JPH05252353A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

Info

Publication number
JPH05252353A
JPH05252353A JP4083105A JP8310592A JPH05252353A JP H05252353 A JPH05252353 A JP H05252353A JP 4083105 A JP4083105 A JP 4083105A JP 8310592 A JP8310592 A JP 8310592A JP H05252353 A JPH05252353 A JP H05252353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
memory
clock
reading
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4083105A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Sawada
康一 沢田
Hideki Wanami
英樹 和波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP4083105A priority Critical patent/JPH05252353A/ja
Publication of JPH05252353A publication Critical patent/JPH05252353A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 モニタ14の表示エリアの総画素数よりも大
なる記憶容量を持ち画像データを記憶する第一の画像メ
モリ8と、第一の画像メモリ8からの画像データを記憶
する第二の画像メモリ40と、第一,第二の画像メモリ
8,40の書き込み及び読み出しを制御するメモリ制御
回路10とを有し、モニタ14に表示される画像を任意
の倍率で表示させる際には、メモリ制御回路10は第二
の画像メモリ40に対して書込クロックを任意の倍率に
応じて決定される間引き率で間引いて供給すると共に標
準ビデオクロックを読出クロックとして供給する。 【効果】 拡大処理の際に再度の原稿読み直しが不要で
高速,高品位な多段階ズームが可能であると共に、拡大
画面の縦,横方向のスクロールも可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像原稿を読み取ると
共にこの読み取って得た画像データをモニタ等への表示
用画像信号として出力する画像読み取り装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読み取り装置においては、所
定寸法例えば日本工業規格A列4番(いわゆるA4サイ
ズ)の大きさの画像原稿を読み取ってCRT(陰極線
管)モニタ等の表示装置のフル画面に表示する場合を標
準拡大率「1」(1倍の拡大)とするとき、この拡大率
を変更することによって、上記原稿内の例えばA5サイ
ズやA6サイズ等の寸法の領域を表示装置のフル画面に
表示するようにしている。
【0003】例えば、図6に示すように、所定寸法の画
像原稿GDの左下端を画像読み取り装置の原稿載置台D
Sの原点位置Oに一致させて載置し、ラインセンサLS
を副走査方向Xに相対移動させる等して画像原稿GDを
読み取り、この読み取られた画像データをCRTモニタ
等の表示装置に表示させる場合を考慮するとき、画像読
み取り装置の上記拡大率を例えば「1」(1倍の拡
大),「2」(2倍の拡大),「4」(4倍の拡大)と
切換変更することによって、上記表示装置にはそれぞれ
図7のa,b,cの表示画面SCに示すような表示がな
される。
【0004】すなわち、図6の画像原稿GDの寸法を例
えばA4サイズとする場合において、上記拡大率「1」
のときには、画像原稿GDの全面A4サイズの領域が読
み取られて図7のaに示すように表示画面SCの全面
(フル画面)に表示される。また、拡大率「2」のとき
には、画像原稿GDに対して、上記原点位置Oを左下端
とする面積1/2の相似形部分(例えばA5サイズ)の
領域RA5が読み取られ、図7のbに示すように表示画面
SCのフル画面に表示される。更に、拡大率「4」のと
きには、画像原稿GDに対して、上記原点位置Oを左下
端とする面積1/4の相似形部分(A6サイズ)の領域
A6が図7のcに示すように表示画面SCのフル画面に
表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな、従来の画像読み取り装置においては、画像読み取
り範囲が原稿載置台DSの原点位置Oを左下端とする拡
大率に応じた寸法の領域RA5,RA6等となっているた
め、前述したように読み取ってみないとどの程度の範囲
が読まれているか判り難く、また画像原稿中の任意の部
分を読み取って表示させるような用途には対応していな
い。
【0006】また、上記画像読み取り範囲を原点位置O
からずらして指定可能なものも考えられているが、この
画像読み取り範囲の決定は、読み取り開始位置の上記原
点位置Oからの位置を例えばmm単位で指定すること等
によって行うものである。このため、ユーザの勘に頼る
部分が多く、したがって、実際に読み取って表示させて
みないと、原稿中の所望の部分が読み取られているか否
か判らないという欠点がある。
【0007】このようなことから、本件出願人は、先
に、特開平2−261260号公報記載の画像読み取り
装置を提案している。この公報記載の画像読み取り装置
は、画像原稿読み取り手段で読み取った画像データを画
像メモリに取り込み、この画像メモリから読み出された
画像データに、読み取り範囲決定手段からの出力信号を
重畳させて表示用の信号とし、この読み取り範囲決定手
段によって決定された範囲内を再度読み取るように読み
取り制御手段によって画像読み取り手段を制御すること
により、画像原稿上での任意の読み取り範囲を表示させ
て、画像読み取り範囲決定を容易かつ確実に行い得るよ
うにしたものである。
【0008】ところが、当該画像読み取り装置において
は、拡大処理を行う場合には再度の原稿の読み直しを必
要としている。また、前の表示エリア内の任意の領域を
拡大すると共にその拡大領域を自由に移動する(すなわ
ち拡大していわゆるスクロールを行う)ことも不可能で
あった。
【0009】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みて提案されたものであり、拡大処理の際に再度の原稿
読み直しが不要であると共に、拡大画面のスクロールも
可能な画像読み取り装置を提供することを目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の画像読み取り装
置は、上述の目的を達成するために提案されたものであ
り、画像読み取り手段により画像原稿から読み取った画
像データを表示手段への画像信号として出力すると共
に、上記表示手段に表示される画像を1倍を含む任意の
倍率で少なくとも拡大可能な画像読み取り装置であっ
て、上記表示手段の表示エリアの総画素数よりも大なる
記憶容量を持ち上記画像読み取り手段により上記画像原
稿から読み取った画像データを記憶する第一の画像メモ
リと、上記第一の画像メモリから読み出された画像デー
タを記憶する第二の画像メモリと、上記第一,第二の画
像メモリの書き込み及び読み出しを制御するメモリ制御
手段とを有し、上記表示手段に表示される画像を上記任
意の倍率で表示させる際には、上記メモリ制御手段は上
記第二の画像メモリに対して書込クロックを上記任意の
倍率に応じて決定される間引き率で間引いて供給すると
共に標準ビデオクロックを読出クロックとして供給する
ようにしている。
【0011】また、本発明の画像読み取り装置は、上記
第二の画像メモリを2つのラインメモリで構成し、この
2つのラインメモリを書き込みと読み出しとで交互に使
用するようにもしている。
【0012】ここで、上記第一の画像メモリの記憶容量
は、例えば、いわゆるNTSCのような標準テレビジョ
ン方式の表示を行う表示手段の表示エリアの総画素数の
4倍の画素に対応する記憶容量とする。このため、上記
表示手段に、上記4倍の記憶容量を有する第一の画像メ
モリに記憶された画像データを表示させるためには、こ
の第一の画像メモリに記憶されていた画像データを1/
4に間引いてから上記表示手段に送らなければならな
い。言い換えれば、上記第一の画像メモリに記憶されて
いた画像データを間引かずに上記標準テレビジョン方式
の表示手段に送ったとすると、当該表示手段の表示エリ
アには上記第一の画像メモリに記憶されている画像デー
タのうちの1/4の領域のみが表示される(すなわち拡
大率「4」)ことになる。したがって、上記第一の画像
メモリに記憶されていた画像データを1/4に間引くこ
とで拡大率「1」(1倍の拡大)の表示ができ、また、
1/2に間引くことで拡大率「2」(2倍の拡大)の表
示が、1/1(すなわち間引き率ゼロ)で拡大率「4」
(4倍の拡大)の表示が可能となる。更に、上記間引き
率を任意に変えて例えば内挿補間等の処理を行うとで上
記拡大率は整数倍に限らず任意の拡大率を取ることがで
きる。本発明では、上記第一の画像メモリに記憶されて
いた画像データの間引きを、第二の画像メモリへの書込
クロックを間引くことで実現している。
【0013】言い換えると、本発明の画像読み取り装置
は、表示手段の表示エリアの総画素数より大きい容量の
メモリ(第一の画像メモリ)と、上記第一の画像メモリ
に記憶されていた画像データを任意の倍率に応じて間引
くことにより当該任意の倍率に応じた必要画素を得る間
引き手段としての第二の画像メモリと、当該第二の画像
メモリにおける間引き率を可変する間引き率可変手段と
してのメモリ制御手段とを有することにより、上記表示
手段の表示エリア内の任意の場所を任意の大きさで表示
できると共に解像度の劣化もなく拡大できる。更に、第
一の画像メモリに記憶されている画像データを読み出す
ことで前の表示エリア内を自由に拡大してスクロールす
ることが可能となっている。
【0014】
【作用】本発明の画像読み取り装置によれば、表示手段
の表示エリアの総画素数より大なる記憶容量の第一の画
像メモリ内に記憶された画像データを任意の倍率に応じ
て間引くことで、表示手段に表示される画像を任意の拡
大率の画像とすることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0016】本発明の実施例の画像読み取り装置は、図
1に示すように、画像読み取り手段である画像読み取り
ヘッド2により画像原稿GDから読み取った画像データ
を表示手段であるCRT(陰極線管)等のモニタ14へ
の画像信号として出力すると共に、上記モニタ14に表
示される画像を1倍を含む任意の倍率で少なくとも拡大
可能な画像読み取り装置であって、上記モニタ14の表
示エリアの総画素数よりも大なる記憶容量を持ち上記画
像読み取りヘッド2により上記画像原稿GDから読み取
った画像データを記憶する第一の画像メモリ8と、上記
第一の画像メモリ8から読み出された画像データを記憶
する第二の画像メモリ(間引き手段)40と、上記第
一,第二の画像メモリ8,40の書き込み及び読み出し
を制御するメモリ制御回路10とを有し、上記モニタ1
4に表示される画像を上記任意の倍率で表示させる際に
は、上記メモリ制御回路10は上記第二の画像メモリ4
0に対して書込クロックを上記任意の倍率に応じて決定
される間引き率で間引いて供給すると共に例えばNTS
C方式等の標準ビデオクロックを読出クロックとして供
給するようにしている。
【0017】すなわちこの図1に示す画像読み取り装置
において、原稿載置台1上に載置された画像原稿GDを
読み取る画像読み取りヘッド2は、光源3とマルチレン
ズアレイ4とCCDラインセンサLSを有しなるもので
ある。上記光源3によって画像原稿GDを照射すること
により得られた反射光は、マルチレンズアレイ4を介し
てラインセンサLSにより受光されるようになってい
る。
【0018】上記ラインセンサLSは、例えば1728
個のCCD受光セルが直線上に配置されて構成されてお
り、例えば画像原稿GD内の1つのラインを読み取る際
に上記光源3がカラー3原色のR,G,Bに対応する光
で順次発光することにより、カラー3原色の画像信号が
ライン順次(線順次)で得られるようになっているもの
とする。また、上記ラインセンサLSを副走査方向に相
対移動させることで上記画像原稿GDの全面を読み取る
ようにしている。
【0019】上記画像読み取りヘッド2のラインセンサ
LSからの出力は、増幅器5で増幅され、アナログ/デ
ィジタル(A/D)変換器6に送られてデジタル画像デ
ータに変換され、いわゆるFIFO等のラインバッファ
7によりタイミング合わせがなされて、上記第一の画像
メモリ8に記憶される。なお、上記ラインセンサLS,
A/D変換器6及びラインバッファ7は、読み取りタイ
ミング制御回路9からのタイミング制御信号により動作
制御されている。
【0020】ここで、本実施例では、上記第一の画像メ
モリ8として、例えば、1536×1024×8ビット
の4MビットダイナミックRAMを使用している。した
がって、当該第一の画像メモリ8内には1536×10
24の画像データが記憶されるようになる。また、上記
第一の画像メモリ8は上記メモリ制御回路10からの制
御信号により制御されている。
【0021】上記第一の画像メモリ8からは、カラーの
R,G,Bに対応する各原色画像データが読み出されて
後述する第二の画像メモリ40を介してディジタル/ア
ナログ(D/A)変換器11に送られ、このD/A変換
器11でそれぞれアナログのR,G,B画像信号に変換
されて重畳回路12に送られる。なお、この重畳回路1
2については後述する。
【0022】当該重畳回路12を介したR,G,B画像
信号は、出力端子13R,13G,13Bを介して取り
出され、カラーCRT(陰極線管)等のモニタ14に送
られる。また、上記重畳回路12からのR,G,B信号
は、Y(輝度)信号マトリクス回路15及びC(クロ
マ)信号マトリクス回路16にそれぞれ送られており、
これらのマトリクス回路15,16からのY,C各信号
は、それぞれ出力端子13Y,13Cを介して取り出さ
れる。更に、これらのY信号,C信号は、混合回路17
でミックスされていわゆるコンポジットビデオ信号SV
となり、出力端子13Vを介して取り出される。
【0023】ところで、上記標準NTSC方式のCRT
モニタ14の表示エリアは、垂直方向解像度が例えば4
85本で水平方向解像度が756本程度である。このた
め、上記1536×1024×8ビットの容量の上記第
一の画像メモリ8には、当該モニタ14の表示エリアの
総画素数の約4倍の画素に対応する画像データが記憶さ
れていることになる。したがって、この第一の画像メモ
リ8に記憶される上記画像原稿GDに対応する画像を上
記標準NTSC方式のモニタ14の表示エリアのフル画
面に表示する場合は、当該第一の画像メモリ8に記憶さ
れた画像データを1/4に間引かなければならない。
【0024】言い換えれば、上記第一の画像メモリ8に
記憶されていた画像データを間引かずに上記標準NTS
C方式のモニタ14に送ったとすると、当該モニタ14
の表示エリアには上記第一の画像メモリ8に記憶されて
いる画像データのうちの1/4の領域のみが表示される
ことになる。
【0025】さらに換言すれば、上記第一の画像メモリ
8に記憶されていた画像データのうちの任意の1/4の
領域の画像データを、上記モニタ14の表示エリアのフ
ル画面に表示するようにすれば、拡大率「4」(4倍の
拡大)の表示が可能となる。すなわち上述したことを考
慮すれば、例えば、上記第一の画像メモリ8に記憶され
ていた画像データを1/4に間引いた場合の上記モニタ
14での表示画像は拡大率「1」(1倍の拡大)の表示
となり、また、上記第一の画像メモリ8に記憶されてい
た画像データを例えば1/2に間引いた場合の上記モニ
タ14での表示画像は拡大率「2」(2倍の拡大)の表
示となることが判る。
【0026】このように、本実施例においては、上記第
一の画像メモリ8に記憶されていた画像データの間引き
率を任意に変えることにより、上記モニタ14上に表示
される画像の拡大率を任意に変えることができるように
なる。なお、上記拡大率は整数倍に限らず任意の拡大率
を取ることができる。
【0027】本発明実施例では、上述したような第一の
画像メモリ8に記憶されていた画像データの間引きを、
第二の画像メモリ40に対する書込クロックを間引くこ
とにより実現している。
【0028】すなわち、上記第一の画像メモリ8から読
み出された画像データは、上記第二の画像メモリ40に
送られ、当該第二の画像メモリ40の書き込み及び読み
出しは上記メモリ制御回路10により制御される。ここ
で、上記任意の倍率によるモニタ14への表示を行う場
合、上記メモリ制御回路10は、上記第二の画像メモリ
40への書込クロックを上記任意の倍率に応じて決定さ
れる間引き率で間引いて供給すると共に、例えばNTS
C方式等の標準ビデオクロックを読出クロックとして供
給するようにする。例えば、上記メモリ制御回路10
は、上記拡大率「1」のとき上記第二の画像メモリ40
への書込クロックを1/4に間引き、拡大率「2」のと
き上記書込クロックを1/2に間引き、拡大率「4」の
ときは上記書込クロックの間引かないで上記第二の画像
メモリ40に送ると共に、当該第二の画像メモリ40へ
の読出クロックは標準ビデオクロックとしている。
【0029】これにより、上記第一の画像メモリ8に記
憶されていた画像データの間引きを実現している。
【0030】さらに、本発明実施例では、上記第一の画
像メモリ8内に記憶されている画像データを用いること
で、画像原稿GDの再度の読み直しを行わなわずとも、
モニタ14の表示エリア内の任意の領域を拡大すると共
にその拡大領域を自由に移動する(すなわち拡大してい
わゆるスクロールを行う)ことを可能としている。
【0031】ここで、本実施例においては、上記スクロ
ールや拡大率の指定等を例えばキー入力装置23からの
キー入力により行うようにしている。
【0032】上記キー入力装置23からは、例えば拡大
率を切り換えたり画像拡大時の拡大領域を示すスタート
アドレスを指定したり拡大画像のスクロールのためのス
タートアドレス値の変更等のキー入力が行われる。この
キー入力装置23からのキー入力信号は、CPU22に
送られるようになっている。
【0033】当該CPU22は、上記キー入力装置23
でのキー入力に応じて、後段のシステム制御回路21を
介して画像拡大やスクロール等のための各種制御を行う
と共に、例えば上記スタートアドレスに対応するモニタ
14の表示エリア上の位置指定のためのポインタ等を表
示するためのキャラクタ表示信号を発生するキャラクタ
発生回路30を制御する。すなわち、上記キー入力装置
23からのキー入力信号がCPU22に送られることに
よって、当該CPU22はスタートアドレス指定用のポ
インタの表示位置データ (X座標,Y座標)や、拡大率
指定データを出力する。なお、この場合のキー入力は、
座標データ等を直接入力するようにしてもよいが、カー
ソル移動キー等を用いて表示画面上でポインタをX,Y
方向や斜め方向に移動させながら位置を決定するように
している。また、上記CPU22は、上記システム制御
回路21を介して読み取りタイミング制御回路9をも制
御する。更に、上記キャラクタ発生回路30からのキャ
ラクタ表示信号は、上記重畳回路12に送られ、当該重
畳回路12で上記画像信号に重畳される。
【0034】なお、上記システム制御回路21からは、
水平同期信号HD,垂直同期信号VD及びこれらが混合
されたコンポジット同期信号SYNCが、それぞれ出力
端子18H,18V,18Sを介して取り出されるよう
になっている。また、上記読み取りタイミング制御回路
9及びメモリ制御回路10は、システム制御回路(いわ
ゆるシステムコントローラ)21により制御されてお
り、このシステム制御回路21はCPU22との間でデ
ータや制御信号の送受が行われる。なお、このシステム
制御回路21とCPU22とは一体的な構成としてもよ
い。
【0035】ここで、上述したような本実施例装置にお
ける各動作を、図2及び図3を参照しながら説明する。
図2は、上記図1の構成の上記原稿載置台1上に載置さ
れた所定寸法(例えばA4サイズ)の画像原稿GDを示
している。ここで、例えば標準モード(拡大率「1」)
では、図3のaに示すように、画像原稿GDの全面が表
示画面SCにフル表示される。
【0036】この状態のとき、上記キー入力装置23に
より、所望の拡大率をキー入力して設定し、例えばスタ
ートアドレス指定モードを選択すれば、図3のbに示す
ようなポインタcdが表示画面SC内に表示され、更
に、キー入力装置23のカーソル移動キーやジョイステ
ィック等を操作することにより、上記ポインタcdが表
示画面SC内でX方向,Y方向に移動する。また、キー
入力により拡大率を設定することにより、図3のbに示
すように、上記ポインタcdをスタートアドレス(先頭
アドレス)とすると共に当該設定された拡大率に応じた
枠Fdも表示される。
【0037】上述したような手順に従ってスタートアド
レスをポインタcdで決定すると共に拡大率を設定する
ことで、上記第一,第二の画像メモリ8,40の読み出
し及び書き込みが制御され、図3のcに示すように、上
記図3のbの枠Fdの範囲内の画像が拡大されて表示画
面SC上にフル画面表示される。
【0038】さらに、本実施例では、上述したように一
旦拡大表示を行った後でも、例えば上記キー入力装置2
3からの入力によって図3のbのポインタcdを移動さ
せることでスタートアドレスを変化させると共に、上記
メモリ制御回路10における書込クロックの間引き率を
一定に保つようにすることで、図3のbの全ての表示エ
リア内をスクロールする拡大表示が可能となる。
【0039】また、上述したメモリ制御回路10の一部
及び第一,第二の画像メモリ8,40は具体的には図4
に示すような構成となる。なお、この図4において図1
と同様の構成要素には同一の指示符号を付している。こ
の図4に示す具体例においては、上記第二の画像メモリ
40を2つのラインメモリ41,42で構成し、この2
つのラインメモリ41,42を書き込みと読み出しとで
交互に使用するような構成としている。すなわち、ライ
ンメモリには、1Hの画像データを書き込みながら読み
出しをも同時に行う必要があるため、本具体例のよう
に、現在と次の走査線用のラインメモリ41,42を用
いるようにしている。
【0040】この図4の構成において、上記メモリ制御
回路10の端子50からはアドレスデータが出力され、
端子53からは4fSC(例えば14.318MHz)の
標準NTSC方式のビデオクロックが出力され、端子5
6にはシステム制御回路21を介したCPU22からの
制御信号が供給される。また、上記メモリ制御回路10
には、クロックコントロール部54が設けられ、このク
ロックコントロール部54には16fSC(例えば57.
272MHz)の書込クロックが供給されている。更
に、当該クロックコントロール部54の出力は、端子5
1を介して第一の画像メモリ8の読出クロック入力端子
に供給され、端子52を介してラインメモリ41,42
の書込クロック入力端子に供給される。また更に、端子
55からの出力は、図1のD/A変換器11に送られ
る。なお、この図4の例では、ラインメモリ41,42
は第一の画像メモリ8からのR,G,Bの画像データを
例えば時分割で処理するようにしている。
【0041】上記メモリ制御回路10の端子50からの
アドレスデータと端子51からの読出クロックとに基づ
いて上記第一の画像メモリ8から読み出された画像デー
タは、時分割的に動作する上記ラインメモリ41,42
に送られる。
【0042】また、上記メモリ制御回路10のクロック
コントロール部に供給された16fSCの書込クロック
は、当該クロックコントロール部54によって端子56
に供給される前記任意の拡大率に応じた制御信号に基づ
いて間引きされる。本具体例では例えば上記16fSC
書込クロックを1/2に間引いている。このクロックコ
ントロール部54で間引かれたクロックは、上記第二の
画像メモリ8の読出クロック入力端子に送られると共
に、上記ラインメモリ41,42の書込クロック入力端
子に送られる。したがって、上記ラインメモリ41,4
2では、上記間引かれたクロックに基づいて上記第一の
画像メモリ8からの画像データの書き込みが行われる。
【0043】このようにして画像データが書き込まれた
ラインメモリ41,42からは、端子53からの4fSC
の読出クロックに基づいて画像データが読み出される。
この読み出された画像データが上記端子55から出力さ
れる。
【0044】上述した図4の構成における書込クロック
の間引きとラインメモリ41,42への画像データの書
き込みのタイミングを図5に示す。
【0045】すなわち、この図5のaに示すようなアド
レスアクセスによって上記第一の画像メモリ8から読み
出された画像データは、上記ラインメモリ41,42に
一旦書き込まれる。この時、上記クロックコントロール
部54により、例えば図5のbの図中Ti に示すように
して上記16fSCの書込クロックの間引きが行われる。
なお、この図5のbに示すように上記16fSCの書込ク
ロックから間引かれたクロックには、データがないこと
になるのでラインメモリ41,42にて時間軸調整を行
う。当該ラインメモリ41,42からは、上記4fSC
読出クロックに基づいて画像データが読み出される。
【0046】上述したように、本発明の実施例の画像読
み取り装置は、モニタ14の表示エリアの総画素数より
も大なる記憶容量を持ち画像データを記憶する第一の画
像メモリ8と、上記第一の画像メモリ8からの画像デー
タを記憶する第二の画像メモリ(間引き手段)40と、
上記第一,第二の画像メモリ8,40の書き込み及び読
み出しを制御するメモリ制御回路10とを有し、上記モ
ニタ14に表示される画像を上記任意の倍率で表示させ
る際には、上記メモリ制御回路10は上記第二の画像メ
モリ40に対して書込クロックを上記任意の倍率に応じ
て決定される間引き率で間引いて供給すると共に標準ビ
デオクロックを読出クロックとして供給するようにする
ことで、拡大処理の際に再度の原稿読み直しが不要で高
速,高品位な多段階ズームが可能であると共に、拡大画
面の縦,横方向のスクロールも可能となる。
【0047】言い換えれば、本発明実施例の画像読み取
り装置は、モニタ14の表示エリアの総画素数より大き
い容量の第一の画像メモリ8と、上記第一の画像メモリ
8に記憶されていた画像データを任意の倍率に応じて間
引くことにより当該任意の倍率に応じた必要画素を得る
間引き手段としてのラインメモリ41,42と、当該ラ
インメモリ41,42における間引き率を可変する間引
き率可変手段としてのメモリ制御回路10(クロックコ
ントロール部54)とを有することにより、上記モニタ
14の表示エリア内の任意の場所を任意の大きさで表示
できると共に解像度の劣化もなく拡大できる。また、第
一の画像メモリ8に記憶されている画像データを読み出
すことで前の表示エリア内を自由に拡大してスクロール
することが可能となっている。
【0048】
【発明の効果】上述のように、本発明の画像読み取り装
置においては、表示手段の表示エリアの総画素数よりも
大なる記憶容量を持ち画像データを記憶する第一の画像
メモリと、この第一の画像メモリからの画像データを記
憶する第二の画像メモリと、第一,第二の画像メモリの
書き込み及び読み出しを制御するメモリ制御手段とを有
し、表示手段に表示される画像を任意の倍率で表示させ
る際には、メモリ制御手段は第二の画像メモリに対して
書込クロックを任意の倍率に応じて決定される間引き率
で間引いて供給すると共に標準ビデオクロックを読出ク
ロックとして供給するようにすることで、拡大処理の際
に再度の原稿読み直しが不要で高速,高品位な多段階ズ
ームが可能であると共に、拡大画面の縦,横方向のスク
ロールも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の画像読み取り装置の概略構成
を示すブロック回路図である。
【図2】実施例の画像原稿と原稿載置台との関係を示す
平面図である。
【図3】実施例の表示画面上の表示形態の具体例を示す
正面図である。
【図4】本実施例のより具体的な一部構成を示すブロッ
ク回路図である。
【図5】アドレスとクロックとの関係を示すタイミング
チャートである。
【図6】従来の原稿載置台上の画像原稿の読み取り範囲
を示す平面図である。
【図7】従来の表示画面上の表示形態の具体例を示す正
面図である。
【符号の説明】
1・・・・・原稿載置台 2・・・・・画像読み取りヘッド 8・・・・・第一の画像メモリ 9・・・・・読み取りタイミング制御回路 10・・・・メモリ制御回路 12・・・・重畳回路 14・・・・CRT(陰極線管)モニタ 21・・・・システム制御回路 22・・・・CPU 23・・・・キー入力装置 30・・・・キャラクタ発生回路 40・・・・第二の画像メモリ
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/393 4226−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読み取り手段により画像原稿から読
    み取った画像データを表示手段への画像信号として出力
    すると共に、上記表示手段に表示される画像を任意の倍
    率で少なくとも拡大可能な画像読み取り装置であって、 上記表示手段の表示エリアの総画素数よりも大なる記憶
    容量を持ち、上記画像読み取り手段により上記画像原稿
    から読み取った画像データを記憶する第一の画像メモリ
    と、 上記第一の画像メモリから読み出された画像データを記
    憶する第二の画像メモリと、 上記第一,第二の画像メモリの書き込み及び読み出しを
    制御するメモリ制御手段とを有し、 上記表示手段に表示される画像を上記任意の倍率で表示
    させる際には、上記メモリ制御手段は上記第二の画像メ
    モリに対して書込クロックを上記任意の倍率に応じて決
    定される間引き率で間引いて供給すると共に標準ビデオ
    クロックを読出クロックとして供給することを特徴とす
    る画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 上記第二の画像メモリを2つのラインメ
    モリで構成し、この2つのラインメモリを交互に使用す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
JP4083105A 1992-03-05 1992-03-05 画像読み取り装置 Withdrawn JPH05252353A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4083105A JPH05252353A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 画像読み取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4083105A JPH05252353A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 画像読み取り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05252353A true JPH05252353A (ja) 1993-09-28

Family

ID=13792922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4083105A Withdrawn JPH05252353A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 画像読み取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05252353A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007178850A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Seiko Epson Corp 画像出力ドライバic
JP2007178851A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Seiko Epson Corp 画像コントロールic
JP2012119985A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Canon Inc 記録再生装置、撮像装置、その制御方法、および制御プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007178850A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Seiko Epson Corp 画像出力ドライバic
JP2007178851A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Seiko Epson Corp 画像コントロールic
JP2012119985A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Canon Inc 記録再生装置、撮像装置、その制御方法、および制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3339284B2 (ja) 大画面表示方式
JP2558236B2 (ja) 画像変換メモリ装置
JPH0432593B2 (ja)
US5083208A (en) Electronic zoom apparatus
JP2000330536A (ja) 液晶マルチディスプレイ表示装置
KR100579426B1 (ko) 비디오신호 처리장치 및 비디오신호 처리방법
JPH0775014A (ja) 映像表示装置、マルチ画面表示システム及び拡大処理回路
JP3685668B2 (ja) マルチスクリーン用画面合成装置
JPH05252353A (ja) 画像読み取り装置
US6816202B1 (en) Picture frame generating circuit and digital television system using the same
GB2165719A (en) Split-screen display arrangement
JPS6150318B2 (ja)
JPH05324840A (ja) 高解像度画像処理装置
JP2599045B2 (ja) 垂直方向拡大回路
JPH01276331A (ja) ビデオ合成装置
JP2003143474A (ja) 映像信号処理システム
JPH10327320A (ja) 画像読み取り装置
JPH07298192A (ja) 画像表示制御装置
JPH03247068A (ja) 画像読み取り装置
JPH05300446A (ja) 親子画面表示回路
JPH02264565A (ja) 画像読み取り装置
JP2004101924A (ja) 画像信号処理装置および画像信号処理方法
JPH07203293A (ja) 画像処理装置
JPH04248591A (ja) 動画ウィンドウ表示装置
JPH0571105B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518