したクロックである。
ADC4は、メモリクロックに同期して、入力したアナログのRGB信号を、ディジタルのRGB信号に変換して出力する。また、ADC4からは、メモリクロックMCLKも出力される。
画像変換処理部5は、その詳細は後述するが、図示を省略したI/P変換など、必要な処理を行ったRGB信号に対し、台形歪補正,アスペクト比変換などの画素数変換処理を行う。
また、画像変換処理部5には、ディスプレイクロックと称されるクロックDCLKを生成する発振回路が内蔵されている。画像変換処理部5内の画像メモリより後段は、このディスプレイクロックDCLKに同期して動作する。
画像変換処理後のRGB信号は、3Dγ回路6でゲインが調整された後にパネル駆動部7でパネル駆動信号に変換される。このパネル駆動信号がR,G,Bの各パネル9r,9g,9bを駆動するための信号として用いられる。
以上の各部の動作は、CPU8により制御される。
図2は、画像変換処理部の要部構成を示すブロック図である。
画像変換処理部5は、フレームメモリ51,スケーラ52,オンスクリーンディスプレイ(OSD)部53,画像合成部54,コントロール部55,画像変換に関する制御を行う中央演算部(CPU)56およびユーザインターフェイスに関する制御を行う中央演算部(UI.CPU)57を有する。
なお、コントロール部55は、フレームメモリ51,スケーラ52,OSD部53にそれぞれ分散して配置してもよい。また、コントロール部55,フレームメモリ51,スケーラ52,OSD部53それぞれには、レジスタReを備える。
フレームメモリ51には、所定の信号処理、例えばI/P変換処理がされたディジタルRGB信号が入力され、コントロール回路55およびCPU56の制御により、RGB信号がフレームごとに蓄積される。
スケーラ52は、本発明の“画像変換部”に該当する。スケーラ52は、水平方向の台形歪補正を行うHスケーラと、垂直方向の台形歪補正を行うVスケーラとを有する。この2つのスケーラは、コントロール回路55およびCPU56の制御により、適宜、フレームメモリ51から必要な画素情報を読み出して、水平方向の台形歪補正、垂直方向の台形歪補正を独立に行う。
OSD部53は、各種画像調整の案内を行うメニュー画面を、内蔵した画像メモリから読み出して、数値およびポインタ位置を変更する。メニュー画面は階層化構造を有し、ユーザの操作に応じて実際に表示されるメニュー画面が選択される。
画像合成部54は、ビデオ信号またはコンピュータ信号を各種信号処理して得られたRGB信号が作る画像に、選択されたメニュー画面を重ねて表示するための画像合成を行う。画像合成処理後のRGB信号は、図1の3Dγ回路6に出力される。
これらフレームメモリ51,スケーラ52,OSD部53,画像合成部54、および画像変換を制御するコントロール回路55は、すべてCPU56により制御される。
なお、ユーザインターフェイス用のCPU57と、CPU56を一つのCPUから構成してもよい。
図3は、プロジェクタと、そのリモートコントロール端末(以下、リモコンと略称する)の外観図である。
プロジェクタ1の操作パネル10には、ダイレクトボタン11およびポインタ移動キー13が配置されている。ダイレクトボタン11は、例えば水平方向の台形歪補正を粗調整するためのボタンであり、本発明の“外部操作手段”の一形態をなす。ダイレクトボタン11は、ポインタ移動キー13とともに、図2のUI.CPU57に電気的に接続されている。
プロジェクタ1がリモコン12を備品として有する場合、これらダイレクトボタン11およびポインタ移動キー13は、図示のように、リモコン12側にも設けるのが望ましい。
次に、これらのボタンおよびキーの操作により行う、垂直方向および水平方向の台形歪補正について説明する。
先ず、垂直方向の台形歪補正について説明する。
図4(A)に示すように、画像を映し出すスクリーン200に対しプロジェクタ1を中央に配置した場合、その投影画像(以下、スクリーン画像という)は、図5(A−1)のように綺麗な四角形となり、台形歪補正の必要がない。このとき、図5(A−2)に示すように、光源側から、すなわちスクリーンに向かって見た固定画素表示デバイスのパネル面90の画像も綺麗な四角形である。以下、デバイス表示画像というとき、特に断らない限り、光源側からスクリーンに向かって見たデバイスのパネル面90上の画像をいう。
ところが、スクリーン200に対しプロジェクタ1を下方から投射した図4(B)場合、スクリーン画像は、図5(B−1)に示すように、その下辺が上辺より短い逆台形状の歪みを起こす。
逆に、スクリーン200に対しプロジェクタ1を上方から投射した図4(C)場合、スクリーン画像は、図5(C−1)に示すように、その上辺が下辺より短い台形状の歪みを起こす。
台形歪の補正では、デバイス表示画像を、スクリーン上の台形歪とは逆に意図的に歪ませる。
すなわち、下方からの投射の場合、図5(B−2)に示すように台形状に歪ませる。また、上方からの投射の場合、図5(C−2)に示すように逆台形状に歪ませる。
これらデバイス表示画像上での歪み補正率は、デバイスのパネル面90上に映し出された台形の長辺と短辺の比で決まる。この歪み補正率をスクリーン上での歪み率に適合させると、図5(B−3),(C−3)のように、綺麗な四角形のスクリーン画像が得られる。
なお、スクリーン画像は下方投射と上方投射で歪み率が異なる。これは、ホームユースでは、プロジェクタ1の設定位置よりスクリーンを高く配置することが多いことを考慮して、固定画素表示デバイスのレンズ等の光学部品は、その光軸を光源およびパネルに対し下方にオフセットをかけて配置させ、投射時に歪み難いようにしているからである。
また、デバイス表示画像は、その短辺とパネル面端との間に、歪み率に応じた幅のスペースを設けているが、これは、補正後のスクリーン画像のアスペクト比を原画像のアスペクト比と同じにするためである。したがって、補正後のスクリーン画像の大きさが変動するが、これに対しては、ユーザが好みの画像サイズになるように投影倍率を調整することで対処する。
この垂直方向の歪み補正の方法を、図5(C−2)の場合を例として簡単に説明する。
図6(A),(B)に、1フレーム分および1ライン分の画像データを模式的に示す。
ここで、フレーム内の台形の下辺に沿ったラインLに注目する。このラインLに相当するラインL0の画像データを、原画像データを格納したフレームメモリ51からVスケーラに読み出し、リニアリティを確保しながら補間処理を行って圧縮した画像データを生成する。すなわち、見た目に同じ画像としながら画素数を削減する。そして、この圧縮により発生した画像データの左右の領域の画素をブラックとすることで、新たなラインLが生成される。
このようなラインごとの画素数変換処理を、圧縮率を徐々に変化させながら全てのラインに対し行うことにより、台形のデバイス表示画像を生成する。
この画素数変換処理は、CPU56が、例えばコントロール回路55に内蔵されたレジスタReに格納された圧縮率を変更し、制御することにより行う。
一旦設定された圧縮率はスケーラ52内のレジスタReに記憶され、このレジスタReが次に書き換えられるまで、Vスケーラの画素数変換の毎に用いられるようにできる。したがって、例えば、ユーザが垂直方向の歪み補正率を外部から操作して、CPUがスケーラ52内のレジスタ内容を更新するまでは、例え電源をオフにしても垂直方向に関し同じ歪み補正が繰り返されるような処理手順の設定が可能となる。なお、この設定は、後述するメニュー画面の「台形補正メモリ」をオンする操作で行う。
次に、水平方向の台形歪補正について説明する。
図7(A)に示すように、画像を映し出すスクリーン200に対しプロジェクタ1を正面に配置した場合、そのスクリーン画像は、図8(A−1)のように綺麗な四角形となり、台形歪補正の必要がない。このとき、図8(A−2)に示すように、光源側から見たパネル面90上のデバイス表示画像も綺麗な四角形となっている。
ところが、スクリーン200に対しプロジェクタ1を左側から投射した図7(B)場合、スクリーン画像は、図8(B−1)に示すように、その左辺が右辺より短い横台形状の歪みを起こす。
逆に、スクリーン200に対しプロジェクタ1を右側から投射した図7(C)場合、スクリーン画像は、図8(C−1)に示すように、その右辺が左辺より短い横台形状の歪みを起こす。
台形歪の補正では、デバイス表示画像を、スクリーン上の台形歪とは逆に意図的に歪ませる。
すなわち、左側からの投射の場合、図8(B−2)に示す台形状に歪ませる。また、右側からの投射の場合、図8(C−2)に示す台形状に歪ませる。
これらデバイス表示画像上での歪み補正率は、デバイスのパネル面90上に映し出された台形の長辺と短辺の比で決まる。この歪み補正率をスクリーン上での歪み率に適合させると、図8(B−3),(C−3)のように、綺麗な四角形のスクリーン画像が得られる。
この水平方向の歪み補正の方法を、図8(C−2)の場合を例として簡単に説明する。
図9(A)に、1フレーム分の画像データを模式的に示す。また、図9(B)は、複数ラインの原画像データを用いて1ラインの画像データを生成する場合の説明図である。
フレーム内の台形の斜辺に交差するラインLに注目する。このラインL内で台形の斜辺に沿った箇所において、原画像データの最初の2ラインL01,L02を用いた補間処理により新たな画素P1を生成する。また、台形の斜辺より離れた画素P2を生成するには、途中の2ラインL0i、L0i+1を用いた補間処理を行う。このように、水平方向の台形歪補正では、1ラインを生成するのに複数のラインが用いられる。このため、フレームメモリ51内にバッファ領域を設けて、必要なラインの原画像データを予め抜き出しておくことが望ましい。そして、この新画像データの右側の領域の画素をブラックとすることで、新たなラインLが生成される。
このラインの組合せおよび補間処理のルールは、歪み補正率に応じて変わるパラメータである。このようなラインごとの画素数変換処理を、上記パラメータを徐々に変化させながら全てのラインに対し行うことにより、台形のデバイス表示画像を生成する。
この画素数変換処理は、CPU56が、例えばコントロール回路55に内蔵されたレジスタReに格納されたパラメータを変更し、制御することにより行う。
一旦設定されたパラメータはスケーラ52内のレジスタReに記憶され、このレジスタが次に書き換えられるまで、Hスケーラの画素数変換の毎に用いられるようにすることができる。例えば、ユーザが水平方向の歪み補正率を外部から操作して、CPUがスケーラ52内のレジスタRe内容を更新するまでは、例え電源をオフにしても垂直方向に関し同じ歪み補正が維持できるようにすることが可能となる。なお、この設定は、後述するメニュー画面の「台形補正メモリ」をオンする操作で行う。
次に、この台形歪補正を行う際の外部からの操作について説明する。
図10に、台形歪補正時のメニュー画面例を示す。
ユーザがプロジェクタ1のボディまたはリモコン12に設けられた「メニュー」ボタン(不図示)を押すと、UI.CPU57がOSD部53に記憶されたメニューの「初期画面」を呼び出し、これを画像合成部54が合成して投影画像上に重ねて表示させる。ユーザは、メニューの幾つかある項目を、ポインタ移動キー13を用いて選ぶ。ここでは、4番目の「設置設定」の項目を選ぶ。その指示を受けたUI.CPU57がOSD部53に記憶されたメニューの「設置設定画面」を呼び出し、画像合成によって投影画像上に表示させる。
ユーザは、図10に示す「設置設定画面」の項目のうち「台形補正方向」を選択し、そのときに現れポップアップメニュー内で「水平」または「垂直」を選んで台形歪方向を決定する。更に、ユーザは、その上の「ディジタル台形補正」を選択し、調整画面へと移行する指示を行う。
すると、例えば、メニュー画面が消え、台形補正率に比例した補正量の表示値を示す小さな表示窓が現れる。補正量の表示値は、例えば±120の範囲内の値をもち、ポインタ移動キー13を操作することにより1ステップずつ変化する。
垂直方向の台形歪補正の場合は下方投影か上方投影かに応じて、水平方向の台形歪補正の場合は左右の何れの側からの投影かに応じて、補正量の表示値をプラス方向に変化させるか、マイナス方向に変化させるかが決められている。
ユーザは、スクリーン画像を見ながらポインタ移動キー13を操作して補正量を変え、画面が綺麗な四角になったと判断したら操作を止める。後は、画面の大きさを調整したりピントの微調整をしたりすると、「設置設定」が終了する。
本実施形態のプロジェクタ1には、前述したように、そのボディおよびリモコン12に、外部操作手段としてダイレクトボタン11を備える。ダイレクトボタン11は、プラスキー11aとマイナスキー11bとからなる。
ダイレクトボタン11は、上記した補正量の表示値を、例えば±10ステップなど所定の大きなステップで変化させるボタンである。しかも、このダイレクトボタン11の操作は、メニュー画面の表示とは無関係に何時でもでき、台形歪補正の方向が水平方向,垂直方向の一方に限定されている。通常、プロジェクタ位置は、その高さ方向の移動は余りしないが、水平方向には、観賞の邪魔になるなどの理由で比較的頻繁に行うという事情がある。この事情に鑑みて、本例のプロジェクタでは、ダイレクトボタン操作で水平方向の補正量の粗調整が素早くできるようにしている。
また、ダイレクトボタン11が操作されたときは、他の垂直方向の補正量を直前の段階に固定するか、強制的にゼロに戻すようにしている。さらに、ダイレクトボタン11が操作はメニュー画面上での操作に優先して有効となる。
なお、図10のメニュー項目に「台形補正メモリ」とあるが、これを「オン」としておくと、電源を切っても台形歪補正のパラメータが保存され、次に電源投入したときに自動的に前回と同じ台形歪補正が実行される。
また、図10のメニュー項目に「メニュー位置」の項目がある。これは、定位置で投影画像の中央にあるメニュー画面の位置を、例えば4隅の何れか寄りに移動させる機能を選択するためのものである。
例えば図11(A)に示すようにパネル面90の中央にあるメニュー画面が補正後の画像表示エリアから一部はみ出してしまい、この状態で画像がスクリーン一杯となる倍率で投影すると、メニュー画面がスクリーンからはみ出て文字等が読み難くなる。この機能は、そのような事態を回避するために設けている。
メニュー位置を選択すると、図12に示すようにポップアップメニューが表れる。そのとき「中央」になっているポインタ位置を「左下」にすると、図11(B)の定位置M0からメニュー画面がM1に移動する。また、「右下」を選択するとメニュー位置がM2に移動し、「左上」を選択するとメニュー位置がM3に移動し、「右上」を選択するとメニュー位置がM4に移動する。
この機能を用いると、図11(B)の例で最適な位置M1にメニュー画面を移動させることができる。これにより画面が見やすくなり、以後のメニュー操作が快適になる。
なお、メニュー自体が見づらい状態ではメニューの操作がやりにくいことを考慮すると、このメニュー位置変更をボディやリモコンに設けたボタンで操作できるようにしてもよい。
本実施形態に係るプロジェクタ1は、垂直方向の台形歪補正に加え、水平方向の台形歪補正ができ、設置の自由度が大幅に向上している。図3に示す外観図で、台座に対しボディを3次元で向きを変えられるので、投影位置の変更もやりやすい。
また、以上述べてきた「メニュー表示」,「ダイレクトボタン」、「メニュー位置変更」などの種々の機能によって、ユーザは台形歪補正が格段にし易くなり、その結果、このプロジェクタはユーザーフレンドリーな製品に仕上がっている。
[第2実施形態]
この実施形態では、「メニュー位置」変更を自動で行う。
図13は、「メニュー位置」の自動変更モードにおける処理手順を示すフロー図である。
このフロー図における判断およびメニュー位置設定は、例えば、その全てが図2のUI.CPU57またはCPU56により実行され、その結果は、OSD部53内のレジスタReに記憶される。
まず、ステップST11において、水平方向の台形歪補正量Khが−70より大きく70より小さい範囲内であるか否かを調べる。
この判断が「Yes」の場合は、水平方向の補正量が少ないのでメニュー画面が補正後の画像表示エリアをはみ出すことはないとして、ステップST21において、図11(B)における中央のメニュー位置M0を維持する。
ステップST11で「No」と判断されると、処理がステップST12に進み、ここで補正量Khが−120以上で−70以下の範囲内であるか否かを調べる。
この判断が「Yes」の場合は、図7(B)のように中央から大きく左寄りの位置から投影されたとして、ステップST22において、メニュー位置がM0の定位置から、図11(B)で左下側の位置M1に変更される。
ステップST12で「No」と判断されると、処理がステップST23に進み、補正量Khが70以上で120以下の範囲内であり、図7(C)のように中央から大きく右寄りの位置から投影されたとして、メニュー位置がM0の定位置から、図11(B)で右下側の位置M2に変更される。
なお、補正量Khの最大変動範囲は勿論、その判断の閾値70,−70の数値は、これに限定されることなく、補正後の画像表示エリア内のメニュー画面の収まり具合で自由に変更することができる。
また、「メニュー位置」変更は、メニュー画面でメニュー変更の項目を削除して自動変更モードのみとするか、あるいは、メニュー画面上での手動変更機能に付加して自動変更モードを設け、優先的に自動変更モードに入るようにしてもよい。さらには、メニュー画面の項目に、「メニュー位置自動」の項目を新たに設け、これを「オン」した場合にのみ、自動変更モードを優先させるようにしてもよい。
さらに、メニュー位置M3,M4も加えた4箇所に変更可能としてもよいし、垂直方向の補正に連動させてもよい。
なお、本例でメニュー変更位置をM1,M2に限定したのは、第1実施形態でも述べたようにオフセットとの関係で、画面下側で歪みが少ないためである。天井吊りなどの設置では、歪みが少ない箇所が画面の上側2箇所M3,M4となることが多いので、この場合、変更箇所を上側2箇所に限定しても構わない。
このような「メニュー位置」の自動変更によって、メニュー画面が、補正後の画像表示エリアをはみ出すことが有効に防止される。
本発明の実施形態に係る投影型画像表示装置(プロジェクタ)の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るプロジェクタの画像変換処理部の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るプロジェクタと、そのリモートコントロール端末の外観図である。 本発明の実施形態に係るプロジェクタを、スクリーンに対し垂直方向に異なる位置(A),(B),(C)から投影したときの図である。 (A−1)〜(C−3)は、本発明の実施形態に係るプロジェクタで垂直方向の台形補正前後のスクリーン画像と、補正時のデバイス表示画像とを、投影位置が中央,上方,下方のそれぞれについて示す図である。 (A),(B)は、本発明の実施形態に係るプロジェクタで垂直方向の歪み補正を説明するために用いた画像データを模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係るプロジェクタを、スクリーンに対し水平方向に異なる位置(A),(B),(C)から投影した図である。 (A−1)〜(C−3)は、本発明の実施形態に係るプロジェクタで水平方向の台形補正前後のスクリーン画像と、補正時のデバイス表示画像とを、投影位置が正面,左,右のそれぞれについて示す図である。 (A),(B)は、本発明の実施形態に係るプロジェクタで水平方向の歪み補正を説明するために用いた画像データを模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係るプロジェクタで台形補正方向設定時のメニュー画面を示す図である。 (A),(B)は、本発明の実施形態に係るプロジェクタで、メニュー画面位置変更の必要性および変更可能位置を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るプロジェクタでメニュー位置設定時の画面を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るプロジェクタで、メニュー位置自動変更モードでの処理手順を示すフロー図である。
符号の説明
1…プロジェクタ(投影型画像表示装置)、2…ビデオ信号処理部、3…同期信号処理部、4…ADC、5…画像変換部、6…3Dγ回路、7…パネル駆動部、9r,9g,9b…パネル(画像表示デバイス)、10…操作パネル、11…ダイレクトボタン(外部操作手段)、12…リモコン、13…ポインタ移動キー、51…フレームメモリ、52…スケーラ、53…OSD部、54…画像合成部、55…コントロール回路(制御部)、56,57…CPU,UI.CPU(制御部)、90…パネル面、200…スクリーン。

Claims (5)

  1. 画像表示デバイスに表示された表示画像を光によって外部に投射する投射型画像処理装置であって、
    入力画像を、水平方向及び垂直方向の少なくとも一方で台形歪補正した画像に変換し、前記画像表示デバイスに出力する画像変換部と、
    画像調整を案内するメニュー画面を生成するOSD部と、
    前記メニュー画面を前記表示画像上に重ねる画像合成部と、
    前記表示画面上でメニュー画面が前記台形歪補正後の画像内となるように、前記OSD部および/または前記画像合成部を制御し、メニュー画面の表示画像内位置を変更する制御部と、
    を有する投影型画像表示装置。
  2. 前記制御部は、前記メニュー画面の表示画面内位置の変更を、前記画像変換部からの前記台形歪補正の方向と補正量に応じて制御する
    請求項1に記載の投影型画像表示装置。
  3. 前記メニュー画面での画像調整のための操作手段を更に有し、
    前記制御部は、前記メニュー画面の表示画面内位置の変更を、前記操作手段の操作に応じて制御する
    請求項1に記載の投影型画像表示装置。
  4. 上記制御部は、上記メニュー画面の表示画面内位置を、表示画像の中央の定位置から四隅の何れか寄りの位置に変更する
    請求項1記載の投影型画像表示装置。
  5. メニュー画面の位置変更が可能な前記表示画像内位置は、前記投射時の光軸に対する前記画像表示デバイスの光学部品のオフセット方向に応じて予め決められている
    請求項1記載の投影型画像表示装置。

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