JP2002046968A - 乗客コンベヤの踏段及び乗客コンベヤの点検方法 - Google Patents

乗客コンベヤの踏段及び乗客コンベヤの点検方法

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JP2002046968A
JP2002046968A JP2000233213A JP2000233213A JP2002046968A JP 2002046968 A JP2002046968 A JP 2002046968A JP 2000233213 A JP2000233213 A JP 2000233213A JP 2000233213 A JP2000233213 A JP 2000233213A JP 2002046968 A JP2002046968 A JP 2002046968A
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JP
Japan
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tread
cleats
passenger conveyor
transparent lid
inspection
Prior art date
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Application number
JP2000233213A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kobayashi
篤 小林
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者に不安を与えることがなく、また、容
易に点検することのできる乗客コンベヤの踏段1を得
る。 【解決手段】 乗客の乗る踏板2の中央部に形成されて
踏段1の上部から内部を目視できる開口23と、踏板2
に形成されたクリート2a立設面よりも内側へ落とし込
んだ状態で取り付けられて開口23を塞ぐ透明平板から
なる透明蓋体24と、踏板2のクリート2aと同一ピッ
チでクリート25aが立設され、かつ、縁部を踏板2の
開口縁に係止させて両クリート2a及び25aが同列と
なるように透明蓋体24上に載置された点検カバー25
と、この点検カバー25を踏板に着脱可能に締結する締
結具31とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗客コンベヤの
内部を上部から目視で点検することができる踏段に係
る。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の乗客コンベヤ、特にエス
カレータの踏段を示し、実開昭61−119574号公
報に開示されたエスカレータの踏段と同様の踏段を示
す。即ち、踏段1には、三角形状のブラケット4が左右
に一対設けられ、踏板2とライザ3が取り付けられてい
る。踏板2はアルミニウムの押出し成形品からなり、上
面には乗降口の乗場側に取り付けられた櫛(図示しな
い。)と噛合するクリートが進行方向に向けて立設され
ている。また、踏板2の中央部には透明な合成樹脂材で
形成された透明踏板2sが取り付けられており、この透
明踏板2sにも踏板2のクリートと同一ピッチでクリー
トが立設されている。従って、上記透明踏板2sを透し
てエスカレータの内部を目視することができる。
【0003】ブラケット4には前輪軸6が貫通し、この
前輪軸6は更に両端に前輪5が取り付けられている。ま
た、ブラケット4の下部には後輪7が取り付けられてい
る。踏段1の両側にはスカートガード9が立設され、更
にその上部には内側板10が立設されて両者9及び10
の当接部を目地11が覆っている。踏段1は無端状の踏
段チェーン(図示しない。)に係止されて循環して、一
方の乗降口から他方の乗降口へ乗客を搬送する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のエスカレータの
踏段は上記のとおり構成されているので、透明踏板2s
を透して常時内部を目視することができる。例えば、乗
降口部に取り付けられた踏段駆動機構や手摺駆動機構、
又は各種の安全スイッチ(いずれも図示しない。)の点
検を行うことができる。一方、エスカレータは、駅舎や
デパート等に設置されて不特定多数者が利用する公器と
なっている。このため、透明踏板2sを透してエスカレ
ータの内部が不特定多数の利用者の目に晒されること
は、利用者に不安を与え、却ってエスカレータの円滑な
利用の妨げとなったり、いたずらを誘発する原因になる
ことも危惧された。
【0005】また、透明踏板2sは常時直接踏み付けら
れるため汚れ易く、また傷付き易い。このため、透光性
が急速に低下して短期間で点検の用に供し得なくなる、
という問題があった。更に、透明踏板2sはクリートが
立設されているために表面が凹凸状態である。このた
め、仮に無傷であったとしても光は透明踏板2sで屈折
してしまい、エスカレータの内部形状を正確に認識し難
く点検には不向きである、という問題もあった。更にま
た、透明踏板2sは経年変形してクリートのピッチが踏
板2のクリートのピッチと合わなくなり、エスカレータ
の運転上支障となることも危惧された。透明踏板2sを
動く歩道に用いた場合も同様の問題があった。
【0006】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、利用者に不安を与えることがな
く、また、容易に傷付くことがなく、更に、乗客コンベ
ヤの内部形状を正確に認識し、かつ、容易に点検するこ
とのできる乗客コンベヤの踏段を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る乗客コン
ベヤの踏段は、乗客の乗る踏板の中央部に形成されて上
記踏段の上部から内部を目視できる開口と、踏板に形成
されたクリート立設面よりも内側へ落とし込んだ状態で
取り付けられて上記開口を塞ぐ透明平板からなる透明蓋
体と、踏板のクリートと同一ピッチでクリートが立設さ
れ、かつ、縁部を踏板の開口縁に係止させて両クリート
が同列となるように透明蓋体上に載置された点検カバー
と、この点検カバーを踏板に着脱可能に締結する締結具
とを備えたものである。
【0008】請求項2に係る乗客コンベヤの点検方法
は、請求項1に係る踏段を備えた乗客コンベヤの点検方
法であって、締結具による締結を解いて点検カバーを踏
板から取り外して透明蓋体を露呈させた後、踏段を一方
の乗降口から他方の乗降口へ移動させながら、透明蓋体
を透して内部を点検するようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1から図3は、
この発明の実施の形態1を示す。図1において、1は乗
客を乗せて一方の乗降口から他方の乗降口へ搬送する踏
段であって、以下の部品で構成されている。即ち、アル
ミニウムの押出し成形品からなり、乗降口の乗場側に取
り付けられた櫛(図示しない。)と噛合するクリート2
aが進行方向に向けて上面に立設された踏板2と、踏段
1の蹴上げ部分を構成するライザ3と、踏板2の左右に
一対設けられた三角形状のブラケット4と、このブラケ
ット4の前部に取り付けられた前輪5と、ブラケット4
を貫通し両端に前輪5が取り付けられた前輪軸6と、ブ
ラケット4の後部に取り付けられた後輪7と、踏板2の
中央部に形成されて踏段1の上部から内部を目視可能と
する開口23と、踏板2のクリート2a立設面よりも内
側へ落とし込んだ状態で、開口23の額縁を形成する下
部取付面21にねじ32によって取り付けられて開口2
3を塞ぐ合成樹脂の平板からなる透明蓋体24と、アル
ミニウムの押出し成形品からなり、踏板2のクリート2
aと同一ピッチでクリート25aが立設され、かつ、縁
部を踏板2の開口23の縁を形成する上部取付面22に
係合させて両クリート2a及び25aが同列となるよう
に透明蓋体24上に載置された点検カバー25と、この
点検カバー25を踏板2に着脱可能に締結する締結具で
あるねじ31とからなる。
【0010】8は前輪軸6を介して踏段1を一方の乗降
口から他方の乗降口へ移動させる無端状の踏段チェー
ン、9は踏段1の両側に立設されたスカートガード、1
0は更にその上部に立設された内側板、11は両者9及
び10の当接部を覆う目地11である。
【0011】次に、点検方法について述べる。 1.通常運転時 透明蓋体24はねじ32によって踏板2の下部取付面2
1に取り付けられて開口23を塞いでいる。更に、点検
カバー25も縁部を踏板2の上部取付面22に係合させ
て両クリート2a及び25aが同列となるように透明蓋
体24上に載置されている。つまり、踏段1の上面は、
踏板2と点検カバー25で覆われていて、図1の上段に
示す踏段1の状態になっている。従って、踏段1上の乗
客はエスカレータの内部を目視することはできない。ま
た、両クリート2a及び25aは同列になっているか
ら、踏板2と点検カバー25は一体視される。この状態
で踏段チェーン8によって踏段1を循環駆動して乗客を
搬送する。
【0012】2.点検時 次に、エスカレータの内部を点検する時は、エレベータ
を停止させた状態で、ねじ31による締結を解いて点検
カバー25を踏板2から取り外して透明蓋体24を露呈
させる。即ち、図1の下段に示す踏段1の状態にする。
従って、透明蓋体24を透して踏板2上からエスカレー
タの内部を目視することができる。この状態で踏段1を
一方の乗降口から他方の乗降口へ移動させながら、透明
蓋体24を透してエスカレータ内部の各所を点検する。
点検終了後は、点検カバー25を再び透明蓋体24上に
載置した後、ねじ31で踏板2に締結する。即ち、図1
の上段に示す踏段1の状態にする。
【0013】上記実施の形態1によれば、通常運転時は
透明蓋体24の上に点検カバー25が載置されているの
で、踏段1上からエスカレータの内部を目視することは
できない。このため、利用者に不安を与えることがな
い。また、利用者は透明蓋体24に直接載ることはない
ので、透明蓋体24は簡単に傷付くことはなく、透明性
を確保することができる。更に、透明蓋体24は点検作
業中も取り付けられたままであるから、係員が誤って工
具等を落としたとしても、エスカレータ内部に落下する
ことはない。また、透明蓋体24は平板であるから、透
明蓋体24を透して目視してもエスカレータ内部の機器
が歪んで見えることはなく点検が容易である。
【0014】上記実施の形態1では、エスカレータにつ
いて述べたが、動く歩道に上記踏段1を用いた場合でも
同様である。また、透明蓋体24は、合成樹脂からなる
平板としたが、これに限られるものではなく、ガラス板
であってもよい。更に、踏板2の開口23は全ての踏段
1に形成してもよく、特定の踏段1に限って踏板2に開
口を形成してもよい。更にまた、透明蓋体24は、点検
時も装着したままとしたが、必要に応じて取り外すこと
により、詳細点検をしたり修理作業を行うことができ
る。
【0015】
【発明の効果】この発明は上記のとおり構成されている
ので、以下の効果を奏する。請求項1に係る乗客コンベ
ヤの踏段は、乗客の乗る踏板の中央部に形成されて踏段
の上部から内部を目視可能とする開口と、踏板に形成さ
れたクリート立設面よりも内側へ落とし込んだ状態で取
り付けられて上記開口を塞ぐ透明平板からなる透明蓋体
と、踏板のクリートと同一ピッチでクリートが立設さ
れ、かつ、縁部を踏板の開口縁に係止させて両クリート
が同列となるように透明蓋体上に載置された点検カバー
と、この点検カバーを踏板に着脱可能に締結する締結具
とを備えたものである。
【0016】このため、通常運転時は透明蓋体の上に点
検カバーが載置されて保護されるので、踏段上からエス
カレータの内部を目視することはできず、利用者に不安
を与えることがない、という効果を奏する。また、透明
蓋体は点検カバーで保護されるので、透明蓋体が利用者
によって直接踏み付けられることはないので、傷付き難
く透明性を確保することができる、という効果も奏す
る。
【0017】更に、点検カバーを取り外せば、透明蓋体
を透して点検できるので、作業が容易であることに加え
て、透明蓋体は原則として点検作業中も取り付けられた
ままであるから、係員が誤って工具等を落としたとして
も、乗客コンベヤ内部まで落下することはなく、乗客コ
ンベヤを保護することができる、という効果も奏する。
更にまた、透明蓋体は平板であるから、透明蓋体を介し
て目視してもエスカレータ内部の機器が歪んで見えるこ
とはなく点検がし易い、という効果も奏する。
【0018】請求項2に係る乗客コンベヤの点検方法
は、請求項1に係る踏段を備えた乗客コンベヤの点検方
法であって、締結具による締結を解いて点検カバーを踏
板から取り外して透明蓋体を露呈させた後、踏段を一方
の乗降口から他方の乗降口へ移動させながら、透明蓋体
を透して内部を点検するようにしたものである。上記乗
客コンベヤの点検方法によって、乗客コンベヤの保護
と、容易な点検が可能となる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるエスカレー
タの踏段の斜視図。
【図2】 この発明の実施の形態1におけるエスカレー
タの踏段の平面図。
【図3】 図2のIII−III線断面を図示矢印方向
から見た断面図。
【図4】 従来のエスカレータの踏段の斜視図。
【符号の説明】
1 踏段、2 踏板、2a クリート、3 ライザ、4
ブラケット、5 前輪、6 前輪軸、7 後輪、8
踏段チェーン、9 スカートガード、10 内側板、1
1 目地、21 下部取付面、22 上部取付面、23
開口、24透明蓋体、25 点検カバー、25a ク
リート、31 ねじ、32 ねじ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状の踏段チェーンに係止されて循環
    し、クリートが立設された踏板に乗客を乗せて一方の乗
    降口から他方の乗降口へ搬送する乗客コンベヤの踏段に
    おいて、上記踏板の中央部に形成されて上部から内部を
    目視可能とする開口と、上記踏板の上記クリート立設面
    よりも内側へ落とし込んだ状態で取り付けられて上記開
    口を塞ぐ平板からなる透明蓋体と、上記踏板の上記クリ
    ートと同一ピッチでクリートが立設され、かつ、縁部を
    上記踏板の上記開口縁に係止させて両クリートが同列と
    なるように上記透明蓋体上に載置された点検カバーと、
    この点検カバーを上記踏板に着脱可能に締結する締結具
    とを備えた乗客コンベヤの踏段。
  2. 【請求項2】 締結具による締結を解いて点検カバーを
    踏板から取り外し、透明蓋体を露呈させる工程と、上記
    透明蓋体が露呈した上記踏段を一方の乗降口から他方の
    乗降口へ移動させる工程と、上記移動に伴って上記透明
    蓋体を透して内部を点検する点検工程とからなる請求項
    1に記載の踏段を備えた乗客コンベヤの点検方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007510602A (ja) * 2003-11-03 2007-04-26 コネ コーポレイション コンベヤ
JP6013561B1 (ja) * 2015-06-15 2016-10-25 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベアの踏段及びそれを用いた乗客コンベア

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