JP5539743B2 - スロットマシン - Google Patents

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本発明は、設定値に応じてゲーム性が変化するスロットマシンに関する。
従来のスロットマシンは、例えば6段階の設定値を変更することにより出玉率を調整するのが一般的である。また、最近では、出玉率だけでなく基本的なゲーム性そのものを変更することも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−66184号公報
特許文献1のように、1つの機種でゲーム性そのものを変更することができれば、様々な遊技者の要望にも応えることが可能となり、スロットマシンの稼働を向上させることができる。
しかしながら、ゲーム性そのものを変更した場合には、同一機種であるにも関わらず全く異なる挙動を示すこととなり、遊技者が混乱してしまうという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、設定値を変更することでゲーム性そのものを変更できるようにした場合であっても遊技者が混乱することのないスロットマシンを提供することにある。
請求項1に記載した発明は、複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、前記停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、予め定められた特定遊技状態発生条件が成立したときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生可能な特定遊技状態発生手段と、前記内部抽選における内部当選確率を複数段階で規定する複数段階の設定値の中から1つの設定値を有効化することにより出玉率を設定する設定手段と、を備え、前記特定遊技状態発生手段は、前記設定手段により有効化されている設定値が第1設定値である場合には前記特定遊技状態を発生させる一方、当該設定値が第2設定値である場合には前記特定遊技状態を発生しないように構成されたスロットマシンにおいて、前記特定遊技状態発生条件が成立した際に、前記設定手段により有効化されている設定値が前記第1設定値である場合には、第1設定値である旨と前記特定遊技状態が発生する旨とを遊技者に報知する一方、前記第2設定値である場合には、第2設定値である旨と前記特定遊技状態が発生しない旨とを遊技者に報知する設定値報知手段を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記第1設定値に対応する出玉率と、前記第2設定値に対応する出玉率とが同一となるように設定されており、前記設定値報知手段が第1設定値であるか第2設定値であるかを報知した後は、遊技者の変更操作に基づいて第1設定値及び第2設定値を相互に変更することが可能な設定値変更手段を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、特定遊技状態発生条件が成立した際は、設定値が第1設定値及び第2設定値のどちらかであるかと、特定遊技状態へ移行するか否かとが報知されるため、遊技者は設定値と特定遊技状態との関係を明確に把握することができ、混乱してしまうことがない。また、このような報知は特定遊技状態発生条件が成立したときに初めて実行されるため、それまでは設定値がどちらであるのかが分からず、遊技者の期待感・緊張感を煽ることができる。
請求項2の発明によれば、第1設定値と第2設定の出玉率を同一(実質的に同一を含む)となるように設定した上で、設定値を報知した後は遊技者が任意で設定値を変更できるようにすることにより、ゲーム性を遊技者の好みに合わせることができる。
本発明の一実施形態におけるスロットマシンの電気的構成を示す機能ブロック図 スロットマシンの正面図 リール配列を示す図 有効ラインを示す図 役構成を示す図 通常状態及びRT状態における当選乱数の個数及び内部当選確率を示す図 奇数設定時のリプレイ2入賞時画面の表示例を示す図 偶数設定時のリプレイ2入賞時画面の表示例を示す図 設定告知表示例を示す図
以下、本発明の一実施形態によるスロットマシンについて、図面を参照しながら説明する。
図2は、スロットマシンの正面外観を概略的に示している。スロットマシン1の正面には表示窓2が設けられており、遊技者は表示窓2を通じて内部に設けられたリール(図柄変動表示手段に相当)3の図柄を視認可能となっている。この場合、図柄は、図3に示すように、左リール3a、中リール3b、右リール3cの円周面に描かれている。この図柄は、各リール3a〜3cが停止した状態では、表示窓2の上段、中段及び下段に対応して表示される。すなわち、表示窓2には、各リール3a〜3cそれぞれについて3図柄ずつ、合計9図柄分の図柄表示領域が形成されている。
表示窓2には、図4に示すように、合計5本(表示窓2の上段、中段、下段に対応した横方向に1本ずつの3本及び斜め方向の2本)の有効ラインが設けられており、入賞図柄が何れかの有効ライン上に揃ったときに対応する入賞が発生する。尚、有効ラインの本数は、後述する遊技状態の違いによらず常に5本である。
表示窓2の上方には、メダル(遊技媒体に相当)の払い出し進捗状態などの情報や各種の画像などを表示する液晶表示部4(表示手段、設定値報知手段に相当)及びスピーカ5が設けられている。表示窓2の下方には、クレジットメダルの投入を行うBETボタン6、クレジットメダルの精算を行う精算ボタン7、メダルを投入するメダル投入口8が設けられており、これらの下方にはスタートレバー9(ゲーム開始操作手段に相当)、停止操作手段に相当する左ストップボタン10、中ストップボタン11、右ストップボタン12、及び設定変更ボタン13が設けられている。
表示窓2の右方には、メダルの払出枚数を表示する払出数表示部14及びメダルのクレジット枚数を表示するクレジット数表示部15が設けられている。クレジット数表示部15は、メダル投入口8から投入されたメダルのうち未だゲームに使用されていないメダルの数、及びゲームで入賞が発生したときに付与されるメダルの数を表示する。クレジット数が1以上の状態で精算ボタン7が操作されたときは、そのクレジット数分のメダルが払い出される。スロットマシン1の正面最下部には受皿16が設けられ、スロットマシン1の正面最上部には装飾ランプ部17が設けられている。
次に、スロットマシン1の電気的な構成について説明する。
図1は、スロットマシン1の電気的な構成を機能ブロックとして示している。制御部18(内部抽選手段、表示制御手段、入賞判定手段、利益付与手段、ボーナス発生手段、第1ゲーム数計数手段、第2ゲーム数計数手段、第1ハズレ回数計数手段、第2ハズレ回数計数手段)は、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えたマイクロコンピュータにより構成されており、BETボタン6、精算ボタン7、スタートレバー9、左ストップボタン10、中ストップボタン11、右ストップボタン12、投入メダル検知部19、設定値操作部20などから各種の操作信号が入力される。
制御部18は、メダル投入口8に投入されたメダルの真贋及び数量を判定する投入メダル検知部19から投入メダル検知信号が入力されると、その入力された信号の数に基づいて投入されたメダルの数を計数する。メダルの数が1ゲームに必要な所定数(本実施形態では、通常状態では3枚)を超えたときには、その超えた分のメダルの数をクレジット数として、例えばRAMなどに所定の上限値(例えば50枚)まで記憶すると共に、そのクレジット数をクレジット数表示部15に表示する。
また、制御部18には、設定値操作部20から内部当選確率などの各種の設定信号が入力される。スロットマシン1には1〜6の6段階の設定値が設けられており、設定値操作部20はこのうち1つの設定値を有効化する。これにより、出玉率が理論値として設定される。設定値操作部20では、設定変更キー21が挿入され設定変更が可能な状態となった上で、例えばDIPスイッチの切り替えなどによって設定値が変更される。つまり、設定値操作部20は、本発明でいう設定手段に相当する。
また、制御部18は、液晶表示部4、払出数表示部14、クレジット数表示部15などの各種表示部、装飾ランプ部17、各リール3a〜3cに対応するリール用モータ22を駆動するリール駆動部23、各リール3a〜3cに設けられた基準位置片の通過を検知するセンサ24a〜24c、及び各センサ24a〜24cからの検知信号に基づいて各リール3a〜3cの基準位置を検知する基準位置検出部25、スピーカ5を駆動する音声出力部26と接続されている。また、メダルを払い出すメダル払出部27と接続されており、精算ボタン7が操作されると、記憶しているクレジット数に対応するメダルを払い出すようにメダル払出部27を制御するとともに、クレジット数表示部15の表示を零にする。
また、制御部18は、乱数発生部28、乱数抽出部29を有してり、メダルが投入された状態でスタートレバー9が操作されると(ゲーム開始操作が行われると)、乱数発生部28が発生する乱数の中から1つの乱数を乱数抽出部29で抽出することにより、内部抽選を実行する。
制御部18は、上記した各入力信号及びROMなどに記憶した制御プログラムに基づいて、スロットマシン1の作動を制御すると共に、ゲームの進行に応じて例えば、使用媒体数(消費したメダルの枚数)を特定可能なアウト信号(1メダルの投入毎又は1クレジットメダルの投入毎に1パルス出力)、払出媒体数(払出されたメダルの枚数)を特定可能なセーフ信号(1メダルの払出毎に1パルス出力)、消化ゲーム数を特定可能なゲーム信号(1ゲーム開始毎に1パルス出力)、遊技状態を特定可能なボーナス信号(ボーナス状態中にレベル信号出力)などの遊技信号を生成し、図示しない信号出力端子から外部へ出力する。信号出力端子から出力される各遊技信号は、遊技場内に設置されている管理装置(図示せず)などに入力され、各スロットマシン1の稼動状況を管理するために利用される。このような構成のスロットマシン1は、それぞれ固有の番号(所謂台番)が付与されて遊技場内に多数(例えば数百台)設けられている。
図5は、スロットマシン1に設定されている内部当選役の役構成を示している。スロットマシン1に設定されている役としては、ボーナス役、小役、リプレイ役の3種類があり、これらのうち、ボーナス役としてはBB1役とBB2役の2種類、小役としては1枚役、8枚役、15枚役、2枚役の4種類、リプレイ役としてはリプレイ1役、リプレイ2役の2種類がそれぞれ設定されている。また、後述するボーナス状態(BB1状態又はBB2状態)においては、小役(2種類の15枚役が新たに追加される)のみが内部当選するように構成されている。スロットマシン1は、後述する通常状態及びRT状態では、1回のゲームにおけるメダルの投入数(BET数)は3(3BET)に設定されており、ボーナス状態中(BB状態中)では、BET数は2(2BET)に設定されている。
制御部18は、ゲームの開始に応じて、つまり、メダルが投入された状態でスタートレバー9が操作されると、0〜65535の間で発生する乱数のうち1つを抽選用乱数として抽出し、その抽出した抽選用乱数を図示しない当選乱数テーブルと照合することにより、内部当選役を決定する。当選乱数テーブルには各役に対応する当選乱数の範囲が規定されており、抽出した抽選用乱数が属する範囲に対応する役が内部当選役となる。この当選乱数テーブルは、後述するスロットマシン1の遊技状態に応じて、またスロットマシン1の設定値毎に設定されており、遊技状態及び設定値毎に各役に対応する当選乱数の範囲が異なっている。
制御部18は、内部抽選処理を実行すると、リール3を始動(回転)させる。続いて、各ストップボタン10〜12の操作により対応するリール3a〜3cの回転を停止させる。続いて、内部当選役フラグに応じて各リール3a〜3cの停止位置を決定するための図示しない停止テーブルに基づいて所謂引込制御(すべり制御)を含む停止制御(各リール3a〜3cを内部当選役フラグの種類に応じた入賞図柄又はハズレ図柄で停止表示させる制御)を実行する。尚、停止テーブルは、内部当選役フラグの種類毎にそれぞれ設定されている。
この引込制御は、各ストップボタン10〜12の操作を検出した時点から予め規定された引込範囲(最大で4図柄まで)にある図柄を有効ライン上に引込んで停止させることが可能な制御である。尚、内部当選役フラグに対応する図柄が上記の引込範囲内に存在しないときは、その図柄を有効ライン上に引き込んで停止させることができないので、入賞が発生せず、いわゆる取りこぼしとなる。
ここで、スロットマシン1に設けられている遊技状態について詳細に説明する。
スロットマシン1には、通常状態、ボーナス状態(BB状態)、RT状態の3つの遊技状態が設けられている。スロットマシン1は、予め定められた条件の成立に応じてこれらの遊技状態が切換わるようになっており、初期化時(電源オン時、リセット時)などには通常状態になっている。
通常状態では、遊技者が入賞させた役に応じて対応する利益が遊技者に付与される。例えば、通常状態において小役が入賞した場合には、対応する数のメダルを払い出すという利益が遊技者に付与される。また、リプレイ役が入賞した場合には、新たにメダルを投入することなく再度ゲームを実行できるという利益が付与される。
スロットマシン1は、通常状態においてボーナス役(BB1役又はBB2役)が入賞した場合には、入賞したボーナス役に応じたBB状態(BB1状態又はBB2状態)に移行する。これにより、BB状態の発生という利益が遊技者に付与される。このBB状態では、ボーナス役及びリプレイ役が内部抽選の抽選対象から外され、小役のみが内部当選するように設定されている。また、BB状態では、全ての小役が15枚のメダルを払い出すように構成されている。このため、BB状態は、各小役の内部当選確率が大幅に向上して一気に大量のメダルを獲得することが可能であり、且つ、BET数が2に削減されることから、遊技者にとって最も有利な遊技状態であるといえる。BB状態は、規定数のメダルが払い出されるまで継続し、本実施形態では、メダルの払出が400枚を越えた時点で終了する。スロットマシン1は、BB状態が終了すると通常状態へ移行する。
スロットマシン1は、通常状態において特定図柄(本実施形態ではリプレイ2図柄)が停止表示されると、RT状態を発生させる。換言すると、リプレイ2図柄の停止表示、すなわちリプレイ2役の入賞が、本発明でいう特定遊技状態発生条件の成立に相当する。RT状態は、50ゲームを消化するか、何れかのボーナス役が入賞するまで継続する。また、RT状態には、スロットマシン1の設定値に応じて、設定値が奇数設定である場合に発生する第1RT状態と、設定値が偶数設定である場合に発生する第2RT状態が設定されている。
図6に、通常状態、第1RT状態、第2RT状態におけるスロットマシン1の当選乱数の個数及び内部当選確率を示す。尚、図6では、各小役の当選乱数の個数及びBB状態における当選乱数の個数の図示は省略している。
通常状態では、BB1役及びBB2役に割り振られている当選乱数の個数は、図6に示すように設定値に応じて変化する。本実施形態では、設定値が大きいほど、BB1役及びBB2役の当選乱数の個数が大きくなる。一方、リプレイ1役及びリプレイ2役の当選乱数の個数は、各8880個及び100個であり、設定値によらず同じである。このため、上記した設定値操作部28の操作によりいずれかの設定値が有効化された場合には、BB1役及びBB2役などの内部当選確率が変化することにより、設定値に応じた出玉率が理論値として設定される。
本発明でいう特定遊技状態に相当する第1RT状態は、図7に示すように、設定値が奇数設定(1、3、5。本発明でいう第1設定値に相当)の場合に発生するRT状態である。この第1RT状態は、リプレイ1役に40000個の内部抽選用当選乱数が割り振られており、通常状態(8880個)に比べてリプレイ1役の内部当選確率が大幅に高く設定されている。このため、第1RT状態は、遊技者がメダルをほとんど消費することなくゲームを進行することが可能であり、通常状態よりも遊技者にとって有利な状態であるといえる。一方、第2RT状態は、設定値が偶数設定(2、4、6。本発明でいう第2設定値に相当)の場合に発生するRT状態であり、リプレイ1役の当選乱数の個数(8981個)は、通常状態におけるリプレイ1役の当選乱数の個数(8880個)とリプレイ2役の当選乱数の個数(100個)との合算値(8980個)+1個に設定されており、何れかのリプレイ役が内部当選する確率は、通常状態と実質的な変化は無い。
すなわち、スロットマシン1では、設定値が奇数設定の場合にはリプレイ役の内部当選確率が大幅に向上した第1RT状態を発生させる一方、当該設定値が偶数設定の場合には第1RT状態を発生させずに、第2RT状態を発生させる。。このため、第1RT状態に移行した場合にはゲーム性が大きく変化する一方、第2RT状態に移行した場合には通常状態と実質的に変わらないゲーム性が提供される。
制御部18は、遊技者によるゲームの進行に応じて、各種の遊技信号に基づいて遊技情報を集計及び表示する。このとき、第1RT状態又は第2RT状態において、スロットマシン1に設定されている設定値に応じて、液晶表示部4に表示する遊技情報の項目を以下のように変更する。
<設定値が奇数設定(第1設定値)である場合>
図7は、設定値が奇数設定である場合における液晶表示部4の画面表示例を示している。液晶表示部4には、電源投入後に最初にリプレイ2図柄が停止表示されたとき、すなわちリプレイ2役が入賞したときには、RT状態であることを示す「REPLAY TIME!」のメッセージM1とともに、RT状態における残りのゲーム数を表す残り継続数M2を表示し、さらに、遊技者が遊技しているスロットマシン1の設定値を示すメッセージM3を表示する。これにより、遊技者は、設定値が奇数設定であること、及びRT状態に移行することを認識することができる。尚、このメッセージM3は次ゲーム開始時に消去される一方、メッセージM1及び継続数M2はRT状態が継続している間は表示される。
<設定値が偶数設定(第2設定値)である場合>
図8は、設定値が偶数設定である場合における液晶表示部4の画面表示例を示している。液晶表示部4には、電源投入後に最初にリプレイ2図柄が停止表示されたときには、遊技者が遊技しているスロットマシン1の設定値及びRTがないことを示すメッセージM4を表示する。これにより、遊技者は、設定値が偶数設定であることを認識することができる。尚、メッセージM4は、次ゲーム開始時に消去される。
このように、電源投入後最初にリプレイ2役が入賞した場合には、メッセージM3又はメッセージM4を液晶表示部4に表示することにより、スロットマシン1に設定されている設定値が遊技者に報知される。
さて、制御部18は、設定値を報知した後には、図9に示すように、液晶表示部4の設定値表示部M5にスロットマシン1の設定値が奇数設定であるか偶数設定であるかを継続的に表示する。この状態で遊技者が設定変更ボタン13を操作すると、スロットマシン1は、奇数設定の場合には偶数設定に移行し、偶数設定の場合には奇数設定に移行する。つまり、スロットマシン1の設定値が継続的に報知されている状態では、設定変更ボタン13の操作が有効化され、遊技者の操作によって設定値の変更が可能になる。
このとき、設定値の変更は、同一の出玉率が設定されている設定値間でのみ可能となっている。本実施形態のスロットマシン1の場合、図6に示すように、設定値1と2、設定値3と4、設定値5と6は、それぞれ出玉率が同一に設定されているため、設定値1と2の間、設定値3と4の間、設定値5と6の間の3パターンでの設定値の変更が可能になっている。これにより、遊技者は、自身が好むゲーム性を選択することができる。
以上説明したように、本実施形態のスロットマシン1によれば次のような効果を得ることができる。
リプレイ2図柄が停止表示された際は、設定値が奇数設定又は偶数設定のどちらであるか、及び、第1RT状態へ移行するか否かが報知されるため、遊技者はスロットマシン1の設定値とRT状態の有無とを明確に把握することができ、混乱してしまうことがない。また、このような報知は、電源投入後に初めてリプレイ2図柄が停止表示されたときに実行されるため、それまでは設定値がどちらであるのかが分からず、遊技者の期待感・緊張感を煽ることができる。
また、奇数設定と偶数設定において出玉率を同一(実質的に同一を含む)となるように設定した上で、設定値を報知した後は遊技者が任意で設定値を変更できるようにしたので、遊技者の好みに合わせてゲーム性を変更することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した一実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張することができる。
設定値の数は2段階以上であれば何段階あってもよい。
特定遊技状態としてRT状態を例示したが、これに限られない。
周知のAT(アシストタイム)状態やCT(チャレンジタイム)状態を特定遊技状態として採用してもよい。
特定図柄はどのような役、どのような図柄の組合せであってもよい。
RT状態の発生条件としてリプレイ2役の入賞を例示したが、これに限られず様々なRT発生条件を設定することが可能である。
例えば、BB状態が終了したこと、BB状態の終了後所定数のゲームを消化したこと等をRT発生条件として設定してもよい。
電源投入後最初に特定図柄が停止表示された後は継続的に設定値を表示するようにしたが、継続的に表示しなくてもよい。また、「最初」を判定するための起点は、例えば営業開始時に設定するなど、任意に設定すればよい。
特定図柄が停止表示されたゲームに限り表示するようにしてもよい。
偶数設定ではRT状態へ移行したときにリプレイの当選乱数を1だけ増加させるようにした(リプレイ1役を+101個、リプレイ2役を−100個にし、合計で+1となっている)が、全く変化しないようにしてもよい。また、実質的に通常状態と変化がないようにすれば、1以上の増加或いは減少であってもよい。
遊技球を用いるスロットマシンに適用することもできる。
図面中、1はスロットマシン、3はリール(図柄変動表示手段)、4は液晶表示部(表示手段、設定値報知手段)、9はスタートレバー(ゲーム開始操作手段)、10〜12はストップボタン(停止操作手段)、13、設定値変更手段、18は制御部(内部抽選手段、表示制御手段、入賞判定手段、利益付与手段、特定遊技状態発生手段、設定手段、設定値報知手段)である。

Claims (2)

  1. 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
    遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
    前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
    前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
    前記停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
    前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
    前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
    予め定められた特定遊技状態発生条件が成立したときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生可能な特定遊技状態発生手段と、
    前記内部抽選における内部当選確率を複数段階で規定する複数段階の設定値の中から1つの設定値を有効化することにより出玉率を設定する設定手段と、を備え、
    前記特定遊技状態発生手段は、前記設定手段により有効化されている設定値が第1設定値である場合には前記特定遊技状態を発生させる一方、当該設定値が第2設定値である場合には前記特定遊技状態を発生しないように構成されたスロットマシンにおいて、
    前記特定遊技状態発生条件が成立した際に、前記設定手段により有効化されている設定値が前記第1設定値である場合には、第1設定値である旨と前記特定遊技状態が発生する旨とを遊技者に報知する一方、前記第2設定値である場合には、第2設定値である旨と前記特定遊技状態が発生しない旨とを遊技者に報知する設定値報知手段を備えたことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記第1設定値に対応する出玉率と、前記第2設定値に対応する出玉率とが同一となるように設定されており、
    前記設定値報知手段が第1設定値であるか第2設定値であるかを報知した後は、遊技者の変更操作に基づいて第1設定値及び第2設定値を相互に変更することが可能な設定値変更手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
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