JPH099230A - 解像度制御装置 - Google Patents

解像度制御装置

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JPH099230A
JPH099230A JP7148898A JP14889895A JPH099230A JP H099230 A JPH099230 A JP H099230A JP 7148898 A JP7148898 A JP 7148898A JP 14889895 A JP14889895 A JP 14889895A JP H099230 A JPH099230 A JP H099230A
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video
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JP7148898A
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English (en)
Inventor
Shigeru Fukunaga
茂 福永
Akihiro Fujii
明宏 藤井
Toshihisa Nakai
敏久 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビ会議システムにおいて、全会議参加者
の映像情報を同時に表示する場合であっても、リアルタ
イムの表示と解像度の両方を満足させることができるよ
うにする。 【構成】 解像度変更入力部16と解像度決定部17
は、自地点の会議参加者の操作に従って、他地点から送
られてくる映像情報を解像度を各他地点ごとに指定可能
である。解像度変更部14は、他地点から送られてきた
映像情報に、指定された解像度を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、テレビ会議
システムに設けられる解像度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワークの発達と、企業や組
織の分散化に伴い、地理的に離れた場所にいる人々がコ
ンピュータの資源を利用して会議や共同作業を行なう、
いわゆるCSCW(Computer Suported Cooperative Wo
rk)の必要性が高まっている。
【0003】このCSCWを支援する代表的なシステム
として、下記の文献に記載されるように、テレビ会議シ
ステムがある。
【0004】文献:“分散会議システム”、阪田史郎、
テレビジョン学会誌 Vol 45,No.8,pp.926-930(1991) ここで、このテレビ会議システムは、会議参加者の映像
情報や音声情報をネットワークを通じて相互に伝送する
ことにより、複数の会議参加者が互いに離れた状態で会
議を進めるシステムである。
【0005】このテレビ会議システムにおいては、近
年、2つの地点だけでなく、3つ以上の地点を接続でき
るものも開発されている。
【0006】3つ以上の地点を接続する多地点テレビ会
議システムにおいては、会議参加者の映像情報を表示す
る方法として、従来、全員の映像情報を一人または数人
分ずつ切り替えて表示する方法と、全員の映像情報を同
時に表示する方法が用いられていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】全員の映像情報を一人
または数人分づつ切り替えて表示する方法の場合、表示
していない人の表情などを見ることはできないという問
題があった。この問題は、全員の映像情報を同時に表示
する方法によれば解決することができる。
【0008】しかしながら、全員の映像情報を同時に表
示する方法の場合、複数の地点から送られてきた符号化
された映像情報を同時に復号しなければならないため、
端末装置の処理負荷が大きくなるという問題があった。
【0009】これにより、受信映像情報をリアルタイム
で表示することができないという問題があった。また、
リアルタイムで表示するには、受信映像情報をコマ落し
で表示しなければならないため、要求される解像度を満
たすことができないという問題あった。
【0010】以上から、多地点テレビ会議システムにお
いては、全員の映像情報をリアルタイムで表示すること
ができ、かつ、解像度の要求も満たすことができる技術
が望まれる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1〜4に係る発明は、会議においては、特定
の人に意見を主張する場合は、その人を見つめながら話
し、全員に意見を主張する場合は、一人ずつ順番に見つ
めたり、全員をぼんやり眺めながら話すことが多い点に
着目し、テレビ会議システムのように、各地点ごとに他
の複数の地点から送られてきた映像情報を同時に表示す
る映像通信システムにおいて、自地点の利用者の操作に
従って、受信映像情報の解像度を各他地点ごとに指定す
る手段と、指定された解像度を対応する受信映像情報に
設定する手段とを各地点ごとに設けるようにしたもので
ある。
【0012】ここで、請求項1に係る発明は、上述した
解像度指定手段と解像度設定手段を受信側に設けるよう
にしたものである。
【0013】これに対し、請求項2に係る発明は、解像
度指定手段は受信側に設け、解像度設定手段は送信側に
設けるようにしたものである。
【0014】請求項3に係る発明は、請求項1に係る発
明のように、解像度設定手段を受信側に設ける構成にお
いて、指定解像度を自地点で指定された解像度と他地点
で指定された解像度とに基づいて決定するようにしたも
のである。
【0015】請求項4に係る発明は、請求項2に係る発
明のように、解像度設定手段を送信側に設ける構成にお
いて、指定解像度を自地点で指定された解像度と他地点
で指定された解像度とに基づいて決定するようにしたも
のである。
【0016】請求項8に係る発明は、ビデオオンデマン
ドシステムなどのように、1つの受信点で複数の送信点
から送られてきた複数の映像情報を同時に表示する映像
通信システムにおいて、解像度指定手段を受信点に設
け、解像度設定手段を受信点または送信点に設けるよう
にしたものである。
【0017】
【作用】請求項1に係る発明においては、受信映像情報
の解像度の指定とこの受信映像情報に対する解像度の設
定は、いずれも映像情報の受信側で行われる。この場
合、受信映像情報の解像度は、各他地点ごとに指定可能
である。したがって、各他地点ごとに異なる解像度を指
定することができる。
【0018】これにより、例えば、テレビ会議システム
においては、意見を主張したい相手の解像度を高く、そ
の他の人の解像度を低くすることが可能である。その結
果、端末装置の処理負荷を減少させることができる。こ
れにより、全会議参加者の映像情報を同時に表示する場
合であっても、リアルタイムの表示と解像度の両方を満
足させることができる。
【0019】請求項2に係る発明においては、受信映像
情報の解像度の指定は受信側で行われ、受信映像情報に
対する解像度の設定は送信側で行われる。すなわち、受
信側で指定された解像度を送信側で送信映像情報に設定
することにより、受信側の受信映像情報の解像度が指定
された解像度に設定される。
【0020】これにより、請求項1に係る発明と同様の
効果を得ることができるとともに、表示されない映像情
報を送信する無駄を省くことができる。
【0021】請求項3及び4に係る発明においては、各
地点で、受信映像情報の解像度を指定する場合、この解
像度は、自地点の解像度指定内容と他地点の解像度指定
内容とに基づいて決定される。
【0022】これにより、自地点で解像度を指定する場
合、他地点の解像度の指定内容を反映させることができ
る。
【0023】請求項8に係る発明においては、受信映像
情報の解像度の指定は、受信点で行われ、指定された解
像度の設定は、受信点または送信点で行われる。この場
合、受信映像情報の解像度は、各送信点ごとに指定可能
である。したがって、例えば、ビデオオンデマンドシス
テムにおいて、各送信点から送られてきた映像情報を異
なる解像度で同時に表示することができる。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の実施
例を詳細に説明する。なお、以下の説明では、この発明
をテレビ会議システムに適用した場合を代表として説明
する。
【0025】[第1の実施例]まず、この発明の第1の
実施例を説明する。
【0026】[構成]図1は、この実施例の構成を示す
ブロック図である。
【0027】この実施例は、テレビ会議システムの各地
点に、解像度指定機能と解像度設定機能を設けるように
したものである。
【0028】ここで、解像度指定機能とは、自地点の会
議参加者の操作に従って、他地点の会議参加者の受信映
像情報の解像度を各他地点ごとに指定する機能をいう。
解像度設定機能とは、指定された解像度を対応する受信
映像情報に設定する機能をいう。
【0029】なお、この実施例では、これらの機能は、
いずれも、映像情報の受信側に設けられる。
【0030】図1は、上述したような機能を持つ端末装
置の構成を示すものである。但し、図には、端末装置に
おいて、映像情報を送受信する部分(破線で囲む部分)
を中心に示す。
【0031】図示の映像情報送受信部は、自映像入力部
11と、自映像送信部12と、相手映像受信部13と、
解像度変更部14と、相手映像表示部15と、解像度変
更入力部16と、解像度決定部17を有する。
【0032】ここで、解像度変更入力部16と解像度決
定部17は、この発明の特徴とする解像度指定手段をな
す。また、解像度変更部14は、この発明の特徴とする
解像度設定手段をなす。
【0033】自映像入力部11は、図示しないビデオカ
メラから、このカメラにより撮影された自地点の会議参
加者の映像情報を受け取り、自映像送信部12に供給す
る機能を有する。この場合、この自映像入力部11は、
必要に応じて、受け取った映像情報にアナログ/ディジ
タル変換処理などを施して自映像送信部12に供給す
る。
【0034】自映像送信部12は、受け取った映像情報
を符号化して他地点の端末装置に送信する機能を有す
る。この場合、この自映像送信部12は、映像情報に所
定のヘッダ情報を付加して送信する。
【0035】このヘッダ情報としては、例えば、映像情
報の送信先や送信元を示す情報、映像情報の符号化の種
類を示す情報、映像情報のデータ量を示す情報などがあ
る。すなわち、他地点において、映像情報を受信して復
号するのに必要な情報がある。
【0036】なお、符号化の方式としては、種々様々な
方式を用いることができる。例えば、カラー静止画像の
国際標準符号化方式(JPEG:Joint Photographic C
oding Experts Group )などで規定されているフレーム
内符号化方式、蓄積用動画符号化方式(MPEG:Movi
ng Picture Expert Group )やCCITT勧告H.26
1などで規定されているフレーム間符号化を用いること
ができる。また、JPEGで規定されている階層符号化
方式などを用いることができる。
【0037】相手映像受信部13は、他地点から送られ
てきた他地点の会議参加者の映像情報を受信し、解像度
変更部14に供給する機能を有する。この場合、この相
手映像受信部13は、ヘッダ情報を解析し、この解析結
果を必要に応じて解像度変更部14に供給する。
【0038】解像度変更部14は、他地点から送られて
きた映像情報の解像度を解像度決定部20で決定された
解像度に変更するとともに、この映像情報を復号する機
能を有する。この場合、受信映像情報の解像度は、後述
するように、各他地点ごとに変更される。
【0039】相手映像表示部15は、解像度変更部14
で復号された複数の他地点の会議参加者の映像情報を同
時にディスプレイに表示する機能を有する。この表示
は、例えば、画面分割により行われる。なお、この場
合、自地点の会議参加者の映像情報も図示しない自映像
表示部により、他地点の会議参加者の映像情報と一緒に
分割表示される。
【0040】解像度変更入力部16は、自地点の会議参
加者の希望に従って、会議参加者の表示画面に解像度操
作ウィンドウを表示する機能を有する。ここで、解像度
操作ウィンドウとは、自地点の会議参加者が他地点から
送られてきた映像情報の解像度を指定するための操作を
行うウィンドウである。
【0041】この解像度操作ウィンドウは、例えば、全
会議参加者が1つの会議室に集まっているような構図を
有する。この場合、各会議参加者の識別子は、例えば、
各会議参加者を象徴する図柄、すなわち、アイコンによ
って表される。
【0042】解像度変更入力部16は、また、自地点の
会議参加者の操作に従って、解像度操作ウィンドウに表
示された各会議参加者のアイコンの表示位置を変更する
機能と、自地点の会議参加者の操作に従って、そのアイ
コンの視線方向を変更する機能と、表示位置の変更情報
及び視線方向の変更情報を解像度変更情報として解像度
決定部17に供給する機能を有する。
【0043】なお、解像度操作ウィンドウの表示操作
と、アイコンの表示位置の変更操作と、視線方向の変更
操作は、例えば、マウスを使って行われる。
【0044】解像度決定部17は、解像度変更入力部1
6から供給される解像度変更情報に基づいて、各他地点
ごとに、この他地点から送られてくる映像情報の解像度
を決定する機能を有する。
【0045】[動作]上記構成において、動作を説明す
る。
【0046】なお、以下の説明では、図2に示すよう
に、A,B,C,Dの4つの地点を通信網で接続して、
テレビ会議を行う場合を代表として説明する。この場
合、自地点は、例えば、地点Dであるとする。
【0047】まず、映像情報の送受信動作を説明する。
【0048】図示しないビデオカメラにより撮影された
自地点Dの会議参加者の映像情報は、自映像入力部11
に供給され、必要に応じてアナログ/ディジタル変換処
理などの処理を受けた後、自映像送信部12に供給され
る。自映像送信部12に供給された映像情報は、符号化
された後、他地点A,B,Cの端末装置に送信される。
この場合、この映像情報には、その送信元等を示すヘッ
ダ情報が付加される。
【0049】一方、他地点A,B,Cの端末装置から送
られてきた映像情報は、相手映像受信部13で受信され
る。相手映像受信部13で受信された映像情報は、解像
度変更部14に供給される。この場合、相手映像受信部
13は、受信映像に付加されたヘッダ情報を解析し、こ
の解析結果を必要に応じて解像度変更部14に供給す
る。
【0050】解像度変更部14に供給された映像情報
は、解像度を解像度決定部17により決定された解像度
に変更されるとともに、復号される。復号された映像情
報は、相手映像表示部15に供給され、ディスプレイの
画面上に表示される。
【0051】図3は、各会議参加者の映像情報の表示方
法の一例を示す図である。
【0052】図示の例は、ディスプレイの画面21を2
行2列の4つの表示領域22a,22b,22c,22
dに分割し、各表示領域22a,22b,22c,22
dに対応する地点A,B,C,Dの映像情報を表示する
ようにしたものである。この場合、自地点Dの映像情報
は、上記のごとく、図示しない自映像表示部により表示
される。以上が、映像情報の送受信動作である。
【0053】次に、この発明の特徴する解像度制御動作
を説明する。
【0054】この場合、まず、自地点の会議参加者の要
求に従って、解像度変更入力部16により、会議参加者
の表示画面21の一部に、解像度操作ウィンドウが表示
される。
【0055】図4にこの解像度操作ウィンドウの一例を
示す。
【0056】図示の操作ウィンドウ25は、上記のごと
く、すべての地点A,B,C,Dの会議参加者が1つの
会議室に集まったような構図を有する。図には、各会議
参加者のアイコンが自分の似顔絵で表される場合を示
す。
【0057】各会議参加者のアイコンの表示位置は、自
地点Dの会議参加者によって、マウスを使って変更され
る。この変更処理は、解像度変更入力部16によって行
われる。また、自地点Dの会議参加者のアイコンの視線
方向は、自地点Dの会議参加者によって、マウスを使っ
て変更される。この変更処理も、解像度変更入力部16
により行われる。
【0058】この場合、視線は、例えば、視線を向けた
い会議参加者のアイコンをマウスでクリックすることに
より、そのアイコンの方向に向けられる。図には、他地
点Bのアイコンをクリックした場合を示す。この場合、
自地点Dのアイコンの視線は、他地点Bのアイコンの方
向に向けられる。
【0059】アイコンの表示位置の変更情報と視線方向
の変更情報は、解像度決定部17に供給される。解像度
決定部17は、これらの情報に基づいて、他地点A,
B,Cの会議参加者の映像情報の解像度を決定する。
【0060】この決定は、例えば、自地点Dの会議参加
者のアイコンと他地点A,B,Cの会議参加者のアイコ
ンとの距離及び自地点Dを中心とする他地点A,B,C
の視線角度に基づいて行われる。
【0061】すなわち、解像度決定部20は、解像度変
更情報を受けると、この情報に含まれる表示位置変更情
報に基づいて、自地点Dの会議参加者のアイコンと他地
点A,B,Cの会議参加者のアイコンとの距離xa,x
b,xcを算出する。図5に、この距離xa,xb,x
cを示す。
【0062】そして、解像度決定部20は、算出した距
離xa,xb,xcに基づいて、他地点A,B,Cから
送られてくる映像情報の解像度を決定する。この場合、
解像度は、距離xa,xb,xcが近いほど上げられ、
遠いほど下げられる。
【0063】なお、距離xa,xb,xcに基づいて、
解像度を制御する場合は、この制御方法として、映像情
報の大きさを制御する方法を用いることができる。この
ような構成によれば、実際の感覚とよく合った映像情報
を得ることができる。
【0064】この場合、所定の閾値を定め、距離xa,
xb,xcがこの閾値より小さい場合は、映像情報を表
示しないようにしてもよい。このような構成によれば、
自分から離れたところにいる会議参加者の映像情報が表
示されないので、実際の会議に近い感覚を得ることがで
きる。
【0065】また、解像度決定部20は、解像度変更情
報を受けると、この情報に含まれる表示位置変更情報と
視線方向変更情報とに基づいて、自地点Dを中心とする
他地点A,B,Cの視線角度を算出する。
【0066】ここで、視線角度とは、図6に示すよう
に、自地点Dのアイコンの視線方向に対して自地点Dア
イコンと他地点A,B,Cアイコンを結ぶ線がなす角度
θa,θb,θcをいう。図6の例の場合、自地点Dの
アイコンは、他地点Bのアイコンを見ているので、視線
角度θbは0である。したがって、図6には、この視線
角度θbを示さない。
【0067】解像度決定部20は、算出した視線角度θ
a,θb,θcに基づいて、解像度を決定する。この場
合、解像度は、視線角度が小さいほど上げられ、大きい
ほど下げられる。
【0068】この場合、所定の閾値を定め、視線角度θ
a,θb,θcがこの閾値より大きい場合は、映像情報
を表示しないようにしてもよい。このような構成によれ
ば、自分の後ろにいる会議参加者を表示しないようにす
ることができるので、実際の会議に近い感覚を得ること
ができる。
【0069】上記のようにして決定された各他地点A,
B,Cの解像度を示す情報は、解像度変更部14に供給
される。解像度変更部14は、この解像度情報を受け取
ると、この解像度情報に基づいて、受信映像情報の解像
度を変更する。
【0070】この場合、解像度変更部14は、各他地点
A,B,Cごとに、受信映像情報の解像度とこの受信映
像情報に対して解像度決定部20で決定された解像度を
比較し、両者が一致する場合は、受信映像情報の解像度
を変更しない。これに対し、一致しない場合は、受信映
像情報に解像度決定部20で決定された解像度を設定す
る。以上がこの発明の特徴とする解像度制御動作であ
る。
【0071】次に、解像度の変更方法の具体例を説明す
る。
【0072】この変更方法として、例えば、表示する映
像情報の大きさを変更する方法と、コマ数を変更する方
法と、画質を変更する方法がある。
【0073】映像情報の大きさを変更する方法では、解
像度を高くしたい相手の映像情報はそのまま予め定めた
表示領域(図3参照)に表示し、解像度を低くしたい相
手の映像情報は、図7に示すように、画素を規則的に間
引くことにより、大きさを小さくして予め定めた表示領
域に表示すればよい。
【0074】映像情報のコマ数を制御する方法では、解
像度を高くしたい相手の映像情報は、受信した全フレー
ムの情報をそのまま復号して表示し、解像度を低くした
い相手の映像情報は、図8に示すように、規則的にコマ
を落してから復号して表示すればよい。
【0075】ここで、映像情報の符号化方式として、J
PEGのように、他のフレームに依存せず、そのフレー
ムだけで復号することができるフレーム内符号化方式を
使用する場合は、どのフレームをコマ落とししてもよ
い。
【0076】これに対し、px64kbpsオーディオビジュ
アルサービス用ビデオ符号化方式(CCITT勧告 H.2
61)のように、他のフレームの復号結果を利用してその
フレームを復号するフレーム間符号化方式を使用する場
合には、受信映像を全フレーム分復号してから、表示す
る前にコマ落としするか、あるいは、図9に示すよう
に、送信側で符号化する際に、通常より短い間隔で定期
的にフレーム内符号化を行い、受信側では、フレーム内
符号化されたフレームだけを受信して復号し、表示する
ようにすればよい。
【0077】画質を変更する方法では、JPEGのプロ
グレッシブ符号化やハイアラーキカル符号化のように、
1フレームの映像情報をまず低解像度で符号化し、順
に、高解像度の映像情報を符号化する階層符号化を用い
る。そして、解像度を高くしたい相手の映像情報は、全
解像度のデータを受信してから復号して表示し、解像度
を低くしたい相手の映像情報は、低解像度のデータだけ
を受信してから復号して表示する。以上が解像度の変更
方法の一例である。
【0078】[効果]以上詳述したこの実施例によれ
ば、次のような効果が得られる。
【0079】(1)まず、この実施例によれば、自地点
Dの会議参加者の操作に従って、受信映像情報の解像度
を各他地点A,B,Cごとに指定可能な手段(解像度変
更入力部16、解像度決定部17)と、この手段により
指定された解像度を受信映像情報に設定する手段(解像
度変更部14)とを設けるようにしたので、受信映像情
報の解像度を各他地点A,B,Cごとに制御することが
できる。
【0080】これにより、全地点A,B,C,Dの会議
参加者の映像情報を同時に表示する場合であっても、リ
アルタイムの表示と解像度の両方を満足させることがで
きる。
【0081】すなわち、実際の会議や雑談などでは、話
者は、意見を主張する相手を特に見つめながら話し、そ
の人の反応などを伺う。これに対し、意見の主張の対象
でない人に対しては、たまに、視線を送り、反応をみる
ことで、自分の主張の正当性を確認する程度である。
【0082】また、複数の人に意見を主張する場合は、
全体をぼんやり見渡しながら発言することもあるが、特
に自分の意見を強く主張したい場合などは一人ひとりの
顔を順に見つめながら発言することが多い。
【0083】したがって、多人数の会議であっても、相
手の反応や表情まで詳しく見ているのは、同時に、1か
2人であり、ほかの相手に関しては視線の隅でぼんやり
ととらえている程度である。
【0084】このことは、テレビ会議において、必ずし
も全員の顔を同時にはっきりと表示する必要がないこと
を意味する。すなわち、注目したい人の表情ははっきり
と表示し、その他の人の表情は、ぼんやり表示してもよ
いことを意味する。また、全体を眺める時は、全員の顔
をぼんやり表示すればよいことを意味する。
【0085】この実施例は、この点に着目し、受信映像
情報の解像度を各他地点A,B,Cごとに制御可能なよ
うに構成したものである。
【0086】このような構成によれば、注目したい人の
解像度を高くし、そのほかの人の解像度を低くすること
ができるので、従来に比べ、受信映像情報の処理量を少
なくすることができる。これにより、解像度の要求を満
たしながら、リアルタイム処理を実現することができ
る。
【0087】(2)また、この実施例によれば、会議室
に全会議参加者が集まったような構図を持つ操作ウィン
ドウ25を画面21上に表示し、この操作ウィンドウ2
5に表示されたアイコンの表示位置や視線方向をマウス
で変更することにより、解像度を指定することができる
ようにしたので、解像度を指定するための操作を簡単に
することができる。
【0088】(3)また、この実施例によれば、自地点
Dの会議参加者のアイコンと他地点A、B、Cの会議参
加者のアイコンとの距離及び自地点Dのアイコンを中心
とする他地点A,B,Cのアイコンの視線角度に基づい
て、解像度を決定するようにしたので、自地点Dの会議
参加者のアイコンを注目したい人のアイコンに近付けた
り、その視線を注目したい人のアイコンに向けるだけ
で、この人の解像度を上げ、他の人の解像度を下げるこ
とができる。これにより、全体の処理負荷を増やすこと
なく、所望の映像情報の解像度を上げることができる。
【0089】(4)また、この実施例によれば、自地点
Dの会議参加者のアイコンと他地点A、B、Cの会議参
加者のアイコンとの距離に基づいて、解像度を決定する
ようにしたので、実際の会議と同じような感覚の映像情
報を得ることができる。この場合、特に、遠い人ほど映
像情報を小さくしたり、画質を下げたりすると、実際の
会議に極めて近い感覚の映像情報を得ることができる。
【0090】(5)また、この実施例によれば、自地点
Dのアイコンを中心とする他地点A,B,Cのアイコン
の視線角度に基づいて、解像度を決定するようにしたの
で、実際の会議と同じような感覚の映像情報を得ること
ができる。この場合、特に、横方向の人ほど画質を下げ
たり、コマ数を減らしたりすると、実際の会議に極めて
近い感覚の映像情報を得ることができる。
【0091】[第2の実施例]次に、この発明の第2の
実施例を説明する。
【0092】[構成]先の実施例では、映像情報の受信
側で、指定された解像度を受信映像情報に設定する場合
を説明した。これに対し、この実施例では、映像情報の
送信側で、送信映像情報の解像度を指定された解像度に
設定することにより、受信映像情報の解像度を指定され
た解像度に設定するようにしたものである。
【0093】図10は、この実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【0094】図示の映像情報送受信部は、自映像入力部
31と、解像度変更部32と、自映像送信部33と、相
手映像受信部34と、相手映像表示部35と、解像度変
更入力部36と、解像度決定部37と、解像度要求送信
部38と、解像度要求受信部39を有する。
【0095】ここで、解像度変更入力部36と解像度決
定部37は、この発明の特徴とする解像度指定手段をな
し、解像度要送信部38は、解像度送信手段をなし、解
像度要求受信部39は、解像度受信手段をなす。
【0096】自映像入力部31は、図1の自映像入力部
11とほぼ同じ機能を有する。解像度変更部32は、復
号機能の代りに、符号化機能を有する点を除けば、図1
の解像度変更部14とほぼ同じ機能を有する。自映像送
信部33は、符号化機能を有しない点を除けば、図1の
自映像送信部12とほぼ同じ機能を有する。
【0097】相手映像受信部34は、図1に示す相手映
像受信部13とほぼ同じ機能を有する。相手映像表示部
35は、受信映像情報の復号機能を有する点を除けば、
図1の相手映像表示部15とほぼ同じ機能を有する。
【0098】解像度変更入力部36は、図1に示す解像
度変更入力部16とほぼ同じ機能を有する。解像度決定
部37は、決定した解像度を示す情報を解像度要求送信
部38に供給する点を除けば、図1に示す解像度決定部
37とほぼ同じ機能を有する。
【0099】解像度要求送信部38は、解像度決定部3
7で決定された解像度を示す情報を解像度要求情報とし
て、他地点の端末装置に送信する機能を有する。この場
合、この解像度要求送信部38は、解像度要求情報に所
定のヘッダ情報を付加する。このヘッダ情報としては、
その送信先や送信元を示す情報、データ量を示す情報な
どがある。
【0100】解像度要求受信部39は、他地点から送ら
れてきた自地点の送信映像情報に対する解像度要求情報
を受信し、解像度変更部32に供給する機能を有する。
この場合、この解像度要求受信部39は、ヘッダ情報に
含まれる送信元情報などを解析し、この解析結果を必要
に応じて、解像度変更部32に供給する。
【0101】[動作]上記構成において、動作を説明す
る。なお、以下の説明でも、図2に示すような4つの地
点A,B,C,Dを通信網で接続して、テレビ会議を行
う場合を代表として説明する。
【0102】まず、映像情報の送受信動作を説明する。
【0103】図示しないビデオカメラにより撮影された
自地点Dの会議参加者の映像情報は、自映像入力部11
を介して解像度変更部32に供給される。解像度変更部
32に供給された映像情報は、解像度を他地点A,B,
Cから送られてきた解像度要求情報によって示される解
像度に設定されるとともに、符号化される。
【0104】これにより、他地点Aから送られてきた解
像度要求情報によって示される解像度を持つ映像情報
と、他地点Bから送られてきた解像度要求情報によって
示される解像度を持つ映像情報と、他地点Cから送られ
てきた解像度要求情報によって示される解像度を持つ映
像情報が得られる。
【0105】各映像情報は、自映像送信部33に供給さ
れ、送信元などを示すヘッダ情報を付加された後、他地
点A,B,Cの端末装置に送信される。
【0106】一方、他地点A,B,Cの端末装置から送
られてきた映像情報は、相手映像受信部34で受信され
た後、相手映像表示部35に供給される。相手映像表示
部35に供給された映像情報は、復号された後、画面上
の対応する表示領域に表示される。以上が、映像情報の
送受信動作である。
【0107】次に、この発明の特徴する解像度制御動作
を説明する。
【0108】この場合も、各他地点A,B,Cから送ら
れてきた映像情報の解像度は、先の実施例と同じように
して、解像度変更入力部36と解像度決定部37により
決定される。
【0109】決定された解像度を示す情報は、解像度要
求送信部38に供給され、必要に応じて、送信元情報な
どのヘッダ情報を付加された後、解像度要求情報として
他地点A,B,Cの端末装置に送られる。
【0110】一方、他地点A,B,Cから送られてきた
自地点Dの送信映像情報に対する解像度要求情報は、解
像度要求受信部39で受信される。解像度要求受信部3
9で受信される解像度要求情報は、解像度変更部32に
供給される。この場合、ヘッダ情報の解析結果も必要に
応じて、解像度変更部32に供給される。
【0111】解像度変更部32は、自映像入力部31か
ら供給される映像情報の解像度と解像度要求受信部39
から供給される解像度要求情報によって示される解像度
を比較し、両者が一致する場合は、自映像入力部31か
ら供給される映像情報の解像度を変更しない。これに対
し、両者が異なる場合は、自映像入力部31から供給さ
れる映像情報の解像度を解像度要求情報で示される解像
度に変更する。以上が、解像度の制御動作である。
【0112】次に、解像度の変更方法を説明する。
【0113】この実施例においても、解像度の変更方法
としては、映像情報の画質を変更する方法と、大きさを
変更する方法と、コマ数を変更する方法が考えられる。
【0114】画質を変更する方法としては、例えば、映
像情報の符号化時に、量子化のステップサイズや量子化
のテーブルなどを変更する方法が考えられる。
【0115】JPEGやH.261では、符号化に際してデ
ータの量子化が行なわれる。この場合、量子化のステッ
プサイズを粗くすると、映像情報の細やかな変化が同じ
値に量子化されてしまうので、符号化効率は向上するが
映像情報の画質が低下する。一方、量子化のステップサ
イズを細かくすると、画質が向上する。そこで、各他地
点A,B,Cの端末装置から送られてきた解像度要求情
報に従って量子化ステップサイズを変更することによ
り、送信映像情報に各他地点A,B,Cから要求された
解像度を設定することができる。
【0116】映像情報の大きさやコマ数を制御する方法
では、映像情報を符号化する前に、各他地点A,B,C
から送られてきた解像度要求情報に基づいて、映像情報
の大きさやコマ数が変更される。そして、この変更によ
って低解像度になった映像情報が符号化されて各他地点
A,B,Cの端末装置に送信される。以上が解像度の制
御方法である。
【0117】[効果]以上詳述したこの実施例において
も、先の実施例と同様の効果を得ることができるととも
に、さらに、次のような効果を得ることができる。
【0118】すなわち、この実施例によれば、映像情報
の送信側に解像度の設定機能を設けるようにしたので、
映像情報の受信側で指定された解像度が低解像度である
場合は、全データを送信する必要がない。これにより、
実際には表示されないデータを送信する無駄を省くこと
ができる。
【0119】[第3の実施例] [構成]先の第1,第2の実施例では、自地点の解像度
変更情報のみに基づいて、自地点の受信映像情報の解像
度を設定する場合を説明した。これに対し、この実施例
は、自地点の解像度変更情報と他地点の解像度変更情報
に基づいて、自地点の受信映像情報の解像度を設定する
ようにしたものである。
【0120】図11は、この実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【0121】この図11に示す例は、先の図1に示す装
置と同様に、映像情報の受信側で解像度を設定する構成
において、自地点の解像度変更情報と他地点の解像度変
更情報に基づいて、自地点の受信映像情報の解像度の設
定するようにしたものである。したがって、図11にお
いて、先の図1とほぼ同じ機能を果たす部分には、同一
符号を付して詳細な説明を省略する。
【0122】図11において、自映像入力部11と、自
映像出力部12と、相手映像受信部13と、解像度変更
部14と、相手映像表示部15は、図1に示すものとほ
ぼ同じ機能を有する。
【0123】解像度変更入力部41は、操作ウィンドウ
表示機能と、表示位置変更機能と、視線方向変更機能を
有する点では、図1に示す解像度変更入力部16と同じ
である。
【0124】異なる点は、図1の解像度変更入力部16
が、全会議参加者のアイコンの表示位置を変更可能なよ
うに構成されているのに対し、この実施例の解像度変更
入力部41は、自地点の会議参加者のアイコンの表示位
置のみ変更可能なように構成されている点である。
【0125】また、図1の解像度変更入力部16は、解
像度変更情報を解像度決定部17にのみ供給するもので
あったのに対し、この実施例の解像度変更入力部41
は、解像度変更送信部42にも供給するようになってい
る点である。但し、この場合、解像度変更送信部42に
は、解像度変更情報として、表示位置変更情報と視線方
向変更情報のうち、表示位置変更情報のみが供給され
る。
【0126】解像度変更送信部42は、解像度変更入力
部41から供給される解像度変更情報(表示位置変更情
報のみ)を他地点の端末装置の送信する機能を有する。
この場合、この解像度変更送信部42は、必要に応じ
て、解像度変更情報の送信元や送信先を示す情報、デー
タ量を示す情報をヘッダ情報として解像度変更情報に付
加する。
【0127】解像度変更受信部43は、他地点から送ら
れてきた解像度変更情報を受信し、解像度決定部44に
供給する機能を有する。この場合、解像度変更受信部4
3は、受信情報に含まれるヘッダ情報を解析し、この解
析結果を必要に応じて、解像度決定部44に供給する。
【0128】また、この解像度変更受信部43は、受信
した解像度変更情報に基づいて、操作ウィンドウ上で、
他地点の会議参加者のアイコンの表示位置を変更する機
能を有する。
【0129】解像度決定部44は、解像度変更入力部4
1と解像度変更受信部43とから供給される解像度変更
情報に基づいて、他地点から送られてきた映像情報の解
像度を各他地点ごとに決定し、解像度変更部14に供給
する機能を有する。
【0130】[動作]上記構成において、動作を説明す
る。
【0131】この実施例における映像情報の送受信動作
は、第1の実施例における映像情報の送受信動作と同じ
である。したがって、以下の説明では、受信映像情報の
解像度の制御動作を中心に、この実施例の動作を説明す
る。なお、以下の説明でも、図2に示すようなテレビ会
議システムを例に動作を説明する。
【0132】自地点Dの解像度変更情報は、解像度変更
入力部41を介して解像度決定部44に供給されるとと
もに、解像度変更送信部42に供給される。この場合、
解像度決定部44には、解像度変更情報として、表示位
置変更情報と視線方向変更情報が供給される。これに対
し、解像度変更送信部42には、表示位置変更情報のみ
が供給される。
【0133】これと並行して、解像度変更入力部41
は、操作ウィンドウ25に表示された自地点の会議参加
者のアイコンの表示位置を解像度変更情報の中の表示位
置変更情報で示される位置に変更する。また、自地点の
会議参加者のアイコンの視線方向を視線方向変更情報で
示される方向に変更する。
【0134】解像度変更送信部42に供給された解像度
変更情報は、他地点A,B,Cの端末装置に送信され
る。これにより、他地点A,B,Cには、自地点Dの会
議参加者のアイコンの表示位置を示す情報が送信され
る。
【0135】一方、他地点A,B,Cの端末装置から送
られてきた解像度変更情報は、解像度変更受信部43に
より受信される。この解像度変更情報は、他地点A,
B,Cで設定された他地点A,B,Cの会議参加者のア
イコンの表示位置を示す。
【0136】解像度変更受信部43で受信された解像度
変更情報は、解像度決定部44に供給される。このと
き、解像度決定部44には、必要に応じて、ヘッダ情報
の解析結果も供給される。
【0137】これと並行して、解像度変更部43は、操
作ウィンドウに表示された他地点A,B,Cの会議参加
者のアイコンの表示位置を、受信した解像度変更情報で
示される位置に変更する。これにより、自地点Dの会議
参加者は、他地点A,B,Cの会議参加者による他地点
A,B,Cの会議参加者のアイコンの表示位置の変更操
作を知ることができる。
【0138】なお、各地点A,B,C,Dの解像度変更
情報は、それぞれ自分以外のすべての地点に送信され
る。したがって、各地点A,B,C,Dの会議参加者
は、会議参加者のアイコンの表示位置が同じ操作ウィン
ドウ25を共有することができる。
【0139】解像度決定部44は、解像度変更入力部4
1と解像度変更受信部43から供給される解像度変更情
報に基づいて、他地点A,B,Cの解像度を決定する。
この決定も、上述したような距離と視線角度を算出する
ことにより行われる。これにより、他地点A,B,Cの
解像度変更情報を加味した解像度が決定される。
【0140】例えば、他地点Aの会議参加者が自地点D
の会議参加者をよく見るために、自分のアイコンを自地
点Dの会議参加者のアイコンに近付けたとする。この場
合、他地点Aの画面上では、第1の実施例と同様に、自
地点Dの会議参加者の映像情報の解像度が向上する。
【0141】これに対し、この実施例では、さらに、自
地点Dの解像度操作ウィンドウ25上でも、自地点Dの
会議参加者のアイコンに他地点Aの会議参加者のアイコ
ンが近付く。これにより、自地点Dの画面上で、他地点
Aの会議参加者の解像度が向上する。
【0142】また、他地点B,Cの解像度操作ウィンド
ウ上でも、他地点Aの会議参加者のアイコンの表示位置
が変化するので、その変化に応じて、その解像度が変化
する。
【0143】決定された各他地点A,B,Cの解像度を
示す情報は、解像度変更部14に供給される。解像度変
更部14は、他地点A,B,Cから送られてきた映像情
報の解像度を、解像度決定部14で決定された解像度に
変更する。以上が、解像度の制御動作である。
【0144】[効果]この実施例においても、第1の実
施例と同様の効果を得ることができるとともに、さら
に、次のような効果を得ることができる。
【0145】すなわち、自地点Dの解像度変更情報を他
地点A,B,Cに送信する手段(解像度変更送信部4
2)と、他地点A,B,Cの解像度変更情報を受信する
手段(解像度変更受信部43)と、自地点と他地点の解
像度変更情報に基づいて、受信映像情報の解像度を決定
する手段(解像度決定部44)を設けるようにしたの
で、受信映像情報の解像度を決定する際、他地点の解像
度変更操作を反映させることができる。
【0146】(a)これにより、全会議参加者の間で、
各会議参加者の表示位置が同じ解像度操作ウィンドウ2
5を共有することができる。
【0147】(b)また、各地点の会議参加者は、他地
点の会議参加者の解像度変更操作から、他地点の会議参
加者の興味の度合いを知ることができ、自分が主張する
相手が自分の方をどの程度見ているかを判断することが
できる。
【0148】(c)さらに、自分の操作によって、相手
の画面上の自分の映像情報の解像度を調節することがで
きるので、相手によく見てもらいたい場合は近付き、見
られたくない場合は離れるなどの操作が可能となる。
【0149】[第4の実施例] [構成]先の第3の実施例では、先の第1の実施例と同
様に、映像情報の受信側で解像度を設定する構成におい
て、自地点の解像度変更情報と他地点の解像度変更情報
に基づいて、自地点の受信映像情報の解像度の設定する
場合を説明した。
【0150】これに対し、この実施例は、先の第2の実
施例と同様に、映像情報の送信側で解像度を設定する構
成において、自地点の解像度変更情報と他地点の解像度
変更情報に基づいて、自地点の受信映像情報の解像度の
設定するようにしたものである。
【0151】図12は、この実施例の構成を示すブロッ
ク図である。なお、図12において、先の図10とほぼ
同位置機能を果たす部分には同一符号を付して、詳細な
説明を省略する。
【0152】図12において、自映像入力部31と、解
像度変更部32と、自映像送信部33と、相手映像受信
部34と、相手映像表示部35と、解像度要求送信部3
8と、解像度要求受信部39は、図10に示すものとほ
ぼ同じ機能を有する。
【0153】また、解像度変更入力部51と、解像度変
更送信部52と、解像度変更受信部53と、解像度決定
部54は、図11に示すものとほぼ同じ機能を有する。
【0154】[動作]この実施例においては、自地点の
解像度変更情報と他地点から送られてきた解像度変更情
報に基づいて決定された解像度を示す情報を解像度要求
情報として他地点に送信する点と、他地点から送られて
きた解像度要求情報に基づいて、送信映像情報の解像度
を設定する点を除けば、先の第3の実施例と同じ動作が
得られる。これにより、全会議参加者の解像度変更操作
を反映した解像度制御動作が行われる。
【0155】[効果]以上詳述したこの実施例によれ
ば、第2の実施例の効果と同様の効果に加えて、第3の
実施例の効果と同様の効果を得ることができる。
【0156】[そのほかの実施例]以上、この発明の4
つの実施例を説明したが、この発明は、上述したような
実施例に限定されるものではない。
【0157】(1)例えば、先の第1〜第4の実施例で
は、解像度操作ウィンドウ25を使って解像度を変更す
るための操作として、マウスでアイコンの表示位置や視
線方向を変更する操作を用いる場合を説明した。しか
し、この発明は、例えば、マウスで背景の部分をクリッ
クすると、全他地点の映像情報の解像度が中程度になる
ような操作や、2人のアイコンの表示位置の間をクリッ
クすると、その2人を映像情報の解像度が他の人の解像
度より高くなるような操作を用いるようにしてもよい。
【0158】(2)また、先の第1〜第4の実施例で
は、解像度操作ウィンドウ上の会議参加者の表示とし
て、似顔絵のアイコンを用いる場合を説明した。しか
し、この発明は、似顔絵以外のアイコンを用いるように
してもよい。また、アイコンだけでなく、各会議参加者
を連想させる記号や名前などの文字列、または、顔映像
などを用いるようにしてもよい。
【0159】(3)また、先の第1〜第4の実施例で
は、解像度操作ウィンドウとして、全会議参加者が会議
室に集まったような構図の操作ウィンドウを用いる場合
を説明した。しかし、この発明は、このような構図以外
の構図のウィンドウを用いるようにしてもよい。
【0160】例えば、図13に示すように、他地点A,
B,C,D(この例の場合、Dも他地点である。)の会
議参加者を一列に配置し、その下のスクロールバー61
を左右に動かすことにより、解像度を変更するようにし
てもよい。
【0161】この場合、各他地点A,B,C,Dの会議
参加者の解像度は、その位置とスクロールバー61との
距離に基づいて、決定される。例えば、距離が小さいほ
ど高い解像度が設定される。
【0162】また、図14に示すように、他地点A,
B,C,Dの会議参加者を円上に配置し、矢印62を回
すことにより、解像度を変更するようにしてもよい。
【0163】この場合、各他地点A,B,C,Dの会議
参加者の解像度は、自分と円の中心とを結ぶ線と矢印6
2とのなす角度に基づいて、決定される。例えば、角度
が小さいほど高い解像度が設定される。
【0164】(4)また、先の第1,第3の実施例で
は、受信映像情報の解像度を映像情報の受信側で設定す
る場合を説明し、第2,第4の実施例では、受信映像情
報の解像度を映像情報の送信側で設定する場合を説明し
た。しかし、この発明は、送信側と受信側の両方で設定
するようにしてもよい。
【0165】(5)また、先の第3,第4の実施例で
は、他地点に解像度情報として位置情報のみを送る場合
を説明した。しかし、この発明は、視線情報も送信して
それを操作ウィンドウ上へ表示するようにしてもよい。
このような構成によれば、視線情報からも他地点の会議
参加者の興味の度合いを知ることができる。
【0166】この場合、相手が自分を見ているときは、
その相手の映像情報の解像度を上げるような構成を付加
するようにしてもよい。このような構成によれば、自分
を見て欲しいときに、相手に視線を向けることで、相手
端末上での自分の映像情報の解像度を上げることができ
る。
【0167】(6)さらに、先の第1〜第4の実施例で
は、この発明をテレビ会議システムに適用する場合を説
明した。しかし、この発明は、テレビ会議システム以外
の映像通信システムにも適用することができる。
【0168】この場合、テレビ会議システムのように、
複数の地点で、映像情報を相互に送受信する映像通信シ
ステムだけでなく、例えば、ビデオオンデマンドシステ
ムのように、1つの受信点で、複数の送信点から送られ
てきた映像情報を同時に表示する映像通信システムにも
適用することができる。
【0169】図15及び図16は、この場合の解像度制
御装置の構成例を示す図である。
【0170】なお、図には、地点Aで3つの地点B,
C,Dから送られている映像情報を受信し、これを同時
に表示する映像通信システムにこの発明を適用する場合
を代表として示す。
【0171】図15に示す例は、先の第1の実施例と同
様に、映像情報の受信側で解像度を設定するようにした
ものである。
【0172】この場合、受信点Aには、解像度変更部7
1と、解像度変更入力部72と、解像度決定部73が設
けられ、送信点B,C,Dには、解像度制御装置の構成
要素は設けられない。
【0173】なお、これらの機能は、図1に示すものと
ほぼ同じなので、ここでは、詳細な説明を省略する。
【0174】図16に示す例は、先の第2の実施例と同
様に、映像情報の送信側で、解像度を設定するようにし
たものである。
【0175】この場合、受信点Aには、解像度変更入力
部81と、解像度決定部82と、解像度要求送信部83
が設けられ、送信点B,C,Dには、解像度要求受信部
84と、解像度変更部85が設けられる。
【0176】なお、これらの機能は、図10に示すもの
とほぼ同じなので、ここでは、詳細な説明を省略する。
【0177】(7)このほかにも、この発明は、その要
旨を逸脱しない範囲で種々様々変形実施可能なことは勿
論である。
【0178】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、複数の地
点で相互に映像情報を送受信する映像通信システムにお
いて、映像情報の受信側に、自地点の会議参加者の操作
に従って、受信映像情報の解像度を各他地点ごとに指定
可能な手段と、この手段により指定された解像度を受信
映像情報に設定する手段とを設けるようにしたので、受
信映像情報の解像度を各他地点ごとに制御することがで
きる。これにより、テレビ会議システムにおいて、全地
点の会議参加者の映像情報を同時に表示する場合であっ
ても、リアルタイムの表示と解像度の要求の両方を満足
させることができる。
【0179】また、請求項2に係る発明によれば、解像
度設定手段を映像情報の送信側に設けるようにしたの
で、請求項1に係る発明の効果と同様の効果が得ること
ができるとともに、表示されない映像情報を送信する無
駄を省くことができる。
【0180】請求項3に係る発明によれば、請求項1に
係る発明のように、映像情報の受信側で解像度を設定す
る構成において、指定定解像度を自地点で指定された解
像度と他地点で指定された解像度とに基づいて決定する
ようにしたので、請求項1に係る発明の効果と同様の効
果を得ることができるとともに、自地点で解像度を指定
する場合、他地点の解像度指定内容を反映させることが
できるという効果を得ることができる。
【0181】請求項4に係る発明によれば、請求項2に
係る発明のように、映像情報の送信側で解像度を設定す
る構成において、指定解像度を自地点で指定された解像
度と他地点で指定された解像度とに基づいて決定するよ
うにしたので、請求項2に係る発明の効果と同様の効果
に加えて、請求項3に係る発明の効果と同様の効果を得
ることができる。
【0182】請求項8に係る発明によれば、ビデオオン
デマンドシステムなどのように、1つの受信点で複数の
送信点から送られてきた複数の映像情報を同時に表示す
る映像通信システムにおいて、解像度指定手段を受信点
に設け、解像度設定手段を受信点または送信点に設ける
ようにしたので、このようなシステムにおいて、請求項
1あるいは2に係る発明の効果と同様の効果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図2】テレビ会議システムの一例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】全会議参加者の映像情報の表示方法の一例を示
す図である。
【図4】解像度操作ウィンドウの第1の例を示す図であ
る。
【図5】距離による解像度の決定方法を示す図である。
【図6】視線角度による解像度の決定方法を示す図であ
る。
【図7】映像情報の大きさによる解像度の変更方法を示
す図である。
【図8】映像情報のコマ落しによる解像度の変更方法を
示す図である。
【図9】フレーム間符号化映像情報のコマ落しによる解
像度変更方法を示す図である。
【図10】この発明の第2の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】この発明の第3の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図12】この発明の第4の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図13】解像度操作ウィンドウの第2の例を示す図で
ある。
【図14】解像度操作ウィンドウの第3の例を示す図で
ある。
【図15】この発明の第5の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図16】この発明の第6の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
11,31…自映像入力部 12,33…自映送信部 13,34…相手映像受信部 14,32,71,85…解像度変更部 15,35…相手映像表示部 16,36,41,51,72,81…解像度変更入力
部 17,37,44,54,73,82…解像度決定部 21…画面 22a〜22d…表示領域 25…解像度操作ウィンドウ 38,83…解像度要求送信部 39,84…解像度要求受信部 42,52…解像度変更送信部 43,53…解像度変更受信部 61…スクロールバ− 62…矢印

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各地点ごとに他の複数の地点から送られ
    てきた映像情報を同時に表示する映像通信システムにお
    いて、各地点ごとに設けられ、 自地点の利用者の操作に従って、受信映像情報の解像度
    を各他地点ごとに指定可能な解像度指定手段と、 この解像度指定手段により指定された各他地点の解像度
    を対応する受信映像情報に設定する解像度設定手段とを
    備えたことを特徴とする解像度制御装置。
  2. 【請求項2】 各地点ごとに他の複数の地点から送られ
    てきた映像情報を同時に表示する映像通信システムにお
    いて、各地点ごとに設けられ、 自地点の利用者の操作に従って、受信映像情報の解像度
    を各他地点ごとに指定可能な解像度指定手段と、 この解像度指定手段により指定された解像度を示す情報
    を他地点に送信する解像度送信手段と、 他地点の解像度送信手段により送られてきた解像度を示
    す情報を受信する解像度受信手段と、 この解像度受信手段により受信された情報により示され
    る解像度を対応する送信映像情報に設定する解像度設定
    手段とを備えたことを特徴とする解像度制御装置。
  3. 【請求項3】 各地点ごとに他の複数の地点から送られ
    てきた映像情報を同時に表示する映像通信システムにお
    いて、各地点ごとに設けられ、 自地点の利用者の操作に従って、受信映像情報の解像度
    を各他地点ごとに指定可能な解像度指定手段と、 この解像度指定手段により指定された解像度を示す情報
    を他地点に送信する解像度送信手段と、 他地点の解像度送信手段により送られてきた解像度を示
    す情報を受信する解像度受信手段と、 前記解像度指定手段により指定された解像度と前記解像
    度受信手段により受信された情報により示される解像度
    とに基づいて、各他地点ごとに解像度を決定する解像度
    決定手段と、 この解像度決定手段により決定された各他地点の解像度
    を対応する受信映像情報に設定する解像度設定手段とを
    備えたことを特徴とする解像度制御装置。
  4. 【請求項4】 各地点ごとに他の複数の地点から送られ
    てきた映像情報を同時に表示する映像通信システムにお
    いて、各地点ごとに設けられ、 自地点の利用者の操作に従って、受信映像情報の解像度
    を各他地点ごとに指定可能な解像度指定手段と、 この解像度指定手段により指定された解像度を示す情報
    を他地点に送信する第1の解像度送信手段と、 他地点の第1の解像度指定手段により送られてきた解像
    度を示す情報を受信する第1の解像度受信手段と、 前記解像度指定手段により指定された解像度と前記第1
    の解像度受信手段により受信された情報により示される
    解像度とに基づいて、各他地点ごとに受信映像情報の解
    像度を決定する解像度決定手段と、 この解像度決定手段により決定された解像度を示す情報
    を他地点に送信する第2の解像度送信手段と、 他地点の第2の解像度送信手段により送られてきた解像
    度を示す情報を受信する第2の解像度受信手段と、 この第2の解像度受信手段により受信された情報により
    示される解像度を対応する送信映像情報に設定する解像
    度設定手段とを備えたことを特徴とする解像度制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記映像通信システムは、テレビ会議シ
    ステムであることを特徴とする請求項1,2,3または
    4記載の解像度制御装置。
  6. 【請求項6】 前記解像度指定手段は、 会議参加者の映像情報の表示画面に、各会議参加者が1
    つの会議室に集まっているような構図の解像度操作ウィ
    ンドウを表示するウィンドウ表示手段と、 自地点の会議参加者の操作に従って、前記解像度操作ウ
    ィンドウに表示された複数の会議参加者の識別子のう
    ち、少なくとも自地点の会議参加者の識別子の表示位置
    を変更可能な表示位置変更手段と、 前記解像度操作ウィンドウに表示された自地点の会議参
    加者の識別子と他地点の会議参加者の識別子との距離に
    基づいて、他地点の会議参加者の映像情報の解像度を決
    定する解像度決定手段とを備えたことを特徴とする請求
    項5記載の解像度制御装置。
  7. 【請求項7】 前記解像度指定手段は、 各会議参加者の映像情報の表示画面に、各会議参加者が
    1つの会議室に集まっているような構図を有し、各会議
    参加者の識別子として、各会議参加者の似顔絵が表示さ
    れた解像度操作ウィンドウを表示するウィンドウ表示手
    段と、 自地点の会議参加者の操作に従って、前記解像度操作ウ
    ィンドウに表示された複数の会議参加者の識別子のう
    ち、自地点の会議参加者の視線方向を変更可能な視線方
    向変更手段と、 この視線方向変更手段により設定された視線方向と自地
    点の会議参加者の識別子及び他地点の会議参加者の識別
    子を結ぶ線とがなす視線角度に基づいて、他地点の会議
    参加者の映像情報の解像度を決定する解像度決定手段と
    を備えたことを特徴とする請求項5記載の解像度制御装
    置。
  8. 【請求項8】 1つの受信点で複数の送信点から送られ
    てきた複数の映像情報を同時に表示する映像通信システ
    ムにおいて、 前記受信点に設けられ、この受信点の利用者の操作に従
    って、各送信点ごとに受信映像情報の解像度を指定可能
    な解像度指定手段と、 この解像度指定手段により指定された解像度を前記受信
    点の受信映像情報に設定する解像度設定手段とを備えた
    ことを特徴とする解像度制御装置。
  9. 【請求項9】 前記解像度設定手段は、前記受信点に設
    けられ、前記解像度指定手段により各送信点ごとに指定
    された解像度を対応する受信映像情報に設定するように
    構成されていることを特徴とする請求項8記載の解像度
    制御装置。
  10. 【請求項10】 前記解像度設定手段は、 前記受信点に設けられ、前記解像度指定手段により各送
    信点ごとに指定された解像度を示す情報を前記送信点に
    送信する解像度送信手段と、 前記送信点に設けられ、前記解像度送信手段により送ら
    れてきた解像度情報を受信する解像度受信手段と、 この解像度受信手段により受信された情報により示され
    る解像度を送信映像情報に設定することにより、前記解
    像度指定手段により指定された解像度を前記受信点の受
    信映像情報に設定する設定手段とを備えたことを特徴と
    する請求項8記載の解像度制御装置。
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