JP2010172480A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】射幸性を抑制しつつ、適度な連チャンを発生させて遊技性を高めることが可能なスロットマシンを提供する。
【解決手段】CT状態で240枚のメダルの払出に応じてリプレイ役の内部当選確率を低下させてハズレの確率を高めたRT状態へ移行するようにしたので、RT状態においてCT役の入賞確率が高くなる。これにより、CT役の連チャンを促進することができ、興趣を高めることができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、ボーナス役をストックすることなく連チャンを演出可能なスロットマシンに関する。
従来、いわゆるストック方式によりボーナス役の連チャンを発生させるスロットマシン(例えば特許文献1参照)が人気を博していた。
特開2002−219214号公報
ところが、多数のボーナス役をストックするタイプにおいては遊技の仕方によって入賞確率の格差が激しく、遊技者間の平等性を維持することができないという問題や、射幸性が高すぎるという問題が指摘されていた。
しかしながら、遊技性を高めるための手段として連チャンの発生は不可欠であり、如何様にして連チャンを適度に発生させるかがスロットマシンにおいて重要なテーマとなっている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、射幸性を抑制しつつ、適度な連チャンを発生させて遊技性を高めることが可能なスロットマシンを提供することにある。
本発明のスロットマシンは、複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、小役、リプレイ役、及びボーナス役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行し、その内部当選役のフラグを成立させる内部抽選手段と、前記ボーナス役のフラグの成立状態はそのボーナス役が入賞するまで次のゲームへ持ち越す一方、前記小役及びリプレイ役のフラグは入賞の有無に関わらず次のゲームを開始するまでに消去するフラグ制御手段と、前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、前記停止操作手段が操作されたときに、前記小役又はリプレイ役のフラグが成立しているときにはその小役又はリプレイ役に対応する図柄を、小役又はリプレイ役のフラグが成立しておらず前記ボーナス役のフラグが成立しているときはそのボーナス役に対応する図柄を、いずれのフラグも成立していないときはハズレに対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、前記ボーナス役の入賞に応じて前記小役の内部当選確率を高めるボーナス状態を発生し、予め定められたボーナス終了条件が成立したときにそのボーナス状態を終了するボーナス発生手段と、前記ボーナス状態の終了に応じて前記リプレイ役の内部当選確率を低下させるRT状態を発生し、予め定められたRT終了条件が成立したときにそのRT状態を終了するRT発生手段と、を備えものである(請求項1)。
請求項1のスロットマシンにおいて、前記RT発生手段は、RT状態を発生してから所定数のゲームが消化された時点でそのRT状態を終了するようにしてもよい(請求項2)。
請求項1の発明によれば、通常状態、或いはRT状態でボーナスが入賞すると、ボーナス状態が発生し、ボーナス状態が終了すると、RT状態が発生する。このRT状態では、リプレイ役の内部当選確率が低下することから、ボーナス役の入賞確率が実質的に向上するようになる。これにより、RT状態においてボーナスの入賞確率が高くなることから、ボーナスの連チャンを促進して興趣を高めることができる。
請求項2の発明によれば、RT状態のゲーム数が限定されることから、遊技者は、RT状態の残りゲーム数を気に掛けながらゲームを行うようになり、ゲームの興趣を一層高めることができる。
本発明の一実施形態におけるスロットマシンの電気的構成を示す図 スロットマシンの正面図 入賞ラインを示す図 リール配列を示す図 役構成を示す図 通常状態及びRT状態における当選パターンを示す図 遊技状態の変化を示す状態遷移図 リール停止処理を示すフローチャート
以下、本発明の一実施形態によるスロットマシンについて、図面を参照しながら説明する。
図2は、スロットマシンの正面外観を概略的に示している。スロットマシン1の正面には表示窓2が設けられており、遊技者は表示窓2を通じて内部に設けられたリール(図柄変動表示手段に相当)3の図柄を視認可能となっている。この場合、図柄は、左リール3a、中リール3b及び右リール3cの円周面に描かれている。この図柄は、各リール3a〜3cが停止した状態では、表示窓2の上段、中段及び下段に対応して表示される。すなわち、表示窓2には、各リール3a〜3cそれぞれについて3図柄ずつ、合計9図柄分の図柄表示領域が形成されている。
表示窓2には、図3に示すように、合計5本(中段に対応した横方向の1本(図3に1で示す実線)、上段、中段及び下段に対応した斜め方向の2本(図3に2,3で示す破線)、上段及び中段、下段及び中段に対応したV字の2本(図3に4,5で示す一点鎖線))の入賞ラインが設けられており、入賞図柄が何れかの入賞ライン上に揃ったときに対応する入賞が発生する。尚、入賞ラインとしては、通常状態及びRT(リプレイタイム)状態においては3BETで5ラインが有効となるが、後述するCT(チャレンジタイム)状態においては2BETで5ラインが有効となる。
表示窓2の上方には、CT中のメダル(遊技媒体に相当)の払出し進捗状態などの情報や各種の画像などを表示する液晶表示部4及びスピーカ5が設けられている。表示窓2の下方には、クレジットメダルの投入を行うBETボタン6、クレジットメダルの精算を行う精算ボタン7、メダルを投入するメダル投入口8が設けられており、これらの下方にはスタートレバー(ゲーム開始操作手段に相当)9、停止操作手段に相当する左ストップボタン10、中ストップボタン11及び右ストップボタン12が設けられている。表示窓2の右方には、メダルの払出枚数を表示する払出数表示部13及びメダルのクレジット枚数を表示するクレジット数表示部14が設けられている。クレジット数は上限が50に設定され、メダル投入口8から投入されたメダルのうち未だゲームに使用されていないメダルの数、及びゲームで入賞が発生したときに付与されるメダルの数をクレジット数として上限まで記憶することが可能となっている。クレジット数が1以上の状態で精算ボタン7が操作されたときは、そのクレジット数分のメダルが払い出される。また、スロットマシン1の正面最下部には受皿15が設けられ、スロットマシン1の正面最上部には装飾ランプ部16が設けられている。
次に、スロットマシン1の電気的な構成について説明する。
図1は、スロットマシン1の電気的な構成を機能ブロックとして示している。制御部(内部抽選手段、フラグ制御手段、表示制御手段、入賞判定手段、利益付与手段、ボーナス発生手段、RT発生手段に相当)17は、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えたマイクロコンピュータにより構成されており、BETボタン6、精算ボタン7、スタートレバー9、左ストップボタン10、中ストップボタン11及び右ストップボタン12などから各種の操作信号が入力される。
制御部17は、メダル投入口8に投入されたメダルの真贋及び数量を判定する投入メダル検知部18から投入メダル検知信号が入力されると、その入力された信号の数に基づいて投入されたメダルの数を計数し、そのメダル数が1ゲームに必要なメダル数(3枚又は2枚)を超えたときにはその超えたメダル数を所定の上限数までクレジット数として例えばRAMなどに記憶すると共に、そのクレジット数をクレジット数表示部14に表示する。また、制御部17には、設定値操作部19から当選確率などの各設定信号が入力される。設定値操作部19では、設定変更キー20を挿入して設定変更が可能な状態とした上で、例えばDIPスイッチの切り替えなどによって設定値が変更される。さらに、制御部17は、液晶表示部4、払出数表示部13、クレジット数表示部14、装飾ランプ部16などの各種表示部、各リール3a〜3cに対応するリール用モータ21を駆動するリール駆動部22、各リール3a〜3cに設けられた基準位置片の通過を検知するセンサ23a〜23c、及び各センサ23a〜23cからの検知信号に基づいて基準位置を検知する基準位置検出部24、スピーカ5を駆動する音声出力部25と接続している。また、制御部17は、メダルを払出すメダル払出部26と接続されており、精算ボタン7が操作されると、記憶しているクレジット数に対応するメダルを払い出すようにメダル払出部26を制御するとともに、クレジット数表示部14の表示を零にする。
また、制御部17は、乱数発生部27、乱数抽出部28を有している。制御部17は、ゲーム開始時にスタートレバー9が操作されると乱数発生部27が発生する乱数の中から1つの乱数を乱数抽出部28が抽出することにより、内部抽選を実行している。
制御部17は、上記した各入力信号及びROMに記憶した制御プログラムに基づいて、スロットマシン1の作動を制御すると共に、アウト信号(1メダルの投入毎又は1クレジットメダルの投入毎に1パルス出力)、セーフ信号(1メダルの払出毎に1パルス出力)、ゲーム信号(1ゲーム開始毎に1パルス出力)、ボーナス信号(CT期間中にレベル信号出力)を生成し、図示しない信号出力端子から外部へ出力する。信号出力端子から出力される各信号は、遊技場内に設置されている管理装置(図示せず)に入力され、各スロットマシン1の稼動状況を管理するために利用される。
図4はリール配列を示し、図5は役構成を示している。役としては、ボーナス役としてCT役、小役として1枚役、2枚役及び3枚役、リプレイ役としてリプレイ1役及びリプレイ2役が設定されており、小役が入賞したときには、入賞した小役に対応する数のメダル(「入賞に対応する利益」に相当)がクレジット数に加算されるか、又は受皿15に払出される。また、リプレイ役が入賞したときには、メダルを投入することなく再度ゲームを実施することが可能である。
本実施形態のスロットマシン1の遊技状態としては、通常状態、RT状態、CT状態(ボーナス状態に相当)が設定されており、予め定められた切換条件の成立に応じて遊技状態を切換えるようになっている。
通常状態及びRT状態では、内部当選役抽選テーブルに基づいてCT役を含む役の内部抽選を行う。内部当選役フラグのうち、CTフラグの成立状態は、CT図柄が入賞するまで何ゲームでも持ち越される。ただし、CTフラグが成立している状態ではCT役が内部抽選の対象から除外されるため、CTフラグが2つ以上重複して成立することはない。一方、小役フラグ及びリプレイ役フラグの成立状態は、入賞の有無に関わらず次のゲームを開始するまでに消去されるようになっている。CT役の入賞後はCT状態へ移行し、BET数が2に制限され、さらに左リール3aの引込範囲が1図柄に制限される。CT状態では全ての乱数が15枚役1及び15枚役2の両方の当選乱数となり、240枚を超えるメダルが払出されたところでCT状態が終了する。
図6は、例えば設定値が4の場合における通常状態での当選パターン及び各当選パターンの当選乱数の数と、RT状態での当選パターン及び各当選パターンの当選乱数の数とを示している。内部抽選では、10進数で0〜65535(計65536)の範囲で発生する乱数の中から1つの乱数を抽出し、抽出した乱数と図示しない当選乱数テーブルとを照合することにより内部当選役が決定される。つまり、各入賞役の当選確率は、当選乱数の数を全乱数の数(65536)で除した値となる。通常状態における当選パターンとしては、同図に示すように、1枚役、1枚役+2枚役(重複役)、1枚役+2枚役+CT役(重複役)、1枚役+3枚役(重複役)、1枚役+3枚役+CT役(重複役)、リプレイ1役、リプレイ2役、リプレイ2役+CT役(重複役)、ハズレが設定されており、リプレイ役の当選確率は12000/65536=1/5.46、CT役の当選確率は5000/65536=1/13.11に設定されている。尚、本実施形態のスロットマシン1において取りこぼす可能性がある役は2枚役のみである。
RT状態においてゲームを開始したときに実行される内部抽選では、リプレイ1役の当選確率は、通常状態では1/8.19であるのに対して1/13.11と低下している。一方、ハズレの確率は、通常状態では1/655.36であるのに対して1/21.14に向上している。リプレイ全体の当選確率は、通常状態では1/5.46であるのに対して1/7.28と低下している。
スロットマシン1は、内部抽選の結果が当選であった場合には、当選した内部当選役に対応した内部当選役フラグ(CTフラグ、小役フラグ及びリプレイ役フラグ)をオンし(成立させ)、その内部当選役フラグに対応してリールの停止位置を決定するための図示しない停止テーブルに基づいて所謂引込制御(すべり制御)を含む停止制御(各リール3a〜3cを内部当選役フラグの種類に応じた入賞図柄又はハズレ図柄で停止させる制御)を実行し、入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせが入賞図柄である場合には、入賞図柄に応じた枚数のメダルを受皿15に払出す。
CT役を含む複数種類の役のフラグが同時に成立している場合、リプレイ図柄>CT図柄、小役図柄>CT図柄の順で図柄を引込む。即ち、CTフラグが成立していても、リプレイフラグ又は小役フラグが成立していれば、リプレイ図柄又は小役図柄が優先して引込まれる。CTフラグの成立状態は継続して持ち越され、さらに、全てのリプレイ及び小役が対応する入賞図柄を構成する図柄は必ず入賞ライン上に引込むことができる間隔で配列されていることから、リプレイフラグ及び小役フラグが成立していない場合(抽選結果がハズレの場合)でなければCT役を入賞させることはできない。一方、CT役の入賞図柄を構成する図柄も必ず引込むことができる間隔で配列されているため、CTフラグの成立状態で抽選結果がハズレの場合には必ずCT役が入賞する。
このような構成により、通常状態、RT状態のハズレ確率はそれぞれ1/655.36、1/21.14となっており、実質的なCT役の入賞確率が異なるように設定されている。
引込制御は、各ストップボタン10〜12の操作を検出した時点から予め規定された引込範囲(本実施形態では最大で4図柄まで)にある図柄を入賞ライン上に引込んで停止させることが可能な制御である。内部当選役フラグに対応する図柄が上記の引込範囲内に存在しないときは、その図柄を入賞ライン上に引き込んで停止させることができないので、入賞が発生せず、いわゆる取りこぼしとなる。
図7は、遊技状態の変化を示す状態遷移図である。通常状態におけるCT役の内部当選確率は高いが、CT役が入賞する条件は、小役及びリプレイ役の何れもが内部当選していないハズレのゲームに限定されることになり、CT役の入賞確率は極めて低い。CT役の入賞後はCT状態へ移行し、BET数が2に制限され、さらに左リールの引込範囲が1図柄に制限される。CT状態は、全ての乱数が15枚役1及び15枚役2の当選乱数となり、240枚のメダルを払出した時点で終了する。
CT状態の終了後はRT状態へ移行し、リプレイ役の内部当選確率が低下する。従って、小役もリプレイ役も当選しないハズレの確率が向上し、結果的にCT役の入賞確率が高まる。RT状態はCT状態の終了後50ゲームを消化するまで継続する。
尚、スロットマシン1は、前扉が開放された状態で特定の従業員が後述する設定値操作部を操作することにより、上記したハズレの確率を複数段階(例えば1〜6の6段階)で設定可能となっており、数値(設定値)が大きい程ハズレ(CT役の入賞確率に相当)の当選確率が高く設定されている。
次に上記構成の作用について説明する。
スロットマシン1の制御部17は、図示しないメイン処理を実行しており、スタートレバー9が操作されたかを判断している。遊技者がゲームを開始するためにメダル投入口8にメダルを投入した状態、又はBETボタン6を操作することによりクレジットメダルを投入した状態でスタートレバー9を操作すると、制御部17は、内部抽選を実行して内部当選フラグをオンすると共に、リール3を回転することにより図柄を変動してからリール停止処理へ移行する。
図8は、リール停止処理を示すフローチャートである。制御部17は、遊技者によりストップボタン10〜12がオンしたかを判断しており(S1)、オンしたときは(S1:YES)、内部当選フラグを参照し(S2)、リプレイフラグがオンしているか(S3)、小役フラグがオンしているか(S5)、CTフラグがオンしているか(S7)を判定する。リプレイフラグがオンしていた場合は(S3:YES)、リプレイの停止テーブルを参照して停止位置を決定し(S4)、小役フラグがオンしていた場合は(S5:YES)、小役の停止テーブルを参照して停止位置を決定し(S6)、CTフラグがオンしていた場合は(S7)、CT役の停止テーブルを参照して停止位置を決定する(S8)。いずれのフラグもオフしていた場合は(S7:NO)、ハズレの停止テーブルを参照して停止位置を決定する(S9)。
制御部17は、以上のようにして停止位置を決定したときは、決定した停止位置までリール3を引き込んで停止してから(S10)、リターンする。その後、停止図柄に応じた枚数のメダルを払出してゲームを終了する。
通常状態では、CT役の当選確率は高いものの、重複当選する小役、或いはリプレイ役の引き込みの方がCT役よりも優先されることから、CT役が内部当選するにしてもCTフラグ成立状態の持ち越し状態が継続する。そして、制御部17は、当選確率が極めて低く設定されたハズレに当選すると、CT図柄を引き込もうとする。この場合、リール配列によりCT役が必ず入賞することから、CT状態に移行する。
CT状態となると、BET数が2枚となるものの、有効ラインは通常状態と同様に5本のままである。また、15枚役1及び15枚役2が必ず内部当選し、制御部17は、当選した15枚役1及び15枚役2のうち何れかの図柄を引き込もうとする。この場合、左リール3aの引込範囲が1図柄に制限されるが、図4に示すリール3の図柄配置から分るように、15枚役1又は15枚役2の図柄を必ず入賞ラインに引き込むことができるので、遊技者は、取りこぼしの心配をすることなくCT状態での遊技を楽しむことができる。そして、メダルの払い出し数が240枚となると、CT状態からRT状態へ移行する。
RT状態においてCTフラグの成立状態でハズレとなったときに、CT役が入賞してCT状態へ移行する。この場合、図6に示すようにRT状態におけるCT役の当選確率は1/13.11、ハズレの確率は1/21.14であるから、50ゲーム以内にCTフラグがオンしてからハズレとなる可能性、つまりCT役が連チャンで発生する可能性は高い。CT役が入賞することなく50ゲーム継続すると、通常状態へ移行する。
このようにCT役が連チャンで発生する可能性が高いことから、遊技者は、CT状態が終了してから50ゲーム以内にCT状態となることを願いながら遊技するようになり、ゲームの興趣を高めることができる。
このような実施形態によれば、スロットマシン1は、CT状態で240枚のメダルの払出に応じてリプレイ役の内部当選確率を低下させてハズレの確率を高めたRT状態へ移行するので、RT状態においてCT役の入賞確率が高くなり、CT役の連チャンを促進することができ、興趣を高めることができる。
また、RT状態を発生してから50ゲームが消化された時点でそのRT状態を終了するようにしたので、遊技者は、RT状態の残りゲーム数を気に掛けながらゲームを行うようになり、ゲームの興趣を一層高めることができる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形又は拡張できる。
CT役は必ず小役又はリプレイ役と重複当選するようにしたが、CT役が単独で当選する場合を含むようにしてもよい。CT役が単独で当選した場合には、そのゲームでCT役を入賞させることが可能となる。
CT図柄を100%引き込めるようにリール3の図柄を配置したが、100%引き込めなくてもよい。100%引き込めない場合には、入賞させるために目押しが必要となる。
CT状態の終了後にRT状態へ移行するようにしたが、RT状態への移行条件はこれに限定されない。例えば、CT状態の終了後、さらに特定図柄が停止されたことを契機としてRT状態へ移行するようにしてもよい。また、RT状態は50ゲーム消化した時点で終了するようにしたが、RT状態の終了条件はこれに限定されない。例えば、特定図柄が停止表示されたことを契機としてRT状態を終了するようにしてもよい。
ボーナス役としてCT役を採用したが、ビッグボーナス役やレギュラーボーナス役を採用してもよい。
RT状態において、CTフラグの未成立状態でハズレとなったときに所定の特典を遊技者に付与する特典付与手段を設けるようにしてもよい。例えば、CTフラグの未成立状態でハズレとなったときに、特定のRT延長図柄を入賞ライン上に停止表示することによってRT状態の継続ゲーム数を延長する等の特典を付与することができる。このような特典付与手段を設けることにより、ハズレ(CT役が入賞するチャンス)となったにも関わらずCT役が入賞しなかった場合の遊技者の落胆を抑制することができるという効果がある。
図面中、1はスロットマシン、2は表示窓(図柄表示領域)、3はリール(図柄変動表示手段)、9はスタートレバー(ゲーム開始操作手段)、10〜12はストップボタン(停止操作手段)、17は制御部(内部抽選手段、フラグ制御手段、表示制御手段、入賞判定手段、利益付与手段、ボーナス発生手段、RT発生手段)である。

Claims (2)

  1. 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
    遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
    前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、小役、リプレイ役、及びボーナス役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行し、その内部当選役のフラグを成立させる内部抽選手段と、
    前記ボーナス役のフラグの成立状態はそのボーナス役が入賞するまで次のゲームへ持ち越す一方、前記小役及びリプレイ役のフラグは入賞の有無に関わらず次のゲームを開始するまでに消去するフラグ制御手段と、
    前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
    前記停止操作手段が操作されたときに、前記小役又はリプレイ役のフラグが成立しているときにはその小役又はリプレイ役に対応する図柄を、小役又はリプレイ役のフラグが成立しておらず前記ボーナス役のフラグが成立しているときはそのボーナス役に対応する図柄を、いずれのフラグも成立していないときはハズレに対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
    前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
    前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
    前記ボーナス役の入賞に応じて前記小役の内部当選確率を高めるボーナス状態を発生し、予め定められたボーナス終了条件が成立したときにそのボーナス状態を終了するボーナス発生手段と、
    前記ボーナス状態の終了に応じて前記リプレイ役の内部当選確率を低下させるRT状態を発生し、予め定められたRT終了条件が成立したときにそのRT状態を終了するRT発生手段と、
    を備えたことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記RT発生手段は、RT状態を発生してから所定数のゲームが消化された時点でそのRT状態を終了することを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
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