JP6017976B2 - 遊技機管理装置 - Google Patents
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Description
また、ラウンド数を特定することで、ラウンド数の多い大当たり状態が発生し過ぎていないか監視することもできる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、獲得できる遊技価値の大きさが異なる特別遊技状態が発生する遊技機を適切に管理することができる遊技機管理装置を提供することにある。
前記遊技機は、遊技領域を流下する玉が入賞可能な第1入賞部と、前記第1入賞部に玉が入賞した場合に、前記第2特別遊技状態よりも前記第1特別遊技状態の方が発生する頻度が高くなるように前記特別遊技状態を発生させるか否かの抽選を行う第1抽選手段と、遊技領域を流下する玉が入賞可能であり、前記第1入賞部とは異なる第2入賞部と、前記第2入賞部に玉が入賞した場合に、前記第1特別遊技状態よりも前記第2特別遊技状態の方が発生する頻度が高くなるように前記特別遊技状態を発生させるか否かの抽選を行う第2抽選手段と、前記第1抽選手段及び前記第2抽選手段の抽選結果に対応した図柄変動を、同時に又は予め定められた順番でそれぞれ実行する図柄変動実行手段と、前記図柄変動実行手段に前記特別遊技状態を発生させることに対応した図柄が停止表示した場合に、前記特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、を備え、
前記特別遊技状態が発生した場合に、当該特別遊技状態が前記第1特別遊技状態及び前記第2特別遊技状態のいずれに対応しているかを特定する特別遊技状態特定手段と、前記特別遊技状態が発生した中で前記第2特別遊技状態が特別基準割合よりも多く占めいている場合に特別報知を実行する特別報知実行手段と、予め定められた期間における前記第1入賞部への玉の入賞頻度、又は予め定められた期間における前記第1入賞部への玉の入賞に基づく前記図柄変動の実行頻度に対応した頻度情報に基づいて前記特別基準割合を決定する特別基準割合決定手段と、を備えたものである(請求項1)。
前記遊技機は、前記第2入賞部に玉が入賞し易い有利状態と、前記有利状態よりも前記第2入賞部に玉が入賞しにくい不利状態とが設定されており、前記特別基準割合決定手段は、前記頻度情報として、前記不利状態における前記図柄変動の実行頻度に対応した情報を用いるようにしても良い(請求項2)。
前記遊技機は、前記第1入賞部及び前記第2入賞部のいずれかに玉が入賞したことに対応した入賞信号を出力する出力手段を有し、前記第2入賞部に玉が入賞し易い有利状態と、前記有利状態よりも前記第2入賞部に玉が入賞しにくい不利状態とが設定されており、
前記入賞信号を受信する受信手段を備え、前記特別基準割合決定手段は、前記頻度情報として、前記不利状態における前記入賞信号の受信頻度に対応した情報を用いるようにしても良い(請求項3)。
前記有利状態には、前記第1入賞部への玉の入賞に基づく前記図柄変動が終了する頻度が低い第1有利状態と、前記第1有利状態よりも前記第1入賞部への玉の入賞に基づく前記図柄変動が終了する頻度が高い第2有利状態と、が含まれており、前記特別報知実行手段は、前記第2有利状態において前記特別遊技状態が発生した中で前記第2特別遊技状態が前記特別基準割合よりも多く占めている場合に特別報知を実行するようにしても良い(請求項4)。
前記特別報知実行手段は、前記有利状態において、前記第1入賞部への玉の入賞に基づく前記図柄変動、及び前記第2入賞部への玉の入賞に基づく前記図柄変動をぞれぞれ同時に実行していくものであり、さらに、一の入賞部への玉の入賞に基づく前記図柄変動が終了した場合に、当該一の入賞部への次の玉の入賞に基づく図柄変動を開始するものであり、前記第1有利状態における前記第1入賞部への玉の入賞に基づく前記図柄変動の時間は、前記第2有利状態における前記第1入賞部への玉の入賞に基づく前記図柄変動の時間よりも長くても良い(請求項5)。
前記特別遊技状態が発生する期待度は、前記第1有利状態及び前記第2有利状態においてぞれぞれ同じであり、前記特別報知実行手段は、前記第1有利状態及び前記第2有利状態にて発生した前記第1特別遊技状態及び前記第2特別遊技状態の累計頻度が所定頻度よりも高い場合に異常報知を実行するようにしても良い(請求項6)。
尚、請求項1でいう「前記第2特別遊技状態よりも前記第1特別遊技状態の方が発生する頻度が高くなるように」には、第2特別遊技状態の発生頻度が0%のものが含まれている。同様に「前記第1特別遊技状態よりも前記第2特別遊技状態の方が発生する頻度が高くなるように」には、第1特別遊技状態の発生頻度が0%のものが含まれている。また、「予め定められた順番」とは、「交互に」や、「入賞した順序で」という概念を包含するものである。
請求項3の発明によれば、第1入賞部及び第2入賞部のいずれかに玉が入賞したことに対応した共通の入賞信号を出力するタイプの遊技機を適切に管理することができる。
請求項4の発明によれば、有利状態として、第1入賞部への玉の入賞に基づく図柄変動が終了する頻度が低い第1有利状態と、この第1有利状態よりも第1入賞部への玉の入賞に基づく図柄変動が終了する頻度が高い第2有利状態とを実行するタイプの遊技機を管理することができる。
図1は、本発明による遊技機管理装置を適用した遊技場用システムの全体構成を示している。遊技場用システムは、複数の遊技機1、各遊技機1に対応して設けられている貸出装置2及び呼出ランプ3、図示しない管理室などに設けられている管理装置4(特別遊技状態特定手段、特別報知実行手段、特別基準割合決定手段、受信手段に相当)などから構成されている。
管理装置4は、モニタ11及びキーボード12を有していると共に、LAN13を介して呼出ランプ3に接続されている。管理装置4は、図示しないマイクロコンピュータを含む制御装置を備えており、各遊技機1から出力される各種の遊技信号に基づいて、各遊技機1についての大当たり確率や売上げなどの稼動データを遊技機別に集計及び記憶して管理する。
賞球数 3個又は10個又は12個(入賞口により異なる)
大当たり確率 通常:1/250.0、ST:1/85.0
確変突入率 100%(ST100回転)
ラウンド 5ラウンド(以下、5R)又は15ラウンド(以下、15R)
カウント 9カウント
差玉(TY) 5R分:約500個 15R:約1500個
電チューサポート 100回転(ST含む)
大当たり状態の振分
第1始動口18 5R:15R=95%:5%
第2始動口19 15R:100%
第1始動口18及び第2始動口19への入賞に基づく変動表示は同時に行われる。
第1始動口18 1回転目:60秒(97%)又は240秒(3%)
2〜100回転目:平均6秒。
第2始動口19 1〜20回転目:平均3秒
20〜100回転目:平均6秒
遊技機1は、第1始動口18又は第2始動口19に入賞した場合、入賞信号を出力する。この場合、管理装置4は、入賞信号からはいずれの始動口18,19に入賞したかは特定することができない。
普図抽選に要する時間、すなわち普図表示部25において変動表示が行われる普図変動時間は、通常状態では30秒、STでは1秒に設定されている。そして、普図抽選において普図当選となった場合には、電チュー22は、通常状態では0.2秒、時短状態では1.5秒×3回の間開放される。つまり、STでは、電チュー22の開放時間が長く、その回数も増えるため、第2始動口19への入賞が通常状態よりも促されることになる。
また、主制御回路29は、上記したようにパチンコ玉がいずれかの入賞口に入賞すると、副制御回路40や表示制御回路41を制御することにより液晶表示装置17に各種の演出を表示すると共に、払出制御回路42に対し払出装置43からのパチンコ玉の払出(付与)を指示する。これにより、遊技者にパチンコ玉が払い出される。
信号出力部44(出力手段に相当)は、主制御回路29からの指令に応じて入賞信号、スタート信号、大当たり信号等を外部に出力する。
次に、遊技機1に設けられている遊技状態について説明する。遊技機1には、図4に示すように、通常状態、大当たり状態、時短状態付の確変状態であるSTの3つの遊技状態が設定されている。これらの遊技状態は、予め定められた条件に従って遷移する。
管理装置4は、異常判定を実行する際に大当たり状態の差玉に基づいてラウンドを特定する。つまり、大当たり状態の差玉が400〜600個の場合を5R、1400〜1600個の場合を15R、それ以外を異常と判定する。
図5は適正割合判定テーブルを示している。適正割合判定テーブルには、「(通常時1分当たりの)スタート」、「ST中100秒〜100回転の適正割合(5R:15R)」、「ST100秒〜発生大当たり状態に対する異常報知実行の割合」、「通常中発生大当たり状態に対する異常報知実行の割合(5R、15R)」、「ST中大当たり状態発生に対する異常報知の確率」が設定されており、例えば外部サーバよりダウンロードして設定する。
ST状態は持玉が減らないように動作する時短状態であり、電チュー22の開放回数及び開放時間が通常時よりも大きくなるので、第2始動口19に通常時よりも多く入賞するようになる。このような時短状態では、第2始動口19には1分間にほぼ確実に20個以上入賞することから、第2始動口19への入賞に基づく図柄変動が常に行われている状態となる。そして、ST中の20回転以降の第2始動口19への入賞に基づく図柄変動は平均6秒であるため、ST中の20回転目以降の第2始動口19への入賞に基づくスタートは10であると見なすことができる。一方、通常時における電チュー22の開放時間は0.2秒と極めて短いことから、第2始動口19への入賞に基づく1分あたりのスタートは0であると見なすことができる。第1始動口18への入賞で発生する大当たり状態はほとんどが5Rであり、第2始動口19への入賞で発生する大当たり状態は15Rであるため、通常状態におけるスタートが例えば4の場合は、適正割合(5R:15R)=4:10となる。このような観点から通常時のスタートに対応する「ST中100秒〜100回転の適正割合(5R:15R)」がスタートに対応して設定されている。尚、第1始動口18への入賞で15R大当たり状態が発生することを考慮して適正割合を決定しても良い。
ST中大当たり状態である「ST中大当たり状態発生に対する異常報知の確率」については、ST中大当たり確率が1/85.0であることから、2倍まで許容するために「ST中大当たり状態発生に対する異常報知の確率」は1/42.5に設定されており、ST中の15R大当たり状態の割合が1/42.5を上回った場合に異常報知を実行する。
図7は、管理装置4の動作のうち本発明に関連した動作を示すフローチャートである。管理装置4は、スタート信号が入力したか(S101)、大当たり信号の入力中か(S106)を判定している。遊技機1の第1始動口18又は第2始動口19への入賞に基づく図柄変動が開始するとスタート信号が出力されるので、スタート信号を入力したと判定し(S101:YES)、通常中か(S102)、ST中か(S104)を判定する。通常中(大当たり状態及びST以外)の場合は(S102:YES)、通常時スタート(スタート回数)に1加算する(S103)。これにより、営業開始からの通常状態におけるスタートを求めることができる。尚、通常状態のスタート回数を加算する場合、アウト(1分間100玉)から経過した時間も特定しており、これから1分間あたりのスタートを特定している。
図9は通常中異常判定を示すフローチャートである。管理装置4は、5R:15R割合は異常かを判定する(S301)。つまり、図5に示す「通常中発生大当たり状態に対する異常報知実行の割合(5R、15R)」の15Rの割合が10%以上の場合は(S301:YES)、通常時異常を判定する(S302)。この場合、大当たり回数が少ない場合には判定の信頼性が低いことから、大当たりの回数が所定回数、例えば5回以上となってから判定するのが望ましい。尚、これは、後述するST中異常判定についても同様である。
図10はST中異常判定を示すフローチャートである。管理装置4は、ST中100秒が経過したかを判定する(S401)。このとき、ST中100秒が経過していないことから(S401:NO)、ST中大当たり確率は異常かを判定する(S404)。ST中大当たり確率は異常かの判定は、ST中大当たり回数÷ST中スタートが図5に示す「ST中大当たり状態発生に対する異常報知の確率」以上かにより判定する。異常の場合は(S404:YES)、ST中当選確率異常と判定する(S405)。
以上のようにして、ST中100秒が経過するまでは、ST中大当たり確率の異常判定のみが行われる。
以上のようにして、ST中100秒が経過したときは、ST中大当たり確率の異常判定に加えてST中5R:15割合の異常判定も行われるようになる。
尚、図7では示していないが、管理装置4は、通常状態の大当たり状態の当選確率についても異常判定を行っている。
図6はラウンド振分特定帳票の一例を示している。ラウンド振分特定帳票には、「台番」、「通常時スタート」、「通常中5R・15R」、「ST中100秒〜5R・15R」、「ST中当選確率」、「通常時異常」、「ST中100秒〜異常」、「ST中当選確率異常」が設定されている。
<台番1>
通常中の15R大当たり状態が10%未満で、「ST中100秒〜」も適正範囲のため、異常報知を実行していない。つまり、図5に示すように、通常時スタートが5.0(5.0〜5.4)の場合、15R大当たりの状態が80%以上となったら異常報知を実行することから、異常報知は行われない。
<台番2>
台番1とスタートが同じ(5.0〜5.4)であるものの、「ST中100秒〜」の15R大当たりの状態が80%以上となっているため、異常報知を実行している。
<台番3>
通常中の15R大当たり状態が10%未満のため、異常報知を実行していない。つまり、スタートが4.1であることから、異常報知は「ST中100秒〜」の15R大当たり状態の割合が83.3%以上となった場合に実行する。このため、「ST中100秒〜」の5R大当たり状態が台番2と同じ(80.1%)であるものの異常報知を実行していない。
<台番4>
「ST中100秒〜」の15R大当たり状態の発生率が79.0%であり、通常時スタート5.3に対応する「ST中100秒〜」発生大当たり状態に対する異常報知実行の割合である80.0%未満であることから、ST中100秒〜異常は実行していないものの、通常時に発生した15R大当たり状態の割合が10%以上のため、通常時異常報知を実行している。
<台番5>
通常中の15R大当たり状態が10%以上のため、通常時異常報知を実行している。さらに、「ST中100秒〜」の15R大当たり状態の発生率が77.0%であり、通常時スタート6.2に対応する「ST中100秒〜」発生大当たり状態に対する異常報知実行の割合である76.9%以上となっているため、同様にST中100秒〜異常報知を実行している。台番5に関しては、通常時異常報知、及び、「ST100中〜」異常報知の両方が実行されており、不正行為が行われている可能性が最も高い。
<台番6>
通常中、及び、「ST中100秒〜」の大当たり状態振分は台番1と同じであり、異常報知を実行していないが、ST中全体の大当たり状態の当選確率が高すぎるため、異常報知を実行している。
上述のようにラウンド振分割合特定帳票により不正が行われている可能性があると判断した場合は、その台番の遊技機1の遊技者の行動を監視し、不正が行われている場合には適切に対処する。
管理装置4は、第1始動口18と第2始動口19への入賞に基づく大当たり状態のラウンド振分が異なる遊技機1を管理する場合に、ST中のラウンド振分が適正と判定するための閾値を決定した上で、遊技機1のST中のラウンド振分を特定し、閾値に基づいてST中のラウンド振分に異常がある場合は異常報知を行うようにしたので、異常報知を適度に実行することが可能となり、遊技機1を適切に管理することができる。
第2始動口19への入賞が抑制された通常時のスタートによってST中のラウンド振分が適正と判定するための閾値を決定するようにしたので、閾値を決定するための信頼性を高めることができる。
遊技機1から出力されるスタート信号に基づいて閾値を決定するようにしたので、第1始動口18及び第2始動口19のいずれかに玉が入賞したことに対応した共通の入賞信号を出力するタイプの遊技機を適切に管理することができる。
ST中当選確率異常についてはST中全体を監視し、ST中大当たり状態の振分異常についてはST中100秒が経過してから監視するようにしたので、異常状態の発生頻度に基づいて不正を監視する場合に監視対象とする大当たり状態のサンプル数が少なくなってしまうことを抑制できる。つまり、発生した大当たり状態の累計の頻度を監視する期間と、大当たり状態が発生した場合のラウンドの内訳を監視する期間とを異ならせることでより発生した大当たり状態の監視を適切に行うことができる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形又は拡張したり、各変形例を上記実施形態と組合せたり、各変形例を組合せるようにしても良い。
上記実施形態以外の遊技機に本発明を適用しても良い。例えば、流下する玉が内部に封入されており、遊技者が直接玉に触れることができない封入式パチンコ機に適用しても良い。また、STを有した遊技機に限定されるものではなく、終了した後に高確率状態となる大当たり状態と低確率状態となる大当たり状態が設定された遊技機に適用しても良い。
大当たり状態の種類を変更しても良い。例えば第1始動口18の振分けが15R:5R=5:95、第2始動口19の振分けが15R:10R=5:95の場合、第1特別遊技状態が5Rに対応し、第2特別遊技状態が10Rに対応する。つまり、3種類以上の大当たり状態が設定された遊技機を監視対象としても良い。また、例えば、大当たり状態として、3R、5R、7R、10R、15Rのものが設定されており、3R、5Rが第1特別遊技状態に対応し、7R、10Rが第2特別遊技状態に対応しているものが含まれるようにしても良い。
発生した大当たり状態の中で15R大当たり状態が発生した割合が所定割合以上となったことを条件に異常報知を実行する構成としたが、発生した大当たり状態の中で5R大当たり状態の発生した割合が所定割合未満となった場合に異常報知を実行するようにしても良い。
遊技機における各始動口18,19の位置や、電チュー22の有無を任意に変更しても良い。
ラウンド振分の特定方法を変更しても良く、例えば、大当たり状態が発生している時間からラウンドを特定するようにしても良い。また、遊技機がラウンドを識別可能な大当たり信号を出力する場合、受信した大当たり信号からラウンド数を特定するようにしても良い。
異常報知を実行するための基準値を、所定時間あたりの図柄変動の回数から決定する必要はなく、所定時間又は所定の打出玉数に対する始動口18,19への入賞回数から特定するようにしても良い。この場合に、いずれの始動口18,19に入賞したかを信号から特定できない場合、通常状態における入賞信号を第1始動口18への入賞であるものとして第1始動口18への入賞頻度を特定するようにすれば良い。
異常報知を実行する場合の基準値の算出方法は任意に変更しても良い。どのような方法を採用した場合でも、スタートに基づいて基準値を決定すれば本願発明に含まれる。
異常報知を行う値を管理者が手入力できる構成としても良い。例えば、スタート4.0〜4.4の場合に異常報知を行う場合の比率を3:10と管理者が入力できる構成としても良い。この場合、異常報知を行う値をスタート別に管理者が入力可能な構成とすると良い。
上記実施形態では、ラウンド振分に続けて異常判定を実行するようにしたが、異常判定を所定回数の大当たり状態の発生後に実行したり、ST終了時に実行したりしても良い。
請求項1でいう「予め定められた期間」としてはSTに限定されることなく、確変期間、時短期間が独立して行われる遊技機の場合は、それらの期間としても良いし、それ以外の特別な遊技状態であっても良い。
Claims (6)
- 遊技者に有利な特別遊技状態として、第1特別遊技状態と、当該第1特別遊技状態よりも遊技に使用する遊技価値を多く獲得可能な第2特別遊技状態とが発生する遊技機を管理対象とした遊技機管理装置において、
前記遊技機は、
遊技領域を流下する玉が入賞可能な第1入賞部と、
前記第1入賞部に玉が入賞した場合に、前記第2特別遊技状態よりも前記第1特別遊技状態の方が発生する頻度が高くなるように前記特別遊技状態を発生させるか否かの抽選を行う第1抽選手段と、
遊技領域を流下する玉が入賞可能であり、前記第1入賞部とは異なる第2入賞部と、
前記第2入賞部に玉が入賞した場合に、前記第1特別遊技状態よりも前記第2特別遊技状態の方が発生する頻度が高くなるように前記特別遊技状態を発生させるか否かの抽選を行う第2抽選手段と、
前記第1抽選手段及び前記第2抽選手段の抽選結果に対応した図柄変動を、同時に又は予め定められた順番でそれぞれ実行する図柄変動実行手段と、
前記図柄変動実行手段に前記特別遊技状態を発生させることに対応した図柄が停止表示した場合に、前記特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、を備え、
前記特別遊技状態が発生した場合に、当該特別遊技状態が前記第1特別遊技状態及び前記第2特別遊技状態のいずれに対応しているかを特定する特別遊技状態特定手段と、
前記特別遊技状態が発生した中で前記第2特別遊技状態が特別基準割合よりも多く占めいている場合に特別報知を実行する特別報知実行手段と、
予め定められた期間における前記第1入賞部への玉の入賞頻度、又は予め定められた期間における前記第1入賞部への玉の入賞に基づく前記図柄変動の実行頻度に対応した頻度情報に基づいて前記特別基準割合を決定する特別基準割合決定手段と、
を備えたことを特徴とする遊技機管理装置。 - 前記遊技機は、前記第2入賞部に玉が入賞し易い有利状態と、前記有利状態よりも前記第2入賞部に玉が入賞しにくい不利状態とが設定されており、
前記特別基準割合決定手段は、前記頻度情報として、前記不利状態における前記図柄変動の実行頻度に対応した情報を用いることを特徴とする請求項1記載の遊技機管理装置。 - 前記遊技機は、前記第1入賞部及び前記第2入賞部のいずれかに玉が入賞したことに対応した入賞信号を出力する出力手段を有し、前記第2入賞部に玉が入賞し易い有利状態と、前記有利状態よりも前記第2入賞部に玉が入賞しにくい不利状態とが設定されており、
前記入賞信号を受信する受信手段を備え、
前記特別基準割合決定手段は、前記頻度情報として、前記不利状態における前記入賞信号の受信頻度に対応した情報を用いることを特徴とする請求項1記載の遊技機管理装置。 - 前記有利状態には、前記第1入賞部への玉の入賞に基づく前記図柄変動が終了する頻度が低い第1有利状態と、前記第1有利状態よりも前記第1入賞部への玉の入賞に基づく前記図柄変動が終了する頻度が高い第2有利状態と、が含まれており、
前記特別報知実行手段は、前記第2有利状態において前記特別遊技状態が発生した中で前記第2特別遊技状態が前記特別基準割合よりも多く占めている場合に特別報知を実行することを特徴とする請求項2又は3記載の遊技機管理装置。 - 前記特別報知実行手段は、前記有利状態において、前記第1入賞部への玉の入賞に基づく前記図柄変動、及び前記第2入賞部への玉の入賞に基づく前記図柄変動をぞれぞれ同時に実行していくものであり、さらに、一の入賞部への玉の入賞に基づく前記図柄変動が終了した場合に、当該一の入賞部への次の玉の入賞に基づく図柄変動を開始するものであり、
前記第1有利状態における前記第1入賞部への玉の入賞に基づく前記図柄変動の時間は、前記第2有利状態における前記第1入賞部への玉の入賞に基づく前記図柄変動の時間よりも長いことを特徴とする遊技機を管理することを特徴とする請求項4記載の遊技機管理装置。 - 前記特別遊技状態が発生する期待度は、前記第1有利状態及び前記第2有利状態においてぞれぞれ同じであり、
前記特別報知実行手段は、前記第1有利状態及び前記第2有利状態にて発生した前記第1特別遊技状態及び前記第2特別遊技状態の累計頻度が所定頻度よりも高い場合に異常報知を実行することを特徴とする請求項4又は5記載の遊技機管理装置。
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