JP2003143474A - 映像信号処理システム - Google Patents

映像信号処理システム

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JP2003143474A
JP2003143474A JP2001337653A JP2001337653A JP2003143474A JP 2003143474 A JP2003143474 A JP 2003143474A JP 2001337653 A JP2001337653 A JP 2001337653A JP 2001337653 A JP2001337653 A JP 2001337653A JP 2003143474 A JP2003143474 A JP 2003143474A
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signal
video
memory
degrees
processing
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Application number
JP2001337653A
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English (en)
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Hideki Morino
英樹 森野
Mitsutoshi Nagata
光俊 永田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 x画素単位で転送を行なうメモリを使用して
映像信号を時計周りおよび反時計回りに90度回転する
処理を従来よりも少ないラインメモリで実現しさらにテ
レビジョン受信機において映像入力に対しこれを静止画
あるいは動画として時計周りおよび反時計回りに90度
回転もしくは180度回転もしくは水平あるいは垂直方
向に反転もしくはそのまま出力するなど1画面から多画
面まで従来にはない多様な画面形態での高画質表示を可
能にする。 【解決手段】 x/2画素×x/2ラインのブロックご
とに画素データの配列変換を施しこれをx画素単位で所
定のメモリ空間に書き込むとともにこれをフレーム遅延
させた信号とそれとプラスまたはマイナスx/2ライン
ずれた2つの信号との計3つの信号をx/2画素×x/
2ラインのブロックごとに合成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受信
機におけるデジタル映像信号処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に映像データを任意の角度回転さ
せる場合その処理にはメモリが使用される。その回転処
理において1画素単位でメモリにアクセスする場合には
回転前後の各画素データの座標変化量を用いた座標変換
処理(転置処理)をメモリのみで実現できるが(もちろ
ん制御するユニットは必要)これでは処理速度が遅い。
そこでx画素ずつまとめてメモリにアクセスすることで
処理速度の向上が図られている。
【0003】以下、例を挙げて説明する。図10中の1
001に示すような48画素×32ラインの映像に対し
メモリを用いてこれを時計回りに90度回転処理する場
合を考える。16画素単位でメモリにアクセスするとこ
のメモリでは16画素×16ラインのブロックごとに回
転処理をすることになる(1001中のZ**の各ブロ
ックの配列を変換するのみ)。従ってメモリに書き込む
前後においてこの16画素×16ラインの各ブロック内
の画素に対して画素配列を変換する処理が必要になる。
これにより回転処理が完了し図中1002のような映像
が得られる(図中のZ’**はZ**のブロック内の画
素配列を所望の配列に変換したことを表す)。しかしな
がらこの各ブロック内の配列変換処理にはx画素単位で
メモリ転送を行なうとするとx個のラインメモリを必要
とする。パソコンのように処理速度が速い場合には転送
単位を少なくする(xを小さくする)ことが可能だが、
この回転処理をテレビジョン受信機などに利用する場
合、転送単位を少なくすることは不利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、M画素×N
ラインの映像入力を時計周りおよび反時計回りに90度
回転させる信号処理においてx画素単位で転送を行なう
メモリを使用した場合に、従来x個のラインメモリを必
要としていた回転処理時の画素データの配列変換を半分
のx/2個のラインメモリで実現し、また同時に高速な
回転処理を可能にし、さらに180度回転もしくは水平
あるいは垂直方向に反転させる処理などを付加すること
により、テレビジョン受信機において映像入力に対しこ
れを静止画あるいは動画として時計周りおよび反時計回
りに90度回転もしくは180度回転もしくは水平ある
いは垂直方向に反転もしくはそのまま出力するなど1画
面から多画面まで従来にはない多様な画面形態での高画
質表示を可能にする。
【0005】
【課題を解決するための手段】メモリへx画素単位でデ
ータの転送を行なう前処理としてx/2画素×x/2ラ
インのブロックごとに画素データの配列変換を施しこれ
をx画素単位で所定のメモリ空間に書き込むとともにこ
れをフレーム遅延させた信号とこの遅延信号とプラスま
たはマイナスx/2ラインずれた2つの信号との計3つ
の信号をメモリから読み出しこれらをx/2画素×x/
2ラインのブロックごとに合成することで従来よりも半
分の数のラインメモリによる高速な90度回転処理を実
現する。
【0006】また180度回転および水平反転時には9
0度回転時と共通のラインメモリでx画素×1ラインの
画素データの配列変換を行なった信号を、また垂直反転
および映像入力をそのまま出力する時には映像入力をそ
のまま所定のメモリ空間に書き込むとともにこれをフレ
ーム遅延させた信号を読み出すことで実現できる。
【0007】これらの処理の前後に周波数変換や遅延信
号の生成を行なうメモリと、走査線補間やフォーマット
変換などの処理を行なう信号処理部と、輪郭補正などの
処理を行なう画質処理部、画面サイズの変更や映像信号
の合成を行なう映像合成部等を付加することにより、テ
レビジョン受信機において複数の入力映像に対しこれら
を静止画あるいは動画として時計周りおよび反時計回り
に90度回転もしくは180度回転もしくは水平あるい
は垂直方向に反転した1画面から多画面まで多様な画面
形態での高画質表示が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明における請求項1に記載の
発明は、M画素×Nラインの映像入力を時計周りおよび
反時計回りに90度回転させる映像信号処理装置におい
て、x画素単位でデータの転送を行なうメモリと、メモ
リの書き込みおよび読み出しに際しメモリ空間の任意の
アドレスを指定できるようアドレスを生成するメモリ制
御部と、x/2画素×x/2ラインのブロックごとに画
素データの配列を変換する配列変換部と、メモリに書き
込まれた信号をフレーム遅延させた信号とこの遅延信号
とプラスまたはマイナスx/2ラインずれた2つの信号
との計3つの信号を3系統で読み出しこれらをx/2画
素×x/2ラインのブロックごとに合成する合成処理部
と、時計周りあるいは反時計周りに応じて変化する上記
配列変換部およびメモリ制御部および合成処理部の処理
を制御する制御部とを備え、映像入力信号に対しx/2
画素×x/2ラインのブロックごとに画素データの配列
変換を施しこれをx画素単位で所定のメモリ空間に書き
込むとともにこれをフレーム遅延させた信号とこの遅延
信号とプラスまたはマイナスx/2ラインずれた2つの
信号との計3つの信号をメモリから読み出しこれらをx
/2画素×x/2ラインのブロックごとに合成すること
で、より少ないラインメモリで画素データの配列変換を
行ないかつ高速な回転処理を可能とした映像信号回転処
理アルゴリズムおよび映像信号回転処理システムであ
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、M画素×Nライ
ンの映像入力に対し時計周りおよび反時計回りに90度
回転もしくは180度回転もしくは水平あるいは垂直方
向に反転させるあるいは映像入力をそのまま出力する映
像信号処理装置において、x画素単位でデータの転送を
行なうメモリと、メモリの書き込みおよび読み出しに際
しメモリ空間の任意のアドレスを指定できるようアドレ
スを生成するメモリ制御部と、時計周りおよび反時計周
り90度回転時にはx/2画素×x/2ラインのブロッ
クごとに画素データの配列変換を行ない180度回転お
よび水平反転時にはx画素×1ラインで画素データの配
列変換を行ない垂直反転および映像入力をそのまま出力
する時には無処理とする配列変換部と、メモリに書き込
まれた信号をフレーム遅延させた信号とこの遅延信号と
プラスまたはマイナスx/2ラインずれた2つの信号と
の計3つの信号を3系統で読み出しこれらをx/2画素
×x/2ラインのブロックごとに合成する合成処理部
と、上記フレーム遅延信号と合成処理部からの出力を選
択するセレクタと、このセレクタにより選択された信号
に対し明るさ調整や色あい調整などを行なう信号補正部
と、時計周りおよび反時計回りに90度回転もしくは1
80度回転もしくは水平あるいは垂直方向に反転させる
あるいは映像入力をそのまま出力するという各状態に応
じて上記配列変換部およびメモリ制御部および合成処理
部およびセレクタおよび信号補正部を制御する制御部と
を備え、請求項1に記載の回転処理システムに映像入力
の180度回転および水平あるいは垂直方向の反転機能
を追加しさらに信号補正部を付加することにより明るさ
調整や色合い調整などを可能にした映像信号処理システ
ムである。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の映像信号処理システムにおいて、M画素×Nラインの
映像入力に対し周波数変換や遅延信号の生成などを行な
うメモリと、走査線補間やフォーマット変換などの処理
を行なう信号処理部と、輪郭補正などの処理を行なう画
質処理部と、上記メモリおよび信号処理部および画質処
理部とを制御する制御部とを付加し、映像入力に対し周
波数変換や遅延信号の生成などを行ない必要に応じて信
号処理部において走査線補間やフォーマット変換などの
処理を行ない請求項2に記載の映像信号処理システムの
入力信号としさらに請求項2に記載の映像信号処理シス
テムの出力信号に対し上記画質処理部において輪郭補正
等の画質補正処理を行なうことにより映像入力に対し時
計周りおよび反時計回りに90度回転もしくは180度
回転もしくは水平あるいは垂直方向に反転し高画質で出
力することを可能にしたテレビジョン受信機用映像信号
処理システムである。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のテレビジョン受信機用映像信号処理システムにおい
て、映像入力が最初に書き込まれるメモリへの書き込み
を垂直同期信号パルスをトリガにして任意のタイミング
で停止してさらに毎Vごとに同じメモリ領域を読み出す
ことにより静止画出力を得る、あるいは上記メモリへの
書き込みを垂直同期信号パルスをトリガにして任意のタ
イミングで再開してさらに書き込まれた入力信号に対し
生成される遅延信号を読み出すことにより再び動きのあ
る映像を出力できるように制御部から制御することによ
り動きのある映像入力に対し任意のタイミングでその映
像を静止画あるいは動画として出力してこれを時計周り
および反時計回りに90度回転もしくは180度回転も
しくは水平あるいは垂直方向に反転し高画質で出力する
ことを可能にした請求項3に記載のテレビジョン受信機
用映像信号処理システムである。
【0012】請求項5に記載の発明は、複数の映像入力
信号に対し、個々の映像入力を請求項3および請求項4
に記載のテレビジョン受信機用映像信号処理システムの
映像入力としてそれぞれ入力し、さらにこれら請求項3
および請求項4に記載のテレビジョン受信機用映像信号
処理システムにおける個々の出力信号を必要に応じてサ
イズ変更を行なうなどして合成する映像合成部と、上記
請求項3および請求項4に記載のテレビジョン受信機用
映像信号処理システムおよび映像合成部とを制御する制
御部を付加することにより複数の映像入力に対してそれ
ぞれの映像を静止画あるいは動画としてこれを時計周り
および反時計回りに90度回転もしくは180度回転も
しくは水平あるいは垂直方向に反転し、さらにこれらを
映像合成部によりサイズ変更を行なうなどして合成する
ことにより個々の映像が90度、180度回転するなど
多様な形態の多画面表示を可能にしたテレビジョン受信
機における多画面の表示形態およびテレビジョン受信機
用映像信号処理システムである。
【0013】請求項6に記載の発明は、2つ以上の映像
信号を1つの表示装置に同時に表示することが可能なテ
レビジョン受信機において、個々の映像入力に対して周
波数変換や遅延信号の生成などを行なうメモリと、走査
線補間やフォーマット変換などの処理を行なう信号処理
部と、この信号処理部からの出力信号を任意の角度で回
転させる処理を行なう回転処理部と、回転処理部からの
出力信号に対し輪郭補正等の画質補正処理を行なう画質
処理部と、画質処理部からの個々の出力を必要に応じて
サイズ変更するなどして合成する映像合成部と、上記メ
モリおよび信号処理部および回転処理部および画質処理
部および映像合成部とを制御する制御部とを備え、複数
の映像入力に対し請求項4に記載のメモリ制御方法によ
りそれぞれの映像を静止画あるいは動画としてメモリか
ら出力したあと走査線補間やフォーマット変換処理など
の信号処理を行ないその後任意の角度で回転処理を行な
い輪郭補正などの画質補正処理を行なった後これらをサ
イズ変更するなどして合成することにより個々の映像が
任意の角度回転するなど多様な形態の高画質多画面表示
を可能にしたテレビジョン受信機における多画面の表示
形態およびテレビジョン受信機用多画面表示システムで
ある。
【0014】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。
【0015】(実施の形態1)まず、請求項1に記載の
発明について、その詳細を説明する。図1に本発明の構
成図を示す。図中101はx画素単位でデータの転送を
行なうメモリであり、図中102はメモリの書き込みお
よび読み出しに際しメモリ空間の任意のアドレスを指定
できるようアドレスを生成するメモリ制御部であり、図
中103はx/2画素×x/2ラインのブロックごとに
画素データの配列を変換する配列変換部であり、図中1
04はメモリに書き込まれた信号をフレーム遅延させた
信号とこの遅延信号とプラスまたはマイナスx/2ライ
ンずれた2つの信号との計3つの信号を3系統で読み出
しこれらをx/2画素×x/2ラインのブロックごとに
合成する合成処理部であり、図中105は時計周りある
いは反時計周りに応じて変化する上記配列変換部および
メモリ制御部および合成処理部の処理を制御する制御部
である。
【0016】以下具体例を挙げてその動作を説明する。
例えば16画素単位でメモリ101に転送される場合に
おいて48画素×32ラインの映像入力があるとすると
この入力信号はまず配列変換部103に入力され8画素
×8ライン(16/2画素×16/2ライン、以下S画
素×tラインはS×tと表す)のブロック単位で配列変
換処理される。ここで時計回りに90度回転する場合に
おけるこのブロック単位での配列変換処理について説明
する。
【0017】図6中の601は1ブロック単位の入力映
像信号である(P**は個々の画素を表す)。この信号
は各ラインそれぞれ配列変換部103中の8つのライン
メモリ(LM0〜LM7、LM0から順に下方向に並ん
でいるとする)にLM0から順次格納される。
【0018】図6中の602(第1段階の配列変換)に
おいて配列変換1は最初の2ライン分の信号がLM0と
LM1に格納された段階で行なう処理であり2×2のブ
ロックにおいてブロックの中心を基準に左上と右下の画
素を交換する。602の配列変換2−1、配列変換3、
配列変換4−1も同様に2ライン分のデータがラインメ
モリLM2〜LM7まで順次書き込まれた段階で同様の
処理を行なう。
【0019】図6中の603(第2段階の配列変換)に
おいて配列変換2−2は最初の4ライン分のデータがラ
インメモリLM0〜LM3まで書き込まれかつ602の
配列変換1と配列変換2−1の処理が終わった後に行な
う処理であり4×4のブロックにおいてブロックの中心
を基準に左上の2×2のブロックと右下の2×2のブロ
ックとを入れ替える。603の配列変換4−2も同様に
LM4〜LM7までデータが書き込まれかつ602の配
列変換3と配列変換4−1が終了した時点で2×2のブ
ロックの入れ替えを行なう。
【0020】図6中の604(第3段階の配列変換)に
おいて配列変換4−3はLM0〜LM7に8ライン分の
信号が書き込まれかつ602と603の処理が全て終了
した時点で行なわれる処理であり8×8のブロックにお
いてブロックの中心を基準に左上の4×4のブロックと
右下の4×4のブロックとを入れ替える。
【0021】これら602から604までの全ての処理
が8×8の全ブロック(ここでは1ラインあたり48画
素の信号を考えているので8ラインで全6ブロック)に
おいて終了した時点でLM0のデータから順次出力する
とともに次の映像入力を順次格納し、上記の処理を行な
う。
【0022】この配列変換処理は8つのラインメモリに
順次データを格納しながら処理を行なって出力しかつ出
力が完了したラインメモリから順次新しいデータを書き
込むので使用するラインメモリを節約できるとともに高
速の処理が可能である。
【0023】なお反時計周りに90度回転する場合は6
02から604の各配列変換においてブロックの中心を
基準に右上と左下の各ブロック(時計回り90度の場合
はすべて左上と右下)を入れ替えればよい。時計回り9
0度および反時計回り90度の処理は制御部105から
の制御信号により切り替える。
【0024】この配列変換部103からの出力はメモリ
制御部102から送られる所定のアドレス値により16
画素単位でメモリ101に書き込まれるとともにこれを
フレーム遅延させた信号とこの遅延信号とプラスまたは
マイナス8ラインずれた2つの信号との計3つの信号を
3系統で読み出しこれらを合成処理部104において8
×8のブロックごとに合成し回転処理が完了する。時計
回りに90度回転させる場合についてこれらの処理を説
明する。
【0025】図7中の701は配列変換部103からの
出力信号であり図中A**は8×8の各ブロックを表
す。702は合成処理部104から出力される回転処理
後の信号である。メモリ101へは16画素単位で書き
込まれるのでまず701の信号を703のような配列で
メモリ101へ書き込む(メモリ制御部102からこの
ような配列で書き込まれるようアドレスを順次発行す
る)。
【0026】ここでアンダーライン付きのA**は各ブ
ロックにおいてデータが上下反転していることを表し、
例えば図6中の604のデータは図7中の704の配列
となる。
【0027】このような配列で書き込まれたデータをフ
レーム遅延させて読み出すと図7中の706のようにな
る(図1中におけるS0)がこの場合図中の斜線で示し
た8×8のブロックは所望のデータと異なる(702と
比較)。
【0028】そこで新たに図7中の705(図1中にお
けるS1)と707(図1中におけるS2)のように7
06の信号をプラスまたはマイナス8ラインずらした位
置から読み出しこれら計3つの信号をそれぞれ705、
706、707において白抜きの8×8の各ブロックを
705の信号については右に8画素シフトし707の信
号については左に8画素シフトした後に合成することに
より702の信号が得られ回転処理が完了する。
【0029】なお反時計回り90度回転の時にはメモリ
101の配列などが異なるが同様の考え方で回転処理で
きる。時計回り90度および反時計回り90度の処理は
制御部105からの制御信号により切り替える。
【0030】なお(u,V)の色信号を扱う場合には処
理後の出力信号が(u,V)の配列になるよう例えば補
間処理を行なうなどの処理を回転処理の前あるいは後で
行なう必要がある。このようにメモリ101から3つの
信号を読み出し合成することにより配列変換部の処理に
要するラインメモリを節約できかつデータの欠落なく高
速な回転処理が可能となる。
【0031】(実施の形態2)次に請求項2に記載の発
明について、その詳細を説明する。図2にその構成図を
示す。図中201はx画素単位でデータの転送を行なう
メモリである。
【0032】図中202はメモリの書き込みおよび読み
出しに際しメモリ空間の任意のアドレスを指定できるよ
うアドレスを生成するメモリ制御部であり、図中203
は時計周りおよび反時計周り90度回転時にはx/2画
素×x/2ラインのブロックごとに画素データの配列変
換を行ない180度回転および水平反転時にはx画素×
1ラインで画素データの配列変換を行ない垂直反転およ
び映像入力をそのまま出力する時には無処理とする配列
変換部である。
【0033】図中204はメモリに書き込まれた信号を
フレーム遅延させた信号とこの遅延信号とプラスまたは
マイナスx/2ラインずれた2つの信号との計3つの信
号を3系統で読み出しこれらをx/2画素×x/2ライ
ンのブロックごとに合成する合成処理部である。
【0034】図中205は上記フレーム遅延信号と合成
処理部からの出力を選択するセレクタであり、図中20
6はこのセレクタにより選択された信号に対し明るさ調
整や色あい調整などを行なう信号補正部である。
【0035】図中207は時計周りおよび反時計回りに
90度回転もしくは180度回転もしくは水平あるいは
垂直方向に反転させるあるいは映像入力をそのまま出力
するという各状態に応じて上記配列変換部およびメモリ
制御部および合成処理部およびセレクタおよび信号補正
部を制御する制御部である。
【0036】以下具体例を挙げてその動作を説明する。
例えば16画素単位でメモリ201に転送される場合に
おいて48画素×32ラインの映像入力があるとする。
まず映像入力は配列変換部203に入力される。配列変
換部203では入力に対し時計周りおよび反時計回りに
90度回転を行なう場合には8画素×8ライン(16/
2画素×16/2ライン、以下S画素×tラインはS×
tと表す)のブロックごとに画素データの配列変換を行
ない180度回転および水平反転時にはx×1で画素デ
ータの配列変換を行ない垂直反転および映像入力をその
まま出力する時には無処理となる。
【0037】これらの処理は制御部207からの命令で
切り替える。時計周りおよび反時計回りに90度回転す
る場合については合成処理部204までの処理は請求項
1と同じである。180度回転および水平反転時にはx
×1で画素データの配列変換を行なうがこの処理を図8
中の801に示す。
【0038】16画素のデータを801のようにセンタ
ーを基準に左右入れ替える。ここで入力信号がu,Vの
色信号のような場合には801における下の図のように
画素を入れ替える。上記のような配列変換の処理が完了
したのちこの配列変換部203からの出力はメモリ制御
部202から送られる所定のアドレス値により16画素
単位でメモリ201に書き込まれるとともにこれをフレ
ーム遅延させた信号(図2中のS0)を読み出すことに
より180度回転および水平あるいは垂直反転の処理が
完了する。
【0039】このときメモリ201へ書き込むデータの
配列は配列変換部203からの出力を図8中の802と
すると180度回転時には図8中の803の配列に、水
平反転時には図8中の804の配列に、垂直反転時には
図8中の805の配列になる。
【0040】セレクタ205においては時計周りおよび
反時計回りの90度回転時には合成処理部204からの
出力を、それ以外の場合にはメモリ201からの信号S
0を制御部207からの制御により選択し出力する。
【0041】さらにセレクタ205により選択された信
号について信号補正部206において例えば明るさ調整
(輝度信号のレベルを増減)や色合い調整(色信号のレ
ベルを調整)するなどの信号補正を行ない出力する。
【0042】このように請求項1に記載のシステムに新
たな処理を追加することで映像入力に対し時計周りおよ
び反時計回りに90度回転させる、もしくは180度回
転もしくは水平あるいは垂直方向に反転させるあるいは
映像入力をそのまま出力するということが可能となりか
つ信号補正部206を付与することでこれらの信号に様
々な映像効果を与えることが可能となる。
【0043】(実施の形態3)次に請求項3に記載の発
明について、その詳細を説明する。図3にその構成図を
示す。請求項2に記載の映像信号処理システム(図2記
載のシステム)の前後に、映像入力に対し周波数変換や
遅延信号の生成などを行なうメモリ301と、走査線補
間やフォーマット変換などの処理を行なう信号処理部3
02と、輪郭補正などの画質補正処理を行なう画質処理
部303と、上記メモリおよび信号処理部および画質処
理部とを制御する制御部304とを付加したテレビジョ
ン受信機用映像信号処理システムである。
【0044】映像入力はまずメモリ301に書き込まれ
る。ここでは例えば入力信号をテレビジョン受信機の偏
向周波数に変換するなどの周波数変換を行なったり信号
処理部302で使用するための遅延信号を生成する。次
にメモリ301に書き込まれた信号を読み出し信号処理
部302に入力する。信号処理部302では例えば入力
信号に対して公知の技術である走査線補間や回転処理に
都合の良いようインターレース走査信号をノンインター
レース走査信号へフォーマット変換するなどの各種信号
処理を行なう。
【0045】この信号処理部302からの出力を請求項
2に記載の映像信号処理システムに入力することにより
時計周りおよび反時計回りに90度回転させる、もしく
は180度回転もしくは水平あるいは垂直方向に反転す
る処理を行なう。
【0046】さらにその出力を画質処理部303に入力
しここで公知の技術である輪郭補正などの各種画質補正
処理を行なった後、出力信号として出力する。制御部3
04はこの一連の処理を制御する。
【0047】これにより従来のテレビジョン受信機にお
いて映像入力信号を時計周りおよび反時計回りに90度
回転させる、もしくは180度回転もしくは水平あるい
は垂直方向に反転させる処理が可能になると同時に例え
ば走査線補間や輪郭補正などの各種信号処理を付与する
ことにより高画質な映像出力が得られる。
【0048】(実施の形態4)次に請求項4に記載の発
明について、その詳細を説明する。その構成は請求項3
に記載のシステム(図3)と同じである。請求項3に記
載のテレビジョン受信機用映像信号処理システムにおい
て、映像入力が最初に書き込まれるメモリ301への書
き込みを垂直同期信号パルスをトリガにして制御部30
4からの命令により停止する。
【0049】このときメモリからの読み出しは毎Vごと
に同じメモリ領域を読み出すよう制御することにより静
止画出力を得る。例えば入力信号の1フレーム遅延信号
を読み出している場合は書き込み停止のトリガとなった
Vから1フレーム前の映像を毎Vごとに読み出し続ける
ことになる。またこの状態からメモリ301への書き込
みを垂直同期信号パルスをトリガにして制御部304か
らの命令により再開し、さらに書き込まれた入力信号に
対し生成される遅延信号(上記の例では1フレーム遅延
信号)を読み出すことにより再び動きのある映像を出力
できるようになる。
【0050】このような処理を行なうことによりテレビ
ジョン受信機において動きのある映像入力に対し任意の
タイミングでその映像を静止画あるいは動画として出力
し、静止画、動画双方に対し時計周りおよび反時計回り
に90度回転もしくは180度回転もしくは水平あるい
は垂直方向に反転してかつ高画質で出力することが可能
になる。
【0051】(実施の形態5)次に請求項5に記載の発
明について、その詳細を説明する。図4にその構成図を
示す。複数の映像入力信号に対し、個々の映像入力を請
求項3および請求項4(図3に記載のシステム)に記載
のテレビジョン受信機用映像信号処理システムの映像入
力としてそれぞれ入力し、さらにこれら請求項3および
請求項4に記載のテレビジョン受信機用映像信号処理シ
ステムにおける個々の出力信号を必要に応じてサイズ変
更を行なうなどして合成する映像合成部401と、およ
びこれらを制御する制御部402とを付加する。なお、
請求項3および請求項4に記載のシステムは各入力で共
用することも可能である。
【0052】このシステムについて具体例を挙げて説明
する。入力として図9中の901のような3つの映像入
力がある場合を考える。これを例えば図9中の902の
ように映像入力1(Aの文字)については180度回
転、映像入力2(Bの文字)については反時計回りに9
0度回転、映像入力3(Cの文字)については時計回り
に90度回転し3つの信号を合成して表示する場合を考
える。
【0053】まずそれぞれの映像入力について請求項3
および請求項4に記載のテレビジョン受信機用映像信号
処理システムに入力する。最初のメモリ(図3中の30
1)において例えばテレビジョン受信機における偏向周
波数にそれぞれ周波数変換したり遅延信号を生成したり
し、さらに必要に応じて走査線補間やフォーマット変換
などの各種信号処理を行なう。
【0054】その後映像入力1については180度回
転、映像入力2については反時計回りに90度回転、映
像入力3については時計回りに90度回転処理を行な
い、必要に応じて輪郭補正などの各種画質補正処理をす
る。
【0055】このような処理を行なった3つの信号を制
御部402からの命令により映像合成部401において
それぞれ適当な画面サイズにリサイズし、これを合成す
ることにより902のような3つの入力映像がそれぞれ
別々の角度に回転した合成映像が得られる。
【0056】このように複数の映像入力に対してそれぞ
れの映像を静止画あるいは動画としてこれを時計周りお
よび反時計回りに90度回転もしくは180度回転もし
くは水平あるいは垂直方向に反転し、さらにこれらを映
像合成部によりサイズ変更を行なうなどして合成するこ
とにより個々の映像が90度、180度回転するなどテ
レビジョン受信機において従来にはない多様な形態の高
画質多画面表示が可能となる。
【0057】(実施の形態6)次に請求項6に記載の発
明について、その詳細を説明する。図5にその構成図を
示す。複数の映像入力信号がある場合、個々の映像入力
に対して周波数変換や遅延信号の生成などを行なうメモ
リ501と、走査線補間やフォーマット変換などの処理
を行なう信号処理部502と、この信号処理部502か
らの出力信号を公知の技術により任意の角度回転する処
理を行なう回転処理部503と、回転処理部からの出力
信号に対し輪郭補正等の画質補正処理を行なう画質処理
部504と、画質処理部からの個々の出力を必要に応じ
てサイズ変更するなどして合成する映像合成部505
と、上記メモリおよび信号処理部および回転処理部およ
び画質処理部および映像合成部とを制御する制御部50
6で構成する。
【0058】なお信号処理部502は回転処理部503
の前処理(回転処理しやすいように予め処理しておくな
ど)も含む。また画質処理部504は回転処理部503
の前、あるいは映像合成部505の後ろにも配置でき
る。またメモリ501や信号処理部502、回転処理部
503、画質処理部504は各入力で共用することも可
能である。
【0059】複数の映像入力に対し請求項4に記載のメ
モリ制御方法によりそれぞれの映像を静止画あるいは動
画としてメモリ501から出力する。このとき必要に応
じてそれぞれの入力に対し周波数変換なども行なう。
【0060】その後、信号処理部502で走査線補間や
フォーマット変換処理、回転処理のための前処理などを
それぞれの入力信号に対し必要に応じて行ない回転処理
部503に入力する。回転処理部503ではそれぞれ所
望の角度で回転処理を行ない、さらに画質処理部504
において輪郭補正などの画質補正処理を行なう。
【0061】このように処理された各入力映像を映像合
成部505にそれぞれ入力し、所望の画面サイズにリサ
イズするなどして合成する。これらの処理は制御部50
6からの命令により制御される。このように複数の映像
入力に対して、それぞれを静止画あるいは動画としてこ
れをそれぞれ任意の角度で回転処理し、さらにこれらを
映像合成部によりサイズ変更を行なうなどして合成する
ことにより個々の映像が任意の角度回転するなどテレビ
ジョン受信機において従来にはない多様な形態の高画質
多画面表示が可能となる。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明により、M画素×N
ラインの映像入力を時計周りおよび反時計回りに90度
回転させる信号処理においてx画素単位で転送を行なう
メモリを使用した場合に、従来x個のラインメモリを必
要としていた回転処理に必要な画素データの配列変換を
半分のx/2個のラインメモリで実現し、また同時に高
速な回転処理を可能にした。
【0063】さらにこれに180度回転もしくは水平あ
るいは垂直方向に反転させる処理などを付加することに
より、テレビジョン受信機において映像入力に対しこれ
を静止画あるいは動画として時計周りおよび反時計回り
に90度回転もしくは180度回転もしくは水平あるい
は垂直方向に反転もしくはそのまま出力するなど1画面
から多画面まで従来にはない多様な画面形態での高画質
表示が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における映像信号回転処
理システムを示す図
【図2】本発明の実施の形態2における映像信号処理シ
ステムを示す図
【図3】本発明の実施の形態3および実施の形態4にお
けるテレビジョン受信機用映像信号処理システムを示す
【図4】本発明の実施の形態5におけるテレビジョン受
信機用多画面表示映像信号処理システムを示す図
【図5】本発明の実施の形態6におけるテレビジョン受
信機用多画面表示映像信号処理システムを示す図
【図6】時計回り90度回転時における8×8ブロック
の配列変換処理の説明図
【図7】時計回り90度回転時における3信号合成の説
明図
【図8】180度回転と水平および垂直反転処理の説明
【図9】実施の形態5における画面イメージを示す図
【図10】従来例における回転処理の概略図
【符号の説明】
101 メモリ 102 メモリ制御部 103 配列変換部 104 合成処理部 105 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/36 510 H04N 1/387 5/377 5/45 H04N 1/387 G09G 5/36 520K 5/45 520L 520E Fターム(参考) 5B057 CA16 CB16 CD04 CE08 CH11 5C023 AA03 AA14 BA11 CA01 DA01 5C025 BA28 BA30 CA02 5C076 AA19 AA24 BA03 BA04 5C082 AA02 BA41 BB15 CA32 CA42 CA44 CA46 CA55 CA62 MM02 MM05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 M画素×Nラインの映像入力を時計周り
    および反時計回りに90度回転させる映像信号処理装置
    において、x画素単位でデータの転送を行なうメモリ
    と、メモリの書き込みおよび読み出しに際しメモリ空間
    の任意のアドレスを指定できるようアドレスを生成する
    メモリ制御部と、x/2画素×x/2ラインのブロック
    ごとに画素データの配列を変換する配列変換部と、メモ
    リに書き込まれた信号をフレーム遅延させた信号とこの
    遅延信号とプラスまたはマイナスx/2ラインずれた2
    つの信号との計3つの信号を3系統で読み出しこれらを
    x/2画素×x/2ラインのブロックごとに合成する合
    成処理部と、時計周りあるいは反時計周りに応じて変化
    する上記配列変換部およびメモリ制御部および合成処理
    部の処理を制御する制御部とを備え、映像入力信号に対
    しx/2画素×x/2ラインのブロックごとに画素デー
    タの配列変換を施しこれをx画素単位で所定のメモリ空
    間に書き込むとともにこれをフレーム遅延させた信号と
    この遅延信号とプラスまたはマイナスx/2ラインずれ
    た2つの信号との計3つの信号をメモリから読み出しこ
    れらをx/2画素×x/2ラインのブロックごとに合成
    することで、より少ないラインメモリで画素データの配
    列変換を行ないかつ高速な回転処理を可能とした映像信
    号回転処理アルゴリズムおよび映像信号回転処理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 M画素×Nラインの映像入力に対し時計
    周りおよび反時計回りに90度回転もしくは180度回
    転もしくは水平あるいは垂直方向に反転させるあるいは
    映像入力をそのまま出力する映像信号処理装置におい
    て、x画素単位でデータの転送を行なうメモリと、メモ
    リの書き込みおよび読み出しに際しメモリ空間の任意の
    アドレスを指定できるようアドレスを生成するメモリ制
    御部と、時計周りおよび反時計周り90度回転時にはx
    /2画素×x/2ラインのブロックごとに画素データの
    配列変換を行ない180度回転および水平反転時にはx
    画素×1ラインで画素データの配列変換を行ない垂直反
    転および映像入力をそのまま出力する時には無処理とす
    る配列変換部と、メモリに書き込まれた信号をフレーム
    遅延させた信号とこの遅延信号とプラスまたはマイナス
    x/2ラインずれた2つの信号との計3つの信号を3系
    統で読み出しこれらをx/2画素×x/2ラインのブロ
    ックごとに合成する合成処理部と、上記フレーム遅延信
    号と合成処理部からの出力を選択するセレクタと、この
    セレクタにより選択された信号に対し明るさ調整や色あ
    い調整などを行なう信号補正部と、時計周りおよび反時
    計回りに90度回転もしくは180度回転もしくは水平
    あるいは垂直方向に反転させるあるいは映像入力をその
    まま出力するという各状態に応じて上記配列変換部およ
    びメモリ制御部および合成処理部およびセレクタおよび
    信号補正部を制御する制御部とを備え、請求項1に記載
    の回転処理システムに映像入力の180度回転および水
    平あるいは垂直方向の反転機能を追加しさらに信号補正
    部を付加することにより明るさ調整や色合い調整などを
    可能にした映像信号処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の映像信号処理システム
    において、M画素×Nラインの映像入力に対し周波数変
    換や遅延信号の生成などを行なうメモリと、走査線補間
    やフォーマット変換などの処理を行なう信号処理部と、
    輪郭補正などの画質補正処理を行なう画質処理部と、上
    記メモリおよび信号処理部および画質処理部とを制御す
    る制御部とを付加し、映像入力に対し周波数変換や遅延
    信号の生成などを行ない必要に応じて信号処理部におい
    て走査線補間やフォーマット変換などの処理を行ない請
    求項2に記載の映像信号処理システムの入力信号としさ
    らに請求項2に記載の映像信号処理システムの出力信号
    に対し上記画質処理部において輪郭補正等の画質補正処
    理を行なうことにより映像入力に対し時計周りおよび反
    時計回りに90度回転もしくは180度回転もしくは水
    平あるいは垂直方向に反転し高画質で出力することを可
    能にしたテレビジョン受信機用映像信号処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のテレビジョン受信機用
    映像信号処理システムにおいて、映像入力が最初に書き
    込まれるメモリへの書き込みを垂直同期信号パルスをト
    リガにして任意のタイミングで停止してさらに毎Vごと
    に同じメモリ領域を読み出すことにより静止画出力を得
    る、あるいは上記メモリへの書き込みを垂直同期信号パ
    ルスをトリガにして任意のタイミングで再開してさらに
    書き込まれた入力信号に対し生成される遅延信号を読み
    出すことにより再び動きのある映像を出力できるように
    制御部から制御することにより動きのある映像入力に対
    し任意のタイミングでその映像を静止画あるいは動画と
    して出力してこれを時計周りおよび反時計回りに90度
    回転もしくは180度回転もしくは水平あるいは垂直方
    向に反転し高画質で出力することを可能にした請求項3
    に記載のテレビジョン受信機用映像信号処理システム。
  5. 【請求項5】 複数の映像入力信号に対し、個々の映像
    入力を請求項3および請求項4に記載のテレビジョン受
    信機用映像信号処理システムの映像入力としてそれぞれ
    入力し、さらにこれら請求項3および請求項4に記載の
    テレビジョン受信機用映像信号処理システムにおける個
    々の出力信号を必要に応じてサイズ変更を行なうなどし
    て合成する映像合成部と、上記請求項3および請求項4
    に記載のテレビジョン受信機用映像信号処理システムお
    よび映像合成部とを制御する制御部を付加することによ
    り複数の映像入力に対してそれぞれの映像を静止画ある
    いは動画としてこれを時計周りおよび反時計回りに90
    度回転もしくは180度回転もしくは水平あるいは垂直
    方向に反転し、さらにこれらを映像合成部によりサイズ
    変更を行なうなどして合成することにより個々の映像が
    90度、180度回転するなど多様な形態の高画質多画
    面表示を可能にしたテレビジョン受信機における多画面
    の表示形態およびテレビジョン受信機用映像信号処理シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 2つ以上の映像信号を1つの表示装置に
    同時に表示することが可能なテレビジョン受信機におい
    て、個々の映像入力に対して周波数変換や遅延信号の生
    成などを行なうメモリと、走査線補間やフォーマット変
    換などの処理を行なう信号処理部と、この信号処理部か
    らの出力信号を任意の角度で回転させる処理を行なう回
    転処理部と、回転処理部からの出力信号に対し輪郭補正
    等の画質補正処理を行なう画質処理部と、画質処理部か
    らの個々の出力を必要に応じてサイズ変更するなどして
    合成する映像合成部と、上記メモリおよび信号処理部お
    よび回転処理部および画質処理部および映像合成部とを
    制御する制御部とを備え、複数の映像入力に対し請求項
    4に記載のメモリ制御方法によりそれぞれの映像を静止
    画あるいは動画としてメモリから出力したあと走査線補
    間やフォーマット変換処理などの信号処理を行ないその
    後任意の角度で回転処理を行ない輪郭補正などの画質補
    正処理を行なった後これらをサイズ変更するなどして合
    成することにより個々の映像が任意の角度回転するなど
    多様な形態の高画質多画面表示を可能にしたテレビジョ
    ン受信機における多画面の表示形態およびテレビジョン
    受信機用多画面表示システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006041979A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd テレビジョン受信機
KR101436027B1 (ko) * 2013-05-24 2014-09-01 (주) 유파인스 멀티채널을 위한 병합 처리 시스템 및 그 병합 처리 방법
US10328022B2 (en) 2012-05-31 2019-06-25 Repros Therapeutics Inc. Formulations and methods for vaginal delivery of antiprogestins

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JP2006041979A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd テレビジョン受信機
US10328022B2 (en) 2012-05-31 2019-06-25 Repros Therapeutics Inc. Formulations and methods for vaginal delivery of antiprogestins
KR101436027B1 (ko) * 2013-05-24 2014-09-01 (주) 유파인스 멀티채널을 위한 병합 처리 시스템 및 그 병합 처리 방법

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