JP5897182B1 - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】一台で複数の設定値の挙動を容易に楽しむことが可能な遊技機を提供する。【解決手段】通常は、有効な設定値が規定する遊技設定に基づいて遊技を制御するとともに、所定契機により設定一時変更状態に切り替わり、該設定一時変更状態では、前記複数段階の設定値の中から、前記有効な設定値とは異なる一つの設定値を一時設定値として選択し、前記有効な設定値の一部又は全ての遊技設定を、一時的に前記一時設定値の遊技設定に変更して遊技を制御する。そして、設定一時変更状態を遊技者に報知することにより、遊技者が有効な設定値とは異なる設定値の挙動を楽しめるよう構成する。【選択図】図17

Description

スロットマシン等の遊技機では、遊技設定を規定する複数段階の設定値を備えており、遊技場がいずれか一つを有効な設定値として選択し、当該設定値の遊技設定で遊技を実行させることにより、出玉率を調整し得るよう構成されている。具体的には、スロットマシンでは、「1」〜「6」の六段階の設定値が設けられており、数字が大きい設定値が有効である時ほど、出玉率の高い遊技が実行されるよう構成されている。
ここで、従来のスロットマシンでは、有効な設定値を選択することで出玉率を調整可能となっているが、設定値の選択によって変動するのは出玉率だけではない。複数種類の内部抽選確率を設定値に応じた値に設定することで、有効な設定値の違いに応じて遊技機の挙動が異なるよう構成されている。このため、従来のスロットマシン等の遊技機では、遊技者が、一台の遊技機で様々な挙動を楽しむことができる。また、従来のスロットマシン等の遊技機では、遊技機の挙動から有効な設定値を推測し、推測した設定値に基づいて遊技機を攻略するという遊技性を付与している(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−323418号公報
上述のように、スロットマシン等の遊技機では、設定値に応じた挙動を楽しむことができるよう構成されている。しかしながら、有効な設定値の決定は、遊技場の開店前に行われるものであり、遊技者が有効な設定値を自由に選択することはできない。このため、遊技者が、一台の遊技機について設定値毎の挙動を楽しむためには、日を改めて来場しなくてはならない。
本発明は係る現状に鑑みてなされたものであり、一台の遊技機で、複数の設定値の挙動を容易に楽しむことが可能な遊技機の提供を目的とする。
本発明は、所定の制御手段と、遊技設定を規定するものであり、遊技者の有利度合いに応じて段階的に設けられた複数段階の設定値と、前記複数段階の設定値の一つを有効な設定値として設定可能な設定値設定手段とを備える遊技機において、前記所定の制御手段は、通常は、前記有効な設定値が規定する遊技設定に基づいて遊技を制御するとともに、所定契機により設定一時変更状態に切り替わると、前記有効な設定値の一部又は全ての遊技設定を、一時的に、前記複数段階の設定値の中から選択した、前記有効な設定値とは異なる一時設定値の遊技設定に変更して遊技を制御するよう構成されており、さらに、前記設定一時変更状態中に、該設定一時変更状態であることと、前記有効な設定値と前記一時設定値との段階の差を、遊技者に示唆又は報知する設定一時変更状態示唆報知手段を備えることを特徴とする遊技機である。
かかる構成にあっては、設定一時変更状態中に、有効な設定値とは異なる設定値の遊技設定で遊技が行われ、なおかつ、そのことが遊技者に示唆又は報知されるため、設定一時変更状態では、遊技者は、有効な設定値とは異なる設定値の挙動を楽しむことが可能となる。また、本発明にあっては、遊技者は、有効な設定値での挙動と一時設定値での挙動とを短期間に経験できるため、二種類の挙動の差異を手がかりにして有効な設定値を推測するという、新たな遊技性を付与できる。
特に、かかる構成にあっては、遊技者は、設定一時変更状態中の挙動から一時設定値を推定できれば、遊技機が示唆・報知する有効な設定値と一時設定値の段階差に基づいて、有効な設定値を容易に推定できる。このように、かかる構成では、有効な設定値の挙動と一時設定値の挙動に加えて、二つの設定値の段階差という手がかりに基づいて有効な設定値を推測可能となるため、多くの手がかりを組み合わせて有効な設定値を推測するという、従来構成にはない攻略性の高い遊技性を付与することができる。
また、本発明の別の態様は、所定の制御手段と、遊技設定を規定するものであり、遊技者の有利度合いに応じて段階的に設けられた複数段階の設定値と、前記複数段階の設定値の一つを有効な設定値として設定可能な設定値設定手段とを備える遊技機において、前記所定の制御手段は、通常は、前記有効な設定値が規定する遊技設定に基づいて遊技を制御するとともに、所定契機により設定一時変更状態に切り替わると、前記有効な設定値の一部又は全ての遊技設定を、一時的に、前記複数段階の設定値の中から選択した、前記有効な設定値とは異なる一時設定値の遊技設定に変更して遊技を制御するよう構成されており、さらに、該設定一時変更状態を遊技者に示唆又は報知する設定一時変更状態示唆報知手段を備え、前記複数段階の設定値が夫々規定する遊技設定は、出玉率に影響を与える出玉率関連遊技設定と、出玉率に影響を与えない出玉率非関連遊技設定とからなり、前記所定の制御手段は、前記設定一時変更状態では、少なくとも一部の前記出玉率非関連遊技設定を、前記一時設定値の遊技設定に変更して遊技を制御することを特徴とする遊技機である。
かかる構成にあっては、設定一時変更状態中に、有効な設定値とは異なる設定値の遊技設定で遊技が行われ、なおかつ、そのことが遊技者に示唆又は報知されるため、設定一時変更状態では、遊技者は、有効な設定値とは異なる設定値の挙動を楽しむことが可能となる。また、本発明にあっては、遊技者は、有効な設定値での挙動と一時設定値での挙動とを短期間に経験できるため、二種類の挙動の差異を手がかりにして有効な設定値を推測するという、新たな遊技性を付与できる。
また、かかる構成にあっては、設定一時変更状態において、通常時からの出玉率の変動を抑えつつ、遊技機の挙動を大きく変動させられるという利点がある。
本発明にあって、前記複数段階の設定値が夫々規定する遊技設定は、出玉率に影響を与える出玉率関連遊技設定を含み、前記所定の制御手段は、前記設定一時変更状態では、前記出玉率関連遊技設定の少なくとも一部を、前記一時設定値の遊技設定に変更して遊技を制御することが提案される。
かかる構成にあっては、設定一時変更状態の実行が出玉に影響することとなるため、設定一時変更状態の実行によって、遊技者を一喜一憂させ易くなる。
また、本発明にあって、前記設定一時変更状態示唆報知手段は、前記設定一時変更状態で、前記有効な設定値と前記一時設定値との段階の差を、示唆又は報知することが提案される。
かかる構成にあっては、遊技者は、設定一時変更状態中の挙動から一時設定値を推定できれば、遊技機が示唆・報知する有効な設定値と一時設定値の段階差に基づいて、有効な設定値を容易に推定できる。このように、かかる構成では、有効な設定値の挙動と一時設定値の挙動に加えて、二つの設定値の段階差という手がかりに基づいて有効な設定値を推測可能となるため、多くの手がかりを組み合わせて有効な設定値を推測するという、従来構成にはない攻略性の高い遊技性を付与することができる。
また、本発明にあって、前記所定の制御手段は、前記設定一時変更状態を少なくとも一定期間継続させるものであり、前記設定一時変更状態の開始時に、前記複数段階の設定値の中から、前記有効な設定値とは異なる一つの設定値を前記一時設定値として選択するとともに、前記設定一時変更状態中に、所定の更新条件を充足すると、前記複数段階の設定値の中から、前記有効な設定値とは異なる一つの設定値を前記一時設定値として選択し直すことが提案される。
かかる構成にあっては、遊技者は、有効な設定値と異なる設定値での挙動を、連続して複数種類楽しむことが可能となる。
また、本発明にあって、前記所定の制御手段は、前記設定一時変更状態を少なくとも一定期間継続させるものであり、前記設定一時変更状態中に、所定の継続条件を充足すると、当該設定一時変更状態の継続期間を延長することが提案される。
かかる構成にあっては、遊技者は、有効な設定値と異なる設定値での挙動を、長期間楽しむことが可能となる。また、設定一時変更状態が長く継続するほど、遊技者は、一時設定値での挙動を明確に感じ取ることができるため、有効な設定値での挙動との差異を手がかりにして、有効な設定値を推測し易くなる。
また、本発明にあって、前記所定の制御手段は、所定の設定超過条件を充足すると、前記有効な設定値の一部又は全ての遊技設定を、一時的に前記複数段階の設定値のいずれよりも遊技者に有利な遊技設定に変更して遊技を制御する設定超過状態へ移行することが提案される。
かかる構成にあっては、設定超過状態となることで、遊技者は、いずれの設定値よりも有利な遊技設定での遊技を楽しむことが可能となる。
以上に述べたように、本発明によれば、一台で、複数の設定値の挙動を容易に楽しむことが可能な遊技機を実現できる。
実施例1のスロットマシン1の斜視図である。 前扉3を開放した状態のスロットマシン1の概略を示す斜視図である。 スロットマシン1の制御回路を示すブロック図である。 有効設定値と出玉率の関係を示す図表である。 リール9の図柄配列を示す図表である。 役グループの抽選確率を示す図表である。 役グループに含まれる役を示す図表である。 遊技状態の移行態様を示す状態遷移図である。 (a)は、特殊通常遊技移行抽選の抽選確率を示す図表であり、(b)は、有利遊技移行抽選の抽選確率を示す図表である。 (a)は、特別有利遊技移行抽選の抽選確率を示す図表であり、(b)は、上乗せ抽選の抽選確率を示す図表であり、(c)は、上乗せゲーム数抽選の抽選確率を示す図表である。 特別上乗せゲーム数抽選の抽選確率を示す図表である。 リール演出抽選の抽選確率を示す図表である。 2つの設定状態と、4つの遊技状態との関係を示す図表である。 (a)は、一時設定値決定抽選の抽選確率を示す図表であり、(b)は、有効設定値と変動値に基づく一時設定値の決定態様を示す図表であり、(c)は、更新値決定抽選の抽選確率を示す図表である。 (a)は、通常設定状態における画像表示器10の表示例であり、(b)は、変動設定状態における画像表示器10の表示例である。 延長抽選の抽選確率と、延長ゲーム数決定抽選の抽選確率とを示す図表である。 遊技の進行に伴う、遊技状態と設定状態の移行例を示すタイミングチャートである。 変動設定状態に実行に伴う、リール演出の実行頻度の変動例を示すタイミングチャートである。 設定変更処理の制御内容を示すフローチャートである。 メイン側主制御処理の制御内容を示すフローチャートである。 遊技状態更新処理の制御内容を示すフローチャートである。 有利遊技移行抽選処理の制御内容を示すフローチャートである。 特殊通常遊技移行抽選処理の制御内容を示すフローチャートである。 設定一時変更抽選処理の制御内容を示すフローチャートである。 有利遊技状態処理の制御内容を示すフローチャートである。 特別有利遊技状態処理の制御内容を示すフローチャートである。 特殊通常遊技状態処理の制御内容を示すフローチャートである。 変動設定状態処理の制御内容を示すフローチャートである。 リール演出抽選処理の制御内容を示すフローチャートである。 (a)は、サブ側主制御処理の制御内容を示すフローチャートであり、(b)は、演出制御処理の制御内容を示すフローチャートである。 一時設定値の決定方法の変形例を示す図表である。 (a)は、設定一時変更抽選の抽選確率の変形例を示す図表であり、(b)は、延長抽選や延長ゲーム数抽選の抽選確率の変形例を示す図表である。
本発明をスロットマシンに適用した実施形態を、以下の実施例に従って説明する。
なお、下記実施例にあって、本発明に係る所定の制御手段は、メイン制御手段20及びサブ制御手段21に相当する。また、本発明に係る設定値設定手段は、メイン制御手段20、設定変更スイッチ25、設定キースイッチ29等に相当する。また、本発明に係る出玉率関連遊技設定は、出玉率関連抽選の抽選確率に相当し、本発明に係る出玉率非関連遊技設定は、出玉率非関連抽選の抽選確率に相当する。また、本発明に係る有効な設定値は、有効設定値に相当する。また、本発明に係る設定一時変更状態示唆報知手段は、サブ制御手段21、画像制御手段22及び画像表示器10に相当する。
図1,2に示すように、スロットマシン1の筐体2は前方に開放しており、前方から前扉3によって覆われている。前扉3の中央部には、筐体2の内部に配設された三つのリール9を視認するための視認窓4が設けられる。そして、前扉3の前面側には、視認窓4の下方に、遊技操作に用いるベットスイッチ5a,5b、スタートスイッチ6、ストップスイッチ7、精算スイッチ8などの操作スイッチと、演出に用いる演出ボタンユニット13が配設される。また、視認窓4の上方には、演出用の画像を表示する画像表示器10が配設される。画像表示器10は、液晶表示装置からなるものであり、前扉3の上部に嵌め込まれている。また、前扉3の前面側には、演出用ランプ12が複数配設される。
図2に示すように、前扉3の背面側には、画像表示器10の裏側に、画像表示器10を制御する画像制御手段22が配設される。また、前扉3の背面側には、スピーカ11やメダルセレクタ16などが配設される。また、図2に示すように、筐体2には、リール9の上方に、メイン制御手段20やサブ制御手段21がケースに収納された状態で設置され、また、リール9の下方には、電源ボックス18やホッパーユニット19が配設される。
次に、スロットマシン1の作動を制御する制御回路を、図3を参照して説明する。
メイン制御手段20は、CPU、RAM、ROM等を配設した基板によって構成される。メイン制御手段20は、主に遊技の進行に関する制御を実行するものであり、後述する設定状態や遊技状態は、メイン制御手段20によって制御される。メイン制御手段20のROMには、遊技制御や演出制御に係るプログラムなどの固定データが記憶される。メイン制御手段20の入力ポートには、電源ボックス18、投入センサ24、ベットスイッチ5a,5b、スタートスイッチ6、ストップスイッチ7、精算スイッチ8、設定変更スイッチ25が接続される。また、メイン制御手段20の出力ポートには、リール9、ホッパーユニット19、外部端子板26、サブ制御手段21が接続される。
電源ボックス18は、スロットマシン1の各機器に電力を供給するためのものであり、電源のON/OFFを切り替えるための電源スイッチ28と、有効設定値の設定に用いる設定キースイッチ29とを備えている。
投入センサ24は、スロットマシン1に投入されたメダルを検出するものである。投入センサ24は、前扉3の裏側に備えられたメダルセレクタ16内のメダル通路に配設され、メダル通路を通過するメダルを1枚ずつ検知し、メダルを検知する毎に投入信号を出力する。
ベットスイッチ5a,5bは、クレジットされているメダルを投入するためのものである。ベットスイッチ5a,5bとしては、シングルベットスイッチ5a、とマックスベットスイッチ5bとが備えられている。シングルベットスイッチ5aは、クレジットされているメダルを1枚ずつ投入する。マックスベットスイッチ5bは、1ゲーム当たりの最大投入枚数のメダルを投入する。
スタートスイッチ6は、リール9の回転を開始させる操作に用いるものである。本実施例では、レバー式スイッチが用いられており、レバーを傾動させることで、三つのリール9が回転を開始する。
ストップスイッチ7は、リール9の回転を停止させる操作に用いるものである。ストップスイッチ7は、三つのリール9に個別に対応付けられたものが計3個配設されており、一つのストップスイッチ7を押圧操作すると、当該ストップスイッチ7に対応するリール9が所定遅延時間内に停止するよう構成されている。すなわち、このストップスイッチ7の操作順序によって、三つのリール9の停止順序を選択することができる。ここで、本実施例では、ストップスイッチ7の6通りの操作順序のうち、左→中→右、又は、左→右→中の順序での操作が通常の操作(以下、正則操作という。)とされており、正則操作以外の順序での操作(以下、変則操作という。)は、画像表示器10で報知された場合を除いて禁止される。
精算スイッチ8は、クレジットされているメダル、及び投入されたものの未だ遊技に用いられていないメダルを返却するためのものである。
設定変更スイッチ25は、電源ボックス18の設定キースイッチ29とともに有効設定値の設定を行うためのものであり、前扉3の背面側に設けられている。
設定値について、詳述すると、本実施例のスロットマシン1には、遊技設定を規定する設定値が設けられている。この設定値は、遊技者の有利度合いに応じて「1」〜「6」の6段階が設けられており、いずれか一つの設定値を有効設定値として設定可能となっている。そして、通常は、有効設定値が規定する遊技設定に基づいて遊技が行われるよう構成されている。
ここで、設定値毎に規定される遊技設定とは、内部抽選の抽選確率である。すなわち、本実施例では、抽選確率が設定値毎に規定された内部抽選(以下、設定値依存抽選という。)が設けられており、基本的に、設定値依存抽選では、有効設定値に対応する抽選確率で抽選を行うことにより、スロットマシン1が有効設定値に応じた挙動となるよう構成されている。ここで、設定値依存抽選は、出玉率関連抽選と、出玉率非関連抽選とからなる。出玉率関連抽選は、抽選結果が出玉率に影響する抽選であり、本実施例では、出玉率関連抽選の抽選確率を設定値毎に規定することで、図4に示すように、有効設定値に応じて出玉率を95%〜114%の範囲で調整できるよう構成されている。なお、出玉率の算出方法は一般的な算出方法によって導き出されるものである。一方、出玉率非関連抽選は、抽選結果が出玉率に影響しない抽選であり、単なる演出の実行可否を決定する抽選などである。
有効設定値は、電源投入直後に、設定変更スイッチ25や設定キースイッチ29などを操作することにより、「1」〜「6」の任意の設定値を設定可能となっている。具体的には、設定キースイッチ29をオンにした状態で電源を投入すると、有効設定値を変更可能な状態となり、かかる状態で、設定変更スイッチを操作すると、有効設定値を1→2→3→4→5→6→1→・・・の順に切替え可能となる。そして、所望の設定値を有効設定値とした時点で、スタートスイッチ6を操作すれば、当該有効設定値が確定される。すなわち、本発明に係る設定値設定手段は、メイン制御手段20とこれらのスイッチに相当する。なお、有効設定値は、電源投入直後以外は変更不能であり、また、設定変更スイッチ25等は、前扉3を開放しなければ操作できないため、遊技者は変更不能となっている。
三つのリール9は、円筒形状をなしており、図5に示すように、その外周面には「赤7A」「赤7B」「BAR1」「BAR2」「チェリー1」「チェリー2」「ベル」「スイカ」「リプレイ1」「リプレイ2」の10種類の図柄が合計21個配されている。各リール9はステッピングモータ30を備えており、各ステッピングモータ30によって三つのリール9を回転させ、任意の角度で停止させることで、視認窓4に外周面の図柄を選択的に表示させ得るよう構成されている。ここで、視認窓4は、各リール9の図柄を上下三段に表示し得る大きさに構成され、各リール9の中段図柄が表示される部分が入賞ラインとして設定されている。後述するように、リール9が停止したときに、入賞ラインの上に表示された図柄の組合せによって各種の役に入賞したか否かが決定される。
ホッパーユニット19はメダルを払い出すためのものであり、メダルを貯留するタンクと、タンクのメダルを払出口に向けて送り出す送出機構とを備えている。送出機構は、駆動源となるモータ31と、送出されるメダルを検出するための払出センサ32とを備えている。
外部端子板26は、遊技情報(投入・払出情報、遊技履歴情報、エラー情報など)を外部出力し、遊技場設備によってスロットマシン1の大当り履歴などの情報を閲覧可能とするものである。
サブ制御手段21は、CPU、RAM、ROM等を配設した基板によって構成されており、主に演出の制御を実行する。サブ制御手段21のROMには、多岐に亘る演出パターンに関する固定データが記憶されている。サブ制御手段21の入力ポートには、メイン制御手段20と演出ボタンユニット13が接続される。メイン制御手段20からサブ制御手段21には、遊技の進行に関する情報等を含む信号が一方向に入力され、サブ制御手段21は、メイン制御手段20から送信される制御信号(コマンド)に基づいて各種の制御処理を実行するよう構成される。具体的には、サブ制御手段21は、メイン制御手段20からのコマンド等に基づいて演出パターンを選択し、選択した演出パターンを実行させるために、演出用ランプ12やスピーカ11にコマンドを送信し、さらには、画像表示器10に所要の画像を表示させるために画像制御手段22にコマンドを送信する。また、後述するように、サブ制御手段21は、遊技の状況に応じて、ストップスイッチ7の操作順序を画像表示器10に表示させるためのコマンドを画像制御手段22に出力する。
画像制御手段22は、CPU、RAM、ROM等を備え、画像表示器10の表示制御を行うものである。画像制御手段22のROMには、画像表示器10に表示する演出用画像を生成するためのデータが多量に記憶される。画像制御手段22は、サブ制御手段21からコマンドを受信すると、CPUにおいて演算処理し、演出用画像のデータをRAMに書きこんで画像表示器10に出力し、サブ制御手段21が選択した演出パターン通りの演出用画像を画像表示器10の表示画面に表示させる。また、画像制御手段22は、ストップスイッチ7の操作順序の表示を指示するコマンドをサブ制御手段21から受信した場合は、当該操作順序を遊技者に報知する操作順序報知画像を画像表示器10の表示画面に表示させる。すなわち、本実施例では、本発明に係る操作態様報知手段は、画像制御手段22及び画像表示器10によって構成される。
次に、スロットマシン1の遊技内容について説明する。
本実施例のスロットマシン1では、リール9を回転させて図柄を変動表示させた後に、リール9を停止させて図柄を入賞ライン上に停止表示させるゲームが繰り返し実行される。具体的には、1ゲームは、以下の(1)〜(4)の順序で実行される。
(1)メダル投入
遊技者が、一遊技に必要なメダル数を直接投入するか、ベットスイッチ5a,5bを操作してクレジットされたメダルを投入する。
(2)スタートスイッチ操作
遊技者がスタートスイッチ6を操作する。このスタートスイッチ6の操作を契機としてメイン制御手段20は、リール9を始動させるとともに、役抽選を実行する。役抽選では、メイン制御手段20が乱数値を抽出して、抽出した乱数値に基づいて、複数種類の役について当選したか否かを決定する。
(3)ストップスイッチ操作
リール9が一定回転速度に達した後に、遊技者がストップスイッチ7を操作すると、メイン制御手段20が、操作されたストップスイッチ7に対応するリール9の回転を停止させる。この時、メイン制御手段20は、ストップスイッチ7の操作順序やタイミング、役抽選の結果等に基づいてリール9の停止角度を決定し、当該角度でリール9を停止させる。
(4)入賞判定
メイン制御手段20が、全てのリール9が停止した段階で、入賞ラインの上に停止した図柄の組合せが、役に対応する図柄の組合せと一致しているか否かを判定し、一致している場合には当該役に入賞したと判定して、入賞した役に応じた処理を実行する。
スロットマシン1には、入賞ライン上に停止する図柄の組合せによって規定される複数種類の役が設定されている。本実施例では、全ての役は、小役と再遊技役のいずれかに大別される。小役は、入賞時に各役に割り当てられた配当のメダル枚数が払い出される役である。一方、再遊技役は、入賞時にメダルを投入することなく次のゲームを実行可能となる役である。
本実施例では、上記役抽選によって、個々の役について当落が決定される。そして、役抽選で当選した役については当該ゲームでの入賞が許容されて、ストップスイッチ7の操作順序や操作タイミングによって、当該役に係る図柄組合せを入賞ライン上に停止させることが可能となる。一方、役抽選に当選しなかった役については当該ゲームでの入賞が許容されず、ストップスイッチ7の操作順序や操作タイミングに関わらず、当該役に係る図柄組合せが入賞ライン上に停止しないよう制御される。
ここで、役抽選では、全ての役についての当落を個別に判定するのではなく、複数の役をグループ化した役グループを複数設定し、図6に示すように、いずれの役グループに当選したか否かを所定確率で決定する。具体的には、役グループは、リプレイ、ベルA、ベルB、ベルC、ベルD、チェリー、スイカの7種類が設定される。図7に示すように、リプレイは、リプレイ1〜リプレイ9の再遊技役をグループ化したものである。また、ベルAからベルD(以下、ベルA〜Dという。)は、8枚ベルと4種類の1枚役(1枚役A〜P)の小役とをグループ化したものである。そして、チェリーは、チェリー1,2の2種類の小役をグループ化したものであり、スイカは、スイカA〜Dの4種類の小役を夫々グループ化したものである。役抽選では、抽出した乱数値に基づいて、図6に示す抽選確率(当選確率)で、いずれか1つの役グループの当選、又は全ての役グループの落選を決定する。そして、いずれかの役グループに当選した場合は、当該役グループに含まれる全ての役に同時当選することとなり、全ての役グループに落選となった場合は、全ての役について落選となる。なお、図6に示すように、役抽選は、一部の役グループの抽選確率が設定値毎に規定された設定値依存抽選である。
次にリール9の停止制御について説明する。
スロットマシン1は、ストップスイッチ7が操作されてから190msの遅延期間内に、該ストップスイッチ7に対応するリール9を停止させる。そして、スロットマシン1は、リール9を停止させるまでの時間を遅延期間の範囲内で調整することで、入賞ライン上に停止表示させる図柄を0〜4コマ滑らせることができる。基本的には、スロットマシン1は、ストップスイッチ7が操作されると、役抽選で当選した役に係る図柄組合せが入賞ライン上に停止し、かつ、役抽選で落選した役に係る図柄組合せが入賞ライン上に停止しないように、入賞ラインに対して図柄を何コマ滑らせてから停止させるかを決定する。
上述のように役抽選で一つの役グループに当選すると、当該役グループに含まれる全ての役に同時当選するため、複数の役への入賞が同時に許容される。ここで、図7に示すように、一部の役グループについては、同時当選した役のいずれに入賞するかが、ストップスイッチ7の操作順序によって相違するよう構成される。具体的には、役抽選でベルAの役グループに当選した場合は、配当が1枚の1枚役A,B,C,Dと、配当が8枚の8枚ベル(配当8枚)の5種類の小役に同時当選する。このとき、当該ゲームにおいて、中→左→右の順序でストップスイッチ7を操作した場合は、8枚ベルに係る図柄組合せを停止表示させるように各リール9の停止位置が制御される。一方、その他の順序でストップスイッチ7を操作した場合は、1枚役A,B,C,Dのいずれかの図柄組合せを停止表示させるように各リール9の停止位置が制御される。1枚役A,B,C,Dのいずれの図柄組合せを停止表示させるかは、各ストップスイッチ7の操作タイミング(操作時点のリール9の回転角度)に基づいて決定される。
ベルA〜Dの当選時について詳述すると、図7に示すように、ベルA〜Dの各役グループに当選したゲームでは、6通りのうち1通りの順序でストップスイッチ7を操作した場合に、比較的配当の高い8枚ベル(以下、高配当役という。)に入賞し、それ以外の順序でストップスイッチ7を操作した場合は、比較的配当の低い1枚役A〜Pに入賞可能となるよう構成されている。すなわち、ベルA〜Dの当選時には、高配当役の入賞に必要な順序(以下、正解順序という。)でストップスイッチ7を操作した場合に、遊技者は比較的多くの払出しを受けることができる。ここで、当選した役グループによって正解順序は相違するが、ベルA〜Dのいずれに当選した場合でも、変則操作に該当する操作順序のいずれかが正解順序となる。すなわち、本実施例では、ベルA〜Dのいずれに当選した場合でも、正則操作を行う限りは、高配当役に入賞できないよう構成される。
以下に、スロットマシン1の遊技状態について説明する。
図8に示すように、本実施例のスロットマシン1の遊技は、通常遊技状態と有利遊技状態に大別される。
通常遊技状態は、ゲームで獲得が期待される配当(払出枚数)の少ない遊技状態であり、電源投入直後や有利遊技状態終了後は、この通常遊技状態に制御される。これに対して、有利遊技状態は、通常遊技状態に比べて、ゲームで獲得が期待される配当の多い、遊技者に有利な遊技状態である。有利遊技状態は、既存のスロットマシンのアシストタイム遊技状態(AT遊技状態)に相当するものである。すなわち、通常遊技状態と有利遊技状態は、役抽選の抽選確率と、リール9の停止制御内容は共通しているが、有利遊技状態では、役抽選でベルA〜Dの役グループに当選する度に、正解順序を示す操作順序報知画像が画像表示器10に表示されて、遊技者に正解順序が報知される。したがって、有利遊技状態では、遊技者は、報知された正解順序でストップスイッチ7を操作することで、高配当役に確実に入賞して、多くの払出しを受けることができる。このように、有利遊技状態では、高配当役に高頻度で入賞可能となることで、遊技者は、多量のメダルを獲得可能となる。このため、本実施例のスロットマシン1では、有利遊技状態での遊技時間が、遊技の勝敗を左右する大きな要因となっている。
有利遊技状態は、通常遊技状態中に実行される有利遊技移行抽選の当選を契機に開始される。具体的には、有利遊技移行抽選に当選すると、通常は、32ゲームの前兆期間の後に、有利遊技状態が開始される。また、有利遊技状態は、有利遊技状態開始時に設定される初期ゲーム数(50ゲーム)と、有利遊技状態中に追加設定される上乗せゲーム数の両方を消化することで終了し、通常遊技状態に復帰するよう構成されている。
図8に示すように、通常遊技状態は、一般通常遊技状態と特殊通常遊技状態の二つに分けられる。一般通常遊技状態は初期状態であり、通常遊技状態の開始時は、一般通常遊技状態に制御される。一方、特殊通常遊技状態は、一般通常遊技状態よりも有利遊技移行抽選に当選し易くなる遊技者に有利な状態である。特殊通常遊技状態は、一般通常遊技状態で特殊通常遊技移行抽選に当選した場合に開始される。具体的には、一般通常遊技状態において、役抽選でいずれかの役グループに当選すると、特殊通常遊技移行抽選が実行される。そして、特殊通常遊技移行抽選に当選した場合は、16ゲームの前兆期間の後に、特殊通常遊技状態が開始される。図9(a)に示すように、特殊通常遊技移行抽選は、抽選確率(当選確率)が設定値ごとに規定された設定値依存抽選であり、また、各抽選確率は、役抽選で当選した役グループ毎に規定されている。特殊通常遊技状態は最大10ゲーム継続し、10ゲームの間、有利遊技移行抽選に一度も当選しない場合は、一般通常遊技状態に復帰する。一方、特殊通常遊技状態で、有利遊技移行抽選に当選した場合は、前兆期間を経ずに、次ゲームから有利遊技状態が開始される。
有利遊技移行抽選の抽選確率(当選確率)は、図9(b)に示すように、役抽選の結果に応じて規定される。また、有利遊技移行抽選の抽選確率は、一般通常遊技状態と特殊通常遊技状態で別々に規定されており、特殊通常遊技状態の抽選確率の方が概ね高く規定される。さらには、役抽選結果が「ハズレ」の場合は、特殊通常遊技状態の場合にのみ有利遊技移行抽選が行われるよう構成されている。有利遊技移行抽選は、図9(b)に示すように、抽選確率が設定値ごとに規定された設定値依存抽選である。
有利遊技状態は、普通有利遊技状態と特別有利遊技状態の二つに分けられる。普通有利遊技状態は、有利遊技状態開始時の状態であり、特別有利遊技状態は、普通有利遊技状態に比べて、上乗せゲーム数が追加設定され易い状態である。特別有利遊技状態は、普通有利遊技状態で特別有利遊技移行抽選に当選した場合に開始される。具体的には、普通有利遊技状態において、役抽選でチェリー又はスイカに当選すると、特別有利遊技移行抽選が実行され、当該特別有利遊技移行抽選に当選すると、次のゲームから特別有利遊技状態が開始される。特別有利遊技移行抽選は、図10(a)に示すように、抽選確率(当選確率)が設定値ごとに規定された設定値依存抽選であり、また、各抽選確率は、役抽選で当選した役グループ毎に規定されている。また、特別有利遊技状態は10ゲーム継続した時点で終了し、普通有利遊技状態に復帰する。
普通有利遊技状態では、上乗せ抽選の当選を契機に上乗せゲーム数が追加設定される。具体的には、普通有利遊技状態において、役抽選でチェリー又はスイカに当選すると、上乗せ抽選が実行される。そして、当該上乗せ抽選に当選すると、上乗せゲーム数抽選によって上乗せするゲーム数が決定され、当該ゲーム数が、有利遊技状態の残りゲーム数に追加される。上乗せ抽選と上乗せゲーム数抽選は、図10(b),10(c)に示すように、抽選確率が設定値ごとに規定された設定値依存抽選確率である。
一方、特別有利遊技状態では、上乗せゲーム数が毎ゲーム追加設定される。具体的には、特別有利遊技状態では、上乗せするゲーム数を決定する特別上乗せゲーム数抽選が毎ゲーム実行されて、当該抽選で決定されたゲーム数が有利遊技状態の残りゲーム数に追加される。特別上乗せゲーム数抽選は、図11に示すように、抽選確率が設定値ごとに規定された設定値依存抽選確率であり、また、各抽選確率は、役抽選で当選した役グループごとに規定されている。
また、本実施例では、遊技中に、リール9の始動態様を利用した演出(以下、リール演出という。)が実行される。リール演出は、左リール演出と右リール演出の2種類がある。通常であれば、スタートスイッチ6の操作後に、3つのリール9が同時に回転を開始するところ、左リール演出ではリール9が左から順番に回転し、右リール演出ではリール9が右から順番に回転を開始する。リール演出の実行契機は、毎ゲーム実行されるリール演出抽選に当選することである。リール演出抽選は役抽選と同時に行われ、当該抽選に当選すると、その直後のリール9の始動時にリール演出が実行される。このリール演出抽選の抽選確率(当選確率)は、図12に示すように、設定値ごとに規定された設定値依存抽選であり、また、その抽選確率は、リール演出の種類毎に規定されている。なお、上述した設定値依存抽選の中で、出玉率非関連抽選はリール演出抽選のみであり、その他の設定値依存抽選は、全て出玉率関連抽選である。
本実施例では、上記4つの遊技状態の他に、通常設定状態と変動設定状態の二種類の設定状態が存在する。通常設定状態と変動設定状態は、上記4つの遊技状態と併存する状態である。すなわち、図13に示すように、4つの遊技状態ごとに、かかる二種類の設定状態が存在する。
通常設定状態は初期状態であり、電源投入後は、通常遊技状態かつ通常設定状態に制御される。通常設定状態は、設定値依存抽選において、有効設定値に対応する抽選確率を用いる状態であり、遊技の大半は、かかる通常設定状態に制御される。これに対して、変動設定状態では、設定値依存抽選において、有効設定値とは異なる一時設定値に対応する抽選確率が用いられる。設定値依存抽選は、上述のように、役抽選、特殊通常遊技移行抽選、有利遊技移行抽選、特別有利遊技移行抽選、リール演出抽選などがあるが、変動設定状態では、役抽選を除く全ての設定値依存抽選において、一時設定値の抽選確率が用いられる。
本実施例のスロットマシン1は、通常は通常設定状態に制御されているが、設定一時変更抽選の当選を契機に変動設定状態が開始される。具体的には、通常設定状態において、役抽選でチェリー又はスイカに当選すると、設定一時変更抽選が実行される。設定一時変更抽選の抽選確率(当選確率)は10%である。ここで、設定一時変更抽選に当選した場合は、一時設定値決定抽選が実行されて、有効設定値とは異なる設定値が一時設定値として決定される。そして、次ゲーム以降の設定値依存抽選では、有効設定値に対応する抽選確率に替えて、一時設定値に対応する抽選確率が用いられる。すなわち、本実施例では、変動設定状態が、本発明に係る設定一時変更状態に相当し、設定一時変更抽選の当選が、本発明に係る設定一時変更状態に切り替わる所定契機に相当する。
一時設定値の決定方法について詳述すると、一時設定値決定抽選では、図14(a)に示すように、抽選によって「+1」と「+2」のいずれかが変動値として決定され、図14(b)に示すように、決定した変動値を有効設定値に加算した値を、一時設定値として決定する。例えば、有効設定値が「2」で変動値が「+1」の場合は、一時設定値は「3」(2+1)となる。なお、図14(b)に示すように、変動値加算後の数値が、上限の設定値「6」を上回った場合は、「・・・→5→6→1(7−6)→2(8−6)→・・・」といった具合に、変動値加算後の数値から「6」を減算した値が一時設定値として決定される。例えば、有効設定値が「5」で変動値「+2」の場合は、一時設定値は「6」を減算した「1」(5+2−1)となる。本実施例では、このように有効設定値と変動値に応じて規則的に一時設定値を決定するため、後述するように、かかる変動値を遊技者に報知することで、有効設定値と一時設定値の段階差を遊技者に示唆し得るようになっている。
変動設定状態では、一時設定値更新抽選の当選を契機に一時設定値が更新される。具体的には、変動設定状態において、役抽選でチェリー又はスイカに当選すると、一時設定値更新抽選が実行される。一時設定値更新抽選の抽選確率(当選確率)は30%である。ここで、一時設定値更新抽選に当選すると、更新値決定抽選が実行されて、有効設定値とは異なる設定値が新たな一時設定値として決定される。そして、次ゲーム以降の設定値依存抽選では、新たに決定した一時設定値に対応する抽選確率が用いられる。すなわち、本実施例では、一時設定値更新抽選の当選が、本発明に係る更新条件に相当する。
更新値決定抽選では、一時設定値決定抽選と同様に、変動値が抽選によって決定されて、決定した変動値を有効設定値に加えた値が新たな一時設定値として決定される。ここで、図14(c)に示すように、一時設定値決定抽選では、抽選によって「+1」〜「+5」のいずれかが変動値として決定される。また、一時設定値決定抽選では、役抽選の結果によって異なる抽選確率が設定されている。
本実施例では、変動設定状態中に、現在の設定状態が変動設定状態であることが遊技者に報知される。また、変動設定状態中は、一時設定値の決定に用いた変動値を遊技者に報知することによって、有効設定値と一時設定値との段階差が遊技者に示唆される。図15は、通常設定状態中(a)と変動設定状態中(b)の画像表示器10の表示例である。図15(b)に示されるように、変動設定状態中は、表示画面の左右に「設定一時変更中」という文字が表示されることにより、変動設定状態であることが遊技者に報知される。また、変動設定状態中は、表示画面の左右に、有効設定値に加えた変動値と同数の星形図形を表示することにより、有効設定値と一時設定値との段階差を遊技者に示唆する。すなわち、図15(b)は、有効設定値に加えた変動値が「+2」の場合の表示例である。
変動設定状態は、変動設定状態開始時に設定される初期ゲーム数(50ゲーム)と、変動設定状態中に追加設定される延長ゲーム数の両方を消化することで終了し、通常設定状態に復帰するよう構成されている。延長ゲーム数は、変動設定状態中に延長抽選に当選するたびに追加される。具体的には、変動設定状態では、役抽選でチェリー又はスイカに当選すると、延長抽選が実行される。そして、延長抽選に当選すると、追加するゲーム数を決定するための延長ゲーム数決定抽選が実行され、当該抽選で決定されたゲーム数が延長ゲーム数に加算される。すなわち、本実施例では、延長抽選の当選が、本発明に係る継続条件に相当する。なお、延長抽選の抽選確率(当選確率)と、延長ゲーム数決定抽選の抽選確率は、図16に示すように、役抽選の結果毎に規定されている。
図17は、遊技の進行に伴う遊技状態と設定状態の移行例を示したものである。
図17(a)の例では、一般通常遊技状態において、2ゲーム目に設定一時変更抽選に当選し、変動値として「+1」が決定され、有効設定値「3」に「+1」した「4」が一時設定値となり、 3ゲーム目から変動設定状態が開始される。そして、nゲーム目に特殊通常遊技移行抽選に当選し、前兆期間(n+1〜n+16ゲーム目)を経た後に、特殊通常遊技状態へ移行する。かかる例では、有効設定状態が「3」であるが、変動設定状態が開始された3ゲーム目以降は、役抽選以外の設定値依存抽選で、一時設定値「4」に基づく抽選確率が用いられる。例えば、nゲーム目の特殊通常遊技移行抽選では、有効設定値「3」に基づく抽選確率(2%)でなく、一時設定値「4」に基づく抽選確率(10%)が用いられる(図9(b)参照)。
図17(b),17(c)の例では、特殊通常遊技状態において、いずれも3ゲーム目に有利遊技移行抽選に当選し、4ゲーム目から普通有利遊技状態が開始する。そして、6ゲーム目では、役抽選でのチェリー当選を契機に、上乗せ抽選や特別有利遊技移行抽選が実行される。ここで、3ゲーム目の有利遊技移行抽選の抽選確率は、図17(b)では変動設定状態中であるため、一時設定値「4」に基づく「23%」が用いられるが、図17(c)では通常設定状態中であるため、有効設定値に基づく「22%」が用いられる(図9(a)参照)。同様に、6ゲーム目の上乗せ抽選や特別有利遊技移行抽選についても同様に、図17(b)では一時設定値「4」に基づく抽選確率が用いられ、図17(c)では有効設定値「3」に基づく抽選確率が用いられる。
図17(d)の例では、普通有利遊技状態において、3ゲーム目に特別有利遊技移行抽選に当選し、4ゲーム目から特別有利遊技状態へ移行する。かかる例では変動設定状態中であるため、3ゲーム目の特別移行抽選の抽選確率は、有利設定値「3」に基づく「7%」でなく、一時設定値「4」に基づく「12%」が用いられる(図10(a)参照)。また、4ゲーム目以降に実行される特別上乗せゲーム数抽選についても、有利設定値「3」でなく、一時設定値「4」に基づく抽選確率が用いられる。
以上のように、本実施例にあっては、通常設定状態から変動設定状態に切り替わると、有効設定値とは異なる一時設定値が決定されて、役抽選以外の設定値依存抽選で、一時設定値に基づく抽選確率が用いられることとなるため、遊技者は、有効設定値とは異なる設定値での挙動を楽しむことが可能となる。
また、本実施例では、遊技者は、有効設定値での挙動と一時設定値での挙動とを短期間に経験できるため二種類の挙動を対比することで、有効設定値での設定値依存抽選の抽選確率を推測し易いという利点がある。
特に、変動設定状態では、一部の出玉率関連抽選(有利遊技移行抽選等)で、一時設定値に対応する抽選値を用いるため、変動設定状態となることで、遊技者の出玉が変動することとなる。したがって、かかる構成では、変動設定状態によって、遊技者を一喜一憂させられるという利点がある。
また、変動状態では、出玉率非関連抽選(リール演出抽選)でも、一時設定値に対応する抽選値を用いるため、変動設定状態では、出玉率の変動を抑えつつ、演出の実行頻度を大きく変化させて、スロットマシン1の挙動を大きく変動させることができるという利点がある。
特に、本実施例では、変動設定状態で、一時設定値の決定に用いた変動値を報知することにより、一時設定値と有効設定値との段階差を示唆するため、遊技者は、一時設定値と、有効設定値との段階差を手がかりにして、有効設定値を間接的に推測することが可能となる。以下、リール演出の実行頻度を例に、有効設定値の推測方法について説明する。
本実施例では、リール演出抽選が、図12に示すように、設定値ごとの抽選確率(当選確率)を大きく相違させることにより、リール演出抽選で用いられている抽選確率を遊技者が推測し易いように構成されている。具体的には、左リール演出の場合、設定値1,3の抽選確率が0.01%と、ほとんど当選しないレベル(10時間遊技して1回程度)に規定され、設定値2,4,5,6の抽選確率は0.5%又は1%と、たまに当選するレベル(10分に1回程度)に規定されている。また、右リール演出については、設定値1〜4の抽選確率が、ほとんど当選しないレベルに規定され、設定値5,6の抽選確率は、たまに当選するレベルに規定されている。したがって、本実施例では、左リール演出が実行された場合は、遊技者は、設定値2,4,5,6の抽選確率のいずれかが用いられていると推測できる。同様に、右リール演出が実行された場合は、設定値5,6のいずれかの抽選確率が用いられていると推測できる。
図18は、遊技の進行に伴う、有効設定値の推測方法を示したものである。
図18(a)は、有効設定値「3」の遊技において、変動設定状態に切り替わって、一時設定値「5」で一時的にリール演出抽選が実行された例である。かかる例では、通常設定状態(設定値「3」)では、左リール演出と右リール演出がほとんど実行されないため、遊技者は有効設定値が「1」又は「3」であると推測できる。一方、変動設定状態(一時設定値「5」)では、左リール演出及び右リール演出がたまに実行される。このため、例えば、変動設定状態中に右リール演出が実行されれば、遊技者は、現在の一時設定値が「5」,「6」のいずれかと推測でき、報知されている変動値「+2」を減算すれば、有効設定値が「3」,「4」のいずれかであると推測できる。したがって、かかる例では、通常設定状態で推測され得る有効設定値「1」,「3」と、変動設定状態で推測され得る有効設定値「3」,「4」とを組み合わせることにより、遊技者は、有効設定値が「3」であると推測できる。
図18(b)は、有効設定値「4」の遊技において、変動設定状態となって、一時設定値「5」で一時的にリール演出抽選が実行された例である。かかる例では、通常設定状態(設定値「4」)では、左リール演出はたまに実行されるが、右リール演出がほとんど実行されないため、遊技者は有効設定値が「2」又は「4」であると推測できる。一方、変動設定状態(一時設定値「5」)では、左リール演出及び右リール演出がたまに実行されるため、変動設定状態中に右リール演出が実行されれば、現在の一時設定値が「5」,「6」のいずれかと推測でき、報知されている変動値「+1」を減算すれば、有効設定値が「4」,「5」のいずれかであると推測できる。したがって、かかる例では、通常設定状態で推測され得る有効設定値「2」,「4」と、変動設定状態で推測され得る有効設定値「4」,「5」とを組み合わせることにより、遊技者は、有効設定値が「4」であると推測できる。
図18(c)は、有効設定値「6」の遊技において、変動設定状態となって変動値が「+1」に決定された例である。なお、かかる例では、変動値加算後の数値が「6」を上回るため、当該数値から「6」を減算した「1」が一時設定値として選択されて、一時的にリール演出抽選が実行される。かかる例においては、通常設定状態(設定値「6」)では、左リール演出及び右リール演出がたまに実行されるため、遊技者は有効設定値が「5」又は「6」であると推測できる。一方、変動設定状態(一時設定値「1」)では、左リール演出及び右リール演出がほとんど実行されないため、変動設定状態中に、左リール演出及び右リール演出が実行されなければ、遊技者は、現在の一時設定値が「1」,「3」のいずれかと推測でき、報知されている変動値「+1」に基づいて逆算することで、有効設定値が「2」,「6」のいずれかであると推測できる。したがって、かかる例では、通常設定状態で推測され得る有効設定値「5」,「6」と、変動設定状態で推測され得る有効設定値「2」,「6」とを組み合わせることにより、遊技者は、有効設定値が「6」であると推測できる。
以上のように、本実施例では、変動設定状態において、設定値依存抽選で用いられる抽選確率を推測すれば、変動値の情報に基づいて、有効設定値を推測することができる。このため、本実施例では、変動設定状態における挙動から推測した有効設定値と、通常設定値における挙動から推測した有効設定値とを組み合わせて、有効設定値をより正確に推測するという新しい遊技性を遊技者に提供できる。
また、本実施例では、一時設定更新抽選の当選を契機として、変動設定状態中に新たな一時設定値を選択して変更するよう構成されているため、遊技者は、有効設定値と異なる設定値での挙動を、連続して複数種類楽しむことができるという利点がある。
また、本実施例では、延長抽選の当選を契機として、変動設定状態の実行期間が延長されるよう構成されているため、遊技者は、有効設定値と異なる設定値での挙動を、長期間楽しむことができる。また、変動設定状態が長くなるほど、遊技者は、変動設定状態で用いられる一時設定値の抽選確率を推測し易くなるため、有効設定値を一層推測し易くなるという利点がある。
以下に、本実施例のスロットマシン1の制御処理内容について詳細に説明する。
なお、以下に説明する制御処理内容にあって、変動設定状態の開始に係る処理は、図24のステップS601〜S607で実現され、変動設定状態の終了に係る処理は、図28のステップS1001〜S1003で主に実現される。また、設定状態に応じた設定値依存抽選は、図22のステップS403〜S405、図23のステップS503〜S505、図25のステップS707〜S709,S712〜S718、図26のステップS803〜S805、図27のステップS904〜S906で主に実現される。また、本発明に係る設定一時変更状態示唆報知手段に係る処理は、図30(b)のステップS1301,S1302で主に実現される。
図19は、メイン制御手段20のCPUの制御内容にあって、有効設定値の変更に係る設定変更処理の制御内容を示したものである。かかる設定変更処理は、電源投入直後に一度だけ実行される。
設定変更処理では、まず、メイン制御手段20は、前扉3の開放を検知しているか否かと、設定キースイッチ29がオンであるか否かとを判定する(S101,S102)。そして、前扉3の開放を検知していない、又は、設定キースイッチがオンでないと判定した場合は、有効設定値の変更条件が充足されていないため、そのまま設定変更処理を終了する。
一方、ステップS101,S102で、前扉3の開放を検知しており、かつ、設定キースイッチがオンであると判定した場合は、有効設定値の変更条件が充足されているため、設定変更状態へ移行し(S103)、現在の有効設定値情報を読み込んで(S104)、ステップS105へ移行する。
ステップS105では、RAMエラーが発生しているか否かを判定し、RAMエラーが発生していると判定した場合は、RAM異常処理(S106)を実行する。また、ステップS106では、現在の有効設定値が正常であるか否かを判定し、有効設定値が正常でないと判定した場合は、設定値異常処理(S107)を実行する。RAM異常処理と設定値異常処理では、電源が再投入されるまで異常の発生を報知し続ける。
ステップS105,S106で、RAMエラーが発生しておらず、かつ、現在の有効設定値が正常であると判定した場合は、設定変更スイッチ25がオンであるか否かを判定し(S109)、設定変更スイッチ25がオンであると判定した場合は、有効設定値を更新し(S110)、ステップS109に戻る。なお、かかる処理では、現在の有効設定値に「1」を加算した値を新たな有効設定値とし、現在の有効設定値が最大値(「6」)である場合は、新たな有効設定値を「1」とする。
一方、ステップS109で、設定変更スイッチ25がオンでないと判定した場合は、スタートスイッチ6がオンであるか否かを判定する(S111)。そして、スタートスイッチ6がオンでないと判定した場合は、ステップS109に戻り、スタートスイッチがオンであると判定した場合は、ステップS112へ移行する。ステップS112では、設定キースイッチ29がオフになるまで待機し、設定キースイッチ29がオフとなった時点で、有効設定値を確定して(S113)、設定変更処理を終了する。
図20は、メイン制御手段20のCPUの制御内容にあって、メインルーチンを構成するメイン側主制御処理の制御内容を示したものである。メイン側主制御処理は、上記設定変更処理の終了後に繰返し実行されるものであり、1回のメイン側主制御処理により、1回のゲームが実現される。メイン側主制御処理において実行される各ステップS201〜S218の詳細は下記の通りである。
S201:一遊技に必要なメダル数が投入若しくはクレジットからのベット操作が行われたか否かを検知し、いずれかが操作されるまで待機する。
S202:スタートスイッチ6が操作されるまで待機する。
S203:役抽選を行う。具体的には、スタートスイッチ6の操作タイミングで乱数値を抽出し、抽出した乱数値に基づいて、いずれの役グループに当選したか否かを決定する。そして、役抽選の結果をRAMに記憶するとともに、サブ制御手段21に送信する。
S204:実行したゲーム数を計数する遊技数カウンタを更新する。
S205:遊技状態の移行制御に係る遊技状態更新処理を実行する。遊技状態更新処理の詳細は後述する。
S206:有利遊技移行抽選に係る有利遊技移行抽選処理を実行する。有利遊技移行抽選処理の詳細は後述する。
S207:特殊通常遊技移行抽選に係る特殊通常遊技移行抽選処理を実行する。特殊通常遊技移行抽選処理の詳細は後述する。
S208:設定一時変更抽選に係る設定一時変更抽選処理を実行する。設定一時変更抽選処理の詳細は後述する。
S209:有利遊技状態の遊技制御に係る有利遊技状態処理を実行する。有利遊技状態処理の詳細は後述する。
S210:特殊通常遊技状態の遊技制御に係る特殊通常遊技状態処理を実行する。特殊通常遊技状態処理の詳細は後述する。
S211:変動設定状態の遊技制御に係る変動設定状態処理を実行する。変動設定状態処理の詳細は後述する。
S212:リール演出の実行可否の決定に係るリール演出抽選処理を実行する。リール演出抽選処理の詳細は後述する。
S213:リール9の回転を開始させる。
S214:ストップスイッチ7が操作されるまで待機する。
S215:ストップスイッチ7の操作順序や、操作タイミング、役抽選の結果等に基づいてリール9の停止角度を決定し、対応するリール9を停止させる。
S216:全てのリール9の回転が停止するまで待機する。
S217:入賞ラインの上に停止した図柄の組合せが、役に対応する図柄の組合せと一致しているか否かを判定し、一致している場合には当該役に入賞が発生したと判定する。
S218:入賞した役に対応する処理を行う。具体的には、小役に入賞したと判定した場合には、入賞した小役に応じた払出枚数をクレジットに加算し、クレジットが所定数(50枚)を超えた場合には、超過分のメダルを払い出す。また、再遊技役に入賞したと判定した場合は、メダルを投入せずに次ゲームを開始可能とする。また、ハズレ(入賞役なし)の場合は、何の処理も行わない。
図21は、上記遊技状態更新処理(図20:S205)の制御内容を示したものである。
遊技状態更新処理では、まず、メイン制御手段20は、有利遊技状態の前兆期間であるか否かを判定する(S301)。そして、有利遊技状態の前兆期間であると判定した場合は、当該前兆期間の残りゲーム数(前兆遊技数)が「0」であるか否かを判定する(S302)。そして、前兆遊技数が「0」でないと判定した場合は、そのまま遊技状態更新処理を終了し、また、前兆遊技数が「0」であると判定した場合は、遊技状態を普通有利遊技状態へ移行させてから(S303)、遊技状態更新処理を終了する。
一方、ステップS301で、有利遊技状態の前兆期間でないと判定した場合は、特殊通常遊技状態の前兆期間であるか否かを判定し(S304)、特殊通常遊技状態の前兆期間でないと判定した場合は、そのまま遊技状態更新処理を終了する。一方、特殊通常遊技状態の前兆期間であると判定した場合は、当該前兆期間の残りゲーム数(前兆遊技数)が「0」であるか否かを判定する(S305)。そして、前兆遊技数が「0」でないと判定した場合は、そのまま遊技状態更新処理を終了し、また、前兆遊技数が「0」であると判定した場合は、遊技状態を特殊通常遊技状態へ移行させてから(S306)、遊技状態更新処理を終了する。
図22は、上記有利遊技移行抽選処理(図20:S206)の制御内容を示したものである。
有利遊技移行抽選処理では、まず、メイン制御手段20は、一般通常遊技状態中であるか否かと、役抽選結果がハズレであるか否かを順番に判定し(S401,S402)、一般通常遊技状態中でないか、又は、役抽選結果がハズレであると判定した場合は、そのまま有利遊技移行抽選処理を終了する。一方、一般通常遊技状態中であり、かつ、役抽選結果がハズレであると判定した場合は、変動設定状態中であるか否かを判定する(S403)。そして、変動設定状態中であると判定した場合は一時設定値に基づく抽選確率で、そうでない場合(通常設定状態中)は有効設定値に基づく抽選確率で、有利遊技移行抽選を実行する(S404,S405)。続いて、当該有利遊技移行抽選に当選したか否かを判定し(S406)、当選していないと判定した場合は、そのまま有利遊技移行抽選処理を終了し、当選したと判定した場合は、有利遊技状態の前兆期間を開始して(S407)、有利遊技移行抽選処理を終了する。
図23は、上記特殊通常遊技移行抽選処理(図20:S207)の制御内容を示したものである。
特殊通常遊技移行抽選処理では、まず、メイン制御手段20は、一般通常遊技状態中であるか否かと、役抽選結果がハズレであるか否かを順番に判定し(S501,S502)、一般通常遊技状態中でないか、又は、役抽選結果がハズレであると判定した場合は、そのまま特殊通常遊技移行抽選処理を終了する。一方、一般通常遊技状態中であり、かつ、役抽選結果がハズレでないと判定した場合は、変動設定状態中であるか否かを判定する(S503)。そして、変動設定状態中であると判定した場合は一時設定値に基づく抽選確率で、そうでない場合(通常設定状態中)は有効設定値に基づく抽選確率で、特殊通常遊技移行抽選を実行する(S504,S505)。続いて、当該特殊通常遊技移行抽選に当選したか否かを判定し(S506)、当選していないと判定した場合は、そのまま特殊通常遊技移行抽選処理を終了し、当選したと判定した場合は、特殊通常遊技状態の前兆期間を開始して(S507)、特殊通常遊技移行抽選処理を終了する。
図24は、上記設定一時変更抽選処理(図20:S208)の制御内容を示したものである。
設定一時変更抽選処理では、まず、メイン制御手段20は、通常設定状態中であるか否かと、役抽選結果がチェリー又はスイカの当選であるか否かを順番に判定する(S601,S602)。そして、通常設定状態中でないか、又は、チェリー及びスイカに当選していないと判定した場合は、そのまま設定一時変更抽選処理を終了する。一方、通常設定状態中であり、かつ、チェリー又はスイカに当選したと判定した場合は、ステップS603へ移行する。ステップS603では、設定一時変更抽選を実行し、続いて、当該設定一時変更抽選に当選したか否かを判定する(S604)。そして、設定一時変更抽選に当選したと判定した場合は、一時設定値決定抽選を実行して(S605)、決定した一時設定値での変動設定状態へ移行し(S606)、最後に、変動設定状態の開始と一時設定値とをサブ制御手段21に報知する変動設定状態コマンドを送信して(S607)、設定一時変更抽選処理を終了する。一方、ステップS604で、設定一時変更抽選に当選していないと判定した場合は、そのまま設定一時変更抽選処理を終了する。
図25は、上記有利遊技状態処理(図20:S209)の制御内容を示したものである。
有利遊技状態処理では、まず、メイン制御手段20は、有利遊技状態中であるか否かを判定する(S701)。そして、有利遊技状態中でないと判定した場合(通常遊技状態中)は、そのまま有利遊技状態処理を終了し、有利遊技状態中であると判定した場合は、ステップS702へ移行する。ステップS702では、有利遊技状態の残りゲーム数が「0」であるか否かを判定し、残りゲーム数が「0」であると判定した場合は、一般通常遊技状態へ移行して(S703)、有利遊技状態処理を終了する。
ステップS702で、有利遊技状態の残りゲーム数が「0」でないと判定した場合は、特別有利遊技状態中であるか否かを判定し(S704)、特別有利遊技状態中であると判定した場合は、特別有利遊技状態の遊技制御に係る特別有利遊技状態処理を(S705)を実行して、有利遊技状態処理を終了する。特別有利遊技状態処理の詳細は後述する。
ステップS704で、特別有利遊技状態中でないと判定した場合(普通有利遊技状態)は、役抽選結果がチェリー又はスイカの当選であるか否かを判定し(S706)、チェリー及びスイカに当選していないと判定した場合は、そのまま有利遊技状態処理を終了する。一方、チェリー又はスイカに当選したと判定した場合は、変動設定状態中であるか否かを判定する(S707)。そして、変動設定状態中であると判定した場合は一時設定値に基づく抽選確率で、そうでない場合(通常設定状態中)は有効設定値に基づく抽選確率で、特別有利遊技移行抽選を実行する(S708,S709)。続いて、当該特別有利遊技移行抽選に当選したか否かを判定し(S710)、当選したと判定した場合は、特別有利遊技状態へ移行して(S711)、有利遊技状態処理を終了する。
ステップS710で特別有利遊技移行抽選に当選していないと判定した場合は、変動設定状態中であるか否かを判定する(S712)。そして、変動設定状態中であると判定した場合は一時設定値に基づく抽選確率で、そうでない場合(通常設定状態中)は有効設定値に基づく抽選確率で、上乗せ抽選を実行する(S713,S714)。続いて、当該上乗せ抽選に当選したか否かを判定し(S715,S716)、当選していないと判定した場合は、そのまま有利遊技状態処理を終了する。一方、当該上乗せ抽選に当選したと判定した場合は、通常設定状態中であれば有効設定値に基づく抽選確率で、変動設定状態中であれば一時設定値に基づく抽選確率で、上乗せゲーム数抽選を実行して、当該抽選により決定したゲーム数を有利遊技状態の残りゲーム数に追加して(S717,S718)、有利遊技状態処理を終了する。
図26は、上記特別有利遊技状態処理(図25:S705)の制御内容を示したものである。
特別有利遊技状態処理では、まず、メイン制御手段20は、特別有利遊技状態の実行期間(10ゲーム)が経過したか否かを判定する(S801)。そして、10ゲームが経過したと判定した場合は、普通有利遊技状態へ移行して(S802)、特別有利遊技状態処理を終了する。一方、ステップS801で、10ゲームが経過していないと判定した場合は、変動設定状態中であるか否かを判定する(S803)。そして、変動設定状態中であると判定した場合は一時設定値に基づく抽選確率で、そうでない場合(通常設定状態中)は有効設定値に基づく抽選確率で、特別上乗せゲーム数抽選を実行して(S804,S805)、特別有利遊技状態処理を終了する。
図27は、上記特殊通常遊技状態処理(図20:S210)の制御内容を示したものである。
特殊通常遊技状態処理では、まず、メイン制御手段20は、特殊通常遊技状態中であるか否かを判定する(S901)。そして、特殊通常遊技状態中でないと判定した場合は、そのまま特殊通常遊技状態処理を終了し、特殊通常遊技状態中であると判定した場合は、ステップS902へ移行する。ステップS902では、特殊通常遊技状態の残りゲーム数が「0」であるか否かを判定し、残りゲーム数が「0」であると判定した場合は、一般通常遊技状態へ移行して(S903)、特殊通常遊技状態処理を終了する。
ステップS902で、残りゲーム数が「0」でないと判定した場合は、変動設定状態中であるか否かを判定する(S904)。そして、変動設定状態中であると判定した場合は一時設定値に基づく抽選確率で、そうでない場合(通常設定状態中)は有効設定値に基づく抽選確率で、有利遊技移行抽選を実行する(S905,S906)。続いて、当該有利遊技移行抽選に当選したか否かを判定し(S907)、当選していないと判定した場合は、そのまま特殊通常遊技状態処理を終了し、当選したと判定した場合は、遊技状態を普通有利遊技状態へ移行させてから(S908)、有利遊技移行抽選処理を終了する。
図28は、上記変動設定状態処理(図20:S211)の制御内容を示したものである。
変動設定状態処理では、まず、メイン制御手段20は、変動設定状態処理中であるか否かを判定する(S1001)。そして、変動設定状態中でないと判定した場合は、そのまま変動設定状態処理を終了し、変動設定状態中であると判定した場合は、ステップS1002へ移行する。ステップS1002では、変動設定状態の残りゲーム数が「0」であるか否かを判定し、残りゲーム数が「0」であると判定した場合は、通常設定状態へ移行して(S1003)、変動設定状態処理を終了する。
ステップS1002で、残りゲーム数が「0」でないと判定した場合は、役抽選結果がチェリー又はスイカの当選であるか否かを判定し(S1004)、チェリー及びスイカに当選していないと判定した場合は、そのまま変動設定状態処理を終了する。一方、チェリー及びスイカに当選したと判定した場合は、一時設定更新抽選を実行して(S1005)、当選したか否かを判定し(S1006)、当選したと判定した場合は、新たな一時設定値を決めるために更新値決定抽選を実行して(S1007)、変動設定状態処理を終了する。
また、ステップS1006で、一時設定更新抽選に当選していないと判定した場合は、延長抽選を実行して(S1008)、当選したか否かを判定する(S1009)。そして、当選していないと判定した場合は、そのまま変動設定状態処理を終了し、当選したと判定した場合は、延長ゲーム数決定抽選を実行し、当該抽選で決定したゲーム数を変動設定状態の延長ゲーム数に追加設定してから(S1010)、変動設定状態処理を終了する。
図29は、上記リール演出抽選処理(図20:S212)の制御内容を示したものである。
リール演出抽選処理では、まず、メイン制御手段20は、変動設定状態中であるか否かを判定する(S1101)。そして、変動設定状態中であると判定した場合は一時設定値に基づく抽選確率で、そうでない場合(通常設定状態中)は有効設定値に基づく抽選確率で、リール演出抽選を実行する(S1102,S1103)。続いて、当該リール演出抽選に当選したか否かを判定し(S1104)、当選していないと判定した場合は、そのままリール演出抽選処理を終了し、当選したと判定した場合は、リール9の始動時に当選したリール演出を実行するようセットして(S1105)、リール演出抽選処理を終了する。
図30(a)は、サブ制御手段21のCPUの制御内容にあって、メインルーチンを構成するサブ側主制御処理の制御内容を示したものである。このサブ側主制御処理は、サブ制御手段21で繰返し実行されるものである。
サブ側主制御処理では、まず、サブ制御手段21は、役抽選結果の情報を含む当選役コマンドをメイン制御手段20から受信するまで待機する(S1201)。続いて、サブ遊技数カウンタを更新して(S1202)、各種演出の実行制御に係る演出制御処理(S1203)を実行し、サブ側主制御処理を終了する。演出制御処理の詳細は後述する。
図30(b)は、上記演出制御処理(図30(a):S1203)の制御内容を示したものである。
演出制御処理では、まず、サブ制御手段21は、メイン制御手段20から受信するコマンドに基づいて、変動設定状態であるか否かを判定する(S1301)。そして、変動設定状態中であると判定した場合は、変動設定状態中の演出画像(図15(b)参照)を準備してから(S1302)、ステップS1303へ移行し、変動設定状態中でないと判定した場合は、そのままステップS1303へ移行する。ステップS1303の演出処理では、メイン制御手段20から受信するコマンドに基づいて、演出内容を決定するとともに、決定した演出内容を実現するために、スピーカ11,演出用ランプ12を制御し、また、画像制御手段22にコマンドを送信する。そして、演出処理の終了後は、演出制御処理を終了する。
なお、本発明の遊技機は、上記実施例の形態に限らず本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。
図31(a)は、一時設定値の決定方法の変形例である。詳述すると、上記実施例では、一時設定値決定抽選や更新値決定抽選で決定した変動値を有効設定値に加算した値が7以上となった場合は、当該値から「6」を減算した値を一時設定値として決定するようにしている(図14(b)参照)。これに対して、本変形例では、変動値を有効設定値に加算した値が7以上となった場合は、一時設定値を「6」に決定する。
図31(b)は、一時設定値の決定方法の、別の変形例である。かかる例では、設定値「1」〜「6」の他に、例外的な超過設定値「7」〜「11」が設けられる。各超過設定値「7」〜「11」では、設定値「1」〜「6」と同種の遊技設定が、設定値「1」〜「6」に比べて有利な内容で規定されている。これらの超過設定値「7」〜「11」は、有効設定値として決定され得るものでなく、変動設定状態中に一時設定値として決定され得る設定値である。詳述すると、本変形例では、一時設定値決定抽選や更新値決定抽選で決定した変動値を有効設定値に加算した値が「7」〜「11」となった場合に、当該値の超過設定値を一時設定値として決定する。したがって、かかる変形例では、遊技者は、変動設定状態中に、通常の設定値「1」〜「6」よりも有利な遊技設定での遊技を楽しむことが可能となる。すなわち、本実施例では、一時設定値が超過設定値「7」〜「11」となった状態が、本発明に係る設定超過状態に相当し、また、一時設定値決定抽選や更新値決定抽選で決定した変動値を有効設定値に加算した値が7以上となることが、本発明に係る設定超過条件に相当する。
また、上記実施例では、変動設定状態であっても、役抽選では有効設定値の抽選確率を用いているが、役抽選以外の一部の設定値依存抽選においても、有効設定値の抽選確率を用いるようにしてもよい。また、変動設定状態中は、役抽選においても一時設定値の抽選確率を用いるようにしてもよい。例えば、上記実施例に係る設定一時変更抽選を、図32(a)に示すように設定値依存抽選に変更し、当該抽選では常に有効設定値に対応する抽選確率を用いるようにしてもよい。変動設定状態の延長抽選や延長ゲーム数抽選の抽選確率(図16参照)を、図32(b)に示すように、設定値依存抽選に変更するとともに、変動設定状態においても、当該抽選では有効設定値に対応する抽選確率を用いるようにしてもよい。
また、上記実施例では、設定値によって規定される遊技設定は、全て設定値依存抽選の抽選確率であるが、本発明に係る設定値によって規定される遊技設定は、内部抽選の抽選確率に限定されるものではない。
また、上記実施例は、変動設定状態中に、現在の設定状態が変動設定状態であることを報知しているが、変動設定状態であることを遊技者に示唆する程度でも構わない。また、上記実施例では、変動設定状態中に、有効設定値に加えた変動値を遊技者に報知することで、有効設定値と一時設定値の段階差を遊技者に示唆しているが、有効設定値と一時設定値の段階差を遊技者に直接報知するよう構成してもよい。
また、上記実施例は、本発明をスロットマシンに適用した例であるが、本発明の遊技機は、同様の設定値設定手段を備える遊技機全般に適用可能である。
1 スロットマシン(遊技機)
9 リール
10 画像表示器
20 メイン制御手段
21 サブ制御手段
22 画像制御手段
25 設定変更スイッチ
28 電源スイッチ
29 設定キースイッチ

Claims (7)

  1. 所定の制御手段と、
    遊技設定を規定するものであり、遊技者の有利度合いに応じて段階的に設けられた複数段階の設定値と、
    前記複数段階の設定値の一つを有効な設定値として設定可能な設定値設定手段と
    を備える遊技機において、
    前記所定の制御手段は、通常は、前記有効な設定値が規定する遊技設定に基づいて遊技を制御するとともに、所定契機により設定一時変更状態に切り替わると、前記有効な設定値の一部又は全ての遊技設定を、一時的に、前記複数段階の設定値の中から選択した、前記有効な設定値とは異なる一時設定値の遊技設定に変更して遊技を制御するよう構成されており、
    さらに、前記設定一時変更状態中に、該設定一時変更状態であることと、前記有効な設定値と前記一時設定値との段階の差を、遊技者に示唆又は報知する設定一時変更状態示唆報知手段を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 所定の制御手段と、
    遊技設定を規定するものであり、遊技者の有利度合いに応じて段階的に設けられた複数段階の設定値と、
    前記複数段階の設定値の一つを有効な設定値として設定可能な設定値設定手段と
    を備える遊技機において、
    前記所定の制御手段は、通常は、前記有効な設定値が規定する遊技設定に基づいて遊技を制御するとともに、所定契機により設定一時変更状態に切り替わると、前記有効な設定値の一部又は全ての遊技設定を、一時的に、前記複数段階の設定値の中から選択した、前記有効な設定値とは異なる一時設定値の遊技設定に変更して遊技を制御するよう構成されており、
    さらに、該設定一時変更状態を遊技者に示唆又は報知する設定一時変更状態示唆報知手段を備え、
    前記複数段階の設定値が夫々規定する遊技設定は、出玉率に影響を与える出玉率関連遊技設定と、出玉率に影響を与えない出玉率非関連遊技設定とからなり、
    前記所定の制御手段は、前記設定一時変更状態では、少なくとも一部の前記出玉率非関連遊技設定を、前記一時設定値の遊技設定に変更して遊技を制御することを特徴とする遊技機。
  3. 前記設定一時変更状態示唆報知手段は、前記設定一時変更状態で、前記有効な設定値と前記一時設定値との段階の差を、示唆又は報知することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記複数段階の設定値が夫々規定する遊技設定は、出玉率に影響を与える出玉率関連遊技設定を含み、
    前記所定の制御手段は、前記設定一時変更状態では、前記出玉率関連遊技設定の少なくとも一部を、前記一時設定値の遊技設定に変更して遊技を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記所定の制御手段は、
    前記設定一時変更状態を少なくとも一定期間継続させるものであり、
    前記設定一時変更状態の開始時に、前記複数段階の設定値の中から、前記有効な設定値とは異なる一つの設定値を前記一時設定値として選択するとともに、
    前記設定一時変更状態中に、所定の更新条件を充足すると、前記複数段階の設定値の中から、前記有効な設定値とは異なる一つの設定値を前記一時設定値として選択し直すことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 前記所定の制御手段は、前記設定一時変更状態を少なくとも一定期間継続させるものであり、前記設定一時変更状態中に、所定の継続条件を充足すると、当該設定一時変更状態の継続期間を延長することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の遊技機。
  7. 前記所定の制御手段は、所定の設定超過条件を充足すると、前記有効な設定値の一部又は全ての遊技設定を、一時的に前記複数段階の設定値のいずれよりも遊技者に有利な遊技設定に変更して遊技を制御する設定超過状態へ移行することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の遊技機。
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