JP6013561B1 - 乗客コンベアの踏段及びそれを用いた乗客コンベア - Google Patents
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Abstract
【課題】踏段を取り外すことなく、機械室内部を保守点検作業できる乗客コンベアの踏段を提供する。【解決手段】点検用踏段300のクリート板313と右クリート板314をそれぞれ左右方向に移動させることにより点検窓部325を開口し、この点検窓部325の下方にあるモータ20と駆動装置18を保守点検作業する。【選択図】 図3
Description
本発明の実施形態は、乗客コンベアの踏段及びそれを用いた乗客コンベアに関するものである。
動く歩道やエスカレータなどの乗客コンベアにおいては、トラスの一端にある機械室内部に踏段や手摺りベルトを走行させるためのモータを含む駆動装置が配されている。保守員は、このモータや駆動装置を保守点検作業する場合には、踏段を取り外し、この取り外して表れた空間から保守点検作業を行っている。
しかし、乗客コンベアを上記のように保守点検作業を行う場合に、踏段を取り外す必要があって、その作業が煩雑となり保守員に負担になるという問題点があった。
そこで、本発明の実施形態は、踏段を取り外すことなく、機械室内部を保守点検作業できる乗客コンベアの踏段及びそれを用いた乗客コンベアを提供することを目的とする。
本発明の実施形態は、踏段フレームと、前記踏段フレームの上面に設けられたクリート面と、前記踏段フレームの後面に設けられたライザ面と、前記踏段フレームの前端に設けられた左右一対の前輪と、前記踏段フレームの後端下部に設けられた左右一対の後輪と、を有した乗客コンベアの踏段において、前記クリート面が、左クリート板と右クリート板を有し、前記左クリート板が左側にスライド可能であり、前記右クリート板が右側にスライド可能であり、前記左クリート板を左側にスライドさせ、前記右クリート板を前記右側にスライドさせることにより、前記左クリート板と前記右クリート板との間に点検窓部が形成される、ことを特徴とする乗客コンベアの踏段である。
また、本発明の実施形態は、トラスと、前記トラスの上部に設けられた左右一対のスカートガードと、左右一対の前記スカートガードの間を移動する上記実施形態の踏段と、左右一対の前記スカートガードの上部に設けられた左右一対の欄干と、左右一対の前記欄干の上部を移動する手摺りベルトと、を有することを特徴とする乗客コンベアである。
以下、本発明の一実施形態のエスカレータ10を図1〜図5に基づいて説明する。
(1)エスカレータ10
エスカレータ10の構造について、図1に基づいて説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。エスカレータ10の枠組みであるトラス12が、建屋1の上階と下階に跨がって支持アングル2,3を用いて支持されている。
エスカレータ10の構造について、図1に基づいて説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。エスカレータ10の枠組みであるトラス12が、建屋1の上階と下階に跨がって支持アングル2,3を用いて支持されている。
トラス12の上端部にある上階側の機械室14内部には、踏段30を走行させる左右一対の主駆動スプロケット24,24、左右一対の手摺りベルトスプロケット22,22が設けられている。左右一対の主駆動スプロケット24,24と左右一対の手摺りベルトスプロケット22,22に囲まれた空間には、駆動装置18が設けられている。この駆動装置18には、モータ20などが設けられ、左右一対の主駆動スプロケット24,24の主駆動軸68と左右一対の手摺りベルトスプロケット22,22の手摺り駆動軸70とを同速で回転させる。また、上階側の機械室14内部には、モータ20などを制御する制御装置50が設けられている。
トラス12の下端部にある下階側の機械室16内部には、左右一対の従動スプロケット26が設けられている。上階側の左右一対の主駆動スプロケット24,24と下階側の左右一対の従動スプロケット26,26との間には、左右一対の無端の踏段チェーン28,28が掛け渡されている。左右一対の踏段チェーン28,28には、複数の踏段30と1個の点検用踏段300が等間隔で取り付けられている。踏段30、点検用踏段300の車輪301はトラス12に固定された不図示の案内レールを走行し、車輪302はトラス12に固定された案内レール25を走行する。踏段30、点検用踏段300については、後から詳しく説明する。
トラス12の左右両側には、左右一対の欄干36,36が立設されている。この欄干36の上部に手摺りレール39が設けられ、この手摺りレール39に沿って手摺りベルト38が踏段30と同期して移動する。欄干36の上階側の正面下部には上階側の正面スカートガード40が設けられ、下階側の正面下部には下階側の正面スカートガード42が設けられ、正面スカートガード40,42から手摺りベルト38の出入口であるインレット部46,48がそれぞれ突出している。欄干36の側面下部には、スカートガード44が設けられ、左右一対のスカートガード44,44の間を踏段30が走行する。上下階のスカートガード44には、操作盤52,56、スピーカ54,58がそれぞれ設けられている。
手摺りベルト38は、上階側のインレット部46から正面スカートガード40内に収納し、案内ローラ64を介して手摺りベルトスプロケット22に掛け渡され、その後、案内ローラ66を介してスカートガード44内を移動し、下階側のインレット部46から正面スカートガード42外に表れる。そして、手摺りベルト38は、手摺りベルトスプロケット22が主駆動スプロケット24と共に回転することにより踏段30と同期して移動する。
上階側の機械室14の天井面にある乗降口には、上階側の乗降板32が水平に設けられ、下階側の機械室16の天井面にある乗降口には、下階側の乗降板34が水平に設けられている。乗降板32の先端には櫛歯状のコム60が設けられ、このコム60から踏段30が現れる。また、乗降板34にも櫛歯状のコム62が設けられている。
(2)踏段30の構造
次に、踏段30について、図2と図3に基づいて説明する。本実施形態のエスカレータ10には、n個の踏段30が無端状に連結され、この中で(n−1)個の踏段30は、従来からある踏段であって、残りの1個の踏段30が点検に用いられる踏段である。この点検用の踏段を以下では「点検用踏段300」という。
次に、踏段30について、図2と図3に基づいて説明する。本実施形態のエスカレータ10には、n個の踏段30が無端状に連結され、この中で(n−1)個の踏段30は、従来からある踏段であって、残りの1個の踏段30が点検に用いられる踏段である。この点検用の踏段を以下では「点検用踏段300」という。
まず、従来の踏段30について図2と図3に基づいて説明する。踏段30は、アルミダイキャスト製であって、両側部が三角形状の踏段フレーム303、踏段フレーム303の上面に設けられたクリート面304、後面に設けられたライザ面305を有している。クリート面304には前後方向に延びる凹凸が形成され、ライザ面305には上下方向に延びる凹凸が形成されている。
クリート面304の前端部には、前デマケーションコム306、後端部には後デマケーションコム307が設けられている。クリート面304の両側部には、左デマケーションコム308、右デマケーションコム309が設けられている。
踏段フレーム303の前端部には左右一対の前輪301,301が回転自在に設けられ、踏段フレーム303の後下端部には左右一対の後輪302,302が回転自在に設けられている。
次に、点検用踏段300について図2と図3に基づいて説明する。点検用踏段300も、両側部が三角形状の踏段フレーム310、踏段フレーム310の上面に設けられたクリート面311、後面に設けられたライザ面312を有している。クリート面311には、前後方向に延びる凹凸が形成され、ライザ面312には上下方向に延びる凹凸が形成されている。踏段フレーム310の前端部には左右一対の前輪301,301が回転自在に設けられ、踏段フレーム310の後下端部には左右一対の後輪302,302が回転自在に設けられている。
クリート面311には、左右一対の左クリート板313と右クリート板314が左右方向にスライド可能に設けられている。左クリート板313の両側面と、右クリート板314の両側面には、保守員が手を掛けるための手掛け部326がそれぞれ形成されている。
クリート面311の前端部と後端部には、前デマケーションコム315、後デマケーションコム316が設けられ、踏段フレーム310とそれぞれ一体に形成され、前デマケーションコム315と後デマケーションコム316の間に、左クリート板313と右クリート板314が配されている。前デマケーションコム315の後面には、前スライド溝319が左右方向に設けられている。後デマケーションコム316の前面には、後スライド溝320が左右方向に設けられている。左クリート板313の前面には、前スライド溝319と係合する前突条321が左右方向に設けられ、後面には後スライド溝320と係合する後突条322が左右方向に設けられている。右クリート板314の前面には、前スライド溝319と係合する前突条323が左右方向に設けられ、後面には後スライド溝320と係合する後突条324が設けられている。
左デマケーションコム317、右デマケーションコム318が、踏段フレーム303の両側部にネジによって着脱自在に設けられ、左クリート板313と右クリート板314の左右両側端部に位置している。これによって、左クリート板313、右クリート板314が、前デマケーションコム315、後デマケーションコム316、左デマケーションコム317、右デマケーションコム318に囲まれて固定される。
左デマケーションコム317と右デマケーションコム318を取り外すと、左クリート板313が前スライド溝319と後スライド溝320との間を前突条321と後突条322が係合しつつ左側にスライド可能となる。右クリート板314も前スライド溝319と後スライド溝320との間を前突条323と後突条324が係合しつつ右側にスライド可能となる。
左クリート板313と右クリート板314が左右方向にそれぞれ移動することにより、左クリート板313と右クリート板314との間に点検窓部325が開口する。
(3)機械室14の構造
次に、機械室14について図3と図4に基づいて説明する。機械室14の一端部近傍には、左右一対の主駆動スプロケット2、24が、主駆動軸68によって回転自在に取り付けられ、左右一対の主駆動スプロケット24,24が回転することによって、踏段30、点検用踏段300の前輪301が上下方向に反転し移動する。
次に、機械室14について図3と図4に基づいて説明する。機械室14の一端部近傍には、左右一対の主駆動スプロケット2、24が、主駆動軸68によって回転自在に取り付けられ、左右一対の主駆動スプロケット24,24が回転することによって、踏段30、点検用踏段300の前輪301が上下方向に反転し移動する。
左右一対の手摺りベルトスプロケット22,22が、踏段30の走行路側に手摺り駆動軸70によって回転自在に取り付けられ、左右一対の手摺りベルトスプロケット22,22が回転することにより手摺りベルト38,38が移動する。
左右一対の主駆動スプロケット24,24と左右一対の手摺りベルトスプロケット22,22の間の空間には、モータ20を取り付けた駆動装置18が設けられている。駆動装置18は、主駆動軸68と手摺り駆動軸70とをギアボックス又は駆動ベルトによって同速で回転させるものであり、モータ20以外に減速機、ディスクブレーキなどを有している。
機械室14の上方に位置する左右一対のスカートガード44,44の踏段30側には収納開口部72,72がそれぞれ開口している。収納開口部72の設けられている位置は、モータ20と駆動装置18の上方であって、かつ、点検用踏段300がモータ20や駆動装置18の上方に位置したときにおけるクリート面311の位置に開口している。収納開口部72は、長方形に開口し、左クリート板313と右クリート板314がそれぞれ収納可能な寸法に形成されている。収納開口部72には、観音開き式で、かつ、スカートガード44の内部に移動する扉74,74が設けられている。扉74,74は、エスカレータ10が運転しているときは鍵によって閉じられている。
(4)保守点検作業
次に、本実施形態のエスカレータ10において、保守員がモータ20と駆動装置18を保守点検作業する場合について図2〜図4に基づいて説明する。
次に、本実施形態のエスカレータ10において、保守員がモータ20と駆動装置18を保守点検作業する場合について図2〜図4に基づいて説明する。
第1に、保守員は、操作盤52を操作してエスカレータ10を通常運転モードから点検モードに切り換え、点検用踏段300が、モータ20と駆動装置18の上方の位置になるように停止させる。
第2に、保守員は、左右一対のスカートガード44,44に設けられている収納開口部72,72の扉74,74をそれぞれ開ける。
第3に、保守員は、点検用踏段300の左デマケーションコム317と右デマケーションコム318を、ネジを外して取り外す。
第4に、保守員は、左クリート板313を手掛け部326に手を掛けて左側に移動させ、左側の収納開口部72に収納する。
第5に、保守員は、右クリート板314の手掛け部326に手を掛けて右側に移動させ、右側の収納開口部72に収納する。これにより、左クリート板313と右クリート板314の間に点検窓部325が開口する。
第6に、保守員は、点検窓部325からモータ20と駆動装置18とを覗き込んで保守点検作業する。
第7に、保守員は、保守点検作業が完了すると、左クリート板313と右クリート板314とを再びスライドさせて、点検窓部325を閉じる。
第8に、保守員は、左デマケーションコム317と右デマケーションコム318を、左クリート板313と右クリート板314の両側にそれぞれネジで固定する。
第9に、保守員は、左右一対の収納開口部72の扉74,74をそれぞれ閉める。
第10に、保守員は、操作盤52を操作して、点検モードから通常モードに切り換え、これにより保守点検作業が完了する。
(5)効果
本実施形態によれば、左右一対のスカートガード44,44にある収納開口部72,72に、点検用踏段300の左クリート板313、右クリート板314をスライドさせて収納することにより、点検窓部325が開口する。そして、保守員はこの点検窓部325からモータ20と躍動装置18について保守点検作業を行うことができるので、踏段30や点検用踏段300を取り外す作業がなく、作業が煩雑にならない。
本実施形態によれば、左右一対のスカートガード44,44にある収納開口部72,72に、点検用踏段300の左クリート板313、右クリート板314をスライドさせて収納することにより、点検窓部325が開口する。そして、保守員はこの点検窓部325からモータ20と躍動装置18について保守点検作業を行うことができるので、踏段30や点検用踏段300を取り外す作業がなく、作業が煩雑にならない。
また、モータ20と駆動装置18の真上から保守点検作業ができるため、モータ20と駆動装置18が左右一対の主駆動スプロケットと左右一対の手摺りベルトスプロケット22,22の間の狭い空間に設けられていても保守点検作業を行うことができる。
また、点検用踏段300については、左クリート板313と右クリート板314を前デマケーションコム315と後デマケーションコム316との間をスライドさせる構造であるため、点検用踏段300の強度が通常の踏段30と劣ることがなく、乗客の安全も確保できる。
また、点検用踏段300において、点検用踏段300が上下反転した場合であっても、左クリート板313と右クリート板314とは、前デマケーションコム315の前スライド溝319と後デマケーションコム316の後スライド溝320と係合しているため、左クリート板313と右クリート板314が点検用踏段300から落下しない。
(6)変更例
上記実施形態では、点検用踏段300の前デマケーションコム315と後デマケーションコム316に前スライド溝319と後スライド溝320を設けたが、これに代えて前突条と後突条を設け、左クリート板313と右クリート板314の前面と後面にそれぞれスライド溝を設けてスライド可能にしてもよい。
上記実施形態では、点検用踏段300の前デマケーションコム315と後デマケーションコム316に前スライド溝319と後スライド溝320を設けたが、これに代えて前突条と後突条を設け、左クリート板313と右クリート板314の前面と後面にそれぞれスライド溝を設けてスライド可能にしてもよい。
また、上記実施形態では、点検用踏段300は1個であったが、連続して2個以上連結し、保守点検作業を行う場合に複数の点検用踏段300の点検窓部325を開口すれば、機械室14を上方から幅広く保守点検作業を行うことができる。
また、上記実施形態では、収納開口部72の扉74は観音開き式であったが、扉74を着脱自在に設けて、保守点検作業を行う場合には、扉74を収納開口部72から取り外してもよい。
また、上記実施形態では、モータ20と駆動装置18とは、左右一対の主駆動スプロケット24と左右一対の手摺りベルトスプロケット22の間の空間に設けられたが、これに限らず、主駆動スプロケット24の外側、すなわち、機械室14の一端部に設けてもよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・エスカレータ、14・・・機械室、18・・・駆動装置、20・・・モータ、22・・・手摺りベルトスプロケット、24・・・主駆動スプロケット、30・・・踏段、44・・・スカートガード、72・・・収納開口部、74・・・扉、300・・・点検用踏段、310・・・踏段フレーム、311・・・クリート面、312・・・ライザ面、313・・・左クリート板、314・・・右クリート板、315・・・前デマケーションコム、316・・・後デマケーションコム、317・・・左デマケーションコム、318・・・右デマケーションコム、325・・・点検窓部
Claims (10)
- 踏段フレームと、
前記踏段フレームの上面に設けられたクリート面と、
前記踏段フレームの後面に設けられたライザ面と、
前記踏段フレームの前端に設けられた左右一対の前輪と、
前記踏段フレームの後端下部に設けられた左右一対の後輪と、
を有した乗客コンベアの踏段において、
前記クリート面が、左クリート板と右クリート板を有し、
前記左クリート板が左側にスライド可能であり、
前記右クリート板が右側にスライド可能であり、
前記左クリート板を左側にスライドさせ、前記右クリート板を前記右側にスライドさせることにより、前記左クリート板と前記右クリート板との間に点検窓部が形成される、
ことを特徴とする乗客コンベアの踏段。 - 前記クリート面の前端部に沿って前デマケーションコムが設けられ、
前記クリート面の後端部に沿って後デマケーションコムが設けられ、
前記左クリート板と前記右クリート板とが、前記前デマケーションコムと前記後デマケーションコムとの間をスライド可能である、
請求項1に記載の乗客コンベアの踏段。 - 前記前デマケーションコムの後面に前スライド溝が設けられ、
前記後デマケーションコムの前面に後スライド溝が設けられ、
前記左クリート板の前面と前記右クリート板の前面には、前記前スライド溝に沿ってスライド可能な前スライド突条がそれぞれ設けられ、
前記左クリート板の後面と前記右クリート板の後面には、前記後スライド溝に沿ってスライド可能な後スライド突条がそれぞれ設けられている、
請求項2に記載の乗客コンベアの踏段。 - 前記前デマケーションコムの後面に前スライド突条が設けられ、
前記後デマケーションコムの前面に後スライド突条が設けられ、
前記左クリート板の前面と前記右クリート板の前面には、前記前スライド突条に沿ってスライド可能な前スライド溝がそれぞれ設けられ、
前記左クリート板の後面と前記右クリート板の後面には、前記後スライド突条に沿ってスライド可能な後スライド溝がそれぞれ設けられている、
請求項2に記載の乗客コンベアの踏段。 - 前記クリート面の左端部に沿って左デマケーションコムが着脱自在に設けられ、
前記クリート面の右端部に沿って右デマケーションコムが着脱自在に設けられ、
前記左クリート板と前記右クリート板とが、前記左デマケーションコムと前記右デマケーションコムとの間に配されている、
請求項1に記載の乗客コンベアの踏段。 - トラスと、
前記トラスの上部に設けられた左右一対のスカートガードと、
左右一対の前記スカートガードの間を移動する請求項1乃至4のいずれか一項に記載された踏段と、
左右一対の前記スカートガードの上部に設けられた左右一対の欄干と、
左右一対の前記欄干の上部を移動する手摺りベルトと、
を有することを特徴とする乗客コンベア。 - 左側の前記スカートガードに形成され、左側にスライドした前記左クリート板が収納可能な左側の収納開口部と、
右側の前記スカートガードに形成され、右側にスライドした前記右クリート板が収納可能な右側の収納開口部と、
を有する請求項6に記載の乗客コンベア。 - 左右一対の前記収納開口部が、機械室の上部に設けられている、
請求項7に記載の乗客コンベア。 - 前記踏段の前記点検窓部の下方に前記踏段を駆動させるモータと駆動装置が配されている、
請求項8に記載の乗客コンベア。 - 前記機械室には、前記踏段を駆動させる左右一対の駆動スプロケットと、前記手摺りベルトを駆動させる左右一対の手摺りベルトスプロケットとが配され、
前記モータと前記駆動装置が、左右一対の駆動スプロケットと左右一対の手摺りベルトスプロケットの間の空間に設けられている、
請求項9に記載の乗客コンベア。
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