JP6018193B2 - 着色ポリイミド膜及びそれに関する方法 - Google Patents

着色ポリイミド膜及びそれに関する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6018193B2
JP6018193B2 JP2014517043A JP2014517043A JP6018193B2 JP 6018193 B2 JP6018193 B2 JP 6018193B2 JP 2014517043 A JP2014517043 A JP 2014517043A JP 2014517043 A JP2014517043 A JP 2014517043A JP 6018193 B2 JP6018193 B2 JP 6018193B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyimide film
carbon black
colored polyimide
weight
colored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014517043A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014517137A (ja
Inventor
カナカラジャン クップサミィ
カナカラジャン クップサミィ
ロバート ベックス クリストファー
ロバート ベックス クリストファー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JP2014517137A publication Critical patent/JP2014517137A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6018193B2 publication Critical patent/JP6018193B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/02Elements
    • C08K3/04Carbon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/18Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
    • C08K3/20Oxides; Hydroxides
    • C08K3/22Oxides; Hydroxides of metals

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)

Description

本開示は、一般に、着色ポリイミド膜に関する。特に、本開示の着色ポリイミド膜はカバーレイ用途に有用である。
概して、カバーレイは、電子材料を保護するため、例えば、フレキシブルプリント回路基板、電子部品、集積回路パッケージのリードフレームなどを保護するためのバリア膜として知られている。しかしながら、カバーレイによって保護された電子部品の好ましからざる外観検査及び不正操作に対する防護を提供するために、容認できる電気特性(例えば、絶縁耐力)を有するのみでなく、容認できる機械特性及び光学特性を有しながら、ますます薄く、そして低コストのカバーレイに対する必要性が存続する。
本開示は、
i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと
を含んでなる着色ポリイミド膜であって、
8〜152ミクロンの厚さを有し、そして
Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有する着色ポリイミド膜に関する。
本開示は、添付の図面によって例証として説明されるが、これに限定されない。
図1は、不透明剤装填濃度に対する光学濃度のプロットである。
定義
本明細書において使用される場合、用語「含んでなる」、「含んでなること」、「含む」、「含むこと」、「有する」、「有すること」、またはそれらの他の何れかの変形は、非排他的な包含を含むことが意図される。例えば、ある一連の要素を含んでなる方法、プロセス、物品または装置は、それらの要素にのみに必ずしも限定されるわけではなく、そのような方法、プロセス、物品または装置に関して明示されず固有のものでもない他の要素を含んでもよい。更に、反対の意味で明記されない限り、「または」は、包含的な「または」を意味するのであって、排他的な「または」を意味するのではない。例えば、条件AまたはBが満たされるのは、Aが真であり(または存在し)Bが偽である(または存在しない)、Aが偽であり(または存在せず)Bが真である(または存在する)、並びにA及びBの両方が真である(または存在する)の何れか1つによってである。
また、本発明の要素及び成分を説明するために「a」または「an」も使用されている。これは単に便宜的なものであり、本発明の一般的な意味を提供するために行われている。この記述は、1つまたは少なくとも1つを含むものと読むべきであり、明らかに他の意味となる場合を除けば、単数形は複数形も含んでいる。
「二無水物」は、本明細書で使用される場合、技術的には二無水物ではなくてもよいが、それにもかかわらず、ジアミンと反応して、次にポリイミドへと変換可能なポリアミド酸を形成するであろうそれらの前駆体または誘導体を含むように意図される。
「ジアミン」は、本明細書で使用される場合、技術的にはジアミンではなくてもよいが、それにもかかわらず、二無水物と反応して、次にポリイミドへと変換可能なポリアミド酸を形成するであろうそれらの前駆体または誘導体を含むように意図される。
「ポリアミド酸」は、本明細書で使用される場合、二無水物及びジアミンモノマーまたはそれらの官能性相当物から誘導され、そして化学的または熱的変換プロセスを介してポリイミドに変換可能ないずれのポリイミド前駆体物質も含むように意図される。
「プレポリマー」は、本明細書で使用される場合、比較的低分子量のポリアミド酸溶液を意味するように意図され、これは、約50〜100ポイズの溶液粘度を与えるために、ジアミンの化学量論的過剰量を使用することによって調製される。
「化学的変換」または「化学的に変換される」は、本明細書で使用される場合、ポリアミド酸をポリイミドに変換するための触媒(促進剤)若しくは脱水剤(または両方)の使用を示しており、そしてその後、98%を超える固体濃度まで高温で乾燥される、部分的に化学的に変換されたポリイミドを含むように意図される。
「変換化学薬品」は、本明細書で使用される場合、ポリアミド酸をポリイミドへと変換するための触媒(促進剤)若しくは脱水剤(または両方)を示す。
「着色ポリイミド組成物」は、本明細書で使用される場合、ポリイミドへの変換が可能であり、そして顔料を含有し、そして溶液(溶媒)中にあっても、なくてもよく、そして充填剤を含有しても、しなくてもよいいずれのポリイミド前駆体物質も含むように意図される。
「イミド化」は、本明細書で使用される場合、ポリアミド酸が閉環(イミド化)を受けて、ポリイミドを形成する時を意味する。
量、濃度、或いは他の値またはパラメーターが、範囲、好ましい範囲、または高い好ましい値及び低い好ましい値のリストの何れかとして記載される場合、これは、範囲が別々に開示されるかどうかにかかわらず、いずれもの高い範囲限界または好ましい値と、いずれもの低い範囲限界または好ましい値とのいずれもの組から形成される全ての範囲を具体的に開示するものとして理解されるべきである。数値の範囲が本明細書に列挙される場合、特に明記しない限り、その範囲は、それらの終点と、その範囲内の全ての整数及び分数を含むように意図される。本発明の範囲が、範囲を定義する時に記述された具体的な値に限定されるようには意図されない。
ある種のポリマーの記載において、出願者が、それらを製造するために使用するモノマー、またはそれらを製造するために使用するモノマーの量によってポリマーを示すことがあることを理解すべきである。そのような記載は、最終ポリマーを記載するために使用される特定の命名法を含み得ないか、またはプロダクト−バイ−プロセス用語を含有し得ないが、モノマー及び量のそのような記載は、文脈が別に示すか、または暗示しない限り、ポリマーがそれらのモノマーから製造されることを意味するように解釈されなければならない。
本明細書の材料、方法及び実施例は、特に明示された場合を除いて実例としてのみであり、限定するように意図されない。本明細書に記載されるものと同様または同等の方法及び材料を使用することができるが、適切な方法及び材料は、本明細書に記載される。
概要
本開示の着色ポリイミド膜は、少量のカーボンブラックを含んでなる。少量のカーボンブラックを含有する着色ポリイミド膜は、同量またはそれ以上の非カーボンブラック不透明剤を含有する着色ポリイミド膜と比較した場合、より高い光学濃度(不透明度)を有する。
ポリイミド
本開示のポリイミドは、少なくとも1種の芳香族ジアミンと少なくとも1種の芳香族二無水物とから誘導される。いくつかの実施形態において、芳香族二無水物は、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジフタル酸無水物、3,3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、ビスフェノールA二無水物、それらの混合物及び誘導体からなる群から選択される。もう1つの実施形態において、芳香族二無水物は、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸二無水物、1,1−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、1,1−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、オキシジフタル酸二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、それらの混合物及び誘導体からなる群から選択される。もう1つの実施形態において、芳香族二無水物は、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、またはそれらの混合物からなる群から選択される。
いくつかの実施形態において、芳香族ジアミンは、3,4’−オキシジアニリン、1,3−ビス−(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ジアミノベンゼン、1,3−ジアミノベンゼン、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジデン、4,4’−ジアミノビフェニル、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、9,9’−ビス(4−アミノ)フルオリン、それらの混合物及び誘導体からなる群から選択される。もう1つの実施形態において、芳香族ジアミンは、4,4’−ジアミノジフェニルプロパン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、ベンジジン、3,3’−ジクロロベンジジン、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、1,5−ジアミノナフタレン、4,4’−ジアミノジフェニルジエチルシラン、4,4’−ジアミノジフェニルシラン、4,4’−ジアミノジフェニルエチルホスフィンオキシド、4,4’−ジアミノジフェニルN−メチルアミン、4,4’−ジアミノジフェニルN−フェニルアミン、1,2−ジアミノベンゼン、それらの混合物及び誘導体からなる群から選択される。もう1つの実施形態において、芳香族ジアミンは、4,4’−オキシジアニリン、パラフェニレンジアミンまたはそれらの混合物からなる群から選択される。
いくつかの実施形態において、ポリイミドは、ピロメリット酸二無水物及び4,4’−オキシジアニリンから誘導される。いくつかの実施形態において、ポリイミドは、100モル%のピロメリット酸二無水物及び100モル%の4,4’−オキシジアニリンから誘導される。いくつかの実施形態において、ポリイミドは、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジアニリン及びパラフェニレンジアミンから誘導される。
いくつかの実施形態において、ポリイミドは、
15〜85モル%のビフェニルテトラカルボン酸二無水物、
15〜85モル%のピロメリット酸二無水物、
30〜100モル%のパラフェニレンジアミンから誘導され、そして任意に0〜70モル%の4,4’−オキシジアニリンを含む。
いくつかの実施形態において、ポリイミドは、ピロメリット酸二無水物、4,4’−オキシジアニリン及びパラフェニレンジアミンから誘導される。いくつかの実施形態において、ポリイミドは、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジアニリン及びパラフェニレンジアミンから誘導される。いくつかの実施形態において、ポリイミドは、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物及び4,4’−オキシジアニリンから誘導される。いくつかの実施形態において、ポリイミドは、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物及びパラフェニレンジアミンから誘導される。いくつかの実施形態において、ポリイミドは、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物及びパラフェニレンジアミンから誘導される。いくつかの実施形態において、ポリイミドは、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物及び4,4’−オキシジアニリンから誘導される。いくつかの実施形態において、ポリイミドは、ピロメリット酸二無水物及びパラフェニレンジアミンから誘導される。
いくつかの実施形態において、ポリイミドは、低着色ポリイミドである。典型的に、ポリイミドは、黄色からオレンジ/茶色の範囲のいくらかの色を有する。低着色ポリイミドの利点は、顔料がポリイミドに添加される時、得られた着色ポリイミド膜は、顔料の色により忠実であることである。いくつかの実施形態において、ポリイミドは、ポリイミドの全二無水物含有量に基づき、少なくとも45モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、及びポリイミドの全ジアミン含有量に基づき、少なくとも50モル%の2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンから誘導される。いくつかの実施形態において、ポリイミドは、ポリイミドの全二無水物含有量に基づき、少なくとも50モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、及びポリイミドの全ジアミン含有量に基づき、少なくとも50モル%の2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンから誘導される。いくつかの実施形態において、ポリイミドは、ポリイミドの全二無水物含有量に基づき、90モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、及びポリイミドの全ジアミン含有量に基づき、100モル%の2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンから誘導される。いくつかの実施形態において、ポリイミドは、100モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、及び100モル%の2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンから誘導される。いくつかの実施形態において、ポリイミドは、ポリイミドの全二無水物含有量に基づき、45モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物及び55モル%の4,4’−(ヘキサフルオロイソプロピリデン)ジフタル酸無水物、並びにポリイミドの全ジアミン含有量に基づき、少なくとも50モル%の2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンから誘導される。
いくつかの実施形態において、ポリイミドは熱可塑性ポリイミドである。いくつかの実施形態において、ポリイミドは、オキシジフタル酸二無水物、ピロメリット酸二無水物及び1,3−ビス−(4アミノフェノキシ)ベンゼンから誘導される。いくつかの実施形態において、ポリイミドは、オキシジフタル酸二無水物、ピロメリット酸二無水物、1,3−ビス−(4アミノフェノキシ)ベンゼン及びヘキサメチレンジアミンから誘導される。いくつかの実施形態において、ポリイミドは、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、1,3−ビス−(4アミノフェノキシ)ベンゼン及びヘキサメチレンジアミンから誘導される。
一実施形態において、ポリイミドは、着色ポリイミド膜の総重量に基づき、以下の数値:48、50、55、60、65、70、75、80、84、90及び94重量%の何れか2つの間であり、任意にその数値を含む量で存在する。いくつかの実施形態において、ポリイミドは、着色ポリイミド膜の総重量に基づき、48〜94重量%の量で存在する。もう1つの実施形態において、ポリイミドは、着色ポリイミド膜の総重量に基づき、以下の数値:73、75、80、85、90及び94重量%の何れか2つの間であり、任意にその数値を含む量で存在する。もう1つの実施形態において、ポリイミドは、着色ポリイミド膜の総重量に基づき、73〜94重量%の量で存在する。もう1つの実施形態において、ポリイミドは、着色ポリイミド膜の総重量に基づき、48〜84重量%の量で存在する。
顔料
実質的にいずれの顔料(または顔料の組み合わせ)も本開示において使用可能である。カーボンブラックは、本開示の目的に関して、ポリイミド膜を着色するための顔料としてではなく、光学濃度を増加させるために使用されることは理解されるべきである。
Carneyらへの国際公開第2011017291号パンフレットには、低伝導性カーボンブラックの量及びベース膜の厚さが一般に光学濃度に影響を与えることが開示されている。低伝導性カーボンブラックの装填濃度が過度に高い場合、低伝導性カーボンブラックを使用する場合でさえもベース膜は伝導性となるであろう。低すぎる場合、ベース膜は所望の光学濃度及び色を達成し得ない。国際公開第2011017291号パンフレットにおいて、低伝導性カーボンブラックは、ベース膜に黒色を与えるため、並びに8〜152ミクロンの厚さを有するベース膜の所望の光学濃度を達成するために使用される。低伝導性カーボンブラックは、所望の黒色及び所望の光学濃度を達成するための量で顔料として使用される。少量のカーボンブラックは、非カーボンブラック不透明剤が同量で使用される場合よりも膜の光学濃度を増加させることは認識されていない。いくつかの実施形態において、非カーボンブラック不透明剤は、TiOまたはパリオゲンブラック(有機黒色顔料)である。もう1つの実施形態において、非カーボンブラック不透明剤は、追加の顔料であることが可能である。
有用な顔料のいくつかの例としては、限定されないが、バリウムレモンイエロー、カドミウムイエローレモン、カドミウムイエローレモン、カドミウムイエローライト、カドミウムイエローミドル、カドミウムイエローオレンジ、スカーレットレーキ、カドミウムレッド、カドミウムバーミリオン、アリザリンクリムソン、パーマネントマゼンタ、バンダイックブラウン、ローアンバーグリニッシュまたはバーントアンバーが含まれる。
いくつかの実施形態において、顔料は、ジケトピロロピロール顔料、ペリレンレッドまたは群青から選択される。いくつかの実施形態において、顔料は、ピグメントブルー29、ピグメントレッド264またはピグメントレッド178から選択される。いくつかの実施形態において、顔料は、1,4−ジケト−3,6−ビス(4−ビフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール(Cinic Chemicals社 米国 LLCから入手可能なCinilex DPP Rubine SR5H)である。いくつかの実施形態において、顔料は、2,9−ビス[4−(フェニルアゾ)フェニル]アントラ[2,1,9−def:6,5,10−d’e’f’]ジイソキノリン−1,3,8,10(2H,9H)−テトロン(BASFから入手可能なパリオゲンレッドL−3880)である。いくつかの実施形態において、顔料は、ヌビオラ社から入手可能な群青FP−40である。
いくつかの実施形態において、顔料は、着色ポリイミド膜の総重量に基づき、以下:5、10、15、20及び25重量%の何れか2つの間であり、任意にそれを含む量で存在する。いくつかの実施形態において、顔料は、着色ポリイミド膜の総重量に基づき、5〜25重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態において、顔料は製粉される。単離された個々の顔料粒子(凝集体)の均一な分散は、均一な色強度を生じる傾向ある。
カーボンブラック
本開示において、カーボンブラックは、着色ポリイミド膜の光学濃度を増加させるために使用される。驚くべきことに、少量のカーボンブラック(0.05〜2重量%)によって、非カーボンブラック不透明剤が同量で使用される場合、またはより多い量で使用される場合でさえも達成されない光学濃度の増加がもたらされる。
光学濃度を増加させるために一般に使用されるいくつかの非カーボンブラック不透明剤は、限定されないが、二酸化チタン及び酸化亜鉛である。いくつかの実施形態において、顔料は不透明剤として使用される。
顔料または非カーボンブラック不透明剤は、少量のカーボンブラック(0.05〜2重量%)と同等の光学濃度を達成するために、より多い量で使用されなければならない。いくつかの実施形態において、カーボンブラックが使用されない場合、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を達成するために、3倍量の顔料が必要とされる。いくつかの実施形態において、5倍量の非カーボンブラック不透明剤が必要とされる。充填剤(顔料及び他の粒子添加剤)の量が増加すると、膜がより脆性になる傾向があって、製造プロセスの間に膜の取り扱いがより困難になる。従って、カーボンブラックの使用は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の所望の光学濃度をもたらすために必要とされる量がより少ないため、機械的特性及び製造の容易さに関しても有利である。
本開示に従って少量のカーボンブラックを使用することのもう1つの利点は、着色ポリイミド膜の全体的なコストがより低いことである。所望の光学濃度を達成するために、少量の安価なカーボンブラックが使用される。いくつかの実施形態において、(例えば、フレキシブル回路の導体トレースを見えないところに隠すために)所望の光学濃度(不透明度)は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、1.4以上である。1.4の光学濃度は、1×10−1.4または3.98%の光が着色ポリイミド膜を透過することを意味するように意図される。いくつかの実施形態において、所望の光学濃度(不透明度)は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、1.8以上である。もう1つの実施形態において、着色ポリイミド膜の光学濃度は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも2である。
少量のカーボンブラックを使用するとしても、着色ポリイミド膜の電気伝導度を増加させないように、カーボンブラックが低伝導性カーボンブラックであることが望ましい。低伝導性カーボンブラックは、チャンネルブラック、ファーネスブラックまたは表面酸化カーボンブラックを意味するように意図される。(カーボンブラックの)表面酸化の範囲を評価するための1つの方法は、カーボンブラックの揮発性物質含有量を測定することである。揮発性物質含有量は、7分間950℃で焼成した時の重量損失を計算することで測定することができる。いくつかの実施形態において、カーボンブラックは、1%以上の揮発性物質含有量を有する。いくつかの実施形態において、カーボンブラックは、5%以上の揮発性物質含有量を有する。いくつかの実施形態において、カーボンブラックは、10%以上の揮発性物質含有量を有する。いくつかの実施形態において、カーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有する。いくつかの実施形態において、カーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される。
チャンネルブラック(チャンネルタイプブラック)は、典型的に、原材料として油とガスとの組み合せを使用し、そして従来のチャンネルは、水冷ローラーに置き換えられる。一連の小さな火炎を冷却ローラーに衝突させて、カーボンブラックを析出させる。製品をローラーからかき集める。この「チャンネルタイプ」プロセスは、「ローラー衝突」としても知られており、そして古典的なチャンネルブラックと基本的に類似する製品を製造する。それらは一般的に5%までの不揮発性物質含有量を有し、そして処理前であれば17%までである。
いくつかの実施形態において、ファーネスブラックは、揮発性物質含有量を増加させるために表面処理されてもよい。いくつかの実施形態において、カーボンブラックは、エボニックデグサ(Evonik Degussa)社からのSpecial Black 4である。概して、高度に表面酸化されたカーボンブラック(高不揮発性物質含有量)は、ポリアミド酸溶液(ポリイミド前駆体)に容易に分散可能であり、次に、ポリイミド膜にイミド化されることが可能である。
本開示の目的に関して、カーボンブラックは、着色ポリイミド膜の総重量に基づき、0.05〜2重量%の量で存在する。いくつかの実施形態において、カーボンブラックは、着色ポリイミド膜の総重量に基づき、以下:0.05、0.1、0.5、1及び2重量%の何れか2つの間であり、任意にそれを含む量で存在する。いくつかの実施形態において、カーボンブラックは、着色ポリイミド膜の総重量に基づき、0.1〜2重量%の量で存在する。もう1つの実施形態において、カーボンブラックは、着色ポリイミド膜の総重量に基づき、0.5〜2重量%の量で存在する。もう1つの実施形態において、カーボンブラックは、着色ポリイミド膜の総重量に基づき、0.05〜1重量%の量で存在する。もう1つの実施形態において、カーボンブラックは、着色ポリイミド膜の総重量に基づき、0.1〜1重量%の量で存在する。もう1つの実施形態において、カーボンブラックは、着色ポリイミド膜の総重量に基づき、0.5〜1重量%の量で存在する。カーボンブラックが2重量%より多い量で存在する場合、膜の色は著しく変化する。例えば、着色ポリイミド膜の顔料が赤色顔料であり、そして2重量%より多いカーボンブラックを使用する場合、得られた膜は、視覚的に、赤色顔料の添加によって意図されるような赤色ではなく、黒色により近く見える。
着色ポリイミド膜
本開示の着色ポリイミド膜は、
i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜は8〜152ミクロンの厚さを有し、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有する。
いくつかの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、電子材料を保護するため、例えば、フレキシブルプリント回路基板、電子部品、集積回路パッケージのリードフレームなどを保護するためのカバーレイとして有用である。カバーレイは、カバーレイによって保護された電子部品の不必要な外観検査及び不正操作に対する防護を提供するために、容認できる電気特性、機械特性及び光学濃度を有しながら、薄く、そして低コストであることが必要とされる。
いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜の光学濃度は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4である。もう1つの実施形態において、着色ポリイミド膜の光学濃度は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.8である。もう1つの実施形態において、着色ポリイミド膜の光学濃度は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも2である。
いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜の光学濃度は、0.1重量%のカーボンブラックを使用する場合、カーボンブラックが存在しないが同量の顔料を含む着色ポリイミド膜と比較して少なくとも8%増加する。いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜の光学濃度は、0.1重量%のカーボンブラックを使用する場合、カーボンブラックが存在しないが同量の顔料を含む着色ポリイミド膜と比較して少なくとも27%増加する。いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜の光学濃度は、0.5重量%のカーボンブラックを使用する場合、カーボンブラックが存在しないが同量の顔料を含む着色ポリイミド膜と比較して少なくとも30%増加する。いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜の光学濃度は、1重量%のカーボンブラックを使用する場合、カーボンブラックが存在しないが同量の顔料を含む着色ポリイミド膜と比較して少なくとも47%増加する。いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜の光学濃度は、1重量%のカーボンブラックを使用する場合、カーボンブラックが存在しないが同量の顔料を含む着色ポリイミド膜と比較して少なくとも59%増加する。
カーボンブラックは、他の非カーボンブラック不透明剤以上に有利である。他の非カーボンブラック不透明剤では、カーボンブラックを使用する場合と同等の光学濃度を有する着色ポリイミド膜が製造されない。同等の光学濃度を有する着色ポリイミド膜を製造するためには、より多量の非カーボンブラック不透明剤が必要とされる。いくつかの実施形態において、同等の光学濃度を有する着色ポリイミド膜を製造するためには、(カーボンブラックと比較して)少なくとも20倍量の非カーボンブラック不透明剤が必要とされる。もう1つの実施形態において、着色ポリイミド膜の光学濃度は、同重量%で非カーボンブラック不透明剤を組み込んだ着色ポリイミド膜と比較して少なくとも10%増加する。もう1つの実施形態において、着色ポリイミド膜の光学濃度は、同重量%で非カーボンブラック不透明剤を組み込んだ着色ポリイミド膜と比較して少なくとも15%増加する。もう1つの実施形態において、着色ポリイミド膜の光学濃度は、同重量%で非カーボンブラック不透明剤を組み込んだ着色ポリイミド膜と比較して少なくとも20%増加する。もう1つの実施形態において、着色ポリイミド膜の光学濃度は、同重量%で非カーボンブラック不透明剤を組み込んだ着色ポリイミド膜と比較して少なくとも30%増加する。もう1つの実施形態において、着色ポリイミド膜の光学濃度は、同重量%で非カーボンブラック不透明剤を組み込んだ着色ポリイミド膜と比較して少なくとも40%増加する。もう1つの実施形態において、着色ポリイミド膜の光学濃度は、同重量%で非カーボンブラック不透明剤を組み込んだ着色ポリイミド膜と比較して少なくとも50%増加する。もう1つの実施形態において、着色ポリイミド膜の光学濃度は、同重量%で非カーボンブラック不透明剤を組み込んだ着色ポリイミド膜と比較して少なくとも52%増加する。
カーボンブラックは、有機黒色顔料以上に有利である。有機黒色顔料(例えば、パリオゲンブラック)では、カーボンブラックを使用する場合と同等の光学濃度を有する着色ポリイミド膜が製造されない。同等の光学濃度を有する着色ポリイミド膜を製造するためには、より多量の有機黒色顔料が必要とされる。いくつかの実施形態において、同等の光学濃度を有する着色ポリイミド膜を製造するためには、(カーボンブラックと比較して)少なくとも5倍量の有機黒色顔料が必要とされる。いくつかの実施形態において、同量の有機黒色顔料を使用した場合と比較して、カーボンブラックを使用した場合、光学濃度は少なくとも20%増加する。
それぞれの顔料は、それぞれの着色力を有するが、カーボンブラックは高い着色力を有する。従って、本開示の実施形態によるカーボンブラックの組み込みによって付与される色変化量は、使用される顔料及び使用される顔料の量次第であろう。本開示による少量のカーボンブラックは、ポリイミド膜の色を変化させるであろう。顔料によって付与される色合いを維持することが望ましい。例えば、青色顔料を使用する場合、少量のカーボンブラックの追加によって、着色ポリイミド膜の色が暗くなるが、着色ポリイミド膜はまだ青色である。一般に、カーボンブラックの量に関して事実上の閾値があり、それより上であれば、光学濃度は漸減し、そして着色ポリイミド膜は視覚的に黒色に見える。閾値より上であれば、着色ポリイミド膜の色を保持するために大量の顔料が添加されなければならない。着色ポリイミド膜は非常に脆性であり、少量のカーボンブラックを利用する利点を無効にする。いくつかの実施形態において、顔料の量対カーボンブラックの量の比率は、250、200、150、100、50、30、15または5対1である。5対1未満の比率に関して、この膜は視覚的に黒色に見え、本開示の目的に関して望ましくない。
顔料の量及びカーボンブラックの量は、所望の光学濃度及び所望の色が得られるように調整することができる。本開示の着色ポリイミド膜の利点は、i.全体的なコストがより低いこと、ii.機械的特性がより良好であること(例えば、より脆性ではない)、従って、製造プロセスの間の取り扱いが容易であること、及びiii.光学濃度が、8〜152ミクロンの膜厚で、下のいずれの回路トレースを隠すために十分高いことである。
いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜は、充填剤を更に含んでなる。充填剤の選択は、着色ポリイミド膜の所望の使用次第である。例えば、着色ポリイミド膜の熱伝導度を増加させるために、窒化ホウ素を添加することができる。より多くの窒化ホウ素が添加されるほど、熱伝導度はより大きくなる。いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜は、10〜25重量%の熱伝導性充填剤を追加的に含んでなる。もう1つの実施形態において、着色ポリイミド膜は、10〜25重量%の誘電充填剤を追加的に含んでなる。もう1つの実施形態において、着色ポリイミド膜は、10〜25重量%の電気伝導性充填剤を追加的に含んでなる。いくつかの実施形態において、充填剤は、熱膨張係数(CTE)を制御するために添加されてもよい。いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜は、熱伝導性充填剤、誘電充填剤、電気伝導性充填剤及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤を追加的に含んでなる。いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜は、タルク、マイカ、シリカ、カオリン、二酸化チタン、窒化ホウ素、チタン酸バリウム、海泡石、窒化アルミニウム及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤を追加的に含んでなる。
いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜は、
i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜は8〜152ミクロンの厚さを有し、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有する。
いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物及び4,4’−オキシジアニリンから誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有する。
いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物及び4,4’−オキシジアニリンから誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.1〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.8の光学濃度を有する。
いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物及び4,4’−オキシジアニリンから誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.1〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有する。
いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物及び4,4’−オキシジアニリンから誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.5〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有する。
もう1つの実施形態において、着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物及び4,4’−オキシジアニリンから誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.5〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.8の光学濃度を有する。
もう1つの実施形態において、着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物及び4,4’−オキシジアニリンから誘導される、48〜84重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.1〜2重量%のカーボンブラックと、
iv)熱伝導性充填剤、誘電充填剤、電気伝導性充填剤及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤と
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有する。
なおもう1つの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物及び4,4’−オキシジアニリンから誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有し、そしてカーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される。
なおもう1つの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物及び4,4’−オキシジアニリンから誘導される、48〜84重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと、
iv)熱伝導性充填剤、誘電充填剤、電気伝導性充填剤及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤と
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有し、そしてカーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される。
なおもう1つの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物及び4,4’−オキシジアニリンからの、48〜84重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.1〜1重量%のカーボンブラックと、
iv)熱伝導性充填剤、誘電充填剤、電気伝導性充填剤及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤と
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有し、そしてカーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される。
なおもう1つの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物及び4,4’−オキシジアニリンからの、48〜84重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.5〜1重量%のカーボンブラックと、
iv)熱伝導性充填剤、誘電充填剤、電気伝導性充填剤及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤と
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有し、そしてカーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される。
なおもう1つの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物及び4,4’−オキシジアニリンからの、48〜84重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.1〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有し、そしてカーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される。
なおもう1つの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物及び4,4’−オキシジアニリンからの、48〜84重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.5〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有し、そしてカーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される。
いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジアニリン及びパラフェニレンジアミンから誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有する。
いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジアニリン及びパラフェニレンジアミンから誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.1〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.8の光学濃度を有する。
いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジアニリン及びパラフェニレンジアミンから誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.1〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有する。
いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジアニリン及びパラフェニレンジアミンから誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.5〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有する。
もう1つの実施形態において、着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジアニリン及びパラフェニレンジアミンから誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.5〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.8の光学濃度を有する。
もう1つの実施形態において、着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジアニリン及びパラフェニレンジアミンから誘導される、48〜84重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと、
iv)熱伝導性充填剤、誘電充填剤、電気伝導性充填剤及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤と
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有する。
なおもう1つの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジアニリン及びパラフェニレンジアミンから誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有し、そしてカーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される。
なおもう1つの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジアニリン及びパラフェニレンジアミンから誘導される、48〜84重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと、
iv)熱伝導性充填剤、誘電充填剤、電気伝導性充填剤及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤と
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有し、そしてカーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される。
なおもう1つの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジアニリン及びパラフェニレンジアミンから誘導される、48〜84重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.1〜1重量%のカーボンブラックと、
iv)熱伝導性充填剤、誘電充填剤、電気伝導性充填剤及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤と
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有し、そしてカーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される。
なおもう1つの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジアニリン及びパラフェニレンジアミンから誘導される、48〜84重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.5〜1重量%のカーボンブラックと、
iv)熱伝導性充填剤、誘電充填剤、電気伝導性充填剤及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤と
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有し、そしてカーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される。
なおもう1つの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジアニリン及びパラフェニレンジアミンから誘導される、48〜84重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.1〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有し、そしてカーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される。
なおもう1つの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、
i)ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジアニリン及びパラフェニレンジアミンから誘導される、48〜84重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.5〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有し、そしてカーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される。
いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜は、
i)ポリイミドの全二無水物含有量に基づき、少なくとも45モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、及びポリイミドの全ジアミン含有量に基づき、少なくとも50モル%の2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンから誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有する。
いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜は、
i)ポリイミドの全二無水物含有量に基づき、少なくとも45モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、及びポリイミドの全ジアミン含有量に基づき、少なくとも50モル%の2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンから誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.1〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有する。
いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜は、
i)ポリイミドの全二無水物含有量に基づき、少なくとも45モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、及びポリイミドの全ジアミン含有量に基づき、少なくとも50モル%の2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンから誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.5〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有する。
もう1つの実施形態において、着色ポリイミド膜は、
i)ポリイミドの全二無水物含有量に基づき、少なくとも45モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、及びポリイミドの全ジアミン含有量に基づき、少なくとも50モル%の2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンから誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.5〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.8の光学濃度を有する。
もう1つの実施形態において、着色ポリイミド膜は、
i)ポリイミドの全二無水物含有量に基づき、少なくとも45モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、及びポリイミドの全ジアミン含有量に基づき、少なくとも50モル%の2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンから誘導される、48〜84重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと、
iv)熱伝導性充填剤、誘電充填剤、電気伝導性充填剤及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤と
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有する。
なおもう1つの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、
i)ポリイミドの全二無水物含有量に基づき、少なくとも45モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、及びポリイミドの全ジアミン含有量に基づき、少なくとも50モル%の2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンから誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有し、そしてカーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される。
なおもう1つの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、
i)ポリイミドの全二無水物含有量に基づき、少なくとも45モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、及びポリイミドの全ジアミン含有量に基づき、少なくとも50モル%の2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンから誘導される、48〜84重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと、
iv)熱伝導性充填剤、誘電充填剤、電気伝導性充填剤及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤と
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有し、そしてカーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される。
なおもう1つの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、
i)ポリイミドの全二無水物含有量に基づき、少なくとも45モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、及びポリイミドの全ジアミン含有量に基づき、少なくとも50モル%の2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンから誘導される、48〜84重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.1〜1重量%のカーボンブラックと、
iv)熱伝導性充填剤、誘電充填剤、電気伝導性充填剤及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤と
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有し、そしてカーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される。
なおもう1つの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、
i)ポリイミドの全二無水物含有量に基づき、少なくとも45モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、及びポリイミドの全ジアミン含有量に基づき、少なくとも50モル%の2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンから誘導される、48〜84重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.5〜1重量%のカーボンブラックと、
iv)熱伝導性充填剤、誘電充填剤、電気伝導性充填剤及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤と
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有し、そしてカーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される。
なおもう1つの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、
i)ポリイミドの全二無水物含有量に基づき、少なくとも45モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、及びポリイミドの全ジアミン含有量に基づき、少なくとも50モル%の2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンから誘導される、48〜84重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.1〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有し、そしてカーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される。
なおもう1つの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、
i)ポリイミドの全二無水物含有量に基づき、少なくとも45モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、及びポリイミドの全ジアミン含有量に基づき、少なくとも50モル%の2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンから誘導される、48〜84重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.5〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有し、そしてカーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される。
なおもう1つの実施形態において、本開示の着色ポリイミド膜は、
i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.1〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなり、カーボンブラックは、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択され、着色ポリイミド膜の厚さは8〜152ミクロンであり、そして着色ポリイミド膜は、Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有する。
上記実施形態の何れかによる着色ポリイミド膜において、顔料は、ジケトピロロピロール顔料、ペリレンレッドまたは群青から選択される。
いくつかの実施形態において、充填剤を含有する上記実施形態の何れかによる着色ポリイミド膜において、充填剤は、タルク、マイカ、シリカ、カオリン、二酸化チタン、窒化ホウ素、チタン酸バリウム、海泡石、窒化アルミニウム及びそれらの混合物からなる群から選択される。いくつかの実施形態において、充填剤を含有する上記実施形態の何れかによる着色ポリイミド膜において、充填剤は窒化ホウ素である。いくつかの実施形態において、充填剤を含有する上記実施形態の何れかによる着色ポリイミド膜において、充填剤はチタン酸バリウムである。いくつかの実施形態において、充填剤を含有する上記実施形態の何れかによる着色ポリイミド膜において、充填剤は海泡石である。いくつかの実施形態において、充填剤を含有する上記実施形態の何れかによる着色ポリイミド膜において、充填剤は窒化アルミニウムである。いくつかの実施形態において、充填剤は、上記充填剤の何れかの混合物である。
着色ポリイミド膜の調製
着色ポリイミド膜は、充填ポリイミド層の製造技術において周知である何れかの方法によって調製可能である。いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜は、熱的変換によって製造可能である。いくつかの実施形態において、着色ポリイミド膜は、化学的変換によって製造可能である。カーボンブラックは、限定されないが、カーボンブラックのスラリーを調製し、そして高剪断混合機中でカーボンブラックスラリーと顔料スラリー及びポリアミド酸溶液とを混合すること、またはカーボンブラックを顔料及びポリアミド酸溶液を含有する高剪断混合機に直接添加することなどの充填ポリイミド膜の製造技術において周知である何れかの方法によって組み込み可能である。一実施形態において、カーボンブラックスラリー及び顔料スラリーが調製される。スラリーは、所望の粒径を達成するためにボールミルを使用して製粉されてもよく、されなくてもよい。スラリーは、何れかの残留する大粒子を除去するために濾過されてもよく、されなくてもよい。カーボンブラック(またはカーボンブラックスラリー)の前、それと同時に、または後に、顔料(または顔料スラリー)をポリアミド酸に添加することができる。ポリアミド酸溶液は、当該技術において周知である方法によって製造可能である。そのような実施形態の1つにおいて、ポリアミド酸は、溶媒中でほぼ等モルの量の二無水物及びジアミンを溶解し、そして二無水物及びジアミンの重合化が完了するまで、制御された温度条件下で、得られた溶液を撹拌することによって製造される。典型的に、分子量及び粘度を初期制御するため、一方のモノマー(通常ジアミン)をわずかに過剰量で使用し、その後、不十分量のモノマーを少量ずつ追加することによって、分子量及び粘度を増加させることができる。ポリアミド酸溶液は濾過されてもよく、されなくてもよい。高剪断混合機中、ポリアミド酸溶液をカーボンブラックスラリー及び顔料スラリーと混合する。ポリアミド酸溶液が、わずかに過剰量のジアミンから製造される場合、膜キャスティングのために所望のレベルまで混合物の粘度を増加させるために、追加の二無水物溶液を添加してもよく、しなくてもよい。いくつかの実施形態において、カーボンブラックは着色ポリイミド組成物中に組み込まれる。着色ポリイミド組成物は、ポリイミド及び顔料への変換が可能であるポリイミド前駆体物質を含んでなる。
いくつかの実施形態において、ステンレス鋼ロッドを使用して、カーボンブラックスラリー、顔料スラリー及びポリアミド酸溶液の混合物(キャスティング溶液)を、Mylar(登録商標)(ポリエチレンテレフタレート)のシート上で膜へとキャスティングする。湿性のキャスティング膜を含有するMylar(登録商標)シートを、促進剤、脱水剤または両方からなる化学的変換浴に浸漬させ、ゲル膜を形成する。得られたゲル膜をMylar(登録商標)シートから剥がし、ピンフレーム上へ押圧し、膜が視覚的に乾燥したように見えるように、十分、残留溶媒が蒸発するまで、約5分、空気乾燥させる。ゲル膜を120℃に設定されたオーブン中で硬化し、そして45分かけて320℃まで高める。初期硬化後、温度を400℃まで高め、その温度で約5分より長い時間保持するか、または膜を400℃の他のオーブンに5分間配置する。
化学的変換浴は、希釈溶媒を用いて、または用いずに、無水物(脱水剤)、第3級アミン(促進剤)または両方からなる。いずれにせよ、ゲル膜が形成し、そしてゲル膜中のアミド酸基からイミド基への変換率は、接触時間及び温度に依存するが、通常、約10〜75達成率である。98%より高い固体レベルまでの硬化(98%より高いイミド化)に関して、ゲル膜は、典型的に、高温(約200℃から約550℃まで)で乾燥させなければならない。これにはイミド化を完了させる傾向がある。いくつかの実施形態において、脱水剤及び触媒の両方を使用することは、ゲル膜の形成を促進し、所望の変換率を達成するために好ましい。
もう1つの実施形態において、キャスティング溶液を変換化学物質と混合する。いくつかの実施形態において、無水物(脱水剤)若しくは第3級アミン(触媒)または両方を使用する。次いで、キャスティング溶液をキャスティングするか、またはベルト若しくはドラムなどの加熱された変換表面または基材上に押出成形する。いくつかの実施形態において、混合物を0℃未満まで冷却し、変換化学物質と混合し、その後、加熱された回転ドラムまたはベルト上にキャスティングし、部分的にイミド化されたゲル膜を製造する。溶媒を除去して98%より高い固体レベルのイミド化を達成するために、ゲル膜をドラムまたはベルトから剥離して、テンターフレーム上に配置し、そして対流及び放射熱を使用して、オーブンで硬化してもよい。
ゲル膜は、その高い溶媒含有量にもかかわらず、自己支持する傾向がある。典型的に、その後、ゲル膜を乾燥させて水、残留溶媒及び残留変換化学物質を除去し、そしてこのプロセスで、ポリアミド酸は本質的にポリイミドに完全に変換される(即ち、98%より高いイミド化)。乾燥工程は、この間にポリアミド酸からポリイミドへの完全な変換がない比較的穏やかな状況で実行することができるか、またはより高い温度、一般に200℃〜550℃を使用して、乾燥及び変換を同時に実行することができる。薄膜では、より厚い膜よりも、より少ない熱及び時間が要求される。
ゲルには、乾燥及び変換工程の間に除去しなければならない非常に多くの水が含まれるため、ゲルは、一般に、乾燥の間、望ましくない収縮を回避するために抑制されなければならない。実際に、いくつかの実施形態において、その初期の寸法の150%程度の大きさまで伸張されてよい。膜製造において、縦方向若しくは横方向または両方において伸張可能である。所望であれば、抑制は、いくらかの制限された収縮度を可能にするように調整されることもできる。連続式製造において、抑制用のテンパークリップまたはピンを使用して、テンパーフレーム中などでベース膜を端部で保持することができる。
一実施形態において、無水物(脱水剤)は無水酢酸であり、これは、しばしば、ポリアミド酸中のアミド酸基の量に対してモル過剰で、典型的に、ポリアミド酸1当量につき約1.2〜2.4モルで使用される。一実施形態において、相当量の第3級アミン(促進剤)が使用される。無水物(脱水剤)としての無水酢酸の代替としては、i.プロピオン酸、酪酸、吉草酸及びそれらの混合物などの他の脂肪族無水物、ii.芳香族モノカルボン酸の無水物、iii.脂肪族及び芳香族無水物の混合物、iv.カルボジイミド、並びにv.脂肪族ケテン(ケテンは、酸の急激な脱水から生じたカルボン酸の無水物と考えてよい)が挙げられる。
一実施形態において、第3級アミン(促進剤)はピリジンであるか、またはベータ−ピコリンは典型的に無水物(脱水剤)のモル量と同様の量で使用される。所望の変換率及び使用される触媒次第で、より低い量またはより高い量が使用されてもよい。ピリジン及びベータ−ピコリンとほぼ同様の活性を有する第3級アミンが使用されてもよい。これらとしては、アルファピコリン、3,4−ルチジン、3,5−ルチジン、4−メチルピリジン、4−イソプロピルピリジン、N,N−ジメチルベンジルアミン、イソキノリン、4−ベンジルピリジン、N,Nジメチルドデシルアミン、トリエチルアミンなどが挙げられる。イミダゾールなどのイミド化のための様々な他の促進剤が当該技術において既知であり、本開示に従って有用であり得る。いくつかの実施形態において、50体積%の無水酢酸及び50体積%のベータ−ピコリンが使用される。
本開示のもう1つの実施形態は、カーボンブラックを着色ポリイミド組成物に組み込み、
i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)以下:0.05、0.1、0.5、1及び2重量%の何れか2つの間であり、それを含む量のカーボンブラックと
を含んでなる着色ポリイミド膜を得る工程を含んでなる、光学濃度を増加させる方法であって、着色ポリイミド膜の光学濃度が、同重量%の非カーボンブラック不透明剤が組み込まれた着色ポリイミド膜と比較して少なくとも15%増加する方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、0.05〜2重量%のカーボンブラックを着色ポリイミド組成物に組み込み、
i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと
を含んでなる着色ポリイミド膜を得る工程を含んでなる、光学濃度を増加させる方法であって、着色ポリイミド膜の光学濃度が、同重量%の非カーボンブラック不透明剤が組み込まれた着色ポリイミド膜と比較して少なくとも15%増加する方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、以下:0.05、0.1、0.5、1及び2重量%の何れか2つの間であり、それを含む量のカーボンブラックを着色ポリイミド組成物に組み込み、
i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと
を含んでなる着色ポリイミド膜を得る工程を含んでなる、光学濃度を増加させる方法であって、着色ポリイミド膜の光学濃度が、同重量%の非カーボンブラック不透明剤が組み込まれた着色ポリイミド膜と比較して少なくとも10、15、20、30、40、50または52%増加する方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、0.05〜2重量%のカーボンブラックを着色ポリイミド組成物に組み込み、
i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.1〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなる着色ポリイミド膜を得る工程を含んでなる、光学濃度を増加させる方法であって、着色ポリイミド膜の光学濃度が、同重量%の非カーボンブラック不透明剤が組み込まれた着色ポリイミド膜と比較して少なくとも15%増加する方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、0.05〜2重量%のカーボンブラックを着色ポリイミド組成物に組み込み、
i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.5〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなる着色ポリイミド膜を得る工程を含んでなる、光学濃度を増加させる方法であって、着色ポリイミド膜の光学濃度が、同重量%の非カーボンブラック不透明剤が組み込まれた着色ポリイミド膜と比較して少なくとも15%増加する方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、カーボンブラックを着色ポリイミド組成物に組み込み、
i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと
を含んでなる着色ポリイミド膜を得る工程を含んでなる、光学濃度を増加させる方法であって、着色ポリイミド膜の光学濃度が、同重量%の非カーボンブラック不透明剤が組み込まれた着色ポリイミド膜と比較して少なくとも15%増加し、そしてカーボンブラックが、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、0.05〜2重量%のカーボンブラックを着色ポリイミド組成物に組み込み、
i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと
を含んでなる着色ポリイミド膜を得る工程を含んでなる、光学濃度を増加させる方法であって、着色ポリイミド膜の光学濃度が、同重量%の非カーボンブラック不透明剤が組み込まれた着色ポリイミド膜と比較して少なくとも15%増加し、そしてカーボンブラックが、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、0.05〜2重量%のカーボンブラックを着色ポリイミド組成物に組み込み、
i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと
を含んでなる着色ポリイミド膜を得る工程を含んでなる、光学濃度を増加させる方法であって、着色ポリイミド膜の光学濃度が、同重量%の非カーボンブラック不透明剤が組み込まれた着色ポリイミド膜と比較して少なくとも15%増加し、そして着色ポリイミド膜が、タルク、マイカ、シリカ、カオリン、二酸化チタン、窒化ホウ素、チタン酸バリウム、海泡石、窒化アルミニウム及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤を追加的に含んでなる方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、カーボンブラックを着色ポリイミド組成物に組み込み、
i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと
を含んでなる着色ポリイミド膜を得る工程を含んでなる、光学濃度を増加させる方法であって、着色ポリイミド膜の光学濃度が、同重量%の非カーボンブラック不透明剤が組み込まれた着色ポリイミド膜と比較して少なくとも15%増加し、そしてカーボンブラックが、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択され、そして着色ポリイミド膜が、タルク、マイカ、シリカ、カオリン、二酸化チタン、窒化ホウ素、チタン酸バリウム、海泡石、窒化アルミニウム及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤を追加的に含んでなる方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、0.05〜2重量%のカーボンブラックを着色ポリイミド組成物に組み込み、
i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと
を含んでなる着色ポリイミド膜を得る工程を含んでなる、光学濃度を増加させる方法であって、着色ポリイミド膜の光学濃度が、同重量%の非カーボンブラック不透明剤が組み込まれた着色ポリイミド膜と比較して少なくとも15%増加し、そしてカーボンブラックが、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択され、そして着色ポリイミド膜が、タルク、マイカ、シリカ、カオリン、二酸化チタン、窒化ホウ素、チタン酸バリウム、海泡石、窒化アルミニウム及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤を追加的に含んでなる方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、
カーボンブラックを着色ポリイミド組成物に組み込む工程と、
イミド化して、同量で存在する非カーボンブラック不透明剤を有する着色ポリイミド組成物と比較して、光学濃度が少なくとも15%増加する着色ポリイミド膜を得る工程と
を含んでなる、光学濃度を増加させる方法であって、そして着色ポリイミド膜が、
i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと
を含んでなる方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、
カーボンブラックを着色ポリイミド組成物に組み込む工程と、
イミド化して、同量で存在する非カーボンブラック不透明剤を有する着色ポリイミド組成物と比較して、光学濃度が少なくとも15%増加する着色ポリイミド膜を得る工程と
を含んでなる、光学濃度を増加させる方法であって、そして着色ポリイミド膜が、
i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)以下:0.05、0.1、0.5、1及び2重量%の何れか2つの間であり、それを含む量のカーボンブラックと
を含んでなる方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、
0.05〜2重量%の量のカーボンブラックを着色ポリイミド組成物に組み込む工程と、
イミド化して、同量で存在する非カーボンブラック不透明剤を有する着色ポリイミド組成物と比較して、光学濃度が少なくとも15%増加する着色ポリイミド膜を得る工程と
を含んでなる、光学濃度を増加させる方法であって、そして着色ポリイミド膜が、
i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.05〜2重量%のカーボンブラックと
を含んでなる方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、
0.1〜1重量%の量のカーボンブラックを着色ポリイミド組成物に組み込む工程と、
イミド化して、同量で存在する非カーボンブラック不透明剤を有する着色ポリイミド組成物と比較して、光学濃度が少なくとも15%増加する着色ポリイミド膜を得る工程と
を含んでなる、光学濃度を増加させる方法であって、そして着色ポリイミド膜が、
i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.1〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなる方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、
0.5〜1重量%の量のカーボンブラックを着色ポリイミド組成物に組み込む工程と、
イミド化して、同量で存在する非カーボンブラック不透明剤を有する着色ポリイミド組成物と比較して、光学濃度が少なくとも15%増加する着色ポリイミド膜を得る工程と
を含んでなる、光学濃度を増加させる方法であって、そして着色ポリイミド膜が、
i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
ii)5〜25重量%の顔料と、
iii)0.5〜1重量%のカーボンブラックと
を含んでなる方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、同量で存在する非カーボンブラック不透明剤を有する着色ポリイミド組成物と比較して、光学濃度の少なくとも15%増加を達成するために十分な量のカーボンブラックを着色ポリイミド組成物に組み込む工程を含んでなる、着色ポリイミド膜の光学濃度を増加させる方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、カーボンブラックが、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される上記実施形態の何れかによる方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、ポリイミドが、ピロメリット酸二無水物及び4,4’−オキシジアニリンから誘導される、上記実施形態の何れかによる方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、ポリイミドが、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジアニリン及びパラフェニレンジアミンから誘導される、上記実施形態の何れかによる方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、ポリイミドが、ポリイミドの全二無水物含有量に基づき、少なくとも45モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、及びポリイミドの全ジアミン含有量に基づき、少なくとも50モル%の2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンから誘導される、上記実施形態の何れかによる方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、ポリイミドが、ピロメリット酸二無水物、4,4’−オキシジアニリン及びパラフェニレンジアミンから誘導される、上記実施形態の何れかによる方法である。
本開示のもう1つの実施形態は、着色ポリイミド膜または着色ポリイミド組成物が、タルク、マイカ、シリカ、カオリン、二酸化チタン、窒化ホウ素、チタン酸バリウム、海泡石、窒化アルミニウム及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤を追加的に含んでなる、上記実施形態の何れかによる方法である。本開示のもう1つの実施形態は、着色ポリイミド膜または着色ポリイミド組成物が、タルク、マイカ、シリカ、カオリン、二酸化チタン、窒化ホウ素、チタン酸バリウム、海泡石、窒化アルミニウム及びそれらの混合物からなる群から選択される、以下:10、12、14、16、20、22、24及び25重量%の何れか2つの間であり、それを含む量の充填剤を追加的に含んでなる、上記実施形態の何れかによる方法である。
上記実施形態の何れかによる着色ポリイミド膜において、顔料は、ジケトピロロピロール顔料、ペリレンレッドまたは群青から選択される。
いくつかの実施形態において、充填剤を含有する上記実施形態の何れかによる着色ポリイミド膜において、充填剤は、タルク、マイカ、シリカ、カオリン、二酸化チタン、窒化ホウ素、チタン酸バリウム、海泡石、窒化アルミニウム及びそれらの混合物からなる群から選択される。いくつかの実施形態において、充填剤を含有する上記実施形態の何れかによる着色ポリイミド膜において、充填剤は窒化ホウ素である。いくつかの実施形態において、充填剤を含有する上記実施形態の何れかによる着色ポリイミド膜において、充填剤はチタン酸バリウムである。いくつかの実施形態において、充填剤を含有する上記実施形態の何れかによる着色ポリイミド膜において、充填剤は海泡石である。いくつかの実施形態において、充填剤を含有する上記実施形態の何れかによる着色ポリイミド膜において、充填剤は窒化アルミニウムである。いくつかの実施形態において、充填剤は、上記充填剤の何れかの混合物である。
いくつかの実施形態において、組み込まれたカーボンブラックは0.1〜1重量%であり、そして着色ポリイミド膜は0.1〜1重量%のカーボンブラックを含んでなる。
いくつかの実施形態において、組み込まれたカーボンブラックは0.5〜1重量%であり、そして着色ポリイミド膜は0.5〜1重量%のカーボンブラックを含んでなる。
本発明を以下の実施例で更に説明するが、これらの実施例には、請求の範囲に記載される本発明の範囲を限定する意図はない。
光学濃度は、Macbeth TD904光学濃度計を用いて測定した。3回の個々の測定値の平均を記録した。全ての光学濃度測定は、厚さ約15ミクロンと測定された膜の範囲内で実施された。膜厚は、モーター付Certoプローブ及びスチールピン型接触ピンを備えたHeidenhain ポイントシックネスゲージ測定器を用いて、問題の領域にわたって複数回の測定によって確認された。
実施例1
実施例1では、0.1重量%のカーボンブラックを不透明剤として使用する場合、光学濃度(1.86)が、同量の赤色顔料を有するが、1重量%のTiOを使用する着色ポリイミド膜の光学濃度(1.78)と比較して高かったことを証明する。
80重量%のDMAC、10重量%のポリアミド酸溶液(DMAC中20.6重量%のポリアミド酸固体)及び10重量%のカーボンブラック粉末(エボニックデグサ社からのSpecial Black 4)からなるカーボンブラックスラリーを調製した。成分を、ロータースターラー、高速分散ミルで完全に混合した。次いで、いずれの大きな凝集体も分散させ、所望の粒径を達成するため、カーボンブラックスラリーをボールミルで加工した。カーボンブラックスラリーの中央粒径は、0.3マイクロメートルであった。中央粒径は、Horiba LA−930粒径アナライザー(ホリバ・インスツルメンツ社,Irvine CA.)を使用して計測した。DMAC(ジメチルアセトアミド)を分散媒として使用した。
75重量%のDMAC及び25重量%の赤色顔料(BASF社からのパリオゲンレッド L 3880 HD)からなる赤色顔料スラリーを調製した。赤色顔料スラリーを、Thinky ARE−250プラネタリー遠心混合機を使用して混合した。
0.29gのカーボンブラックスラリー、5.72gの赤色顔料スラリー及び144.00gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6%のポリアミド酸固体)をThinky ARE−250で混合し、また同装置で脱気した。ガラスプレートに付着したMylar(登録商標)ポリエチレンテレフタレートシート上に、ステンレス鋼ロッドを使用して、混合物を手でキャスティングした。湿性のキャスティング膜を含有するMylar(登録商標)ポリエチレンテレフタレートシートを、3−ピコリン及び無水酢酸の50/50混合物からなる浴に浸漬させた。膜のイミド化及びゲル化を生じるために、浴を3〜4分間、穏やかに振とうした。得られたゲル膜をMylar(登録商標)ポリエチレンテレフタレートシートから剥がし、ピンフレーム上へ押圧し、膜が視覚的に乾燥したように見えるように、十分、残留溶媒が蒸発するまで、約5分、空気乾燥させた。次いで、ゲル膜を120℃に設定されたBlue M高温電気オーブン中で硬化し、そして45分かけて320℃まで高めた。初期硬化後、膜を400℃の他のBlue Mオーブンに5分間配置した。得られた膜は、5重量%の赤色顔料及び0.1重量%のカーボンブラックを含有した。
非カーボンブラック不透明剤装填濃度に対する光学濃度を図1にプロットする。結果を表1に示す。
実施例2
実施例2では、0.5重量%のカーボンブラックを使用する場合、光学濃度(2.21)が、
同量の赤色顔料を有するが、0.5重量%のパリオゲンブラックを使用する着色ポリイミド膜の光学濃度(1.83)と比較して約21%高いこと、そして
同量の赤色顔料を有するが、1重量%のTiOを使用する着色ポリイミド膜の光学濃度(1.78)と比較して高いこと、そして
同量の赤色顔料を有するが、10重量%のTiOを使用する着色ポリイミド膜の光学濃度(2.12)と比較して高いこと
を証明する。
1.43gのカーボンブラックスラリー(実施例1で調製されたもの)、5.70gの赤色顔料スラリー(実施例1で調製されたもの)及び142.88gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6%のポリアミド酸固体)を、実施例1と同様のプロセスで混合し、キャスティングし、そして硬化した。得られた膜は、5重量%の赤色顔料及び0.5重量%のカーボンブラックを含有した。
不透明剤装填濃度に対する光学濃度を図1にプロットする。結果を表1に示す。
実施例3
実施例3では、1重量%のカーボンブラックを使用する場合、光学濃度(2.70)が、同量の赤色顔料を有するが、1重量%のTiOを使用する着色ポリイミド膜の光学濃度(1.78)と比較して約52%高いこと、そして同量の赤色顔料を有するが、10重量%のTiOを使用する着色ポリイミド膜の光学濃度(2.12)と比較して約19%高いことを証明する。
2.94gのカーボンブラックスラリー(実施例1で調製されたもの)、5.68gの赤色顔料スラリー(実施例1で調製されたもの)及び141.48gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6%のポリアミド酸固体)を、実施例1と同様のプロセスで混合し、キャスティングし、そして硬化した。得られた膜は、5重量%の赤色顔料及び1重量%のカーボンブラックを含有した。
装填濃度に対する光学濃度を図1にプロットする。結果を表1に示す。
比較例1
5.72gの赤色顔料スラリー(実施例1で調製されたもの)及び144.28gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6重量%のポリアミド酸固体)を、実施例1と同様のプロセスで混合し、キャスティングし、そして硬化した。最終硬化膜は、5重量%の赤色顔料を含有した。
結果を表1に示す。
実施例4
実施例4では、0.1重量%のカーボンブラックを使用する場合、光学濃度(2.70)が、同量の赤色顔料を有するが、不透明剤を含有しない着色ポリイミド膜の光学濃度(2.50)と比較して約8%増加することを証明する。
0.29gのカーボンブラックスラリー(実施例1で調製されたもの)、17.58gの赤色顔料スラリー(実施例1で調製されたもの)及び132.12gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6%のポリアミド酸固体)を、実施例1と同様のプロセスで混合し、キャスティングし、そして硬化した。得られた膜は、15重量%の赤色顔料及び0.1重量%のカーボンブラックを含有した。
不透明剤装填濃度に対する光学濃度を図1にプロットする。結果を表1に示す。
実施例5
実施例5では、0.5重量%のカーボンブラックを使用する場合、光学濃度(3.25)が、同量の赤色顔料を有するが、不透明剤を含有しない着色ポリイミド膜の光学濃度(2.50)と比較して約30%増加することを証明する。
1.46gのカーボンブラックスラリー(実施例1で調製されたもの)、17.53gの赤色顔料スラリー(実施例1で調製されたもの)及び131.01gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6%のポリアミド酸固体)を、実施例1と同様のプロセスで混合し、キャスティングし、そして硬化した。得られた膜は、15重量%の赤色顔料及び0.5重量%のカーボンブラックを含有した。
不透明剤装填濃度に対する光学濃度を図1にプロットする。結果を表1に示す。
実施例6
実施例6では、1重量%のカーボンブラックを使用する場合、光学濃度(3.67)が、同量の赤色顔料を有するが、不透明剤を含有しない着色ポリイミド膜の光学濃度(2.50)と比較して約47%増加することを証明する。
2.91gのカーボンブラックスラリー(実施例1で調製されたもの)、17.47gの赤色顔料スラリー(実施例1で調製されたもの)及び129.62gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6%のポリアミド酸固体)を、実施例1と同様のプロセスで混合し、キャスティングし、そして硬化した。得られた膜は、15重量%の赤色顔料及び1重量%のカーボンブラックを含有した。
不透明剤装填濃度に対する光学濃度を図1にプロットする。結果を表1に示す。
比較例2
比較例2では、赤色顔料の量が5重量%から15重量%まで増加する場合、光学濃度(2.50)が、赤色顔料の量が5重量%であり、そして1重量%のカーボンブラックを使用する場合の光学濃度(2.7)と比較して低いことを証明する。
17.60gの赤色顔料スラリー(実施例1で調製されたもの)及び132.40gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6%のポリアミド酸固体)を、実施例1と同様のプロセスで混合し、キャスティングし、そして硬化した。得られた膜は、15重量%の赤色顔料を含有した。
結果を表1に示す。
比較例3
比較例3では、1重量%の二酸化チタンを不透明剤として使用する場合、光学濃度(1.78)が、
同量の赤色顔料及び1重量%のカーボンブラックを有する着色ポリイミド膜(2.70)と比較して著しく低いこと、そして
0.5重量%のカーボンブラックを有する着色ポリイミド膜(2.21)と比較して低いこと、そして
0.1重量%のカーボンブラックを有する着色ポリイミド膜(1.86)と比較して低いこと
を証明する。
70.15重量%のDMAC、25重量%の二酸化チタン(デュポン社からのTi−Pure R706)及び4.85重量%のPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6%のポリアミド酸固体)からなる二酸化チタンスラリーを調製した。二酸化チタンスラリーを、Thinky ARE−250プラネタリー遠心混合機を使用して混合した。
1.15gの二酸化チタンスラリー、5.74gの赤色顔料スラリー(実施例1で調製されたもの)及び143.12gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6重量%のポリアミド酸固体)を、実施例1と同様のプロセスで混合し、キャスティングし、そして硬化した。得られた膜は、5重量%の赤色顔料及び1重量%のTiOを含有した。
不透明剤装填濃度に対する光学濃度を図1にプロットする。結果を表1に示す。
比較例4
比較例4では、10重量%の二酸化チタンを含有する着色ポリイミド膜は、同量の赤色顔料及び1重量%のカーボンブラックを有する着色ポリイミド膜(2.70)と比較して低い光学濃度(2.12)を有し、そして同量の赤色顔料及び0.5重量%のカーボンブラックを有する着色ポリイミド膜(2.21)と比較して低い光学濃度を有することを証明する。
11.78gの二酸化チタンスラリー(比較例3で調製されたもの)、5.89gの赤色顔料スラリー(実施例1で調製されたもの)及び132.34gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6%のポリアミド酸固体)を、実施例1と同様のプロセスで混合し、キャスティングし、そして硬化した。得られた膜は、5重量%の赤色顔料及び10重量%のTiOを含有した。
不透明剤装填濃度に対する光学濃度を図1にプロットする。結果を表1に示す。
比較例5
比較例5では、0.5重量%のパリオゲンブラック(有機黒色顔料)を不透明剤として使用する場合、光学濃度(1.83)が、同量の赤色顔料及び0.5重量%のカーボンブラックを有する着色ポリイミド膜(2.21)と比較して著しく低いこと、そして同量の赤色顔料及び0.1重量%のカーボンブラックを有する着色ポリイミド膜(1.86)と比較して低いことを証明する。
70.15重量%のDMAC、25重量%の黒色顔料(BASFからのパリオゲンブラックL0086)及び4.85重量%のPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6%のポリアミド酸固体)からなる黒色顔料スラリーを調製した。黒色顔料スラリーを、Thinky ARE−250プラネタリー遠心混合機を使用して混合した。
0.57gの黒色顔料スラリー、5.73gの赤色顔料スラリー(実施例1で調製されたもの)及び143.70gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6重量%のポリアミド酸固体)を、実施例1と同様のプロセスで混合し、キャスティングし、そして硬化した。得られた膜は、5重量%の赤色顔料及び0.5重量%の黒色顔料を含有した。
不透明剤装填濃度に対する光学濃度を図1にプロットする。結果を表1に示す。
比較例6
比較例6では、5重量%のパリオゲンブラックを不透明剤として使用する場合、光学濃度(2.59)が、同量の赤色顔料及び1重量%のカーボンブラックを有する着色ポリイミド膜(2.70)よりもなお低いことを証明する。
5.80gの黒色顔料スラリー(比較例5で調製されたもの)、5.80gの赤色顔料スラリー(実施例1で調製されたもの)及び138.40gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6重量%のポリアミド酸固体)を、実施例1と同様のプロセスで混合し、キャスティングし、そして硬化した。得られた膜は、5重量%の赤色顔料及び5重量%の黒色顔料を含有した。
不透明剤装填濃度に対する光学濃度を図1にプロットする。結果を表1に示す。
実施例7
実施例7では、0.1重量%のカーボンブラックを使用する場合、光学濃度(1.40)が、同量の青色顔料を有するが、不透明剤を含有しない着色ポリイミド膜(1.10)と比較して27%増加することを証明する。
65.15重量%のDMAC、30重量%の青色顔料(ヌビオラ社からの群青FP−40)及び4.85重量%のPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6%のポリアミド酸固体)からなる青色顔料スラリーを調製した。青色顔料スラリーを、Thinky ARE−250プラネタリー遠心混合機を使用して混合した。
26.15gの青色顔料スラリー、0.31gのカーボンブラックスラリー(実施例1で調製されたもの)及び123.54gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6重量%のポリアミド酸固体)を、実施例1と同様のプロセスで混合し、キャスティングし、そして硬化した。得られた膜は、25重量%の青色顔料及び0.1重量%のカーボンブラックを含有した。
不透明剤装填濃度に対する光学濃度を図1にプロットする。結果を表1に示す。
実施例8
実施例8では、0.5重量%のカーボンブラックを使用する場合、光学濃度(1.86)が、同量の青色顔料を有するが、不透明剤を含有しない着色ポリイミド膜(1.10)と比較して69%増加することを証明する。
26.07gの青色顔料スラリー(実施例7で調製されたもの)、1.56gのカーボンブラックスラリー(実施例1で調製されたもの)及び122.37gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6重量%のポリアミド酸固体)を、実施例1と同様のプロセスで混合し、キャスティングし、そして硬化した。得られた膜は、25重量%の青色顔料及び0.5重量%のカーボンブラックを含有した。
不透明剤装填濃度に対する光学濃度を図1にプロットする。結果を表1に示す。
比較例7
26.17gの青色顔料スラリー(実施例7で調製されたもの)及び123.83gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6重量%のポリアミド酸固体)を、実施例1と同様のプロセスで混合し、キャスティングし、そして硬化した。得られた膜は、25重量%の青色顔料を含有した。
結果を表1に示す。
比較例8
比較例8では、10重量%のTiOを使用する場合、光学濃度(1.56)が、同量の青色顔料を有するが、0.5重量%のカーボンブラックを含有する着色ポリイミド膜(1.86)と比較して低いことを証明する。
12.97gの二酸化チタンスラリー(比較例3で調製されたもの)、27.02gの青色顔料スラリー(実施例7で調製されたもの)及び110.01gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6%のポリアミド酸固体)を、実施例1と同様のプロセスで混合し、キャスティングし、そして硬化した。得られた膜は、25重量%の青色顔料及び10重量%のTiOを含有した。
不透明剤装填濃度に対する光学濃度を図1にプロットする。結果を表1に示す。
比較例9
比較例9では、パリオゲンブラックの量が、図1において、実施例7または8のカーボンブラックと同量(それぞれ、0.1及び0.5重量%)に外挿される場合、光学濃度が、パリオゲンブラックを使用する場合、カーボンブラックを使用する場合と比較して非常に低いことを証明する。
6.38gの黒色顔料スラリー(比較例5で調製されたもの)、26.59gの青色顔料スラリー(実施例7で調製されたもの)及び117.03gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6重量%のポリアミド酸固体)を、実施例1と同様のプロセスで混合し、キャスティングし、そして硬化した。得られた膜は、25重量%の青色顔料及び5重量%の黒色顔料を含有した。
不透明剤装填濃度に対する光学濃度を図1にプロットする。結果を表1に示す。
実施例9
実施例9では、1重量%のカーボンブラックを使用する場合、光学濃度(1.99)が、同量の青色顔料を有するが、1重量%のTiOを使用する着色ポリイミド膜の光学濃度(1.65)と比較して約20%高いこと、そして同量の青色顔料を有するが、1重量%のパリオゲンブラックを使用する着色ポリイミド膜の光学濃度(1.72)と比較して約15%高いことを証明する。
25.97gの青色顔料スラリー(実施例7で調製されたもの)、3.12gのカーボンブラックスラリー(実施例1で調製されたもの)及び120.91gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6重量%のポリアミド酸固体)を、実施例1と同様のプロセスで混合し、キャスティングし、そして硬化した。得られた膜は、25重量%の青色顔料及び1重量%のカーボンブラックを含有した。
結果を表1に示す。
比較例10
比較例10では、1重量%のTiOを使用する場合、光学濃度(1.65)が、同量の青色顔料を有するが、1重量%のカーボンブラックを含有する着色ポリイミド膜(1.99)と比較して低いことを証明する。
1.26gの二酸化チタンスラリー(比較例3で調製されたもの)、26.25gの青色顔料スラリー(実施例7で調製されたもの)及び122.49gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6%のポリアミド酸固体)を、実施例1と同様のプロセスで混合し、キャスティングし、そして硬化した。得られた膜は、25重量%の青色顔料及び1重量%のTiOを含有した。
結果を表1に示す。
比較例11
比較例10では、1重量%のパリオゲンブラックを使用する場合、光学濃度(1.72)が、同量の青色顔料を有するが、1重量%のカーボンブラックを含有する着色ポリイミド膜(1.99)と比較して低いことを証明する。
1.26gの黒色顔料スラリー(比較例5で調製されたもの)、26.25gの青色顔料スラリー(実施例7で調製されたもの)及び122.49gのPMDA/4,4’ODAポリアミド酸溶液(DMAC中20.6%のポリアミド酸固体)を、実施例1と同様のプロセスで混合し、キャスティングし、そして硬化した。得られた膜は、25重量%の青色顔料及び1重量%のパリオゲンブラックを含有した。
結果を表1に示す。
Figure 0006018193
概要または実施例に上記された活性の全てが必要であるというわけではないこと、特定の活性の一部が必要とされなくてもよいこと、そして上記に加えて、更なる活性が実行されてもよいことに注意すべきである。なお更に、各活性が記載される順番は、必ずしも、それらが実行されなければならない順番というわけではない。この明細書を読んだ後、当業者は、それらの特定の必要性または要望のために、どのような活性が使用可能であるかを決定することができるであろう。
上記明細書中、本発明は特定の実施形態に関連して記載された。しかしながら、当業者は、請求の範囲に明示される本発明の範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変更を行うことができることを認識する。本明細書に開示される全ての特徴は、同一または同等または同様の目的にかなう代替の特徴によって置きかえられてもよい。
従って、明細書及び図面は、限定的な意味よりもむしろ、例証であると考えられ、そして、そのような修正は、本発明の範囲内に含まれるように意図される。

Claims (11)

  1. i)少なくとも1種の芳香族ジアミン及び少なくとも1種の芳香族二無水物から誘導される、48〜94重量%のポリイミドと、
    ii)5〜25重量%の顔料と、
    iii)0.05〜1重量%のカーボンブラック
    を含んでなる着色ポリイミド膜であって、
    8〜152ミクロンの厚さを有し、そして
    Macbeth TD904光学濃度計で測定される場合、少なくとも1.4の光学濃度を有する着色ポリイミド膜。
  2. 前記カーボンブラックが0.1〜1重量%の量で存在する、請求項1に記載の着色ポリイミド膜。
  3. 前記カーボンブラックが0.5〜1重量%の量で存在する、請求項1に記載の着色ポリイミド膜。
  4. 熱伝導性充填剤、誘電充填剤、電気伝導性充填剤及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤を追加的に含んでなる、請求項1に記載の着色ポリイミド膜。
  5. タルク、マイカ、シリカ、カオリン、二酸化チタン、窒化ホウ素、チタン酸バリウム、海泡石、窒化アルミニウム及びそれらの混合物からなる群から選択される、10〜25重量%の充填剤を追加的に含んでなる、請求項1に記載の着色ポリイミド膜。
  6. 前記顔料が、ジケトピロロピロール顔料、ペリレンレッドまたは群青から選択される、請求項1に記載の着色ポリイミド膜。
  7. 前記カーボンブラックが、13%以上の揮発性物質含有量を有するカーボンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の着色ポリイミド膜。
  8. 前記ポリイミドが、ピロメリット酸二無水物及び4,4’−オキシジアニリンから誘導される、請求項1に記載の着色ポリイミド膜。
  9. 前記ポリイミドが、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジアニリン及びパラフェニレンジアミンから誘導される、請求項1に記載の着色ポリイミド膜。
  10. 前記ポリイミドが、前記ポリイミドの全二無水物含有量に基づき、少なくとも45モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、及び前記ポリイミドの全ジアミン含有量に基づき、少なくとも50モル%の2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンから誘導される、請求項1に記載の着色ポリイミド膜。
  11. 前記ポリイミドが、ピロメリット酸二無水物、4,4’−オキシジアニリン及びパラフェニレンジアミンから誘導される、請求項1に記載の着色ポリイミド膜。
JP2014517043A 2011-06-24 2012-06-18 着色ポリイミド膜及びそれに関する方法 Active JP6018193B2 (ja)

Applications Claiming Priority (13)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161500852P 2011-06-24 2011-06-24
US201161500877P 2011-06-24 2011-06-24
US201161500918P 2011-06-24 2011-06-24
US201161500866P 2011-06-24 2011-06-24
US201161500906P 2011-06-24 2011-06-24
US201161500943P 2011-06-24 2011-06-24
US61/500,943 2011-06-24
US61/500,852 2011-06-24
US61/500,918 2011-06-24
US61/500,906 2011-06-24
US61/500,877 2011-06-24
US61/500,866 2011-06-24
PCT/US2012/042865 WO2012177531A1 (en) 2011-06-24 2012-06-18 Colored polyimide films and methods relating thereto

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014517137A JP2014517137A (ja) 2014-07-17
JP6018193B2 true JP6018193B2 (ja) 2016-11-02

Family

ID=46457047

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014517043A Active JP6018193B2 (ja) 2011-06-24 2012-06-18 着色ポリイミド膜及びそれに関する方法
JP2014517045A Active JP6018194B2 (ja) 2011-06-24 2012-06-18 着色ポリイミド膜及びそれに関する方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014517045A Active JP6018194B2 (ja) 2011-06-24 2012-06-18 着色ポリイミド膜及びそれに関する方法

Country Status (7)

Country Link
US (2) US20140093714A1 (ja)
EP (2) EP2723805B1 (ja)
JP (2) JP6018193B2 (ja)
KR (2) KR101928601B1 (ja)
CN (2) CN103619933B (ja)
TW (2) TW201302858A (ja)
WO (2) WO2012177531A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102575028B (zh) * 2009-10-09 2015-06-17 宇部兴产株式会社 着色聚酰亚胺成型体及其制造方法
TW201302858A (zh) * 2011-06-24 2013-01-16 Du Pont 有色聚醯亞胺膜及與其有關之方法
US9095445B2 (en) * 2011-07-14 2015-08-04 Warsaw Orthopedic, Inc. Vertebral interbody spacer
US9963578B2 (en) 2013-07-17 2018-05-08 Nexolve Corporation Black polyimides and synthesis thereof
TWI487745B (zh) * 2013-08-27 2015-06-11 Taimide Technology Inc 呈色聚醯亞胺膜
EP3326121A4 (en) 2015-07-26 2019-01-16 Splitty Travel Ltd. SERVER FOR CREATING SPLIT HOLIDAY DEALS AND METHOD FOR EFFICIENT CREATION OF SPLIT DEALS
US11104801B2 (en) * 2018-03-09 2021-08-31 Dupont Electronics, Inc. Low haze polyimide film
WO2023235989A1 (en) * 2022-06-09 2023-12-14 Nicoya Lifesciences, Inc. Colored coverlay dielectrics in digital microfluidics

Family Cites Families (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6336550A (ja) 1986-07-30 1988-02-17 Fujitsu Ltd 半導体装置
JPH04275455A (ja) 1991-03-04 1992-10-01 Matsushita Electron Corp 半導体記憶装置
US5302652A (en) 1992-12-15 1994-04-12 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for preparing a pigmented polyimide shaped article
US5358782A (en) 1992-12-15 1994-10-25 E. I. Du Pont De Nemours And Company Coextruded multi-layered, electrically conductive polyimide film
DE69700977T2 (de) 1996-06-07 2000-05-18 Unitika Ltd., Amagasaki Polyimidvorläuferlösung, Verfahren zu ihrer Herstellung und Verfahren zur Herstellung einer Beschichtung oder eines Films daraus
JPH10104599A (ja) * 1996-10-02 1998-04-24 Toppan Printing Co Ltd 遮光膜形成用着色樹脂組成物、アレイ基板素子及び液晶表示装置
US5998090A (en) 1997-12-01 1999-12-07 Brewer Science, Inc. High optical density ultra thin organic black matrix system
ATE433854T1 (de) 2000-08-17 2009-07-15 Whitford Corp Einfach-überzogenes, nichtklebendes überzugssystem und mit demselben beschichtete artikel
JP2002088242A (ja) * 2000-09-13 2002-03-27 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd ポリイミド樹脂組成物及びポリイミドフィルム状成形体
EP1327666A4 (en) 2000-09-13 2005-01-12 Kaneka Corp POLYIMIDE RESIN COMPOSITION, POLYIMIDE PRODUCT FORMED IN FILM, AND INTERMEDIATE TRANSFER STRIP COMPRISING THE SAME
JP2002127165A (ja) 2000-10-19 2002-05-08 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd ポリイミド成型体の製造方法
JP2002296919A (ja) 2001-03-30 2002-10-09 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd ポリイミド製無端ベルト
US6794031B2 (en) * 2001-09-28 2004-09-21 Ube Industries, Ltd. Cover-lay film and printed circuit board having the same
KR100930937B1 (ko) * 2002-01-31 2009-12-10 디아이씨 가부시끼가이샤 열경화성 폴리이미드 수지 조성물 및 폴리이미드 수지의제조 방법
JP4275455B2 (ja) 2003-03-20 2009-06-10 株式会社リコー 中間転写体、画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成用乾式トナー
JP2005068227A (ja) 2003-08-21 2005-03-17 Suzuka Fuji Xerox Co Ltd ポリイミドフィルムおよび該ポリイミドフィルムを使用した電子写真用転写・定着部材
US20060083939A1 (en) 2004-10-20 2006-04-20 Dunbar Meredith L Light activatable polyimide compositions for receiving selective metalization, and methods and compositions related thereto
US8323802B2 (en) 2004-10-20 2012-12-04 E I Du Pont De Nemours And Company Light activatable polyimide compositions for receiving selective metalization, and methods and compositions related thereto
JP2007058154A (ja) 2005-07-26 2007-03-08 Fuji Xerox Co Ltd 中間転写ベルト、その製造方法、及び画像形成装置
US7790276B2 (en) * 2006-03-31 2010-09-07 E. I. Du Pont De Nemours And Company Aramid filled polyimides having advantageous thermal expansion properties, and methods relating thereto
US20070231588A1 (en) * 2006-03-31 2007-10-04 Karthikeyan Kanakarajan Capacitive polyimide laminate
US20070232734A1 (en) * 2006-03-31 2007-10-04 Karthikeyan Kanakarajan Polyimide based compositions useful in high frequency circuitry applications and methods relating thereto
EP2072580B1 (en) 2006-09-19 2014-04-02 Gunze Limited Carbon-black-dispersed polyamic acid solution composition, and process for producing semiconductive polyimide resin belt therewith
US20080118730A1 (en) 2006-11-22 2008-05-22 Ta-Hua Yu Biaxially oriented film, laminates made therefrom, and method
JP2009025625A (ja) 2007-07-20 2009-02-05 Ricoh Co Ltd 電子写真用シームレスベルト、中間転写ベルト並びにそれを用いた画像形成装置及びフルカラー画像形成装置
JP2009113475A (ja) 2007-10-18 2009-05-28 Shin Etsu Chem Co Ltd フレキシブル片面ポリイミド銅張積層板の製造方法
US20090229809A1 (en) 2008-03-14 2009-09-17 E. I. Du Pont De Nemours And Company Device capable of thermally cooling while electrically insulating
TWI465525B (zh) * 2008-06-26 2014-12-21 Ube Industries 含有顏料之硬化性樹脂溶液組成物的製造方法、顏料分散液、及含有顏料之硬化性樹脂溶液組成物
JP4853505B2 (ja) 2008-09-26 2012-01-11 富士ゼロックス株式会社 ポリアミック酸組成物、ポリイミド無端ベルトおよび画像形成装置
JP2010169944A (ja) 2009-01-23 2010-08-05 Mitsui Chemicals Inc ネガ型感光性樹脂組成物、それを用いたネガ型パターンの形成方法、回路基板材料および回路基板用カバーレイ
JP5611993B2 (ja) 2009-03-06 2014-10-22 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company 電子回路用途の多層フィルム
KR101064816B1 (ko) 2009-04-03 2011-09-14 주식회사 두산 폴리아믹산 용액, 폴리이미드 수지 및 이를 이용한 연성 금속박 적층판
US20120043691A1 (en) 2009-04-28 2012-02-23 Ube Industries, Ltd Multilayered polyimide film
CN101579904B (zh) 2009-06-15 2011-06-08 上海市合成树脂研究所 一种黑色亚光聚酰亚胺薄膜的制备方法
US8574720B2 (en) * 2009-08-03 2013-11-05 E.I. Du Pont De Nemours & Company Matte finish polyimide films and methods relating thereto
US8541107B2 (en) * 2009-08-13 2013-09-24 E. I. Du Pont De Nemours And Company Pigmented polyimide films and methods relating thereto
JP5285567B2 (ja) * 2009-10-09 2013-09-11 株式会社カネカ 絶縁性ポリイミドフィルム、カバーレイフィルム、及びフレキシブルプリント配線板
WO2011151886A1 (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 株式会社有沢製作所 ポリイミド樹脂用組成物、及び該ポリイミド樹脂用組成物からなるポリイミド樹脂
CN103168068A (zh) * 2010-07-23 2013-06-19 E.I.内穆尔杜邦公司 消光整理聚酰亚胺膜及其相关方法
US8387763B2 (en) 2010-11-22 2013-03-05 Telefonix, Inc. Retractable cord reel
TW201302858A (zh) * 2011-06-24 2013-01-16 Du Pont 有色聚醯亞胺膜及與其有關之方法
WO2015089161A1 (en) * 2013-12-13 2015-06-18 E. I. Du Pont De Nemours And Company A multilayer film
CN105916684B (zh) * 2013-12-17 2018-05-08 E.I.内穆尔杜邦公司 多层膜

Also Published As

Publication number Publication date
KR101928601B1 (ko) 2018-12-12
WO2012177531A1 (en) 2012-12-27
JP2014517137A (ja) 2014-07-17
TW201302858A (zh) 2013-01-16
TW201302860A (zh) 2013-01-16
EP2723805B1 (en) 2017-07-26
US20140103265A1 (en) 2014-04-17
US20140093714A1 (en) 2014-04-03
CN103619933A (zh) 2014-03-05
KR101998439B1 (ko) 2019-07-09
CN103608392A (zh) 2014-02-26
KR20140056219A (ko) 2014-05-09
KR20140044864A (ko) 2014-04-15
US9303136B2 (en) 2016-04-05
JP6018194B2 (ja) 2016-11-02
JP2014520197A (ja) 2014-08-21
CN103608392B (zh) 2015-11-25
EP2723806B1 (en) 2015-08-19
EP2723806A1 (en) 2014-04-30
WO2012177533A1 (en) 2012-12-27
EP2723805A1 (en) 2014-04-30
CN103619933B (zh) 2015-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6018193B2 (ja) 着色ポリイミド膜及びそれに関する方法
US9982103B2 (en) Polyimide and polyimide film comprising the same
KR101747460B1 (ko) 저광택 피니시 폴리이미드 필름 및 그 관련 방법
KR20120055657A (ko) 저광택 피니시 폴리이미드 필름 및 그 관련 방법
KR102153505B1 (ko) 불소-함유 실란 첨가제 및 카본 블랙을 포함하는 폴리이미드 필름 및 이의 제조방법
CN112955497A (zh) 具有改善的尺寸稳定性的超薄聚酰亚胺薄膜及其制备方法
JP2013532752A (ja) 艶消仕上げポリイミドフィルムおよびそれに関連する方法
KR20210120875A (ko) 단일층 중합체 필름 및 전자 장치
KR102153508B1 (ko) 결정성 폴리이미드 수지 및 열전도성 필러를 포함하는 폴리이미드 필름 및 이의 제조방법
US11718728B2 (en) Single layer polymer films and electronic devices
TWI842563B (zh) 黑色聚醯亞胺膜、其製造方法、包括其的覆蓋膜及電子裝置
TW201233548A (en) Matte finish polyimide films and methods relating thereto
KR20240047062A (ko) 블랙 폴리이미드 필름 및 그의 제조방법
KR102138704B1 (ko) 비스말레이미드계 수지 및 카본 블랙을 포함하는 폴리이미드 필름 및 이의 제조방법
KR20130093098A (ko) 저광택 피니시 폴리이미드 필름 및 그 관련 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6018193

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250